JP2000017004A - 吸水性樹脂の連続製造装置 - Google Patents

吸水性樹脂の連続製造装置

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JP2000017004A
JP2000017004A JP11122910A JP12291099A JP2000017004A JP 2000017004 A JP2000017004 A JP 2000017004A JP 11122910 A JP11122910 A JP 11122910A JP 12291099 A JP12291099 A JP 12291099A JP 2000017004 A JP2000017004 A JP 2000017004A
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belt
weir
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JP11122910A
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Takanori Murakami
貴則 村上
Takumi Hatsuda
卓巳 初田
Katsuhiro Kajikawa
勝弘 梶川
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水倍率が大きく、かつ可溶分の少ない吸水
性樹脂を高い生産性および良好な作業性で連続的に製造
する装置を提供する。 【解決手段】 可動性無端回転支持ベルトと、単量体混
合物供給装置と、重合体ゲル排出装置とを有する吸水性
樹脂製造装置であって、該支持ベルトの走行方向に沿っ
て該支持ベルトの両側端部付近に該支持ベルトに摺接し
て固設された側部堰を有してなる吸水性樹脂の連続製造
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸水性樹脂の連続
製造装置に関するものである。詳しく述べると、吸水倍
率が大きく、かつ可溶分の少ない、高い生産性を有する
吸水性樹脂の連続製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自重の数十倍から数百倍の水を吸
収する吸水性樹脂が開発され、生理用品や紙おむつ等の
衛生材料分野をはじめとして農園芸用分野、鮮度保持等
の食品分野、結露防止や保冷材等の産業分野等、吸水や
保水を必要とする用途に種々の吸水性樹脂が使用されて
きている。
【0003】このような吸水性樹脂としては、例えば、
デンプン−アクリルニトリルグラフト重合体の加水分解
物(特公昭49−43395号)、デンプン−アクリル
酸グラフト重合体の中和物(特開昭51−125468
号)、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン
化物(特開昭52−14689号)、アクリロニトリル
共重合体もしくはアクリルアミド共重合体の加水分解物
(特公昭53−15959号)、またはこれらの架橋
体、逆相懸濁重合によって得られた自己架橋型ポリアク
リル酸ナトリウム(特開昭53−46398号)、ポリ
アクリル酸部分中和物架橋体(特開昭55−84304
号)等が知られている。
【0004】従来、吸水性樹脂を製造する方法として
は、水溶液重合法などの技術が知られており、この例と
しては、特定容器内で親水性ビニル系単量体水溶液を断
熱重合する方法(例えば、特開昭55−108407号
公報等)、双腕ニーダー内で、攪拌により重合ゲルを砕
断しながら重合する方法(例えば、特開昭57−341
01号公報等)等を挙げることができる。
【0005】また、液状反応成分を厚さ少なくとも1c
mの層として可動性無端回転支持ベルト上に適用して重
合させるものにおいて、該液状反応成分を該支持ベルト
から連続的に形成される凹部に収容するとともに、該反
応成分の重合中に該支持ベルトの凹部形状を延ばされた
平坦なベルト形状に連続的に転化し、および生成したポ
リマーリボンゲルが該支持ベルトの曲げられた凹部形状
を該延ばされた平坦なベルト形状に転化する際側端部か
ら該支持ベルトから形成された凹部の中心に向かって連
続的に分離されることを特徴とする水溶性モノマーから
重合体および共重合体を連続的に製造する方法および装
置が提案されている(特開昭62−156102号公
