JP2003521003A - コンタクト・レンズの処理装置と方法 - Google Patents

コンタクト・レンズの処理装置と方法

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JP2003521003A
JP2003521003A JP2001554807A JP2001554807A JP2003521003A JP 2003521003 A JP2003521003 A JP 2003521003A JP 2001554807 A JP2001554807 A JP 2001554807A JP 2001554807 A JP2001554807 A JP 2001554807A JP 2003521003 A JP2003521003 A JP 2003521003A
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パンコー,マーク・エル
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    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C13/00Assembling; Repairing; Cleaning
    • G02C13/008Devices specially adapted for cleaning contact lenses

Abstract

(57)【要約】 レンズの光学表面(27)との接触のために酵素が濃厚な層(6l、64)を有する変形可能で、非摩耗性の材料(60、63)を含んでいるコンタクト・レンズ(27)を洗浄するための内蔵式の装置。光学表面と接触している間に、レンズ(27)の表面の汚染物質は酵素によって除去される。レンズ(27)と変形可能な材料(60、63)の分離により、実質的に全ての酵素が変形可能な材料(60、63)の上に保持されており、酵素を不活発にするための、あるいはレンズから残留酵素物質を取り除くための追加の操作を実行する必要性を十分に排除している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、コンタクト・レンズを処理するための装置と方法を対象とする。よ
り詳細には、本発明は、擦る必要もなく、あるいは酵素を不活発にするか、また
は残りの酵素をレンズから完全に洗う従来の方法を行う必要もなしに、コンタク
ト・レンズを酵素によってきれいにすることができる独立型の装置および方法を
対象とする。特に有利な形態では、その装置は一回使用の使い捨てであり、処理
工程の間、レンズを、酵素が濃縮された層と湿った状態で連続して接触させるよ
うな具合に、そこにレンズを受け入れて保持するための大きさに作られ、形成さ
れた一組の閉めることができる液体密封容器を含むハウジングを包含している。
【0002】 コンタクト・レンズは、広範囲の視力の欠陥を修正するための、または化粧品
用途のための広い用途に入っている。通常、そのようなレンズは、目の角膜の上
にぴったり合うように形状と寸法を合わせて作られた薄い透明プラスチックの材
料から形成される。レンズには、目との接触のために凹形をした内側の最初の光
学表面、対向してしかも光学的に関連している凸状である外側の第2の光学表面
、および周囲の縁を含む光学表面がある。その2つの表面が、共に、特定の目に
医学的に処方されるかもしれないレンズを決める。
【0003】 レンズを作るのに使用される高分子材料によって、レンズは、「ハード」でも
、または「ソフト」でもあり得る。ハード・コンタクト・レンズは、比較的硬く
、通常、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などの比較的疎水性の材料から
形成されている。ソフト・コンタクト・レンズは、比較的柔軟であり、通常、ポ
リマー組織の中に比例して多量の水を吸収し、結合することができる特性を有す
るヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)などの比較的親水性のポリマー
から形成されている。そのような親水性のポリマーから形成されたソフト・コン
タクト・レンズは、水和すると、ハード・コンタクト・レンズより着用するのに
より快適である。なぜなら、目の角膜により適合し、長期間にわたり着用しても
痛みを起こすことは少ないからである。こうした理由で、現在処方されるコンタ
クト・レンズの大多数はソフト・タイプである。
【0004】 残念ながら、全てのコンタクト・レンズ、特に、ソフト・レンズは、着用して
いる間に、目およびその環境から汚染物質を集める。例えば、これらの汚染物質
には、目の涙からのタンパク質と脂質、および化粧品、石鹸、空中の化学物質、
ほこり、および他の粒子状物質などの異物が含まれている可能性がある。定期的
に取り除かれない限り、これらの汚染物質は、目の表面にすり傷を引き起こして
、レンズの視力を損ない、潜在的に有害な微生物のための栄養媒体としての役目
をする可能性がある。
【0005】 さらに、ソフト・コンタクト・レンズに関しては、着用の快適さのためには、
いつも一様に湿っている状態に維持されることが必要である。目の上にある限り
、レンズの親水性材料の含水量は涙液によって維持されている。しかしながら、
洗浄するために、または眠っている間のように、レンズが長期間にわたり取り外
されているとき、レンズは、外部から水和されない限り、すっかり乾燥して、不
可逆的に損傷する可能性がある。
【0006】 その結果、コンタクト・レンズを洗浄し、水和するために様々な装置および方
法が開発されてきた。例えば、面活性剤、酸化剤、消毒剤、酵素クリーナ、また
は研摩剤のような、様々な液体洗浄剤にレンズを浸す洗浄装置が提供されている
。洗浄剤の洗浄作用を高めるために、振動する、回転する、研磨する、洗い落と
す、加熱する、攪拌する、超音波エネルギーにかける、またはそうでなければ機
械的にレンズを操作するために、機械的に操作された、または電気駆動された構
成部分を含んでいる他の洗浄装置が提供されている。
【0007】 そのような以前の装置および方法は、レンズの上に見つけられる様々な汚染物
質の中のいくつかに関して洗浄効率が不足していること、望ましくない複雑さ、
