JPH10118254A - パチンコ球発射装置の発射強度調節装置 - Google Patents

パチンコ球発射装置の発射強度調節装置

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JPH10118254A
JPH10118254A JP29972696A JP29972696A JPH10118254A JP H10118254 A JPH10118254 A JP H10118254A JP 29972696 A JP29972696 A JP 29972696A JP 29972696 A JP29972696 A JP 29972696A JP H10118254 A JPH10118254 A JP H10118254A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 打槌を弾発する発射スプリングの強度調節時
に、強度が強くなりすぎた時、調節歯車を単に一定方向
へ回すだけで、強度調節をし直すことができるようにす
る。 【解決手段】 ベース1に設けた枢軸2に扇形歯車部4
と、扇形歯車部の他の角度領域に形成されたプーリ部5
と、発射スプリングを張架するフック部とを一体的に設
けた従動歯車3と、操作ハンドルの操作に応じて回動さ
れる回動カバー体9を回動可能に枢支するとともに回動
カバー体に前記従動歯車に噛合わせる調節歯車8と、こ
の調節歯車を回動カバー体に対し常時は回動を阻止する
とともに発射スプリングの強度調節時には回動可能にす
るロック機構とを設けたものにおいて、前記調節歯車に
は周面の所定角度領域に前記従動歯車に噛合わせる調節
歯11と、それ以外の角度領域に歯のない空転部12と
を設け、該調節歯車を所定角度領域でのみ従動歯車と噛
合わせて強度調節可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は操作ハンドルの操
作に応じて発射スプリングの伸張度を異ならせるパチン
コ球発射装置において、発射スプリングの伸張度すなわ
ち強度を調節する調節歯車と発射スプリングの張力がか
かる従動歯車との噛合わせを改良して発射スプリングの
強度の再調節を容易としたパチンコ球発射装置の発射強
度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ球発射装置の発射強度調
節装置として、例えば、実開平6−15686号公報の
ものがある。これは打槌に打撃を与える発射スプリング
と操作ハンドルとの間に、ベースに設けた枢軸に扇形歯
車部と、扇形歯車部の他の角度領域に形成されたプーリ
部と、発射スプリングを張架するフック部とを一体的に
設けた従動歯車を回動可能に支持し、操作ハンドルの操
作に応じて回動される回動体にその従動歯車に噛合わせ
る調節歯車を設け、この調節歯車を常時は回動を阻止す
るとともに発射強度調節時には回動可能にするロック機
構を設けたものがある。この構造では、調節歯車は全周
に歯を有する歯車で従動歯車の扇形歯車に常時噛合わせ
る構成であり、発射スプリングの強度を調節する際に
は、調節摘みを摘んで左方向に引くことにより調節シャ
フトを左に移動させ回動規制子と固定環の各係合面の係
合を解いて調節歯車の回動が許容される。その回動範囲
は回動カバーにはスリットが設けられ、そのスリット内
に従動歯車のピンが位置していることから、従動歯車の
回動カバーに対する回動角度はピンにより規制されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の発射強度調節装
置では、発射スプリングの強度を調節する際に調節歯車
を回しすぎて強度が強くなり過ぎた時、調節歯車を戻さ
なければならないが、調節歯車を戻すには調節摘みを摘
んで引張り回動規制子と固定環の係合面の係合を外さな
ければ調節摘みを逆方向へ戻すことができず、しかもそ
の調節摘みには回動規制子と固定環の係合面を係合させ
るために、ばねの付勢力がかけてあるので、その係合を
外すために調節摘みを強く引張りながら逆回しを行わな
ければならず、逆回しの強度調節が行ないにくく、また
回動規制子と固定環の係合面との係合の深さは外部から
見ることができないので、作業者は摘みを必要以上の強
い力で引張ってしまい、これを繰り返すことにより従動
歯車と調節歯車の噛合わせ、回動規制子と固定環の係合
