JP2000016422A - 振出口つきカートン - Google Patents

振出口つきカートン

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JP2000016422A
JP2000016422A JP10184936A JP18493698A JP2000016422A JP 2000016422 A JP2000016422 A JP 2000016422A JP 10184936 A JP10184936 A JP 10184936A JP 18493698 A JP18493698 A JP 18493698A JP 2000016422 A JP2000016422 A JP 2000016422A
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JP
Japan
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carton
locking
window
opening
side panels
Prior art date
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Pending
Application number
JP10184936A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Sugawara
雅芳 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワンハンド、ワンアクションで開封振出が出
来るような構造にするとともに、閉じた状態、開いた状
態のいずれでもその状態を保持できる振出口つきカート
ンを提案する。 【解決手段】 幅狭パネルの一方に矩形状の商品取り出
し窓を形成し、幅広の側面パネルの一方に重合片を連設
すると共に、その重合片に前記矩形状の商品取り出し窓
を開閉するための開閉蓋を左右の折り曲げ線と上下の切
れ線とにより区画形成し、かつ前記開閉蓋の一側に係止
フラップを連設し、該係止フラップにはそのほぼ中央部
に商品の振出口を形成する。係止フラップの上下端部に
前記矩形状の商品取り出し窓の上下縁のいずれかと係合
しうる長さを有した第1の係止ロック部と前記第1の係
止ロック部よりも上下方向に大きく突出した長さをもつ
第2の係止ロック部とを設け、かつ前記第1と第2の係
止ロック部間に縦溝を設ける構成とし、更に前記第1の
係止ロック部が出入り可能な切り溝を矩形状の商品取り
出し窓と連通させてその一側部に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明、キャンデー、ガム、
チョコレート等の粒状菓子類、その他の粒状商品を収容
して、この粒状菓子や粒状商品を使用時に小出しできる
ようにした振出口つきカートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカートンは、例えば、特
開平7−89538号、特開平7−76341号公報等
で知られるように、直方体状カートンにおいて、狭幅の
パネル40の上部に振り出し口用開口41を設け、また
狭幅のパネルに隣接する広幅パネルの上部には回動蓋4
3を連設し、その回動蓋43の上下部に係止突起44を
有する半円形状ガイド板45を設けて成り、回動蓋43
によって振出口41を開閉自在にしたもの(図8参照)
や、回動蓋50の上端に係止部分51を有する回動用挿
込み舌片52を連設し、回動蓋50の側端に振出口53
に差し込み係合可能の凸部54を有する切り込み部分5
5を形成したもの(図9参照)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振出口つき
カートンは、1枚の板紙から組み立てられるものであ
り、プラスチック製成形容器に較べると簡便で製造コス
トが低くできるとともに、廃棄性に優れ、またカートン
を握ったまま回動蓋を操作して振出口を開閉できる利点
を有するものの、振出口を開けた状態で回動蓋を振出口
を閉じる方向に押すと、ロック機構を有しないことから
回動蓋が不用意に動いて前記振出口が閉じてしまうた
め、使用の際の使い勝手が悪いという欠点があった。
【0004】本発明は、上記のような欠点に鑑みなされ
たものであって、その目的とするところは、回動蓋を開