報)。
【0006】しかしながら、このような装置を用いる場
合には、凹部横断面が椀状形状となるために、供給され
る液状原料および生成する吸水性樹脂の断面形状も椀状
形状となりその中央部と両端部とでは厚みが異なり、こ
のため、例えば下面よりの冷却の速度が異なり均一な品
質の吸水性樹脂は得られ難いという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、均一な品質の吸水性樹脂を得るための連続装置
を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、吸水倍率が大きく、
かつ可溶分の少ない、高い生産性を有する吸水性樹脂の
連続製造装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、下記
(1)〜(10)により達成される。
【0010】(1)可動性無端回転支持ベルトと、単量
体混合物供給装置と、重合体ゲル排出装置とを有する吸
水性樹脂製造装置であって、該支持ベルトの走行方向に
沿って該支持ベルトの両側端部付近に該支持ベルトに摺
接して固設された側部堰を有してなる吸水性樹脂の連続
製造装置。
【0011】(2)該側部堰は、該単量体混合物供給装
置より走行方向上流から、該単量体混合物供給装置から
該重合体ゲル排出装置までの長さの少なくとも1/10
に相当する位置まで設けられてなる前記(1)に記載の
吸水性樹脂の連続製造装置。
【0012】(3)該支持ベルトの該単量体混合物供給
装置より走行方向下流に、該支持ベルトの走行方向にほ
ぼ直交する方向に該支持ベルトに摺接するように設けら
れた開閉自在な仮止用堰を有してなる前記(1)または
(2)に記載の吸水性樹脂の連続製造装置。
【0013】(4)該側部堰は、高さが10〜50mm
である前記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の吸水
性樹脂の連続製造装置。
【0014】(5)該側部堰は、膨潤係数10%以下の
材質が用いられてなる前記(1)〜(4)のいずれか一
つに記載の吸水性樹脂の連続製造装置。
【0015】(6)該支持ベルトの単量体混合物供給装
置より走行方向上流に、該支持ベルトの走行方向に対し
てほぼ直交する方向に該支持ベルトに摺接するように設
けられた端部堰を有してなる前記(1)〜(5)のいず
れか一つに記載の吸水性樹脂の連続製造装置。
【0016】(7)該端部堰は、回転ロールである
(6)に記載の吸水性樹脂の連続製造装置。
【0017】(8)該端部堰は、膨潤係数10%以下の
材質が用いられてなる前記(6)または(7)に記載の
吸水性樹脂の連続製造装置。
【0018】(9)該端部堰は、該側部堰と一体的に形
成されてなる請求項(6)〜(8)のいずれか一つに記
載の吸水性樹脂の連続製造装置。
【0019】(10)該支持ベルトは、単量体混合物供
給装置付近で該支持ベルトの走行方向下流に向けて下り
傾斜が形成されてなる前記(1)〜(9)のいずれか一
つに記載の吸水性樹脂の連続製造装置。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しつつ本発明
の実施の形態を説明する。
【0021】図1は、本発明による吸水性樹脂の連続製
造装置の概略図であり、また図2は、その可動部の概略
を示す斜視図である。
【0022】すなわち、図1〜2に示すように、該連続
装置は、モータ等のような動力源に、必要により変速機
等(いずれも図示せず)を介して連結された一端の回転
体1aと、他端に設けられた他の回転体1bと、該回転
体1aと1bの間に張設された可動性無端回転支持ベル
ト2とよりなるものであり、該支持ベルト上面の一端に
は単量体混合物供給装置が、他端には重合体ゲル排出装
置が配設されている。該支持ベルト2の単量体混合物供
給装置付近には、該支持ベルト2の走行方向に沿って該
支持ベルトの両側部付近に該支持ベルトに摺接するよう
に固設された側部堰3を有する。該側部堰3は、少なく
とも該単量体混合物供給装置より支持ベルト3上に供給
される液状原料がゲル化を開始する位置まで設けられて
いることが好ましく、例えば、該単量体混合物供給装置
より走行方向上流から、該単量体混合物供給装置と重合
体ゲル排出装置に至るまでの長さの少なくとも1/10
に相当する位置まで設けられていることが好ましい。側
部堰3は、支持ベルト幅方向に単量体混合物が流出する
のを防止すると共に、ゲル化までの期間に液状である該
単量体混合物の厚みを一定に保つ役割を果たすことによ
って、結果的に吸水倍率が大きく、可溶分と残存単量体
の少ない、高い生産性を有する吸水性樹脂の製造を可能
ならしめる効果を奏するものである。
【0023】該支持ベルト2は、吸水倍率が大きく、可
溶分の少ない吸水性樹脂を製造するために、支持ベルト
の幅方向をほぼ水平に保つのが好ましい。水平の度合い
(勾配)は、2/1000以下であることが好ましく、
1/1000以下であることが更に好ましい。この勾配
が大きい場合には、液状原料の単量体混合物の支持ベル
ト面からの高さが、支持ベルトの走行方向に対して鉛直
方向に異なることになり、そのため重合反応により発生
する重合熱の発生量が場所によって異なる事になる。即
ち、本発明の目的の一つである均一な品質の吸水性樹脂
を得る事が難しくなる場合がある。
【0024】なお、該支持ベルト2の走行方向の水平度
については、該ベルトの走行方向上流端部から下流端部
まで水平であってもよいし、ベルトの走行方向に上り傾
斜を形成してもよいし、下り傾斜を形成してもよいし、
その組合せであってもよい。
【0025】また、該支持ベルト2の単量体混合物供給
装置付近には、単量体混合物供給装置より走行方向上流
に、端部堰4が該支持ベルト2の走行方向に対してほぼ
直交して該支持ベルトに摺接するように設けられてい
る。これは液体単量体混合物が走行方向上流に流れ出
し、該支持ベルト2から溢流するのを防止するためであ
る。この場合、この端部堰4は、前記側部堰3と別体的
に形成してもよいが、図2に示すように、側部堰3と一
体的に端部堰4を設けてもよい。特に、側部堰3と端部
堰4とを一体的に形成させた方が液体原料や不活性ガス
の漏れ等が少ないため、好適である。また、この端部堰
は、該支持ベルト上に接触して回転するローラ形成(図
示せず)のものでもよい。
【0026】吸水性樹脂の原料となる単量体混合物は液
状であって、それ自体形状を有しない。該単量体混合物
に重合開始剤および/または活性エネルギー線を加える
事によって重合が開始し、重合の進行とともに該単量体
混合物は液状からゲル状に変化していく。十分にゲル化
した時点では、該ゲルは形態保持性があり、堰がなくて
もその形状を維持する事ができる。
【0027】また、端部堰を回転ロールにすることによ
り、摺動により支持ベルトに与える摩擦抵抗が小さくな
る。
【0028】図3および図4は、本発明による連続製造
装置の他の実施態様を示すもので、図1〜2の場合と同
様な装置において、側部堰3が図3に示すように単量体
混合物供給装置より重合体ゲル排出装置に至るまで連続
して支持ベルト2の両側部に該支持ベルトに摺接するよ
うに設けられている。
【0029】側部堰3の支持ベルト2への摺動接触面
は、支持ベルト2を形成する材料に対して摩耗が比較的
少ない材料であることが望ましく、また、膨潤係数が1
0%以下のものが好ましく、特に5%以下のものが好ま
しい。なお、ここに膨潤係数とは、室温(20℃)の単
量体混合物に、少なくとも45cm2の表面積を有する
材料片を浸漬し、次式に示すように24時間後の重量変
化率をいう。
【0030】
【数1】
【0031】例えば、酸性の単量体混合物に好適なこの
ような材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリアミド、フッ素樹脂、ポリ塩
化ビニル、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、ポリウレタン、フェノキシ、ポリカー
ボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリアセタノー
ル、ナイロン、セルロール、フェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂、尿素樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド樹
脂、フラン樹脂、キシレン樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ジアリルフタレートのような合成樹脂あるいは、天
然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・
ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、クロロプロピレン
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチ
レン、エピクロルヒドリンゴム、ニトリルゴム、ニトリ
ル・イソプレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、多
硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのようなゴム材
料、あるいは、ガラス、グラファイト、ブロンズおよび
モリブデンジサルファイドのような無機充填剤あるい
は、ポリイミドのような有機充填剤で複合体を作り補強
した前記合成樹脂を含む。前記物質の中でも、ニトリル
ゴム、シリコーンゴム、クロロプロピレンゴムのような
ゴムやポリエチレンテトラフルオライド、ポリエチレン
トリフルオライド、ポリエチレントリフルオロクロライ
ド、エチレンテトラフルオライド−エチレンコポリマ
ー、プロピレンペンタフルオライド−エチレンテトラフ
ルオライドコポリマー、パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル−エチレンテトラフルオライドコポリマーおよび
ポリフッ化ビニルのようなフッ素樹脂が好ましい。
【0032】ちなみに、代表的な材料の膨潤係数は、次
のとおりである。
【0033】 天然ゴム 0.38% クロロプロピレンゴム 0.70% シリコーン 1.92% 発泡シリコーン 1.04% 側部堰3の断面形状は、例えば図5に示すように、下部
にフッ素樹脂等の摩擦係数の小さい耐摩耗性のある材料
で作られた帯状摺接部材5が、支持ベルト2表面に摺接
するように設けられており、該摺接部材5は、側部堰本
体6によりその下部において保持されている。その保持
方法は特に限定されたものではないが、例えば側部堰本
体6の下面に形成された少なくとも1本の連続した溝9
に連続した該摺接部材5が嵌挿されることにより保持さ
れる。該側部堰本体6の上部には、押圧部材7が設けら
れ、該押圧部材7と該側部堰本体6との間には、必要に
より、緩衝部材8が介在されている。この場合、支持ベ
ルト2は走行するので、側部堰3は、装置自体に固定し
てもよいし、側部堰全体を保持部材(図示せず)等によ
り別途床面あるいは建物に固定してもよい。
【0034】該緩衝部材8は特に限定されたものではな
く、該押圧部材7と該側部堰本体6との間に緩衝作用を
有する部材であれば、いずれも使用でき、ばね、プラス
チックス製またはゴム製部材、管状体等がある。一例を
挙げると、例えば図3に示すように、ゴム、繊維強化ゴ
ム、繊維強化プラスチックスで作られた管状体よりな
り、その内部に空気、水、油等の流体を流通させるか、
あるいは吸水性樹脂、吸油性樹脂等の流体吸収性樹脂に
水、油等を吸収させて膨潤したもの等がある。
【0035】前記摺接部材5が複数個保持されている場
合には、該摺接部材5,5間の空間11に開口部12を
形成し、不活性ガス供給源(図示せず)に連通する連通
孔13を設け、該空間11に窒素等の不活性ガスを供給
する。該不活性ガスは、支持ベルト2と摺接部材5との
間の僅かな隙間14が生じた場合、この隙間14を通過
して、単量体混合物15に移行することによって単量体
混合物が堰の外に漏れることを防止するとともに、支持
ベルト2と側部堰3との間に供給された単量体混合物1
5中を通過して該単量体混合物15上部の空間に移動
し、重合反応域を不活性ガスでシールすることになる。
このように、不活性ガスを前記空間11中に通過させる
ことにより、外部から酸素、空気等の活性ガスが重合反
応域に混入するのを防止することができる。なお、該側
部堰本体6内に連続する空洞部(図示せず)を穿設し
て、該空洞部内にブライン、その他の加熱または冷却媒
体を流通させることにより重合反応域における温度調節
を行なってもよい。
【0036】また、側部堰3の断面形状は、例えば、図
6に示すように、側部堰本体26の下部にゴム等の弾性
材料で作られた摺接部材25が挟持されており、該摺接
部材25が支持ベルト2上に摺接するように設けられて
いるものであってもよい。この場合、支持ベルト2は走
行するので、側部堰3自体は、保持部材(図示せず)等
により装置全体に固定されている。該側部堰本体26
は、摺接部材25を挟持するためには、例えばH字型あ
るいはh字形に形成されている。なお、該側部堰本体2
6の断面形状がH型である場合には、その上部空間30
にブライン、その他の加熱または冷却媒体を流通させ、
これにより供給された樹脂原料15の重合反応域におけ
る温度調節を行なってもよい。
【0037】さらに、側部堰3の断面形状は、例えば、
図7に示すように、下部にフッ素樹脂等の摩擦係数の小
さい耐摩耗性のある材料で作られた少なくとも1個の帯
状摺接部材35が支持ベルト2表面に摺接するように設
けられており、該摺接部材35は、該摺接部材35に対
応して側部堰本体36に設けられた少なくとも1個の連
続した溝39に嵌挿されており、該摺接部材35と該側
部堰本体36との間の前記溝39内には、緩衝部材38
が介在されているものであってもよい。該緩衝部材38
としては、ばね、ゴム弾性材、空気、水、油等の流体を
流通させたゴム等の管状体、吸水性樹脂、吸油性等を充
填したゴム等の管状体に、水、油等を吸収膨潤させたも
の等がある。なお、この場合、該側部堰本体36内に連
続する空洞部(図示せず)を穿設して該空洞部内にブラ
イン、その他の加熱または冷却媒体を流通させてもよ
い。
【0038】該側部堰3の高さは、特に制限されない
が、重合反応に供される単量体混合物層の加熱または冷
却の効率や得られる吸水性樹脂の性能、さらには生産性
を考慮すると、10〜50mm、好ましくは30〜40
mmである。すなわち、該側部堰3の高さが10mm未
満の場合には、供給される液状原料の高さが必然的にそ
れ以下となり、このため吸水性樹脂の生産性が低下する
からである。一方、50mmを越えると、液状原料の供
給量は増やせるが、これ以上増やしても熱伝導率が悪く
なり、内部は1種の断熱重合となる結果、厚み方向の性
能のぶれが発現する場合があるからである。
【0039】前記端部堰4の断面形状は、支持ベルト2
に摺接できるものであれば、特に限定されるものではな
いが、例えば、図5〜7に示すように、側部堰3と同様
な形状でよく、特に側部堰3と一体的に形成される場合
にはほぼ同一形状であることが望ましい。また、端部堰
4の高さも、側部堰3の場合と同様である。
【0040】支持ベルト2は、耐食性ならびに耐久性の
ある材料で作られたものがいずれも使用できるが、一例
を挙げると、例えばステンレス鋼製のシートが挙げられ
る。
【0041】本発明による吸水性樹脂の連続製造装置に
おいて、前記支持ベルト2の走行方向上流端部付近に
は、単量体混合物供給装置16が設けられており、該単
量体混合物供給装置16より液状の単量体混合物が支持
ベルト2の上に供給される。
【0042】供給される単量体混合物は液状であるた
め、連続製造開始時において単量体混合物が走行方向に
流れるのを防止するために、単量体混合物供給装置より
該支持ベルト2の走行方向下流に、開閉自在な仮止用堰
8が走行方向に対してほぼ直行する方向に、該支持ベル
ト2に摺接して設けられている。この仮止用堰17は、
供給された液状単量体混合物のゲル化が始まったら、例
えば、油圧シリンダ、エアシリンダ等の流体圧シリンダ
等(図示せず)を用いて上昇させることにより供給単量
体混合物の支持ベルト2上の走行を可能にする。すなわ
ち、連続製造時には仮止用堰17付近で液状単量体混合
物がゲル化を開始して、このゲル化部分が堰となるの
で、もはや仮止用堰17は不必要となるだけでなく、こ
れがあると単量体混合物の走向を阻害することになる。
【0043】この仮止用堰17は、例えば図8に示すよ
うに、回転軸18に枢着して仮止めを施し、単量体混合
物のゲル化が始まったら手動により、あるいは機械的手
段を用いて、仮止用堰17を回動させて仮止めを解除す
ることができる。また、この仮止用堰17は、該支持ベ
ルト2に接触して、必要により上下動可能なローラ形式
(図示せず)のものであってもよい。
【0044】支持ベルト2の下面には、冷却装置19お
よび加熱装置20が取付けられている。加熱装置20に
おいては、温水あるいはその他の伝熱媒が供給されるか
あるいは電熱、遠赤外線等により直接加熱するように構
成されている。
【0045】また、冷却装置19においては、水あるい
はその他の冷却媒体が噴出管21より支持ベルト2の下
面に向けて噴出するように構成されている。
【0046】支持ベルト2の単量体混合物供給装置付近
には、前記のように該単量体混合物供給装置より該支持
ベルト2の走行方向上流に、該支持ベルト2の走行方向
に対してほぼ直交して支持ベルト2に摺接するように設
