JP2000015460A - シャフトの摩擦圧接装置 - Google Patents

シャフトの摩擦圧接装置

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JP2000015460A
JP2000015460A JP10181998A JP18199898A JP2000015460A JP 2000015460 A JP2000015460 A JP 2000015460A JP 10181998 A JP10181998 A JP 10181998A JP 18199898 A JP18199898 A JP 18199898A JP 2000015460 A JP2000015460 A JP 2000015460A
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JP
Japan
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shaft member
jig
clamp
shaft
rotation holding
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Application number
JP10181998A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Iwano
和巨 岩野
Kazuhisa Sato
和久 佐藤
Yoshiaki Kawakami
義明 川上
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプ保持トルクが小さくてすみ、クラン
プ治具の小型化・耐久性の向上および製品の商品性の向
上が図れるプロペラシャフトの摩擦圧接装置を供する。 【解決手段】 中間のシャフト部材1の両端にそれぞれ
第1のシャフト部材2と第2のシャフト部材3を同時に
摩擦圧接するプロペラシャフトの摩擦圧接装置におい
て、前記中間のシャフト部材1をクランプ治具5が挟持
し、クランプ治具5により挟持された中間のシャフト部
材1の同軸一端側に第1のシャフト部材2を第1の回転
保持治具6が軸回転可能に保持し、前記クランプ治具5
により挟持された中間のシャフト部材1の同軸他端側に
前記第2のシャフト部材3を第2の回転保持治具7が軸
回転可能に保持し、第1の回転保持治具6と第2の回転
保持治具7が互いに逆方向に回転して第1のシャフト部
材2と第2のシャフト部材3を中間のシャフト部材1の
両端にそれぞれ軸方向に移動して近づけ回転しながら押
圧するシャフトの摩擦圧接装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロペラシャフト
等におけるシャフト部材の両端に第1,第2のシャフト
部材を摩擦圧接する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シャフトとシャフトスタブを摩擦圧接す
る従来の装置を、模式化して図2に示す。パイプ状をし
た中間シャフト部材01が挟持手段であるクランプ治具05
により外周面を挟圧されて固定支持される。
【0003】その中間シャフト部材01の両端同軸上に第
1,第2のシャフト部材である自在継手のヨーク02とシ
ャフトスタブ03がそれぞれ回転保持治具06,07に保持さ
れている。そして両回転保持治具06,07は同じ方向に回
転しながらヨーク02とシャフトスタブ03を中間シャフト
部材01に近づけ押圧して摩擦圧接していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中間シャフト部材01の
両端にそれぞれ加わる摩擦トルクの絶対値をt1,t2
とすると、クランプ治具05が中間シャフト部材01を回転
させずに挟持するクランプ保持トルクTは、t1+t2
となり、相当程度強固に挟着保持しなければならず、そ
のためクランプ治具05が大型化し、中間シャフト部材01
も不必要に高い剛性が要求され小型軽量化に反すること
になっていた。
【0005】クランプ保持強度が不足した場合は、クラ
ンプ治具05と中間シャフト部材01との間で滑りが生じ、
磨耗等によりクランプ治具05の耐久性を悪化させ、中間
シャフト部材01の外周面に形成された傷やバリ等に錆な
どが発生する不具合もあり製品としての商品性を低下さ
せる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、クランプ保持トルクが小さくてす
み、クランプ治具の小型化,耐久性の向上および製品の
商品性の向上が図れるシャフトの摩擦圧接装置を供する
点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、中間のシャフト部材の両
端にそれぞれ第1のシャフト部材と第2のシャフト部材
を同時に摩擦圧接するシャフトの摩擦圧接装置におい
て、前記中間のシャフト部材をクランプ治具が挟持し、
前記クランプ治具により挟持された前記中間のシャフト
部材の同軸一端側に前記第1のシャフト部材を第1の回
転保持治具が軸回転可能に保持し、前記クランプ治具に
より挟持された前記中間のシャフト部材の同軸他端側に
前記第2のシャフト部材を第2の回転保持治具が軸回転
可能に保持し、前記第1の回転保持治具と第2の回転保
持治具が互いに逆方向に回転して第1のシャフト部材と
第2のシャフト部材を中間のシャフト部材の両端にそれ
ぞれ軸方向に移動して近づけ回転しながら押圧するシャ
フトの摩擦圧接装置とした。
【0008】第1の回転保持治具と第2の回転保持治具
が互いに逆方向に回転して第1のシャフト部材と第2の
シャフト部材を中間のシャフト部材の両端に摩擦圧接す
るので、中間のシャフト部材の両端にそれぞれ加わる摩
擦トルクの絶対値をt1,t2とすると、クランプ治具
が中間のシャフト部材を回転させずに挟持するクランプ
保持トルクTは、|t1−t2|となり必要最小限に抑
えられる。
【0009】したがってクランプ治具は小型でよく、中
間のシャフト部材も不必要に剛性を高くすることなく小
型軽量化が図れる。クランプ保持強度を容易に確保でき
るので、クランプ治具と中間のシャフト部材との間での
滑りを防止し、クランプ治具の磨耗を回避して耐久性を
向上させ、中間シャフトの外周面の傷やバリの発生を防
止して商品性の向上を図ることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
のシャフトの摩擦圧接装置において、互いに逆回転する
前記第1の回転保持治具と第2の回転保持治具が、等し
い回転速度で回転することを特徴とする。
【0011】互いに逆回転する第1の回転保持治具と第
2の回転保持治具が、等しい回転速度で回転するので、
クランプ保持トルクT=|t1−t2|を、可及的に小
さくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1に図示し説明する。プロペラシャフトの各シ
ャフト部材の摩擦圧接に関して、パイプ状をした中間シ
ャフト1が挟持手段であるクランプ治具5により外周面
を挟圧されて固定支持される。
【0013】その中間シャフト1の両端同軸上に第1,
第2のシャフト部材である自在継手のヨーク2とシャフ
トスタブ3がそれぞれ回転保持治具6,7に保持されて
いる。
【0014】ヨーク2に比べ長尺のシャフトスタブ3を
保持する回転保持治具7は、ベース8の中心軸上に円筒
保持部材9が設けられ、ベース8の前面軸対称位置に半
径方向に摺動自在に組み込まれた一対のクランプ取付部
材10,10が延出し、その各端部の円弧状の取付部にそれ
ぞれやはり円弧状のクランプ治具11,11が取り付けられ
ている。
【0015】したがってクランプ取付部材10,10の半径
方向の移動で、クランプ治具11,11の互いの間隔を拡大
縮小することができる。円弧状のクランプ治具11,11の
内周面には係合突起11a,11aが形成されている。
【0016】一方シャフトスタブ3は、小径基軸3aの
一端が拡径して大径軸端3bを形成しており、大径軸端
3bには外周面の小径基軸3a側に等間隔に4か所係合
凹部3cが形成されている。
【0017】回転保持治具7の円筒保持部材9の内径
は、シャフトスタブ3の小径基軸3aの外径に略等し
く、小径基軸3aが挿入されてシャフトスタブ3が同軸
度を維持して保持されるとともに内端で軸方向に位置決
めされている。そしてクランプ治具11,11の互いの間隔
を縮小してシャフトスタブ3の大径軸端3bを挟み着け
挟持する。
【0018】このときクランプ治具11,11の内周面に突
設された係合突起11a,11aが、シャフトスタブ3の大
径軸端3bに形成された係合凹部3c,3cに係合する
ように挟持する。
【0019】したがってシャフトスタブ3は、小径基軸
3aが円筒保持部材9に保持され、大径軸端3bがクラ
ンプ治具11,11により挟持されて同軸度が確保されると
ともに、係合凹部3c,3cが係合突起11a,11aに係
合して回り止めされて保持される。
【0020】こうしてクランプ治具5に挟持された中間
シャフト1の軸方向一方に回転保持治具6に保持された
ヨーク2が同軸に配置され、他方に回転保持治具7に保
持されたシャフトスタブ3が同軸に配置される。そして
両回転保持治具6,7は、互いに逆方向に同じ速度で回
転し、ヨーク2とシャフトスタブ3を中間シャフト1の
両端に近づけ押圧して摩擦圧接する。
【0021】中間シャフト1の両端にそれぞれ加わる摩
擦トルクの絶対値をt1,t2とすると、クランプ治具
5が中間シャフト1を回転させずに挟持するクランプ保
持トルクTは、|t1−t2|となり必要最小限に抑え
られ、またヨーク2とシャフトスタブ3は、等しい回転
速度で回転されるので、両端が略同径の摩擦圧接面では
t1とt2を略等しくしてクランプ保持トルクT=|t
1−t2|を0に近づけ可及的に小さくする。
【0022】したがってクランプ治具5は小型でよく、
中間シャフト1も不必要に剛性を高くすることなく小型
軽量化が図れる。クランプ保持強度を容易に確保できる
ので、クランプ治具5と中間シャフト1との間での滑り
を防止し、クランプ治具5の磨耗を回避して耐久性を向
上させ、シャフト1の外周面の傷やバリの発生を防止し
て商品性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る摩擦圧接装置の一
部断面とした側面図である。
【図2】従来の摩擦圧接装置の模式的に示した図であ
る。
【符号の説明】
1…中間シャフト、2…ヨーク、3…シャフトスタブ、
5…クランプ治具、6,7…回転保持治具、8…ベー
ス、9…円筒保持部材、10…クランプ取付部材、11…ク
ランプ治具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 義明 愛知県春日井市小野町2丁目1番地 株式 会社ショーワ名古屋工場内 Fターム(参考) 3D042 AA06 DA01 DA05 DA14 3J033 AA01 AB03 AC01 BA07 4E067 CA01 EB00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間のシャフト部材の両端にそれぞれ第
    1のシャフト部材と第2のシャフト部材を同時に摩擦圧
    接するシャフトの摩擦圧接装置において、 前記中間のシャフト部材をクランプ治具が挟持し、 前記クランプ治具により挟持された前記中間のシャフト
    部材の同軸一端側に前記第1のシャフト部材を第1の回
    転保持治具が軸回転可能に保持し、 前記クランプ治具により挟持された前記中間のシャフト
    部材の同軸他端側に前記第2のシャフト部材を第2の回
    転保持治具が軸回転可能に保持し、 前記第1の回転保持治具と第2の回転保持治具が互いに
    逆方向に回転して第1のシャフト部材と第2のシャフト
    部材を中間のシャフト部材の両端にそれぞれ軸方向に移
    動して近づけ回転しながら押圧することを特徴とするシ
    ャフトの摩擦圧接装置。
  2. 【請求項2】 互いに逆回転する前記第1の回転保持治
    具と第2の回転保持治具は、等しい回転速度で回転する
    ことを特徴とする請求項1記載のシャフトの摩擦圧接装
    置。
JP10181998A 1998-06-29 1998-06-29 シャフトの摩擦圧接装置 Pending JP2000015460A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006218983A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Showa Corp 自動車用衝撃吸収プロペラシャフト
KR101084576B1 (ko) * 2009-05-14 2011-11-17 고정세 동위상 마찰압접 방법 및 장치
CN109848705A (zh) * 2017-11-30 2019-06-07 惠州市博正兴实业有限公司 一种摩擦焊机床及其使用方法

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