使用するのに必要な過剰な時間、レンズ材料への過酷さ、および外部電源への依
存などの様々な理由で、完全には満足されていない。
【0008】 その上、ある種の以前のレンズ洗浄装置および方法は、レンズを目に戻せるよ
うになる前に、完全にすすぐというような洗浄後のレンズ処理手順を加える必要
があった。例えば、現在採用されている酵素による洗浄装置についての重要な問
題は、洗浄したレンズを目に装着する前に酵素物質を取り除く必要があることで
ある。酵素物質で汚染されたレンズを目に装着することは潜在的に目に有害であ
る可能性がある。したがって、酵素による洗浄剤のユーザは、洗浄したレンズを
目に装着する前にコンタクト・レンズを完全にすすいで洗浄酵素をなくするよう
に忠告されている。しかしながら、このすすぎの段階が有効であるためには、ユ
ーザに承諾してもらうことが必要である。ユーザは、そのようなすすぎが不要で
あると考えるかもしれない。また、ユーザは、すべての残留酵素物質を取り除く
のに足りるだけ完全にレンズをすすがないかもしれないし及び/又はすすげない
かもしれない。その結果、活性酵素は目と接触する可能性がある。更に、いくつ
かの例では、レンズを徹底的にすすいでも、レンズに結合した残留酵素物質を取
り除くのに完全に効果的ではないかもしれない。
【0009】 米国特許第5,783,532号は、レンズ上の残留酵素物質の問題を認識し
て、放出すると酵素を非活性化するのに有効であると断言されている成分を含む
酵素洗浄組成物を開示している。しかしながら、このシステムは、たとえ有効で
あっても、依然としてユーザが、酵素を非活性化するのに必要な段階を完了する
こと、そして洗浄したレンズを目に装着する前に完全な不活性化が起こるのを待
つことを当てにしている。したがって、そのようなシステムでは、完全に不活性
化する前にレンズを洗浄組成物から取り外すと、レンズ上の残留酵素による活性
物質に関連した問題は依然存在している。更に、たとえ不活性化されても、不活
性酵素のタンパク質は、まだレンズに付着していて、関連したアレルギー反応を
引き起こすかもしれない。
【0010】 したがって、汚染したコンタクト・レンズを、便利にしかも効果的に酵素によ
り洗浄して、その結果、レンズの上に残っている残留酵素物質を最小限にするこ
とができる装置および方法についての要求が存在している。
【0011】 それゆえに、汚染したコンタクト・レンズを洗浄するための新しくて、しかも
改善されたシステム、装置、および方法を提供することが本発明の一般的な目的
である。
【0012】 レンズを酵素により洗浄する汚染したコンタクト・レンズを洗浄するための装
置を提供することが本発明のより具体的な目的である。 さらに本発明の目的は、洗浄している間レンズが含まれている閉鎖可能の液体
密封容器を有する、汚染したコンタクト・レンズを酵素により洗浄するための、
使い捨ての一回使用の装置を提供することである。
【0013】 さらに本発明の目的は、レンズの光学表面が酵素が豊富な層と連続して接触し
ている湿った環境に収容され、それによって外部から力をかけることなく汚染物
質をレンズから取り除くことができる、汚染したコンタクト・レンズを酵素によ
り洗浄するための内蔵装置を提供することである。
【0014】 さらに本発明の目的は、従来の酵素処理プロセスにより潜在的に存在するもの
と比較してレンズに残っている残留酵素物質の危険が一般的に少ない状態で、レ
ンズをいつでも洗浄環境から取り除き、そして目に装着するできる、汚染したコ
ンタクト・レンズを酵素により洗浄する装置および方法を提供することである。
【0015】 (発明の概要) 本発明は、一組の相対する光学的(または、レンズ)表面を有している種類の
、汚染物質で汚染されたコンタクト・レンズを洗浄するための装置であって、表
面に酵素物質が結合された、レンズの第1の光学表面と接触したときにレンズ上
の汚染物質を減少させる作用をする第1の非研磨性反応性表面を画定する固相で
あって、反応性表面が光学表面と反応性表面との間に一般に連続係合し、それに
よって層に結合させた酵素物質がレンズ上の汚染物質と接触するような、到達可
能であり形状である固相を包含する装置に関する。
【0016】 本発明は、さらに、2つの光学表面を有している種類の、しかも汚染物質で汚
染されているコンタクト・レンズを洗浄する方法であって、 レンズの少なくとも1つの光学表面を、レンズの上の汚染物質に作用するため
に選択された酵素物質に富んだ表面を有している固相と隣接係合させて配置する
ステップと、 その表面を連続して湿った接触状態に維持するステップと、 そして、使用のために支持表面からレンズを取り外すステップと、から成る方
法に関する。
【0017】 (好ましい実施形態の説明) 新しいと信じられる本発明の特徴は添付の請求項における特性で詳しく説明さ
れている。本発明は、その更に付け加えられた目的およびその利点と共に、添付
図面と関連してなされる以下の記述を引用することにより最もよく理解されるか
もしれない。そのいくつかの図面では、同じ参照番号が同じ要素を同一に扱って
いる。
【0018】 本発明は、酵素の洗浄に影響されやすいすべての種類の材料を洗浄するのに適
用できる。本発明は、特に、すべての種類のレンズそして特にコンタクト・レン
ズを洗浄するのに適用できる。例えば、通常のハード・コンタクト・レンズおよ
びソフト・コンタクト・レンズのようなレンズは、任意の材料または材料の組み
合わせであるかもしれないし、任意の適当な構成を有するかもしれない。したが
って、好ましい実施形態が特にコンタクト・レンズを参照して説明されているが
、当業者は、本発明を他の種類の材料およびレンズに適用することができること
を理解するだろう。
【0019】 本発明は、レンズに装着されると、酵素による活性物質が、使用した酵素また
は酵素類により、タンパク質、ムチン、および/または脂質物質のような有機物
質を分解するようにする、酵素による活性表面を有する固相および/または支持
物質を使って、レンズを酵素により洗浄する新しい装置および方法を対象とする
。その固相及び/又は支持物質は、その剥がされた汚染物質がレンズから離れて
拡散するのを容易にするために多孔性であることが好ましい。レンズからのタン
パク質、ムチン及び/又は脂質物質のような有機物質を洗浄することは、不活性
汚染物質についてもレンズをきれいにするのに役立つ。そのような不活性汚染物
