JP2000018380A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP2000018380A
JP2000018380A JP10188399A JP18839998A JP2000018380A JP 2000018380 A JP2000018380 A JP 2000018380A JP 10188399 A JP10188399 A JP 10188399A JP 18839998 A JP18839998 A JP 18839998A JP 2000018380 A JP2000018380 A JP 2000018380A
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valve body
oil
oil passage
pressure regulator
drain
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JP10188399A
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Masahiro Takeuchi
雅広 竹内
Masaki Shibuya
昌希 渋谷
Takeshi Miyagi
岳司 宮城
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Original Assignee
JATCO Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0003Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox
    • F16H61/0009Hydraulic control units for transmission control, e.g. assembly of valve plates or valve units

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレッシャレギュレータバルブからのドレー
ン油をオイルストレーナを経過させることなくオイルポ
ンプの吸入ポートへ直接導く自動変速機の油圧制御装置
において、プレッシャレギュレータバルブの設定自由度
を確保すると共に下段バルブボディの厚みを薄くするこ
と。 【解決手段】 バルブボディを、セパレートプレート4
1,42を介して積層結合されている3段のバルブボデ
ィ43,44,45により構成し、プレッシャレギュレ
ータバルブ5を中段バルブボディ44に設け、且つ、プ
レッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20
を、第2セパレートプレート42のドレーン穴42aを
介して下段バルブボディ43に連通させ、プレッシャレ
ギュレータバルブ5のドレーン油とオイルストレーナ3
を経過したドレーン油とが合流してオイルポンプ1の吸
入油路2に向かうバルブボディ内油路を、下段バルブボ
ディ43の第1油路穴21→中段バルブボディ44の第
2油路穴22→上段バルブボディ45の第3油路穴23
を順に経過する油路とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルポンプから
の吐出圧をプレッシャレギュレータバルブによりライン
圧に調圧する自動変速機の油圧制御装置の技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の油圧制御装置として
は、例えば、特開昭57−40147号公報に記載のも
のが知られている。
【0003】例えば、低油温の時にオイルリザーバ内の
油面が低下してオイルストレーナで空気の吸い込みを生
じ、油中への空気の混入が発生するという問題がある。
そこで、上記従来出典には、この問題を解決するべく、
プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、オ
イルストレーナより下流の吸入油路位置に連通し、プレ
ッシャレギュレータバルブからのドレーン油を、オイル
ストレーナを経過させることなく、オイルポンプの吸入
ポートへ直接導く技術が提案されている。
【0004】しかし、上記従来装置は、オイルストレー
ナの開口部から吸入される油の流れに対してプレッシャ
レギュレータバルブのドレーンポートから排出される油
の流れが逆になり、流れの衝突が発生するという課題が
ある。
【0005】そこで、この課題を解決することを目的と
し、特開平6−272762号公報において、図8に示
すように、プレッシャレギュレータバルブ(P.REG 弁)
のドレーンポートから排出される油の向きを、オイルス