面の係合にガタを生ずる原因となり、さらには、調節摘
みにかけたばねは調節毎に摘みを前記のように強く引張
るために合成樹脂製の弾性片では弱く、折損する恐れが
あるため、強度のある金属製のばねを使用する必要があ
った。
【0004】この発明はこのような問題を解決するもの
で、発射スプリングの強度調節を行うとき、常に一方向
に回して調節を行うことができ、調節摘みを回しすぎて
スプリングの強度が強くなりすぎた時、調節摘みを引張
る必要なく、調節歯車を単に一定方向に回すだけで、調
節歯車の噛合わせの領域を越えさせ、一旦従動歯車と調
節歯車の噛合わせを外して従動歯車をスプリングにより
元に戻し、再度噛合わせて強度調節をし直すことができ
るようにしたパチンコ球発射装置の発射強度調節装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のパ
チンコ球発射装置の発射強度調節装置はベースに設けた
枢軸に、扇形歯車部と扇形歯車部の他の角度領域に形成
されたプーリ部と打槌を弾発する発射スプリングを張架
するフック部とを一体的に設けた従動歯車と、操作ハン
ドルの操作に応じて回動される回動カバー体とを回動可
能に枢支し、該回動カバー体に前記従動歯車に噛合わせ
る調節歯車と、該調節歯車を回動カバー体に対し常時は
回動を阻止するとともに発射スプリングの強度調節時に
は回動可能にするロック機構とを設けたものにおいて、
前記調節歯車に周面の所定角度領域に前記従動歯車に噛
合わせる調節歯と、それ以外の角度領域に歯のない空転
部とを設け、該調節歯車を所定角度領域でのみ従動歯車
と噛合わせて強度調節可能とし、その所定角度領域を越
えると従動歯車との噛合わせが外れて従動歯車を元に戻
し再調節しうるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0006】この構成によれば、調節歯車を回動して調
節歯車を従動歯車に噛合わせて所定の角度領域で発射ス
プリングの強度を調節し、その所定角度領域を越えると
その噛合わせが外れて従動歯車がスプリングの弾発力で
瞬時に元に戻り、調節歯車を空転させて再度元に戻した
従動歯車に噛合わせて始めから強度調整をし直すことが
できる。
【0007】請求項2の発明は、前記調節歯車として、
噛合わせる調節歯の角度領域と歯のない空転部の角度領
域を交互に設けたことを特徴とする。
【0008】この構成によれば、噛合わせる調節歯の角
度領域と歯のない空転部の角度領域を交互に設けて、空
転部を狭くしたので、調節歯車が従動歯車から外れて空
転する範囲を小さくでき、調節歯車を少し空転させるだ
けで元に戻した従動歯車に調節歯車を噛合わせて再度強
度の調節ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態は、図4に発
射強度調節装置を備えたパチンコ球発射装置を示す。パ
チンコ球発射装置は、操作ハンドル20、駆動軸21、
カム22を備えて操作ハンドル20に遊戯者の手が触れ
ると駆動軸21がモータによって回転され、カム22が
同方向に回転される。打槌23は軸24を中心に往復回
動可能に備え、打槌23の中央部に発射スプリング7の
一端を掛け、かつスプリング7の他端を後述の従動歯車
3のフック部6に掛けて打槌23を常時復帰方向へ付勢
し、この打槌の中央部に作動片25を設け、該作動片2
5に前記カム22を臨ませ、モータの回転によってカム
22を回動し、カム22で作動片25を回動して打槌2
3を往復動させ打槌23の打撃部23aでパチンコ球を
打撃するようにしてある。40、41は打槌23の中央
部と下部を受止めるストッパゴムである。
【0010】図1乃至図6において、このパチンコ球発
射装置の発射強度調節装置Aの実施形態を示す。ベース
1は遊戯盤にねじ等で取付けるもので、その上部に枢軸
2を立設し、扇形歯車部4と、扇形歯車部の他の角度領
域に形成されたプーリ部5と、発射スプリング7を張架
するフック部6とを一体的に設けた従動歯車3と、前記
操作ハンドル20の操作に応じて回動される回動カバー
体9を該枢軸2に回動自由に枢支してEリングによって
仮止めが施されている。この回動カバー体9には前記従
動歯車3に噛合わせる調節歯車8を備え、この調節歯車
8を常時は回動を阻止するとともに発射スプリング7の
強度調節時には回動可能とするロック機構10を設け、
