JP2003057005A - 走査電子顕微鏡等のステージ位置測定装置 - Google Patents

走査電子顕微鏡等のステージ位置測定装置

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JP2003057005A
JP2003057005A JP2001247066A JP2001247066A JP2003057005A JP 2003057005 A JP2003057005 A JP 2003057005A JP 2001247066 A JP2001247066 A JP 2001247066A JP 2001247066 A JP2001247066 A JP 2001247066A JP 2003057005 A JP2003057005 A JP 2003057005A
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measuring device
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜可能なステージであっても、レーザー干
渉測長器を用いて高精度のステージの位置測定を行うこ
とができる走査電子顕微鏡等のステージ位置測定装置を
実現する。 【解決手段】 ガルバノメーターミラーG1,G2は、
それぞれ回転駆動部11,回転駆動部12によってその
角度が制御される。回転駆動部11、12は、制御装置
13によって制御されるが、制御装置13には、ステー
ジ5の傾斜角θの情報が供給され、制御装置13は傾斜
角θに応じて回転駆動部11、12からパルス信号を発
生させ、ミラーG1、G2の角度を設定する。この結
果、任意の傾斜角において、レーザー干渉測長器8から
のレーザー光は、G2とG1によって反射され、ステー
ジ5に取りつけられたミラー6に垂直に入射することに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
検査に用いられる走査電子顕微鏡などのステージ位置測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年半導体デバイスの集積度が高まるに
伴って、半導体ウエハの検査に走査電子顕微鏡が用いら
れるようになっている。この場合、まずウエハを光によ
る検査装置で観察し、ウエハ上のパターンの欠陥部分や
異物が付着している個所を見つけ出し、パターン欠陥部
分や異物付着個所の座標を記憶する。
【0003】次に被観察ウエハを光検査装置から走査電
子顕微鏡に移し、パターン欠陥部分や異物付着部分で電
子ビームを走査し、欠陥部分や異物の詳細な観察を行
う。この場合、走査電子顕微鏡は光検査装置で得られた
パターン欠陥部分や異物付着個所の座標値を受け取り、
ウエハが載置された移動ステージを移動させ、目的の座
標位置で電子ビームの走査を行うようにしている。なお
移動ステージは傾斜機構によって傾斜されるように構成
されている。
【0004】目的とするウエハの観察個所を走査電子顕
微鏡の電子ビームの光軸上に正確に位置させるために、
移動ステージはX−Y方向に機械的に精密に移動可能に
構成されている。しかしながら、移動機構の機械的な精
度は、必ずしも充分ではなく、移動誤差が発生する。
【0005】そのため、移動ステージの座標をリニアス
ケールで読み取るようにしており、読み取られた座標値
に基づき機械的な移動誤差を電子ビームの偏向により補
正するようにしている。すなわち、電子ビームの2次元
走査範囲を移動誤差分だけ電気的に移動(偏向補正)させ
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した移動ステージ
の位置決め(ウエハの観察個所を走査電子顕微鏡の電子
ビームの光軸上に正確に位置させる)の方式では、リニ
アスケールを使用しているため、高精度の位置決めがで
きない問題点を有している。また、リニアスケールで
は、正確なステージ位置が測定できないため、ステージ
移動中やバックラッシュが生じている移動停止直後に静
止画像を撮影することが困難であるなどの別の問題も有
している。
【0007】ステージの高精度の位置決めを行うために
は、レーザ干渉計を用いた位置測定器を設置すれば良
い。しかしながら、試料室内を高真空に維持するために
は、試料室スペースを小さくしたり、設置面積を小さく
する必要があり、このような条件下で、傾斜ステージ台
の上に、比較的大きなレーザー干渉測長器を設置するス
ペースを確保することは困難である。
【0008】図1、図2はレーザー干渉測長器でステー
ジ位置を読み取るようにしたX−Y方向の水平ステージ
の一例を示しており、図1は上面図、図2は正面図であ
る。図中1はステージ基盤であり、ステージ基盤1上に
はリニアガイド2に導かれてY方向に移動するY方向移
動板3が設けられている。
【0009】Y方向移動板3上には、リニアガイド4に
導かれてX方向に移動するステージ5が設けられてい
る。Y方向移動板3のY方向の移動と、ステージ5のX
方向の移動は、ラックアンドピニオン機構などの駆動機
構により行われるが、その詳細は図から省いてある。ま
た、ステージ5上には被観察試料(図示せず)が載せられ
る。
【0010】ステージ5の側面には、ミラー6、7が取
り付けられている。ミラー6はX方向のレーザー干渉測
長器8からのレーザー光を反射し、ミラー7はY方向の
レーザー干渉測長器9からのレーザー光を反射する。こ
のような構成で、ステージ5をX方向に移動させるに
は、ステージ5をリニアガイド4に沿って駆動させる。
また、ステージ5をY方向に移動させるには、Y方向移
動板3をリニアガイド2に沿って駆動させる。
【0011】ステージ5のX方向の位置は、レーザー干
渉測長器8からのレーザー光をミラー6によって反射さ
せ、反射光をレーザー干渉測長器8に戻し、測長器8内
で参照光と干渉させることによって測定する。また、ス
テージ5のY方向の位置は、レーザー干渉測長器9から
のレーザー光をミラー7によって反射させ、反射光をレ
ーザー干渉測長器9に戻し、測長器9内で参照光と干渉
させることによって測定する。このような位置測定を行
う場合、レーザー干渉測長器8、9からのレーザー光
を、それぞれミラー6、7に垂直に入射させることが必
要である。
【0012】図1、図2で示したステージ5の位置測定
方式では、レーザー干渉測長器8、9をステージ基盤1
上に取り付けたが、走査電子顕微鏡などでは、ステージ
5が配置される試料室のスペースをなるべく小さくする
必要性から、レーザー干渉測長器をステージ基盤1から
独立させ、試料室の外に設けることが好ましい。その場
合、X−Y方向のステージであれば、ミラー8、9にレ
ーザー光を垂直に入射させることが可能であるが、ステ
ージ5を任意の角度に傾斜可能な構成とした場合には、
ステージが傾斜することにより、ミラー8、9にレーザ
ー光が垂直に入射させることが不可能となってしまう。
【0013】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、傾斜可能なステージであっても、
レーザー干渉測長器を用いて高精度のステージの位置測
定を行うことができる走査電子顕微鏡等のステージ位置
測定装置を実現するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく走査電子
顕微鏡等のステージ位置測定装置は、傾斜機構によって
傾斜可能に配置された水平方向の移動ステージと、レー
ザ干渉計と、レーザ干渉計からの光を反射するための反
射角度可変の第1のミラーと、第1のミラーによって反
射された光を反射するための反射角度可変の第2のミラ
ーと、移動ステージ上に固定され、第2のミラーからの
光を反射させるステージミラーとを備えており、第1と
第2のミラーの光の反射角度は、傾斜機構による移動ス
テージの傾斜角度に応じて制御され、レーザ干渉計から
の光が移動ステージ上のステージミラーによって反射さ
れ、レーザ干渉計に戻されるようにしたことを特徴とし
ており、ステージを任意の角度に傾斜可能な構成とした
場合でも、ステージの傾斜角度にかかわらず、常にステ
ージミラーにレーザー光を垂直に入射させることができ
る。その結果、傾斜ステージを用いた場合であっても、
レーザー干渉計によってステージの位置の測定を正確に
行うことが可能となる。
【0015】また本発明では、ステージの傾斜に伴うレ
ーザー光の光路長の変化分が演算により求められ、レー
ザー干渉計による測長値から光路長の変化分が差し引か
れるように構成したので、正確なステージ位置の測定を
行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図3は本発明に基づくステ
ージ位置測定装置の概念図であり、図1、図2に示した
構成要素と同一ないしは類似の構成要素には同一番号を
付し、その詳細な説明は省略する。図3において、ステ
ージ5は、傾斜軸10を中心として傾斜可能に構成され
ている。また、レーザー干渉測長器8、9はステージ基
盤1から独立して配置されている。なお、図3では、X
方向のレーザー干渉測長器8のみが図示されている。
【0017】ステージ基盤1には第1のガルバノメータ
ーミラーG1が取り付けられており、また、レーザー干
渉測長器8とガルバノメーターミラーG1との間の光路
に、第2のガルバノメーターミラーG2が配置されてい
る。ガルバノメーターミラーG1,G2は、角度が任意
に変えられるミラーであり、ガルバノメーターミラーG
1は、回転駆動部11によってその角度が制御され、ガ
ルバノメーターミラーG2は、回転駆動部12によって
その角度が制御される。
【0018】回転駆動部11、12は、制御装置13に
よって制御されるが、制御装置13には、ステージ5の
傾斜角θの情報が供給され、制御装置13は傾斜角θに
応じて回転駆動部11、12からパルス信号を発生さ
せ、ガルバノメーターミラーG1、G2の角度を設定す
る。この結果、任意の傾斜角において、レーザー干渉測
長器8からのレーザー光は、ガルバノメーターミラーG
2とG1によって反射され、ステージ5に取りつけられ
たミラー6に垂直に入射することになる。
【0019】図4〜図6は、X軸とY軸にそれぞれ1台
のレーザー干渉測長器を取りつけた実施の形態を示して
おり、図4は上面図、図5は正面図、図6は左側面図で
ある。この実施の形態で、ステージ基盤1、Y方向移動
板3、ステージ5は真空室15内に配置されている。ス
テージ基盤1は、傾斜軸16に取りつけられており、傾
斜軸16は真空室15の外側に設けられたモータ17に
よって回動され、その結果、ステージ基盤1およびステ
ージ5は、任意に傾斜させられる。
【0020】真空室15の外側には、X軸レーザー干渉
測長器18とY軸レーザー干渉測長器19が取り付けら
れている。2種の測長器18、19からのレーザー光
は、反射鏡20によって反射され、試料室15に設けら
れたガラス窓21を透過して真空室15内に導入され
る。真空室内に導入された2種のレーザー光は、真空室
15内に取り付けられた第2のガルバノメーターミラー
G2に入射しそして反射させられる。
【0021】Y軸レーザー干渉測長器19からのレーザ
ー光Lyは、ステージ基盤1に取りつけられた第1のガ
ルバノメーターミラーG1によって反射され、ミラー7
に垂直に入射する。ミラー7に垂直に入射したレーザー
光Lyは反射され、第1のガルバノメーターミラーG
1、第2のガルバノメーターミラーG2によって反射さ
れ、ガラス窓21を透過し、反射鏡20によって反射さ
れ、Y軸レーザー干渉測長器19内に戻される。Y軸レ
ーザー干渉測長器19内では、ミラー7によって反射さ
れたレーザー光と測長器19内の参照光との干渉によ
り、ステージ5のY軸方向の移動量すなわちステージ5
のY方向の移動位置の測定を行う。
【0022】X軸レーザー干渉測長器18からのレーザ
ー光Lxは、ステージ基盤1に取りつけられた第1のガ
ルバノメーターミラーG1によって反射され、反射され
たレーザー光Lxは、反射鏡22、23、24によって
反射され、ミラー6に垂直に入射する。ミラー6に垂直
に入射したレーザー光Lxは反射され、反射鏡24、2
3、22の順に反射される。
【0023】反射鏡22によって反射されたレーザー光
Lxは、第1のガルバノメーターミラーG1、第2のガ
ルバノメーターミラーG2によって反射され、ガラス窓
21を透過し、反射鏡20によって反射され、X軸レー
ザー干渉測長器18内に戻される。X軸レーザー干渉測
長器18内では、ミラー6によって反射されたレーザー
光と測長器19内の参照光との干渉により、ステージ5
のX軸方向の移動量すなわち移動位置の測定を行う。
【0024】このように、図4〜図6に示した実施の形
態では、ステージ5を傾斜させても、その傾斜角度に応
じて第1と第2のガルバノメーターミラーG1、G2の
反射角度を変化させるように構成したので、レーザー光
Lxは常にミラー6に垂直に入射し、また、レーザー光
Lyは常にミラー7に垂直に入射させることができる。
その結果、X軸とY軸のレーザー干渉測長器18、19
を真空室内のステージ基盤1上に取りつける必要がなく
なり、真空室15の外側に取りつけることができる。し
たがって、真空室15内のスペースを小さくすることが
でき、真空室内の真空度を高く維持することが可能とな
る。
【0025】図7はステージ5を角度θs傾斜した時
の、ガルバノメーターミラーG1とG2の回転角θG1.
θG2との関係を示す図である。図3に示した制御装置1
3は、傾斜角度情報θsを受け取って、ガルバノメータ
ーミラーG1とG2の回転角θ G1G2とを求め、この
求めた回転角に応じて回転駆動部11と12を制御す
る。
【0026】ここで、ガルバノメーターミラーG1とG
2の回転角θG1G2の求め方について、図8および図
9を参照して説明する。図8はステージ5が水平時の状
態を示した図であり、図9はステージ5が角度θs傾斜
した時の状態を示した図である。図8において、(YG1,
G1)が第1のガルバノメーターミラーG1の位置、(Y
G2,ZG2)が第2のガルバノメーターミラーG2の位置
である。また、Lは第1のガルバノメーターミラーG1
の位置と第2のガルバノメーターミラーG2の位置の間
の距離である。
【0027】図9において、(YG1’,ZG1’)は、ス
テージ5が角度θs傾斜した時の第1のガルバノメータ
ーミラーG1の位置であり、L’は、ステージ5が角度
θs傾斜した時の第1のガルバノメーターミラーG1の
位置と第2のガルバノメーターミラーG2の位置の間の
距離である。
【0028】図8の幾何学的配置から、下式が成立す
る。 tanα=(ZG2−ZG1)/(YG2−YG1) θG1+α/2=π/2 θG2+α/2=π/2 L=√((YG2−YG1)2+(ZG2−ZG1)2) 図9の幾何学的配置から、下式が成立する。
【0029】tanα=(ZG2−ZG1’)/(YG2−YG1’) YG1’=YG1 *cosθs−ZG1 *sinθs (1) ZG1’=YG1 *sinθs+ZG1 *cosθs (2) θG1+(α−θs)/2+θs=π/2 θG2+α/2=π/2 L’=√((YG2−YG1’)2+(ZG2−ZG1’)2) この結果、ステージ5の傾斜角をθsとしたとき、ガル
バノメーターミラーG1とG2の回転角θG1G2は、
上記(1)式、(2)式と次の式から求めることができる。
【0030】 θG1=π/2−(α+θs)/2 =π/2−(tan-1((ZG2−ZG1’)/(YG2−YG1’)) +θs)/2 θG2=π/2−α/2 =π/2−(tan-1((ZG2−ZG1’)/(YG2−YG1’))/2 上記演算は、図3に示した制御装置13内で行われ、ス
テージ5を任意の角度に傾斜させた場合には、制御装置
13が第1と第2のガルバノメーターミラーG1,G2
の回転角θG1G2を求め、この回転角となるように常
に回転制御部11と12を制御する。
【0031】ところで、ステージ5を傾斜させることに
より、Y軸レーザー干渉測長器19からのレーザー光の
光路長が変化する。この光路長の変化は、ステージのY
方向への移動とは無関係であるので、光路長の変化分
は、実際の測長値から差し引く必要がある。
【0032】この光路長の変化分は、ガルバノメーター
ミラーG1とG2との間の距離の変化分である。ステー
ジ5の傾斜がないときのG1とG2との間の距離をLと
し、ステージの傾斜角をθsとしたときのG1とG2の
間の距離をL’とすると、L,L’および光路長変化分
δは、下式で求めることができる。
【0033】 L=√((YG2−YG1)2+(ZG2−ZG1)2) L’=√((YG2−YG1’)2+(ZG2−ZG1’)2) δ=L’−L ステージ座標を求めるには、上記した式によりδを計算
によって求め、実際のレーザー干渉測長器の測長値から
δを差し引く必要がある。このδを求める演算は、図3
に示した制御装置13によって行われ、求められたδの
値は、Y軸レーザー干渉測長器19に供給される。
【0034】以上本発明の実施の形態を説明したが、本
発明はこの実施の形態に限定されず幾多の変形が可能で
ある。例えば、レーザー光の反射角度を可変とするため
にガルバノメーターミラーを用いたが、ピエゾ素子など
の他の方法でミラーを駆動してもよいし、音響光学素子
などの他の光路を偏向できる素子を用いることができ
る。また、ガルバノメーターミラーを2個使用して、光
が1点に集中するような光路を実現したが、ガルバノメ
ーターミラーを3個以上用いてそのような光路を実現し
てもよい。特に、ステージのピッチング、ローリングを
光分解能で補正する場合には、3個以上のガルバノメー
ターミラーを利用することが考えられる。
【0035】更に、X−Yステージに本発明を適用した
が、X−Y−Zステージにも本発明を適用することがで
きる。その場合には、Z方向に長いミラーを使用するこ
とで実現が可能となる。更にまた、XとY軸それぞれに
複数系統のレーザー干渉測長器を設置することもでき、
複数設置することにより、ステージのヨーイングを補正
することが可能となる。
【0036】更に、本発明は走査電子顕微鏡のステージ
に限定されず、他の傾斜ステージを用いる装置にも適用
することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、傾斜
ステージであってもレーザー干渉計を使用してステージ
の位置測定を行うことができる。その結果、ステージ位
置を正確に測定することができるので、実際のステージ
位置のずれを走査電子顕微鏡の電子ビームの偏向器へフ
ィードバックして、正確な位置となるように補正するこ
とができる。このような補正により、試料の任意の点へ
正確に視野を移動できるため、高倍率で観察したい欠陥
個所や異物付着個所を迅速に観察することができる。
【0038】上記補正をリアルタイムに実施することに
より、外乱やステージ停止時の振動などの影響をキャン
セルすることが可能となり、高精細な静止画像を撮影す
ることができる。特に、高速なステージ移動を実現する
場合、ステージ停止後のステージ振動を短時間で静定さ
せることが困難であるため、本発明は、高速ステージ移
動を行いながら、走査電子顕微鏡画像を撮影する場合に
効果的である。更に、自由な角度へステージを軽視やさ
せても高い位置精度が得られるため、観察したい欠陥個
所等の立体的な観察を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザー干渉測長器でステージ位置を読み取る
ようにしたX−Y方向の水平ステージの一例を示す上面
図である。
【図2】レーザー干渉測長器でステージ位置を読み取る
ようにしたX−Y方向の水平ステージの一例を示す正面
図である。
【図3】本発明に基づくステージ位置測定装置の概念図
である。
【図4】本発明に基づくステージ位置測定装置の上面図
である。
【図5】本発明に基づくステージ位置測定装置の正面図
である。
【図6】本発明に基づくステージ位置測定装置の左側面
図である。
【図7】ステージ5を角度θs傾斜した時の、ガルバノ
メーターミラーG1とG2の回転角θG1G2との関係
を示す図である。
【図8】ステージ5が水平時の状態を示した図である。
【図9】ステージ5が角度θs傾斜した時の状態を示し
た図である。
【符号の説明】
1 ステージ基盤 2,4 リニアガイド 3 Y方向移動板 5 ステージ 6,7 ミラー 8,9,18,19 レーザー干渉測長器 10 傾斜軸 11,12 回転駆動部 13 制御装置 15 真空室 17 モータ 20,22,23,24 反射鏡 G1,G2 ガルバノメーターミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 AA02 AA06 BB01 CC04 DD05 FF01 2F065 AA03 AA06 CC17 FF55 LL15 PP12 PP22 UU04 2F078 CA01 CA08 CB05 CB09 CB12 CC11 5F031 CA02 HA53 JA02 JA06 JA07 JA14 JA17 JA32 JA51 KA06 KA07 KA08 LA06 LA10 MA33 NA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜機構によって傾斜可能に配置された
    水平方向の移動ステージと、レーザ干渉計と、レーザ干
    渉計からの光を反射するための反射角度可変の第1のミ
    ラーと、第1のミラーによって反射された光を反射する
    ための反射角度可変の第2のミラーと、移動ステージ上
    に固定され、第2のミラーからの光を反射させるステー
    ジミラーとを備えており、第1と第2のミラーの光の反
    射角度は、傾斜機構による移動ステージの傾斜角度に応
    じて制御され、レーザ干渉計からの光が移動ステージ上
    のステージミラーによって反射され、レーザ干渉計に戻
    されるようにしたことを特徴とする走査電子顕微鏡等の
    ステージ位置測定装置。
  2. 【請求項2】 反射角度可変のミラーはガルバノメータ
    ーミラーである請求項1記載の走査電子顕微鏡等のステ
    ージ位置測定装置。
  3. 【請求項3】 ステージの傾斜に伴うレーザー光の光路
    長の変化分が演算により求められ、レーザー干渉計によ
    る測長値から光路長の変化分が差し引かれる請求項1記
    載の走査電子顕微鏡等のステージ位置測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011516822A (ja) * 2008-02-21 2011-05-26 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲーエムベーハー 位置決定用測定装置のxyテーブル
CN109059959A (zh) * 2018-06-12 2018-12-21 湖北省地震局 水管倾斜仪整机检测系统及其方法

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