JP3311576B2 - 金属シース付きケーブルの接続部 - Google Patents

金属シース付きケーブルの接続部

Info

Publication number
JP3311576B2
JP3311576B2 JP06793996A JP6793996A JP3311576B2 JP 3311576 B2 JP3311576 B2 JP 3311576B2 JP 06793996 A JP06793996 A JP 06793996A JP 6793996 A JP6793996 A JP 6793996A JP 3311576 B2 JP3311576 B2 JP 3311576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal sheath
cable
ground wire
sheath layer
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06793996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09261833A (ja
Inventor
勝也 坂本
清治 平野
好弘 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP06793996A priority Critical patent/JP3311576B2/ja
Publication of JPH09261833A publication Critical patent/JPH09261833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3311576B2 publication Critical patent/JP3311576B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば海底線ケー
ブル等として使用される金属シース付きケーブルの接続
部に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の金属シース付きケーブルの
接続部を示す。図8に示すように、この金属シース付き
ケーブルは、ケーブルコア1と、当該ケーブルコア1の
外側に施された、例えば鉛製の金属シース層2とを有す
るものである。なお、図8に示すケーブルコア1は、説
明を簡単にするために模式的に示したものであり、実際
には、例えば電力ケーブルや通信ケーブル等のコア部で
ある。また符号4は、金属シースの外側に施された鋼撚
線層である。
【0003】そして図9に示すように、この金属シース
付きケーブルの接続部では、各々の金属シース付きケー
ブルの鋼撚線層4および金属シース層2が所定長除去さ
れてケーブルコア1端部が露出されている。そして、こ
のケーブルコア1端部同士が突き合わされ、接続部7に
より接続されている。また金属シース層2同士に跨がっ
て、アース線3が結線されていて、その端部は、例えば
半田6による半田付け等により、金属シース層2各々の
外面上に固定されている。尚、前記接続部7には別途保
護層等が設けられる。
【0004】ただし従来、アース線3は、全体が金属シ
ース層2の外面側に位置し、余長は殆どとられていなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この金属シ
ース付きケーブル同士を接続した後、所定の場所に布設
する際、金属シース付きケーブルの接続部において、金
属シース付きケーブルに曲げ応力が加わることにより、
アース線3が断線してしまうことがあった。
【0006】特に図10に示すように、ケーブルのアー
ス線3結線側が曲げの外側になると、アース線3は金属
シース層2外面側で引っ張られ、断線し易かった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、その目的は、アース線の断線を防止した金属
シース付きケーブルの接続部を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の金属
シース付きケーブルの接続部は、 ケーブルコアと、当
該ケーブルコアの外側に施された金属シース層とを有す
る金属シース付きケーブルの2本が相互に突き合わさ
れ、突き合わされた各金属シース付きケーブル端部の前
記金属シース層が各々所定長除去されてケーブルコア端
部が露出され、ケーブルコア端部同士が接続されてい
て、かつ両金属シース層同士に跨がってアース線が結線
されている金属シース付きケーブルの接続部であって、
両金属シース層には、当該金属シース層の内面側と外面
側とに貫通する貫通孔が設けられていて、アース線の両
端部は、各金属シース層の内面側から前記貫通孔を通じ
て各金属シース層の外面側に取り出された状態で、各金
