JP2000023648A - 霊芝の加工方法および焙煎霊芝 - Google Patents
霊芝の加工方法および焙煎霊芝Info
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- JP2000023648A JP2000023648A JP10213451A JP21345198A JP2000023648A JP 2000023648 A JP2000023648 A JP 2000023648A JP 10213451 A JP10213451 A JP 10213451A JP 21345198 A JP21345198 A JP 21345198A JP 2000023648 A JP2000023648 A JP 2000023648A
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- reishi
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- ganoderma
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使い勝手が良くて、飲み易く、しかも雑菌の
繁殖の恐れもない霊芝を得ることのできる、霊芝の加工
方法を提供する。 【解決手段】自然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を長
さ、あるいは大きさが15mm以下になるように破砕
し、150〜200°Cの温度で60〜20分間焙煎す
る。そうして焙煎された霊芝を7mm以下になるように
再破砕して水透過性のパックに詰める。これにより、使
い勝手が良くて、飲み易く、しかも雑菌の繁殖の恐れも
ない焙煎霊芝を得る。
繁殖の恐れもない霊芝を得ることのできる、霊芝の加工
方法を提供する。 【解決手段】自然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を長
さ、あるいは大きさが15mm以下になるように破砕
し、150〜200°Cの温度で60〜20分間焙煎す
る。そうして焙煎された霊芝を7mm以下になるように
再破砕して水透過性のパックに詰める。これにより、使
い勝手が良くて、飲み易く、しかも雑菌の繁殖の恐れも
ない焙煎霊芝を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然乾燥あるいは
温風乾燥された霊芝をさらに加工する霊芝の加工方法お
よびこの加工方法により得られる霊芝に関するものであ
る。
温風乾燥された霊芝をさらに加工する霊芝の加工方法お
よびこの加工方法により得られる霊芝に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】学名がマンネンタケと称せられる霊芝
は、財団法人日本食品分析センターの分析結果を待つま
でもなく、β−グルカンをはじめ、アルギニン、リジン
等の必須アミノ酸、カルシュウム、リン、マグネシュウ
ム等のミネラル等を多量に含んでいることが知られてい
る。これらの成分は免疫を活性化するとも言われ、健康
食品あるいは飲料、すなわち家庭用漢方薬として古来よ
り珍重されている。このような霊芝は、原木の代わりに
大鋸屑を栽培床として、温度を28°C前後に、そして
湿度を70〜80%の環境に保つと、菌の接種より約半
年で収穫が可能で最近になってこの菌床栽培によって比
較的多量に供給されるようになっている。
は、財団法人日本食品分析センターの分析結果を待つま
でもなく、β−グルカンをはじめ、アルギニン、リジン
等の必須アミノ酸、カルシュウム、リン、マグネシュウ
ム等のミネラル等を多量に含んでいることが知られてい
る。これらの成分は免疫を活性化するとも言われ、健康
食品あるいは飲料、すなわち家庭用漢方薬として古来よ
り珍重されている。このような霊芝は、原木の代わりに
大鋸屑を栽培床として、温度を28°C前後に、そして
湿度を70〜80%の環境に保つと、菌の接種より約半
年で収穫が可能で最近になってこの菌床栽培によって比
較的多量に供給されるようになっている。
【0003】このような栽培法により栽培された霊芝
は、天然の霊芝と同様に腎臓型をしているが、収穫後は
その姿のまま天日干しされた後、温風により含水率が2
0%前後になるまで乾燥され、そして保管されている。
そこで、使用者あるいは飲用者は、乾燥霊芝を購入し煎
じて飲用することになるが、煎じる前に、前述したよう
な有効成分が溶け易いように、例えば1cm3程度の大
きさに鋏等でカットし、そして40〜60分程度煎じら
