JP2000022803A - Dtmf信号出力機能内蔵型マイクロコンピュータ - Google Patents

Dtmf信号出力機能内蔵型マイクロコンピュータ

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JP2000022803A
JP2000022803A JP18238898A JP18238898A JP2000022803A JP 2000022803 A JP2000022803 A JP 2000022803A JP 18238898 A JP18238898 A JP 18238898A JP 18238898 A JP18238898 A JP 18238898A JP 2000022803 A JP2000022803 A JP 2000022803A
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Japan
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microcomputer
dtmf signal
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dtmf
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JP18238898A
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Takashi Ichikawa
敬 市川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DTMF信号出力機能ブロックの消費電流を
大幅に削減したマイクロコンピュータを提供する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ2がリセット解除
された状態で第1又は第2スタンバイ状態の何れにも設
定されていない場合は、電話機の通話用の操作釦1の操
作開始から通話終了までの期間のみPNP型トランジス
タ102、103がオンし、DTMF信号を出力する為
の基となる基準電圧設定回路28の消費電流を大幅に削
減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DTMF信号出力
機能内蔵型マイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のDTMF信号出力機能内蔵
型マイクロコンピュータを示す回路ブロック図である。
【0003】図3において、(1)は電話機に配置され
た12個の操作釦(0〜9、*、#)であり、4行X3
列に配置されている。操作釦(1)の各4行には第1周
波数信号(697Hz,770Hz,852Hz,94
1Hz)が割り当てられ、操作釦(1)の各3列には第
1周波数信号より高い第2周波数信号(1209Hz,
1336Hz,1477Hz)が割り当てられる。即
ち、12個の操作釦(1)には4種類の第1周波数信号
と3種類の第2周波数信号とがマトリクス状に割り当て
られる。例えば、操作釦“1”を押すと、697Hz及
び1209Hzの2種類の周波数信号を合成したDTM
F信号が電話回線を介して交換機側へ伝達される様にな
っている。マイクロコンピュータから出力されたDTM
F信号は、スピーチネットワーク用の信号処理回路を通
じて電話回線に出力され、交換機側で解読されることに
より、通話発信者が如何なる操作釦を押したのかが検出
される。
【0004】以下、マイクロコンピュータ(2)の内部
構成について説明する。
【0005】(3)はポートであり、操作釦(1)の操
作情報を取り込み、データバス(4)を介して転送する
ものである。(5)は不揮発性のROMであり、マイク
ロコンピュータ(2)を構成する各機能ブロックを動作
制御する為のプログラムデータ、DTMF信号を作成す
る為のテーブルデータ等が予め格納される。尚、ROM
(5)は、マスクROM、EPROM、EEPROM、
フラッシュROMの何れを使用しても差し支えない。
(6)はプログラムカウンタPCであり、ROM(5)
をアドレス指定するものである。(7)はインストラク
ションレジスタIRであり、ROM(5)の読み出しデ
ータを保持するものである。(8)はインストラクショ
ンデコーダIDECであり、インストラクションレジス
タ(7)に保持されたプログラムデータを解読するもの
である。(9)はCPU(演算論理ユニット、アキュム
レータ、スタックポインタ等を含む)であり、ROM
(5)のプログラムデータの解読結果に従って論理演算
処理を実行するものである。(10)は揮発性のRAM
(SRAM等)であり、操作釦(1)の操作に関するデ
ータ、CPU(9)の論理演算データ等の書き込み及び
読み出しを行うものである。
【0006】(11)はシリアル入出力回路であり、マ
イクロコンピュータ(2)の周辺回路とインターフェイ
スを行うものである。例えば、通話受信者の電話機が通
話送信者の電話番号を表示する機能を有する場合、当該
電話番号データがシリアル入出力回路(11)を介して
電話番号表示機能を有する周辺回路に供給される。(1
2)は発振回路であり、発振振動子の振動周波数に対応
する発振クロックを出力する。当該発振クロックはクロ
ックジェネレータ(図示せず)で分周等波形整形された
後、システムクロックとしてマイクロコンピュータ
(2)を構成する各機能ブロックに供給される。(1
3)はタイマであり、発振回路(12)の発振クロック
の所定分周出力を計数するものである。例えば、タイマ
(13)のオーバーフロー出力を用いてマイクロコンピ
ュータ(2)を構成する機能ブロックを動作させること
も可能である。(14)はスタンバイ制御回路であり、
ROM(5)のプログラムデータの解読結果に従って、
発振回路(12)の発振動作を停止させ且つこれに伴い
CPU(9)を含む各機能ブロックの動作を停止させる
第1スタンバイ状態となる時、ローアクティブのスタン
バイ設定信号HOLDを出力するものである。
【0007】(15)はDTMF制御レジスタであり、
操作釦(1)の操作開始時に論理値「1」がセットさ
れ、操作釦(1)の一連の操作終了時に論理値「0」が
セットされる。詳しくは、操作釦(1)の操作の有無及
び通話の有無はROM(5)のプログラム命令で定期的
に監視されている。そして、通話可能状態の基で操作釦
(1)の操作開始が検出された時、DTMF制御レジス
タ(15)に論理値「1」がセットされ、DTMF制御
レジスタ(15)から論理値「0」のDTMF開始信号
が出力される。その後、通話の終了が検出された時、D
TMF制御レジスタ(15)に論理値「0」がセットさ
れ、DTMF制御レジスタ(15)から論理値「1」の
DTMF終了信号が出力される。(16)はプリスケー
ラであり、発振回路(12)の発振クロックを所定分周
しクロック信号CK1を出力するものである。ANDゲ
ート(17)にはDTMF開始信号、DTMF終了信号
及びクロック信号CK1が供給される。即ち、ANDゲ
ート(17)からは通話期間だけクロック信号CK1が
出力される。
【0008】(18)はDTMF信号の基準レベルを設
定する為の基準電圧設定回路であり、その具体回路を図
4に示す。図4において、第1スタンバイ状態以外の時
は、スタンバイ設定信号HOLDが論理値「1」である
為、スタンバイ設定信号HOLDがインバータ(10
1)を介してPNP型トランジスタ(102)のベース
に印加されると、PNP型トランジスタ(102)(1
03)がオンし、電源VDDと接地GNDとの間は接続
される。従って、基準電圧設定回路(18)の出力は抵
抗(104)とPNP型トランジスタ(103)のエミ
ッタコレクタ間抵抗とで分圧された低電圧の状態で落ち
着く。この状態から行側及び列側の正弦波状の階段波信
号が作成される。階段波信号の具体波形を図5に示す。
図5において、階段波信号は14種類の電圧を組み合わ
せて成り、階段波信号の上り波形と下り波形とが線対称
となる様に最大振幅の電圧発生時間Taはその他の全振
幅の電圧発生時間Tbの2倍となる。尚、電圧発生時間
Tbは一定である。14本の抵抗(19−1)〜(19
−14)と14個のスイッチ回路(20−1)〜(20
−14)とは各々直列接続され且つ14個の抵抗及びス
イッチ回路の組合せは並列接続される。この並列接続体
を構成する抵抗(19−1)〜(19−14)の一端は
共通接続されて基準電圧設定回路(18)を構成する抵
抗(104)と直列接続される。また、並列接続体を構
成するスイッチ回路(20−1)〜(20−14)の一
端は接地される。尚、初期状態では全スイッチ回路(2
0−1)〜(20−14)は閉じた状態となる。(2
1)は行カウンタ(例えば7ビット)であり、操作釦
(1)を操作した時、その番号の行方向の第1周波数信
号に対応する計数開始値がセットされる。行カウンタ
(21)は計数開始値に応じて1計数から128計数ま
で可能である。行カウンタ(21)は計数開始値がセッ
トされた時にハイレベルを出力し、クロック信号CK1
で計数を行いオーバーフローした時にローレベルを出力
する論理構造である。行カウンタ(21)は電圧発生時
間Tbを作成する為に設けられ、行カウンタ(21)の
ハイレベル出力期間が電圧発生時間Tbに相当する。
(22)は行シフトレジスタ(14ビット)であり、各
ビットがスイッチ回路(20−1)〜(20−14)を
オンオフ制御する。即ち、各ビットが論理値「0」の時
にスイッチ回路(20−1)〜(20−14)は閉じ、
各ビットが論理値「1」の時にスイッチ回路(20−
1)〜(20−14)は開く。行シフトレジスタ(2
2)の各ビット値は行カウンタ(21)のハイレベル出
力期間が決定すると、電圧発生時間Tb毎に順次論理値
「1」に変化し、全ビット値が論理値「1」となった後
は、電圧発生時間Tb毎に順次論理値「0」に変化す
る。従って、行シフトレジスタ(22)の各ビット値が
順次論理値「1」に変化すると、並列抵抗(19−1)
〜(19−14)の抵抗値が徐々に大きくなる為、階段
波信号Routは徐々に上昇する。行シフトレジスタ
(22)の全ビット値が論理値「1」となった後、行シ
フトレジスタ(22)の各ビット値が順次論理値「0」
に変化すると、並列抵抗(19−1)〜(19−14)
の抵抗値が徐々に小さくなる為、階段波信号Routは
徐々に下降する。これより、第1周波数信号に相当する
階段波信号Routが出力される。尚、抵抗(19−
1)〜(19−14)の抵抗値は等しい。一方、14本
の抵抗(23−1)〜(23−14)と14個のスイッ
チ回路(24−1)〜(24−14)とは各々直列接続
され且つ14個の抵抗及びスイッチ回路の組合せは並列
接続される。この並列接続体を構成する抵抗(23−
1)〜(23−14)の一端は共通接続されて基準電圧
設定回路(18)を構成する抵抗(104)と直列接続
される。また、並列接続体を構成するスイッチ回路(2
4−1)〜(24−14)の一端は接地される。尚、初
期状態では全スイッチ回路(24−1)〜(24−1
4)は閉じた状態となる。(25)は列カウンタ(例え
ば7ビット)であり、操作釦(1)を操作した時、その
番号の列方向の第2周波数信号に対応する計数開始値が
セットされる。列カウンタ(25)は計数開始値に応じ
て1計数から128計数まで可能である。列カウンタ
(25)は計数開始値がセットされた時にハイレベルを
出力し、クロック信号CK1で計数を行いオーバーフロ
ーした時にローレベルを出力する論理構造である。列カ
ウンタ(25)は電圧発生時間Tbを作成する為に設け
られ、列カウンタ(25)のハイレベル出力期間が電圧
発生時間Tbに相当する。(26)は列シフトレジスタ
(14ビット)であり、各ビットがスイッチ回路(24
−1)〜(24−14)をオンオフ制御する。即ち、各
ビットが論理値「0」の時にスイッチ回路(24−1)
〜(24−14)は閉じ、各ビットが論理値「1」の時
にスイッチ回路(24−1)〜(24−14)は開く。
列シフトレジスタ(26)の各ビット値は列カウンタ
(25)のハイレベル出力期間が決定すると、電圧発生
時間Tb毎に順次論理値「1」に変化し、全ビット値が
論理値「1」となった後は、電圧発生時間Tb毎に順次
論理値「0」に変化する。従って、列シフトレジスタ
(26)の各ビット値が順次論理値「1」に変化する
と、並列抵抗(23−1)〜(23−14)の抵抗値が
徐々に大きくなる為、階段波信号Coutは徐々に上昇
する。列シフトレジスタ(26)の全ビット値が論理値
「1」となった後、列シフトレジスタ(26)の各ビッ
ト値が順次論理値「0」に変化すると、並列抵抗(23
−1)〜(23−14)の抵抗値が徐々に小さくなる
為、階段波信号Coutは徐々に下降する。これより、
第2周波数信号に相当する階段波信号Routが出力さ
れる。尚、抵抗(23−1)〜(23−14)の抵抗値
は等しい。階段波信号Rout及び階段波信号Cout
を合成したDTMF信号は、スピーチネットワーク用の
信号処理回路を通じて電話回線に出力される。
【0009】以下、図3の動作を図6のフローチャート
を基に説明する。
【0010】先ず、電源を投入すると、外部からのリセ
ット信号の供給に伴いマイクロコンピュータ(2)はリ
セットされる(ステップ1)。その後一定時間が経過す
