JP2000015812A - サーマルインクジェットヘッド - Google Patents
サーマルインクジェットヘッドInfo
- Publication number
- JP2000015812A JP2000015812A JP18579198A JP18579198A JP2000015812A JP 2000015812 A JP2000015812 A JP 2000015812A JP 18579198 A JP18579198 A JP 18579198A JP 18579198 A JP18579198 A JP 18579198A JP 2000015812 A JP2000015812 A JP 2000015812A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- ink supply
- heating element
- drive circuit
- supply path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】材料歩留りの向上に寄与する小型なサーマルイ
ンクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】小型フルカラーサーマルインクジェットヘ
ッド26は、基板10−3上にアレー状に配列された1
列が多数の発熱素子(発熱抵抗体15)からなる4列の
発熱素子列11(11a′と11b′又は11c′と1
1d′)と、これらの発熱素子列11の発熱素子を駆動
する駆動回路16(16a′、16c′)と、発熱素子
列11の発熱素子上にインクを供給するインク供給路1
8(18a′〜18d′)と、これら各インク供給路1
8にインク通路20(20a〜20d)を介して連通し
各インク供給路18にインクを供給するインク給送孔2
7(27a〜27d)とをモノリシックに搭載して形成
される。インク給送孔27は基板10−3の駆動回路1
6が形成されている領域部分又は領域とその近傍部分に
配置され、反対側面に開口し、ソケット板28のソケッ
ト孔29に係合する。
ンクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】小型フルカラーサーマルインクジェットヘ
ッド26は、基板10−3上にアレー状に配列された1
列が多数の発熱素子(発熱抵抗体15)からなる4列の
発熱素子列11(11a′と11b′又は11c′と1
1d′)と、これらの発熱素子列11の発熱素子を駆動
する駆動回路16(16a′、16c′)と、発熱素子
列11の発熱素子上にインクを供給するインク供給路1
8(18a′〜18d′)と、これら各インク供給路1
8にインク通路20(20a〜20d)を介して連通し
各インク供給路18にインクを供給するインク給送孔2
7(27a〜27d)とをモノリシックに搭載して形成
される。インク給送孔27は基板10−3の駆動回路1
6が形成されている領域部分又は領域とその近傍部分に
配置され、反対側面に開口し、ソケット板28のソケッ
ト孔29に係合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ上での採寸
歩留まりの良い、より小型なサーマルインクジェットヘ
ッドに関する。
歩留まりの良い、より小型なサーマルインクジェットヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サーマルインクジェット方式のプ
リンタが広く用いられている。このサーマルインクジェ
ット方式は、印字のために吐出するインクの液滴形成過
程において、発熱素子を熱してこの発熱素子上に核気
泡を発生させる。この核気泡が合体して膜気泡が生ま
れる。この膜気泡が断熱膨脹して成長する。その成
長した膜気泡が周囲のインクに熱を取られて収縮する。
ついには膜気泡が消滅し、次の発熱素子の加熱を待
つ、という一連の工程を瞬時に行うことによって成り立
っている。そして上記の〜の工程には膜沸騰現象が
利用されている。
リンタが広く用いられている。このサーマルインクジェ
ット方式は、印字のために吐出するインクの液滴形成過
程において、発熱素子を熱してこの発熱素子上に核気
泡を発生させる。この核気泡が合体して膜気泡が生ま
れる。この膜気泡が断熱膨脹して成長する。その成
長した膜気泡が周囲のインクに熱を取られて収縮する。
ついには膜気泡が消滅し、次の発熱素子の加熱を待
つ、という一連の工程を瞬時に行うことによって成り立
っている。そして上記の〜の工程には膜沸騰現象が
利用されている。
【0003】膜沸騰現象は、例えば鉄の焼き入れのよう
に高温に加熱された物体を液体中に漬けた場合と、液体
と接する物体の表面温度を急激に上げた場合とに発現す
るが、サーマルインクジェットプリンタに用いられる膜
沸騰現象は後者の「液体と接する物体の表面温度を急激
に上げる」方法によっている。また、このようなサーマ
ルインクジェットヘッドにおいては、モノクロ印刷ばか
りでなく、三原色のインクをそれぞれ吐出してフルカラ
ー印刷を行う構成のものもある。
に高温に加熱された物体を液体中に漬けた場合と、液体
と接する物体の表面温度を急激に上げた場合とに発現す
るが、サーマルインクジェットプリンタに用いられる膜
沸騰現象は後者の「液体と接する物体の表面温度を急激
に上げる」方法によっている。また、このようなサーマ
ルインクジェットヘッドにおいては、モノクロ印刷ばか
りでなく、三原色のインクをそれぞれ吐出してフルカラ
ー印刷を行う構成のものもある。
【0004】尚、上記インク滴の吐出方向には、発熱素
子の発熱面に垂直な方向に吐出する構成のものと、発熱
素子の発熱面に平行な方向へ吐出する構成のものとがあ
る。一方、フルカラー用サーマルインクジェットヘッド
の製法として、シリコンLSI形成処理技術と薄膜技術
を利用して、複数の発熱素子とこれらを個々に駆動する
駆動回路とインク供給路とインク吐出ノズル(オリフィ
ス)とを一枚のシリコンチップ上に一括してモノリシッ
ク(monolithic)に形成する方法がある。
子の発熱面に垂直な方向に吐出する構成のものと、発熱
素子の発熱面に平行な方向へ吐出する構成のものとがあ
る。一方、フルカラー用サーマルインクジェットヘッド
の製法として、シリコンLSI形成処理技術と薄膜技術
を利用して、複数の発熱素子とこれらを個々に駆動する
駆動回路とインク供給路とインク吐出ノズル(オリフィ
ス)とを一枚のシリコンチップ上に一括してモノリシッ
ク(monolithic)に形成する方法がある。
【0005】この方法によれば、例えば幅が10mmの
シリコンチップ上に解像度が360dpi(ドット/イ
ンチ)の印字ヘッドであれば128個の発熱素子と駆動
回路とオリフィス(一般には導波管等の終端または壁面
に形成されたエネルギー伝達用の孔又は窓の意に用いら
れてきた用語)を形成することができ、また、解像度が
720dpiの場合であれば256個の発熱素子と駆動
回路とオリフィスを形成することができる。
シリコンチップ上に解像度が360dpi(ドット/イ
ンチ)の印字ヘッドであれば128個の発熱素子と駆動
回路とオリフィス(一般には導波管等の終端または壁面
に形成されたエネルギー伝達用の孔又は窓の意に用いら
れてきた用語)を形成することができ、また、解像度が
720dpiの場合であれば256個の発熱素子と駆動
回路とオリフィスを形成することができる。
【0006】図8(a) は、そのようなフルカラー用のサ
ーマルインクジェットヘッドの基板(チップ)をシリコ
ンウエハ上に多数形成した状態を示す図であり、同図
(b) は、1チップの模式的拡大図、同図(c) は、そのA
−A′断面矢視図である。同図(a) に示すシリコンウエ
ハ1は、6インチ径のものを示しており、このウエハ1
から15mm×10mmの寸法のチップ2が92個採取
できる。同図(b),(c) はそれらの92個のチップ2の中
の1つを拡大して示している。