けられている。これは液状の単量体混合物が支持ベルト
2から溢流するのを防止するためのである。
【0047】該支持ベルト2の上部には、必要により図
3に示すように、蓋体22が設けられ、支持ベルト2の
上面の反応域全体を窒素等の不活性ガスでシールするよ
うに構成されている。
【0048】該蓋体22は、重合反応域全体を覆うよう
に形成されていればよいが、例えば図5に示すように、
押圧部材7の頂部に該蓋体22を固着させるか、あるい
は図6に示すように側部堰本体26の頂部に固着しても
よい。同様な構造は、端部堰についても採用される。重
合反応終了後の重合体ゲル、すなわち吸水性樹脂は、該
蓋体22と支持ベルト2との間に形成されるスリットよ
り排出される。
【0049】該支持ベルト2の重合体ゲル排出端部の回
転体1bの先には、生成した重合体ゲル排出装置が配設
されている。該排出装置は、例えば生成した重合体ゲル
を排出させるための掻取手段51および必要により破細
手段52が設けられており、掻取られた重合体ゲル(吸
水性樹脂)は破細されたのち、ホッパー53等により回
収される。
【0050】本発明による装置により重合される単量体
混合物としては、吸水性樹脂を生成するものであれば、
いずれも使用できるが、一例を挙げると、例えばアクリ
ル酸とアクリル酸ナトリウムのようなアクリル酸塩との
混合物に少量の架橋剤および重合開始剤を配合したもの
等がある。
【0051】図9は、本発明による吸水性樹脂の連続製
造装置のさらに他の実施の形態を示すものである。すな
わち、同図に示すように、モータ等のような動力源に、
必要により変速機等(いずれも図示せず)を介して連結
された一端の回転体1aと、他端に設けられた他の回転
体1bと、該回転体1aと1bの間に張設された可動性
無端回転支持ベルト2と、図1〜2と同様に該支持ベル
ト2の両側部付近に該支持ベルトの走行方向に沿って該
支持ベルトに摺接するように設けられた側部堰3となる
ものであり、該支持ベルト2は、両回転体1aと回転体
55aの作用により、単量体混合物供給装置付近では、
該支持ベルト22の走行方向下流に向けて下りの傾斜を
形成している。このため、液状単量体混合物が単量体混
合物供給装置16より供給された場合、支持ベルト2の
単量体混合物供給装置付近において、未だ液状の単量体
混合物が走行方向上流に流れ出し支持ベルト2から溢流
する心配はない。すなわち、このような装置を用いる際
には、端部堰を設ける必要がなくなる。したがって、そ
の傾斜は、重合すべき液状単量体混合物層の深み以上で
あることが望ましい。
【0052】なお、図9において、図1の符号と同一の
符号は、図1と同一の部材を表わす。
【0053】つぎに、本発明による連続製造装置により
吸水性樹脂を製造する方法の例を説明する。
【0054】まず、図1〜9に示すように、仮止用堰1
7を閉じたのち、単量体混合物供給装置16より液状単
量体混合物を支持ベルト2上に流下させると、該液状単
量体混合物は仮止用堰17で止まる。この間に、開始剤
と混合することにより反応が開始し、走行先端部の単量
体混合物のゲル化が始まったら仮止用堰17を解除し、
支持ベルト2上を走行させる。支持ベルト両側端部付近
に該支持ベルトに摺接して設けられた側部堰3のため
に、液状原料が側部から漏れる心配はない。
【0055】この液状単量体混合物は、いったん重合が
開始すると発熱反応であるので、その反応熱を冷却装置
19の作用により冷却する必要がある。冷却方法として
は、例えば噴出管21より水を支持ベルト2の裏面に噴
出させることにより下部より冷却する。この場合、原料
層の厚みが薄いので、例えば50mm以下、好ましくは
20〜50mm、より好ましくは30〜40mmである
ので、熱伝導率がよく、攪拌することなく均一に冷却す
ることができる。ついで、重合を終了して生成した重合
体ゲル(吸水性樹脂)54は、掻取装置51により該装
置から掻取られ、破細機52で破細したのち、ホッパー
53で回収される。
【0056】
【実施例】以下に、実施例によりさらに詳細に本発明を
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0057】実施例中で「部」とは特にことわりがない
限り「重量部」を表すものとする。 [吸収倍率]吸水性樹脂A(g)(約0.2g)を不織
布製の袋(60mm×60mm)に均一に入れ、人工尿
(硫酸ナトリウム0.200%、塩化カリウム0.20
0%、塩化マグネシウム6水和物0.050%、塩化カ
ルシウム2水和物0.025%、リン酸2水素アンモニ
ウム0.085%、リン酸水素2アンモニウム0.00
15%、脱イオン水99.425%)中に浸漬した。6
0分後に袋を引き上げ、遠心分離機を用いて250Gに
て3分間水切りを行なった後、袋の重量W(g)を測定
した。同様の操作を吸水性樹脂を用いずに行ない、その
ときの袋の重量B(g)を測定した。そして、得られた
重量から次式にしたがって、吸水性樹脂の吸収倍率を算
出した。
【0058】
【数2】
【0059】[可溶分]吸水性樹脂C(g)(約0.5
g)を1000gの脱イオン水中に分散し、16時間攪
拌した後、濾紙で濾過した。次に、得られた濾液50g
を100mlビーカーにとり、該濾液に0.1N−水酸
化ナトリウム水溶液1ml、N/200−メチルグリコ
ールキトサン水溶液10ml、および0.1%トルイジ
ンブルー水溶液4滴を加えた。次いで、上記ビーカーの
溶液を、N/400ポリビニル硫酸カリウム水溶液を用
いてコロイド滴定し、溶液の色が青色から赤紫色に変化
した時点を滴定の終点として滴定量D(ml)を求め
た。また、濾液50gに代えて脱イオン水50gを用い
て同様の操作を行ない、ブランクとして滴定量E(m
l)を求めた。そして、これら滴定量と吸水性樹脂を構
成する単量体の平均分子量Fとから、次式にしたがって
可溶分(重量%)量を算出した。
【0060】
【数3】
【0061】[残存単量体]脱イオン水1000gに吸
水性樹脂0.5gを加え、攪拌下で2時間抽出した後、
膨潤ゲル化した吸水性樹脂を濾紙を用いて濾別し、濾液
中の残存単量体を液体クロマトグラフィーで分析した。
一方、既知濃度の単量体標準溶液を同様に分析して得た
検量線を外部標準とし、濾液の希釈倍率を考慮して、吸
水性樹脂中の残存単量体量を求めた。実施例 アクリル酸10.70部、37%アクリル酸ナトリウム
水溶液70.07部、ポリエチレングリコールジアクリ
レート(平均分子量478)0.08部、および脱イオ
ン水19.15部からなる水溶液を調製し、窒素ガスを
導入し脱気した。上記水溶液1156g/分と窒素ガス
を導入し脱気し脱気した0.982%V−50(和光純
薬工業製アゾ系重合開始剤)水溶液10g/分、0.9
82%過硫酸ナトリウム水溶液10g/分、および0.
088%L−アスコルビン酸水溶液10g/分をライン
ミキシングした後、さらに窒素ガスを導入し脱気した
0.0707%過酸化水素水を10g/分でラインミキ
シングし、窒素気流雰囲気下の可動式ベルト重合機に供
給した。単量体濃度は35重量%、水溶液の厚みは25
mmであった。可動式ベルトは140mm/分で駆動さ
せた。1分後に重合が開始し、反応系温度は20℃であ
った。重合系は攪拌されることなく、ベルト面の温度を
10℃にして冷却された。7分後に重合系は最高到達温
度の86℃を示した。この後、ベルト面の温度を60℃
にして含水ゲル状重合体を得た。この含水ゲル状重合体
の厚さは25mmであった。この含水ゲル状重合体をミ
ートチョッパーで解砕し、160℃、65分間熱風乾燥
機で乾燥した。得られた乾燥物を粉砕し、吸水性樹脂
(1)を得た。
【0062】吸水性樹脂(1)は、吸収倍率65倍、可
溶分12%および残存単量体480ppmであった。
【0063】
【発明の効果】従来ベルト上で単量体混合物を重合し重
合物を得る方法は知られていたが、低粘度の単量体混合
物を、効率よく、しかも安定して優れた性能を有する重
合物とする方法は、本願によって初めて達成された。従
来は、低粘度の単量体混合物をベルト上で重合する際
に、単量体混合物がベルトからこぼれないように供給す
る必要があった。即ち、単量体混合物の厚みを薄く(例
えば10mm以下)供給していた。しかしながら、これ
では生産性が低い。単量体混合物を厚く供給できるよう
にするために、ベルト自体を凹状に変形させ、該凹部に
単量体を供給する方法(特開昭62−156102号公
報)や、ベルト両端部付近に堰を設ける方法が考案され
た。凹状ベルトを用いる方法は、ベルトの材質が制限さ
れるばかりか、ベルトに載った単量体の厚みがベルト走
行方向に鉛直な方向で異なり、重合熱のコントロールを
均一にする事ができず、結果として均一な性能の重合物
を得る事ができなかった。一方、ベルト両端部に堰を設
ける方法は、堰とベルトとの接着が難しい。接着剤が単
量体に対して耐久性がなかったり、重合熱に耐えられな
いという問題があった。また、堰の高さに制限があり、
堰を高くしすぎると回転部での堰の伸びが大きくなり、
堰の材料が限定される。これに対して、本願の装置で
は、接着剤の心配もなく、自由に単量体の種類や重合条
件を採用する事ができる。また、堰の高さにも基本的に
制限がなく、ベルト面積当たり多くの単量体を載せる事
ができ、高い生産性を達成できる。さらに、堰を設ける
のに駆動部が不要であり、単量体等による駆動部の腐食
を心配する事も必要ない。しかも、吸収倍率が大きく、
可溶分と残存単量体の少ない、均一な品質の吸水性樹脂
を製造する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による吸水性樹脂の連続製造装置の一
実施態様を示す概略図である。
【図2】 本発明の装置の主要部を示す斜視図である。
【図3】 本発明による吸水性樹脂の連続製造装置の他
の実施態様を示す概略図である。
【図4】 本発明の装置の主要部の他の実施態様を示す
斜視図である。
【図5】 本発明の装置における側部堰の一例を示す断
面図である。
【図6】 本発明の装置における側部堰の他の例を示す
断面図である。
【図7】 本発明の装置における側部堰のさらに他の例
を示す断面図である。
【図8】 本発明の装置における仮止用堰の一例を示す
断面図である。
【図9】 本発明による吸水性樹脂の連続製造装置のさ
らに他の実施態様を示す概略図である。
【符号の説明】
1a,1b…回転体、 2…可動性無端回転ベルト、 3…側部堰、 4…端部堰、 5,25,35…摺接部材、 6,26,36…側部堰本体、 7…押圧部材、 8,39…緩衝部材、 16…単量体混合物供給装置、 17…仮止用堰、 18…仮止用堰の回転軸、 19…加熱装置、 20…冷却装置、 22…蓋体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動性無端回転支持ベルトと、単量体混
    合物供給装置と、重合体ゲル排出装置とを有する吸水性
    樹脂製造装置であって、該支持ベルトの走行方向に沿っ
    て該支持ベルトの両側端部付近に該支持ベルトに摺接し
    て固設された側部堰を有してなる吸水性樹脂の連続製造
    装置。
  2. 【請求項2】 該側部堰は、該単量体混合物供給装置よ
    り走行方向上流から、該単量体混合物供給装置から該重
    合体ゲル排出装置までの長さの少なくとも1/10に相
    当する位置まで設けられてなる請求項1に記載の吸水性
    樹脂の連続製造装置。
  3. 【請求項3】 該支持ベルトの該単量体混合物供給装置
    より走行方向下流に、該支持ベルトの走行方向にほぼ直
    交する方向に該支持ベルトに摺接するように設けられた
    開閉自在な仮止用堰を有してなる請求項1または2に記
    載の吸水性樹脂の連続製造装置。
  4. 【請求項4】 該側部堰は、高さが10〜50mmであ
    る請求項1〜3のいずれか一つに記載の吸水性樹脂の連
    続製造装置。
  5. 【請求項5】 該側部堰は、膨潤係数10%以下の材質
    が用いられてなる請求項1〜4のいずれか一つに記載の
    吸水性樹脂の連続製造装置。
  6. 【請求項6】 該支持ベルトの単量体混合物供給装置よ
    り走行方向上流に、該支持ベルトの走行方向に対してほ
    ぼ直交する方向に該支持ベルトに摺接するように設けら
    れた端部堰を有してなる請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の吸水性樹脂の連続製造装置。
  7. 【請求項7】 該端部堰は、回転ロールである請求項6
    に記載の吸水性樹脂の連続製造装置。
  8. 【請求項8】 該端部堰は、膨潤係数10%以下の材質
    が用いられてなる請求項6または7に記載の吸水性樹脂
    の連続製造装置。
  9. 【請求項9】 該端部堰は、該側部堰と一体的に形成さ
    れてなる請求項6〜8のいずれか一つに記載の吸水性樹
    脂の連続製造装置。
  10. 【請求項10】 該支持ベルトは、単量体混合物供給装
    置付近で該支持ベルトの走行方向下流に向けて下り傾斜
    が形成されてなる請求項1〜9のいずれか一つに記載の
    吸水性樹脂の連続製造装置。
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