JP2000019468A - コンタクトレンズ用洗浄シート - Google Patents

コンタクトレンズ用洗浄シート

Info

Publication number
JP2000019468A
JP2000019468A JP10185232A JP18523298A JP2000019468A JP 2000019468 A JP2000019468 A JP 2000019468A JP 10185232 A JP10185232 A JP 10185232A JP 18523298 A JP18523298 A JP 18523298A JP 2000019468 A JP2000019468 A JP 2000019468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
contact lens
sheet
fibers
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10185232A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Otaguro
隆浩 大田黒
Toshinobu Kashiwada
利信 柏田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP10185232A priority Critical patent/JP2000019468A/ja
Publication of JP2000019468A publication Critical patent/JP2000019468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトレンズ用洗浄シートに関し、更に
具体的には、洗浄シート上でコンタクトレンズを軽くこ
するだけで、コンタクトレンズ表面上に沈着乃至付着し
たタンパク質汚れ及び脂質等の汚れを分解除去すると共
に、コンタクトレンズの変色及び変形を防止する洗浄シ
ートを提供する。 【解決手段】 少なくとも酵素、還元剤及び過酸化物か
ら選択される1種以上を配合した洗浄液を含有した繊維
からなることを特徴とするコンタクトレンズ用洗浄シー
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトレンズ
用洗浄シートに関し、更に具体的には、洗浄シート上で
コンタクトレンズを軽くこするだけで、コンタクトレン
ズ表面上に沈着乃至付着したタンパク質汚れ及び脂質等
の汚れを分解除去すると共に、コンタクトレンズの変色
及び変形を防止する洗浄シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンタクトレンズに沈着乃至
付着したタンパク質汚れ及び脂質汚れの除去には、通
常、界面活性剤(非イオン、アニオン)が含まれる洗浄
剤や、タンパク分解酵素、例えば、濃縮タイプの液状酵
素洗浄剤や錠剤タイプのタンパク質除去剤が使われてい
る。これらの使い方は、洗浄液や酵素(タンパク分解酵
素)洗浄剤溶液にレンズを4〜6時間、あるいは一晩、
浸漬してけおく必要があるので、コンタクトレンズ表面
上に沈着等した脂質やタンパク質汚れ除去には数時間が
必要で洗浄が面倒であった。また、最近、水に落ちにく
い化粧品の発売により、化粧品由来の油脂類がコンタク
トレンズに付着し、その除去が困難であることが現状で
ある。
【0003】一方、一般に、ハイドロゲルであるソフト
コンタクトレンズの変色は、生体内からの分泌成分がレ
ンズに付着し、蓄積して発生するものである。この付着
及び蓄積による変色は、使用してから数ケ月後に認めら
れる。また、酵素系洗浄剤によるコンタクトレンズの洗
浄及び加熱滅菌処理により、一度剥離した汚れが付着・
蓄積することによりコンタクトレンズの変色が促進され
るものと考えられている。
【0004】そこで、上記のタンパク質汚れ等の洗浄を
改善するため、コンタクトレンズの清浄化用のパッケー
ジ(特公平1−46047号公報)やコンタクトレンズ
清拭用組成物及びその使用法(特開平6−317769
号公報)が提案されている。また、変色したコンタクト
レンズを脱色する方法としては、次亜塩素酸ナトリウム
のようなかなり強力な塩素系漂白剤を用いて変色物質を
脱色する方法(特開昭56−119113号公報)、更
に、プロテアーゼなどの酵素とチオールなどの還元剤に
より、脱色する方法(特開平4−296714号号公
報)が提案されている。
【0005】しかしながら、上記洗浄剤(非イオン、ア
ニオン)及びタンパク分解酵素(濃縮タイプの液状酵素
洗浄剤や錠剤タイプのタンパク質除去剤)を用いた洗浄
方法では、強い付着汚れの場合には、汚れ除去が不十分
であったり、脱離(剥離)した汚れ成分が、再びレンズ
に再付着し、蓄積するとコンタクトレンズが変色及び変
形する課題を有することが判った。また、上記特公平1
−46047号公報や特開平6−317769号公報に
記載の界面活性剤の洗浄液をシートに含浸させて、レン
ズを洗浄させる方法等も同様に、強い付着汚れの場合、
タンパク質や脂質汚れ除去が不十分であったりすると、
汚れが蓄積してコンタクトレンズが変色する課題を有す
る。このような洗浄方法を長期間使用しているとコンタ