属シース層外面上に固定されると共に、アース線の一部
に余長がとられていることを特徴とする。
【0009】 本願請求項記載の金属シース付きケーブ
ルの接続部は、本願請求項記載のものであって、貫通
孔内には、固定手段が充填されていることを特徴とす
る。
【0010】 本願請求項3の金属シース付きケーブルの
接続部は、本願請求項1または請求項2記載のものであ
って、アース線の一部がケーブルコアに巻きつけられて
いることを特徴とする。
【0011】 本願請求項4の金属シース付きケーブルの
接続部は、本願請求項1または請求項2記載のものであ
って、アース線の一部がコイルになっていることを特徴
とする
【0012】 本願請求項1記載の金属シース付きケーブ
ルの接続部では、アース線の両端部が、各金属シース層
の内面側から前記貫通孔を通じて各金属シース層の外面
側に取り出された状態で、各金属シース層外面上に固定
されている。
【0013】 従ってアース線の大部分は、金属シース層
の内面側に位置する。そのためアース線結線側が曲げの
外側になるように、ケーブルが曲げられた場合、アース
線は金属シース層の内面側で引っ張られる。したがっ
て、従来のようにアース線全体が金属シース層の外面側
で引っ張られるよりも、曲げの曲率半径が小さくなるの
で、引っ張り応力が小さくなって断線の可能性が低くな
る。
【0014】 本願請求項記載の金属シース付きケーブ
ルの接続部では、貫通孔内には、半田等の固定手段が充
填されている。
【0015】 従ってアース線が、金属シース層にさらに
確実に固定され、かつ貫通孔外側の角部との摩擦によっ
て断線する危険性がない。
【0016】 上記本願請求項3記載の金属シース付きケ
ーブルの接続部では、アース線の一部がケーブルコアに
巻きつけられている。従ってアース線の余長を確実に得
ることができ、アース線の断線を防止することができ
る。しかも予め巻きつけ方法(巻きつけ回数、等)を所
定方法に決めておけば、アース線の余長の長さを、個々
の接続処理作業者による個人差なく同一にできる。
【0017】 また本願請求項4記載の金属シース付きケ
ーブルの接続部では、アース線の一部がコイルになって
いる。従って本願請求項3記載のものと同様に、アース
線の余長を確実に得ることができる。このコイルをアー
ス線に予め形成しておけば、接続処理作業時にアースの
余長をとる作業を別途行う必要がない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。図1〜図5に、本発明の実施
の形態の一例となる金属シース付きケーブル(ここでは
海底線用に使用される鋼撚線層4付きケーブル)の接続
部を示す。
【0019】 図1に示すように、この金属シース付きケ
ーブルは、ケーブルコア1と、例えば押出成形等によ
り、当該ケーブルコア1の外側に所定間隔を以て施され
た金属シース層2(例えば鉛製)とを有するものであ
る。なお符号4は金属シースの外側に施された鋼撚線層
である。
【0020】 そして図2に示すように、この金属シース
付きケーブルの接続部では、各々の金属シース付きケー
ブルの鋼撚線層4および金属シース層2が所定長除去さ
れてケーブルコア1端部が露出されている。そして、こ
のケーブルコア1端部同士が突き合わされ、接続部7で
接続されている。
【0021】 また金属シース層2それぞれには、当該金
属シース層2の内面側と外面側とに貫通する貫通孔5が
設けられている。そして、これら金属シース層2同士の
導通を図るため、両者に跨がってアース線3(ここでは
1本使用)が結線されている。
【0022】 ここでアース線3の両端部は、各金属シー
ス層2の内面側から前記貫通孔5を通じて各金属シース
層2の外面側に取り出され、その状態で、各金属シース
層2外面上に半田6により半田付けされて固定されてい
る。
【0023】 さらに図3に詳細に示すように、アース線
3は、例えばケーブルコア1外周に、1/3周だけ、押
えつけた状態で巻き付けられ、他のケーブル側でもう一
度、ケーブルコア1外周に、逆回転方向に1/3周だけ
巻きつけられている。この巻きつけ部分がアース線3の
余長となっている。
【0024】 このような金属シース付きケーブルの接続
部について、アース線3結線側が曲げの外側になるよう
に、曲げ試験を行うと、図4に示すように、アース線3
は金属シース層2内面側で引っ張られる。従って、アー
ス線3は余長をとっている上に、金属シース層2外面側
で引っ張られる(図9参照)よりも小さな曲率半径で引
っ張られるので、アース線3には引っ張り応力が加わら
ず、断線が少なくなる。
【0025】 尚、本実施の形態の一例では、アース線3
の余長のとり方は、図3、図4に示す通りであったが、
本発明の金属シース付きケーブルの接続部においてアー
ス線3の余長のとり方はこれに限定されず、余長がとら
れてさえいればどのような方法であってもよい。例えば
図5に示すように、アース線3の一部をコイル巻き(図
5中、aで示す部分)にしてもよい。
【0026】 本実施の形態の一例では、図2に示す通
り、金属シース層2を押出成形し、ケーブルコア1と金
属シース層2の間には所定間隔を設けた例を示したが、
本発明の金属シース層2の成形方法やケーブルコア1と
金属シース層2との間隔はこれに限定されない。例えば
金属シース層2は、図6(a)に示すように、板状の金
属条8をケーブルコア1に縦添えし、図6(b)に示す
ように、この金属条8の対向する端部b、b´同士を、
例えば溶接等により、接着したものであってもよい。ま
た金属シース層2に波付加工を施したものでもよい。
【0027】 またケーブルコア1と金属シース層2とを
密着状態に形成し、ケーブルコア1と金属シース層2と
の間の所々に形成される隙間からアース線3を取り出す
ようにしてもよい。
【0028】 本発明のケーブルコア1、金属シース層2
およびアース線3は、通常使用されるものであればどの
ようなものであってもよい。またアース線3は、金属シ
ース層2同士の導通を十分にとるために、複数本使用し
た方が好ましい。
【0029】 本実施の形態の一例で、金属シース層2に
設けられた貫通孔5は、予めケーブル布設前に、当該金
属シース層2に形成しておいてもよいし、あるいはケー
ブル布設時に、孔開け治具等を使用して形成してもよ
い。
【0030】 また本実施の形態の一例では、アース線3
の両端部の固定位置は、図2、図3に示したように、金
属シース層2の外面上であったが、本発明の金属シース
付きケーブルの接続部のアース線3の両端部の固定位置
はこれに限定されず、例えば図7に示すように、貫通孔
5内に半田6等の固定手段を充填して、この部分でアー
ス線3を固定してもよい。
【0031】
【発明の効果】本願請求項記載の発明の金属シース付
きケーブルの接続部では、アース線の両端部が、金属シ
ース層の内面側から前記貫通孔を通じて金属シース層の
外面側に取り出された状態で、金属シース層外面上に固
定されているので、アース線が断線する可能性を低減す
ることができる。本願請求項記載の発明の金属シース
付きケーブルの接続部では、貫通孔内には、半田等の固
定手段が充填されているので、アース線が、金属シース
層にさらに確実に固定され、かつ貫通孔外側の角部との
摩擦によって断線する危険性がない。本願請求項3およ
び4記載の発明の金属シース付きケーブルの接続部で
は、アース線の一部をケーブルコアに巻きつけるか、あ
るいはコイルにしておくことにより、アース線の余長を
確実に得ることができ、アース線の断線を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例において使用され
る金属シース付きケーブルの一例を示す縦断面図。
【図2】 本発明の実施の形態の一例となる金属シース
付きケーブルの接続部を横側から一部断面状態で示す説
明図。
【図3】 本発明の実施の形態の一例となる金属シース
付きケーブルの接続部を示す斜視図。
【図4】 本発明の実施の形態の一例となる金属シース
付きケーブルの接続部を曲げた状態を示す横側から一部
断面状態で示す説明図。
【図5】 本発明の実施の形態の他の例となる金属シー
ス付きケーブルの接続部を示す斜視図。
【図6】 金属シース付きケーブルの他の例を示す斜視
図であって、(a)は金属シース層形成前のもの、
(b)は金属シース層形成後のもの。
【図7】 本発明の実施の形態の他の例となる金属シー
ス付きケーブルの接続部を横側から一部断面状態で示す
説明図。
【図8】 従来の金属シース付きケーブルの一例を示す
縦断面図。
【図9】 従来の金属シース付きケーブルの接続部の一
例を横側から一部断面状態で示す説明図。
【図10】 従来の金属シース付きケーブルの接続部の
一例においてアース線が切れたところを横側から一部断
面状態で示す説明図。
【符号の説明】
1 ケーブルコア 2 金属シース層 3 アース線 4 鋼撚線層 5 貫通孔 6 半田 7 接続部 8 金属条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルコアと、当該ケーブルコアの外側
    に施された金属シース層とを有する金属シース付きケー
    ブルの2本が相互に突き合わされ、突き合わされた各金
    属シース付きケーブル端部の前記金属シース層が各々所
    定長除去されてケーブルコア端部が露出され、ケーブル
    コア端部同士が接続されていて、かつ両金属シース層同
    士に跨がってアース線が結線されている金属シース付き
    ケーブルの接続部であって、両金属シース層には、当該
    金属シース層の内面側と外面側とに貫通する貫通孔が設
    けられていて、アース線の両端部は、各金属シース層の
    内面側から前記貫通孔を通じて各金属シース層の外面側
    に取り出された状態で、各金属シース層外面上に固定
    れると共に、アース線の一部に余長がとられていること
    を特徴とする金属シース付きケーブルの接続部。
  2. 【請求項2】貫通孔内には、固定手段が充填されている
    ことを特徴とする請求項記載の金属シース付きケーブ
    ルの接続部。
  3. 【請求項3】アース線の一部がケーブルコアに巻きつけ
    られていることを特徴とする請求項1または請求項2
    載の金属シース付きケーブルの接続部。
  4. 【請求項4】アース線の一部がコイルになっていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の金属シース
    付きケーブルの接続部。
JP06793996A 1996-03-25 1996-03-25 金属シース付きケーブルの接続部 Expired - Fee Related JP3311576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06793996A JP3311576B2 (ja) 1996-03-25 1996-03-25 金属シース付きケーブルの接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06793996A JP3311576B2 (ja) 1996-03-25 1996-03-25 金属シース付きケーブルの接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09261833A JPH09261833A (ja) 1997-10-03
JP3311576B2 true JP3311576B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=13359413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06793996A Expired - Fee Related JP3311576B2 (ja) 1996-03-25 1996-03-25 金属シース付きケーブルの接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3311576B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09261833A (ja) 1997-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5915213A (ja) 2本の光ファイバ海底ケーブルの端末接続装置
EP1727161A1 (en) Flat cable shield ground connection
JP3311576B2 (ja) 金属シース付きケーブルの接続部
JP2764666B2 (ja) 光ファイバ複合ケーブルの接続部
US20050141832A1 (en) Armouring joint, an armoured cable joint and a method for jointing armouring of two armoured cables
JPH0956039A (ja) 電力ケーブル分割導体の接続方法
JPH1131426A (ja) ワイヤーハーネスの形成方法
JP3602223B2 (ja) 電力ケーブル絶縁接続部絶縁筒
JPS61138481A (ja) 電力ケーブルの導体を結合する方法およびこの方法で得られたジヨイント
JPS6220667B2 (ja)
JPH05119224A (ja) 金属管被覆光フアイバの接続構造
JPS59129516A (ja) 裸電線の修理方法
JP3305614B2 (ja) 電力ケーブル導体の接続方法
JPS60180408A (ja) ケーブルの被覆解体工具
JPH03149507A (ja) 光ファイバケーブルの分岐接続部
JP2877915B2 (ja) 光ファイバ複合海底ケーブルの接続構造
JPS5976109A (ja) 金属外装ケ−ブルの接続工法
JPS6028708A (ja) 長尺ケ−ブルの工場接続の鉛被接続法
JPH0273209A (ja) 光ファイバコードとその引留方法
JPH0963661A (ja) 電力ケーブル分割導体の接続方法
JPH0293614A (ja) 光ファイバケーブル
JPH03128613A (ja) 光ファイバ複合水底長尺体の接続方法
JPH04155779A (ja) 絶縁電線の接続部および接続方法
JPS59169310A (ja) ケ−ブル接続部の構成法
JPS63108682A (ja) 同軸コ−ドの接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees