JP2000015581A - バイス - Google Patents

バイス

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JP2000015581A
JP2000015581A JP10186710A JP18671098A JP2000015581A JP 2000015581 A JP2000015581 A JP 2000015581A JP 10186710 A JP10186710 A JP 10186710A JP 18671098 A JP18671098 A JP 18671098A JP 2000015581 A JP2000015581 A JP 2000015581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
movable
ferrule
movable body
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP10186710A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kayama
敏夫 加山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作物に変形を生じさせることない締付力の
チャッキング操作を容易にし、この締付力のチャッキン
グ状態を繰り返し安定して得る。 【解決手段】 固定側口金13を有する本体11と、本
体11に固定側口金13に対して接近及び離間する方向
に移動可能に設けた可動体15と、可動体15に固定側
口金13に対向して設けた可動側口金16を備える。可
動側口金16は前記接近及び離間する方向に並べた第1
口金161と第2口金162で構成される。第1口金1
61は可動体15に固定され、第2口金162は第1口
金161に対して接近及び離間する方向に移動可能に支
持される。第2口金162は調節手段18により第1口
金161から離間する方向に移動され、第2口金162
と固定側口金13間に介在された工作物の締付力を調節
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物を加工する
時にチャッキングするバイスに関し、さらに詳しくは、
プラスチック類などの薄物工作物をチャッキングするの
に好適なバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フライス盤やボール盤などで工作物をチ
ャッキングするバイス(万力)は、一般に、本体と、こ
の本体の一端上に突設した固定体と、この固定体の工作
物対向側面に固着した固定側口金と、本体上に案内面を
介して固定体に対し接近及び離間する方向に移動可能に
設けた可動体と、この可動体の工作物対向側面に固着し
た可動側口金と、可動体を案内面に沿って移動させると
ともに固定側口金と可動側口金間に介在された工作物に
締付力を付与するハンドル及びねじ軸付きの締付機構と
から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のバ
イスにおいて、工作物を固定側口金と可動側口金でチャ
ッキングする場合は、締付機構のハンドル及びねじ軸を
操作して可動体を固定体に接近する方向に移動させるこ
とで行う。このため、固定側口金と可動側口金による締
付力が工作物に変形などを生じさせることのない剛性の
高い工作物のチャッキングには問題がないが、薄物工作
物、特にプラスチック類のように剛性が低く変形し易い
工作物をチャッキングしようとすると、僅かな締付力の
変化でも、これらの工作物が変形してしまう。そこで、
工作物に変形が生じないように締付力を微調節しようと
すると、締付機構のハンドル操作が面倒で高度の技術を
要するとともに、工作物に変形を生じさせない締付力の
チャッキング状態を繰り返し安定して得るには相当の熟
練度を要するという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、本発明の目的は、工作物に変形を生じさ
せることない締付力のチャッキング操作を容易に行うこ
とができるとともに、この締付力のチャッキング状態を
繰り返し安定して得ることができるバイスを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、固定側口金を有する本体と、前記本体に
前記固定側口金に対して接近及び離間する方向に移動可
能に設けた可動体と、前記可動体に前記固定側口金に対
向して設けた可動側口金と、前記可動体を前記固定側口
金に対して接近及び離間させる方向に移動させる移動手
段とを備え、前記移動手段で前記可動体を前記固定側口
金に対し接近する方向に移動させることにより前記固定
側口金と前記可動側口金の間に介在される工作物を挟持
するバイスにおいて、前記可動側口金を、前記接近及び
離間する方向に並べた第1口金と第2口金で構成し、前
記第1口金を可動体に固定し、前記第2口金を第1口金
に対して接近及び離間する方向に移動可能に支持する支
持手段を設け、前記第2口金を前記第1口金から離間す
る方向に移動させて該第2口金と前記固定側口金間に介
在された工作物の締付力を調節する調節手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0006】本発明においては、調節手段により第2口
金を第1口金から離間する方向に移動させて第2口金と
固定側口金間に介在された工作物の締付力を微調節する
ことができるから、工作物に変形を生じさせることない
締付力のチャッキング操作を高度の技術及び熟練を要す
ることなく容易に行うことができるとともに、薄物工作
物に対する締付力のチャッキング状態を繰り返し安定し
て得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるバイスの実
施の形態について、図1ないし図4を参照して説明す
る。図1は本発明の実施の形態におけるバイスの全体構
成を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態における可
動側口金の一部を切り欠いて示す正面図、図3は図2の
A−A線に沿う断面図、図4は本発明の実施の形態にお
けるバイスにより薄物工作物をチャッキングした状態を
示す説明用断面図である。
【0008】図1において、フライス盤やボール盤など
で工作物をチャッキングするバイスは、フライス盤やボ
ール盤などテーブル上に固定される本体11と、この本
体11の一端上に突設した固定体12と、この固定体1
2の工作物対向側面に固着した固定側口金13と、本体
11に形成した案内面14上を固定側口金13に対して
接近及び離間する方向に移動可能に設けた可動体15
と、この可動体15の工作物対向側面に設けた可動側口
金16と、可動体15を案内面14に沿って移動させる
移動手段(図示省略)等を備えている。上記移動手段
は、可動体15を固定側口金13に対し接近する方向に
移動させることにより、固定側口金13と可動側口金1
6の間に介在される工作物W(図4参照)を挟持すると
ともに固定側口金13と可動側口金16間に介在された
工作物Wに締付力を付与する。
【0009】上記可動側口金16は、図1ないし及び図
3に示すように、前記接近及び離間する方向に並べた第
1口金161と第2口金162を備え、第1口金161
は可動体15の工作物対向側面に固定され、第2口金1
62は固定側口金13に対向するように配置され、第2
口金162は、支持手段17により第1口金161に対
して接近及び離間する方向に移動可能に支持されてい
る。また、第1口金161には、第2口金162を第1
口金161から離間する方向に移動させて、第2口金1
62と固定側口金13間に介在された工作物Wの締付力
を調節する調節手段18が設けられている。
【0010】上記支持手段17は、第1口金161の幅
方向の両側部において、第1口金161から水平にかつ
平行に突設した一対のガイドピン171を有し、この各
ガイドピン171は第2口金162を貫通することによ
り、第2口金162を第1口金161に対して接近及び
離間する方向に移動可能に支持する。なお、支持手段1
7は、図面に示す構成のものに限定されず、第1口金1
61または第2口金162の一方から水平に突設され、
第1口金161または第2口金162の他方に貫通され
第1口金161または第2口金162の他方を支持する
複数のガイドピンから構成される方式でもよい。
【0011】上記調整手段18は、第1口金161に該
第1口金161上面から前面に向け斜め下方に貫通して
第2口金162側へ開口するねじ穴181と、このねじ
穴181に進退可能に螺合されたねじ部材182とから
構成される。そして、上記ねじ穴181とねじ部材18
2は第1口金161の幅方向の中央に設けられる構成に
なっている。さらに、上記ねじ部材182にはトルクレ
ンチ19が係脱可能に結合される構成になっている。ま
た、第2口金162には、ねじ部材182の先端が係合
する係合面163が、ねじ部材182の先部に直角に交
わるように斜めに形成されている。
【0012】上記のように構成された本実施の形態のバ
イスを用いてプラスチック類の薄物工作物Wをチャッキ
ングする場合は、図4に示すように、固定側口金13と
可動側口金16間に位置する本体11上の一対の正直台
20を薄物工作物Wの長さに合わせた所定間隔離して配
置し、この正直台20に薄物工作物Wの両端部を載置す
る。かかる状態で、図示省略の移動手段を操作して可動
側口金16を含む可動体15を固定側口金13に接近す
る方向に移動させ、第2口金162が薄物工作物Wの端
面に軽く接触する程度まで移動させる。しかる後、トル
クレンチ19の先端をねじ部材182に結合して該ねじ
部材182をねじ穴181に対して螺入する方向に回転
させることにより、ねじ部材182を推進させ、ねじ部
材182の先端を第2口金162の係合面163に押し
当てることで、第2口金162をガイドピン171に沿
い固定側口金13に接近する方向に微移動させる。そし
て、第2口金162が薄物工作物Wの端面に押圧するこ
とにより、薄物工作物Wに締付力が作用すると、その反
作用でトルクレンチ19に薄物工作物Wの締付力に応じ
た締付回転力(トルク)が発生し、この締付回転力は薄
物工作物Wに対する締付力としてトルクレンチ19に付
された目盛に表示される。
【0013】従って、本実施の形態におけるバイスによ