クトレンズが、変色だけでなく変形も起こすことが判っ
た。このことは、目に対する安全性の面でも良くないも
のである。
【0006】更に、上記酵素と還元剤を用いる特開平4
−296714号公報記載の方法では、酵素による汚れ
の分解物が再びレンズに付着・蓄積し、さらに汚れがコ
ンタクトレンズ内に取り込まれることがあり、レンズが
変色する課題を有する。また、上記特開昭56−119
113号公報記載の次亜塩素酸ナトリウム液を用いて変
色物質を脱色する方法は、次亜塩素酸ナトリウム液中の
塩素が化学物質と反応すると変色を起こすことがあり、
さらに、コンタクトレンズを変形させてしまうこともあ
ることが判った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題に鑑み、これを解消しようとするものであり、コン
タクトレンズの洗浄を行う際に、コンタクトレンズに沈
着等したタンパク質汚れ及び脂質汚れを分解除去、並び
に、洗浄成分からの化学物質や生体からの分泌物質、お
よび剥離した汚れ成分などの複合汚れ等も除去してコン
タクトレンズ表面の変色及び変形することを防止するコ
ンタクトレンズ用洗浄シートを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題の解決を図るため、繊維の持つ特異的な性質に着
目し、コンタクトレンズの洗浄時に繊維を利用して、コ
ンタクトレンズの汚れ除去シートと汚れの再付着による
レンズの変色、変形について鋭意検討した結果、特定の
剤又は化合物を配合した洗浄液を含有した繊維からなる
コンタクトレンズ用洗浄シートでレンズを洗浄すること
により、汚れの漂白あるいは再付着を防止することで、
レンズの変色・変形を防止できる上記目的のコンタクト
レンズ用洗浄シートが得られることを見い出し、本発明
を完成するに至ったのである。すなわち、本発明のコン
タクトレンズ用洗浄シートは、少なくとも酵素、還元剤
及び過酸化物から選択される1種以上を配合した洗浄液
を含有した繊維からなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明のコンタクトレンズ用洗浄シート
(以下、単に「洗浄シート」という)は、少なくとも還
元剤、過酸化物及び酵素から選択される1種以上を配合
した洗浄液を含有した繊維からなることを特徴とするも
のである。好ましい態様としては、酵素を配合した洗
浄液を含有した繊維からなる洗浄シート、酵素及び還
元剤を配合した洗浄液を含有した繊維からなる洗浄シー
ト、還元剤又は過酸化物を配合した洗浄液を含有した
繊維からなる洗浄シート、還元剤又は過酸化物と、有
機塩とを配合した洗浄液を含有した繊維からなる洗浄シ
ートが挙げられる。
【0010】本発明に用いることができる繊維として
は、特に限定されるものではないが、タンパク質に対し
て親和性のある繊維を使用することが好ましく、例え
ば、熱可塑性の重合体からなる繊維、イオン交換能を有
する繊維、タンパク質繊維、タンパク質系高分子繊維
(プロミックス繊維)から選択される少なくとも1種以
上が挙げられ、これらの繊維は、単独で、または2種以
上併用して使用することができる。上記タンパク質に対
して親和性のある繊維の使用量は、全繊維の使用量に対
して、0〜100重量%、好ましくは、10〜100重
量%、更に好ましくは、20〜100重量%である。熱
可塑性の重合体からなる繊維としては、例えば、ポリオ
レフィン(ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維)、
ポリスチレン、ポリアルキレン、ポリアミド(ナイロ
ン)、ポリイミド、ポリアリールスルホン、ポリスチレ
ン、ポリビニルアルコール(ビニロン)、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン(ビニリデン、塩化ビニリデ
ン)、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リアクリロニトリル(ポリアクリロニトリル繊維:アク
リル繊維、モダクリル繊維:アクリル系繊維)、及びポ
リウレタンの繊維、並びに、これらの組み合わせ、混合
及び共重合体からなる繊維が挙げられる。
【0011】イオン交換能を有する繊維としては、イオ
ン官能基をもつものが好ましい。イオン官能基として
は、例えば、−COOH、−SO3H、−NH2、−CS
OH、−N(CH33、−COOM(M:金属塩、N
a,K等)、−SO2H、−NH3 +、−CONH−、−
COO−、−SOH、=NH、−OH、−SH、−CO
NH2、HO3S−NH−、−O−、−NHNH2、−H
O−SO2
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】 または、これらの金属塩が挙げられる。特に、イオン官
能基としては、−COOH、−COONa、−SO
3H、−SO3Na、−NH2
【化6】 または、これらの塩が好ましい。その中でも、特に、カ
ルボキシル基を有するアクリル酸繊維、アルギン酸繊
維、アミノ基を有する繊維が好ましい。
【0012】また、タンパク質繊維及びタンパク質系高
分子繊維としては、例えば、動物繊維では、絹(まゆ)
繊維、羊毛繊維(羊)等が挙げられる。また、再生繊維