れている。また、漢方薬としては、粉末の霊芝も販売さ
れ、また最近になって、この粉末をカプセルに入れたも
のも販売されている。
は、天然の霊芝と同様に腎臓型をしているが、収穫後は
その姿のまま天日干しされた後、温風により含水率が2
0%前後になるまで乾燥され、そして保管されている。
そこで、使用者あるいは飲用者は、乾燥霊芝を購入し煎
じて飲用することになるが、煎じる前に、前述したよう
な有効成分が溶け易いように、例えば1cm3程度の大
きさに鋏等でカットし、そして40〜60分程度煎じら
れている。また、漢方薬としては、粉末の霊芝も販売さ
れ、また最近になって、この粉末をカプセルに入れたも
のも販売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題 】上記のように、霊芝
は、乾燥されて販売されているので、それを購入し、そ
して煎じれば飲用することはきる。また、カプセルに入
れて販売もされているので、カプセルごと服用すること
もでき、霊芝に含まれる有効成分をある程度摂取するこ
とはできる。しかしながら、飲用する側からみると、改
良すべき点も認められる。例えば煎じるときは、有効成
分の抽出効果を挙げるために、1cm3程度の大きさに
鋏等でカットしなければならないが、水分の含水率が2
0%前後に乾燥された霊芝は硬く、カット作業は容易で
はなく、特に高齢者にとっては必ずしも容易な作業では
ない。また、煎じる時間は時間単位であり、煎じ操作は
長時間となって高齢者には負担になる。さらには、煎じ
る前に1cm3程度の大きさにカットされることが推奨
されていても、前述したように乾燥霊芝は硬いので、大
きな状態そのままで煎じることにもなる。そうすると、
有効成分の抽出率が悪く、有効成分が完全に抽出される
前に廃棄することにもなる。また、霊芝は煎じれば飲み
易い漢方といえるが、生木あるいは大鋸屑で栽培されて
いるので、生木の臭いが残ることは否めない。さらに
は、乾燥されているとはいえ、20%程度の水分を含ん
でいるので、雑菌の繁殖も懸念される。
は、乾燥されて販売されているので、それを購入し、そ
して煎じれば飲用することはきる。また、カプセルに入
れて販売もされているので、カプセルごと服用すること
もでき、霊芝に含まれる有効成分をある程度摂取するこ
とはできる。しかしながら、飲用する側からみると、改
良すべき点も認められる。例えば煎じるときは、有効成
分の抽出効果を挙げるために、1cm3程度の大きさに
鋏等でカットしなければならないが、水分の含水率が2
0%前後に乾燥された霊芝は硬く、カット作業は容易で
はなく、特に高齢者にとっては必ずしも容易な作業では
ない。また、煎じる時間は時間単位であり、煎じ操作は
長時間となって高齢者には負担になる。さらには、煎じ
る前に1cm3程度の大きさにカットされることが推奨
されていても、前述したように乾燥霊芝は硬いので、大
きな状態そのままで煎じることにもなる。そうすると、
有効成分の抽出率が悪く、有効成分が完全に抽出される
前に廃棄することにもなる。また、霊芝は煎じれば飲み
易い漢方といえるが、生木あるいは大鋸屑で栽培されて
いるので、生木の臭いが残ることは否めない。さらに
は、乾燥されているとはいえ、20%程度の水分を含ん
でいるので、雑菌の繁殖も懸念される。
【0005】これに対し、カプセル入りの霊芝は、カプ
セルごと服用できるので、乾燥霊芝のカットの問題、煎
じ時間の問題、臭いの問題等はある程度解決されてい
る。しかしながら、必要な有効成分の摂取量が満たない
ことがある。すなわち、財団法人日本食品分析センター
の分析結果によると、β−グルカンは100g当たり4
3.2g含んでいるが、例えば1回の摂取量で0.43g
のβ−グルカンを摂取しようとすると、1gの霊芝を服
用しなければならないが、1gの霊芝は略大匙1杯で、
この大匙1杯の固体状のカプセルを飲むことは容易では
ない。特に健常者にとっては格別に問題はないにして
も、霊芝を必要とする病弱者にとっては服用できない量
である。
セルごと服用できるので、乾燥霊芝のカットの問題、煎
じ時間の問題、臭いの問題等はある程度解決されてい
る。しかしながら、必要な有効成分の摂取量が満たない
ことがある。すなわち、財団法人日本食品分析センター
の分析結果によると、β−グルカンは100g当たり4
3.2g含んでいるが、例えば1回の摂取量で0.43g
のβ−グルカンを摂取しようとすると、1gの霊芝を服
用しなければならないが、1gの霊芝は略大匙1杯で、
この大匙1杯の固体状のカプセルを飲むことは容易では
ない。特に健常者にとっては格別に問題はないにして
も、霊芝を必要とする病弱者にとっては服用できない量
である。
【0006】本発明は、上記したような従来の実状に鑑
みてなされたものであって、使い勝手が良くて、飲み易
く、しかも雑菌の繁殖の恐れもない霊芝を得ることので
きる、霊芝の加工方法を提供することを目的としてい
る。また、他の発明は使い勝手が良くて、飲み易く、し
かも雑菌の繁殖の恐れもない霊芝を提供することを目的
としている。
みてなされたものであって、使い勝手が良くて、飲み易
く、しかも雑菌の繁殖の恐れもない霊芝を得ることので
きる、霊芝の加工方法を提供することを目的としてい
る。また、他の発明は使い勝手が良くて、飲み易く、し
かも雑菌の繁殖の恐れもない霊芝を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、自
然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を焙煎することによ
り達成される。すなわち、本発明は上記目的を達成する
ために、自然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を15m
m以下に破砕する破砕工程と、該破砕工程で得られた破
砕霊芝を150〜200°Cの温度で60〜20分間焙
煎する焙煎工程とから焙煎霊芝を得るように構成され
る。請求項2に記載の発明は、自然乾燥あるいは温風乾
燥された霊芝を15mm以下に破砕する破砕工程と、該
破砕工程で得られた破砕霊芝を150〜200°Cの温
度で60〜20分間焙煎する焙煎工程と、該焙煎工程で
得られた焙煎霊芝を、7mm以下になるように再度破砕
する微破砕工程とから焙煎霊芝を得るように構成され
る。請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載
の霊芝の加工方法により得られた焙煎霊芝を、水透過性
のパックに詰めるパック工程がさらに付加されるように
構成される。そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3のいずれかの項に記載の霊芝の加工方法で得られ
た焙煎霊芝であるように構成される。
然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を焙煎することによ
り達成される。すなわち、本発明は上記目的を達成する
ために、自然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を15m
m以下に破砕する破砕工程と、該破砕工程で得られた破
砕霊芝を150〜200°Cの温度で60〜20分間焙
煎する焙煎工程とから焙煎霊芝を得るように構成され
る。請求項2に記載の発明は、自然乾燥あるいは温風乾
燥された霊芝を15mm以下に破砕する破砕工程と、該
破砕工程で得られた破砕霊芝を150〜200°Cの温
度で60〜20分間焙煎する焙煎工程と、該焙煎工程で
得られた焙煎霊芝を、7mm以下になるように再度破砕
する微破砕工程とから焙煎霊芝を得るように構成され
る。請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載
の霊芝の加工方法により得られた焙煎霊芝を、水透過性
のパックに詰めるパック工程がさらに付加されるように
構成される。そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3のいずれかの項に記載の霊芝の加工方法で得られ
た焙煎霊芝であるように構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。天然あるいは室内で菌床栽培によって栽培された
霊芝を収穫し、日干しをする。その後変質しない内にさ
らに乾燥処理をする。この乾燥は自然乾燥でもよいが温
風に除湿処理を併用して乾燥するのが望ましい。乾燥効
率が向上するからである。この乾燥処理は、次の工程で
あるスライス加工あるいは切断加工等を考慮して、含水
率が20%前後になるように乾燥する。このような乾燥
は、生産現場で実施することもできる。含水率が20%
前後になるように乾燥しておくと、次の工程が実施され
る加工工場へ輸送しても変質の問題も少なくなくなる。
する。天然あるいは室内で菌床栽培によって栽培された
霊芝を収穫し、日干しをする。その後変質しない内にさ
らに乾燥処理をする。この乾燥は自然乾燥でもよいが温
風に除湿処理を併用して乾燥するのが望ましい。乾燥効
率が向上するからである。この乾燥処理は、次の工程で
あるスライス加工あるいは切断加工等を考慮して、含水
率が20%前後になるように乾燥する。このような乾燥
は、生産現場で実施することもできる。含水率が20%
