JP2000020925A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型磁気ヘッド

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JP2000020925A
JP2000020925A JP10185251A JP18525198A JP2000020925A JP 2000020925 A JP2000020925 A JP 2000020925A JP 10185251 A JP10185251 A JP 10185251A JP 18525198 A JP18525198 A JP 18525198A JP 2000020925 A JP2000020925 A JP 2000020925A
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wear
magnetoresistive
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JP10185251A
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Ikuko Hata
郁子 秦
Teruyuki Inaguma
輝往 稲熊
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MR素子の摩耗量が許容最大量に達したこと
を容易に検出することのできる磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドを提供する。 【解決手段】 この磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、磁気
記録媒体を摺動させて、当該磁気記録媒体からの信号を
磁気抵抗効果素子によって検出する磁気抵抗効果型磁気
ヘッドであって、磁気抵抗効果素子と略平行に配された
導電体と、上記導電体の両端から導出された一対の端子
とを備える。そしてこの磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、
磁気記録媒体摺動面が摩耗するに伴って、上記導電体が
摩耗し、当該導電体の抵抗値が変化するようになされて
おり、上記一対の端子間の抵抗値を検出することによ
り、磁気記録媒体摺動面の摩耗量を検知できるようにな
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体と摺
動して情報の記録再生を行う磁気抵抗効果型磁気ヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ、デジタルオーデ
ィオテープレコーダ、データストレージ装置等に搭載さ
れる磁気ヘッド装置として、磁気記録媒体に対して記録
又は再生を行う1個以上の磁気ヘッドを、回転ドラムに
搭載したものが用いられている。上記磁気ヘッド装置に
より情報の記録再生を行う場合には、上記回転ドラムを
磁気テープ等の磁気記録媒体に接触させた状態で回転さ
せることにより、当該回転ドラムに搭載される磁気ヘッ
ドを磁気記録媒体に対して接触した状態で走査させて、
所定の記録トラックに対して情報の記録再生を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に磁気ヘッドを磁気記録媒体に対して接触した状態で走
査させると、磁気記録媒体との摺動により磁気ヘッドの
摺動面が摩耗してしまう。特にヘリカルスキャニング方
式のように高速で摺動する記録再生システムでは、ヘッ
ド摺動面の摩耗により出力が不安定になってしまう。ま
た、ヘッド摺動面の摩耗はヘッド寿命を決める上で極め
て重要な問題である。
【0004】また、このシステムに磁気抵抗効果型素子
(以下、MR素子と称する。)を用いた再生用磁気ヘッ
ドを搭載することを想定した場合、MR素子の摩耗によ
り、感度低下、バイアス量の変化、安定動作性の低下、
抵抗値の変化等の致命的な問題を生じる恐れがある。そ
のなかでも特に問題となるのが、MR素子が摩耗して形
状が変化し、当該MR素子の初期抵抗値が変化してしま
うことである。MR素子を用いた磁気ヘッドでは、MR
素子の初期抵抗値に対する、磁気抵抗効果による抵抗変
動の割合を電気信号として検出しているため、MR素子
の初期抵抗値が変動してしまうと、正確な検出を行うこ
とができなくなる。
【0005】さらに、MR素子の媒体摺動面に対して垂
直な方向の長さ(デプス)が小さくなることで当該MR
素子が単磁区されにくくなり、バルクハウゼンノイズが
発生しやすくなる。つまり、MR素子のデプス量の変化
は出力の変動、再生感度低下、バルクハウゼンノイズの
発生等、様々な致命的欠陥へとつながる。磁気ヘッドと
しては、安定した出力が得られることが重要であり、そ
のためには、MR素子の摩耗量を知ることが重要であ
る。特に、MR素子の摩耗量が、当該MR素子が十分に
働くために許容される最大量に達したかどうかを見極め
る必要がある。
【0006】従来は、MR素子の初期抵抗値の変化量を
換算することによりMRヘッドの摩耗量を求めていた。
しかし、MR素子の初期抵抗値の変化量からMRヘッド
の摩耗量を換算する場合、ヘッドトラック幅の微妙な誤
差や、MR素子以外の他のリード部分の抵抗が影響する
等、換算値に安定性が求められず、信頼性に劣ってい
た。
【0007】本発明は、上述したような従来の実情に鑑
みて提案されたものであり、MR素子の摩耗量が許容最
大量に達したことを容易に検出することのできる磁気抵
抗効果型磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気抵抗効果型
磁気ヘッドは、磁気記録媒体を摺動させて、当該磁気記
録媒体からの信号を磁気抵抗効果素子によって検出する
磁気抵抗効果型磁気ヘッドであって、磁気抵抗効果素子
と略平行に配された導電体と、上記導電体の両端から導
出された一対の端子とを備える。そして本発明の磁気抵
抗効果型磁気ヘッドは、磁気記録媒体摺動面が摩耗する
に伴って、上記導電体が摩耗し、当該導電体の抵抗値が
変化するようになされており、上記一対の端子間の抵抗
値を検出することにより、磁気記録媒体摺動面の摩耗量
を検知できるようになされていることを特徴とする。
【0009】上述したような本発明に係る磁気抵抗効果
型磁気ヘッドでは、磁気記録媒体摺動面が摩耗するに伴
って上記導電体が摩耗し、当該導電体の抵抗値が変化す
るようになされているので、上記一対の端子間の抵抗値
の変化を検出することにより、磁気記録媒体摺動面の摩
耗量が容易に検知される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】本発明を適用したMRヘッドの一例を図1
及び図2に示す。ここで、図1は、MRヘッドの一例を
示す斜視図であり、図2は、図1のMRヘッドを媒体摺
動面側から見た図である。このMRヘッド1は、第1の
基板2と、第1の基板2上に形成された第1の絶縁膜3
と、第1の絶縁膜3上に形成されたMRヘッド素子4
と、MRヘッド素子4上に形成された第2の絶縁膜5
と、第2の絶縁膜5上に接着された第2の基板6とから
構成される。なお、図1では、第1の絶縁膜3及び第2
の絶縁膜5とを省略して示している。
【0012】第1の基板2は、図1中矢印Aで示される
磁気記録媒体との摺動方向前端側のガード材とMRヘッ
ド1の下層シールドとを兼ねるものである。また、第2
の基板6は、磁気記録媒体との摺動方向後端側のガード
材とMRヘッド1の上層シールドとを兼ねるものであ
る。第1の基板2及び第2の基板6には、硬質の軟磁性
材料が使用される。
【0013】第1の絶縁膜3は、MRヘッド1の下層ギ
ャップとなり、また、第2の絶縁膜5は、MRヘッド1
の上層ギャップとなる。
【0014】MRヘッド素子4は、第1の絶縁膜3及び
第2の絶縁膜5を介して、第1の基板2及び第2の基板
6に挟持されている。
【0015】図1及び図2に示したMRヘッド1に用い
られるMRヘッド素子4の一構成例を図3に示す。この
MRヘッド素子4は、長辺が磁気記録媒体との摺動面1
aと略平行になるように配された平面略長方形形の磁気
抵抗効果素子7と、磁気抵抗効果素子7の長手方向の両
端部に配された永久磁石膜8a,8bと、永久磁石膜8
a,8bから導出された引き出し導体9a,9bと、引
き出し導体9aの一端部に配された外部端子10aと、
引き出し導体9bの一端部に配された外部端子10b
と、永久磁石膜8aから導出された摩耗モニタ11とを
備える。
【0016】MRヘッド素子4において、磁気抵抗効果
素子7は、磁気抵抗効果を有し、MRヘッド1の感磁部
となる磁気抵抗効果膜と、SALバイアス方式によって
バイアス磁界を上記磁気抵抗効果膜に印加するための軟
磁性膜(いわゆるSAL膜)とが積層されてなる。この
軟磁性膜は、磁気抵抗効果膜にバイアス磁界を与えて、
検出信号の直線性を高める働きをする。
【0017】上記磁気抵抗効果膜としては、公知の軟磁
性材料が使用可能である。具体的には、NiFe、Ni
FeCo、パーマロイ合金NiFe−X(XはTa、C
r、Nb、Rh、Zr、Mo、Al、Au、Pd、P
t、Si等がある。また、Xとしてこれらの元素が複数
種類含有されてもよい。)、CoZr系アモルファス等
が挙げられる。
【0018】永久磁石膜8a,8bは、図3に示すよう
に、上記磁気抵抗効果素子7の長手方向の両端部に設け
られ、永久磁石膜8a,8bからの磁場の影響により磁
気抵抗効果膜を単磁区化し、磁気抵抗効果膜内における
磁壁の移動によるバルクハウゼンノイズの発生を防止す
るものである。
【0019】これらの永久磁石膜8a,8bには例えば
CoNiPt、CoCrPt等、保磁力が1000エル
ステッド以上である材料を用いることが好ましい。
【0020】ところで、上記永久磁石膜8a,8bは導
電性を有しているので、このMRヘッド1において、セ
ンス電流は後述する引き出し導体9a,9bから永久磁
石膜8a,8bを介して磁気抵抗効果素子7に供給され
る。そして、実際に磁気記録媒体からの磁界を検出する
感磁部となる部分は、永久磁石膜8a,8b間に設けら
れた磁気抵抗効果素子7である。したがって、永久磁石
膜8aと永久磁石膜8bとの間隔がトラック幅となり、
永久磁石膜8a,8bによってトラック幅が規制される
ことになる。
【0021】外部端子10a,10bは外部と電気的接
続をとるためのものである。外部端子10aは引き出し
導体9aの長手方向の他端部に形成され、外部端子10
bは、引き出し導体9bの長手方向の他端部に形成され
る。
【0022】摩耗モニタ11は、導電性材料からなり、
永久磁石膜8aの長手方向の、磁気抵抗効果素子7と接
続された端部と反対側の端部に接続される。この摩耗モ
ニタ11は、磁気抵抗効果素子7の摩耗量が許容限界摩
耗量に達したことを検知する。
【0023】この摩耗モニタ11は、図3に示すよう
に、略長方形状の摩耗検知部11aと、摩耗検知部分1
1aと接続して形成された導体部11bと、導体部11
bの端部に形成され外部との電気的接続を図る端子部1
1cとからなる。摩耗検知部11aは、一方の短辺が永
久磁石膜8aと接続して、長辺が摺動面と略平行になる
ように配されるとともに、一方の長辺が摺動面に露出し
ている。また、摩耗検知部分11aの短辺の長さt
1は、磁気抵抗効果素子7の許容される最大摩耗量と略
等しくする。磁気抵抗効果素子7の許容最大摩耗量は、
使用するシステムで必要なダイナミックレンジや、磁気
抵抗効果素子7が十分に働く限界位置等を考慮して決定
されることが好ましい。具体的には、例えば磁気抵抗効
果素子7のデプスt2が4μmの場合、許容される最大
摩耗量は約2μm程度に設定される。
【0024】また、導体部11bは、上記摩耗検知部1
1aの永久磁石膜8aと接続していないほうの端部から
導出され、引き出し導体9aと略平行に形成されてい
る。そして、導体部11bの端部には、端子部11cが
形成されている。この摩耗モニタ11は、永久磁石膜8
aを介して引き出し導体9aと電気的に接続されてい
る。
【0025】このようなMRヘッド1を用いて磁気記録
媒体から記録信号を読み出す際には、引き出し導体9
a,9bの一端部に形成された外部端子10a,10b
から引き出し導体9a,9bを介して磁気抵抗効果素子
7にセンス電流を供給し、摺動面1aに沿って磁気抵抗
効果素子7にセンス電流を流す。そしてこのセンス電流
により、磁気記録媒体からの磁界によって生じる磁気抵
抗効果膜の抵抗変化を検出し、これによって磁気記録媒
体からの記録信号を再生する。
【0026】一般に、磁気抵抗効果を利用したMRヘッ
ドは、電磁誘導を利用して記録再生を行うインダクティ
ブ型磁気ヘッドよりも高密度記録に適している。したが
って、磁気ヘッドとしてMRヘッドを用いることで、よ
り高密度記録化を図ることができる。
【0027】ところが、上記磁気抵抗効果素子7は、磁
気記録媒体との摺動により摩耗してしまう。磁気抵抗効
果素子7が摩耗すると、磁気抵抗効果膜の形状が変化
し、当該磁気抵抗効果膜の初期抵抗値が変化してしま
う。MRヘッドでは、磁気抵抗効果膜の初期抵抗値に対
する、磁気抵抗効果による抵抗変動の割合を電気信号と
して検出しているため、磁気抵抗効果膜の初期抵抗値が
変動してしまうと、正確な検出を行うことができなくな
る。
【0028】ただし、磁気抵抗効果素子7は摩耗すると
すぐに使用できなくなる訳ではなく、摩耗量にある程度
の許容範囲を有している。しかし、許容される最大摩耗
量よりも多く摩耗が進んでしまうと、磁気抵抗効果膜の
初期抵抗値の変動が大きくなりすぎ、もはや正確な再生
は望めなくなる。
【0029】MRヘッドを使用する使用者においては、
磁気抵抗効果素子7がまだ使用できるのかどうか容易に
確認できることが望まれる。磁気抵抗効果素子7がまだ
使用できるのかどうかがわからないと、すでに最大摩耗
量よりも多く摩耗が進んでしまい、正確な検出ができな
くなっている磁気抵抗効果素子7を使用し続ける場合も
でてくる。
【0030】そこで、このMRヘッド1では、摩耗モニ
タ11によって、磁気抵抗効果素子7の摩耗量が、正確
な検出を行うための許容最大摩耗量に達しているかどう
かを検出している。
【0031】外部端子10a,10bから引き出し導体
9a,9bと永久磁石膜8a,8bとを介して磁気抵抗
効果素子7にセンス電流として供給される電流の一部
は、永久磁石膜8aを介して摩耗モニタ11にも供給さ
れる。摩耗モニタ11の端子部11cには図示しない電
流検出器が接続されており、この電流検出器によって、
摩耗モニタ11に電流が流れているかどうかを検出す
る。
【0032】また、摩耗モニタ11の摩耗検知部11a
は、磁気抵抗効果素子7と同様に、その一端部が磁気記
録媒体との摺動面1aに露出しているので、磁気記録媒
体との摺動により、磁気抵抗効果素子7とともに摩耗検
知部11aも摩耗していく。
【0033】そして、摩耗検知部11aの長さt1は、
磁気抵抗効果素子7の許容最大摩耗量と略等しくされて
いるので、磁気抵抗効果素子7の摩耗量が許容最大摩耗
量に達したときに、摩耗検知部11aは全て摩耗されて
しまう。摩耗検知部11aが全て摩耗されてしまうと、
図4に示すように、摩耗モニタ11の導体部11bと永
久磁石膜8aとの間の電気的接続が分断されてしまい、
摩耗モニタ11に電流が流れなくなる。
【0034】このように、摩耗モニタ11に電流が流れ
なくなることにより、磁気抵抗効果素子7の摩耗量が許
容最大摩耗量に達したことを知ることができる。
【0035】なお、図1及び図2では、特徴を分かりや
すく図示するために、MRヘッド素子3の部分を大きく
表記しているが、実際には、MRヘッド素子3は基板2
に比べると非常に微細であり、テープ摺動面1aとなる
のは、殆ど基板の上部端面だけである。
【0036】つぎに、以上のようなMRヘッド1の製造
方法について説明する。なお、以下の説明で用いる図面
は、特徴を分かりやすく図示するために、特徴となる部
分を拡大して示している場合があり、各部材の寸法の比
率が実際と同じであるとは限らない。
【0037】また、以下の説明では、MRヘッド1を構
成する各部材、並びにその材料、大きさ及び膜厚等につ
いて、具体的な例を挙げるが、本発明は、以下の例に限
定されるものではない。例えば、以下の説明では、ハー
ドディスク装置等で実用化されているものと同様な構造
を有する、いわゆるシールド型のSAL(Soft Adjacen
t Layer)バイアス方式の磁気抵抗効果型MRヘッド素
子を用いた例を挙げるが、本発明に係るMRヘッド1で
は、シールド型のSALバイアス方式の磁気抵抗効果型
MRヘッド素子以外のMRヘッド素子も使用可能である
ことは言うまでもない。
【0038】MRヘッド1を作製する際は、先ず、例え
ば直径3インチの円盤状の第1の基板2を用意する。こ
の第1の基板2上には、以下に説明するように、MRヘ
ッド素子4が多数形成される。そして、MRヘッド素子
4が形成された第1の基板2を切り分けることにより、
最終的に多数のMRヘッド1が得られる。この第1の基
板2は、リーディング側のガード材と、MRヘッド素子
4の下層シールドとを兼ねるものであり、その材料に
は、高硬度の軟磁性材料を用いる。具体的には、例え
ば、Ni−ZnフェライトやMn−Znフェライトが好
適である。
【0039】次に、図5及び図6に示すように、第1の
基板2の上に、MRヘッド素子4の下層ギャップとなる
第1の絶縁膜3を、スパッタリング等により成膜する。
ここで、第1の絶縁膜3の材料には、絶縁特性や耐磨耗
性等の観点から、Al23が好適である。なお、この第
1の絶縁膜3の膜厚は、所望とする下層ギャップ長に約
20nm程度加えた値とする。下層ギャップの膜圧は、
記録信号の周波数等に応じて適切な値に設定すればよ
く、具体的には、例えば93nm程度とする。
【0040】次に、上記第1の絶縁膜の所望とする厚み
以上の分を研磨して表面を鏡面とする。第1の絶縁膜3
を、Al23をスパッタリングにより形成した場合、そ
のままでは、第1の絶縁膜3の表面粗さが大きく、この
上に形成されるMR素子の特性が劣化する。そのため表
面を研磨して鏡面とする。この鏡面とするために必要な
研磨量は20nm程度であり、この程度の研磨量ならば
3インチ以上の径の基板でも研磨量分布差はほとんど無
く均一なため、大口径化も可能である。また、従来の方
法に比べて下層ギャップ材料の研磨量が極端に少なく、
ギャップの厚みを制御することが非常に容易となる。
【0041】次に、図7及び図8に示すように、第1の
絶縁膜3の上に、SALバイアス方式の磁気抵抗効果素
子7を構成する薄膜(以下、磁気抵抗効果素子用薄膜7
aと称する。)を成膜する。
【0042】具体的には、磁気抵抗効果素子用薄膜7a
は、例えば、Ta(5nm)/NiFeNb(43n
m)/Ta(5nm)/NiFe(40nm)/Ta
(1nm)を、この順にスパッタリングにより順次成膜
して形成する。この場合は、NiFeが、磁気抵抗効果
を有する磁気抵抗効果膜であり、MRヘッド素子4の感
磁部となる。また、NiFeNbが、磁気抵抗効果膜に
対してバイアス磁界を印加するための軟磁性膜(いわゆ
るSAL膜)となる。なお、磁気抵抗効果素子7の材料
や膜厚は、上記の例に限るものではなく、システムの要
求等に応じて適切なものを用いるようにすればよい。
【0043】次に、磁気抵抗効果素子7の動作の安定化
を図るために、図9乃至図11に示すように、各MRヘ
ッド素子毎に2つの矩形状の永久磁石膜8a,8bを、
フォトリソグラフィ技術を用いて、磁気抵抗効果素子用
薄膜7aに埋め込む。なお、図10及び図11、並びに
後掲する図12乃至図17は、1つのMRヘッド素子4
に対応する部分、すなわち図7中の円Aの部分を拡大し
て示している。
【0044】この永久磁石膜8a,8bは、例えば、長
軸方向の長さt3を約50μm、短軸方向の長さt4を約
10μmとして、2つの永久磁石膜8a,8bの間隔t
5を約5μmとする。これら2つの永久磁石膜8a,8
bの間隔t5が、最終的には、MRヘッド素子4のトラ
ック幅になる。すなわち、本例では、MRヘッド素子4
のトラック幅が約5μmとなる。ただし、トラック幅
は、上記の例に限るものではなく、システムの要求等に
応じて、適切な値に設定するようにすればよい。
【0045】このような永久磁石膜8a,8bを埋め込
む際は、例えば、先ず、フォトレジストにより、各MR
ヘッド素子毎に2つの長方形の開口部を有するマスクを
形成する。次に、エッチングを施して、開口部に露呈し
ていた磁気抵抗効果素子用薄膜7aを除去する。なお、
ここでのエッチングは、ドライ方式でもウエット方式で
も構わないが、加工のしやすさ等を考慮すると、イオン
エッチングが好適である。次に、永久磁石膜をスパッタ
リング等により成膜する。なお、永久磁石膜の材料とし
ては、保磁力が1000[Oe]以上ある材料が好まし
く、例えば、CoNiPtやCoCrPt等が好適であ
る。その後、マスクとなっていたフォトレジストを、当
該フォトレジスト上に成膜された永久磁石膜とともに除
去する。これにより、図9乃至図11に示したように、
所定パターンの永久磁石膜8a,8bが磁気抵抗効果素
子用薄膜7aに埋め込まれた状態となる。
【0046】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
図12及び図13に示すように、最終的に磁気抵抗効果
素子7として動作する部分(以下、磁気抵抗効果素子と
称する。)を残して、磁気抵抗効果素子用薄膜7aをエ
ッチングする。なお、このとき、当該磁気抵抗効果素子
7にセンス電流を供給するための引き出し導体9a,9
bとなる部分も残しておく。
【0047】具体的には、例えば、先ず、フォトレジス
トにより、各MRヘッド素子毎に、磁気抵抗効果素子7
と、磁気抵抗効果素子7にセンス電流を供給するための
引き出し導体9a,9bとなる部分と、磁気抵抗効果素
子の摩耗を検出する摩耗モニタ11となる部分とにフォ
トレジストが残存したマスクを形成する。次に、エッチ
ングを施して、マスクから露呈していた磁気抵抗効果素
子用薄膜7aを除去する。なお、ここでのエッチング
は、ドライ方式でもウエット方式でも構わないが、加工
のしやすさ等を考慮すると、イオンエッチングが好適で
ある。その後、マスクとなっていたフォトレジストを除
去することにより、磁気抵抗効果素子用薄膜7aのう
ち、磁気抵抗効果素子7と、当該磁気抵抗効果素子7に
センス電流を供給するための引き出し導体9a,9bと
なる部分と、磁気抵抗効果素子の摩耗を検出する摩耗モ
ニタ11となる部分とが残された状態となる。
【0048】なお、磁気抵抗効果素子の幅t2は、例え
ば約4μmとする。この幅t2は、最終的には、磁気抵
抗効果素子7のテープ摺動面1a側の端部から他端まで
の長さ、すなわちデプス長dに相当する。したがって、
本例では、磁気抵抗効果素子7のデプス長dは約4μm
となる。ただし、デプス長dは、上記の例に限るもので
はなく、システムの要求等に応じて、適切な値に設定す
るようにすればよい。そして、摩耗モニタ11の摩耗検
知部11aの長さt1は、磁気抵抗効果素子7の許容最
大摩耗量と略等しくする。具体的には、摩耗検知部11
aの長さt1を約2μmとする。また、引き出し導体9
a,9bとなる部分については、例えば、それぞれの長
さt6を約2mmとし、それぞれの幅t7を約80μmと
し、それらの間隔t8を約40μmとする。
【0049】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
図12及び図13に示すように、磁気抵抗効果素子7に
センス電流を供給するための引き出し導体9a,9bと
なる部分と、磁気抵抗効果素子7の摩耗を検出する摩耗
モニタ11となる部分とを、より電気抵抗の小さい導電
膜に置き換えて、磁気抵抗効果素子7にセンス電流を供
給するための引き出し導体9a,9bと、磁気抵抗効果
素子7の摩耗を検出する摩耗モニタ11となる部分とを
形成する。
【0050】具体的には、先ず、フォトレジストによ
り、引き出し導体9a,9bとなる部分と、摩耗モニタ
11となる部分とに開口部を有するマスクを形成する。
次に、エッチングを施して、開口部に露呈している部
分、すなわち引き出し導体9a,9bとなる部分と、摩
耗モニタ11となる部分とに残されていた磁気抵抗効果
素子用薄膜7aを除去する。次に、フォトレジストのマ
スクをそのまま残した状態で、その上に導電膜を成膜す
る。ここで、導電膜は、例えば、Ti(15nm)/C
u(70nm)/Ti(15nm)をこの順にスパッタ
リングにより順次成膜して形成する。その後、マスクと
なっていたフォトレジストを、当該フォトレジスト上に
成膜された導電膜とともに除去する。これにより、図1
2及び図13に示したように、導電膜からなる引き出し
導体9a,9bと摩耗モニタ11とが形成された状態と
なる。
【0051】次に、図14及び図15に示すように、M
Rヘッド素子4の上層ギャップとなる第2の絶縁膜5
を、スパッタリング等により成膜する。ここで、第2の
絶縁膜5の材料には、絶縁特性や耐磨耗性等の観点か
ら、Al23が好適である。また、この第2の絶縁膜5
の膜厚は、記録信号の周波数等に応じて適切な値に設定
すればよく、具体的には、例えば180nm程度とす
る。
【0052】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
図16及び図17に示すように、外部回路と接続するた
めの外部端子10a,10bを、上記引き出し導体9
a,9bの端部上に形成し、また、摩耗モニタ11の端
子部11cを、導体部11bの端部に形成する。
【0053】具体的には、例えば、先ず、フォトレジス
トにより、外部端子10a,10b及び端子部11cと
なる部分に開口部を有するマスクを形成する。次に、エ
ッチングを施して、開口部に露呈している部分、すなわ
ち外部端子10a,10b及び端子部11cとなる部分
の第2の絶縁膜5を除去し、上記引き出し導体9a,9
b及び導体部11bの端部を露出させる。次に、フォト
レジストのマスクをそのまま残した状態で、その上に導
電膜を成膜する。ここで、導電膜は、例えば、硫酸銅溶
液を用いた電解メッキにより、Cuを6μm程度の膜厚
となるように形成する。なお、この導電膜の形成方法
は、他の膜に影響を与えないものであれば、電解メッキ
以外の方法でもよい。その後、マスクとなっていたフォ
トレジストを、当該フォトレジスト上に成膜された導電
膜とともに除去する。これにより、図16及び図17に
示したように、外部端子10a,10b及び端子部11
cが形成された状態となる。
【0054】以上の工程で、第1の基板2上にMRヘッ
ド素子4を形成する薄膜工程が完了し、図18に示すよ
うに、第1の基板2上に多数のMRヘッド素子4が形成
された状態となる。
【0055】次に、第1の基板2を横方向にMRヘッド
素子毎に切断し、図19及び図20に示すように、第1
の基板2上に複数のMRヘッド素子4が横一列に並んだ
状態とする。以下、このように第1の基板2上に複数の
MRヘッド素子4が横一列に並んだものをMRヘッド素
子列と称する。
【0056】そして、図21に示すように、MRヘッド
素子列に切り出された第1の第1の基板2上に、例えば
厚さt9が約0.7mmの第2の基板6を貼り付ける。
この第2の基板6は摺動方向後端側のガード材とMRヘ
ッド1の上層シールドとを兼ねるものとなる。第2の基
板6の貼り付けには、例えば樹脂等の接着剤が用いられ
る。このとき、この第2の基板6の長さt10を第1の第
1の基板2の長さt11よりも短くして、MRヘッド素子
4の外部端子10a,10b及び摩耗モニタ11の端子
部11cを露出させて外部端子10a,10b及び端子
部11cへの接続が行われるようにする。また、この第
2の基板6には硬質の軟磁性材料が使用される。第2の
基板6に使用される硬質の軟磁性材料として具体的には
Ni−Znフェライト等がある。
【0057】次に、図22に示すように、MRヘッド素
子列に対して円筒研磨を施して、テープ摺動面1aを形
成する。具体的には、磁気抵抗効果素子7の前端がテー
プ摺動面1aに露呈するとともに、当該磁気抵抗効果素
子7のデプス長dが所定の長さとなるまで、MRヘッド
素子列に対して円筒研磨を施す。これにより、図22に
示すように、テープ摺動面1aが円弧状の曲面とされ
る。なお、この円筒研磨によって形成されるテープ摺動
面1aのR形状は、テープテンション等に応じた適切な
形状とすればよく、特に限定されるものではない。
【0058】次に、図23に示すように、MRヘッド素
子列を個々に分割するため、MRヘッド素子列をMRヘ
ッド素子毎に切断する。この切断方向を、図23に示す
ようにMRヘッド部が形成された面に対して垂直ではな
く、所定の角度θを付けて切断する。この切断する角度
は使用するシステムに応じて変化させればよい。
【0059】以上の工程を経ることにより、図1及び図
2に示したようなMRヘッド1が完成する。
【0060】このMRヘッド1を、例えばヘリカルスキ
ャンテープシステムにおいて使用する際は、図24に示
すように、MRヘッド1をチップベース20に張り付け
るとともに、上述したように形成した外部端子10a,
10bと、チップベース20に設けられた端子21a,
21bとを電気的に接続する。また、摩耗モニタ11の
端子部11cと、チップベース20に設けられた端子2
1cとを電気的に接続する。そして、MRヘッド1は、
このようにチップベース20に取り付けられた上で、図
25に示すように、回転ドラム22に取り付けられる。
【0061】上述したようなMRヘッド1は、例えばヘ
リカルスキャニング方式等、テープ状の磁気記録媒体と
高速で摺動して情報の記録再生を行うシステムに用いら
れたときに、磁気抵抗効果素子の摩耗が大きく、その摩
耗量を容易に検出することができるので特に有効であ
る。しかし、このMRヘッド1は、ディスク状の磁気記
録媒体と摺動して情報の記録再生を行うシステムに用い
ることも可能である。
【0062】なお、上述した実施の形態では、異方性磁
気抵抗効果を有する軟磁性材料を膜にした磁気抵抗効果
素子を用いたMRヘッドを例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、複数の薄膜が積層
された多層構造をとることにより巨大磁気抵抗効果を有
する巨大磁気抵抗効果素子を用いたMRヘッドについて
も適用可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッド
では、摩耗モニタを有しているので、磁気抵抗効果素子
の摩耗量が許容最大量に達したことを容易に、しかも正
確に検出することができる。
【0064】従って、本発明では、ヘッドの寿命を正確
に検知することができ、ヘッドの摩耗による致命的欠陥
をなくして出力を安定化し、高い信頼性を有する磁気抵
抗効果型磁気ヘッドを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るMRヘッドの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1のMRヘッドを磁気テープ摺動面側から見
た平面図である。
【図3】図1のMRヘッドに用いられるMRヘッド素子
の一例を示す平面図である。
【図4】磁気記録媒体との摺動により摩耗したMRヘッ
ド素子の様子を示す平面図である。
【図5】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、第
1の基板上に第1の絶縁膜を形成した状態を示す平面図
である。
【図6】図5中、X1−X2線における断面図である。
【図7】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、磁
気抵抗効果素子用薄膜を形成した状態を示す平面図であ
る。
【図8】図7中、X3−X4線における断面図である。
【図9】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、磁
気抵抗効果素子用薄膜上にレジストパターンが形成され
た状態を示す平面図である。
【図10】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
永久磁石膜が形成された状態を示す平面図である。
【図11】図10中、X5−X6線における断面図であ
る。
【図12】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
更に磁気抵抗効果素子及び引き出し導体並びに摩耗モニ
タが形成された状態を示す平面図である。
【図13】図12中、X7−X8線における断面図であ
る。
【図14】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
MRヘッド素子上に第2の絶縁膜が形成された状態を示
す平面図である。
【図15】図14中、X9−X10線における断面図であ
る。
【図16】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
外部端子が形成された状態を示す平面図である。
【図17】図16中、X11−X12線における断面図であ
る。
【図18】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
第1の基板上に多数のMRヘッド素子が形成された状態
を示す平面図である。
【図19】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
第1の基板が切り分けられて、第1の基板上に複数の磁
気ヘッド素子が横一列に並んだ磁気ヘッド素子列の平面
図である。
【図20】図19中、X13−X14線における断面図であ
る。
【図21】 MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
MRヘッド素子列に切り分けられた第1の基板上に第2
の基板を貼り付けた状態を示す斜視図である。
【図22】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
磁気ヘッド素子列に対して円筒研磨を施してテープ摺動
面を形成した状態を示す斜視図である。
【図23】MRヘッドの製造方法を説明する図であり、
磁気ヘッド素子列を磁気ヘッド毎に切り分ける様子を示
した平面図である。
【図24】MRヘッドが、チップベース上に貼り付けら
れた状態を示す平面図である。
【図25】MRヘッドが回転ドラム上に搭載された様子
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 MRヘッド、 2 第1の基板、 3 第1の絶縁
膜、 4 MRヘッド素子、 5 第2の絶縁膜、 6
第2の基板、 7 MR素子部、 8a,8b 永久
磁石膜、 9a,9b 引き出し導体、 10a,10
b 外部端子11 摩耗モニタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体を摺動させて、当該磁気記
    録媒体からの信号を磁気抵抗効果素子によって検出する
    磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、 磁気抵抗効果素子と略平行に配された導電体と、 上記導電体の両端から導出された一対の端子とを備え、 磁気記録媒体摺動面が摩耗するに伴って、上記導電体が
    摩耗し、当該導電体の抵抗値が変化するようになされて
    おり、 上記一対の端子間の抵抗値を検出することにより、磁気
    記録媒体摺動面の摩耗量を検知できるようになされてい
    ることを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記一対の端子のいずれか一方は、上記
    磁気抵抗効果素子から導出される端子を兼ねていること
    を特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッ
    ド。
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