又前記回動カバー体9の下部一側にアーム部26を突設
し、その先端に連結軸27が設けられ、該連結軸27に
操作ハンドル20に連結した引きワイヤー28が連結さ
れ、操作ハンドル20を回動操作することにより、回動
カバー体9はワイヤー28により回動できるようにして
ある。なお、ベース1には係止突部29が設けられ、回
動カバー体9のアーム部26が当って回動限界位置で受
止めるようにしてある。
【0011】この発射強度調節装置Aにおいて、図1乃
至図3の実施形態では、従動歯車3は円周上のほぼ90
度の角度領域に扇形歯車部4を形成し、かつ残りの角度
領域にプーリ部5を形成し、さらに扇形歯車部4の終端
部にフック部6を一体に形成してあり、このフック部6
に掛止め軸6aを設け、該掛止め軸6aに前記発射スプ
リング7に連結した引きワイヤー7aを掛けてEリング
で止めて連結され、従動歯車3の回動に応じて引きワイ
ヤー7aを引張り、発射スプリング7の伸張度を調節で
きるようにしてある。
【0012】又前記回動カバー体9の下部には軸受孔3
0が形成され、調節軸31が回動可能で軸方向に摺動可
能に備えられ、その軸の内端に調節歯車8が嵌合固定さ
れ、軸の外端に調節歯車を回す調節摘み32が嵌合固定
されている。
【0013】調節歯車8は図6では円周上の約半周の角
度領域に調節歯11を形成し、かつ残りの半周の角度領
域には歯のない空転部12を形成してある。而して調節
歯車8は前記従動歯車3の扇形歯車部4に調節歯11の
角度領域だけ噛合わせて回動でき、空転部12の領域に
入ると従動歯車3との噛合わせが外れ、従動歯車はスプ
リングの復元力で元の位置に戻され、調節摘みを回して
も調節歯車は歯のない範囲で空転するようにしてある。
前記実施形態で調節歯車8は径が小径で、調節歯11と
空転部12とをほぼ半周づつに設けてあるが、これに限
られるものではない。
【0014】図10乃至図12に調節歯車8の別の実施
形態を示す。すなわち、調節歯車8の径を大きくして従
動歯車3に噛合わせる調節歯11aと空転部12aを交
互に設け、一方の調節歯11aを先ず従動歯車3に噛合
わせて強度調節を行い、調節摘みを回しすぎた時にはそ
の噛合わせが外れるまで回し、従動歯車はスプリングの
復元力で元の位置に戻され、調節歯車は調節歯に続く歯
のない空転部12aで空転し、その狭い空転域が終ると
次の調節歯11aが従動歯車3に噛合わされ、再度強度
調節を行うことができる。この調節歯車の場合、空転部
12aを狭くできるので、次の噛合わせを速やくでき、
調節摘みの回転が少なくてすむ。
【0015】調節歯車のロック機構10として、調節摘
み32の内部に鋸歯状の環状係合面34を有する回動阻
止子33が形成され、相対向する回動カバー体9側には
鋸歯状の環状係合面36を有する固定環35が一体に設
けられ、回動カバー体9と調節歯車8間にスプリング3
7を介在して常にスプリングによって調節軸31を付勢
して係合面34と36を係合させ、調節摘み32、調節
軸31の回り止めとし、この実施形態では摘みを逆回し
はしないので、調節摘みは常に一方向、すなわち図にお
いて左回りするようにしてある。
【0016】前記実施形態によれば図7、図11に示す
ように調節摘み32を一方向に回して、調節歯車8を従
動歯車3の扇形歯車部4に噛合わせて発射スプリングの
強度調節を開始する。調節摘み32を回して例えば図
8、図11の位置で止めることにより発射スプリングを
引張って打槌23の伸張度を大きくセットしてスプリン
グの強度を強くし、打槌によるパチンコ球の打撃を強く
する。強度調節時にこの調節摘み32を回しすぎて戻し
たいときは、一旦調節摘み32を図9、図12に示すよ
うに調節歯車8の調節歯11が扇形歯車部4の端から外
れるまで回して噛合わせを外して調節歯車8を空転さ
せ、この噛合わせが外れると同時に従動歯車3はスプリ
ングの弾発力で元の位置に戻され、この調節歯車を空転
領域分回すと再度調節歯11が扇形歯車部4の端に噛合
って回動を始め強度調節を行うことができる。
【0017】前記実施形態では、スプリング37を軸に
巻回して備えてあるが、この発明の構造によれば調節摘
み32を引張る必要はないので、回転カバー体と調節歯
車間に介在させるスプリングは強度の弱い合成樹脂製の
弾性片で充分であり、図13、図14に示す実施形態で
は、回動カバー体9の固定環35の周囲に一端を自由端