(天然高分子)のタンパク質繊維では、トウモロコシ
(ゼイン)、大豆、ピーナッツ、カゼイン等の原料から
作製される、トウモロコシタンパク繊維、大豆タンパク
繊維、落花生タンパク質繊維、カゼイン繊維、シルク
(絹)繊維が挙げられ、そのほか、アルギン酸繊維、キ
チン繊維、マンナン繊維も含むものが挙げられる。更
に、半合成繊維(半合成高分子)では、タンパク質系の
プロミックス繊維が挙げられる。このプロミックス繊維
は、天然タンパクとポリアクリロニトリルを特殊な方法
で化学結合させた繊維で、分子中に天然タンパクが存在
している。また、タンパク質の含有量は、重量割合で3
0%以上60%未満含み、その他の成分としてビニル系
単位を含む長鎖状合成高分子からなる繊維と定義される
ものであるが、本発明では5%以上含まれていることが
好ましい。更に、天然タンパクとポリアクリロニトリル
以外の反応性化合物に化学結合させた繊維でもよく、天
然タンパクが繊維中に5%以上含有されていることが望
ましい。これらの中でも、特に、入手性や生産性の面よ
り、シルク(絹)繊維、アルギン酸繊維及びプロミック
ス繊維が好ましい。
【0013】特に、本発明に用いる繊維の中で好ましい
ものは、イオン官能基を有する繊維やタンパク質繊維、
タンパク質系高分子繊維(プロミックス繊維)である。
その中でも、アクリル酸繊維、シルク繊維、アルギン酸
繊維及びプロミックス繊維が好ましい。これらの繊維
は、高効率でタンパク質汚れを吸着除去するからであ
る。更に、本発明に用いる繊維には、繊維にイオン交換
能を有する化合物を架橋化などの化学的処理によって導
入された繊維も含むものである。すなわち、化学的処理
によって、繊維の一部又は全体をイオン交換能(基)を
もつように表面処理した繊維も使用することができる。
これらの繊維の繊維構造は、特に限定されるものではな
く、例えば、中空構造を有する繊維、分割繊維を有する
繊維、芯鞘構造を有する繊維、編心構造を有する繊維な
どが挙げられる。本発明に用いる繊維の平均直径は、
0.3〜50μm、好ましくは、0.5〜20μm、更
に好ましくは、0.5〜10μmであることが望まし
い。
【0014】本発明の洗浄シートは、上記各々の繊維を
加工処理してシート体とし、該シート体に洗浄液を含浸
処理等施すことにより製造される。このシートの形態
(シート体)としては、例えば、前記繊維の混紡(ミッ
クス)、前記繊維の不織布、前記繊維の多層構造を有す
る不織布又は前記繊維の編物布、織物布の編・織物布な
どのシート体が挙げられる。洗浄液をシート体に含浸処
理させる方法としては、例えば、洗浄液を直接シート体
にスプレーする方法や当該洗浄液にシート体を浸漬して
含浸させる方法が挙げられる。
【0015】本発明の洗浄シートとして、具体的には、
ポリエステル繊維の不織布からなるシート体に洗浄液を
含浸処理した洗浄シート、ポリプロピレン繊維の不織布
からなるシート体に洗浄液を含浸処理した洗浄シート、
ポリエステル繊維とレーヨン繊維の混紡からなる不織布
のシート体に洗浄液を含浸処理した洗浄シートなどが挙
げられる。また、コンタクトレンズの洗浄時に、液未含
浸の洗浄シートに市販品の洗浄液を含浸させてから使用
してもよい。更に、使用時には、手のひらの上、あるい
はプラスチック容器の上に、洗浄シートをおき、コンタ
クトレンズのこすり動作を行うと便利である。
【0016】本発明の洗浄シートに含有される洗浄液に
は、少なくとも還元剤、過酸化物及び酵素から選択され
る1種以上を配合したものであり、これらのものを少な
くとも配合することにより、本発明の目的を達成するこ
とができる。好ましい洗浄液の態様としては、例えば、
酵素を配合した洗浄液、酵素及び還元剤を配合した
洗浄液、還元剤又は過酸化物を配合した洗浄液、還
元剤又は過酸化物と、有機塩とを配合した洗浄液が挙げ
られる。また、使用する還元剤又は過酸化物を配合した
洗浄液を含ませた繊維からなる洗浄シートは、その還元
作用又は酸化作用により、変色したコンタクトレンズを
漂白するという作用を有する。その結果、酵素を配合し
た洗浄液を含ませた繊維からなる洗浄シートによって、
レンズを洗浄することにより、強く沈着等した汚れの場
合にも、タンパク質汚れ及び脂質汚れ(他の汚れの複合
化汚れも含む)を分解し、再付着を防止することで、レ
ンズの洗浄力が向上し、レンズの変色・変形を防止でき
るものとなる。更に、還元剤又は過酸化物を配合した洗
浄液に有機塩を更に含有せしめることにより、より一層
本発明の効果を向上させることができるものとなる。
【0017】本発明の洗浄液に含まれる酵素としては、
i)タンパク分解酵素、ii)脂質分解酵素、iii)多糖類分
解酵素の少なくとも1種以上から選ばれるものが挙げら
れ、これらは単独、又は併用系で使用できるものであ
る。 i) タンパク分解酵素としては、例えば、植物由来のパ
パイン、パンクレアチンなど、アスペルギウス、ストレ
プトマイセン、ペリシウム、バシラスなどの微生物由来
のプロテアーゼやペプチターゼ、動物由来のトリプシ
ン、ペプシン等が挙げられる。 ii) 脂質分解酵素としては、例えば、シュードモナス、
リキニホルム、アルペルギルス、ストレプトマイシン、
バシラス等の微生物由来の脂質分解酵素(リパーゼ)が
挙げられる。 iii) 多糖類分解酵素としては、例えば、ヘパリナー