質はしばしば有機物質に付着するか、または捕らえられ、そして洗浄されるとき
に、それらの有機物質がレンズから運び去られるからである。好ましい実施形態
には、酵素による活性物質が含まれ、その中で、その酵素物質はその固相に結合
した少なくとも一つの末端または部位を有し、そしてレンズ上の汚染物質に作用
するような活性な遊離の末端または部位を有する。以下に更に詳細に説明される
ように、固相または支持物質は単層構造であることも、あるいは多層構造である
こともできる。
【0020】 酵素による活性固相がレンズと接触して置かれているとき、酵素と固相の間の
結合が、固相からの酵素活性物質の著しい損失を防ぐために十分であることが好
ましい。より好ましくは、レンズが酵素活性固相から分離されているとき、酵素
活性物質と固相との間の結合が、酵素活性物質の遊離端とレンズ材料の間の引力
よりも強く、固相の上のレンズ材料への酵素物質の結合の発生を減ずることであ
る。したがって、とにかく存在しているならば、洗浄した後のレンズの上の残留
酵素物質の量は、従来の酵素の方法による処理を受けたレンズ上に残る量に比較
して減少し、もしもレンズから残留酵素物質をすすぐという従来の更に付け加え
られた洗浄ステップの有る無しにかかわらず、それを付けているならば、レンズ
への感度反応のリスクは付随して減少する。
【0021】 酵素物質のための基材として、天然および合成のポリマーおよびその混合物な
どの任意の適当な固相材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル
、ナイロンおよびセルロースを基にした材料の他に可塑性を示す他の材料も使用
することができる。固相材料は、好ましくは、非研磨性表面を有し、固相材料が
レンズの表面に対して配置されるとき、レンズに掻き傷がつくのを防ぐためにそ
の表面に結合される酵素物質により充分に非研磨性のままで残るべきである。そ
のような再利用が安全問題を示すならば、固相材料は、再利用を防ぐために使用
後に酵素物質の非活性化を促進するように選択されるかもしれない。例えば、固
相として疎水性の材料を使用することができる。そのような材料は、乾燥させる
ことができるか、または使用後に容易に乾燥した状態になり、その結果、有効な
作用のために液体界面を必要とする酵素物質を非活性化するかもしれない。蛋白
質分解酵素を固定すると、酵素分子を分離し、それによって酵素分子が互いに攻
撃し合うことを防止することにより、自己消化によるそれ自身の不活性化を引き
起こす酵素の能力を減少させるだろうということが提案された「酵素生物工学ハ
ンドブック」、第5章(編集者 A.Wiseman、第3版、1995)。
【0022】 物理吸着、イオン結合、キレート化または金属結合および共有結合など、酵素
物質をキャリアに付着させるためのいくつかの方法があることが、当分野の技術
者によって理解されるだろう(上記)。更に、これらの方法が他の方法を包含す
ることが理解されるだろう。例えば、共有結合法はまた、酵素分子間の共有結合
の形成に基づく架橋を含んでいる。共有結合法は、酵素を溶液の中に濾し出す安
定した固定化酵素配合物を製造する能力のために好まれる。
【0023】 二三例を挙げると、ジアゾ化カップリングによりトリプシン、パパインおよび
ペプシンをセルロースの上に、アミド結合によりキサンチン酸化酵素をセルロー
スの上に、およびアルキル化/アリル化によりデキストランスクラーゼを濾紙の
上になど、様々なキャリヤにいろいろな酵素を固定させるための方法を開示して
いる文献の参考資料が入手できる(上記);Helmut Uhlig著、「産
業酵素とその用途」、第4章(Elfriede M.Linsmaier−B
ednar trans.、John Wiley & Sons、Inc.1
998)も参照。
【0024】 微小孔のポリエチレンまたはポリプロピレンの粉末、特に100m2/gとい
う高い内部の表面積および0.2〜0.5マイクロメータの細孔径を有する粉末
のような、セルロースよりもより疎水性のキャリヤの上になるべくならリパーゼ
のような他の酵素を固定するための方法を開示している文献の参考資料も利用で
きる(上記)。例えば、カンジダリパーゼの水性緩衝液(Enzeco[EDC
]、Maxazyme LP[GB]、またはタイプVIIのリパーゼ[SCC
])をエタノールで予め湿らせたAccurel粉末(ドイツ、Obernbu
rgのAKZO Fibers社によって製造された)と一緒に攪拌し、その固
定化物が98%(高密度ポリエチレン)および107%(ポリプロピレン)とい
う酵素活性を示したことが報告されている(上記)。
【0025】 これらの方法の詳細に関する刊行物が「酵素生物工学ハンドブック」の第5章
、および「産業酵素とその用途」の第4章に記載されており、これらの刊行物の
内容は参照により本明細書に組み込まれている。
【0026】 適当な固相材料の他の例には、クロマトグラフィに使用されるような手に入る
材料が含まれる。そのような材料の例は、Zetaffinityという商標名
でCuno,Inc.から販売されているような多孔性の繊維性基質を作るため
に枠組みの中に架橋したセルロースとアクリルの複合構造を有するクロマトグラ
フィ媒体である。アミノ基、シラン基、またはカルボン酸の使用によるように酵
素を支持体の表面に結合させるために、固相材料を活性化するのが好ましい。例
えば、Zetaffinityなどの固相材料は、蛋白質およびポリヒドロキシ
材料を架橋して安定したアルデヒド基を生じるのに有用なグルタルアルデヒドの
ような物質への曝露などにより活性化できる様々な原子長のアミノ基を含むこと
ができる。アルデヒド基は適切な酵素を結合するための部位を提供する。
【0027】 パンクレアチン、トリプシン、コラゲナーゼ、ケラチナーゼ、アミノペプチダ
ーゼ、エラスターゼ、アスペルギロぺプチダーゼおよびリパーゼを含む多くの種
類の精製した、半精製の、または粗製の酵素の配合物を使用することができる。
酵素は、中性、酸性またはアルカリ性であってもよい。しかしながら、酵素は5
.0とl0.0の間のpHで十分な活性を有することが好ましく、そして6.0
と9.0の間のpHで十分な活性を有することがより好ましい。
【0028】 好ましい酵素は、セリンプロテアーゼ、酸性アスパラギン酸プロテアーゼ、シ
