JP2000017589A - カラードシースケーブル - Google Patents

カラードシースケーブル

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JP2000017589A
JP2000017589A JP10176785A JP17678598A JP2000017589A JP 2000017589 A JP2000017589 A JP 2000017589A JP 10176785 A JP10176785 A JP 10176785A JP 17678598 A JP17678598 A JP 17678598A JP 2000017589 A JP2000017589 A JP 2000017589A
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sheath cable
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Seiya Mikata
靖也 三方
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/14Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable
    • D07B1/148Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable comprising marks or luminous elements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外面を着色することにより区別可能なシース
ケーブルを提供する点にある。 【解決手段】 シース1の外表面が酸化皮膜8により所
望の色に着色され、かつ、該酸化皮膜8の厚みが時間経
過と共に増大して該シース内部にまで進行した酸化層9
を形成したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば温度測定用
の熱電対のリード線の保護外被のためや、シーズヒータ
やマイクロヒータの発熱線の保護外被のために使用する
シース外面を色付けしたカラードシースケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の機械や装置を組み合わせ
たプラントにおいては、設備内の多数の場所での温度を
測定するために配設した多数の熱電対と例えば中央制御
室内に対応させて設けた計測機器とをシースケーブルに
より接続することが行われている。ところで、上記シー
スケーブルの外側に位置する保護外被としてのシース
は、錆び付き難い等の耐蝕性を有する例えばステンレス
製のものから構成されたものが一般的であるが、以下に
示す不都合が発生していた。
【0003】つまり、配設される多数のシースケーブル
のシースが、どれも同色であるため、配線作業中におい
てどの箇所から引き込んだシースケーブルであるかを区
別することができない。従って、シースケーブル端末部
に付帯した識別銘板等により区別しており、これら識別
銘板等をシースケーブル端末部に付帯するための特別な
作業を必要とするだけでなく、これら識別銘板がシース
ケーブル端末部から外れてしまうことがあり、配線作業
に多くの時間を要するものであった。又、特に、シース
がステンレス製の場合には、固定用として使用する一般
のワイヤーとの区別がつかないため、ワイヤーと間違え
て切断してしまうこともあった。又、シースケーブルの
切断事故が発生した場合に、どのシースケーブルが切断
事故したのかを多数のシースケーブルの中から直ちに確
認することができず、復帰作業に多くの時間を要するこ
ともあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、外面を着色すること
により区別可能なシースケーブルを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、シースの外表面が酸化皮膜により所望の色
に着色され、かつ、該酸化皮膜の厚みが時間経過と共に
増大して該シース内部にまで進行した酸化層を形成し
て、カラードシースケーブルを構成した。前記シースの
外表面が酸化皮膜により所望の色に着色することができ
るから、取り付けられた場所の特定をすることができ
る。又、酸化皮膜が形成されても、シースの可撓性を損
なうことはない。従って、多数のシースを同時に配線作
業を行っても、各シースに対応する計測機器に直ちに接
続することができる。しかも、表面に形成された酸化皮
膜によって、耐候性や耐蝕性の向上を図ることができる
だけでなく、ノイズ等を除去することができる絶縁性能
を発揮させることができる。ここでいう耐候性とは、
光、風、雨などの屋外条件下で使用した場合や紫外線照
射下で使用した場合の耐久性をいう。又、前記酸化皮膜
の厚みが時間経過と共に増大してシース内部にまで進行
した酸化層を形成することから、上記効果を顕著にする
ものである。前記酸化皮膜を形成する手段としては、外
面を酸化液をハケ等で塗布したり、ノズル等により噴霧
することが考えられるが、容器に入れた酸化液に漬け込
むことにより、均質性、作業性の向上を図ることができ
る。又、前記漬け込む酸化液の液温度や漬け込み時間を
調節することによって、シース外面の色を所望の色に変
化させることができる。
【0006】前記シース内に熱電対を構成する一対のリ
ード線を配置してカラードシースケーブルとしてもよ
い。
【0007】前記一対のリード線の先端とシースの先端
部とが接した状態となる接地型に構成されたカラードシ
ースケーブルにおいては、保護外被であるシースが接地
されて別回路を構成し、ノイズを拾ってしまうことがあ
るため、熱電対としての応答特性を損なわずに絶縁性能
を保った構造としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、保護外被とし
てのシース1の内部に絶縁粉末としてマグネシア(Mg
O)2を充填し、そのマグネシア(MgO)2内にリー
ド線3,4を配設して、熱電対用のシースケーブル5を
構成している。本発明は、熱電対用のシースに適応でき
る他、シーズヒータやマイクロヒータ用のシースにも適
応することができる。又、前記マグネシア(MgO)に
代えて、アルミナやシリカ等の無機絶縁粉末でもよい。
又、前記シースケーブル5よりも大径のシース1の内部
に該シースケーブル5を絶縁粉末を介して配置して、2
重の外被構造としてもよい。前記シース1に断面形状円
形のものを用いたが、断面形状三角形又は多角形あるい
は楕円形等、どのような形状のものを用いてもよい。
【0009】図2に示すように、多層巻きしている前記
シースケーブル5を酸化液6が入った容器7内に所定時
間漬け込むことによって、図3に示すような酸化皮膜8
を形成してシース1の外面を着色し、カラードシースケ
ーブルを構成することができるようにしている。前記酸
化液6の温度及び漬け込み時間を調節することによっ
て、シース1の外面の色を自由に変更することができ
る。
【0010】そして、図3に示すように、前記のように
容器7内に所定時間漬け込むことにより、シース1の外
面に酸化皮膜8を形成すると、この酸化皮膜8が時間経
過と共に反応して、図に示すように、シース1の内部に
まで増大していき、酸化皮膜8の厚みがaから厚くなっ
たbに変化して酸化層9を構成し、耐候性や耐蝕性の向
上を図ることができるだけでなく、ノイズ等を除去する
ことができる絶縁性能を発揮させることができるように
している。尚、容器7内から取り出したシースケーブル
5に付着の酸化液が乾燥すると、酸化反応がそれ以上進
行することがないのである。
【0011】図4では、前記外面が着色されたカラード
シースケーブル5の多数をバンド10にて束ねた状態を
示しており、このように多数のカラードシースケーブル
5を束ねた状態においても、各シース1の外面を見るだ
けで、各カラードシースケーブル5がどの箇所から引き
込んだケーブルかを容易に判断することができ、断線等
のトラブル解消を迅速に行うことができる。
【0012】図5に、熱電対の接地型を示し、これは、
シース1の端部とリード線3,4の端部とを金属製の部
材11により連結したタイプを示している。このような
接地型においては、シース1とリード線3,4とが部材
11を介して回路を形成することになることから、本来
外被となるシース1を介してノイズ(例えば直流の低電
圧)が伝達されると、このノイズが部材11を介してリ
ード線3,4に伝達されて正確な温度測定を行うことが
できない。しかし、本発明では、シース1に酸化皮膜8
を形成することで絶縁性能を付与して、シース1にノイ
ズが伝達されることがないから、ノイズによる温度測定
値への影響を確実に回避することができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1によれば、金属製のシースの外
面を酸化皮膜により色付けすることによって、取り付け
られた場所の特定をすることができるから、多数のシー
スケーブルを同時に配線作業を行っても、各シースケー
ブルに対応する中央制御室内の計測機器に直ちに接続す
ることができ、施工面において有利にすることができ
る。しかも、酸化皮膜が形成されることによって、耐候
性や耐蝕性の向上を図ることができるだけでなく、ノイ
ズ等を除去することができる絶縁性能を発揮させること
ができる二次的効果を発生させることができる。又、前
記酸化皮膜は時間経過と共に反応することにより、更に
酸化皮膜が増大して、シースの外表面だけでなく内部に
まで深く広がっていくことになり、上記二次的効果を顕
著にするものである。又、前記シース外面の色を、漬け
込む酸化液の液温度や漬け込み時間を調節することによ
って、変化させることが可能であることから、シース外
面に塗布して着色するものに比べて作業性の向上を図る
ことができるとともに、均質な酸化皮膜を形成すること
ができ、更には、酸化液を貯留しておくための容器を置
くための小さなスペースを確保するだけで済み、作業ス
ペースも少なくできる利点もある。
【0014】請求項3によれば、特に、一対のリード線
の先端とシースの先端部とが接した状態となる接地型に
構成されたシースケーブルでは、シースが接地されて別
回路を構成し、ノイズを拾ってしまうこと等の絶縁抵抗
が問題視されるものに対して、良好に回避することがで
き、ノイズによる検出誤差の少ないシースケーブルとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シースケーブルの内部構造を示す斜視図
【図2】シースケーブルを酸化液に付ける直前の状態を
示す説明図
【図3】シースの外面に酸化皮膜が形成された状態を示
す要部の縦断拡大図
【図4】多数のシースケーブルをバンドにて束ねた状態
を示す斜視図
【図5】設置型の熱電対の要部断面図
【符号の説明】
1 シース 2 マグネシア 3,4 リード線 5 (カラード)
シースケーブル 6 酸化液 7 容器 8 酸化皮膜 9 酸化層 10 バンド 11 金属性の部材 a,b 膜の厚み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シースの外表面が酸化皮膜により所望の色
    に着色され、かつ、該酸化皮膜の厚みが時間経過と共に
    増大して該シース内部にまで進行した酸化層を形成した
    ことを特徴とするカラードシースケーブル。
  2. 【請求項2】前記シース内に熱電対を構成する一対のリ
    ード線を配置してなる請求項1記載のカラードシースケ
    ーブル。
  3. 【請求項3】前記一対のリード線の先端とシースの先端
    部とが接した状態となる接地型に構成された請求項2記
    載のカラードシースケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102072402B1 (ko) * 2018-10-16 2020-02-03 야마리산교오 가부시기가이샤 온도측정장치 및 온도측정장치의 제조방법

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