JP2000021355A - 蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置 - Google Patents

蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置

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JP2000021355A
JP2000021355A JP10185416A JP18541698A JP2000021355A JP 2000021355 A JP2000021355 A JP 2000021355A JP 10185416 A JP10185416 A JP 10185416A JP 18541698 A JP18541698 A JP 18541698A JP 2000021355 A JP2000021355 A JP 2000021355A
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fluorescent lamp
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tube
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丈夫 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ31内の封入ガスおよび電流密度につい
て最適な条件を規定することで、始動電圧およびランプ
効率を改善して、バルブ31の小形化に対応する。 【解決手段】 バルブ31は、管内径6〜9mm、放電路
長が200〜300mmである。バルブ31の内面に蛍光
体を形成する。バルブ31内に、封入ガス比率が99%以
上のアルゴンガスを封入圧力3〜6torrの範囲で封入す
る。バルブ31の両端に、バルブ31内に7〜15Wのラン
プ電力によって電流密度が3〜5 mA/mm2の放電を生起
させる電極を封装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプおよび
蛍光ランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、白熱電球などの一般照明
用電球のソケットに装着可能な口金を有するカバーを備
え、このカバーの内側に点灯回路を収納するとともに、
発光管を屈曲などしてグローブに収納した電球形蛍光ラ
ンプ(蛍光ランプ装置)が知られている。
【0003】このような電球形蛍光ランプでは、一般照
明用電球に比べて大きい外形状に形成されているために
一層の小形化が望まれている。
【0004】一方、例えば、特開昭62−12051号
公報に記載されているように、3本のU字状屈曲形のバ
ルブがほぼ正三角形の各辺になるように配置した発光管
を有する蛍光ランプが知られている。しかしながら、こ
の蛍光ランプでは、小形化に伴う寸法、形状およびラン
プ点灯条件についての詳細が検討されていないので、小
形化に最適な構成を実現するには至っていない。
【0005】電球形蛍光ランプの小形化には、発光管に
用いられるバルブの小形化が必要となるが、バルブを細
径化すると、始動電圧が上昇するとともに、ランプ効率
が低下し、また、バルブの放電路長を縮小すると、ラン
プ効率が低下する。そのため、一般照明用電球に相当す
る外形状を得ようとしても、一般照明用電球と同等の光
束が得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電球形蛍光ランプでは、バルブの小形化に伴うランプ点
灯条件についての詳細が検討されておらず、バルブの小
形化に伴って、始動電圧の上昇およびランプ効率の低下
などが発生するので、バルブの小形化に対応できない問
題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、バルブ内の封入ガスおよび電流密度について最適
な条件を規定することで、始動電圧およびランプ効率を
改善して、バルブの小形化に対応できる蛍光ランプおよ
び蛍光ランプ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蛍光ラン
プは、管内径6〜9mm、放電路長が200〜300m
mのバルブと;バルブの内面に形成される蛍光体と;バ
ルブ内に封入され、封入圧力が3〜6torrのアルゴンガ
スと;バルブの両端に封装され、バルブ内に7〜15W
のランプ電力によって電流密度が3〜5 mA/mm2 の放電
を生起させる電極と;を具備しているものである。
【0009】そして、管内径6〜9mm、放電路長が2
00〜300mmのバルブ内に、封入圧力が3〜6torr
のアルゴンガスを封入して、7〜15Wのランプ電力に
よって電流密度が3〜5 mA/mm2 の放電を生起させるの
で、バルブの小形化に伴って、バルブ内の封入ガスおよ
び電流密度について最適な条件を規定し、始動電圧およ
びランプ効率を向上可能とする。また、アルゴンガスの
封入圧力が3torr以下では、電極が短寿命となるとも
に、電極ロスが増加し、発光効率が低下し、一方、アル
ゴンガスの封入圧力が6torr以上では、始動電圧が高く
なるものの発光効率が低下する。
【0010】なお、バルブ内に封入されるアルゴンガス
は99%以上であることを意味するが、本発明の作用効
果を損わない範囲であれば、他の種類のガスを若干混合
されていても構わない。そして、バルブ内に封入する封
入ガスのうち99%以上がアルゴンガスであるので、電
極ロスを少なくすることが可能となる。
【0011】請求項2記載の蛍光ランプは、請求項1記
載の蛍光ランプにおいて、バルブは、U字状に屈曲され
た後に蛍光体が塗布されているものである。
【0012】そして、バルブはU字状に屈曲された後に
蛍光体が塗布されているので、蛍光体の塗布後にU字状
に屈曲するのに比べて蛍光体の剥離を防止し、蛍光体の
剥離による光束劣化を低減可能とする。
【0013】請求項3記載の蛍光ランプ装置は、請求項
1または2記載の蛍光ランプと;7〜15Wのランプ電
力により蛍光ランプのバルブ内の電流密度が3〜5 mA/
mm2で点灯させる点灯回路と;を具備しているものであ
る。
【0014】そして、請求項1ないし4いずれか一記載
の蛍光ランプを、7〜15Wのランプ電力によりバルブ
内の電流密度が3〜5 mA/mm2 で点灯させるので、始動
電圧およびランプ効率を改善して、バルブの小形化に対
応可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蛍光ランプおよび
蛍光ランプ装置の一実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は電球形蛍光ランプのグローブを透視
した側面図、図2は電球形蛍光ランプのグローブを透視
した底面図、図3は電球形蛍光ランプの一部の断面図、
図4はバルブの配置関係を示す説明図、図5はバルブの
管外径とランプ効率および発光管の最大幅との関係を示
すグラフ、図6は封入ガスの種類および封入圧力と相対
効率との関係を示すグラフ、図7は発光管の製造方法を
(a) 〜(d) の順に説明する説明図、図8は図7に続いて
発光管の製造方法を(a)(b)の順に説明する説明図であ
る。
【0017】図1ないし図3において、10は蛍光ランプ
装置としての電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ラン
プ10は、口金12を有するカバー14と、このカバー14に収
納された点灯回路16と、透光性を有するグローブ17と、
このグローブ17に収納された蛍光ランプとしての発光管
18とを備えている。そして、グローブ17とカバー14とか
ら構成される外囲器は、定格電力60W形相当の白熱電
球などの一般照明用電球の規格寸法に近似する外形に形
成されている。すなわち、口金12を含む高さH1 は11
0〜125mm程度、直径すなわちグローブ17の外形D1
が50〜60mm程度、カバー14の外形D2 が40mm程度
に形成されている。なお、一般照明用電球とはJIS
C 7501に定義されるものである。そして、以下、
口金12側を上側、グローブ17側を下側として説明する。
【0018】そして、カバー14は、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて形成
されたカバー本体21を備えている。そして、このカバー
本体21は、下方に拡開する略円筒状をなし、上端部に、
E26形などの口金12が被せられ、接着剤またはかしめ
などにより固定されている。
【0019】また、グローブ17は、透明あるいは光拡散
性を有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂によ
り、定格電力60W形相当の一般照明用電球のガラス球
とほぼ同一形状の滑らかな曲面状に形成されているとと
もに、開口部の縁部には、カバー14の下端の開口部の内
側に嵌合する嵌合縁部17a が形成されている。なお、こ
のグローブ17は、拡散膜などの別部材を組み合わせ、輝
度の均一性を向上することもできる。
【0020】また、点灯回路16は、水平状、すなわち発
光管18の長手方向と垂直に配置される円板状の回路基板
24を備え、この回路基板24の両面すなわち口金12側であ
る上面および発光管18側である下面に、複数の部品(電
気部品)25,26が実装されて、高周波点灯を行なうイン
バータ回路(高周波点灯回路)が構成されている。
【0021】回路基板24は、略円板状で、発光管18の最
大幅D3 の1.2倍以下の直径(最大幅寸法)に形成さ
れている。
【0022】複数の部品25,26のうち、回路基板24の上
面には、比較的耐熱性の弱い電解コンデンサ、フィルム
コンデンサなどの部品25が実装され、回路基板24の下面
には、比較的耐熱性が強いとともに厚さ寸法が小さいチ
ップ状のREC(rectifier、整流素子、ダイオードブ
リッジ)、トランジスタ、抵抗などのパッケージの厚さ
寸法が2〜3mm程度に形成されている部品26が実装され
ている。
【0023】そして、点灯回路16は、7〜15Wのラン
プ電力により発光管18内の電流密度(断面積当たりの電
流)が3〜5 mA/mm2 で点灯させるように構成されてい
る。
【0024】また、発光管18は、略同形状の3本のU字
状屈曲形のバルブ31を所定の位置に配置し、連通管32で
順次接続して、1本の放電路が形成されている。
【0025】各バルブ31は、管外径が8〜11mm、管内
径が6〜9mm、肉厚が0.7〜1.0mmのガラス製の円
筒状の管体であり、110〜130mm程度の直管状のバ
ルブ31を中間部で滑らかに湾曲させ頂部Pを備えた略U
字状に形成されている。すなわち、各バルブ31は、滑ら
かに反転する屈曲部31a と、この屈曲部31a に連続する
互いに平行な一対の直線部31b とを備えている。そし
て、発光管18は、バルブの高さH2 が50〜60mm、放
電路長が200〜300mm、バルブ並設方向の最大幅D
3 が32〜43mmに形成されている。発光管18のバルブ
31の内面にはU字状に屈曲された後に蛍光体が形成され
ているとともに、バルブ31内には封入ガスのうちの99
%以上のアルゴンガス(Ar)が封入圧力3〜6torrで
封入されている。
【0026】そして、発光管18の製造方法を図7および
図8において説明すると、まず、図7(a) に示すよう
に、110〜130mm程度の直管状のバルブ31を中間部
でU字状に屈曲させ、次に、図7(b) に示すように、3
つの各バルブ31の内面に蛍光体を塗布形成し、次に、図
7(c) に示すように、各バルブ31の端部(ネック部)の
蛍光体を除去するとともに、各バルブ31の連通管32の位
置に対応して孔明けし、次に、図7(d) に示すように、
両端のバルブ31に電極としてのフィラメントコイル44を
有する電極ユニットおよび細管41を有する細管ユニット
をそれぞれマウントし、中間のバルブ31の一端に細管ユ
ニットをマウントするとともに他端を封止する。次に、
図8(a) に示すように、一端と中間のバルブ31同士を連
通管32を介してつなぎ合わせるとともに、一端のバルブ
31の細管41を封止し、次に、図8(b) に示すように、他
端と中間のバルブ31同士を連通管32を介してつなぎ合わ
せるとともに、他端のバルブ31の細管41を封止する。最
後に、中間のバルブ31の細管41を通じて排気を行なって
アルゴンガスと置換し、中間のバルブ31の細管41を封止
する。
【0027】この発光管18は、蛍光ランプ固定部材であ
りまた点灯回路固定部材である支持部材としての仕切板
33に取り付けられ、この仕切板33がカバー14に固定され
ている。すなわち、仕切板33は、円板状をなす基板部34
を備え、この基板部34に形成された取付孔34a に、各バ
ルブ31の端部を挿入したうえ接着剤にて接着などして、
発光管18が仕切板33に固定されている。また、基板部34
の外周部からは、上側に向かいさらに外側に向かう嵌合
段部35が形成されている。そして、この嵌合段部35をカ
バー14の内側に嵌合し、さらに、この嵌合段部35とカバ
ー14との間にグローブ17の嵌合縁部17a を嵌合した状態
で、嵌合段部35とカバー14との間に接着剤37を充填する
ことにより、これらの部材が互いに固定されている。ま
た、嵌合段部35の上側には、円筒状などをなす取付片部
38が突設され、この取付片部38に、嵌合あるいは接着な
どして、点灯回路16の回路基板24が取り付けられてい
る。
【0028】また、このように電球形蛍光ランプ10が組
み付けられた状態で、発光管18は、グローブ17内の所定
の位置に収納されている。すなわち、この状態で、各バ
ルブ31の頂部Pは、この電球形蛍光ランプ10の上下方向
を長手方向とする中心軸を中心とする1つの円周上に等
間隔で位置し、また、各バルブ31の各直線部31b も、ラ
ンプの中心軸を中心とする所定の円周上に略等間隔で位
置するようになっている。つまり、図4に示すように、
発光管18の3つのバルブ31の直線部31b の管軸が正六角
形の頂点Pにほぼ位置するようにしている。バルブ31の
直線部31b の間隔w1 と隣接するバルブ31の間隔w2 と
がほぼ等しく、この間隔w(w1 ,w2)が1〜5mmの
範囲内に規定されている。なお、間隔w(w1 ,w2 )
が1〜5mmの範囲内であるが、2〜3mmが製造上好まし
く、また、5mmを越えると小形化に寄与しないこともあ
る。
【0029】そして、図4および図5を参照して、上述
した発光管18の最大幅aが32〜43mm、バルブ31の管
外径d1 が8〜11mmである数値の意味について説明す
る。
【0030】なお、図5には、発光管18の肉厚が0.8
mm、ガス圧が400Pa 、放電路長が250mm、ランプ
電流が0.2Aの場合において、ランプ効率を示すとと
もに、間隔wが5mmの例と2mmの例について管外径d1
と最大幅aとの関係を示す。
【0031】一般照明用電球の外観に近似させるととも
にこの一般照明用電球を用いる照明器具への適合率を上
げるためにはグローブ17の外径を45mm以下(好ましく
は40mm程度である)にしなければならず、このグロー
ブ17またはカバー14の内面と発光管18の外周とのクリア
ランスを考慮して発光管18の最大幅aの上限は43mmと
した。
【0032】管外径d1 の下限は、相対ランプ効率が9
7%以上となる8mmとした。
【0033】管外径d1 の上限は、発光管18の最大幅a
の上限43mmから、a=3d1 +2wの式に基づいて規
定した。このとき、発光管18の3つのバルブ31の直線部
31bの管軸が正六角形の頂点にほぼ位置するようにして
いる(w1 ,w2 はほぼ均等である)。したがって、a
=3d1 +2wの式に、最大時の数値(a:43、w:
5)を当てはめて、43=3d1 +2×5からd1 の値
を求めることにより、管外径d1 の上限は11mmとし
た。
【0034】発光管18の最大幅aの下限は、a=3d1
+2wの式、最小時の数値(d1 :8、w:2)を当て
はめて、a=3×8+2×2からaの値を求めることに
より、28mmとした。
【0035】なお、管内径の下限を6mmとしたのは、6
mm以下では始動電圧が高くなり、実用的ではないためで
ある。
【0036】さらに、肉厚1.1mm以上では、U字状に
屈曲した屈曲部31a の内側にガラスの肉溜まりが発生
し、屈曲部31a の内側からクラックが発生し易いが、肉
厚を0.7〜1.0mmにすることで、屈曲部31a の内側
にガラスの肉溜まりが発生するのを抑制できる。
【0037】また、グローブ17と発光管18の頂部Pとの
最小間隙をA1 、グローブ17の最大外径部と発光管18と
の最小間隙をA2 、グローブ17の端部と発光管18との最
小間隙をA3 としたとき、A2 >A1 ≧A3 の関係に規
定されている。A1 は2〜8mm程度、A2 は3〜13mm
程度、A3 は2〜8mm程度である。
【0038】A2 >A1 ≧A3 の場合の配光は、例えば
A2 =A3 の場合の配光に比べて、口金12方向の配光が
増加し、一般照明用電球の配光に近似する。すなわち、
A2がA3 より大きいので、グローブ17の側面から口金1
2方向に拡散する光が多くなり、口金12方向の配光照度
が大きくなる。しかも、A1 をA2 >A1 ≧A3 の関
係、つまり2mm>A1 >8mmの関係とすることで、発光
管18の頂部P方向への配光を強くできる。したがって、
電球形蛍光ランプ10のA2 >A1 ≧A3 の関係を規定す
ることにより、一般照明用電球に近似した配光特性の最
適条件を規定できる。
【0039】このように規定された電球形蛍光ランプ10
を、一般照明用電球の照明器具に用いた場合、電球形蛍
光ランプ10の配光が一般照明用電球の配光に近似するこ
とで、照明器具内に配設されたソケット近傍の反射体へ
の光照射量が十分に確保され、反射体の光学設計どおり
の器具特性を得ることができる。しかも、電球スタンド
のように、内部光源のイメージが布製などの光拡散性カ
バーに映し出される照明器具であっても、電球形蛍光ラ
ンプ10の配光が一般照明用電球の配光に近似すること
で、違和感なく使用できる。
【0040】なお、グローブ17の表面輝度を株式会社ト
プコン製の輝度計BM−8によって測定したところ2.
8cd/cm2 であった。また、全光束は810lmであ
った。
【0041】また、各バルブ31は、マウントを用いたラ
インシール、あるいはマウントを用いないピンチシール
などにより、一端部が封着されているとともに、他端部
には排気管とも呼ばれる細管41が溶着され、排気を行な
い、あるいは必要に応じてアマルガムを備えるようにな
っている。
【0042】発光管18の両端部に位置する各バルブ31の
端部には、マウントを用いたラインシールなどにより、
電極としてのフィラメントコイル44が、一対のウエルズ
(導入線)に支持されて配置されている。そして、各ウ
エルズは、バルブ31の端部のガラスに封着されたジュメ
ット線を介して、バルブ31の外部に導出されたランプ側
ワイヤーに接続されている。そして、発光管18から導出
された2対すなわち4本のランプ側ワイヤーは、点灯回
路16に電気的に接続されている。
【0043】そして、発光管18には、バルブ31内に封入
ガス比率が99%以上のアルゴンガスが封入圧力3〜6
torrで封入されて、点灯回路16により両端のフィラメン
トコイル44に印加される7〜15Wのランプ電力によっ
て電流密度が3〜5 mA/mm2の放電が生起される。
【0044】バルブ31内に封入される封入ガスとしてア
ルゴンガスは100%に近い方が電極ロスを少なくでき
る。すなわち、図6に示すように、アルゴンガスが10
0%の場合には、アルゴンガスが50%、ネオンガス
(Ne)が50%の混合ガスの場合に比べて、相対効率
を高くできる。
【0045】さらに、バルブ31内に封入されるアルゴン
ガスの封入圧力は高い方が始動電圧を高くできる。しか
し、アルゴンガスの封入圧力が3torr以下では、電極寿
命が短寿命となるともに、電極ロスが増加し、発光効率
が低下し、一方、アルゴンガスの封入圧力が6torr以上
では、始動電圧が高くなるものの発光効率が低下する。
【0046】このように構成された電球形蛍光ランプ10
は、入力電力定格14Wで、発光管18には、12.5W
の電力の高周波で加わり、ランプ電流は280mA、ラ
ンプ電圧は65Vとなり、3波長発光形蛍光体の使用に
より全光束810lmとなっている。
【0047】そして、本実施の形態によれば、管内径6
〜9mm、放電路長が200〜300mmのバルブ31内
に、封入ガス比率が99%以上のアルゴンガスを封入圧
力3〜6torrの範囲で封入して、7〜15Wのランプ電
力によって電流密度が3〜5mA/mm2 の放電を生起させ
るので、バルブ31の小形化に伴って、バルブ31内の封入
ガスおよび電流密度について最適な条件を規定でき、始
動電圧およびランプ効率を向上できる。
【0048】また、バルブ31はU字状に屈曲された後に
蛍光体が塗布されているので、蛍光体の塗布後にU字状
に屈曲するのに比べて蛍光体の剥離を防止でき、蛍光体
の剥離による光束劣化を低減できる。
【0049】このようにして、定格電力60W形相当の
一般照明用電球に近似する外形を実現できるため、一般
照明用電球を用いる照明器具に広く装着することが可能
になり、汎用性を向上できるとともに、装着時の違和感
もなくなり、外観を向上できる。
【0050】なお、上記の各実施の形態では、乳白色な
どのグローブ17を設けたが、透明(クリアタイプ)のグ
ローブを設けてもよい。
【0051】また、上記の各実施の形態では、U字状の
バルブ31を3本接続して発光管18を構成したが、発光管
18の形状はこれに限らず、例えばU字状あるいはH字状
のバルブを2本、3本、あるいは4本など並列させて、
すなわち長手方向に沿って4軸、6軸、あるいは8軸の
放電路を形成し、ランプ長の短縮を図ることもできる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の蛍光ランプによれば、管
内径6〜9mm、放電路長が200〜300mmのバル
ブ内に、封入圧力が3〜6torrのアルゴンガスを封入し
て、7〜15Wのランプ電力によって電流密度が3〜5
mA/mm2 の放電を生起させるので、バルブの小形化に伴
って、バルブ内の封入ガスおよび電流密度について最適
な条件を規定でき、始動電圧およびランプ効率を向上で
きる。
【0053】請求項2記載の蛍光ランプによれば、請求
項1記載の蛍光ランプの効果に加えて、バルブはU字状
に屈曲された後に蛍光体が塗布されているので、蛍光体
の塗布後にU字状に屈曲するのに比べて蛍光体の剥離を
防止でき、蛍光体の剥離による光束劣化を低減できる。
【0054】請求項3記載の蛍光ランプ装置によれば、
請求項1または2記載の蛍光ランプを、7〜15Wのラ
ンプ電力によりバルブ内の電流密度が3〜5 mA/mm2
点灯させるので、始動電圧およびランプ効率を改善し
て、バルブの小形化に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置の一
実施の形態を示す電球形蛍光ランプのグローブを透視し
た側面図である。
【図2】同上電球形蛍光ランプのグローブを透視した底
面図である。
【図3】同上電球形蛍光ランプの一部の断面図である。
【図4】同上バルブの配置関係を示す説明図である。
【図5】同上バルブの管外径とランプ効率および発光管
の最大幅との関係を示すグラフである。
【図6】同上封入ガスの種類および封入圧力と相対効率
との関係を示すグラフである。
【図7】同上発光管の製造方法を(a) 〜(d) の順に説明
する説明図である。
【図8】同上図7に続いて発光管の製造方法を(a)(b)の
順に説明する説明図である。
【符号の説明】
10 蛍光ランプ装置としての電球形蛍光ランプ 16 点灯回路 18 蛍光ランプとしての発光管 31 バルブ 44 電極としてのフィラメントコイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内径6〜9mm、放電路長が200〜
    300mmのバルブと;バルブの内面に形成される蛍光
    体と;バルブ内に封入され、封入圧力が3〜6torrのア
    ルゴンガスと;バルブの両端に封装され、バルブ内に7
    〜15Wのランプ電力によって電流密度が3〜5 mA/mm
    2 の放電を生起させる電極と;を具備していることを特
    徴とする蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 バルブは、U字状に屈曲された後に蛍光
    体が塗布されていることを特徴とする請求項1記載の蛍
    光ランプ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の蛍光ランプと;
    7〜15Wのランプ電力により蛍光ランプのバルブ内の
    電流密度が3〜5 mA/mm2 で点灯させる点灯回路と;を
    具備していることを特徴とする蛍光ランプ装置。
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