ステインプロテアーゼおよび金属プロテアーゼの各々並びにそれら切断され、変
性された酵素またはその変異体から成る群から選択されたプロテアーゼである。
【0029】 好ましいセリンプロテアーゼの例は、例えば、トリプシン、キモトリプシンお
よびズブチリシンである。 最も好ましいのは、ズブチリシンBPN’、ズブチリシン カールスバーグ(
subtlisin Carlsberg)、ズブチリズム(subtilis
m)PB92、ズブチリシン147、ズブチリシン168、ズブチリズム(su
btilism)DY、アクアリシン(aqualysin)またはテルミター
ゼ(thermitase)、末端削除、変形およびそれらの変異体のようなバ
チルス誘導アルカリ性セリンプロテアーゼである。
【0030】 システインプロテアーゼの例は、例えば、パパインおよびブロメラインである
。適当な金属プロテアーゼの例は、例えば、ニュートラーゼおよびコラゲナーゼ
である。適当な酸性のアスパラギン酸プロテアーゼの例は、例えば、ペプシンA
、ペプシンB、ペプシンC、キモシンおよびカテプシンBである。
【0031】 特に好ましい酵素は、パンクレアチン、蛋白質分解性、脂肪分解促進性および
デンプン分解性の活性を有するマルチ酵素複合体および蛋白質分解活性を有する
酵素であるパパインである。パンクレアチンは動物の膵臓(pancreata
)、好ましくは豚の膵臓(pancreata)から得られる多酵素複合体であ
る。パパインは、カリカ パパヤ(Carica papaya)の未熟果実か
ら得られる酵素である。これらの酵素は一般に市販されている。パンクレアチン
およびパパインに関する詳細は、「Merck Index」、第10版の10
05および1007頁(1983)に、これらの酵素に関する刊行物のリストを
含めて更に詳しく説明されている。これら刊行物の内容は参考として本明細書に
組み込まれている。
【0032】 豚の膵臓(pancrease)から分離された酵素のような、固相材料に容
易に結合させることができる可溶性酵素を使用するのが好ましい。例えば、その
酵素を、活性ゼタフィニティ(Zetaffinity)媒体のようなアルデヒ
ドで活性化した固相材料に適用することができ、その酵素はアルデヒド基により
その材料に結合することになる。その材料へ結合させることができる酵素物質の
量は、使用される材料と酵素物質のサイズに左右される可能性がある。固相表面
に結合する酵素物質の密度は、その固相表面の平方センチメートル当たり酵素物
質が100〜500μgの範囲にあることが好ましい。より好ましくは、その範
囲は、その固相表面の平方センチメートル当たり酵素物質が150〜500μg
である。
【0033】 もし望むならば、固相材料と酵素の間の距離を広げるのに化学スペース基(c
hemical spacing group)を使用することができる。立体
障害効果を減少させ、そして酵素分子にある程度の柔軟性を与えるために、スペ
ーサを使ってもよい。好ましくは末端反応性アミンを有する様々な長さの炭化水
素を使うこともできる。したがって、アミン基を有する様々なアミノ酸またはペ
プチドをスペーサ分子として使用することができる。アミン基に対して化学的に
活性である活性剤にアミン基を結合させることができ、それから、今度は、酵素
をアミンのスペーサ分子の反対端に付けることができる。役に立つスペーサの例
には、ジアミノジプロピルアミン、エチレンジアミン、ヘキサンジアミン、6−
アミノカプロン酸が含まれる。
【0034】 本発明の最も簡単な形態では、酵素は、柔軟な固相材料のようなコンタクト・
レンズの形に一致することができる固相材料に、直接付着するか又は直接統合さ
れている。したがって、多くの形態を取るけれど、処理装置は、活性酵素物質か
ら形成されるかまたは活性酵素物質を有する単一層のように簡単である可能性が
ある。酵素物質とレンズ汚染物質が互いに一般に連続して接触している状態に置
かれているとき、その両者間の反応界面を提供し及び/又は高めるために、酵素
で活性化した固相材料を湿らせるのが好ましい。そのうえ、特にソフト・コンタ
クト・レンズの場合、洗浄工程中にレンズが完全に乾燥するのを防ぐために、酵
素で活性化した固相材料を湿らせるのが好ましい。当分野の技術者なら、ある種
の用途では、前述の目的を達成するのに必要な最低水準の湿気までその物質を湿
らせる程度を制限するのが望ましいことを理解するだろう。例えば、その材料を
湿らせて、酵素物質の非活性化を促進し、そして一回使用した後にその処理装置
の処分を助長する程度を限定することが望ましいかもしれない。
【0035】 したがって、酵素で活性化された固相材料が湿らされ、または前に湿らされて
おり、そしてその湿らされた固相材料が汚れたレンズと接触して置かれている。
固相材料は、レンズの内部表面および外部表面の両方に接触するように形作られ
ているのが好ましい。接触は、酵素で活性化された固相材料とレンズの間で、所
要の時間、場合によっては1〜2時間またはそれより長く維持される。洗浄した
後に、レンズをすすいで、酵素活性固相とレンズとの接触の結果として除去され
る汚染物質を洗い流すことが好ましい。しかしながら、酵素物質への感度という
観点から、たとえあるとしても、レンズに結合して残っている酵素物質はほとん
どないので、全くといってよいくらいすすがないで、レンズを付けることができ
る。その上、一般的にはレンズを汚染するそれらの組成物の中には、酵素による
洗浄のためにレンズを外した後に、吸着作用により反応層および/または反応層
用の第2の支持体に付着するかもしれないものもある。
【0036】 酵素による洗浄が時間に依存する反応なので、選択された固相材料は長期間に
わたって、レンズとの接触を維持することができなくてはならない。したがって
、図面に対して特別に言及して以下により詳細に説明されるように、酵素で活性
化された固相表面を、レンズの形に一致してレンズとの接触を維持するように予
め形成され、および/またはレンズの形に一致してレンズとの接触を維持するこ
とができる、別の材料に適用するのが好ましいかもしれない。
【0037】 当業者なら、本発明が様々な形で具体化されることを理解するだろう。例えば
、酵素で活性化した材料は柔軟である可能性があり、クリップまたは別の保持機
構が酵素で活性化された材料をレンズと接触させておくのに使用できる可能性が
ある。好ましくは、そのような配置では、酵素で活性化された材料をレンズの周
りに置き、そしてクリップをその材料の周りに置いて成形し、その酵素で活性化
した材料が凸形および凹形のレンズ表面と連続して接触しているようにその材料
をレンズの形に一致させる。好ましい配置では、酵素で活性化した材料は無菌方
法で包装されて、使用後に安全目的で捨てられる。クリップは再利用できるのが
好ましい。
【0038】 酵素で活性化した材料を、乾燥状態で又は眼科的に適合した溶液で包装するこ
とができる。乾燥した状態で包装された場合、その溶液を適用する前に加えるこ
とができる。好ましい眼科的に適合した溶液には、Bausch & Lomb
、Alcom、Ciba−Geigy、およびAllerganによって販売さ
れているようなそれらの知られている眼科的に適合した溶液が含まれる。その溶
液は、眼科的に適合した抗菌剤または防腐剤を含むこともある。さらに、その溶
液は、酵素による洗浄の程度を高めるために界面活性剤、緩衝液、活性化剤また
は他の成分のような他の添加物を含むこともある。
【0039】 図面、および特に図1〜3により、米国特許第5,657,506号に記載さ
れている装置にいくつかの共通の特徴を有しているレンズ処理装置10を示す。
本発明に従って、左のレンズ容器11、右のレンズ容器12およびその2つの容
器の間に延びている橋の部分13を含む単一部品のハウジングを含むように装置
10を組立てる。使い捨てのただ一回の使用装置であるかもしれないその装置は
、ホイルまたは他の液体およびガス不浸透性の材料で形成された密閉されたパッ
ケージ14の中に含まれているのが好ましい。そのパッケージに、タブ表面15
、または他の手段を備えて、ユーザにより容易に開けるようにする。装置10は
、たとえ光景が損なわれても、ユーザによる左右のレンズ容器のすばやい識別を
容易にするために、容器11のカバーに浮彫りにされた一段高い「L」16およ
び容器12の上面に浮彫りにされた一段高い「R」17のような識別手段を含む
場合もある。
【0040】 図4および6に示されているように、左のレンズ容器11は、凹み21を決め
る底部部分20および凹み23を決める頂部部分22を含んでいる。一般に凹形
の表面25を有している挿入物24は、従来の左のソフト・コンタクト・レンズ
27の凸形光学表面26を係合させるためにハウジングの底部部分20に備えら
れている。一般に凸形の表面31を有している挿入物30は、ハウジングが閉じ
られたときに、レンズ27の凸形光学表面32を係合させるために凹み23に備
えられている。
【0041】 同様に、右のレンズ容器12の底部部分33によって凹み34が決まり、その
中の挿入物35は、従来の右のソフト・コンタクト・レンズ38の凸形光学表面
37を受けるために、一般に凹形の表面36を有している。右のレンズ容器の頂
部部分40によって凹み41が決まり、その中の挿入物42は、レンズ38の凹
形光学表面44を係合させるために、一般に凸形の表面43を有している。
【0042】 左のレンズ容器11の下部部分20は、その部分が図4に示されているように
開く強い蝶番を形成している厚みが薄くなった側面部分46(図6A〜6C)を
含む蝶番部分45によって上部のハウジング部分22に接続されている。同様に
、底部の右の容器部分33が、強い蝶番部分48を有している蝶番部分47によ
って、頂部の右の容器部分40に接合されている。
【0043】 左のレンズ容器11の頂部部分22の周辺付近に広がっている球状隆起50は
、容器の底部部分20の周辺付近に広がっている補足的な形をして設置されてい
る溝51にかみ合って、容器の中に液体を含むための液体シールを提供する。同
様な隆起52および溝53が、右のレンズ容器12に液体シールを提供する。一
組のタブ54と55は、左のレンズ容器11のそれぞれ頂部および底部に一体形
で形成されて、その容器の開閉を容易にする。同様に、一組のタブ56と57は
、右のレンズ容器12のそれぞれ頂部および底部に一体形で形成されて、その容
器の開閉を容易にする。
【0044】 ハウジングと一体形のレンズ容器とは、射出成形または他の適当な製造技術な
どにより、不活性な準弾力性のプラスチックまたは他の成形可能な材料で成形さ
れるのが好ましい。費用を最小にするために、容器と接続のための橋部材は、1
回の成形操作で単一部品として成形されるのが好ましい。プラスチックは、最適
な可視性のために、または特定の組立て品のある種の特有の特徴を示すために、
着色されることもある。
【0045】 図6A〜6Cによれば、挿入物24は、凹み21の中にぴったりと合うように
寸法に合わせて作られた比較的厚い多孔性の、そして圧縮性のスポンジのような
層60を包括するのが分かり、そして一般に凹形の表面を有するように形成され
ている。その凹形表面の上に、表面が活性な酵素物質を有している固相材料の薄
い反応層61が備えられて、表面25に係合する凹レンズを形成している。凹み
の中に挿入物24を保持するのを助けるために、多数のスパイクのような歯62
を、凹み21の内部表面に取り付けることもある。同様に、挿入物30は凹み2
3の中にぴったり合うような寸法に合わせて作られた弾力性のある多孔性のスポ
ンジのような層63を包含し、そして一般に凸形の表面を有するように成形され
ている。その凸形表面の上に、層61を形成しているような表面が活性な酵素物
質を有している固相材料の薄い反応層64が備えられて、表面31に係合するレ
ンズを形成している。凹みの中に挿入物30を保持するのを助けるために、多数
のスパイクのような歯65を、凹み23の表面に取り付けることもある。
【0046】 図6Cに示されているように、左のレンズ容器11が閉じられるとき、反応表
面25は光学反応表面26と連続して係合し、反応表面31は光学表面32と連
続して係合する。圧縮性のスポンジのような層60および63は、それぞれの凹
みでわずかにオーバーサイズの寸法に作られるのが好ましい。したがって、レン
ズ容器の頂部および底部が一緒になるとき、その層はわずかに圧縮され、レンズ
の光学表面26および32の間に、および挿入物のそれぞれ接触している表面2
5および31の間に一致する連続した接触が実現できる。
【0047】 レンズ処理装置10の製造中に、左のレンズのハウジング11内にある圧縮性
層60および63は眼科的に適合した溶液で湿らされるのが好ましい。コンタク
ト・レンズ27が洗浄のためにハウジングに挿入され(図6Aに示されるように
)、続いてその容器がユーザによって閉じられると(図6Bおよび6Cに示され
ているように)、それに伴って層60および63が圧縮されて、その中に吸収さ
れている溶液が反応層61および64の端の周り(図6C)と、レンズ27の周
り、上および下に流れて、レンズの光学表面26および32の間と、反応層61
および64の連続した接触表面25および31の間のそれぞれに、流体層を生成
する。
【0048】 本発明に従って、反応層61および64は、Zetaffinity−ブラン
ドの架橋したセルロースと、アミノ活性部位に結合したパンクレアチン酵素のよ
うな酵素を有しているアクリル共重合体のクロマトグラフ媒体のような固相材料
とから、その固相の表面に形成されることもある。酵素が選択されて、レンズ2
7の表面で蛋白質分解の脂質及び/又はムチンの汚染物質に作用する。その結果
、レンズの光学表面がこれらの層の表面と湿った状態で連続して接触すると、レ
ンズに付いた脂質および他の蛋白質汚染物質が酵素によりレンズの表面から除去
され、レンズが取り出されるとき、その酵素物質は反応層の表面に残る。これは
レンズの凹形および凸形の光学表面の両方に起こる。
【0049】 最適な酵素による洗浄のためには、反応層はレンズの表面に正確に一致しなけ
ればならない。この目的のために、反応層61および64は、薄くて柔軟であり
、そしてそれらの関連のあるスポンジに似た圧縮性の層60および63によって
レンズの光学表面に合わせて変形可能であることが好ましい。反応層61および
64を、知られている技術によって、それらの関連のあるスポンジに似た層に付
着するか、または接合することが可能である。基礎をなす圧縮性の層の比較的多
孔性の表面に固相材料をスプレーする反応層61および64を含む固相材料が、
付着などにより、または反応層61および64が酵素物質で活性化される前に、
圧縮性の層に適用されることもある。
【0050】 構造が左のレンズ容器11と同じであることが好ましい右のレンズ容器12は
、左のレンズ容器11の挿入物24および30として同じ材料で形成されて、同
じ寸法を有している挿入物35および42を含んでいる。
【0051】 レンズのハウジング11および12は、それぞれ、洗浄の間にレンズを湿った
状態に維持するために、適切な体積の眼科的に適合性のある溶液をそれぞれの圧
縮性の層に吸収できるようにする充分な内部体積を有することが好ましい。レン
ズを処理する前、処理中および処理後に、眼科的に適合した溶液がレンズ容器か
ら漏れたり、蒸発したりするのが、容器の全周付近に広がっている容器11の中
の隆起50および溝51そして容器12の同じ構造物によって防止される。図6
Cに示されるように容器が閉じられるとき、隆起は溝にぴったり収まり、緊密な
機械的シールと緊密な流体シールの両方を形成する。これらのシールおよびホイ
ル・パッケージ14によって実現されるシールは、一般に、長期の貯蔵の間でさ
え、眼科的に適合性のある溶液の蒸発を防止する。
【0052】 圧縮性層60および63は、その多孔性の構造の中に水分を受け入れて保持す
る非常に多孔性の吸収材料から形成され、かなりの含水量を有しており、したが
って一般に、使用の前に再び濡らす必要はないのが好ましい。網状の発泡体およ
び紙のような不活性な孔のある材料がこの目的には好ましい材料である。
【0053】 一組のレンズを、次の通りに本発明の装置を使用して有利に処理することが可
能である。最初に、処理装置10をそのカバー14から取り出し、レンズ容器1
1および12を開く。次に、レンズを外して、2つのレンズ容器の予め湿らせた
反応表面25および36に置く。次いで、2つのレンズ容器を閉めて、レンズの
光学表面を装置の反応表面と連続して湿った状態で接触させる。レンズが汚染さ
れている程度及び/又はレンズを最後に洗浄してからの時間の長さに比例した期
間、そのレンズをその閉じた容器に中に残しておく。一般に、2時間ハウジング
の中に留まっている汚染し被覆されたレンズから、かなりの量の汚染物質が取り
除かれると予想される。ひどく汚染しているレンズは、着用者が眠っている一晩
中というように、より長い期間を必要とするかもしれない。
【0054】 処理が完了した後に、レンズは容器から取り出されて、ユーザの目に戻される
。レンズは、一般に、すすがないで身につけることもできる。取り除かれた汚染
物質がどれも確実に洗い流されるように、身につける前にレンズをすすぐのは随
意である。レンズ容器を閉じる。そして、今やその密封容器の中に汚染物質を含
んでいる処理装置を適切に処理してよい。
【0055】 上で論じた装置の実施形態は圧縮性材料の上に層にされた反応材料を含んでい
るが、本発明の追加の実施形態では、材料の上及び/又は間のレンズを収納する
ためのハウジングもまたは圧縮性層もない、レンズを受け入れる形状に形成され
た湿った反応材料が提供される場合もある。その反応材料はそれ自身レンズの周
りに接近するかもしれないし、あるいはその反応材料は、その装置のパッケージ
内で、または外部からの閉鎖手段によって、レンズに対して保持されるかもしれ
ない。
【0056】 図7によれば、本発明に従うレンズ処理装置100の別の実施形態は、蝶番を
付けられた部分または折り目116によって互いに接合された、上部の本体部分
112および下部の本体部分114を有している容器110を含むことが分かる
。上部の本体部分112の内部には、凸形の平面部分118および120が含ま
れている。その外部表面122に酵素物質を有している材料の層は、凸形の部分
118および120を覆っている。下部の本体部分114の内部には、凹形の表
面部分124および126が含まれている。その外部表面122に酵素物質を有
している材料の層が凹形の部分124および126を覆っている。
【0057】 凸形の部分118および120と凹形の部分124および126は、その容器
が閉じられたときに、協働して容器110に置かれたコンタクト・レンズ(図示
せず)を係合させるように、寸法に合わせて作られ、設置されている。好ましく
は、下部の本体部分114の内部には、眼科的に適合した溶液を保持するために
凹形の部分124および126を囲んでいる凹み部分128が含まれている。そ
の溶液はその装置で予めパッケージするか、または使用の前にその装置に置くこ
とができる。コンタクト・レンズが洗浄のためにその装置内に置かれ、装置が閉
じられると、溶液は、それぞれレンズの光学表面と反応層122の接触表面の間
に流体流通境界面を備えている反応層122の周りを流れる。
【0058】 容器本体110は任意の適当な材料から組み立てることができ、使い捨て用途
または繰返し使用用途のために組み立てることができる。例えば、容器本体11
0は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタ
レート、および他の類似材料のような合成高分子化合物を含む高分子材料から組
み立てることができ、充填剤、顔料、および可塑剤などの、それだけに限定され
ないが、一般的な添加物を含むことができる。容器本体110はセルロースのよ
うな天然材料から組み立てることもできる。例えば、容器本体110用の好まし
い材料は、しなやかで吸収性の繊維質のセルロースである。
【0059】 容器本体110のために繊維質セルロースのような吸収性の材料を使用すると
き、容器に水分不浸透性の障壁を備えて容器から溶液が漏れるのを防ぐために、
容器本体110の外部を処理するか、または上塗りすることが望ましいかもしれ
ない。例えば、防湿層を提供するため、セルロースの容器本体のような吸収性の
容器本体の外面にワックスを塗ることができる。代わりに、防湿層を備えるため
に、そのような容器本体の外面に、プラスチック塗料を塗布するか、または金属
箔を使うことができる。代わりに、合成高分子化合物から作られたシェルのよう
な水分不浸透性シェルとそのようなシェルの中に合うように寸法を合わせて作ら
れた吸収性のセルロース挿入物から容器本体110を組み立てることができる。
【0060】 凸形部分118および120と凹形部分124および126は、容器本体11
0の中に直接形成することができ、又は容器本体110用の挿入物の形であるこ
ともできる。様々な方法で反応層122を供給することもできる。例えば、吸収
性のセルロース材料から凸形部分118および120と凹形部分124および1
26を作ることができる、そして酵素物質をそのような部分118、120、1
24および126の表面に直接結合させることによって反応層122を生成する
ことができる。
【0061】 代わりに、反応層122は、酵素物質を塗られたセルロース紙のような、固相
に結合した酵素物質を有している固相の形をとることができる。セルロース紙は
、容器本体110の内部の外表面に予め張られたシートの形、または容器本体1
10の中に挿入するために別に供給されるシートの形であることもできる。使い
やすさを可能にして、経済的な関心に対応するために、そのようなシートの形を
いろいろなサイズおよび形態で供給できるということは評価されるだろう。
【0062】 例えば、凸形および凹形の部分118、120、124および126の位置に
関して、容器本体に挿入されたときの、シートの係合不良に対して保護するため
に、反応層のシート122を容器本体110の内部に合うような大きさに作り、
酵素物質で完全に塗布することができる。代わりに、シートを容器本体内に合う
ような大きさに作ることができ、酵素物質の塗布を、凸形および凹形の部分11
8、120、124および126に並ぶように設計されたシートのそれらの区域
に限定することができる。代わりに、反応層122は、凸形および凹形の部分1
18、120、124および126に直接配置するために、大きさおよび寸法に
合わせて作られる「ボタン」形の、酵素を塗布したセルロース紙のような、結合
した酵素物質を有する固相であることができる。
【0063】 装置についての追加の実施形態では、ハウジングのない反応層および湿った圧
縮性層が提供され、レンズにかみ合った反応層を維持するために、圧縮性層の周
りに外部の閉鎖手段を有する。パッケージの材料は、例えば、保護、密封および
/または装置の識別を高めるために、箔の有る無しにかかわらず高分子化合物お
よび/または紙で形成されるかもしれない。代わりの構造物は、1999年3月
26日に出願された同時係属の米国特許出願第09/277,315号にも開示
されており、その開示は参照により本明細書に組み込まれている。
【0064】 本発明の特定の実施形態を示して説明したが、その中で変更および修正が、よ
り広い態様の本発明からはずれることなく、行われる場合があることは、当業者
には明らかであろう。したがって添付の特許請求の範囲の目的は、すべてのその
ような変更および修正が本発明の真の精神および範囲内に入るように包含するこ
とである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 密封されたホイル・パッケージの中に含まれた、本発明に従って組立てられる
コンタクト・レンズ処理装置の透視図である。
【図2】 図1のコンタクト・レンズ処理装置の平面図であり、その左右のレンズ容器を
示している。
【図3】 図2のコンタクト・レンズ処理装置の側面の正面図である。
【図4】 図1〜3のコンタクト・レンズ処理装置の拡大透視図であり、一組の通常のソ
フト・コンタクト・レンズを受けるために開いているその左右のレンズ容器を示
している。
【図5】 図4の左のコンタクト・レンズ容器の拡大平面図である。
【図6】 図6Aは、図5の線6〜6に沿って左のレンズ容器の拡大横断面図であり、処
理のために通常のソフト・コンタクト・レンズを受けるために開いているレンズ
容器を示している。 図6Bは、図6Aと同様の横断面図であり、容器に装着されたレンズを示して
いる。 図6Cは、図6Aおよび6Bと同様の横断面図であり、処理のためにレンズが
中に置かれている状態で閉じられたレンズ容器を示している。
【図7】 本発明に従ったレンズ洗浄装置の代替実施形態の横断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/00 C11D 17/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2H006 BC00 DA08 DA09 3B116 AA46 AB47 BA01 BA22 3B201 AA46 AB47 BA01 BA22 BB92 4H003 DA16 EC01 EC02 ED02 FA21 FA47

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ表面を有し且つ汚染物質で汚染されたコンタクト・レ
    ンズを酵素によって洗浄する装置であって、 前記レンズ表面と係合するための非研磨性表面を有する固相材料と、 さらに酵素活性物質が結合された前記非研磨性表面と、 前記非研磨性表面を、レンズ表面とのほぼ静止した隣接係合状態に維持するた
    めの保持器と、を具備する装置。
  2. 【請求項2】 前記酵素物質は、蛋白質分解酵素、リパーゼおよびその混合
    物から成る群から選択される請求項1に記載のレンズ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記酵素物質はパンクレアチンである、請求項2に記載のレ
    ンズ洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記反応層は、レンズ表面と密接に対応する反応表面を備え
    るために、薄く、一般に柔軟であり、しかも成形可能である、請求項1に記載の
    レンズ洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記固相材料は、天然および合成の高分子化合物及びその混
    合物から成る群から選択される、請求項4に記載のレンズ洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記固相材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル
    、ナイロンおよびセルロースの重合体および共重合体、およびその混合物から成
    る群から選択される、請求項4に記載のレンズ洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記固相材料は、架橋したセルロースおよびアクリルの共重
    合体から成る、請求項4に記載のレンズ洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記固相材料は、前記酵素物質を共有結合するための部位を
    支えている、請求項4に記載のレンズ洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記部位は、アルデヒドで活性化したアミノ基である、請求
    項8に記載のレンズ洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記固相材料は、固相材料の表面と前記部位の間にスペー
    サ基を有する、請求項8に記載のレンズ洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記酵素活性表面を押圧してレンズ表面と連続して接触さ
    せるために前記固相材料と接触している圧縮性層を包含する、請求項4に記載の
    レンズ洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記圧縮性層は多孔性で、液体吸収性であり、レンズと共
    に使うのに適した液体で湿らされている、請求項11に記載のレンズ洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記圧縮性層は不活性な孔のある材料から形成される、請
    求項12に記載のレンズ洗浄装置。
  14. 【請求項14】 前記非研磨性表面は一般にレンズ表面に対応するように予
    め形成されている、請求項1に記載のレンズ洗浄装置。
  15. 【請求項15】 前記酵素活性表面は、汚染物質がレンズから離れて拡散す
    るのを容易にするために液状媒体を供給している流体で湿らされている、請求項
    1に記載のレンズ洗浄装置。
  16. 【請求項16】 前記流体は眼科的に適合性のある溶液である、請求項10
    に記載のレンズ洗浄装置。
  17. 【請求項17】 レンズ表面を有し、汚染物質で汚染されているコンタクト
    ・レンズを酵素により洗浄する装置であって、 前記レンズ表面を係合させるために非研磨性表面を有する固相材料であって、
    天然および合成の重合体および共重合体とその混合物の群から選択される前記固
    相材料と、 前記非研磨性表面は、さらに、その上に支持されている酵素活性物質を有して
    いて、前記酵素物質が蛋白質分解酵素およびリパーゼとその混合物から成る群か
    ら選択される前記非研磨性表面と、 眼科的に適合性のある液体で湿らされている前記酵素物質と、 前記酵素物質のレンズ表面との静止した連続している湿った係合を維持するた
    めの容器と、を備えた装置。
  18. 【請求項18】 前記固相材料はセルロースとアクリル共重合体から成り、
    前記固相材料は前記固相材料から離れた間隔に配置された安定なアルデヒド基を
    生じさせるために活性化されたアミノ・マトリクスを有し、前記酵素物質はパン
    クレアチンであり、前記パンクレアチンは前記アルデヒド基に結合している、請
    求項17に記載のレンズ洗浄装置。
  19. 【請求項19】 異質の基質組成物で汚染され、レンズ表面を有するコンタ
    クト・レンズを酵素によって洗浄する方法であって、前記方法は、 固相を提供するステップであって、その固相は一般に非研磨性の酵素が濃厚な
    反応表面を有し、その反応表面に対してレンズが連続して配置可能であり、レン
    ズ表面に連続して湿った状態で接触して配置されると、レンズ上の異質の基質組
    成物を攻撃する固相を提供するステップと、 反応表面と一般に連続して係合させてレンズ表面を配置するステップと、 その係合している表面を眼科的に適合した溶液で湿らせるステップと、 レンズ上の異質の基質組成物に酵素が十分作用を及ぼせる時間に亘ってレンズ
    表面の反応表面との接触を維持するステップと、 レンズを反応処理材料から取り除くステップと、を含む方法。
  20. 【請求項20】 反応処理材料から取り除いた後に、レンズをすすぐ追加の
    ステップを含む、請求項19に記載のコンタクト・レンズを洗浄する方法。
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