ーマルインクジェットヘッドの基板(チップ)をシリコ
ンウエハ上に多数形成した状態を示す図であり、同図
(b) は、1チップの模式的拡大図、同図(c) は、そのA
−A′断面矢視図である。同図(a) に示すシリコンウエ
ハ1は、6インチ径のものを示しており、このウエハ1
から15mm×10mmの寸法のチップ2が92個採取
できる。同図(b),(c) はそれらの92個のチップ2の中
の1つを拡大して示している。
【0007】同図(b),(c) に示すチップ2は、全工程の
およそ1/3を終了した状態の基板を示しており、そこ
には破線で示すように4つの駆動回路ブロック(以下、
単に駆動回路という)3が形成され、4本のインク供給
路4が刻設され、駆動回路3とインク供給路4の間に
は、図には示していないが128個又は256個の発熱
素子が形成されている。そして、各インク供給路4に
は、そのインク供給路4からチップ2の反対側の面に貫
通するインク給送孔5が形成されている。
およそ1/3を終了した状態の基板を示しており、そこ
には破線で示すように4つの駆動回路ブロック(以下、
単に駆動回路という)3が形成され、4本のインク供給
路4が刻設され、駆動回路3とインク供給路4の間に
は、図には示していないが128個又は256個の発熱
素子が形成されている。そして、各インク供給路4に
は、そのインク供給路4からチップ2の反対側の面に貫
通するインク給送孔5が形成されている。
【0008】ところで、インクは全ての発熱素子に均等
に供給されるべきものであるから、4本のインク供給路
4に外部のインクタンクからインクを供給する4個のイ
ンク給送孔5は、いずれも同一の大きさでなければなら
ない。この大きさが異なると、インク流通のコンダクタ
ンスが異なってくるため均等な印字が出来なくなってく
る。図8(b),(c) でインク給送孔5がいずれも同一の大
きさの丸孔に形成されているのは上記の理由に拠ってい
る。
に供給されるべきものであるから、4本のインク供給路
4に外部のインクタンクからインクを供給する4個のイ
ンク給送孔5は、いずれも同一の大きさでなければなら
ない。この大きさが異なると、インク流通のコンダクタ
ンスが異なってくるため均等な印字が出来なくなってく
る。図8(b),(c) でインク給送孔5がいずれも同一の大
きさの丸孔に形成されているのは上記の理由に拠ってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、同図(b) に
示すように、本来、チップ2の大きさは、若しインク給
送孔5が無いものとすれば、左端のインク供給路4から
やや離れた図の一点鎖線6で示す位置でチップ2をカッ
ティングすることができる。しかし、インク給送孔5が
在るために、一点鎖線6の位置よりも更に左方に幅が広
がった縁7でカッティングしなければならない。つま
り、一点鎖線6の位置から縁7まで距離Bだけ縁代を大
きく設定する必要がある。
示すように、本来、チップ2の大きさは、若しインク給
送孔5が無いものとすれば、左端のインク供給路4から
やや離れた図の一点鎖線6で示す位置でチップ2をカッ
ティングすることができる。しかし、インク給送孔5が
在るために、一点鎖線6の位置よりも更に左方に幅が広
がった縁7でカッティングしなければならない。つま
り、一点鎖線6の位置から縁7まで距離Bだけ縁代を大
きく設定する必要がある。
【0010】一般に、このようなチップ2は、同図(a)
に示すように、1枚のウエハ1に92個も配置するので
あるから、1個のチップ2の寸法が僅か変化しただけで
も合計の取り数に大きな差が発生する。したがって、チ
ップ2の寸法は、これを極力小さくして、1枚のウエハ
1から取れるチップ2の数を増やして、ウエハの歩留ま
りを向上させなくてはならない。
に示すように、1枚のウエハ1に92個も配置するので
あるから、1個のチップ2の寸法が僅か変化しただけで
も合計の取り数に大きな差が発生する。したがって、チ
ップ2の寸法は、これを極力小さくして、1枚のウエハ
1から取れるチップ2の数を増やして、ウエハの歩留ま
りを向上させなくてはならない。
【0011】したがって、上記のように縁代が広いと、
その分だけチップ2が大きくなって歩留まりの向上を阻
害する。特にサーマルインクジェットヘッドの小型化を
図るために1個の駆動回路で2列の発熱素子を時分割で
駆動するようにした構成のものでは上記の広い縁代の問
題が一層顕著になる。
その分だけチップ2が大きくなって歩留まりの向上を阻
害する。特にサーマルインクジェットヘッドの小型化を
図るために1個の駆動回路で2列の発熱素子を時分割で
駆動するようにした構成のものでは上記の広い縁代の問
題が一層顕著になる。
【0012】図9(a) は、そのような1個の駆動回路で
2列の発熱素子を時分割で駆動する構成のサーマルイン
クジェットヘッドのチップを示す図である。同図に示す
ように、駆動回路3を挟んで2本のインク供給路4a及
び4bが形成されている。この場合も図示はしていない
が、2本のインク供給路4a及び4bと駆動回路3の間
には、128個又は256個の発熱素子群からなる発熱
素子列がそれぞれ形成されている。
2列の発熱素子を時分割で駆動する構成のサーマルイン
クジェットヘッドのチップを示す図である。同図に示す
ように、駆動回路3を挟んで2本のインク供給路4a及
び4bが形成されている。この場合も図示はしていない
が、2本のインク供給路4a及び4bと駆動回路3の間
には、128個又は256個の発熱素子群からなる発熱
素子列がそれぞれ形成されている。
【0013】このチップは、駆動回路を2つ減らした分
だけ図8(b),(c) に示すチップ2よりも小型ではある
が、この構成はインク供給路がチップの両側にくるた
め、図8(b) に示したインク給送孔5のための広い縁代
Bが、チップの片側だけでなく両側に必要になってい
る。このため、折角、チップの形状を小型にしても、か
えってチップが小型になっただけ、倍に増えた縁代(B
×2)の全体に占める割合が大きくなって、極めて歩留
まりの悪い結果となっている。
だけ図8(b),(c) に示すチップ2よりも小型ではある
が、この構成はインク供給路がチップの両側にくるた
め、図8(b) に示したインク給送孔5のための広い縁代
Bが、チップの片側だけでなく両側に必要になってい
る。このため、折角、チップの形状を小型にしても、か
えってチップが小型になっただけ、倍に増えた縁代(B
×2)の全体に占める割合が大きくなって、極めて歩留
まりの悪い結果となっている。
【0014】図9(b) は、チップの歩留まりを向上させ
るためにチップの寸法を小さく形成する方法を示す図で
ある。同図に示すチップ2′は、図8(b) に示したチッ
プ2の縁代Bを削減すべく工夫されたものである。この
図9(b) に示すチップ2′は、内側の3本のインク供給
路4に対応するインク給送孔5は、図8(b),(c) の場合
と同様に円形であるが、図9(b) では、左端のインク供
給路4に対応するインク給送孔5′はやや歪んだ楕円形
になっている。つまり、インク供給路4から左方へはみ
出さないようにし、その代わりに、つまり左方への広が
りを抑えた分だけ、上下に広げて、全体の大きさ(断面
積)を他の3個のインク給送孔5と同一になるようにし
たものである。
るためにチップの寸法を小さく形成する方法を示す図で
ある。同図に示すチップ2′は、図8(b) に示したチッ
プ2の縁代Bを削減すべく工夫されたものである。この
図9(b) に示すチップ2′は、内側の3本のインク供給
路4に対応するインク給送孔5は、図8(b),(c) の場合
と同様に円形であるが、図9(b) では、左端のインク供
給路4に対応するインク給送孔5′はやや歪んだ楕円形
になっている。つまり、インク供給路4から左方へはみ
出さないようにし、その代わりに、つまり左方への広が
りを抑えた分だけ、上下に広げて、全体の大きさ(断面
積)を他の3個のインク給送孔5と同一になるようにし
たものである。
【0015】しかしながら、このようにインク給送孔5
及び5′のように形状が一定していないと、このチップ
2′をサーマルインクジェットヘッドとして完成させて
ウエハ1から切り出した後の工程で、このヘッドの裏面
に重ね合わせてインク給送孔5及び5′に係合させるべ
きインク供給コネクタ(又はソケット)に基本形と異形
の2種類の形状のものを用意する必要が生じてくる。こ
のように異形の部材を別個に必要とする構成は、加工工
程や組み立て工程に面倒を伴い、作業能率上の大きな阻
害要因となって問題があった。
及び5′のように形状が一定していないと、このチップ
2′をサーマルインクジェットヘッドとして完成させて
ウエハ1から切り出した後の工程で、このヘッドの裏面
に重ね合わせてインク給送孔5及び5′に係合させるべ
きインク供給コネクタ(又はソケット)に基本形と異形
の2種類の形状のものを用意する必要が生じてくる。こ
のように異形の部材を別個に必要とする構成は、加工工
程や組み立て工程に面倒を伴い、作業能率上の大きな阻
害要因となって問題があった。
【0016】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
同一形状のインク給送孔を備え且つ材料歩留りを向上さ
せた小型なサーマルインクジェットヘッドを提供するこ
とである。
同一形状のインク給送孔を備え且つ材料歩留りを向上さ
せた小型なサーマルインクジェットヘッドを提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明のサーマ
ルインクジェットヘッドの構成を述べる。本発明のサー
マルインクジェットヘッドは、基板上に、アレー状に配
列された複数の発熱素子からなる発熱素子列と、該発熱
素子列の複数の発熱素子を駆動する駆動回路と、上記発
熱素子列の個々の発熱素子上にインクを供給するインク
供給路と、該インク供給路に連通し該インク供給路にイ
ンクを送るインク給送孔と、上記発熱素子に対応して配
置されたオリフィスとを、モノリシックに形成し、上記
発熱素子上にインクを供給し、該発熱素子を選択的に加
熱し、該加熱された発熱素子と上記インクとの界面に気
泡を発生させることにより、上記オリフィスよりインク
滴を吐出するインクジェットヘッドであって、上記イン
ク給送孔は、上記基板の上記インク供給路が形成されて
いる領域外の部分において上記インク供給路形成面の反
対側面に開口し、連設された通路を介して上記インク供
給路と連通するように構成される。
ルインクジェットヘッドの構成を述べる。本発明のサー
マルインクジェットヘッドは、基板上に、アレー状に配
列された複数の発熱素子からなる発熱素子列と、該発熱
素子列の複数の発熱素子を駆動する駆動回路と、上記発
熱素子列の個々の発熱素子上にインクを供給するインク
供給路と、該インク供給路に連通し該インク供給路にイ
ンクを送るインク給送孔と、上記発熱素子に対応して配
置されたオリフィスとを、モノリシックに形成し、上記
発熱素子上にインクを供給し、該発熱素子を選択的に加
熱し、該加熱された発熱素子と上記インクとの界面に気
泡を発生させることにより、上記オリフィスよりインク
滴を吐出するインクジェットヘッドであって、上記イン
ク給送孔は、上記基板の上記インク供給路が形成されて
いる領域外の部分において上記インク供給路形成面の反
対側面に開口し、連設された通路を介して上記インク供
給路と連通するように構成される。
【0018】上記インク給送孔は、例えば請求項2記載
のように、上記基板に区画化して形成された駆動回路の
形成領域又は形成領域とその近傍部分に配置されて構成
される。
のように、上記基板に区画化して形成された駆動回路の
形成領域又は形成領域とその近傍部分に配置されて構成
される。
【0019】また、上記発熱素子列は、例えば請求項3
記載のように、複数列に形成され、これら複数列の発熱
素子列が1区画の上記駆動回路により時分割で駆動され
るように構成される。そして、例えば請求項4記載のよ
うに、上記発熱素子列及び上記インク供給路は、異なる
色のインク毎に対応して形成され、該異なる色のインク
を供給する複数の上記インク給送孔は1区画の上記駆動
回路の形成領域又は形成領域とその近傍部分に配置され
るように構成される。
記載のように、複数列に形成され、これら複数列の発熱
素子列が1区画の上記駆動回路により時分割で駆動され
るように構成される。そして、例えば請求項4記載のよ
うに、上記発熱素子列及び上記インク供給路は、異なる
色のインク毎に対応して形成され、該異なる色のインク
を供給する複数の上記インク給送孔は1区画の上記駆動
回路の形成領域又は形成領域とその近傍部分に配置され
るように構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a),(b),(c) 、図2(a),
(b),(c) 、図3(a),(b),(c) 及び図4(a),(b),(c) は、
一実施の形態におけるインクジェットヘッドの基本的な
製造方法を工程順に示す図である。図1(a),(b),(c) は
それぞれ概略の平面図と断面図を示しており、図2(a)
、図3(a) 及び図4(a) はそれぞれ図1(a),(b),(c)
の平面図を一部拡大して詳細に示す図、図2(b) は図2
(a) のA−A′断面矢視図、図2(c)は同じく図2(a)
のB−B′断面矢視図を示し、図3(b),(c) は、図3
(a) の図2(b),(c) と同一部分の断面図、図4(b),(c)
は、図4(a) の図2(b),(c) と同一部分の断面図であ
る。また、図1(a),(b),(c) のそれぞれ下に示している
断面図は、図2(b) 、図3(b) 及び図4(b) に示す断面
図と同一のものである。
を参照しながら説明する。図1(a),(b),(c) 、図2(a),
(b),(c) 、図3(a),(b),(c) 及び図4(a),(b),(c) は、
一実施の形態におけるインクジェットヘッドの基本的な
製造方法を工程順に示す図である。図1(a),(b),(c) は
それぞれ概略の平面図と断面図を示しており、図2(a)
、図3(a) 及び図4(a) はそれぞれ図1(a),(b),(c)
の平面図を一部拡大して詳細に示す図、図2(b) は図2
(a) のA−A′断面矢視図、図2(c)は同じく図2(a)
のB−B′断面矢視図を示し、図3(b),(c) は、図3
(a) の図2(b),(c) と同一部分の断面図、図4(b),(c)
は、図4(a) の図2(b),(c) と同一部分の断面図であ
る。また、図1(a),(b),(c) のそれぞれ下に示している
断面図は、図2(b) 、図3(b) 及び図4(b) に示す断面
図と同一のものである。
【0021】尚、これらの図では、説明の便宜上、いず
れもフルカラー用インクジェットヘッドの1個の発熱ヘ
ッド(モノクロ用インクジェットヘッドの構成と同じ)
のみを示しているが、実際にはこのような発熱ヘッドが
複数個(3個又は4個)連なった形状のものが、1枚の
シリコン基板上に形成される。
れもフルカラー用インクジェットヘッドの1個の発熱ヘ
ッド(モノクロ用インクジェットヘッドの構成と同じ)
のみを示しているが、実際にはこのような発熱ヘッドが
複数個(3個又は4個)連なった形状のものが、1枚の
シリコン基板上に形成される。
【0022】最初に、基本的な製造方法について説明す
る。先ず、工程1として、4インチ以上のシリコン基板
にLSI形成処理により駆動回路とその端子を形成する
と共に、厚さ1〜2μmの酸化膜と個別配線電極を形成
する。次に、工程2として、薄膜技術を用いて、Ta−
Si−Oなどからなる微細抵抗(発熱素子)を形成す
る。この工程で発熱抵抗体(発熱素子)の位置が決めら
れる。
る。先ず、工程1として、4インチ以上のシリコン基板
にLSI形成処理により駆動回路とその端子を形成する
と共に、厚さ1〜2μmの酸化膜と個別配線電極を形成
する。次に、工程2として、薄膜技術を用いて、Ta−
Si−Oなどからなる微細抵抗(発熱素子)を形成す
る。この工程で発熱抵抗体(発熱素子)の位置が決めら
れる。
【0023】図1(a) 及び図2(a),(b),(c) は、上記の
工程1及び工程2が終了した直後の状態を示している。
すなわち、シリコン基板10上には共通電極12、共通
電極給電端子13(図1(a) 参照)、個別配線電極1
4、多数の発熱抵抗体(発熱素子)15からなる発熱素
子列11、区画化された駆動回路16及び駆動回路端子
17(図1(a) 参照)が形成されている。
工程1及び工程2が終了した直後の状態を示している。
すなわち、シリコン基板10上には共通電極12、共通
電極給電端子13(図1(a) 参照)、個別配線電極1
4、多数の発熱抵抗体(発熱素子)15からなる発熱素
子列11、区画化された駆動回路16及び駆動回路端子
17(図1(a) 参照)が形成されている。
【0024】続いて、工程3として、個々のインク吐出
口に対応するインク溝を形成すべく感光性ポリイミドな
どの有機材料からなる隔壁部材をコーティングにより高
さ20μm程度に積層し、これをパターン化した後に、
300℃〜400℃の熱を30分〜60分加えるキュア
(乾燥硬化、焼成)を行い、高さ10μmの上記感光性
ポリイミドによる隔壁をシリコン基板上に形成・固着さ
せる。更に、工程4として、ウェットエッチングまたは
サンドブラスト法などにより上記シリコン基板の面(図
では上面)に溝状のインク供給路を形成し、更にこのイ
ンク供給路に連通し下面に開口するインク給送孔を形成
する。
口に対応するインク溝を形成すべく感光性ポリイミドな
どの有機材料からなる隔壁部材をコーティングにより高
さ20μm程度に積層し、これをパターン化した後に、
300℃〜400℃の熱を30分〜60分加えるキュア
(乾燥硬化、焼成)を行い、高さ10μmの上記感光性
ポリイミドによる隔壁をシリコン基板上に形成・固着さ
せる。更に、工程4として、ウェットエッチングまたは
サンドブラスト法などにより上記シリコン基板の面(図
では上面)に溝状のインク供給路を形成し、更にこのイ
ンク供給路に連通し下面に開口するインク給送孔を形成
する。
【0025】図1(b) 及び図3(a),(b),(c) は、上述の
工程3及び工程4が終了した直後の状態を示している。
すなわち、溝状のインク供給路18及びインク給送孔2
0が形成され、インク供給路18の左側に位置する共通
電極12部分と、右方の個別配線電極14が配設されて
いる部分、及び各発熱抵抗体15と発熱抵抗体15の間
に、隔壁19(19、19−1、19−2)が形成され
ている。隔壁19の上記各発熱抵抗体15間に積層され
る部分は、個別配線電極14上の部分19−1を櫛の胴
とすれば、各発熱抵抗体15間に伸び出す部分19−2
は櫛の歯に相当する形状をなしている。これにより、こ
の櫛の歯を仕切り壁として、その歯と歯の間の付け根部
分に発熱抵抗体15が位置する微細なインク溝が、発熱
抵抗体15の数だけ形成される。この櫛の歯の長さを変
えることによりインクの流通するコンダクタンスが変わ
り、また隣接するインク溝を流動するインク間の干渉に
も影響する。
工程3及び工程4が終了した直後の状態を示している。
すなわち、溝状のインク供給路18及びインク給送孔2
0が形成され、インク供給路18の左側に位置する共通
電極12部分と、右方の個別配線電極14が配設されて
いる部分、及び各発熱抵抗体15と発熱抵抗体15の間
に、隔壁19(19、19−1、19−2)が形成され
ている。隔壁19の上記各発熱抵抗体15間に積層され
る部分は、個別配線電極14上の部分19−1を櫛の胴
とすれば、各発熱抵抗体15間に伸び出す部分19−2
は櫛の歯に相当する形状をなしている。これにより、こ
の櫛の歯を仕切り壁として、その歯と歯の間の付け根部
分に発熱抵抗体15が位置する微細なインク溝が、発熱
抵抗体15の数だけ形成される。この櫛の歯の長さを変
えることによりインクの流通するコンダクタンスが変わ
り、また隣接するインク溝を流動するインク間の干渉に
も影響する。
【0026】この後、工程5として、ポリイミドからな
る厚さ10〜30μmのフィルムのオリフィス板を、そ
の片面に接着剤としての熱可塑性ポリイミドを極薄に例
えば厚さ2〜5μmにコーテングし、上記積層構造の最
上層に張り付けて、隔壁19−2によって形成されたイ
ンク溝に蓋をし、これにより、個別の微細通路(インク
溝坑)を形成する。そして、200〜300℃で加熱し
ながら加圧してオリフィス板を固着させる。続いて、N
i、Cu又はAlなどの厚さ0.5〜1μm程度の金属
膜を形成する。
る厚さ10〜30μmのフィルムのオリフィス板を、そ
の片面に接着剤としての熱可塑性ポリイミドを極薄に例
えば厚さ2〜5μmにコーテングし、上記積層構造の最
上層に張り付けて、隔壁19−2によって形成されたイ
ンク溝に蓋をし、これにより、個別の微細通路(インク
溝坑)を形成する。そして、200〜300℃で加熱し
ながら加圧してオリフィス板を固着させる。続いて、N
i、Cu又はAlなどの厚さ0.5〜1μm程度の金属
膜を形成する。
【0027】更に、工程6として、オリフィス板の上の
金属膜をパターン化して、ポリイミドを選択的にエッチ
ングするマスクを形成し、続いて、オリフィス板をEC
Rなどのドライエッチングなどにより上記の金属膜マス
クに従って40μmφ〜20μmφの孔空けをして多数
のノズル孔(オリフィスともいう)を一括形成する。
尚、孔空けはエキシマレーザなどを用いて行ってもよ
い。
金属膜をパターン化して、ポリイミドを選択的にエッチ
ングするマスクを形成し、続いて、オリフィス板をEC
Rなどのドライエッチングなどにより上記の金属膜マス
クに従って40μmφ〜20μmφの孔空けをして多数
のノズル孔(オリフィスともいう)を一括形成する。
尚、孔空けはエキシマレーザなどを用いて行ってもよ
い。
【0028】図1(c) 及び図4(a),(b),(c) は、上述し
た工程5と工程6が終了した直後の状態を示している。
すなわち、オリフィス板21が駆動回路16と給電端子
13及び17の部分を除く全領域を覆っており、上記の
インク溝も上を覆われて隔壁19の厚さ10μmに対応
する高さの坑状のインク溝22を形成している。そし
て、オリフィス板21には、発熱抵抗体15に対応する
部分にノズル孔(オリフィス)23がドライエッチング
によって形成されており、これにより、1列のノズル孔
23を備えた発熱ヘッド24が完成する。
た工程5と工程6が終了した直後の状態を示している。
すなわち、オリフィス板21が駆動回路16と給電端子
13及び17の部分を除く全領域を覆っており、上記の
インク溝も上を覆われて隔壁19の厚さ10μmに対応
する高さの坑状のインク溝22を形成している。そし
て、オリフィス板21には、発熱抵抗体15に対応する
部分にノズル孔(オリフィス)23がドライエッチング
によって形成されており、これにより、1列のノズル孔
23を備えた発熱ヘッド24が完成する。
【0029】このようにオリフィス板21を張り付け
て、その後で、下地のパターンつまり発熱抵抗体15の
位置に合わせてオリフィス孔を加工することは、予めオ
リフィス孔を加工したオリフィス板を張り合わせるより
も、遥かに生産性の高い実用性のある方法である。ま
た、ドライエッチングによる場合は、マスクはNi、C
u、又はAlなどの金属膜を使うことで樹脂と金属膜と
の選択比が概略100程度得られる。したがって、20
〜40μmのポリイミドフィルムのエッチングには1μ
m以下の金属膜でマスクを形成することで十分である。
て、その後で、下地のパターンつまり発熱抵抗体15の
位置に合わせてオリフィス孔を加工することは、予めオ
リフィス孔を加工したオリフィス板を張り合わせるより
も、遥かに生産性の高い実用性のある方法である。ま
た、ドライエッチングによる場合は、マスクはNi、C
u、又はAlなどの金属膜を使うことで樹脂と金属膜と
の選択比が概略100程度得られる。したがって、20
〜40μmのポリイミドフィルムのエッチングには1μ
m以下の金属膜でマスクを形成することで十分である。
【0030】ここまでが、ウエハの状態で処理される。
そして、最後に、工程7として、ダイシングソーなどを
用いてカッテングして、単位毎に個別に分割し、実装基
板にダイスボンデングし、端子接続して完成する。
そして、最後に、工程7として、ダイシングソーなどを
用いてカッテングして、単位毎に個別に分割し、実装基
板にダイスボンデングし、端子接続して完成する。
【0031】尚、上記の例では、駆動回路16が露出し
た状態で示されているが、実際には保護膜が形成されて
いる。また、保護膜を後からわざわざ形成するのではな
く、オリフィス板21を図1(c) (図4(a),(b),(c) も
同じ)の右方に延長して積層するようにして、オリフィ
ス板21に駆動回路16の保護膜を兼用させるようにし
てもよい。
た状態で示されているが、実際には保護膜が形成されて
いる。また、保護膜を後からわざわざ形成するのではな
く、オリフィス板21を図1(c) (図4(a),(b),(c) も
同じ)の右方に延長して積層するようにして、オリフィ
ス板21に駆動回路16の保護膜を兼用させるようにし
てもよい。
【0032】上記の1列のノズル孔23を備えた発熱ヘ
ッド24はモノクロ用インクジェットヘッドの構成であ
るが、通常フルカラー印字においては、前述したよう
に、減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の3色に、文字や画像の黒部分に
専用されるブラック(Bk)を加えて合計4色のインク
を必要とする。したがって、最低でも4列のノズル列が
必要である。そして、上述した製造方法によれば4列の
発熱ヘッドをモノリシックに構成することは可能であ
り、各列の位置関係も今日の半導体の製造技術により正
確に配置することが可能である。
ッド24はモノクロ用インクジェットヘッドの構成であ
るが、通常フルカラー印字においては、前述したよう
に、減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の3色に、文字や画像の黒部分に
専用されるブラック(Bk)を加えて合計4色のインク
を必要とする。したがって、最低でも4列のノズル列が
必要である。そして、上述した製造方法によれば4列の
発熱ヘッドをモノリシックに構成することは可能であ
り、各列の位置関係も今日の半導体の製造技術により正
確に配置することが可能である。
【0033】図5(a) は、上述の発熱ヘッド24を4列
並べてフルカラーのインクジェットヘッドを構成した状
態を示す図である。尚、同図(a) は、発熱ヘッド24が
4列並んだ構成を分かり易く示すため、図1(a) に示し
たと同様に工程1〜工程2まで終了した状態のものを示
している。
並べてフルカラーのインクジェットヘッドを構成した状
態を示す図である。尚、同図(a) は、発熱ヘッド24が
4列並んだ構成を分かり易く示すため、図1(a) に示し
たと同様に工程1〜工程2まで終了した状態のものを示
している。
【0034】同図(a) に示すように、インクジェットヘ
ッド25は、大きな基板10−2上に、4個の発熱ヘッ
ド24(24a、24b、24c、24d)が並んで配
置されて形成される。このインクジェットヘッド25
は、例えばインク供給路18aから発熱ヘッド24aの
インク溝22(図1(c) 及び図4(b) 参照)にMインク
が供給され、インク供給路18bから発熱ヘッド24b
のインク溝22にCインクが供給され、インク供給路1
8cから発熱ヘッド24cのインク溝22にYインクが
供給され、そして、インク供給路18dから発熱ヘッド
24dのインク溝22にBkインクが供給される。
ッド25は、大きな基板10−2上に、4個の発熱ヘッ
ド24(24a、24b、24c、24d)が並んで配
置されて形成される。このインクジェットヘッド25
は、例えばインク供給路18aから発熱ヘッド24aの
インク溝22(図1(c) 及び図4(b) 参照)にMインク
が供給され、インク供給路18bから発熱ヘッド24b
のインク溝22にCインクが供給され、インク供給路1
8cから発熱ヘッド24cのインク溝22にYインクが
供給され、そして、インク供給路18dから発熱ヘッド
24dのインク溝22にBkインクが供給される。
【0035】このインクジェットヘッド25は、印字に
際しては発熱抵抗体15(図2(a),(b) 参照)が印字情
報に応じて選択的に通電され、瞬時に発熱して膜沸騰現
象を発生させ、その発熱抵抗体15に対応するノズル孔
23からインク滴が吐出される。このようなインクジェ
ット方式ではインク滴はノズル孔23の径に対応する大
きさの略球形で吐出され、紙面上に略その倍の径の大き
さとなって印字される。
際しては発熱抵抗体15(図2(a),(b) 参照)が印字情
報に応じて選択的に通電され、瞬時に発熱して膜沸騰現
象を発生させ、その発熱抵抗体15に対応するノズル孔
23からインク滴が吐出される。このようなインクジェ
ット方式ではインク滴はノズル孔23の径に対応する大
きさの略球形で吐出され、紙面上に略その倍の径の大き
さとなって印字される。
【0036】このようにして得られるフルカラーのイン
クジェットヘッドは、解像度が360dpiの場合であ
れば128ノズル×4列=640ノズルを備えることが
可能であり、概略8.5mm×19.0mmの大きさの
ものまで作成可能である。また解像度が720dpiの
場合であれば256ノズル×4列=1280ノズルをほ
ぼ8.5mm×19.0mmの大きさの中に形成するこ
とが可能である。
クジェットヘッドは、解像度が360dpiの場合であ
れば128ノズル×4列=640ノズルを備えることが
可能であり、概略8.5mm×19.0mmの大きさの
ものまで作成可能である。また解像度が720dpiの
場合であれば256ノズル×4列=1280ノズルをほ
ぼ8.5mm×19.0mmの大きさの中に形成するこ
とが可能である。
【0037】また、同図(b) は、同図(a) の2つの発熱
ヘッド24aと24bが駆動回路16bを取り除いて合
体し、発熱ヘッド24cと24dが駆動回路16dを取
り除いて合体したような構成となって、やや小型の基板
10−3上にモノリシックに形成されたフルカラーサー
マルインクジェットヘッドを示している。
ヘッド24aと24bが駆動回路16bを取り除いて合
体し、発熱ヘッド24cと24dが駆動回路16dを取
り除いて合体したような構成となって、やや小型の基板
10−3上にモノリシックに形成されたフルカラーサー
マルインクジェットヘッドを示している。
【0038】この形式においては、一方の1区画の駆動
回路16a′が、その両側の2列の発熱素子列11a′
及び11b′を時分割駆動し、他方の1区画の駆動回路
16c′が、その両側の2列の発熱素子列11c′及び
11d′を時分割駆動している。上記4列の発熱素子列
11a′、11b′、11c′及び11d′へは、Mイ
ンク、Cインク、Yインク及びBkインクがインク供給
路18a′、18b′、18c′及び18d′を介して
それぞれ供給される。この形式のサーマルインクジェッ
トヘッドは、2列の発熱素子列11(11a′と11
b′又は11c′と11d′)が1区画の駆動回路16
(16a′又は16c′)を時分割で共有するため、印
字速度は遅くなるが、駆動回路16が2区画減った分だ
け小型のフルカラーサーマルインクジェットヘッドを構
成することができる。
回路16a′が、その両側の2列の発熱素子列11a′
及び11b′を時分割駆動し、他方の1区画の駆動回路
16c′が、その両側の2列の発熱素子列11c′及び
11d′を時分割駆動している。上記4列の発熱素子列
11a′、11b′、11c′及び11d′へは、Mイ
ンク、Cインク、Yインク及びBkインクがインク供給
路18a′、18b′、18c′及び18d′を介して
それぞれ供給される。この形式のサーマルインクジェッ
トヘッドは、2列の発熱素子列11(11a′と11
b′又は11c′と11d′)が1区画の駆動回路16
(16a′又は16c′)を時分割で共有するため、印
字速度は遅くなるが、駆動回路16が2区画減った分だ
け小型のフルカラーサーマルインクジェットヘッドを構
成することができる。
【0039】上記の構成において、本実施の形態におい
ては、図3(a),(b),(c) で説明した工程4において形成
されるインク給送孔の配置に、特別の工夫が凝らされて
いる。以下、これについて説明する。
ては、図3(a),(b),(c) で説明した工程4において形成
されるインク給送孔の配置に、特別の工夫が凝らされて
いる。以下、これについて説明する。
【0040】図6(a) は、図5(b) に示した構成を再掲
した図であり、図6(b) は、同図(a) の主要な下部構成
を透視的に示す図、同図(c) は、同図(b) のC−C′断
面矢視をソケット板と共に示す図である。
した図であり、図6(b) は、同図(a) の主要な下部構成
を透視的に示す図、同図(c) は、同図(b) のC−C′断
面矢視をソケット板と共に示す図である。
【0041】この小型フルカラーサーマルインクジェッ
トヘッド26は、図5(b) の説明とやや重複するが、図
6(b),(c) に示すように、基板10−3上にアレー状に
配列された1列が例えば128個又は256個の発熱素
子(図1(a) 及び図2(a) の発熱抵抗体15参照)から
なる4列の発熱素子列11(11a′と11b′又は1
1c′と11d′)と、これらの発熱素子列11の複数
の発熱素子を駆動する区画化された駆動回路16(16
a′、16c′)と、発熱素子列11の個々の発熱素子
上にインクを供給するインク供給路18(18a′、1
8b′、18c′、18d′)と、これら各インク供給
路18に連通し各インク供給路18にインクを供給する
インク給送孔27(27a、27b、27c、27d)
と、図1(c) 及び図4(a),(b),(c) に示したオリフィス
23と同様に各発熱素子に対向して設けられたオリフィ
スとをモノリシックに搭載して形成されている。
トヘッド26は、図5(b) の説明とやや重複するが、図
6(b),(c) に示すように、基板10−3上にアレー状に
配列された1列が例えば128個又は256個の発熱素
子(図1(a) 及び図2(a) の発熱抵抗体15参照)から
なる4列の発熱素子列11(11a′と11b′又は1
1c′と11d′)と、これらの発熱素子列11の複数
の発熱素子を駆動する区画化された駆動回路16(16
a′、16c′)と、発熱素子列11の個々の発熱素子
上にインクを供給するインク供給路18(18a′、1
8b′、18c′、18d′)と、これら各インク供給
路18に連通し各インク供給路18にインクを供給する
インク給送孔27(27a、27b、27c、27d)
と、図1(c) 及び図4(a),(b),(c) に示したオリフィス
23と同様に各発熱素子に対向して設けられたオリフィ
スとをモノリシックに搭載して形成されている。
【0042】上記のインク給送孔27は、基板10−3
のインク供給路18が形成されている領域外の部分とな
る区画化された駆動回路16が形成されている領域部分
(又は領域とその近傍部分に多少広がってもよい)に配
置して形成されている。そして、図6(b) のC−C″断
面矢視図である図4(c) に示すように、インク供給路1
8が形成されている面の反対側面に開口し、これに連設
されて形成されたインク通路20(20a、20b、2
0c、20d)を介してインク供給路18と連通してい
る。
のインク供給路18が形成されている領域外の部分とな
る区画化された駆動回路16が形成されている領域部分
(又は領域とその近傍部分に多少広がってもよい)に配
置して形成されている。そして、図6(b) のC−C″断
面矢視図である図4(c) に示すように、インク供給路1
8が形成されている面の反対側面に開口し、これに連設
されて形成されたインク通路20(20a、20b、2
0c、20d)を介してインク供給路18と連通してい
る。
【0043】これらのインク給送孔27は、サーマルイ
ンクジェットヘッド26が完成してシリコンウエハから
切り出された後、ソケット板28を下面に接着され、ソ
ケット孔29がインク給送孔27の開口部に連通する。
そして、外部のインクタンクから各色のインクが、ソケ
ット孔29、インク給送孔27及びインク通路20を介
して、インク供給路18に供給される。各ソケット孔2
9からは例えばインク給送孔27aにMインクが供給さ
れ、インク給送孔27bにCインクが供給され、インク
給送孔27cにYインクが供給され、そして、インク給
送孔27dにはBkインクが供給される。
ンクジェットヘッド26が完成してシリコンウエハから
切り出された後、ソケット板28を下面に接着され、ソ
ケット孔29がインク給送孔27の開口部に連通する。
そして、外部のインクタンクから各色のインクが、ソケ
ット孔29、インク給送孔27及びインク通路20を介
して、インク供給路18に供給される。各ソケット孔2
9からは例えばインク給送孔27aにMインクが供給さ
れ、インク給送孔27bにCインクが供給され、インク
給送孔27cにYインクが供給され、そして、インク給
送孔27dにはBkインクが供給される。
【0044】このように、異なる色のインク毎に対応し
て形成されたインク給送孔27aと27bが1区画の駆
動回路16a′が形成されている領域部分(又は領域と
その近傍部分)に配置され、同じく異なる色のインク毎
に対応して形成されたインク給送孔27cと27dが他
の1区画の駆動回路16c′が形成されている領域部分
(又は領域とその近傍部分でもよい)に配置されてい
る。
て形成されたインク給送孔27aと27bが1区画の駆
動回路16a′が形成されている領域部分(又は領域と
その近傍部分)に配置され、同じく異なる色のインク毎
に対応して形成されたインク給送孔27cと27dが他
の1区画の駆動回路16c′が形成されている領域部分
(又は領域とその近傍部分でもよい)に配置されてい
る。
【0045】このように、インク給送孔27がいずれも
1区画の駆動回路16が形成されている領域部分(又は
領域とその近傍部分)に配置されるので、基板10−3
の縁代部分が図9(a) に示したようにはみ出すことがな
く、したがって、基板10−3の縁代を最小限に設定し
て小型のサーマルインクジェットヘッド26を形成する
ことができる。
1区画の駆動回路16が形成されている領域部分(又は
領域とその近傍部分)に配置されるので、基板10−3
の縁代部分が図9(a) に示したようにはみ出すことがな
く、したがって、基板10−3の縁代を最小限に設定し
て小型のサーマルインクジェットヘッド26を形成する
ことができる。
【0046】尚、このように、インク給送孔27を1区
画の駆動回路16が形成されている領域部分に配置して
基板の縁代を減らす方法は、上記の1区画の駆動回路1
6で2列の発熱素子列11を駆動する形式のものに限る
ことなく、図5(a) に示した4連の発熱ヘッド構成のも
のであっても勿論可能である。
画の駆動回路16が形成されている領域部分に配置して
基板の縁代を減らす方法は、上記の1区画の駆動回路1
6で2列の発熱素子列11を駆動する形式のものに限る
ことなく、図5(a) に示した4連の発熱ヘッド構成のも
のであっても勿論可能である。
【0047】図7(a) は、図5(a) を再掲したもの、図
7(b) は同図(a) の主要な下部構成を透視的に示す図、
同図(c) は同図(a) の他の構成例を透視的に示す図、同
図(d) はそのD−D′断面矢視図である。同図(b) に示
すサーマルインクジェットヘッド25の例では、インク
給送孔27は、そのインクが給送される先の発熱素子列
を駆動すべき駆動回路16の領域下方にそれぞれ形成さ
れている。
7(b) は同図(a) の主要な下部構成を透視的に示す図、
同図(c) は同図(a) の他の構成例を透視的に示す図、同
図(d) はそのD−D′断面矢視図である。同図(b) に示
すサーマルインクジェットヘッド25の例では、インク
給送孔27は、そのインクが給送される先の発熱素子列
を駆動すべき駆動回路16の領域下方にそれぞれ形成さ
れている。
【0048】また、図7(c) に示す他の構成例のサーマ
ルインクジェットヘッド25′の場合は、駆動回路16
bの領域の下方に2個のインク給送孔が形成され、駆動
回路16cの領域の下方に他の2個のインク給送孔27
が形成されている。尚、図7(d) に示す断面図の下部に
は図6(c) の場合と同様にソケット板が接着される。ま
た、図7(b) には断面図を示していないが、この図7
(b) の場合も同様にチップ25の下部にソケット板が接
着される。
ルインクジェットヘッド25′の場合は、駆動回路16
bの領域の下方に2個のインク給送孔が形成され、駆動
回路16cの領域の下方に他の2個のインク給送孔27
が形成されている。尚、図7(d) に示す断面図の下部に
は図6(c) の場合と同様にソケット板が接着される。ま
た、図7(b) には断面図を示していないが、この図7
(b) の場合も同様にチップ25の下部にソケット板が接
着される。
【0049】また、上記いずれの場合もインク給送孔2
7はインク通路20によってインク供給路18に連通し
ており、また、これらのインク給送孔27は、いずれも
同一の形状と大きさである。
7はインク通路20によってインク供給路18に連通し
ており、また、これらのインク給送孔27は、いずれも
同一の形状と大きさである。
【0050】更に、本発明は、上記実施形態例のように
発熱素子面に垂直な方向にインクを吐出する方式に限ら
ず、発熱素子面に平行な方向にインクを吐出する方式の
サーマルインクジェットヘッドにも好適に適用すること
ができる。
発熱素子面に垂直な方向にインクを吐出する方式に限ら
ず、発熱素子面に平行な方向にインクを吐出する方式の
サーマルインクジェットヘッドにも好適に適用すること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、領域の比較的広い駆動回路の下方及びその近傍に
インク給送孔を配置するので、インク給送孔の大きさや
相互の位置関係に大きな制約を受けることがなく、した
がって、インク給送孔の同一形状で同一サイズの配置や
基板の縁代部分を避けた配置、あるいは基板の中央に対
称形に集中させた配置など自由に設計でき、これによ
り、基板サイズを小型化できると共に加工や組み立てが
容易になり、したがって、ウエハに対する材料歩留まり
の良い且つ作業効率の良い低廉なサーマルインクジェッ
トヘッドを提供することが可能となる。
れば、領域の比較的広い駆動回路の下方及びその近傍に
インク給送孔を配置するので、インク給送孔の大きさや
相互の位置関係に大きな制約を受けることがなく、した
がって、インク給送孔の同一形状で同一サイズの配置や
基板の縁代部分を避けた配置、あるいは基板の中央に対
称形に集中させた配置など自由に設計でき、これによ
り、基板サイズを小型化できると共に加工や組み立てが
容易になり、したがって、ウエハに対する材料歩留まり
の良い且つ作業効率の良い低廉なサーマルインクジェッ
トヘッドを提供することが可能となる。
【図1】(a),(b),(c) は一実施の形態におけるインクジ
ェットヘッドの基本的な製造方法を工程順に示す概略の
平面図と断面図である。
ェットヘッドの基本的な製造方法を工程順に示す概略の
平面図と断面図である。
【図2】(a) は図1(a) の平面図を一部拡大して詳細に
示す図、(b) は(a) のA−A′断面矢視図、(c) は(a)
のB−B′断面矢視図である。
示す図、(b) は(a) のA−A′断面矢視図、(c) は(a)
のB−B′断面矢視図である。
【図3】(a) は図1(b) の平面図を一部拡大して詳細に
示す図、(b),(c) は(a) の図2(b),(c) と同一部分の断
面図である。
示す図、(b),(c) は(a) の図2(b),(c) と同一部分の断
面図である。
【図4】(a) は図1(c) の平面図を一部拡大して詳細に
示す図、(b),(c) は(a) の図2(b),(c) と同一部分の断
面図である。
示す図、(b),(c) は(a) の図2(b),(c) と同一部分の断
面図である。
【図5】図1(c) の発熱ヘッドを4列並べてフルカラー
のサーマルインクジェットヘッドを構成したものを工程
1と工程2が終了した図1(a) の状態で示す図、(b) は
1区画の駆動回路で2列の発熱素子列を時分割で駆動す
るサーマルインクジェットヘッドを示す図である。
のサーマルインクジェットヘッドを構成したものを工程
1と工程2が終了した図1(a) の状態で示す図、(b) は
1区画の駆動回路で2列の発熱素子列を時分割で駆動す
るサーマルインクジェットヘッドを示す図である。
【図6】(a) は図5(b) に示した構成を再掲した図、
(b) は(a) の主要な下部構成を透視的に示す図、(c) は
(b) のC−C′断面矢視をソケット板と共に示す図であ
る。
(b) は(a) の主要な下部構成を透視的に示す図、(c) は
(b) のC−C′断面矢視をソケット板と共に示す図であ
る。
【図7】(a) は図5(a) に示した構成を再掲した図、
(b) は(a) の主要な下部構成を透視的に示す図、(c) は
(a) の他の構成例を透視的に示す図、(d) はそのD−
D′断面矢視図である。
(b) は(a) の主要な下部構成を透視的に示す図、(c) は
(a) の他の構成例を透視的に示す図、(d) はそのD−
D′断面矢視図である。
【図8】(a) は従来のフルカラー用サーマルインクジェ
ットヘッドの基板(チップ)をシリコンウエハ上に形成
した図、(b) はチップの模式的拡大図、(c) はそのA−
A′断面矢視図である。
ットヘッドの基板(チップ)をシリコンウエハ上に形成
した図、(b) はチップの模式的拡大図、(c) はそのA−
A′断面矢視図である。
【図9】(a) は従来の1個の駆動回路で2列の発熱素子
を時分割で駆動するサーマルインクジェットヘッドのチ
ップを示す図、(b) はチップの寸法を小さく形成する方
法を示す図である。
を時分割で駆動するサーマルインクジェットヘッドのチ
ップを示す図、(b) はチップの寸法を小さく形成する方
法を示す図である。
10、10−2、10−3 シリコン基板 11(11a、11b、11c、11d)、(11
a′、11b′、11c′、11d′) 発熱素子列 12 共通電極 13 共通電極給電端子 14 個別配線電極 15 発熱抵抗体(発熱素子) 16(16a、16b、16c、16d)、(16
a′、16c′) 区画化された駆動回路 17 駆動回路端子 18(18a、18b、18c、18d)、(18
a′、18b′、18c′、18d′) インク供給路 18−1 溝 18−2 溝壁 19 隔壁 19−1 櫛の胴相当部分 19−2 櫛の歯相当部分 20 インク給送孔(実際には連絡路) 21 オリフィス板 22 インク溝 23 ノズル孔(オリフィス) 24(24a、24b、24c、24d) 発熱ヘッド 25、26 フルカラーのインクジェットヘッド 27(27a、27b、27c、27d) インク給送
孔 28 ソケット板 29 ソケット孔
a′、11b′、11c′、11d′) 発熱素子列 12 共通電極 13 共通電極給電端子 14 個別配線電極 15 発熱抵抗体(発熱素子) 16(16a、16b、16c、16d)、(16
a′、16c′) 区画化された駆動回路 17 駆動回路端子 18(18a、18b、18c、18d)、(18
a′、18b′、18c′、18d′) インク供給路 18−1 溝 18−2 溝壁 19 隔壁 19−1 櫛の胴相当部分 19−2 櫛の歯相当部分 20 インク給送孔(実際には連絡路) 21 オリフィス板 22 インク溝 23 ノズル孔(オリフィス) 24(24a、24b、24c、24d) 発熱ヘッド 25、26 フルカラーのインクジェットヘッド 27(27a、27b、27c、27d) インク給送
孔 28 ソケット板 29 ソケット孔
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に、アレー状に配列された複数の
発熱素子からなる発熱素子列と、該発熱素子列の複数の
発熱素子を駆動する駆動回路と、前記発熱素子列の個々
の発熱素子上にインクを供給するインク供給路と、該イ
ンク供給路に連通し該インク供給路にインクを送るイン
ク給送孔と、前記発熱素子に対応して配置されたオリフ
ィスと、をモノリシックに形成し、前記発熱素子上にイ
ンクを供給し、該発熱素子を選択的に加熱し、該加熱さ
れた発熱素子と前記インクとの界面に気泡を発生させる
ことにより、前記オリフィスよりインク滴を吐出するイ
ンクジェットヘッドであって、 前記インク給送孔は、前記基板の前記インク供給路が形
成されている領域外の部分において前記インク供給路形
成面の反対側面に開口し、連設された通路を介して前記
インク供給路と連通することを特徴とするサーマルイン
クジェットヘッド。 - 【請求項2】 前記インク給送孔は、前記基板に区画化
して形成された前記駆動回路の形成領域又は形成領域と
その近傍部分に配置されることを特徴とする請求項1記
載のサーマルインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 前記発熱素子列は、複数列に形成され、
該複数列の発熱素子列が1区画の前記駆動回路により時
分割で駆動されることを特徴とする請求項1又は2記載
のサーマルインクジェットヘッド。 - 【請求項4】 前記発熱素子列及び前記インク供給路
は、異なる色のインク毎に対応して形成され、該異なる
色のインクを供給する複数の前記インク給送孔は1区画
の前記駆動回路の形成領域又は形成領域とその近傍部分
に配置されることを特徴とする請求項3記載のサーマル
インクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18579198A JP2000015812A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | サーマルインクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18579198A JP2000015812A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | サーマルインクジェットヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000015812A true JP2000015812A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16176967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18579198A Withdrawn JP2000015812A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | サーマルインクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000015812A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6764163B2 (en) | 2002-05-31 | 2004-07-20 | Lexmark International, Inc. | Heater configuration for tri-color heater chip |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP18579198A patent/JP2000015812A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6764163B2 (en) | 2002-05-31 | 2004-07-20 | Lexmark International, Inc. | Heater configuration for tri-color heater chip |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5030971A (en) | Precisely aligned, mono- or multi-color, `roofshooter` type printhead | |
US5463412A (en) | Liquid jet recording head with multiple liquid chambers | |
JP2994344B2 (ja) | インクジェットのプリントヘッド及びその形成方法 | |
US4899181A (en) | Large monolithic thermal ink jet printhead | |
JP2006123551A (ja) | ノズルプレートとそれを備えたインクジェットプリントヘッド及びノズルプレートの製造方法 | |
US6126277A (en) | Non-kogating, low turn on energy thin film structure for very low drop volume thermal ink jet pens | |
JPH04229276A (ja) | サーマル式ドロップ・オン・デマンド・インクジェット・プリントヘッド | |
JP2000334951A (ja) | マルチアレイ式インクジェット印字ヘッド | |
JP2000015812A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
US6231165B1 (en) | Inkjet recording head and inkjet apparatus provided with the same | |
JPH11245409A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JP2000015817A (ja) | インクジェットヘッド | |
JP2000127397A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JP3799871B2 (ja) | インクジェットプリンタヘッドの製造方法 | |
JP2638780B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
JP3762418B2 (ja) | インクジェットヘッド及びその製造方法 | |
JP2000015816A (ja) | インクジェットヘッド及びその製造方法 | |
JP2000006409A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH11245414A (ja) | 半導体基板、及び半導体基板を使用したサーマルインクジェットヘッド | |
JP3639920B2 (ja) | サーマルインクジェットヘッドの製造方法 | |
JP3331998B2 (ja) | インクジェットプリンタにおける吐出ノズルの形成方法 | |
JP2000127402A (ja) | サーマルインクジェットヘッド及びその製造方法 | |
JP2002029057A (ja) | インクジェットプリントヘッド | |
JP2883171B2 (ja) | 積層インクジェットプリントヘッド | |
JP3820794B2 (ja) | インクジェットプリントヘッド。 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |