JP2000021955A - 半導体ウエハの外観検査装置 - Google Patents
半導体ウエハの外観検査装置Info
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Abstract
効率のよい半導体ウエハの外観検査装置を得る。 【解決手段】 本発明の半導体ウエハの外観検査装置は
X−Yテーブル1 と、上下方向の駆動と周方向の回転を
行うステージ駆動部2 と、ステージ駆動部2 の上に固定
されたウエハステージ3 と、X−Yテーブルとステージ
駆動部とを制御する制御部と、検査用測定器とを備え、
X−Yテーブルを駆動させて半導体ウエハの全領域を走
査しながら、ステージ駆動部の上下駆動により半導体ウ
エハと測定器との距離を調整するもので、制御部は、ピ
ッチングおよびたわみに基づく上下量、X軸およびY軸
のヨーイング量、X軸とY軸の直角度のずれ量のそれぞ
れの誤差量を予め記憶させた記憶部と、それぞれの誤差
量に応じた補正量を演算する演算部とを有し、それぞれ
の補正量を動作指令として駆動部に与える構成である。
Description
スにおけるウエハの外観検査装置に関するもので、とく
に検査用カメラや顕微鏡のレンズの焦点合わせ、被検査
ウエハの位置修正など走査性能の向上に関するものであ
る。
器の光学系レンズの焦点合わせには、モニターにて像を
確認しながらピントリングを手動にて回転させるマニュ
アル方式のほか、自動焦点方式としてレンズを前後に動
かして像のコントラストが最大になる位置を検出した
り、受光素子を用い像の位相差が小さくなる位置を検出
して、像の焦点を合わせるなど、測定器側に焦点合わせ
機構がついていた。また、走査方向に対する被検査ウエ
ハの結晶方向あるいはパターン溝方向を合わせるには、
X−YテーブルのX軸Y軸の2軸の合成を行ったり、ウ
エハステージを回転方向に駆動する軸を備えているもの
ではモニターを監視しながら位置修正していた。
時における、X−Yテーブルの各部品加工組立精度や案
内ガイドの精度の誤差を要因とするピッチングやベース
のたわみ、あるいはヨーイングによるウエハ走査面の変
化に対して、従来のマニュアル方式による測定器の焦点
合わせでは、人手による調整のため検査中はつねにモニ
ターを監視していなければならず作業効率が悪く、測定
器側の自動焦点合わせでは、像の焦点合わせに時間がか
かるため、走査速度があげられず検査時間が増大し、ス
ループットが長くなるなどの問題があった。また、走査
方向に対する検査ウエハの結晶方向あるいはパターン溝
の方向あわせは、X−YテーブルのX軸Y軸の2軸の合
成を行っても、走査によりパターン溝が測定視野からは
ずれるのを防ぐことはできるが、結晶方向あるいはパタ
ーン溝の方向の走査方向に対する傾きそのものは修正す
ることができないなどの問題点があり、ウエハステージ
を回転方向に駆動する軸を備えているものでも人手によ
る調整のため検査中はつねにモニターを監視していなけ
ればならず、作業者はウエハ上の異物や外観不良の検査
という本来の作業以外に、被検査ウエハの位置修正も行
わなければならないという問題点があった。そこで、本
発明は装置の上下誤差、ヨーイング量、直角度誤差を予
め記憶させこれを基に自動的に誤差を補正し移動直線性
を一定に保つことにより、走査性能が高く、走査速度が
速くかつ、作業効率の高い半導体ウエハの外観検査装置
を提供することを目的とする。
め、本発明はX軸およびY軸にそれぞれ駆動部を有する
X−Yテーブルと、前記X−Yテーブルの最上部に固定
され上下方向の駆動と周方向の回転を行うステージ駆動
部と、前記ステージ駆動部の上に固定されたウエハステ
ージと、前記X−Yテーブルおよび前記ステージ駆動部
とを制御する制御部と、検査用測定器とを備え、前記X
−Yテーブルを駆動させて半導体ウエハの全領域を走査
しながら、前記ステージ駆動部の上下駆動により前記半
導体ウエハと前記検査用測定器との距離を調整し、異物
や外観不良を検査する半導体ウエハの外観検査装置にお
いて、前記制御部は、前記X−Yテーブルの全可動領域
におけるピッチングおよびたわみに基づく上下量、X軸
およびY軸のヨーイング量、X軸とY軸の直角度のずれ
量のそれぞれの誤差量を予め記憶させた記憶部と、前記
それぞれの誤差量に応じた補正量を演算する演算部とを
有し、前記それぞれの補正量を動作指令として前記X−
Yテーブルの駆動部および前記ステージ駆動部に与える
構成にしている。上記手段により、走査時におけるX−
Yテーブルの任意の位置において、あらかじめ把握して
おいた調整量だけ、走査動作指令時にウエハステージが
自動的に上下し、X軸Y軸互いのヨーイング分の補正を
行い、半導体ウエハの結晶方向やパターン溝方向に対し
て微動回転補正するので、走査面高さや走査移動直線性
が一定となり、半導体ウエハと測定器までの距離を一定
とすることができ、走査方向に対する半導体ウエハの結
晶方向あるいはパターン溝の方向を一定に保つことがで
きる。
細に説明する。図1は、X−Yテーブルとステージ駆動
部の斜視図、図2は半導体ウエハの外観検査装置の側面
図である。図において、1はX−Yテーブル、2はステ
ージ駆動部、3はウエハステージ、4は半導体ウエハで
ある。X−Yテーブル1はベース11、X軸移動テーブ
ル13、Y軸移動テーブル15からなる。ベース11の
上にX軸ガイドレール12が固定されている。X軸ガイ
ドレール12にはめ合うガイドブロック(図示していな
い)上に、X軸移動テーブル13が固定されている。ベ
ース11とX軸移動テーブル13はリニアモータとなっ
ており、電機子巻線を備えた固定子がベース11に、マ
グネットを備えた移動子がX軸移動テーブル13に埋設
してあり、X軸移動テーブル13は、X軸ガイドレール
12により案内されX軸方向に移動できる。X軸移動テ
ーブル13上には、X軸ガイドレール12に直交した方
向にY軸ガイドレール14が固定されており、Y軸ガイ
ドレール14にはめ合うガイドブロック(図示していな
い)上に、Y軸移動テーブル15が固定されている。
15にはリニアモータとなっており、X軸移動テーブル
13は移動子とともに電機子巻線を備えた固定子が埋設
してあり、Y軸移動テーブル15にはマグネットを備え
た移動子が埋設してある。Y軸移動テーブル15は、Y
軸ガイドレール14により案内されY軸方向に移動でき
るとともに、X軸の動作によりX軸方向にも移動でき
る。ステージ駆動部2はY軸移動テーブル15の上に回
転形モータ21を固定し、その回転部の先端に旋回ベー
ス22が固定されており、旋回ベース22上に、上下軸
機構部23があり、その上部にウエハステージ3を設け
ている。従って、ウエハステージ3は、X−Y軸方向に
移動できるとともに回転動作および上下動作ができるよ
うになっていて、このウエハステージ3の上に半導体ウ
エハ4を載せるようになっている。ウエハステージ3に
対向した位置に検査用測定器52が測定器ベース51に
固定して配置してある。
方向に補正を行う状況を示した側面図、図4はY軸方向
に補正を行う状況を示した側面図、図5はX軸方向に補
正を行う状況を示した側面図である。 走査高さHの補正を行う。図3において、RH0は補正
を行わない時の半導体ウエハ4の中心の軌跡、LH1は補
正を行った時の半導体ウエハ4の中心の軌跡、RH は任
意の点における上下方向の補正量、WH1は補正を行った
時の半導体ウエハ4の位置、SH1は補正を行った時のウ
エハステージ3の位置、WH0は補正を行なわない時の半
導体ウエハ4の位置、SH0は補正を行なわない時のウエ
ハステージ3の位置である。半導体ウエハ4は、Y軸移
動テーブル15によって走査されるが、Y軸移動テーブ
ル15を構成する各部品の加工組立精度や案内ガイドの
精度の誤差を要因とするピッチングや移動物の位置によ
るベースのたわみあるいは自重によるベースのたわみに
より軌跡RH0が変化する。この変化量を予め測定し、図
示しない制御器側にデータテーブルとしてもたせてお
き、Y軸移動テーブル15の走査時に検査用測定器52
の焦点距離が一定になるようにプログラムしてある動作
指令によってウエハステージ3を図3のように上下させ
る。このようにすると、走査高さHは軌跡RH のように
一定になる。
う。図4、図5において、LX0, LY0は補正を行わない
時の半導体ウエハ4の中心の軌跡、LX1, LY1は補正を
行った時の半導体ウエハ4の中心の軌跡、RY は任意の
点におけるY軸方向の補正量、WX0, WY0は補正を行な
わない時の半導体ウエハ4の位置、SX0, SY0は補正を
行なわない時のウエハステージ3の位置、WX1, WY1は
補正を行った時の半導体ウエハ4の位置、SX1, SY1は
補正を行った時のウエハステージ3の位置、RY は任意
の点におけるY方向の補正量、RX は任意の点における
X方向の補正量である。前述の走査高さの補正と同様に
X軸のヨーイング分を、予め測定し、図示しない制御器
側にデータテーブルとして記憶させておく。そうすると
Y軸移動テーブル15の走査時に一定になるようにプロ
グラムしてある動作指令によってウエハステージ3をヨ
ーイングなく直進させることができる。Y軸のヨーイン
グ分は図5のように上記と同様にX軸で補正させる。こ
のようにするとヨーイングを生ずることなく直進させる
ことができる。
う。X軸とY軸の直角度がずれている場合、ウエハステ
ージ3の任意の位置における走査方向に対する半導体ウ
エハ4の結晶方向あるいはパターン溝の方向がずれてい
くことに対しても、その直角度の誤差を事前に把握し、
図示しない制御器側にデータテーブルとしてもたせてお
き、Y軸移動テーブル15の走査時に走査方向に対する
半導体ウエハ4の結晶方向あるいはパターン溝の方向が
一定になるようにプログラムしてある動作指令によって
ウエハステージ3を回転軸モータ21により微動回転さ
せて方向を修正する。このようにすると直角度のずれが
なく走査させることができる。
移動直線性の走査性能が向上し、測定器側による焦点合
わせは不要となり、走査速度が向上できる。さらに、ス
ループットを向上することができるうえ、走査方向に対
する半導体ウエハの結晶方向あるいはパターン溝の方向
を一定にするため、作業者によるウエハの位置修正は不
要となり、ウエハ上の異物や外観不良の検査作業に集中
することができる。
の上下誤差、ヨーイング量、直角度誤差を予め記憶させ
これを基に自動的に誤差を補正し移動直線性を一定に保
つようにしたので、移動直線性の走査性能が向上し、走
査速度を上げることができ、さらに作業効率を向上でき
る効果がある。
視図である。
である。
た側面図である。
側面図である。
側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 X軸およびY軸にそれぞれ駆動部を有す
るX−Yテーブルと、前記X−Yテーブルの最上部に固
定され上下方向の駆動と周方向の回転を行うステージ駆
動部と、前記ステージ駆動部の上に固定されたウエハス
テージと、前記X−Yテーブルおよび前記ステージ駆動
部を制御する制御部と、検査用測定器とを備え、前記X
−Yテーブルを駆動させて半導体ウエハの全領域を走査
しながら、前記ステージ駆動部の上下駆動により前記半
導体ウエハと前記検査用測定器との距離を調整し、異物
や外観不良を検査する半導体ウエハの外観検査装置にお
いて、 前記制御部は、前記X−Yテーブルの全可動領域におけ
るピッチングおよびたわみに基づく上下量、X軸および
Y軸のヨーイング量、X軸とY軸の直角度のずれ量のそ
れぞれの誤差量を予め記憶させた記憶部と、前記それぞ
れの誤差量に応じた補正量を演算する演算部とを有し、
前記それぞれの補正量を動作指令として前記X−Yテー
ブルの駆動部および前記ステージ駆動部に与えることを
特徴とする半導体ウエハの外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19673798A JP4255997B2 (ja) | 1998-06-27 | 1998-06-27 | 半導体ウエハの外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19673798A JP4255997B2 (ja) | 1998-06-27 | 1998-06-27 | 半導体ウエハの外観検査装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000021955A true JP2000021955A (ja) | 2000-01-21 |
JP4255997B2 JP4255997B2 (ja) | 2009-04-22 |
Family
ID=16362770
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JP19673798A Expired - Fee Related JP4255997B2 (ja) | 1998-06-27 | 1998-06-27 | 半導体ウエハの外観検査装置 |
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---|---|---|---|---|
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JP2007109861A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | プローバ及びプローバにおける回転・移動制御方法 |
KR101008319B1 (ko) * | 2010-07-05 | 2011-01-13 | (주)앤앤아이테크 | 반도체 칩 검사장치 |
CN102501230A (zh) * | 2011-10-28 | 2012-06-20 | 中国工程物理研究院应用电子学研究所 | 一种多自由度隔振承载平台 |
WO2019111732A1 (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-13 | 株式会社ブイ・テクノロジー | 露光装置および露光方法 |
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-
1998
- 1998-06-27 JP JP19673798A patent/JP4255997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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