トレーナからオイルポンプの吸入ポートに向かって流れ
る油の向きに一致させるように整流板を設けた技術が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−272762号公報に記載の自動変速機の油圧
制御装置にあっては、ドレーンポートを有するプレッシ
ャレギュレータバルブと、開口部を有するオイルストレ
ーナと、オイルポンプの吸入ポートに連通する吸入油路
を同じ下段バルブボディ(BODY-LWR)に設けたものであ
るため、プレッシャレギュレータバルブを設置できる位
置は、ストレーナの開口部と吸入油路とに挟まれた位置
に制約されるという問題を有する。
【0007】この結果、バルブボディに多数のバルブを
設定するにあたって、プレッシャレギュレータバルブの
位置を自由に動かすことができないため、バルブレイア
ウト上の制約を受けてしまうし、また、ドレーンポート
の位置を決めてしまうとオイルストレーナの形状設定に
自由度がなくなる。
【0008】そこで、本出願人は、先に、特願昭9−1
46223号にて、プレッシャレギュレータバルブから
のドレーン油をオイルストレーナを経過させることなく
オイルポンプの吸入ポートへ直接導く自動変速機の油圧
制御装置において、プレッシャレギュレータバルブの設
定位置の制約を無くし、バルブレイアウトの自由度を確
保することを目的とし、図9に示すように、プレッシャ
レギュレータバルブを、複数のバルブボディのうち中段
バルブボディ(BODY-INT)に設け、プレッシャレギュレ
ータバルブ(P.REG 弁)のドレーンポートを、セパレー
トプレートのドレーン穴と下段バルブボディ(BODY-LW
R)のドレーン穴を介して吸入ポートに向かうケースに
形成された吸入油路に連通させたものを提案した。
【0009】しかし、この装置にあっては、下段バルブ
ボディ(BODY-LWR)にエア吸い防止リブと整流板を設け
る必要があり、下段バルブボディの厚みが厚くなってし
まうという問題がある。すなわち、下段バルブボディ
(BODY-LWR)をケースに固定し、下段バルブボディ(BO
DY-LWR)からケースの吸入油路に直接ドレーン油を戻す
構成であるため、オイルポンプによる吸入負圧によりケ
ースとセパレートプレートとの隙間を介して吸入油路に
エアを吸い込む現象が生じることから、隙間を押し潰す
エア吸い防止リブが必要である。また、エア吸い防止リ
ブを設けたことに伴いプレッシャレギュレータバルブ
(P.REG 弁)からのドレーン油路をストレーナからの油
の流れ方向にうまく一致させるには、下段バルブボディ
(BODY-LWR)から下方に突出する整流板を設け、吸入油
路への流線方向をコントロールする必要がある。
【0010】本発明の課題は、プレッシャレギュレータ
バルブからのドレーン油をオイルストレーナを経過させ
ることなくオイルポンプの吸入ポートへ直接導く自動変
速機の油圧制御装置において、プレッシャレギュレータ
バルブの設定自由度を確保すると共に下段バルブボディ
の厚みを薄くすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】(解決手段1)上記課題
を解決するため請求項1記載の発明では、オイルポンプ
と、該オイルポンプの吸入ポートに開口部から吸入油路
を介して吸入される油に含まれる異物を除去するオイル
ストレーナと、自動変速機の油圧を制御するバルブ類が
設けられたバルブボディと、該バルブボディに設けら
れ、前記オイルポンプからの吐出圧をライン圧に調圧す
るプレッシャレギュレータバルブとを備え、前記プレッ
シャレギュレータバルブのドレーンポートを、オイルス
トレーナより下流の吸入油路位置に連通した自動変速機
の油圧制御装置において、前記バルブボディが、セパレ
ートプレートを介して積層結合されている下段バルブボ
ディとこれより上段バルブボディを有し、前記プレッシ
ャレギュレータバルブを、複数のバルブボディのうちよ
り上段のバルブボディに設け、且つ、プレッシャレギュ
レータバルブのドレーンポートを、セパレートプレート
のドレーン穴を介して下段バルブボディに連通させ、前
記プレッシャレギュレータバルブのドレーン油とオイル
ストレーナを経過したドレーン油とが合流してオイルポ
ンプの吸入油路に向かうバルブボディ内油路を、下段バ
ルブボディの第1油路穴→より上段のバルブボディの油
路穴の順に経過する油路としたことを特徴とする。 (解決手段2)上記課題を解決するため請求項2記載の
発明では、前記バルブボディを、セパレートプレートを
介して積層結合されている下段バルブボディと中段バル
ブボディと上段バルブボディにより構成し、前記バルブ
ボディ内油路を、下段バルブボディの第1油路穴→中段
バルブボディの第2油路穴→上段バルブボディの第3油
路穴を順に経過する油路としたことを特徴とする。 (解決手段3)上記課題を解決するため請求項3記載の
発明では、請求項1または請求項2記載の自動変速機の
油圧制御装置において、前記中段バルブボディには、プ
レッシャレギュレータバルブのドレーンポートと第2油
路穴とを離れた位置に設定し、前記下段バルブボディの
ドレーンポート連通部と第1油路穴を、セパレートプレ
ートと下段バルブボディ底板により形成したドレーン油
路により連通したことを特徴とする。 (解決手段4)上記課題を解決するため請求項4記載の
発明では、請求項1ないし請求項3記載の自動変速機の
油圧制御装置において、前記第1油路穴と第2油路穴と
第3油路穴とを、下段バルブボディと中段バルブボディ
と上段バルブボディの互いに符合する同じ位置に同じ穴
径により設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1〜4記載の発明に対応する。
【0013】まず、構成を説明する。
【0014】図1は実施の形態1の自動変速機の油圧制
御装置を示す断面図、図2は実施の形態1の油圧制御装
置のバルブユニットを示す平面図、図3は実施の形態1
の油圧制御装置のバルブユニットを示す正面図、図4は
実施の形態1の油圧制御装置のバルブユニットを示す底
面図、図5は実施の形態1の油圧制御装置の下段バルブ
ボディを示す図3のA−A矢視図、図6は実施の形態1
の油圧制御装置の中段バルブボディを示す図3のB−B
矢視図、図7は実施の形態1の油圧制御装置の上段バル
ブボディを示す図3のC−C矢視図である。
【0015】図1において、1はオイルポンプ、1aは
吸入ポート、1bは吐出ポート、2は吸入油路、3はオ
イルストレーナ、4はバルブユニット、41は第1セパ
レートプレート、42は第2セパレートプレート、42
aはドレーン穴、43は下段バルブボディ、43aはド
レーンポート連通部、43bは下段バルブボディ底板、
44は中段バルブボディ、45は上段バルブボディ、5
はプレッシャレギュレータバルブ、6はトランスミッシ
ョンケース、20はドレーンポート、21は第1油路
穴、22は第2油路穴、23は第3油路穴である。
【0016】前記オイルポンプ1は、図外のエンジンに
より駆動され、吸入油路2に連通する吸入ポート1a
と、プレッシャレギュレータバルブ5のポンプ吐出圧ポ
ートに連通する吐出ポート1bを有する。
【0017】前記吸入油路2は、トランスミッションケ
ース6に形成され、図外のリザーバに貯留された油をオ
イルストレーナ3を介してオイルポンプ1の吸入ポート
1aに導くと共に、プレッシャレギュレータバルブ5か
らのドレーン油をオイルポンプ1の吸入ポート1aに導
く。
【0018】前記オイルストレーナ3は、下段バルブボ
ディ43の底部に固定され、開口部3aから吸入油路2
を介してオイルポンプ1の吸入ポート1aに吸入される
油に含まれる異物をフィルタ3bにより除去する。
【0019】前記バルブユニット4は、トランスミッシ
ョンケース6に固定され、自動変速機の油圧を制御する
バルブ類が設けられる。このバルブユニット4は、第1
セパレートプレート41と第2セパレートプレート42
を介して積層結合されている下段バルブボディ43と中
段バルブボディ44と上段バルブボディ45を有して構
成されている。
【0020】前記下段バルブボディ43には、図1,図
3及び図4に示すように、オイルストレーナ3と共にソ
レノイドバルブ等が設けられ、前記中段バルブボディ4
4には、図1及び図6に示すように、プレッシャレギュ
レータバルブ5等が設けられ、前記上段バルブボディ4
5には、図2,図3及び図7に示すように、マニュアル
バルブ等が設けられている。
【0021】前記プレッシャレギュレータバルブ5は、
オイルポンプ1からの吐出圧をライン圧に調圧するバル
ブで、3段のバルブボディ43,44,45のうち中段
バルブボディ44に設けられている。
【0022】前記プレッシャレギュレータバルブ5のド
レーンポート20は、第2セパレートプレート42のド
レーン穴42aを介して下段バルブボディ43のドレー
ンポート連通部43aに連通している。
【0023】前記プレッシャレギュレータバルブ5のド
レーン油とオイルストレーナ3を経過したドレーン油と
が合流してオイルポンプ1の吸入油路2に向かうバルブ
ボディ内油路は、下段バルブボディ45の第1油路穴2
1→中段バルブボディ44の第2油路穴22→上段バル
ブボディ43の第3油路穴23を順に経過する油路とさ
れている。ここで、第1油路穴21と第2油路穴22と
第3油路穴23とは、図5,図6,図7に示すように、
下段バルブボディ43と中段バルブボディ44と下段バ
ルブボディ45の互いに符合する同じ位置に同じ穴径に
より設けられている。
【0024】前記中段バルブボディ44には、図6に示
すように、プレッシャレギュレータバルブ5のドレーン
ポート20と第2油路穴22とが離れた位置に設定さ
れ、前記下段バルブボディ43のドレーンポート連通部
43aと第1油路穴21を、図1及び図5に示すよう
に、第2セパレートプレート42と下段バルブボディ底
板43bにより形成されたドレーン油路24で連通して
いる。
【0025】次に、作用を説明する。 [ライン圧調圧作用について]エンジンによりオイルポ
ンプ1が駆動されると、オイルポンプ1の吸入ポート1
aには、リザーバに貯留された油が、オイルストレーナ
3→第1油路穴21→第2油路穴22→第3油路穴23
→吸入油路2を介して導かれ、オイルストレーナ3によ
り油に含まれる異物が除去される。
【0026】そして、オイルポンプ1の吐出ポート1b
からプレッシャレギュレータバルブ5にポンプ吐出油が
供給され、プレッシャレギュレータバルブ5において、
ポンプ吐出油の一部をドレーンすることによりライン圧
に調圧され、このプレッシャレギュレータバルブ5から
のドレーン油も、ドレーンポート20→ドレーン穴42
a→ドレーンポート連通部45a→ドレーン油路24→
第1油路穴21→第2油路穴22→第3油路穴23→吸
入油路2を介して導かれる。
【0027】すなわち、リザーバに貯留された油は、オ
イルストレーナ3を介してオイルポンプ1の吸入ポート
1aに導かれるが、プレッシャレギュレータバルブ5か
らのドレーン油はオイルストレーナ3を介することなく
オイルポンプ1の吸入ポート1aに導かれる。
【0028】一方、プレッシャレギュレータバルブから
のドレーン油もそのままリザーバに戻す構成とした場
合、例えば、低油温の時にオイルリザーバ内の油面が低
下すると、オイルストレーナで空気の吸い込みを生じ、
油中への空気の混入が発生するという問題がある。
【0029】これに対し、本実施の形態1では、プレッ
シャレギュレータバルブ5からのドレーン油はオイルス
トレーナ3を介することなくオイルポンプ1の吸入ポー
ト1aに導くようにしているため、低油温時等において
オイルリザーバ内の油面が低下してもプレッシャレギュ
レータバルブ5からのドレーン油がそのままオイルポン
プ1の吸入ポート1aに導かれることで油中への空気の
混入が抑えらる。 [バルブレイアウト自由度について]プレッシャレギュ
レータバルブ5は、3段のバルブボディ43,44,4
5のうち中段バルブボディ44に設置している。これに
より、プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポー
ト20と第1油路穴21とを下段バルブボディ43に設
けた引き回しドレーン回路(ドレーン油路24)により
連通すれば、プレッシャレギュレータバルブ5の中段バ
ルブボディ44における設置位置を実施の形態1で示し
た以外の位置とすることも可能である。
【0030】すなわち、従来の同じバルブボディにプレ
ッシャレギュレータバルブもドレーンポートから吸入油
路に至るドレーン回路を設ける場合のようなプレッシャ
レギュレータバルブの設定位置が特定の位置に決められ
るという制約が無くなる。
【0031】この結果、バルブボディに多数のバルブを
設定するにあたって、プレッシャレギュレータバルブ5
の位置を自由に決めることができ、バルブレイアウトの
自由度が確保される。
【0032】また、プレッシャレギュレータバルブ5の
ドレーンポート20の位置も自由に決めることができ、
オイルストレーナ3の形状設定にも自由度が確保され
る。 [下段バルブボディの厚み設定について]下段バルブボ
ディ43のドレーンポート連通部43aと第1油路穴2
1は、第2セパレートプレート42と下段バルブボディ
底板43bにより形成されたドレーン油路24で連通さ
れ、プレッシャレギュレータバルブ5からのドレーン油
はセパレートプレート42に沿って流れ、第1油路穴2
1にてオイルストレーナ3からの流れと合流する。
【0033】すなわち、オイルポンプ1へのドレーン油
の戻しを、バルブユニット4に形成された第1油路穴2
1→第2油路穴22→第3油路穴23を介して吸入油路
2へと通じるバルブボディ内油路にて戻す構成としてい
るため、図9に示す先行技術のようなエア吸いの発生が
なく、ドレーン油路24の途中にエア吸い防止リブを設
けることが不要である。加えて、エア吸い防止リブが不
要であることに伴い、ドレーン油路24の流れがエア吸
い防止リブにより変向されることがなく、この変向され
た流れを修正する整流板も必要としない。
【0034】このように、エア吸い防止リブも整流板も
不要であることによって、先行技術に比べて下段バルブ
ボディ43の厚みを薄く設定することができる。
【0035】また、実施の形態1のように、プレッシャ
レギュレータバルブ5のドレーンポート20と第2油路
穴22とが離れた位置に設定されていても、第2セパレ
ートプレート42と下段バルブボディ底板43bによる
ドレーン油路24の形成、つまり、下段バルブボディ底
板43bをプレッシャレギュレータバルブ5からの油路
とオイルストレーナ3からの油路との仕切壁として利用
することで、下段バルブボディ43の厚みを薄く設定す
ることができる。 [ポンプ吸い込み抵抗について]プレッシャレギュレー
タバルブ5のドレーンポート20から下段バルブボディ
45のドレーン油路24を介して排出される油の向きは
ほぼ水平であり、図1の矢印に示すように、オイルスト
レーナ3から吸入油路2に向かって流れる油とは第1油
路穴21の位置でスムーズに合流する。
【0036】そして、第1油路穴21の位置で合流した
油は、下段バルブボディ43の第1油路穴21と互いに
符合する同じ位置に同じ穴径により設けられ第2油路穴
22及び第3油路穴23を介してそのまま直線的に吸入
油路2に戻されるため、オイルポンプ1に吸入される油
の抵抗が低く抑えられ、オイルポンプ1への油の吸入効
率が上昇する。 (他の実施の形態)プレッシャレギュレータバルブのド
レーンポートの位置や形状、あるいは、第1油路穴や第
2油路穴や第3油路穴の位置や形状については、実施の
形態1で示す以外の位置や形状としても本願発明に含ま
れる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、オイル
ポンプと、オイルポンプの吸入ポートに開口部から吸入
油路を介して吸入される油に含まれる異物を除去するオ
イルストレーナと、自動変速機の油圧を制御するバルブ
類が設けられたバルブボディと、該バルブボディに設け
られ、オイルポンプからの吐出圧をライン圧に調圧する
プレッシャレギュレータバルブとを備え、プレッシャレ
ギュレータバルブのドレーンポートを、オイルストレー
ナより下流の吸入油路位置に連通した自動変速機の油圧
制御装置において、バルブボディが、セパレートプレー
トを介して積層結合されている下段バルブボディとこれ
より上段バルブボディを有し、プレッシャレギュレータ
バルブを、複数のバルブボディのうちより上段のバルブ
ボディに設け、且つ、プレッシャレギュレータバルブの
ドレーンポートを、セパレートプレートのドレーン穴を
介して下段バルブボディに連通させ、プレッシャレギュ
レータバルブのドレーン油とオイルストレーナを経過し
たドレーン油とが合流してオイルポンプの吸入油路に向
かうバルブボディ内油路を、下段バルブボディの第1油
路穴→より上段のバルブボディの油路穴の順に経過する
油路としたため、プレッシャレギュレータバルブの設定
自由度を確保することができると共に下段バルブボディ
の厚みを薄くすることことができるという効果が得られ
る。
【0038】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動変速機の油圧制御装置において、バルブボデ
ィを、セパレートプレートを介して積層結合されている
下段バルブボディと中段バルブボディと上段バルブボデ
ィにより構成し、バルブボディ内油路を、下段バルブボ
ディの第1油路穴→中段バルブボディの第2油路穴→上
段バルブボディの第3油路穴を順に経過する油路とした
ため、請求項1記載の発明の効果に加え、セパレートプ
レートを介して積層結合されている上中下の3段バルブ
ボディ構成のものに適用できる。
【0039】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の自動変速機の油圧制御装置におい
て、中段バルブボディには、プレッシャレギュレータバ
ルブのドレーンポートと第2油路穴とを離れた位置に設
定し、下段バルブボディのドレーンポート連通部と第1
油路穴を、セパレートプレートと下段バルブボディ底板
により形成したドレーン油路により連通したため、請求
項1または請求項2記載の発明の効果に加え、プレッシ
ャレギュレータバルブのドレーンポートと第2油路穴と
を離れた位置に設定した場合においても下段バルブボデ
ィの厚みを薄くすることことができる。
【0040】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
ないし請求項3記載の自動変速機の油圧制御装置におい
て、第1油路穴と第2油路穴と第3油路穴とを、下段バ
ルブボディと中段バルブボディと上段バルブボディの互
いに符合する同じ位置に同じ穴径により設けたため、請
求項1ないし請求項3記載の発明の効果に加え、オイル
ポンプに吸入される油の抵抗が低く抑えられ、オイルポ
ンプへの油の吸入効率を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置を示
す断面図である。
【図2】実施の形態1の油圧制御装置のバルブユニット
を示す平面図である。
【図3】実施の形態1の油圧制御装置のバルブユニット
を示す正面図である。
【図4】実施の形態1の油圧制御装置のバルブユニット
を示す底面図である。
【図5】実施の形態1の油圧制御装置の下段バルブボデ
ィを示す図3のA−A矢視図である。
【図6】実施の形態1の油圧制御装置の中段バルブボデ
ィを示す図3のB−B矢視図である。
【図7】実施の形態1の油圧制御装置の上段バルブボデ
ィを示す図3のC−C矢視図である。
【図8】従来の自動変速機の油圧制御装置を示す断面図
である。
【図9】先行の自動変速機の油圧制御装置を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 オイルポンプ 1a 吸入ポート 1b 吐出ポート 2 吸入油路 3 オイルストレーナ 4 バルブユニット 41 第1セパレートプレート 42 第2セパレートプレート 42a ドレーン穴 43 下段バルブボディ 43a ドレーンポート連通部 43b 下段バルブボディ底板 44 中段バルブボディ 45 上段バルブボディ 5 プレッシャレギュレータバルブ 6 トランスミッションケース 20 ドレーンポート 21 第1油路穴 22 第2油路穴 23 第3油路穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 岳司 静岡県富士市今泉字鴨田700番地の1 ジ ャトコ株式会社内 Fターム(参考) 3J052 AA18 AA20 FB05 KA01 LA20 3J067 AC60 DB16 FB34 FB83

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプと、該オイルポンプの吸入
    ポートに開口部から吸入油路を介して吸入される油に含
    まれる異物を除去するオイルストレーナと、自動変速機
    の油圧を制御するバルブ類が設けられたバルブボディ
    と、該バルブボディに設けられ、前記オイルポンプから
    の吐出圧をライン圧に調圧するプレッシャレギュレータ
    バルブとを備え、前記プレッシャレギュレータバルブの
    ドレーンポートを、オイルストレーナより下流の吸入油
    路位置に連通した自動変速機の油圧制御装置において、 前記バルブボディが、セパレートプレートを介して積層
    結合されている下段バルブボディとこれより上段バルブ
    ボディを有し、 前記プレッシャレギュレータバルブを、複数のバルブボ
    ディのうちより上段のバルブボディに設け、 且つ、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポート
    を、セパレートプレートのドレーン穴を介して下段バル
    ブボディに連通させ、 前記プレッシャレギュレータバルブのドレーン油とオイ
    ルストレーナを経過したドレーン油とが合流してオイル
    ポンプの吸入油路に向かうバルブボディ内油路を、下段
    バルブボディの第1油路穴→より上段のバルブボディの
    油路穴の順に経過する油路としたことを特徴とする自動
    変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装
    置において、 前記バルブボディを、セパレートプレートを介して積層
    結合されている下段バルブボディと中段バルブボディと
    上段バルブボディにより構成し、 前記バルブボディ内油路を、下段バルブボディの第1油
    路穴→中段バルブボディの第2油路穴→上段バルブボデ
    ィの第3油路穴を順に経過する油路としたことを特徴と
    する自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動変速
    機の油圧制御装置において、 前記中段バルブボディには、プレッシャレギュレータバ
    ルブのドレーンポートと第2油路穴とを離れた位置に設
    定し、 前記下段バルブボディのドレーンポート連通部と第1油
    路穴を、セパレートプレートと下段バルブボディ底板に
    より形成したドレーン油路により連通したことを特徴と
    する自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の自動変速
    機の油圧制御装置において、 前記第1油路穴と第2油路穴とを、下段バルブボディと
    より上段バルブボディの互いに符合する同じ位置に同じ
    穴径により設けたことを特徴とする自動変速機の油圧制
    御装置。
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