前後になるように乾燥しておくと、次の工程が実施され
る加工工場へ輸送しても変質の問題も少なくなくなる。
【0009】上記のようにして乾燥された乾燥霊芝を、
加工工場においてスライスする。このスライスには、市
販されているカッタ等を使用してスライスすることがで
きる。このとき、小さくスライスすると、次の破砕工程
は容易になるが、特殊なカッタを使用しなければなら
ず、スライス工程に費用がかかるようになる。また、大
き過ぎると、次の破砕工程に時間がかかることになる。
このような点を考慮して厚さが2〜8mm程度にスライ
スする。
加工工場においてスライスする。このスライスには、市
販されているカッタ等を使用してスライスすることがで
きる。このとき、小さくスライスすると、次の破砕工程
は容易になるが、特殊なカッタを使用しなければなら
ず、スライス工程に費用がかかるようになる。また、大
き過ぎると、次の破砕工程に時間がかかることになる。
このような点を考慮して厚さが2〜8mm程度にスライ
スする。
【0010】このようにして得られた、厚さが2〜8m
mのスライス霊芝をミキサで破砕する。霊芝は繊維質が
多ので、ミキサに掛けると、繊維質に分解されるような
処理を受ける。したがって、「破砕」という用語は、岩
石のような硬質な物質を破砕するときに使用される「破
砕」というよりも「繊維質に分解する」という意味に近
いことになる。霊芝の繊維方向の長さ、あるいは大きさ
が15mm以下になるように破砕する。
mのスライス霊芝をミキサで破砕する。霊芝は繊維質が
多ので、ミキサに掛けると、繊維質に分解されるような
処理を受ける。したがって、「破砕」という用語は、岩
石のような硬質な物質を破砕するときに使用される「破
砕」というよりも「繊維質に分解する」という意味に近
いことになる。霊芝の繊維方向の長さ、あるいは大きさ
が15mm以下になるように破砕する。
【0011】次の焙煎工程の実施には、焙煎釜を使用す
る。このときの焙煎温度は150〜200°Cで実施す
る。温度が低すぎると、焙煎時間が長くなり、高すぎる
と、時間は短くなるが霊芝が焼ける恐れもあり、焼けな
いように攪拌する処理が難しくなる。そこで、本実施の
形態では、15mm以下に破砕されているので、150
〜200°Cの温度で焙煎する。このような焙煎温度に
より、60〜20分間焙煎する。これにより、含水率が
3〜8%程度で、茶褐色の焙煎霊芝が得られる。
る。このときの焙煎温度は150〜200°Cで実施す
る。温度が低すぎると、焙煎時間が長くなり、高すぎる
と、時間は短くなるが霊芝が焼ける恐れもあり、焼けな
いように攪拌する処理が難しくなる。そこで、本実施の
形態では、15mm以下に破砕されているので、150
〜200°Cの温度で焙煎する。このような焙煎温度に
より、60〜20分間焙煎する。これにより、含水率が
3〜8%程度で、茶褐色の焙煎霊芝が得られる。
【0012】次に、同様なミキサにより焙煎された霊芝
を再度破砕する。含水率が3〜8%程度に焙煎されてい
る霊芝は、破砕しやすく、市販の食品工業用のミキサに
より容易に破砕することができる。この焙煎霊芝も、繊
維質に分解されるような処理を受ける。長さ、あるいは
大きさが7mm以下になるまで破砕する。最後に、テイ
ーパックのような水透過性のパックに、所定量宛例えば
1g宛詰める。これにより、焙煎されたパック霊芝が得
られる。パック霊芝を熱湯に所定時間漬けて、有効成分
を熱湯中に抽出して、飲用する。
を再度破砕する。含水率が3〜8%程度に焙煎されてい
る霊芝は、破砕しやすく、市販の食品工業用のミキサに
より容易に破砕することができる。この焙煎霊芝も、繊
維質に分解されるような処理を受ける。長さ、あるいは
大きさが7mm以下になるまで破砕する。最後に、テイ
ーパックのような水透過性のパックに、所定量宛例えば
1g宛詰める。これにより、焙煎されたパック霊芝が得
られる。パック霊芝を熱湯に所定時間漬けて、有効成分
を熱湯中に抽出して、飲用する。
【0013】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ことがないことは明らかである。すなわち、上記の実施
の形態では厚さが2〜8mm程度にスライスされている
霊芝を破砕する旨説明したが、スライスすることなく、
例えば腎臓型をしている姿霊芝を所定大きさにカットし
てミキサにかけ破砕できることは明らかである。さらに
は、ミキサの能力によっては、姿霊芝のまま破砕できる
ことも明らかである。
ことがないことは明らかである。すなわち、上記の実施
の形態では厚さが2〜8mm程度にスライスされている
霊芝を破砕する旨説明したが、スライスすることなく、
例えば腎臓型をしている姿霊芝を所定大きさにカットし
てミキサにかけ破砕できることは明らかである。さらに
は、ミキサの能力によっては、姿霊芝のまま破砕できる
ことも明らかである。
【0014】また、上記の実施の形態では、焙煎後再度
破砕するようになっているが、15mm以下に破砕され
ているので、そのまま焙煎霊芝として製品にすることも
できる。このときは、購入者は濾紙等で濾過することに
より飲用することになる。さらには、焙煎後再度破砕す
ることなく、直ちにパック詰めにできることも明らかで
ある。このように実施すると、焙煎後に再度破砕する工
程がないので、有効成分の溶出時間は多少長くなるが、
破砕コストを低減することができる。同様に、焙煎後再
度破砕したら、パックに詰めることなく、焙煎霊芝とし
て製品にすることもできる。このときも同様に、購入者
は濾紙等で濾過することにより飲用することになる。
破砕するようになっているが、15mm以下に破砕され
ているので、そのまま焙煎霊芝として製品にすることも
できる。このときは、購入者は濾紙等で濾過することに
より飲用することになる。さらには、焙煎後再度破砕す
ることなく、直ちにパック詰めにできることも明らかで
ある。このように実施すると、焙煎後に再度破砕する工
程がないので、有効成分の溶出時間は多少長くなるが、
破砕コストを低減することができる。同様に、焙煎後再
度破砕したら、パックに詰めることなく、焙煎霊芝とし
て製品にすることもできる。このときも同様に、購入者
は濾紙等で濾過することにより飲用することになる。
【0015】また、上記の実施の形態では焙煎は、焙煎
釜で実施するようになっているが、熱風によっても実施
できる。熱風によるときは、15mm以下に破砕されて
いる霊芝を、熱風により攪拌しながら焙煎することもで
きるし、またエアスライダのように多孔体の上に乗せ、
多孔体の下側から熱風を吹き込んでも焙煎することもで
きる。このように熱風によって焙煎したときも、そのま
ま製品とすることも、あるいはパック詰めにして製品と
することも、さらには再度破砕して製品とすることがで
きることも明らかである
釜で実施するようになっているが、熱風によっても実施
できる。熱風によるときは、15mm以下に破砕されて
いる霊芝を、熱風により攪拌しながら焙煎することもで
きるし、またエアスライダのように多孔体の上に乗せ、
多孔体の下側から熱風を吹き込んでも焙煎することもで
きる。このように熱風によって焙煎したときも、そのま
ま製品とすることも、あるいはパック詰めにして製品と
することも、さらには再度破砕して製品とすることがで
きることも明らかである
【0016】
【実施例】実施例1:含水率18%の霊芝約20gを鋏
で約5mmの厚さにスライスした。これを、株式会社テ
スコム製の、消費電力160W、回転数10,000r
・p・mのジュースミキサで3分間破砕した。短繊維状に
破砕された。平均長さ、あるいは大きさは、約10mm
であった。これを釜の温度を約180°Cに保って40
分間攪拌しながら焙煎した。焙煎後の含水率は5%であ
った。色は茶褐色のコーヒ色になった。これを市販のテ
イーパックに1グラム宛て詰めた。そして、温度85°
Cの熱湯150cc中に10分間浸した。透明な熱湯
は、濃い焦げ茶色になった。試飲したら香ばしい香りが
した。
で約5mmの厚さにスライスした。これを、株式会社テ
スコム製の、消費電力160W、回転数10,000r
・p・mのジュースミキサで3分間破砕した。短繊維状に
破砕された。平均長さ、あるいは大きさは、約10mm
であった。これを釜の温度を約180°Cに保って40
分間攪拌しながら焙煎した。焙煎後の含水率は5%であ
った。色は茶褐色のコーヒ色になった。これを市販のテ
イーパックに1グラム宛て詰めた。そして、温度85°
Cの熱湯150cc中に10分間浸した。透明な熱湯
は、濃い焦げ茶色になった。試飲したら香ばしい香りが
した。
【0017】実施例2:同じように準備した霊芝を、株
式会社エフ・エム・アイから提供されている業務用の、
消費電力700W、回転数1,500r・p・mのミキサ
で4分間破砕した。短繊維状に破砕された。平均長さ、
あるいは大きさは約13mmであった。釜の温度150
°Cで50分間焙煎した。含水率は6%であった。これ
を同ミキサで3分間破砕した。その結果、大きさは5m
m程度になった。色は同様に茶褐色のコーヒ色になっ
た。これを市販のテイーパックに1グラム宛詰めた。そ
して、同様に温度が85°Cの熱湯150cc中に10
分間浸した。透明な熱湯は、同様に濃い焦げ茶色にな
り、香ばしい香りがした。実施例1、2の目視および試
飲による実質的な差は認められなかった。
式会社エフ・エム・アイから提供されている業務用の、
消費電力700W、回転数1,500r・p・mのミキサ
で4分間破砕した。短繊維状に破砕された。平均長さ、
あるいは大きさは約13mmであった。釜の温度150
°Cで50分間焙煎した。含水率は6%であった。これ
を同ミキサで3分間破砕した。その結果、大きさは5m
m程度になった。色は同様に茶褐色のコーヒ色になっ
た。これを市販のテイーパックに1グラム宛詰めた。そ
して、同様に温度が85°Cの熱湯150cc中に10
分間浸した。透明な熱湯は、同様に濃い焦げ茶色にな
り、香ばしい香りがした。実施例1、2の目視および試
飲による実質的な差は認められなかった。
【018】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、自然乾
燥あるいは温風乾燥された霊芝を15mm以下に破砕す
る破砕工程と、該破砕工程で得られた破砕霊芝を150
〜200°Cの温度で60〜20分間焙煎する焙煎工程
とから焙煎霊芝を得るので、比較的安価に焙煎霊芝を得
ることができる。そして、本発明によると、霊芝は15
mm以下に破砕されて焙煎されているので、有効成分は
溶け易く使い勝手がよく、しかも香ばしい香りがして飲
み易いという、本発明に特有の効果が得られる。また、
焙煎されるときに雑菌は殺菌され、そして含水率が小さ
くなっているので、雑菌の繁殖の問題も小さい。また、
他の発明によると、焙煎後さらに破砕されるので、有効
成分はさらに溶け易くなるという、効果が得られる。さ
らに他の発明によると、焙煎霊芝が水透過性のパックに
詰められているので、使用勝手がさらに良いという効果
が付加される。
燥あるいは温風乾燥された霊芝を15mm以下に破砕す
る破砕工程と、該破砕工程で得られた破砕霊芝を150
〜200°Cの温度で60〜20分間焙煎する焙煎工程
とから焙煎霊芝を得るので、比較的安価に焙煎霊芝を得
ることができる。そして、本発明によると、霊芝は15
mm以下に破砕されて焙煎されているので、有効成分は
溶け易く使い勝手がよく、しかも香ばしい香りがして飲
み易いという、本発明に特有の効果が得られる。また、
焙煎されるときに雑菌は殺菌され、そして含水率が小さ
くなっているので、雑菌の繁殖の問題も小さい。また、
他の発明によると、焙煎後さらに破砕されるので、有効
成分はさらに溶け易くなるという、効果が得られる。さ
らに他の発明によると、焙煎霊芝が水透過性のパックに
詰められているので、使用勝手がさらに良いという効果
が付加される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B016 LE02 LG14 LP01 LP10 4B017 LC08 LE01 LE09 LG19 LP04 LP15 LP18 4B018 LB08 LE02 LE03 MS11 4B061 AA03 BA06 CB01 CB30 4C088 AA06 AC17 BA04 BA07 BA11 BA12 BA31 CA01 CA02 CA11 NA05 ZB09 ZC21
Claims (4)
- 【請求項1】 自然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を
15mm以下に破砕する破砕工程と、該破砕工程で得ら
れた破砕霊芝を150〜200°Cの温度で60〜20
分間焙煎する焙煎工程とから焙煎霊芝を得る、ことを特
徴とする霊芝の加工方法。 - 【請求項2】 自然乾燥あるいは温風乾燥された霊芝を
15mm以下に破砕する破砕工程と、該破砕工程で得ら
れた破砕霊芝を150〜200°Cの温度で60〜20
分間焙煎する焙煎工程と、該焙煎工程で得られた焙煎霊
芝を、7mm以下になるように再度破砕する微破砕工程
とから焙煎霊芝を得る、ことを特徴とする霊芝の加工方
法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の霊芝の加工方
法により得られた焙煎霊芝を、水透過性のパックに詰め
るパック工程がさらに付加された霊芝の加工方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の霊
芝の加工方法で得られた焙煎霊芝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10213451A JP2000023648A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 霊芝の加工方法および焙煎霊芝 |
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