けた状態でも、或いは閉めた状態でも、いずれの状態で
あっても回動蓋がロックでき、不用意に回動蓋が動いて
しまうことのない振出口つきカートンを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の振出口つきカートンは、一対の幅の狭い
側面パネルと、一対の幅の広い側面パネルとを交互に横
方向に連設して形成された直方体カートンに於いて、前
記幅狭の側面パネルの一方に矩形状の商品取り出し窓を
形成し、また前記幅広の側面パネルの一方に前記幅狭の
側面パネルの一方と重ねて接合する重合片を連設すると
共に、その重合片に前記矩形状の商品取り出し窓を開閉
するための開閉蓋を左右の折り曲げ線と上下の切れ線と
により区画形成し、かつ前記開閉蓋の一側に係止フラッ
プを連設し、該係止フラップにはそのほぼ中央部に商品
の振出口を形成すると共に、その係止フラップの上下端
部に前記矩形状の商品取り出し窓の上下縁のいずれかと
係合しうる長さを有した第1の係止ロック部と前記第1
の係止ロック部よりも上下方向に大きく突出した長さを
もつ第2の係止ロック部とをそれぞれ設け、かつ前記第
1と第2の係止ロック部間に縦溝を設ける構成とし、更
に前記第1の係止ロック部が出入り可能な切り溝を矩形
状の商品取り出し窓と連通させてその一側部に形成した
ことを特徴とするものである。
【0006】なお、カートン側面の強度を向上させるた
め、特に、商品取り出し窓部周りの剛性を保持する手段
として、凸条リブ又は凹筋を商品取り出し窓の近傍の側
面パネル上に形成してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明たる振出口つきカート
ンの実施の形態を説明する。図1は本発明カートンの組
み立て後の全体像を示した斜視図である。また図2は、
カートンを握ったまま親指で開封するときの斜視図であ
る。図3は本発明カートンブランクの展開図である。
【0008】図3を参照して本発明のカートンの構成を
説明すると、図に示す板紙製ブランクBにおいて、符号
1〜4は筒状をなすカートン本体を形成するため縦罫線
(折り曲げ線)を介して接続された複数のパネル部材で
あって、そのうち符号1と3は一対の幅の狭い側面パネ
ル、2と4は一対の幅の広い側面パネルを示している。
これらのパネルは、図示したように、幅の狭い側面パネ
ル1,3と幅の広い側面パネル2,4とを交互に交互に
連設して形成させると共に、幅の広い側面パネルの一方
(図では符号4)には、前記幅の狭い側面パネルの一方
(図では符号1)に重ねて接合しうるように、一例とし
て同じ高さ、同じ幅の重合片5を連設する。
【0009】なお、前記幅の狭い側面パネル1の上部
に、ほぼ矩形状をした商品取り出し窓6を穿設する。ま
たこの窓6を開け閉めするための開閉蓋7を前記重合片
5に形成する。因みにこの開閉蓋7は、左右の折り曲げ
線a,bと上下の切れ線c、dとにより、前記商品取り
出し窓6に対応した大きさと形状に区画形成する。そし
て前記開閉蓋7の一側には後記のように、第1と第2の
係止ロック部を有する係止フラップ8を連設する。
【0010】すなわち図3において前記開閉蓋7の右方
の折り曲げ線bに連続させて、係止フラップ8を形成す
る。該係止フラップ8にはそのほぼ中央部に商品の振出
口9を形成すると共に、その振出口に臨ませて開閉蓋7
より摘み片7aを突出させる。また係止フラップ8の上
下端部には、前記矩形状商品取り出し窓6の上下縁のい
ずれかと係合しうる長さを有した第1の係止ロック部1
0a、10aと、前記第1の係止ロック部10aよりも
上下方向に大きく突出した長さをもつ第2の係止ロック
部10b、10bとをそれぞれ設けると共に、前記第1
と第2の係止ロック部間には縦溝11を設ける。なお、
前記第1の係止ロック部10aが出入り可能な寸法の切
り溝12を前記側面パネル1に形成させた矩形状の商品
取り出し窓6と連通させてその一側部に形成する。なお
この切り溝12は図示例では、側面パネルと1と2との
境界線たる折り目線上に形成されている。
【0011】なお、図3に於いて符号13a,13bで
示すものは幅広の側面パネル2の上下辺に連設した天板
と底板であり、14a,14bで示すものは各天板また
は底板に連設した天面差し込みフラップまたは底面差し
込みフラップであり、15a,15b並びに16a,1
6bは幅の狭い側面パネル1,3のそれぞれの上下辺に
連設した内フラップである。
【0012】上記のブランクBを組み立てるに当たって
は、図4(I)〜(IV)に示したように、先ず、係止
フラップ8を重合片5の内面側に折り重ねてから、その
重合片5と側面フラップ4とを、他方の側面フラップ
2,3との上に折り重ねる。しかる後、重合片5の外面
に幅の狭い側面フラップ1を重ね、その両者を開閉蓋7
の上下において接着することで、ブランク全体をサック
貼りする。図4の(IV)がサック貼りされた状態を示
した図で、このような扁平に折り畳んだ状態でこのカー
トンはストックされる。内容物を充填する際は、各側面
フラップを縦罫線を介して角筒状に起こして筒形の胴体
部を形成し、下方の内フラップ15b,16bを内側に
折り込んだ後、底板13bをその上に折り重ね、さらに
底面差し込みフラップ14bを側面フラップ4の内側に
差し込んで、胴体底部を閉鎖し、この状態で内容物を充
填する。胴体頂部を閉鎖するには、上方の内フラップ1
5a,16aを内側に折り込んだ後、天板13aをその
上に折り重ね、さらに天面差し込みフラップ14aを側
面フラップ4の内側に差し込むことで胴体頂部を閉鎖し
て図1に示すように組み立てを完了する。
【0013】図1のカートンから内容物を小出しにして
振り出すときは、図2にも示したように、カートンを片
手に握った後、親指などで摘み片7aを引っかけて開閉
蓋7を引き起こす。そして、折り曲げ線aを回動軸とし
て開閉蓋7を図5の状態から図6のように回動させて振
出口9を露出させることにより、内容物の振出を行うこ
とができる。この場合、係止フラップ8を側面フラップ
2の内面に接して動かしつつ、第1の係止ロック部10
a、10aが矩形状の商品取り出し窓6と連通する切り
溝12を通過するように操作する。開閉蓋7は、図7に
示した2点鎖線に沿って矢印方向に回転するが、回転に
伴って、係止フラップ8は折り曲げ線bより内側に折り
曲がり、縦溝11に矩形状商品取り出し窓6の上下縁が
入りこみ、開閉蓋7はロックされる。このようなロック
された状態では、開閉蓋は開いたままの状態となり該蓋
を押してもこの蓋が不用意に動いて前記振出口が閉じて
しまうことはなく、さらに、係止フラップ8を引いても
第2の係止ロック部10b、10bが矩形状商品取り出
し窓6の上下縁と係合するので、係止フラップ全体が切
り溝12から抜けてしまうことはない。
【0014】上記カートンの振出口9を再度閉じる場合
は、第1の係止ロック部10a、10aを切り溝12に
再度差し込めばよく、このようにすると係止フラップ8
がカートン内に挿入されて振出口9は閉鎖される。この
状態においては、第1の係止ロック部10a、10aが
矩形状の商品取り出し窓6の上下縁に係合するので開閉
蓋7はロックされて不用意に引き起こされることはな
い。
【0015】なお、図7にも示されるように、側面パネ
ル2に補強のために突条リブまたは凹筋17を形成して
おくと、カートン振出口の開閉時における側面パネルの
変形を防止できるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の振出口つ
きカートンは、一対の幅の狭い側面パネルと、一対の幅
の広い側面パネルとを交互に横方向に連設して形成され
た直方体カートンに於いて、幅狭の側面パネルの一方に
矩形状の商品取り出し窓を形成し、また前記幅広の側面
パネルの一方に前記幅狭の側面パネルの一方と重ねて接
合する重合片を連設すると共に、その重合片に前記矩形
状の商品取り出し窓を開閉するための開閉蓋を左右の折
り曲げ線と上下の切れ線とにより区画形成し、かつ前記
開閉蓋の一側に係止フラップを連設し、該係止フラップ
にはそのほぼ中央部に商品の振出口を形成すると共に、
その係止フラップの上下端部に前記矩形状の商品取り出
し窓の上下縁のいずれかと係合しうる長さを有した第1
の係止ロック部と前記第1の係止ロック部よりも上下方
向に大きく突出した長さをもつ第2の係止ロック部とを
それぞれ設け、かつ前記第1と第2の係止ロック部間に
縦溝を設ける構成とし、更に前記第1の係止ロック部が
出入り可能な切り溝を矩形状の商品取り出し窓と連通さ
せてその一側部に形成したから、カートンを片手に握っ
たまま指1本で開閉蓋を操作し、開封、振出が可能とな
る。また、開閉蓋を引き起こした状態でも、或いは閉め
た状態でも、いずれの状態であっても第1の係止ロック
部または第2の係止ロック部により開閉蓋が開封状態ま
たは閉鎖状態に保持され、不用意に開閉蓋が動いてしま
うことのないから使い勝手のよい振出口つきカートンを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カートンの組み立て後の全体像を示した
斜視図である。
【図2】カートンを握ったまま親指で開封するときの斜
視図である。
【図3】本発明カートンブランクの展開図である。
【図4】本発明カートンブランクの組み立て手順を示し
た説明図である。
【図5】本発明カートンの振出口を閉じた状態を示した
部分拡大斜視図である。
【図6】本発明カートンの振出口を開封した状態を示す
部分拡大斜視図である。
【図7】本発明カートンの振出口を開封した状態を示す
横断面図である。
【図8】従来型の斜視図である。
【図9】従来型の斜視図である。
【符号の説明】
1,3 幅の狭い側面パネル 2,4 幅の広い側面パネル 5 重合片 6 商品取り出し窓 7 開閉蓋 8 係止フラップ 9 振出口 10a 第1の係止ロック部 10b 第2の係止ロック部 11 縦溝 12 切り溝 13a 天板 13b 底板 14a,14b,15a,15b 内フラップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の幅の狭い側面パネルと、一対の幅
    の広い側面パネルとを交互に横方向に連設して形成され
    た直方体カートンに於いて、 前記幅狭の側面パネルの一方に矩形状の商品取り出し窓
    を形成し、また前記幅広の側面パネルの一方に前記幅狭
    の側面パネルの一方と重ねて接合する重合片を連設する
    と共に、その重合片に前記矩形状の商品取り出し窓を開
    閉するための開閉蓋を左右の折り曲げ線と上下の切れ線
    とにより区画形成し、かつ前記開閉蓋の一側に係止フラ
    ップを連設し、該係止フラップにはそのほぼ中央部に商
    品の振出口を形成すると共に、その係止フラップの上下
    端部に前記矩形状の商品取り出し窓の上下縁のいずれか
    と係合しうる長さを有した第1の係止ロック部と前記第
    1の係止突出部よりも上下方向に大きく突出した長さを
    もつ第2の係止ロック部とをそれぞれ設け、かつ前記第
    1と第2の係止ロック部間に縦溝を設ける構成とし、更
    に前記第1の係止ロック部が出入り可能な切り溝を矩形
    状の商品取り出し窓と連通させてその一側部に形成した
    ことを特徴とする振出口つきカートン。
  2. 【請求項2】 商品取り出し窓を形成した幅狭の側面パ
    ネルに連設した幅広の側面パネルに、前記窓部周りの剛
    性を保持するための突条リブまたは凹筋を設けて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の振出口つきカートン。
JP10184936A 1998-06-30 1998-06-30 振出口つきカートン Pending JP2000016422A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062061A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Yasuo Hirose 包装箱
JP2011111170A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 振出口付きカートン
JP2011162250A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Sogo Insatsu Shiki Kk 箱形収容ケース
JP2013049443A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Dainippon Printing Co Ltd 振出カートン

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JP2011111170A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 振出口付きカートン
JP2011162250A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Sogo Insatsu Shiki Kk 箱形収容ケース
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