ると、リセット信号の論理値が反転し、マイクロコンピ
ュータ(2)はリセット解除される(ステップ2)。す
ると、プログラムカウンタ(6)の初期アドレス指定に
伴いROM(5)から初期化の為のプログラム命令が読
み出され、インストラクションデコーダ(8)の解読結
果に従ってマイクロコンピュータ(2)を構成する各機
能ブロックは初期化される(ステップ3)。その後、R
OM(5)から電話機の状態を制御する為のプログラム
命令が読み出され、当該プログラム命令の解読結果を基
に電話機の制御処理を実行する(ステップ4)。例え
ば、電話機の通話可能状態への設定の有無、操作釦
(1)の操作の有無等を定期的に監視する。最初に受話
器を持ち上げる等通話可能状態となっているかどうかを
判断し(ステップ5)、通話可能状態であると判断した
場合(ステップ5YES)は次に操作釦(1)の操作入
力の有無を判断し(ステップ6)、操作釦(1)が操作
されていない場合(ステップ6NO)は電話機制御処理
(ステップ4)に戻る。一方、操作釦(1)が操作され
た場合(ステップ6YES)は、操作釦(1)の操作番
号を表す番号データがポート(3)からCPU(9)へ
取り込まれ、操作釦(1)の如何なる番号が操作された
のか検出される(ステップ7)。当該検出結果を基に、
DTMF制御レジスタ(15)に論理値「1」がセット
され(ステップ8)、行カウンタ(21)及び列カウン
タ(25)に操作釦(1)の操作番号に割り当てられた
第1及び第2周波数信号に対応する計数開始値がセット
され、上記の一連の通話処理が実行されDTMF信号が
出力される(ステップ9)。発信者と着信者との通話が
終了すると、DTMF制御レジスタ(15)に論理値
「0」がセットされ、ANDゲート(17)が閉じて行
及び列カウンタ(21)(25)、行及び列シフトレジ
スタ(22)(26)は動作不能状態となる(ステップ
10)。
【0011】さて、電話機が一定時間以上使用されない
場合は通話可能状態にないものと判断し(ステップ5N
O)、スタンバイ設定信号HOLDが論理値「0」とな
る。従って、図4の基準電圧設定回路(18)を構成す
るPNP型トランジスタ(102)(103)がオフ
し、電源VDDから接地GNDへの電流路を遮断して消
費電流が削減される。また、マイクロコンピュータ
(2)を構成する各機能ブロックにスタンバイ設定信号
HOLDが供給され、マイクロコンピュータ(2)は第
1スタンバイ状態となる(ステップ11)。その後、通
話の有無を定期的に監視する(ステップ12)。通話を
行わない場合(ステップ12NO)、待機処理(ステッ
プ11)に戻るが、通話を行う場合(ステップ12YE
S)、操作釦(1)等を操作した最初の情報がスタンバ
イ制御信号としてスタンバイ制御回路(14)に供給さ
れ、スタンバイ設定信号HOLDが論理値「1」となっ
てマイクロコンピュータ(2)を構成する各機能ブロッ
クはスタンバイ解除される(ステップ13)。即ち、発
振回路(12)の発振開始に伴いCPU(9)が通常動
作し、基準電圧設定回路(18)を構成するPNP型ト
ランジスタ(102)(103)はオンする。
【0012】以上より、基準電圧設定回路(18)の消
費電流は第1スタンバイ状態でしか削減されなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】さて、通話に関する機
能が少ない低価格帯の電話機の場合、電話機を電話回線
と接続するだけで良い。つまり、電話機自体が高速動作
機能を持たず消費電流が少ない為、電話機は電話回線か
ら供給される電流を使用するのみで全機能を十分動作可
能となる。
【0014】しかし、前記電話機がDTMF対応型の場
合、DTMF信号を出力する基となる基準電圧設定回路
(18)の消費電流が大きい為、本来ならば電話回線及
びAC電源の併用が誤動作防止の関係上得策であるが、
電話機の値段を優先して電話回線としか外部接続できな
い物も多々存在する。特に、電話機に図3のマイクロコ
ンピュータを搭載すると、スタンバイ状態以外の時は基
準電圧設定回路(18)が電流を常時消費してしまう
為、電話機の使用状況によっては、電話回線の電流だけ
でマイクロコンピュータの動作電流を補えなくなる場合
が生じ、この結果、マイクロコンピュータが誤動作して
しまう問題があった。
【0015】そこで、本発明は、DTMF対応型の電話
機の消費電流を削減して電話回線で動作できる様にし
た、DTMF信号出力機能内蔵型マイクロコンピュータ
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、電話機に設けた通話
釦の操作に応じて、個々の通話釦に対応付けられた周波
数が異なる2種類の正弦波状信号を合成したDTMF信
号を出力するDTMF信号出力機能内蔵型マイクロコン
ピュータであって、前記マイクロコンピュータの状態に
応じてスイッチングする制御トランジスタを含み、前記
制御トランジスタをオンした時のみ電源と接地との間を
接続して前記電源及び接地間の所定接続点から前記DT
MF信号を出力可能とするDTMF信号出力許可回路
と、通話を行うことのない状態を検出した結果に基づ
き、前記制御トランジスタをオフすることにより前記D
TMF信号の出力を禁止させる制御回路と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0017】また、通話を行うことのない状態とは、マ
イクロコンピュータのリセット時、発振器の発振動作の
停止に伴いCPUの演算動作を停止させる第1スタンバ
イ状態、発振器を発振動作させた状態でCPUの演算動
作を停止させる第2スタンバイ状態、DTMF信号の出
力終了時、の少なくとも1つの状態であることを特徴と
する。
【0018】更に、マイクロコンピュータがリセット状
態、第1又は第2スタンバイ状態の時は、電話機の操作
釦の操作入力が生じてもDTMF信号の出力を禁止させ
ることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明のDTMF信号出力
機能内蔵型マイクロコンピュータを示す回路ブロック図
である。尚、図1の中で図3と同じ構成については同じ
番号を記すと共にその説明を省略する。
【0020】図1において、(27)はスタンバイ制御
回路であり、ROM(5)のプログラム命令が発振回路
(12)の発振動作を停止し且つこれに伴いCPU
(9)の論理演算動作を停止させる第1スタンバイ状態
を指示する時は、当該プログラム命令の解読結果に従い
論理値「0」のスタンバイ設定信号HOLDを出力し、
また、ROM(5)のプログラム命令が発振回路(1
2)の発振動作に伴い低速動作(タイマー等)のみを実
行し且つCPU(9)の論理演算動作を停止させる第2
スタンバイ状態を指示する時は、当該プログラム命令の
解読結果に従い論理値「0」のスタンバイ設定信号HA
LTを出力する。スタンバイ制御回路(27)は、外部
の周辺回路から第1及び第2スタンバイ状態を解除する
為のスタンバイ制御信号A,Bが供給される。即ち、ス
タンバイ制御回路(27)は、マイクロコンピュータ
(2)が第1スタンバイ状態である時にスタンバイ制御
信号Aが供給されると論理値「1」のスタンバイ設定信
号HOLDを出力し、また、マイクロコンピュータ
(2)が第2スタンバイ状態である時にスタンバイ制御
信号Bが供給されると論理値「1」のスタンバイ設定信
号HALTを出力する。
【0021】(28)は基準電圧設定回路であり、DT
MF信号を出力する基となる基準電圧を出力するもので
ある。基準電圧設定回路(28)には、ローアクティブ
のリセット信号RESET、スタンバイ設定信号HOL
D、HALT、DTMF制御レジスタ(15)に値に応
じたDTMF開始信号START、DTMF終了信号S
TOPが供給される。基準電圧設定回路(28)の具体
回路を図2に示す。図2において、図4と同じ素子につ
いては同じ番号を記すと共にその説明を省略する。図2
において、NANDゲート(105)にはリセット信号
RESET、スタンバイ設定信号HOLD、HALT、
更にはインバータ(106)を介してDTMF開始信号
START、DTMF終了信号STOPが供給される。
NANDゲート(105)の出力はインバータ(10
7)(108)を介してPNP型トランジスタ(10
2)のベースに供給される。
【0022】マイクロコンピュータ(2)のリセット時
はリセット信号RESETが論理値「0」の為、PNP
型トランジスタ(102)(103)がオフして電源V
DD及び接地GND間の電流路が遮断し、基準電圧設定
回路(28)の消費電流は零となる。また、マイクロコ
ンピュータ(2)が第1又は第2スタンバイ状態の時は
スタンバイ設定信号HOLD、HALTが論理値「0」
の為、PNP型トランジスタ(102)(103)がオ
フして電源VDD及び接地GND間の電流路が遮断し、
基準電圧設定回路(28)の消費電流は零となる。ま
た、操作釦(1)を操作した後の通話終了時はDTMF
終了信号STOPが論理値「1」となる為、PNP型ト
ランジスタ(102)(103)がオフして電源VDD
及び接地GND間の電流路が遮断し、基準電圧設定回路
(28)の消費電流は零となる。
【0023】従って、マイクロコンピュータ(2)がリ
セット解除された状態で第1及び第2スタンバイ状態の
何れにも設定されていない場合は、操作釦(1)を操作
開始してから通話終了するまでの期間だけPNP型トラ
ンジスタ(102)(103)がオンし、DTMF信号
を出力可能となる。換言すれば、マイクロコンピュータ
(2)のリセット、第1及び第2スタンバイ状態の何れ
か1つが成立すると、操作釦(1)の操作開始から通話
終了までの期間に関わらずDTMF信号は出力禁止とな
る。即ち、図6のフローチャートを参照して従来技術と
本発明とを比較すると、従来の場合、ステップ11、ス
テップ12NOのループ以外のステップではDTMF信
号の出力の有無に関わらず基準電圧設定回路(18)の
消費電流を抑制できなかったが、本発明の実施の形態の
場合、DTMF信号の出力を必要とするステップ8、ス
テップ9以外のステップでは基準電圧設定回路(28)
の消費電流を全て抑制できる。
【0024】以上より、基準電圧設定回路(28)の消
費電流を大幅に削減できる為、図1回路を内蔵した電話
機であれば、電話回線と接続するだけで確実に動作可能
となり、マイクロコンピュータ(2)の誤動作を確実に
防止できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、DTMF対応型電話機
に本発明のマイクロコンピュータを搭載すれば、消費電
流を大幅に削減できる為、電話回線との接続のみで十分
に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDTMF信号出力機能内蔵型マイクロ
コンピュータを示す回路ブロック図である。
【図2】図1の基準電圧設定回路を示す回路ブロック図
である。
【図3】従来のDTMF信号出力機能内蔵型マイクロコ
ンピュータを示す回路ブロック図である。
【図4】図3の基準電圧設定回路を示す回路ブロック図
である。
【図5】DTMF信号の基となる階段波信号を示す波形
図である。
【図6】図1及び図3の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
(15) DTMF制御レジスタ (27) スタンバイ制御回路 (28) 基準電圧設定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機に設けた通話釦の操作に応じて、
    個々の通話釦に対応付けられた周波数が異なる2種類の
    正弦波状信号を合成したDTMF信号を出力するDTM
    F信号出力機能内蔵型マイクロコンピュータであって、 前記マイクロコンピュータの状態に応じてスイッチング
    する制御トランジスタを含み、前記制御トランジスタを
    オンした時のみ電源と接地との間を接続して前記電源及
    び接地間の所定接続点から前記DTMF信号を出力可能
    とするDTMF信号出力許可回路と、 通話を行うことのない状態を検出した結果に基づき、前
    記制御トランジスタをオフすることにより前記DTMF
    信号の出力を禁止させる制御回路と、 を備えたことを特徴とするDTMF信号出力機能内蔵型
    マイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 通話を行うことのない状態とは、マイク
    ロコンピュータのリセット時、発振器の発振動作の停止
    に伴いCPUの演算動作を停止させる第1スタンバイ状
    態、発振器を発振動作させた状態でCPUの演算動作を
    停止させる第2スタンバイ状態、DTMF信号の出力終
    了時、の少なくとも1つの状態であることを特徴とする
    請求項1記載の、DTMF信号出力機能内蔵型マイクロ
    コンピュータ。
  3. 【請求項3】 マイクロコンピュータがリセット状態、
    第1又は第2スタンバイ状態の時は、電話機の操作釦の
    操作入力が生じてもDTMF信号の出力を禁止させるこ
    とを特徴とする請求項2記載の、DTMF信号出力機能
    内蔵型マイクロコンピュータ。
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