とした弾性片37′を一体に屈曲形成して調節歯車8を
押圧するようにしてある。この構造とすれば部品数を少
なくできる。
【0018】なお、従動歯車、回動カバー体の構成は、
上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲で変形して実施することができる。
【0019】
【実施例】以下にこの発明のパチンコ球発射装置の発射
強度調節装置の実施例を説明する。 実施例1 図1乃至図6において、従動歯車3は合成樹脂製で、円
周上のほぼ90度の角度領域に扇形歯車部4を形成し、
残りの角度領域に発射スプリング7をかけるプーリ部5
を形成し更にそのプーリ部5の終りにフック部6を形成
し、フック部6に掛止め軸6aを設けて、打槌23にか
けた発射スプリング7を従動歯車3のプーリ部5を介し
てフック部6の掛止め軸6aに止めて張架してある。調
節歯車の周面に設ける調節歯の角度領域を変えれば従動
歯車3の回動角度を変えて発射スプリングの最大伸張度
を変えることができる。
【0020】又回動カバー体9も図6に示すように中央
に段部を設けた合成樹脂製長方体で、その上部に枢軸2
に軸支する軸受部9aを形成し、かつ下部に調節摘み3
2、調節歯車8の調節軸31を備える軸受孔30を設
け、かつ下部一端にアーム部26を突設し、該回動カバ
ー体9を枢軸2に枢支し、かつ回動カバー体9の下部の
アーム部26の連結軸27と操作ハンドル20を引きワ
イヤー28で連結する。
【0021】回動カバー体9に備える調節歯車8は小径
で周面の半周に調節歯11を設け、残りの半周に歯のな
い空転部12を形成してあり、これを回動カバー体9の
調節軸31の軸端に取付ける。
【0022】この調節歯車8を回動カバー体9にロック
するロック機構10として、調節歯車8と調節軸31で
結合した調節摘み32の内部に鋸歯状の環状係合面34
を有する回動阻止子33が結合され、相対向する回動カ
バー体9側に鋸歯状の環状係合面36を有する固定環が
一体に設けられ、回動カバー体9と調節歯車8間にスプ
リング37を介在して常時付勢して係合面34と36を
係合させ、調節摘み32の回動時調節摘み32の回動阻
止子33の係合面が固定環の係合面を乗り越えて一方向
へ回動可能としてある。
【0023】前記従動歯車3のプーリ部の前面に強度目
盛38を付し、又回動カバー体9の上部に切欠き窓39
を形成し、回動カバー体9に対して調節歯車8で従動歯
車3を回動した時切欠き窓39に強度目盛を表示しうる
ようにしてある。
【0024】図7乃至図9において、発射強度調節装置
の噛合わせ始めから、外れるまでを示す。図7および図
9のように調節歯車8の半周の調節歯11の噛合う範囲
で調節歯車を一方向に少しづつ回して従動歯車3を回動
し、発射スプリング7の伸張度が所望となるまでフック
部6を下方へ回動し、スプリング7の強度を強くして打
槌23の弾発力を強く調節する。そして一方向に回して
スプリングの強度を強くしすぎたとき、戻すには図9に
示すように一旦調節歯車8の調節歯11が従動歯車3の
扇形歯車部4より外れるまで回して噛合わせを外し、噛
合わせの外れた従動歯車3はスプリングの復元力で瞬時
に最初の位置に戻され、調節摘みを一方向に回して調節
歯車8を空転部12で空転させ、その空転部12が終っ
て調節歯11が元に戻した従動歯車3の扇形歯車部4に
噛合わされ、再度強度調節をやり直すことができる。
【0025】実施例2 図10乃至図12に示す実施例では、回動カバー体9に
備える調節歯車8を大きい径として調節歯11a、11
aの間に歯のない空転部12a、12aを設け、これを
回動カバー体9の調節軸31の軸端に設ける。図11に
示すように調節歯車8の調節歯11aを従動歯車3の扇
形歯車部4に噛合わせて強度調節を行い、回しすぎて強
度が強くなりすぎたときは、図12に示すように一旦調
節歯が外れるまで回し、噛合わせを外すが、空転領域が
狭いので、さらに回せば次の調節歯11aがすぐに元に
戻した従動歯車3の歯車部4に噛合わされ、再度強度の
調節をし直すことができる。空転部12a、12aは狭
くしたので、調節摘みを回す空転範囲が少なく、調節摘
みを何回も回す必要がない。
【0026】図13、図14に示す実施例は合成樹脂製
回動カバー体9の固定環35の周囲で上下2個所に細長
い舌状で屈曲した弾性片37′を一体形成し、この弾性
