JPH07904Y2 - 光複合ケーブル - Google Patents

光複合ケーブル

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JPH07904Y2
JPH07904Y2 JP6813789U JP6813789U JPH07904Y2 JP H07904 Y2 JPH07904 Y2 JP H07904Y2 JP 6813789 U JP6813789 U JP 6813789U JP 6813789 U JP6813789 U JP 6813789U JP H07904 Y2 JPH07904 Y2 JP H07904Y2
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JP
Japan
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conductor
optical
layer
optical fiber
cable
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JP6813789U
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晃史 大西
隆一 置鮎
昭太郎 吉田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は導体内に光温度センサーを設けた光複合ケーブ
ルに関する。
〔従来の技術〕 従来、ケーブルの長手方向に沿った温度を測定するに
は、多数の熱電対をケーブルの外周に所定間隔をおいて
取付けたり、あるいはそれをケーブルの遮蔽層上に取付
けていた。このように、ケーブルの外周や遮蔽層上に所
定の間隔をおいて多数の熱電対を取付けることは、測定
ポイントが非常に多くなるため、熱電対を多く必要と
し、その取付工数が多くかかり、温度測定手段としては
膨大な価格になる問題があると共に、発熱源である導体
の温度を間接的にしか測定できないため、測定温度精度
が低い問題がある。
この問題を回避するための手段としては、本出願人によ
る特願昭63-286698号に開示した電力ケーブルがあり、
このケーブルでは導体の長手方向に沿って電気的に絶縁
性を有するラマン散乱光ファイバ心線を設けている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記特願昭63-286698号に開示した電力
ケーブルにおいて、ケーブルを接続しようとした場合、
ケーブル内に光温度センサーとしてのラマン散乱光ファ
イバ心線が2本同方向にスパイラル巻きされていると、
双方のケーブルを接続する際にその接続位置が一致しな
くなり、接続後の導体への巻付け時にラマン散乱光ファ
イバ心線を強制的に折り曲げなければならないことにな
る。その結果、ラマン散乱光ファイバ心線の接続部が鋭
角になって、光の損失が増加して伝送特性を著しく低下
させてしまう問題があると共に、ラマン散乱光ファイバ
心線に加わる張力が大きくなり、静疲労によって破断し
てしまう問題点がある。
そこで、本考案は上記事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、光温度センサーで導体の温度
を直接測定して測定温度精度を高めると共に、ケーブル
接続後の光温度センサーの損失及び作用する張力を可及
的に小さくした光複合ケーブルを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の光複合ケーブル
にあっては、複数の導体層からなる導体内にその長手方
向に沿って少なくとも2本の光温度センサーを設けた光
複合ケーブルであって、上記各光温度センサーの巻き方
向を交互にすると共に、各光温度センサーを上記導体内
の互いに近接した導体層に配置したことを特徴とする。
また、2本の光温度センサーは一方を導体内の最外層に
設けると共に、他方を外から2層目に設けることが好ま
しい。
〔作用〕
上記の構成を有する本考案においては、光温度センサー
の巻き方向を交互にすると共に、各光温度センサーを導
体内の互いに近接した導体層に配置したので、光温度セ
ンサーにて導体の温度を直接測定可能であって、ケーブ
ル接続時の光温度センサーの接続位置を合致させること
ができるようにして接続後の光温度センサーは緩やかな
曲線を形成するようにした。
また、2本の光温度センサーは一方を導体内の最外層に
設けると共に、他方を外から2層目に設けるようにした
から、ケーブル接続時において、各光温度センサーの取
出しが容易となり、接続作業を簡略化することができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図は本考案に係る光複合ケーブルの一実施例を示す断面
図であり、同図において、光複合ケーブル1は導体2に
内部半導電層3、ポリエチレン絶縁層4、外部半導電層
5が順次設けられ、通常内部半導電層3、ポリエチレン
絶縁層4及び外部半導電層5は同時押出法により成形さ
れ、内部半導電層3とポリエチレン絶縁層4との間、並
びに絶縁層4と外部半導電層5との間は一体化されてい
る。そして、外部半導電層5の外周にはプラスチック、
金属からなるケーブルシース6が被覆されて単心CVケー
ブルを構成している。
また、導体2は複数の撚線導体からなる導体層2aを複数
積層して構成し、その最外層及び外から2層目に各々ス
テンレス鋼あるいは銅からなる中空管10,11を設け、こ
の各中空管10,11に光温度センサーとしてのラマン散乱
光ファイバ心線7a,7bを各1本づつ挿通している。そし
て、中空管10,11は各導体層2aの長手方向に沿って交互
にスパイラル状に巻付けられている。
ラマン散乱光ファイバ心線7a,7bは、第2図に示すよう
に光ファイバ素線17にアルミナ(Al2O3)等のセラミッ
ク層17aを被覆し、このセラミック層17aの外周に銅、ア
ルミニウム、ステンレス銅等の金属層17bを設けて構成
されている。したがって、ラマン散乱光ファイバ心線7
a,7bのいずれかの端末部からパルス光を入射させれば、
光ファイバ心線内でラマン散乱が生じ、このラマン散乱
光の強度から導体2の長手方向における連続した温度分
布が求まることになる。尚、温度分布測定装置を使用
し、上記光複合ケーブル1の導体2の長手方向における
連続した温度分布を測定することについては、本出願人
による特願昭63-286698号と同様であるのでここでは省
略する。
次に、本実施例の作用を説明する。
第3図に示すように光複合ケーブル1,1′を接続しよう
とする場合には、先ず互いのケーブル1,1′端部におけ
る導体2を露出させ、複数積層した導体層2aの内、交互
巻きした最外層及び外から2層目の中空管10,11を取出
す。この時、露出された双方の導体2は所定長切断され
る。次いで、これらの中空管10,11内の各ラマン散乱光
ファイバ心線7a,7bを取出し、この各ラマン散乱光ファ
イバ心線7a,7bを取出したことによって形成される導体
2の谷部には導電ペーストを用いて谷埋めし、互いのケ
ーブル1,1′端部における導体2の端面を突合わせ、内
周面に溝が刻設された圧着端子12をケーブル1,1′端部
における導体2に油圧ダイス等により圧着した後、圧着
端子12上に各ラマン散乱光ファイバ心線7a,7bを巻付け
る。
ここで、各ラマン散乱光ファイバ心線7a,7bの結線作業
は、一方のケーブル1における最外層に設けられた中空
管10内のラマン散乱光ファイバ心線7aと、他方のケーブ
ル1′における外から2層目の中空管11のラマン散乱光
ファイバ心線7bとを接続すると共に、一方のケーブル1
における外から2層目の中空管11のラマン散乱光ファイ
バ心線7bと、他方のケーブル1′における最外層に設け
られた中空管10内のラマン散乱光ファイバ心線7aとを接
続することで行われる。
しかる後、各ラマン散乱光ファイバ心線7a,7bをステン
レステープで押え巻きする。その後は従来より周知の工
法によって行うことで、光複合ケーブル1,1′の接続作
業を完了する。
このように本実施例によれば、ラマン散乱光ファイバ心
線7a,7bを挿通した中空管10,11は、各導体層2aの長手方
向に沿って交互にスパイラル状に巻き付けたので、ケー
ブル接続時のラマン散乱光ファイバ心線7a,7bの接続位
置を合致させることができ、接続後のラマン散乱光ファ
イバ心線7a,7bは緩やかな曲線を形成することとなる。
また、2本のラマン散乱光ファイバ心線7a,7bは一方を
導体2内の最外層に設けると共に、他方を外から2層目
に設けるようにしたから、ケーブル接続時において、各
ラマン散乱光ファイバ心線の取出しが容易となり、接続
作業を簡略化することができる。
さらに、導体2内にその長手方向に沿ってラマン散乱光
ファイバ心線7a,7bを設けたので、導体2の温度を直接
測定でき、これにより測定温度精度を高めることができ
る。
尚、上記実施例ではラマン散乱光ファイバ心線7a,7bは
一方を導体2内の最外層に設けると共に、他方を外から
2層目に設けるようにしたが、これに限らずラマン散乱
光ファイバ心線7a,7bを導体2内の互いに近接した層に
配置すれば他の導体層でもよい。しかし、上記実施例の
ように一方を導体2内の最外層に設けると共に、他方を
外から2層目に設けることが望ましい。そして、ラマン
散乱光ファイバ心線の本数は、上記実施例のように2本
でなく、それ以上の本数としてもよい。
また、上記実施例ではラマン散乱光ファイバ心線7a,7b
を挿通した中空管10,11を導体層2aの長手方向に沿って
交互にスパイラル状に巻き付けたが、これ以外に例えば
SZ巻きでもよい。
〔考案の効果〕
以上の通り本考案に係る光複合ケーブルによれば、導体
内にその長手方向に沿って少なくとも2本の光温度セン
サーを設け、各光温度センサーの巻き方向を交互にする
と共に、各光温度センサーを導体内の互いに近接した導
体層に配置したので、発熱源である導体の温度を直接測
定することができ、これにより、測定温度精度を大幅に
向上させることができる。
また、ケーブル接続時の光温度センサーの接続位置を合
致させることができるから、接続後の光温度センサーは
緩やかな曲線を形成することとなり、したがって、光温
度センサーに加わる張力を極力抑えて断線を防止するこ
とができると共に、光の損失を小さくして伝送特性を向
上させ、その結果、信頼性の高い光複合ケーブルを提供
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光複合ケーブルの一実施例を示す
断面図、 第2図は本実施例に係るラマン散乱光ファイバ心線を示
す断面図、 第3図(A),(B),(C)は本実施例に係る光複合
ケーブルの接続工程を示す接続部の正面図である。 1……光複合ケーブル,2……導体, 2a……導体層,7a,7b……ラマン散乱光ファイバ心線(光
温度センサー), 10,11……中空管。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の導体層からなる導体内にその長手方
    向に沿って少なくとも2本の光温度センサーを設けた光
    複合ケーブルであって、上記各光温度センサーの巻き方
    向を交互にすると共に、各光温度センサーを上記導体内
    の互いに近接した導体層に配置したことを特徴とする光
    複合ケーブル。
  2. 【請求項2】上記2本の光温度センサーは一方が導体内
    の最外層に設けられると共に、他方を外から2層目に設
    けてなる請求項1記載の光複合ケーブル。
JP6813789U 1989-06-13 1989-06-13 光複合ケーブル Expired - Lifetime JPH07904Y2 (ja)

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JP6813789U JPH07904Y2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 光複合ケーブル

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JP6813789U JPH07904Y2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 光複合ケーブル

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JPH038734U JPH038734U (ja) 1991-01-28
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JP2786811B2 (ja) * 1994-04-04 1998-08-13 株式会社神戸製鋼所 測温方法
JP2003088541A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Yosaburo Takahashi ペニス保持具

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JPH038734U (ja) 1991-01-28

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