JP4328991B2 - 電動ガイドピンクランプ - Google Patents

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安生 樋口
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Description

【0001】
[産業上の利用分野]
板金等を溶接する工場設備に於いて、ワークの位置決め及び保持に用いる。
【0002】
[従来の技術]
固定されたガイドピンにスリット部を設け、該スリット部をクランプ爪が軸方向に動く際に軸に直角方向に出入りする、エアシリンダを用いたガイドピンクランプ。
【0003】
[発明が解決しようとする課題]
前従来の技術の項のクランプに於いては、スリット部に、溶接の際のスパッタ等が侵入し、これが原因で不具合が生じる恐れがある、即ち、ダストシールが備わっていない。本願発明の課題は、前記ダストシールの問題と同時に空気圧駆動を電動化することによる省エネルギー化も解決する点にある。
【0004】
[課題を解決するための手段]
ガイドピンを軸に直角な断面で分割し、この分割面を両者の摺合わせ面とし、この摺合わせ面の相対的回転により、クランプ爪の出入りを行う。
【0005】
[発明の実施の形態]
図面に従って説明する。
図1は真円形タイプのガイドピンを使用した、本願発明の軸方向断面図である。図2は真円形タイプのクランプ時の、ガイドピンとクランプ爪の摺合わせ面を表す平面図である。
図3は楕円形タイプのクランプ時の、ガイドピンとクランプ爪の摺合わせ面を表す平面図である。
図4は図1のA−B断面図である。
図5は本願発明に用いる、円筒コイルばね、及びリテイナーの組み立て図である。
図1に於いて、ガイドピン1とクランプ爪2の摺合わせ面7及び8は同一形状の真円であり、ガイドピン1には偏心した位置に偏心孔9が設けられ、該偏心孔9と嵌合するクランプロッド3の先端に同一偏心量を持ってクランプ爪2が固定されている。
ガイドピン1の大径部には回転防止のガイド溝10が加工されている。又、ガイドピン1の他端面及びストッパー部材11の端面には、両者が相対的に180度回転できるように、それぞれにストッパー5及び6が設けられている。
次に、本願発明の主要部の組立について述べる。
ガイドピン1の偏心孔9に、クランプ爪2を固定したクランプロッド3を通し、次に、スラストベアリング12とストッパー部材11を、ガイドピン1の端面7とクランプ爪8の端面が摺合わせ(接する)面となる位置まで通し、且つ、ストッパー5とストッパー6が当たった位置で、前記摺合わせ面が一致する(真円が完全に重なる)ようにした状態で、止めねじ13でストッパー部材11をクランプロッド3に固定する。この状態で、請求項1に記載した、ガイドピン1とクランプロッド間の有限回転(180度)、及び、ガイドピンの端面とクランプ爪の端面の摺合わせ面が達成されたことになる。
次に、本願発明に用いた、回転直線変換機構の原理は、シャフト21の回転を止めて、薄肉円筒部材22を電動モータで回転させるとシャフト21が軸方向に直線運動すると言うものであるから、クランプロッド3とシャフト21をストッパー部材11を介して、さらばね力に起因する摩擦力によって固定し、且つ、ガイドピン1の大径部設けられた回り止め溝とキャツプ27に固定された回り止めピン4により、ガイドピン1は回転しないから、クランプロッド3は180度回転した後に、軸方向に動くことになる。
次に、本願発明に用いた、回転直線変換機構について詳述する。
図1に於いて、薄肉円筒部材22は、回転部材32の外周に、打ち込み及びカシメにより固定されている。薄肉円筒部材22の肉厚は両端が厚くなるように加工されている。電動モータのシャフト31に、ベアリングケース36に二個のボールベアリング34及びナット36により軸方向を拘束して取り付けた回転部材32が連結されている。
クランプロッド3に固定されたストッパー部材11には、確認用マグネット18及びスラストベアリング16が固定されている。クランプロッド3が丸ナット30により、さらばね39のスプリング力を介して取り付けられている。
図4に於いて、8個の円筒コイルばね23の中に、8本の直線状のリテイナーピン29が通されている。
図5に於いて、上記リテイナーピン29の両端は、端面部材24の傾斜溝20にワッシャー19を挟んで打ち込んで組立られている。
直線状のリテイナーピン29には、図4に示す、二面幅30が加工されている。次に、以上の状態に部分組立が完了した三者、即ち、薄肉円筒部材22、シャフト21及び8個の円筒コイルばね23の嵌合について述べる。
まづ、薄肉円筒部材22の中に、円筒コイルばね23を約半分まで挿入する、次に、シャフト21を円筒コイルばね23の残りの半分まで挿入する。次に、シャフト21を回転させながら組み立てると、三者は圧接された状態で組み立てられる。次に、回転部材32に予め入れていた、スラストベアリング37を接着したストッパー38をボルト33により丸ナット30に固定する。
最後に、ケース15及びベアリングケース36をタイロッド28により電動モータに固定する。
次に、動作について述べる。
電動モータのシャフト31が回転すると、回転部材32及び薄肉円筒部材22が軸方向を拘束されて回転する。この際、シャフト21はストッパー5とストッパー6が当たるまで回転して止まる。シャフト21の回転が止まると、円筒コイルばね23はシャフト21の外周を転動する。この際、円筒コイルばね23の中心軸が、薄肉円筒部材22及びシャフト21の軸方向と傾斜しているために、円筒コイルばね23は同時に軸方向にも動く、同時にシャフト21がこの倍速で軸方向に動き、この軸方向のシャフト21の動きがストッパー部材11、ガイドピン1、クランプロッド3及びクランプ爪2に連結される。
以上が、本顧発明の電動ガイドピンクランプの動作であるが、本願発明に用いた回転直線変換機構には、次の課題及び解決方法が考慮されねばならない。
前記回転直線変換機構に於いては、薄肉円筒部材22、円筒コイルばね23及びシャフト21間で、摩擦により力の伝達が行われるために、軸方向の衝撃的な制動、回転体の慣性力、及び電動モータの過大な回転トルク等が原因で、前三者間にスリップ現象が生じる。このスリップ現象の累積のために、円筒コイルばね23の軸方向の相対的位置が許容範囲を逸脱してしまう。この変換機構に於いては、円筒コイルばね23の軸方向速度の二倍の速度でシャフト21が動くので、円筒コイルばね23の軸方向位置は前記許容範囲に絶対になければならない、故に、円筒コイルばね23の軸方向のスリップの補正が必要となる。
この補正を、次のごとく解決しなければならない。
シャフト21及び薄肉円筒部材22と円筒コイルばね23間の圧接力を、軸方向に於いて変化させることにより、スリップが生じた場合に圧接力が小なる方向即ち一方向にのみ、円筒コイルばね23がスリップするようにして、このスリップ方向にストッパー部材11及びストッパー38を設け、常に、許容範囲内に位置するようにする。
又、リテイナーの端面部材24とストッパー部材11、及びストッパー38間の摩擦力によるくさび現象を防ぐために、両者間に低摩擦係数のスラストベアリング16、17を設ける。
次に、前記変換機構に用いる、円筒コイルばね23のリテイナーについて述べる。円筒コイルばね23は一定の傾斜角を保って転動し、且つ、コイルの中心線は螺旋状となっていなければならない。この点に関して、直線状のピン29を一定の傾斜角をもって組立てて、円筒コイルばね23の傾斜角を保ち、且つ、この直線状のピン29に二面幅30を設けることで、螺旋状の問題を解決する。
【0006】
[実施例]
Figure 0004328991
以上の条件で実施した結果、500Nのクランプ力を発揮し、且つ、両端でのスリップの補正、更に、電源を切っても上記クランプ力が保持されていることが確認された。
【0007】
[発明の効果]
本願発明の効果は、ガイドピンとクランプ爪の組合せ機構に於て、溶接時のスパッタ等の付着及び異物の侵入を防ぐ新規な機構を提供することであり、更に、同時に電動化することによる省エネルギーにも貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の電動ガイドピンクランプの断面図である。
【図2】図1に用いた、真円形状のガイドピンの場合の、摺合わせ面の形状である。
【図3】楕円形状のガイドピンの場合の、摺合わせ面の形状である。
【図4】図1のA−B断面図である。
【図5】本願発明に用いた、回転直線変換機構の円筒コイルばね、及びリテイナーの部分組み立て図である。
【符号の説明】
(1)はガイドピン。
(2)はクランプ爪。
(3)はクランプロッド。
(4)は回り止めピン。
(5)、(6)はストッパー。
(7)、(8)は摺合わせ面。
(9)は偏心孔。
(10)はガイド溝。
(11)はストッパー部材。
(12)はスラストベアリング。
(13)は止めねじ。
(14)はキャップ。
(15)はケース。
(31)は電動モータシャフト。

Claims (1)

  1. ガイドピン(1)の外周形状と同一の端面形状を有するクランプ爪(2)に、クランプロッド(3)を固定し、該ガイドピンに軸方向にスライド可能な回り止め(4)を設け、該ガイドピンと該クランプロッド間に有限回転(例えば90度、180度)を可能とするストッパー(5)、(6)を設け、且つ、該ガイドピンの一端面(7)と該クランプ爪の端面(8)が摺り合わせ面となる位置で両者の相対的軸方向位置を拘束したことを特徴とする、回転直線変換機構を備えた電動ガイドピンクランプ。
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