片37′を調節歯車8に付勢状としてある。この発明は
従来のように調節摘み32を引張ることがないので、弾
性片は合成樹脂で充分であり、しかもこのように一体化
することにより部品数を少なくできる。
【0027】
【発明の効果】この発明の請求項1のパチンコ球発射装
置の発射強度調節装置によれば、発射スプリングの強度
を調節する場合に、強度が強すぎたときには調節歯車を
単に一定方向に回すだけで、調節歯車の噛合わせを外し
て従動歯車をスプリングの弾発力で瞬時に元に戻させ、
調節歯車を空転して再び調節歯車を噛合わせて従動歯車
を回動させ、簡単かつ速やかに強度調節をし直すことが
できて便利である。
【0028】請求項2の発明によれば、噛合わせる調節
歯と歯のない空転部を交互に設け、空転部を狭くしたの
で、調節歯車を回すとき、噛合わせが一端外れ、再度従
動歯車に噛合わせるまでの空転が少ないので、調節歯車
を回す範囲が少なく、すぐに噛合わせて強度の再調節が
できるので、一層便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の発射強度調節装置を示す一部破断斜
視図である。
【図2】調節歯車と従動歯車が噛合った状態の縦断面図
である。
【図3】調節歯車と従動歯車の噛合わせが外れた状態の
縦断面図である。
【図4】この発明の発射強度調節装置を備えたパチンコ
球発射装置を示す背面図である。
【図5】従動歯車の正面図である。
【図6】調節歯車を備えた回動カバー体の背面図であ
る。
【図7】調節歯車と従動歯車との噛合わせ始めの正面図
である。
【図8】調節歯車を回して伸張度を大きくした状態とし
た正面図である。
【図9】調節歯車と従動歯車の噛合わせが外れた状態の
正面図である。
【図10】回転カバー体の調節歯車の別の実施例を示す
背面図である。
【図11】調節歯車と従動歯車とを噛合わせた状態の正
面図である。
【図12】調節歯車と従動歯車を噛合わせが外れた状態
の正面図である。
【図13】弾性片を設けた回動カバー体の要部斜視図で
ある。
【図14】同断面図である。
【符号の説明】
1…ベース、2…枢軸、3…従動歯車、4…扇形歯車
部、5…プーリ部、6…フック部、7…発射スプリン
グ、8…調節歯車、9…回動カバー体、10…ロック機
構、11…調節歯、11a…調節歯、12…歯のない空
転部、12a…歯のない空転部、A…発射強度調節装
置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースに設けた枢軸に、扇形歯車部と扇形
    歯車部の他の角度領域に形成されたプーリ部と打槌を弾
    発する発射スプリングを張架するフック部とを一体的に
    設けた従動歯車と、操作ハンドルの操作に応じて回動さ
    れる回動カバー体とを回動可能に枢支し、該回動カバー
    体に前記従動歯車に噛合わせる調節歯車と、該調節歯車
    を回動カバー体に対し常時は回動を阻止するとともに発
    射スプリングの強度調節時には回動可能にするロック機
    構とを設けたものにおいて、 前記調節歯車に周面の所定角度領域に前記従動歯車に噛
    合わせる調節歯と、それ以外の角度領域に歯のない空転
    部とを設け、 該調節歯車を所定角度領域でのみ従動歯車と噛合わせて
    強度調節可能とし、その所定角度領域を越えると従動歯
    車との噛合わせが外れて従動歯車を元に戻し再調節しう
    るようにしたことを特徴とするパチンコ球発射装置の発
    射強度調節装置。
  2. 【請求項2】前記調節歯車として、噛合わせる調節歯の
    角度領域と歯のない空転部の角度領域を交互に設けた請
    求項1記載のパチンコ球発射装置の発射強度調節装置。
JP29972696A 1996-10-24 1996-10-24 パチンコ球発射装置の発射強度調節装置 Expired - Lifetime JP3550262B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007175389A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Aisin Kiko Co Ltd 吸殻回収装置
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