れば、トルクレンチ19の指示目盛から薄物工作物Wの
締付力を知ることができる。すなわち、薄物工作物Wに
変形を生じさせることない締付力のチャッキング操作を
高度の技術及び熟練を要することなく容易に、かつ短時
間で行うことができ、しかも、薄物工作物に対する最適
な締付力のチャッキング状態を繰り返し安定して得るこ
とができるほか、フライス盤などによる薄物工作物Wの
面切削加工を高精度に行うことができる。
【0014】なお、上記の実施の形態では、調節手段1
8をねじ部材182により構成した場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されず、カムを用いた送り機
構やリンク機構などを用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、調
節手段により第2口金を第1口金から離間する方向に移
動させて第2口金と固定側口金間に介在された工作物の
締付力を微調節することができるから、薄物工作物に変
形を生じさせることない締付力のチャッキング操作を高
度の技術及び熟練を要することなく容易に行うことがで
きるとともに、薄物工作物に対する締付力のチャッキン
グ状態を繰り返し安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるバイスの全体構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における可動側口金の一部
を切り欠いて示す正面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるバイスにより薄物
工作物をチャッキングした状態を示す説明用断面図であ
る。
【符号の説明】
11……本体、12……固定体、13……固定側口金、
15……可動体、16……可動側口金、161……第1
口金、162……第2口金、17……支持手段、171
……ガイドピン、18……調整手段、181……ねじ
穴、182……ねじ部材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側口金を有する本体と、 前記本体に前記固定側口金に対して接近及び離間する方
    向に移動可能に設けた可動体と、 前記可動体に前記固定側口金に対向して設けた可動側口
    金と、 前記可動体を前記固定側口金に対して接近及び離間させ
    る方向に移動させる移動手段とを備え、 前記移動手段で前記可動体を前記固定側口金に対し接近
    する方向に移動させることにより前記固定側口金と前記
    可動側口金の間に介在される工作物を挟持するバイスに
    おいて、 前記可動側口金を、前記接近及び離間する方向に並べた
    第1口金と第2口金で構成し、 前記第1口金を可動体に固定し、 前記第2口金を第1口金に対して接近及び離間する方向
    に移動可能に支持する支持手段を設け、 前記第2口金を前記第1口金から離間する方向に移動さ
    せて該第2口金と前記固定側口金間に介在された工作物
    の締付力を調節する調節手段を設けた、 ことを特徴とするバイス。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、前記第1口金または第
    2口金の一方から水平に突設され、前記第1口金または
    第2口金の他方に貫通され第1口金または第2口金の他
    方を支持する複数のガイドピンから構成されることを特
    徴とする請求項1記載のバイス。
  3. 【請求項3】 前記ガイドピンは二つ設けられ、各ガイ
    ドピンは第1口金または第2口金の幅方向の両側に設け
    られていることを特徴とする請求項2記載のバイス。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記第1口金に該第1
    口金を貫通して前記第2口金側へ開口するねじ穴と、前
    記ねじ穴に進退可能に螺合されたねじ部材ととから構成
    されることを特徴とする請求項1記載のバイス。
  5. 【請求項5】 前記ねじ穴とねじ部材は第1口金の幅方
    向の中央に設けられることを特徴とする請求項4記載の
    バイス。
  6. 【請求項6】 前記ねじ穴は、前記第1口金を該第1口
    金の上面から前面に向け斜め下方に貫通されていること
    を特徴とする請求項4記載のバイス。
  7. 【請求項7】 前記第2口金には前記ねじ部材の先端が
    係合する係合面が形成されていることを特徴とする請求
    項4記載のバイス。
  8. 【請求項8】 前記ねじ部材にはトルクレンチが結合さ
    れることを特徴とする請求項4記載のバイス。
JP10186710A 1998-07-02 1998-07-02 バイス Pending JP2000015581A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014502218A (ja) * 2010-12-07 2014-01-30 ノルレム エスアーエス 締付・締付解除用クランプ

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