ゼ、ヒアルロニナーゼ、アミラーゼ、デキストラナーゼ
等やキトサン分解酵素、ムチン分解酵素、リゾチーム、
ヒアルロニダーゼ等が挙げられる。 また、通常使用する酵素濃度は、酵素の種類によって
0.01%から5%の範囲まで使用することができる。
【0018】また、その他の種々の酵素を用いることが
できる。代表的な酵素として、プロテアーゼ(タンパク
分解酵素)及びリパーゼ(脂質分解酵素)が好ましい。
その理由は、コンタクトレンズに付着しているタンパク
系の汚れがプロテアーゼにより分解除去されるからであ
る。洗浄シート中のプロテアーゼ(タンパク分解酵素)
の量は、4〜500μ/mlであり、好ましくは、6〜
400μ/mlである。この量が、4μ/ml未満で
は、人体からの分泌物が付着したレンズに対して、十分
なタンパク分解能力が期待できない。また、逆に、50
0μ/mlを越えると、ソフトコンタクトの変色を促進
させる可能性があるからである。また、洗浄シート中の
リパーゼの量は、(脂質分解酵素)の量は、4〜150
0μ/mlであり、好ましくは、6〜400μ/mlで
ある。この量が、4μ/ml未満では、人体からの分泌
物が付着したレンズに対して、十分な脂質分解能力が期
待できない。また、逆に、1500μ/mlを越える
と、洗浄効果に有意差が認められなく、ソフトコンタク
トに付着し汚れの原因になる可能性があるからである。
好ましいプロテアーゼとしては、眼粘膜刺激性のない濃
度で、顕著な洗浄効果があるビオプラーゼ(ナガセ生化
学工業(株)製)、サブチリシン(ノボ・ノルディク社
製)が挙げられる。
【0019】本発明の洗浄液に含まれる還元剤は、水中
に含まれる活性塩素のため、酵素分解能力を低下させな
いために配合するするものである。還元剤としては、チ
オ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナト
リウム、ピロ亜硫酸ナトリウムなどを用いるのが好まし
い。着色レンズや脱色レンズを脱色させることなく、か
つ安定性にも優れたチオ硫酸ナトリウムを用いるのが特
に好ましい。また、本発明の洗浄液に含まれる過酸化物
としては、過酸化水素、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナ
トリウム、などを用いるのが好ましい。洗浄シートにお
ける還元剤又は過酸化物の量は、洗浄液全量に対して、
0.01〜5重量%であり、好ましくは、0.05〜2
重量%である。還元剤又は過酸化物の量が0.01重量
%未満では、還元または酸化力が小さく漂白作用が十分
でなく、5重量%を越えると、カラーコンタクトレンズ
を洗浄した場合、レンズ本来の色を脱色したりすること
があり、好ましくない。
【0020】本発明の洗浄液に含まれる有機塩は、洗浄
成分の化学物質、生体からの分泌物質、剥離汚れ成分な
どがレンズへ再付着するのを防止する作用を有する。有
機塩として、例えば、重合リン酸塩、ケイ酸塩、アルギ
ン酸塩などが挙げられる。好ましい有機塩としては、1)
鎖状重合リン酸塩(例えば、ピロリン酸ナトリウム、ト
リポリリン酸ナトリウム)、2)環状重合リン酸塩(例え
ば、トリメタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナト
リウム)、3)ケイ酸塩としては(例えば、メタケイ酸ナ
トリウム、オルソケイ酸ナトリウム)、4)アルギン酸塩
としては、例えば、アルギン酸ナトリウムが挙げられ
る。その他の有機塩(剤の安定度定数)は、形成する金
属錯体の安定性を示す値(安定度定数Kstab)で、2〜
30までの金属捕捉能を示す剤である。用いる金属捕捉
能のある剤として、キレート剤が挙げられる。例えば、
エチレンジアミン、グリシナトイオン、シュウ酸イオ
ン、アセチルアセナトイオン、クエン酸及びクエン酸イ
オン、リン酸及びリン酸イオン、ジエチレンジアミン四
酢酸(EDTA)、DTPA−5Na、NTA−3N
a、グルコン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンスルホン
酸(CY−115)、ジエチレントリアミン、イミノ二
酢酸、メチオニンおよびそれらの塩が挙げられる。特
に、EDTA、EDTA−2Na、EDTA−4Na、
クエン酸及びその塩、リン酸及びその塩、アミノ酸、グ
ルコン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンスルホン酸(フ
エリオックスCY−115)、DTPA−5Naが好ま
しい。
【0021】洗浄液への有機塩の配合量は、洗浄液全量
に対して、0.01重量%〜5重量%、好ましくは、
0.1重量%〜2重量%が望ましい。これは、0.01
重量%未満では、化学物質、生体分泌物質、剥離汚れ成
分などがレンズへ再付着するのを防止するには十分では
なく、5重量%を越えると、コンタクトレンズの変色を
促進して、変形させる場合があるからである。
【0022】更に、本発明の洗浄シートに含まれる洗浄
液には、上記還元剤、過酸化物、酵素、有機塩の他、界
面活性剤を配合することができる。界面活性剤として
は、例えば、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性
剤、両性界面活性剤が挙げられる。好ましい非イオン界
面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチ
ルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンデシルペンタ
デシルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテル、
ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンヘキシルデシルエーテ
ル、モノステアリル酸エチレングリコール、モノステア
リル酸ポリエチレングリコール、イソステアリン酸ポリ
オキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリ
オキシエチレングリセリル、イソステアリン酸ポリエチ
レングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、モ
ノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、トリス
テアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシ
エチレントリステアリン酸トリメチロールプロパン、ポ
リオキシエチレンイソステアリン酸トリメチロールプロ
パン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリ
ン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンヒマシ油、ラウリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ソルビタン脂肪酸エステル、モノ脂肪酸グリセリ
ン、ピログルタミン酸エステルなどのポリエチレングリ
コールアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリドなどが
挙げられる。また、非イオン界面活性剤の形態は、EO
(エチレンオキサイド)付加体単独、あるいは、PO
(プロピレンオキサイド)付加物単独、あるいはEO付
加体とPO付加物の混合体でも良い。
【0023】好ましい陰イオン界面活性剤としては、例
えば、ドデシル硫酸ナトリウム、αオレフィンスルホン
酸塩、高級脂肪酸アルカリ塩、アルキル硫酸塩、アルキ
ルエーテル硫酸エステル塩、フェニルエーテル硫酸エス
テル塩、メチルタウリン酸塩、アラニネート及びその
塩、スルホコハク酸塩、エーテルスルホン酸塩、エーテ
ルカルボン酸及びその塩、アルキルスルホン酸、アルキ
ルベンゼンスルホン酸及びその塩等が挙げられる。その
ほか、両性界面活性剤では、特にアミノ酸系両性界面活
性剤が好ましい。
【0024】本発明の洗浄シートに含有される洗浄液の
形態は、上記少なくとも還元剤、過酸化物及び酵素から
選択される1種以上を配合すると共に、陰イオン界面活
性剤単独系、非イオン界面活性剤単独系、両性界面活性
剤単独系、あるいは、陰イオン界面活性剤と非イオン界
面活性剤の併用系、陰イオン界面活性剤と両性界面活性
剤の併用系、非イオン界面活性剤と両性界面活性剤の併
用系の組み合わせが好ましい。洗浄液中における界面活
性剤の比率は、陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性
剤の併用系では、1/9〜9/1である。また、陰イオ
ン界面活性剤と両性界面活性剤の併用系では、9/1〜
1/9である。更に、非イオン界面活性剤と両性界面活
性剤の併用系では、9/1〜1/9である。その他の、
陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活
性剤でも差し支えない。この中でも、特にコンタクトレ
ンズの洗浄液には、非イオン界面活性剤の配合が好まし
い。更に好ましくは、洗浄液中における界面活性剤は、
非イオン界面活性剤を主活性剤とするものであり、非イ
オン界面活性剤単独系、主剤となる非イオン界面活性剤
と陰イオン界面活性剤との併用系、主剤となる非イオン
界面活性剤と両性界面活性剤の併用系が特に望ましい。
この場合の洗浄液中における界面活性剤の比率は、主剤
となる非イオン界面活性剤と陰イオン界面活性剤との併
用系では、9/1から5/5である。また、主剤となる
非イオン界面活性剤と両性界面活性剤の併用系では、9
/1から5/5である。
【0025】洗浄液に含ませる界面活性剤の量は、洗浄
液全量に対して、0.01重量%〜5重量%、好まし
く、0.1重量%〜3.0重量%が望ましい。更に、界
面活性剤のHLB値は、HLBが8以上が良好であり、
特に10以上のHLB値が好ましい。更に好ましくは、
HLB値が12以上の界面活性剤である。また、洗浄液
に用いる溶媒としては、主にイオン交換水、蒸留水が使
用される。その他、エタノール等のアルコール類、エチ
レングリコール、グリセリン等のグリコール類が挙げら
れる。なお、本発明の洗浄シートに含まれる洗浄液に
は、更に上記界面活性剤の他、本発明の効果及び人体
(目)に対する安全性を損なわない範囲内で、必要に応
じて、カビや細菌類などによる微生物汚染を防止して洗
浄シートの更なる保存性向上のために防腐剤、殺菌剤の
配合、タンパク質汚れ等に対する更なる洗浄力向上のた
めにタンパク溶解剤、タンパク軟化剤の配合、または、
平均粒径0.01〜50μmの高分子ポリマー微粒子、
無機微粒子等の研磨粒子等、また、エンカナトリウム等
の無機塩を適宜配合してもよい。
【0026】また、本発明の洗浄シートに含有される洗
浄液は、25℃における粘度が0.1〜200cP、好
ましくは、1cP〜50cP、更に好ましくは、3〜2
0cPに調整された洗浄液であることが望ましい。洗浄
液の粘度は、200cPを越える場合でも汚れ除去は可
能であるが、洗浄液の高い粘性のため、すすぎが困難と
なる場合がある。また、洗浄液の粘度が0.1cP未満
であると、界面活性剤を含有する洗浄液を含浸させた繊
維からなる洗浄シートでは、使用時にシートの下側に洗
浄液が染み出したり、または、不織布の一部に、あるい
は、部分的に偏って存在する場合があり、コンタクトレ
ンズを十分にこすることが困難となり、洗浄力が低下す
る場合がある。これらは、洗浄シートに含有する洗浄液
の粘度の高低により起こるものであり、上記組成の洗浄
液の粘度を0.1〜200cP(25℃)とすることに
より、使用時にシートの下側に洗浄液が染み出したり、
または、不織布の一部にあるいは、部分的に偏って存在
し、コンタクトレンズの洗浄力が低下することがなく、
また、すすぎ性、こすり性も良好となる。従って、25
℃における粘度が0.1〜200cPに調整された上記
少なくとも還元剤、過酸化物及び酵素から選択される1
種以上を配合した洗浄液を含ませた繊維からなる洗浄シ
ートを用いて、コンタクトレンズを軽くこすることによ
り、洗浄液の染み出しや液が偏ることがなく、洗浄シー
トの繊維に含浸される界面活性剤含有洗浄液がシート全
体に均一に保たれ、洗浄時では、コンタクトレンズの接
触を十分に、接触させることができることとなるので、
コンタクトレンズに沈着等したタンパク質汚れ等が簡単
に除去できると共に、コンタクトレンズの変色、変形を
防止できるものとなる。
【0027】洗浄液の粘度を確保するためは、洗浄液中
に水溶性高分子及び/又は界面活性剤を含有させること
が好ましい。使用できる水溶性高分子としては、例え
ば、ポリビニルアルコール(PVA)、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、その他セルロー
ス誘導体、ポリビニルピロリドン(PVP)、カルボキ
シメチルセルロース、キサンタンガム、アルギン酸又は
その塩、カラギーナンが挙げられる。この中でも、ポリ
ビニルアルコール(PVA)、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
ポリビニルピロリドン(PVP)、アルギン酸、アルギ
ン酸ナトリウムが安全性の点から、より好ましい。
【0028】本発明の洗浄シートは、上述の如く、上記
各々の繊維を加工処理してシート体とし、該シート体
に、上記組成となる還元剤、過酸化物、酵素、界面活性
剤等を配合した洗浄液を含浸処理等施すことにより得ら
れるものであるが、上記洗浄液の含有量は洗浄シート全
量に対して、100〜1200重量%、好ましくは、3
00〜800重量%、更に好ましくは、300〜500
重量%であることが望ましい。洗浄液の含有量が100
重量%未満であると、コンタクトレンズの汚れが充分に
除去できないものとなり、また、1200重量%を越え
ると、洗浄効果は変わらないが、洗浄シートより洗浄液
がしみ出し、不経済で取り扱いにくいものとなり、好ま
しくない。また、本発明の洗浄シートは、その形状、重
量などはコンタクトレンズの種類、形状、大きさ等によ
り異なり、特に限定されるものではないが、洗浄シート
の形状等としては、長方形、正方形、三角形などの方形
状、円形状等が挙げられ、また、シートは混紡及び/又
は多層構造の不織布であることが好ましい。更に、厚み
は、0.4〜5.0mm程度であることが好ましく、ま
た、重量としては、30〜300g/m2、好ましく
は、80〜250g/m2であることが望ましい。ま
た、本発明の洗浄シートの空隙率は、70%〜97%ま
でを有する繊維ウェブが更に好ましい。更に、本発明の
洗浄シートの保管等にあたっては、洗浄液の蒸発等を防
止する面等から単品又は集団的に密閉性を有する包装材
に包装することが好ましい。
【0029】本発明の洗浄シートで洗浄できるコンタク
トレンズは、特に限定されるものではなく、一般に使用
されているハード用コンタクトレンズ(酸素透過性タイ
プ及び非酸素透過性タイプ)及びソフト用コンタクトレ
ンズ(非含水タイプ、低含水タイプ、高含水タイプ)で
あれば、その種類は問わない。ハード用コンタクトレン
ズの非酸素透過性タイプでは、例えば、PMMA(ポリ
メチルメタクリレート)、酸素透過性タイプでは、CA
B(セルロースアセテートブチレート)、シリコン/ア
クリレート共重合体、フルオロシリコン/アクリレート
樹脂、スチレン樹脂、含フッ素重合体、フマル酸系共重
合体からなるものが挙げられる。また、ソフト用コンタ
クトレンズ(非含水タイプ、含水タイプ)では、例え
ば、含水タイプでは、水を吸収するヒドロゲルタイプの
ソフトコンタクトレンズ、HEMA(2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート)系共重合体、アクリルアミド系共
重合体、NVP(N−ビニル−2−ピロリドン)系共重
合体からなるものが挙げられ、また、ビニルピロリド
ン、グリセリンメタクリレートモノマーを必須モノマー
成分とするソフトコンタクトレンズが挙げられる。非含
水タイプでは、ポリジメチルシロキサン、ブチルアクリ
レート/ブチルメタクリレート共重合体からなるものが
挙げられる。
【0030】このように構成される本発明の洗浄シート
は、前記各種の繊維を加工処理してシート体とし、該シ
ート体に還元剤、過酸化物、酵素、界面活性剤等を配合
した洗浄液を含浸処理等を施すことにより得られるもの
であり、これにより、洗浄シート上でコンタクトレンズ
を軽くこすることにより、タンパク質やその他の汚れが
簡単に除去できると共に、コンタクトレンズの変色、変
形を防止できるものとなる。本発明の洗浄シートによる
コンタクトレンズの洗浄方法を詳述すれば、上記組成の
洗浄液を含有せしめなる洗浄シート上でコンタクトレン
ズを接触させて十分にこすり、コンタクトレンズ表面上
のタンパク質汚れ及びその他の汚れを除去し、次いで、
すすぎ水により、コンタクトレンズの汚れをすすぐこと
により、コンタクトレンズを洗浄するものである。上記
すすぎ水は、コンタクトレンズを清浄するものであり、
主に水道水又は精製水を用いることができる。好ましく
は、この中に、特に、コンタクトレンズの保存・維持の
ため、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の塩類を溶解さ
せたものが望ましい。
【0031】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
【0032】〔実施例1〜4及び比較例1〜4〕ポリエ
ステル繊維/ポリプロピレン繊維(=1/1の混紡)か
らなる不織布全体(5cm×6cm×0.25cm、重
量0.75g)に下記表1及び表2に示す洗浄液、すな
わち、表1では、酵素および還元剤、界面活性剤溶液
(0.5%溶液のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル:EO付加物20モル)、無機塩、緩衝液をそ
れぞれ配合して調整した洗浄液、表2では酵素および還
元剤、界面活性剤溶液(0.5%溶液のポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル:EO付加物20モ
ル)、無機塩、緩衝液をそれぞれ配合して調整した洗浄
液をそれぞれ4.0g含浸させて、下記方法で作製した
汚れたコンタクトレンズを左右・前後に10回ずつこす
り洗浄を行った。次いで、洗浄後、すすぎ水により清浄
した。再度、下記人工涙液を用いて、上記と同様の操作
を行って人工モデル汚れを作製し、汚れたコンタクトレ
ンズのこすり洗浄を行った。この一連の操作(汚れ作製
−こすり洗浄)を連続的に100回繰り返した。レンズ
の変色は、白紙上で未処理のレンズを対照にして目視に
より観察し、下記表1及び表2に示されるスコアにより
変色性、変形性、傷つき性を評価した(評価回数:5
回)。これらの結果を下記表1及び表2に示す。
【0033】〔人工モデル混合汚れ(人工涙液汚れの作
製)〕人工モデル混合汚れのコンタクトレンズを作製す
るため、下記組成となる人工涙液(8ml)をバイヤル
瓶の中に入れた後、市販品の含水率38%のソフトコン
タクトレンズ(ポリヒドロキシエチルメタクリレート)
直径約13mmを入れて、5日間浸漬して作製した。 人工涙液(人工モデル混合汚れ液、100ml) 塩化ナトリウム 0.90g 塩化カルシウム 0.01g リン酸ナトリウム 0.14g グルタミン酸 0.01g リゾチーム(鶏卵白) 0.25g 牛血清アルブミン 0.50g γ−グロブリン(牛) 0.20g ムチン 0.05g 精製水 バランス
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】(表1及び表2の考察)上記表1及び表2
の結果から明らかなように、本発明範囲となる実施例1
〜4のタンパク質に対して親和性を有する繊維に洗浄液
を含有せしめてなる洗浄シートは、本発明の範囲外とな
る比較例1〜4に較べて、コンタクトレンズの変色、変
形及び傷つき性もなく、タンパク質汚れ等に対して優れ
た洗浄性能を有することが判明した。また、本発明範囲
となる実施例1〜4では、洗浄液の粘度も0.1〜20
0cPの範囲のものを使用したので、すすぎ性、こすり
性も良好となることが判明した。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄シート上でコンタ
クトレンズを軽くこするだけで、コンタクトレンズ表面
上に沈着等したタンパク質汚れ及び脂質等の汚れを吸着
除去し、更にその他の汚れも同時に除去することができ
ると共に、コンタクトレンズの変色、変形及び傷つき性
を防止することができるコンタクトレンズ用洗浄シート
が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも酵素、還元剤及び過酸化物か
    ら選択される1種以上を配合した洗浄液を含有した繊維
    からなることを特徴とするコンタクトレンズ用洗浄シー
    ト。
JP10185232A 1998-06-30 1998-06-30 コンタクトレンズ用洗浄シート Pending JP2000019468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10185232A JP2000019468A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 コンタクトレンズ用洗浄シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10185232A JP2000019468A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 コンタクトレンズ用洗浄シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000019468A true JP2000019468A (ja) 2000-01-21

Family

ID=16167197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10185232A Pending JP2000019468A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 コンタクトレンズ用洗浄シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000019468A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000236A (ja) * 2001-06-18 2003-01-07 Toyobo Co Ltd エステラーゼの安定化方法
JP2003521003A (ja) * 2000-01-28 2003-07-08 アイソクリアー・インコーポレーテッド コンタクト・レンズの処理装置と方法
JP2004302074A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Toray Ind Inc コンタクトレンズの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003521003A (ja) * 2000-01-28 2003-07-08 アイソクリアー・インコーポレーテッド コンタクト・レンズの処理装置と方法
JP2003000236A (ja) * 2001-06-18 2003-01-07 Toyobo Co Ltd エステラーゼの安定化方法
JP2004302074A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Toray Ind Inc コンタクトレンズの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5810944A (en) Cleanser for surgical instruments
JP3058656B2 (ja) コンタクトレンズ用液剤組成物及びそれを用いたコンタクトレンズの洗浄若しくは保存方法
JP3594308B2 (ja) コンタクトレンズ洗浄のための酵素組成物および方法
US4096870A (en) Method for cleaning soft hydrophilic gel contact lenses
US4921630A (en) Contact lens cleaning compositions containing an enzyme and a carboxy vinyl polymer
JPH0577047B2 (ja)
JP2000019468A (ja) コンタクトレンズ用洗浄シート
KR102258489B1 (ko) 정제형 수소 세탁세제
US5909745A (en) Use of carbon dioxide and carbonic acid to clean contact lenses
JPH04143718A (ja) コンタクトレンズ用汚れ除去剤
JP4060416B2 (ja) コンタクトレンズの洗浄及び保存のための液剤
JPS63159822A (ja) コンタクトレンズの洗浄方法
JP2000109892A (ja) 多糖含有コンタクトレンズ用液剤
JP2000019464A (ja) コンタクトレンズ用洗浄シート
JP4174578B2 (ja) コンタクトレンズ用液剤
JP2000019465A (ja) コンタクトレンズ用洗浄シート
JP2000019467A (ja) コンタクトレンズ用洗浄シート
JP2000019466A (ja) コンタクトレンズ用洗浄シート
JPH0493919A (ja) コンタクトレンズ用洗浄剤
JP2001242427A (ja) コンタクトレンズ用洗浄剤
JPH085970A (ja) ソフトコンタクトレンズ用剤
JPH04161921A (ja) コンタクトレンズ保存液
JP3552838B2 (ja) コンタクトレンズ溶液及びそれを用いた洗浄消毒方法
JP2003277205A (ja) コンタクトレンズの消毒用組成物およびそれを用いる消毒方法
JP3408760B2 (ja) コンタクトレンズ用ケア用剤