JP2000014735A - 分離式車椅子による入浴装置 - Google Patents
分離式車椅子による入浴装置Info
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- JP2000014735A JP2000014735A JP10186071A JP18607198A JP2000014735A JP 2000014735 A JP2000014735 A JP 2000014735A JP 10186071 A JP10186071 A JP 10186071A JP 18607198 A JP18607198 A JP 18607198A JP 2000014735 A JP2000014735 A JP 2000014735A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 操作性及び安全性の点ですぐれた分離式車椅
子による入浴装置を提供する。 【解決手段】 台車部2と、台車部に載設される乗座部
3と、乗座部を台車部に連結する連結装置4とを備える
分離式車椅子1の連結装置は、乗座部の左右両側の4箇
所に横方向の枢支軸16を介して上下回動自在に取り付
けられ、ばね手段によって入浴時における車椅子の進行
方向Aへ付勢されている4つの連結プレート14,15
を有し、連結プレートには、2つの円弧状の係合溝が設
けられ、両係合溝は入浴時における車椅子の進行方向に
開口しており、台車部には、連結プレートの両係合溝に
係合する連結ピン21,22が突設されている。車椅子
が浴槽40に進入すると、乗座部の連結プレートが浴槽
の底部44の開口部端縁44aに当接し、枢支軸を支点
に上方へ回動して連結ピンから離脱し、乗座部が底部に
移乗し、台車部が底部の下方に収容される。
子による入浴装置を提供する。 【解決手段】 台車部2と、台車部に載設される乗座部
3と、乗座部を台車部に連結する連結装置4とを備える
分離式車椅子1の連結装置は、乗座部の左右両側の4箇
所に横方向の枢支軸16を介して上下回動自在に取り付
けられ、ばね手段によって入浴時における車椅子の進行
方向Aへ付勢されている4つの連結プレート14,15
を有し、連結プレートには、2つの円弧状の係合溝が設
けられ、両係合溝は入浴時における車椅子の進行方向に
開口しており、台車部には、連結プレートの両係合溝に
係合する連結ピン21,22が突設されている。車椅子
が浴槽40に進入すると、乗座部の連結プレートが浴槽
の底部44の開口部端縁44aに当接し、枢支軸を支点
に上方へ回動して連結ピンから離脱し、乗座部が底部に
移乗し、台車部が底部の下方に収容される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者や養護
老人などを車椅子に乗せたまま入浴できる入浴装置に関
し、特に台車部と乗座部とが分離可能に構成されている
分離式車椅子による入浴装置に関する。
老人などを車椅子に乗せたまま入浴できる入浴装置に関
し、特に台車部と乗座部とが分離可能に構成されている
分離式車椅子による入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような分離式車椅子による入浴装置
については、例えば特開平8−182723号公報に記
載のものが知られている。
については、例えば特開平8−182723号公報に記
載のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の入浴装
置では、走行する台車部と、該台車部に分離可能に載設
される乗座部とが一端部のみジョイント体で連結されて
いるだけで、両者のフレーム本体はローラ又はスライド
ガイドを介して載設されているので、車椅子として走行
する際の安定性が悪く、走行中に乗座部が台車部から脱
落するおそれがあり、また、台車部から分離して浴槽に
入れた乗座部を浴槽から引き出して再び台車部に載設す
る際にも脱落するおそれがあり、操作性、安全性の点で
問題があった。
置では、走行する台車部と、該台車部に分離可能に載設
される乗座部とが一端部のみジョイント体で連結されて
いるだけで、両者のフレーム本体はローラ又はスライド
ガイドを介して載設されているので、車椅子として走行
する際の安定性が悪く、走行中に乗座部が台車部から脱
落するおそれがあり、また、台車部から分離して浴槽に
入れた乗座部を浴槽から引き出して再び台車部に載設す
る際にも脱落するおそれがあり、操作性、安全性の点で
問題があった。
【0004】本発明は上記従来装置の問題点を解決する
もので、乗座部が確実に、かつ安定した姿勢で台車部に
連結して載設され、操作性及び安全性の点ですぐれ、し
かも、構造が単純な分離式車椅子による入浴装置を提供
することを目的とする。
もので、乗座部が確実に、かつ安定した姿勢で台車部に
連結して載設され、操作性及び安全性の点ですぐれ、し
かも、構造が単純な分離式車椅子による入浴装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、走行する台車部と、該台車部に分離可能
に載設される乗座部と、該乗座部を前記台車部に分離自
在に連結する連結装置とを備えている分離式車椅子を、
一側に扉が設けられている浴槽に、前記扉を開いた状態
で入れると、前記連結装置が作動し、前記乗座部が前記
台車部から分離し前記浴槽の底部に移乗すると共に、前
記台車部が前記浴槽の底部下方に位置するように構成さ
れている分離式車椅子による入浴装置であって、前記連
結装置は、前記乗座部の左右両側の4箇所に横方向の枢
支軸を介して上下回動自在に取り付けられ、かつ、ばね
手段によって入浴時における前記車椅子の進行方向へ付
勢されている4つの連結プレートを有し、前記連結プレ
ートには、前記枢支軸を中心とし、かつ半径の異なる2
つの円弧状の係合溝が設けられていると共に、前記両係
合溝は入浴時における前記車椅子の進行方向に開口して
おり、前記台車部には、前記連結プレートの前記両係合
溝に係合する連結ピンが横方向に突設されており、さら
に、前記乗座部の後端部に上下動可能に取り付けられ、
かつばね手段によって下方へ付勢され、前記台車部の入
浴時における前記車椅子の進行方向後端部に係合するド
ッキングプレートが設けられており、前記車椅子が前記
浴槽に進入すると、先ず前記乗座部の進入方向前部両側
の前記連結プレートが前記浴槽の底部の端縁に当接し、
前記枢支軸を支点に上方へ回動して前記連結ピンから離
脱し、前記乗座部が前記底部に移乗すると共に、前記台
車部が前記底部の下方に進入し、続いて前記乗座部の進
入方向後部両側の前記連結プレートが上記同様にして前
記底部の端縁に当接し、上方へ回動して前記連結ピンか
ら離脱し、前記乗座部が完全に前記底部に移乗すると、
前記ドッキングプレートが前記底部の端縁に当接し、前
記ばね手段に抗して上方へ移動して前記台車部との係合
が解除され、前記台車部が前記底部の下方に位置するよ
うに構成されていることを特徴とする。
に、本発明は、走行する台車部と、該台車部に分離可能
に載設される乗座部と、該乗座部を前記台車部に分離自
在に連結する連結装置とを備えている分離式車椅子を、
一側に扉が設けられている浴槽に、前記扉を開いた状態
で入れると、前記連結装置が作動し、前記乗座部が前記
台車部から分離し前記浴槽の底部に移乗すると共に、前
記台車部が前記浴槽の底部下方に位置するように構成さ
れている分離式車椅子による入浴装置であって、前記連
結装置は、前記乗座部の左右両側の4箇所に横方向の枢
支軸を介して上下回動自在に取り付けられ、かつ、ばね
手段によって入浴時における前記車椅子の進行方向へ付
勢されている4つの連結プレートを有し、前記連結プレ
ートには、前記枢支軸を中心とし、かつ半径の異なる2
つの円弧状の係合溝が設けられていると共に、前記両係
合溝は入浴時における前記車椅子の進行方向に開口して
おり、前記台車部には、前記連結プレートの前記両係合
溝に係合する連結ピンが横方向に突設されており、さら
に、前記乗座部の後端部に上下動可能に取り付けられ、
かつばね手段によって下方へ付勢され、前記台車部の入
浴時における前記車椅子の進行方向後端部に係合するド
ッキングプレートが設けられており、前記車椅子が前記
浴槽に進入すると、先ず前記乗座部の進入方向前部両側
の前記連結プレートが前記浴槽の底部の端縁に当接し、
前記枢支軸を支点に上方へ回動して前記連結ピンから離
脱し、前記乗座部が前記底部に移乗すると共に、前記台
車部が前記底部の下方に進入し、続いて前記乗座部の進
入方向後部両側の前記連結プレートが上記同様にして前
記底部の端縁に当接し、上方へ回動して前記連結ピンか
ら離脱し、前記乗座部が完全に前記底部に移乗すると、
前記ドッキングプレートが前記底部の端縁に当接し、前
記ばね手段に抗して上方へ移動して前記台車部との係合
が解除され、前記台車部が前記底部の下方に位置するよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0006】また、前記台車部に横方向の支持軸に回動
自在に取り付けられ、かつばね手段により上方へ付勢さ
れているロックアームが設けられていて、該ロックアー
ムの先端に設けたフック部が前記連結プレートに突設し
たロックピンに係合している。さらに、前記台車部の前
記連結ピンを設けた箇所の下側に、前記連結プレートの
下端部を案内支持する案内支持部材が設けられている。
自在に取り付けられ、かつばね手段により上方へ付勢さ
れているロックアームが設けられていて、該ロックアー
ムの先端に設けたフック部が前記連結プレートに突設し
たロックピンに係合している。さらに、前記台車部の前
記連結ピンを設けた箇所の下側に、前記連結プレートの
下端部を案内支持する案内支持部材が設けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0008】本発明の入浴装置は、分離式車椅子と、一
側に扉が設けられた浴槽とから成っている。
側に扉が設けられた浴槽とから成っている。
【0009】図1及び図2は、本発明に係る分離式車椅
子1を示しており、該分離式車椅子1は、走行する台車
部2と、該台車部2に分離可能に載設される乗座部3
と、該乗座部3を台車部2に分離自在に連結する連結装
置4とを備えている。台車部2は、短形状のフレーム5
の四隅に走行用キャスター6が設けられている。乗座部
3は、短形状のフレーム7に座部8、背凭れ部9及び足
載せ部10等が設置され、座部8の両側に該分離式車椅
子1を後述する浴槽40内に進入させる際に使用する可
動式の把手11が取り付けられている。該分離式車椅子
1は、図1に矢印Aで示すように、背凭れ部9側から浴
槽40(図3及び図4参照)内に進入させるものであ
る。乗座部3のフレーム7の両側部にはそれぞれ3つの
ローラ12が設けられている。
子1を示しており、該分離式車椅子1は、走行する台車
部2と、該台車部2に分離可能に載設される乗座部3
と、該乗座部3を台車部2に分離自在に連結する連結装
置4とを備えている。台車部2は、短形状のフレーム5
の四隅に走行用キャスター6が設けられている。乗座部
3は、短形状のフレーム7に座部8、背凭れ部9及び足
載せ部10等が設置され、座部8の両側に該分離式車椅
子1を後述する浴槽40内に進入させる際に使用する可
動式の把手11が取り付けられている。該分離式車椅子
1は、図1に矢印Aで示すように、背凭れ部9側から浴
槽40(図3及び図4参照)内に進入させるものであ
る。乗座部3のフレーム7の両側部にはそれぞれ3つの
ローラ12が設けられている。
【0010】連結装置4は、乗座部3のフレーム7の左
右両側の前後2箇所に第1連結プレート14と第2連結
プレート15が設けられており、計4箇所に連結プレー
ト14,15を備えている。連結プレート14,15は
輪部形状が三角形状をなし、上端部がフレーム7に突設
した横方向の枢支軸16に上下回動自在に取り付けら
れ、かつ、枢支軸16に嵌装したコイルばね17と連結
プレート14,15の重心位置14a(図10参照)に
掛かる自重によって矢印B方向へ付勢されている。ま
た、連結プレート14,15の下端部には、上端部の枢
支軸16を中心とし、かつ半径の異なる2つの円弧状係
合溝18,19が設けられており、両係合溝18,19
は矢印A方向に開口している。さらに、連結プレート1
4,15の矢印A方向の側部には当接ローラ20が取り
付けられている。
右両側の前後2箇所に第1連結プレート14と第2連結
プレート15が設けられており、計4箇所に連結プレー
ト14,15を備えている。連結プレート14,15は
輪部形状が三角形状をなし、上端部がフレーム7に突設
した横方向の枢支軸16に上下回動自在に取り付けら
れ、かつ、枢支軸16に嵌装したコイルばね17と連結
プレート14,15の重心位置14a(図10参照)に
掛かる自重によって矢印B方向へ付勢されている。ま
た、連結プレート14,15の下端部には、上端部の枢
支軸16を中心とし、かつ半径の異なる2つの円弧状係
合溝18,19が設けられており、両係合溝18,19
は矢印A方向に開口している。さらに、連結プレート1
4,15の矢印A方向の側部には当接ローラ20が取り
付けられている。
【0011】一方、台車部2のフレーム5には連結プレ
ート14,15の係合溝18,19に係合する連結ピン
21,22が横方向に突設されている。また、連結ピン
21,22の下に案内支持プレート24が設けられてい
る。さらに、フレーム5には、第2連結プレート15の
近傍位置においてロックアーム23が設けられている。
ロックアーム23は、図12に良く示されているよう
に、上端部がフレーム5に突設した横方向の支持軸25
に回動自在に取り付けられ、かつ、支持軸25に嵌装し
たコイルばね26により上方へ付勢されており、該ロッ
クアーム23の先端に設けたフック部27が第2連結プ
レート15の内側に横方向へ突設したロックピン28に
係合して、第2連結プレート15が不測に連結ピン2
1,22から離脱するのを防止し、二次的安全装置とし
て第2連結プレート15と連結ピン21,22との係合
状態をより完全なものとしている。また、該ロックアー
ム23は、コイルばね26により上方へ付勢された姿勢
において、連結ピン21に当接支持されていると共に、
フレーム5より上方へ突出する突出部23aを有し、該
突出部23aに当接ローラ29が取り付けられている。
案内支持プレート24は、フレーム5の連結ピン21,
22を設けた箇所の下側に固着して配設されていて、後
述するように、台車部2から分離して浴槽40内に入れ
た乗座部3を浴槽40から引き出して再び台車部2にド
ッキングさせる際に、連結プレート14,15の下端部
を案内支持してドッキング作業を補助すると共に、不測
に連結プレート14,15の係合溝18,19に連結ピ
ン21,22が係合しなかった場合の安全手段として設
けられている。すなわち、出浴時に連結プレート14,
15の係合溝18,19に連結ピン21,22が係合す
るよりも早くフレーム7のローラ12がガイドレール4
5から離れた場合、連結プレート14,15の係合溝1
8,19が連結ピン21,22に係合しないうちに連結
プレート14,15が降下することになる。この場合、
連結ピン22と案内支持プレート24により連結プレー
ト14,15を支え乗座部3が落下するのを防止する
(図11参照)。なお、図示の実施例では第2連結プレ
ート15にロックアーム23を設けているが、第1連結
プレート14側にも同様のロックアーム23を設ける
と、乗座部3と台車部2とのドッキング作業がより一層
確実になる。
ート14,15の係合溝18,19に係合する連結ピン
21,22が横方向に突設されている。また、連結ピン
21,22の下に案内支持プレート24が設けられてい
る。さらに、フレーム5には、第2連結プレート15の
近傍位置においてロックアーム23が設けられている。
ロックアーム23は、図12に良く示されているよう
に、上端部がフレーム5に突設した横方向の支持軸25
に回動自在に取り付けられ、かつ、支持軸25に嵌装し
たコイルばね26により上方へ付勢されており、該ロッ
クアーム23の先端に設けたフック部27が第2連結プ
レート15の内側に横方向へ突設したロックピン28に
係合して、第2連結プレート15が不測に連結ピン2
1,22から離脱するのを防止し、二次的安全装置とし
て第2連結プレート15と連結ピン21,22との係合
状態をより完全なものとしている。また、該ロックアー
ム23は、コイルばね26により上方へ付勢された姿勢
において、連結ピン21に当接支持されていると共に、
フレーム5より上方へ突出する突出部23aを有し、該
突出部23aに当接ローラ29が取り付けられている。
案内支持プレート24は、フレーム5の連結ピン21,
22を設けた箇所の下側に固着して配設されていて、後
述するように、台車部2から分離して浴槽40内に入れ
た乗座部3を浴槽40から引き出して再び台車部2にド
ッキングさせる際に、連結プレート14,15の下端部
を案内支持してドッキング作業を補助すると共に、不測
に連結プレート14,15の係合溝18,19に連結ピ
ン21,22が係合しなかった場合の安全手段として設
けられている。すなわち、出浴時に連結プレート14,
15の係合溝18,19に連結ピン21,22が係合す
るよりも早くフレーム7のローラ12がガイドレール4
5から離れた場合、連結プレート14,15の係合溝1
8,19が連結ピン21,22に係合しないうちに連結
プレート14,15が降下することになる。この場合、
連結ピン22と案内支持プレート24により連結プレー
ト14,15を支え乗座部3が落下するのを防止する
(図11参照)。なお、図示の実施例では第2連結プレ
ート15にロックアーム23を設けているが、第1連結
プレート14側にも同様のロックアーム23を設ける
と、乗座部3と台車部2とのドッキング作業がより一層
確実になる。
【0012】而して、乗座部3が台車部2にドッキング
された図1に示す状態において、乗座部3のフレーム7
が台車部2のフレーム5に対して矢印Aの方向へ相対的
に移動しようとすると、連結プレート14,15が連結
ピン21を支点に回動しようとする動きが生じるが、こ
の動きは連結ピン22によって阻止され、反対に乗座部
3のフレーム7が台車部2のフレーム5に対して矢印A
と反対の方向へ相対的に移動しようとすると、連結プレ
ート14,15が連結ピン22を支点に回動しようとす
る動きが生じるが、この動きは連結ピン21によって阻
止される。さらに、連結プレート14,15がコイルば
ね17と連結プレート14,15の重心位置14aにか
かる自重によって連結ピン21,22に押し付けるよう
に付勢されているので、車椅子1が上下にがたついても
連結プレート14,15が矢印B(図10参照)の反対
方向へ逃げることはない。したがって、乗座部3は台車
部2に安定した姿勢でドッキングされていて、車椅子1
としての走行性、操作性がすぐれているものである。な
お、不測にコイルばね17の機能が失われたとしても、
連結プレート14,15の重心位置14a(図10参
照)が枢支軸16の真下より係合溝19寄りにあって、
自重により連結プレート14,15は常に矢印B方向に
付勢されているので、上記の走行性、操作性は失なわれ
ない。
された図1に示す状態において、乗座部3のフレーム7
が台車部2のフレーム5に対して矢印Aの方向へ相対的
に移動しようとすると、連結プレート14,15が連結
ピン21を支点に回動しようとする動きが生じるが、こ
の動きは連結ピン22によって阻止され、反対に乗座部
3のフレーム7が台車部2のフレーム5に対して矢印A
と反対の方向へ相対的に移動しようとすると、連結プレ
ート14,15が連結ピン22を支点に回動しようとす
る動きが生じるが、この動きは連結ピン21によって阻
止される。さらに、連結プレート14,15がコイルば
ね17と連結プレート14,15の重心位置14aにか
かる自重によって連結ピン21,22に押し付けるよう
に付勢されているので、車椅子1が上下にがたついても
連結プレート14,15が矢印B(図10参照)の反対
方向へ逃げることはない。したがって、乗座部3は台車
部2に安定した姿勢でドッキングされていて、車椅子1
としての走行性、操作性がすぐれているものである。な
お、不測にコイルばね17の機能が失われたとしても、
連結プレート14,15の重心位置14a(図10参
照)が枢支軸16の真下より係合溝19寄りにあって、
自重により連結プレート14,15は常に矢印B方向に
付勢されているので、上記の走行性、操作性は失なわれ
ない。
【0013】乗座部3のフレーム7の後端部には、乗座
部3を台車部2にドッキングさせる際に作動して位置決
めするドッキングプレート30が設けられいる。該ドッ
キングプレート30は、図14に良く示されているよう
に、上端部がフレーム7に突設した横方向の支持軸31
に回動自在に取り付けられ、かつ、支持軸31に嵌装し
たコイルばね32によって下方へ付勢されており、その
下端部が台車部2のフレーム5の後端部5aの内側に係
合して、乗座部3と台車部2を正しいドッキング姿勢に
位置決めするものである。また、ドッキングアーム30
には乗座部3を台車部2から分離して浴槽40に入れる
際に、浴槽40の底部44の端縁44aに当接して該ド
ッキングアーム30を上方へ跳ね上げる当接ローラ33
が取り付けられている。
部3を台車部2にドッキングさせる際に作動して位置決
めするドッキングプレート30が設けられいる。該ドッ
キングプレート30は、図14に良く示されているよう
に、上端部がフレーム7に突設した横方向の支持軸31
に回動自在に取り付けられ、かつ、支持軸31に嵌装し
たコイルばね32によって下方へ付勢されており、その
下端部が台車部2のフレーム5の後端部5aの内側に係
合して、乗座部3と台車部2を正しいドッキング姿勢に
位置決めするものである。また、ドッキングアーム30
には乗座部3を台車部2から分離して浴槽40に入れる
際に、浴槽40の底部44の端縁44aに当接して該ド
ッキングアーム30を上方へ跳ね上げる当接ローラ33
が取り付けられている。
【0014】上記構成を有する分離式車椅子1の乗座部
3を台車部2から分離して出し入れする浴槽40の構成
は、前述した特開平8−182723号公報に記載のも
のと実質的には同一であるので、詳細については省略す
るが、図3及び図4に示すように、浴槽40の周壁の一
部を欠除して車椅子1の乗座部3が出入り可能な開口部
41を設け、該開口部41を密封状に閉塞する扉42が
ヒンジ43を介して取り付けられている。該浴槽40の
底部44には、開口部端縁44aから浴槽40内に向か
って延びる2本の案内レール45,45が配設されてい
る該案内レール45,45は乗座部3のローラ12を案
内するものである。また、底部44の下方には台車部2
が出入り可能な空所部46と台車部2を案内する案内ガ
イド47が設けられている。
3を台車部2から分離して出し入れする浴槽40の構成
は、前述した特開平8−182723号公報に記載のも
のと実質的には同一であるので、詳細については省略す
るが、図3及び図4に示すように、浴槽40の周壁の一
部を欠除して車椅子1の乗座部3が出入り可能な開口部
41を設け、該開口部41を密封状に閉塞する扉42が
ヒンジ43を介して取り付けられている。該浴槽40の
底部44には、開口部端縁44aから浴槽40内に向か
って延びる2本の案内レール45,45が配設されてい
る該案内レール45,45は乗座部3のローラ12を案
内するものである。また、底部44の下方には台車部2
が出入り可能な空所部46と台車部2を案内する案内ガ
イド47が設けられている。
【0015】次に、入浴者を乗せた分離式車椅子1を浴
槽40に出し入れする動作について説明する。
槽40に出し入れする動作について説明する。
【0016】図5は、車椅子1を矢印Aの方向へ進行さ
せて扉42を開いた状態にある浴槽40の開口部41に
進入させ、第1連結プレート14の当接ローラ20が底
部44の端縁44aに当接した状態を示している。この
とき、乗座部3のフレーム7の進行方向前端両端のロー
ラ12,12が底部44の案内レール45,45に移乗
すると同時に、台車部2の進行方向前端側のキャスター
6,6が底部44下方の空所部46内に両案内ガイド4
7,47に誘導されて進入する。この状態から車椅子1
を浴槽40内に押し込むと、連結プレート14がコイル
ばね17に抗して枢支軸16を支点に上方へ回動し、連
結ピン21,22から離脱する。このように第1連結プ
レート14が連結ピン21,22から離脱すると、図6
に示すように、乗座部3と台車部2は第2連結プレート
15だけで連結されることになり、台車部2が乗座部3
に対して、連結プレート15の枢支軸16を支点に矢印
C,Dで示すように僅かに上下動可能となるので、台車
部2が空所部46下方の床面の傾斜(浴槽の床面は排水
のため勾配をつけて僅かに傾斜していることが多い)に
沿うように傾くことができるものである。さらに、車椅
子1を浴槽40内に押し込むと、先ず、ロックアーム2
3の当接ローラ29が底部44の端縁44aに当接し、
ロックアーム23がコイルばね26に抗して下方へ回動
してフック部27がロックピン28から離脱し、第2連
結プレート15のロックを解除したのち、該連結プレー
ト15の当接ローラ20が底部44の端縁44aに当接
する。続いて、図7に示すように、第2連結プレート1
5がコイルばね17に抗して枢支軸16を支点に上方へ
回動し、連結ピン21,22から離脱し、乗座部3が台
車部2から完全に分離する。この状態で、車椅子1をさ
らに浴槽40内に押し込むと、図8に示すように、台車
部2が停止したまま、乗座部3だけが進入し、浴槽40
内に完全に収容される。その途中で、乗座部3のフレー
ム7の後端に設けたドッキングアーム30の当接ローラ
33が底部44の端縁44aに当接し、コイルばね32
に抗して上方へ跳ね上げられ、底部44の上面に沿って
位置する。この状態で、扉42を閉じて開口部41を密
閉し、浴槽40内に湯を入れると、入浴者は乗座部3に
座った姿勢で快適に入浴することができる。
せて扉42を開いた状態にある浴槽40の開口部41に
進入させ、第1連結プレート14の当接ローラ20が底
部44の端縁44aに当接した状態を示している。この
とき、乗座部3のフレーム7の進行方向前端両端のロー
ラ12,12が底部44の案内レール45,45に移乗
すると同時に、台車部2の進行方向前端側のキャスター
6,6が底部44下方の空所部46内に両案内ガイド4
7,47に誘導されて進入する。この状態から車椅子1
を浴槽40内に押し込むと、連結プレート14がコイル
ばね17に抗して枢支軸16を支点に上方へ回動し、連
結ピン21,22から離脱する。このように第1連結プ
レート14が連結ピン21,22から離脱すると、図6
に示すように、乗座部3と台車部2は第2連結プレート
15だけで連結されることになり、台車部2が乗座部3
に対して、連結プレート15の枢支軸16を支点に矢印
C,Dで示すように僅かに上下動可能となるので、台車
部2が空所部46下方の床面の傾斜(浴槽の床面は排水
のため勾配をつけて僅かに傾斜していることが多い)に
沿うように傾くことができるものである。さらに、車椅
子1を浴槽40内に押し込むと、先ず、ロックアーム2
3の当接ローラ29が底部44の端縁44aに当接し、
ロックアーム23がコイルばね26に抗して下方へ回動
してフック部27がロックピン28から離脱し、第2連
結プレート15のロックを解除したのち、該連結プレー
ト15の当接ローラ20が底部44の端縁44aに当接
する。続いて、図7に示すように、第2連結プレート1
5がコイルばね17に抗して枢支軸16を支点に上方へ
回動し、連結ピン21,22から離脱し、乗座部3が台
車部2から完全に分離する。この状態で、車椅子1をさ
らに浴槽40内に押し込むと、図8に示すように、台車
部2が停止したまま、乗座部3だけが進入し、浴槽40
内に完全に収容される。その途中で、乗座部3のフレー
ム7の後端に設けたドッキングアーム30の当接ローラ
33が底部44の端縁44aに当接し、コイルばね32
に抗して上方へ跳ね上げられ、底部44の上面に沿って
位置する。この状態で、扉42を閉じて開口部41を密
閉し、浴槽40内に湯を入れると、入浴者は乗座部3に
座った姿勢で快適に入浴することができる。
【0017】入浴が終り、浴槽40内の湯を排出したの
ち、扉42を開いて車椅子1を浴槽40から移動させる
には、上述した進入動作と逆の順序になる。先ず、把手
11を持って車椅子1の乗座部3を浴槽40から引き出
すと、フレーム7の後端部が底部44から外へ移動する
に伴ってドッキングアーム30がコイルばね32によっ
て下方へ回動し、下方へ突出した起立姿勢となる(図1
4参照)。この状態で乗座部3がさらに引き出される
と、起立したドッキングアーム30が台車部2のフレー
ム5の後端部5a内側に係合して、乗座部3と台車部2
が正しいドッキング姿勢に位置決めされる。このときド
ッキングアーム30が起立姿勢をとってからフレーム5
の後端部5a内側に係合するまで若干の距離(実施例の
入浴装置の場合140mm)があるので、乗座部3を浴
槽から引き出す時の乗座部3の速度の大小に関係なくド
ッキングアーム30がフレーム5の後端部内側に係合す
る。また、このドッキングアーム30は左右に一対配設
されているので、どちらか一方の機能が失われても浴槽
40の案内レール45と案内ガイド47によって、乗座
部3と台車部2の引き出し動作がスムーズに、かつ正確
に行なわれる。さらに、把手11を持って乗座部3を浴
槽40から引き出すと、ドッキングアーム30を介して
台車部2も一緒に引き出され、図6に示すように、第2
連結プレート15が台車部2の連結ピン21,22に係
合し、続いてロックアーム23が連結プレート15のロ
ックピン28に係合する。このとき、不測にロックアー
ム23の上昇が連結プレート15の降下より早くなった
場合、図13(a)に示すように、連結プレート15の
ロックピン28が、連結プレート15の自重とコイルば
ね17のばね圧によりロックアーム23のフック部先端
の平面部27aを押し下げて、図13(b)に示すよう
に、ロックアーム23のフック部27に係合して、連結
プレート15がロックアーム23によりロックされる。
同時に、連結プレート15の係合溝18,19が連結ピ
ン21,22に係合する。ロックアーム23が連結プレ
ート15のロックピン28に係合したのち、さらに把手
11を持って乗座部3と台車部2を引き出すと、図5に
示すように、第1連結プレート14が台車部2の連結ピ
ン21,22に係合する。このとき、連結プレート1
4,15を動作させるのはコイルばね17のばね圧と連
結プレート14,15の重心14a(図10参照)に掛
かる自重によるが、不測にコイルばね17の機能が失わ
れたとしても連結プレート14,15にかかる自重によ
り連結プレート14,15の基本機能、すなわちドッキ
ング動作及びドッキング後の安定性は失われない。ま
た、この連結プレート14,15は出浴時のドッキング
速度の大小に関係なく連結プレート14,15の係合溝
18,19がフレーム5の連結ピン21,22に係合す
る。すなわち、ドッキング動作がゆっくりの時は、連結
プレート14,15の当接ローラ20が浴槽40の開口
部端縁44aに沿って転動し、ゆっくりと連結プレート
14,15の係合溝18,19が連結ピン21,22に
係合する。一方、ドッキング速度が速い時は、プレート
14,15の自重とコイルばね17のばね圧により枢支
軸16を支点にして素早く連結プレート14,15の係
合溝18,19が連結ピン21,22に係合する。この
ように連結プレート14,15はそれのみで、入浴時、
出浴時のドッキング動作及び車椅子1としての走行時の
安定性及び幅広い操作性を備えており、構造的にも非常
に単純である。
ち、扉42を開いて車椅子1を浴槽40から移動させる
には、上述した進入動作と逆の順序になる。先ず、把手
11を持って車椅子1の乗座部3を浴槽40から引き出
すと、フレーム7の後端部が底部44から外へ移動する
に伴ってドッキングアーム30がコイルばね32によっ
て下方へ回動し、下方へ突出した起立姿勢となる(図1
4参照)。この状態で乗座部3がさらに引き出される
と、起立したドッキングアーム30が台車部2のフレー
ム5の後端部5a内側に係合して、乗座部3と台車部2
が正しいドッキング姿勢に位置決めされる。このときド
ッキングアーム30が起立姿勢をとってからフレーム5
の後端部5a内側に係合するまで若干の距離(実施例の
入浴装置の場合140mm)があるので、乗座部3を浴
槽から引き出す時の乗座部3の速度の大小に関係なくド
ッキングアーム30がフレーム5の後端部内側に係合す
る。また、このドッキングアーム30は左右に一対配設
されているので、どちらか一方の機能が失われても浴槽
40の案内レール45と案内ガイド47によって、乗座
部3と台車部2の引き出し動作がスムーズに、かつ正確
に行なわれる。さらに、把手11を持って乗座部3を浴
槽40から引き出すと、ドッキングアーム30を介して
台車部2も一緒に引き出され、図6に示すように、第2
連結プレート15が台車部2の連結ピン21,22に係
合し、続いてロックアーム23が連結プレート15のロ
ックピン28に係合する。このとき、不測にロックアー
ム23の上昇が連結プレート15の降下より早くなった
場合、図13(a)に示すように、連結プレート15の
ロックピン28が、連結プレート15の自重とコイルば
ね17のばね圧によりロックアーム23のフック部先端
の平面部27aを押し下げて、図13(b)に示すよう
に、ロックアーム23のフック部27に係合して、連結
プレート15がロックアーム23によりロックされる。
同時に、連結プレート15の係合溝18,19が連結ピ
ン21,22に係合する。ロックアーム23が連結プレ
ート15のロックピン28に係合したのち、さらに把手
11を持って乗座部3と台車部2を引き出すと、図5に
示すように、第1連結プレート14が台車部2の連結ピ
ン21,22に係合する。このとき、連結プレート1
4,15を動作させるのはコイルばね17のばね圧と連
結プレート14,15の重心14a(図10参照)に掛
かる自重によるが、不測にコイルばね17の機能が失わ
れたとしても連結プレート14,15にかかる自重によ
り連結プレート14,15の基本機能、すなわちドッキ
ング動作及びドッキング後の安定性は失われない。ま
た、この連結プレート14,15は出浴時のドッキング
速度の大小に関係なく連結プレート14,15の係合溝
18,19がフレーム5の連結ピン21,22に係合す
る。すなわち、ドッキング動作がゆっくりの時は、連結
プレート14,15の当接ローラ20が浴槽40の開口
部端縁44aに沿って転動し、ゆっくりと連結プレート
14,15の係合溝18,19が連結ピン21,22に
係合する。一方、ドッキング速度が速い時は、プレート
14,15の自重とコイルばね17のばね圧により枢支
軸16を支点にして素早く連結プレート14,15の係
合溝18,19が連結ピン21,22に係合する。この
ように連結プレート14,15はそれのみで、入浴時、
出浴時のドッキング動作及び車椅子1としての走行時の
安定性及び幅広い操作性を備えており、構造的にも非常
に単純である。
【0018】さらに、この連結プレート14,15が独
立して4ケ所に配設されているため、このうちの1ケ所
に動作不良が発生しても全体の機能は失なわれない(図
15参照)。そして、2次的安全手段としてロックアー
ム23及び案内支持プレート24を配設している。この
ことにより、乗座部3が台車部2に完全に連結した姿勢
で載設された車椅子1として浴槽40から引き出され
る。
立して4ケ所に配設されているため、このうちの1ケ所
に動作不良が発生しても全体の機能は失なわれない(図
15参照)。そして、2次的安全手段としてロックアー
ム23及び案内支持プレート24を配設している。この
ことにより、乗座部3が台車部2に完全に連結した姿勢
で載設された車椅子1として浴槽40から引き出され
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による分離
式車椅子は、台車部と乗座部が4つの連結プレートによ
って確実に、かつ安定した姿勢で連結されているので、
すぐれた操作性及び安全性を有し、浴槽に対する車椅子
の出し入れがきわめてスムーズに行なえる。しかも、車
椅子として走行する際は、前記乗座部が前記台車部に前
記4つの連結プレートを介して連結支持されているの
で、不測に前記乗座部が前記台車部から脱落するおそれ
がない。
式車椅子は、台車部と乗座部が4つの連結プレートによ
って確実に、かつ安定した姿勢で連結されているので、
すぐれた操作性及び安全性を有し、浴槽に対する車椅子
の出し入れがきわめてスムーズに行なえる。しかも、車
椅子として走行する際は、前記乗座部が前記台車部に前
記4つの連結プレートを介して連結支持されているの
で、不測に前記乗座部が前記台車部から脱落するおそれ
がない。
【図1】本発明に係る分離式車椅子の正面図である。
【図2】同分離式車椅子の平面図である。
【図3】本発明に係る浴槽の要部縦断側面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う矢視図である。
【図5】本発明に係る分離式車椅子が浴槽に進入する動
作を説明する初期段階の説明図である。
作を説明する初期段階の説明図である。
【図6】同車椅子が浴槽に進入する動作を説明する第2
段階の説明図である。
段階の説明図である。
【図7】同車椅子が浴槽に進入する動作を説明する第3
段階の説明図である。
段階の説明図である。
【図8】同車椅子が浴槽に進入する動作を説明する最終
段階の説明図である。
段階の説明図である。
【図9】図5の初期段階における要部拡大斜視図であ
る。
る。
【図10】連結プレートと連結ピンとの係合関係を説明
する拡大正面図である。
する拡大正面図である。
【図11】同分離式車椅子を浴槽から引き出す際におけ
る台車部との乗座部と連結過程を説明する要部拡大正面
図である。
る台車部との乗座部と連結過程を説明する要部拡大正面
図である。
【図12】図6の第2段階における要部拡大斜視図であ
る。
る。
【図13】連結プレートとロックアームとの係合過程の
説明図で、(a)は係合途中を示し、(b)は係合完了
状態を示している。
説明図で、(a)は係合途中を示し、(b)は係合完了
状態を示している。
【図14】同車椅子を浴槽から引き出す際のドッキグア
ームの動作を説明する斜視図である。
ームの動作を説明する斜視図である。
【図15】同分離式車椅子の台車部と乗座部との連結状
態を示す概略斜視図である。
態を示す概略斜視図である。
1 分離式車椅子 2 台車部 3 乗座部 4 連結部 5 台車部2のフレーム 5a フレーム5の後端部 7 乗座部3のフレーム 14,15 連結プレート 16 枢支軸 17 コイルばね 18,19 係合溝 21,22 連結ピン 23 ロックアーム 24 案内支持プレート 28 ロックピン 30 ドッキングプレート 40 浴槽 41 開口部 42 扉 44 底部 44a 底部44の開口部端縁 45 案内レール 46 空所部
Claims (3)
- 【請求項1】 走行する台車部と、該台車部に分離可能
に載設される乗座部と、該乗座部を前記台車部に分離自
在に連結する連結装置とを備えている分離式車椅子を、
一側に扉が設けられている浴槽に、前記扉を開いた状態
で入れると、前記連結装置が作動し、前記乗座部が前記
台車部から分離し前記浴槽の底部に移乗すると共に、前
記台車部が前記浴槽の底部下方に位置するように構成さ
れている分離式車椅子による入浴装置であって、 前記連結装置は、前記乗座部の左右両側の4箇所に横方
向の枢支軸を介して上下回動自在に取り付けられ、か
つ、ばね手段によって入浴時における前記車椅子の進行
方向へ付勢されている4つの連結プレートを有し、前記
連結プレートには、前記枢支軸を中心とし、かつ半径の
異なる2つの円弧状の係合溝が設けられていると共に、
前記両係合溝は入浴時における前記車椅子の進行方向に
開口しており、 前記台車部には、前記連結プレートの前記両係合溝に係
合する連結ピンが横方向に突設されており、 さらに、前記乗座部の後端部に上下動可能に取り付けら
れ、かつばね手段によって下方へ付勢され、前記台車部
の入浴時における前記車椅子の進行方向後端部に係合す
るドッキングプレートが設けられており、 前記車椅子が前記浴槽に進入すると、先ず前記乗座部の
進入方向前部両側の前記連結プレートが前記浴槽の底部
端縁に当接し、前記枢支軸を支点に上方へ回動して前記
連結ピンから離脱し、前記乗座部が前記底部に移乗する
と共に、前記台車部が前記底部の下方に進入し、続いて
前記乗座部の進入方向後部両側の前記連結プレートが上
記同様にして前記底部の端縁に当接し、上方へ回動して
前記連結ピンから離脱し、前記乗座部が完全に前記底部
に移乗すると、前記ドッキングプレートが前記底部の端
縁に当接し、前記ばね手段に抗して上方へ移動して前記
台車部との係合が解除され、前記台車部が前記底部の下
方に位置するように構成されていることを特徴とする分
離式車椅子による入浴装置。 - 【請求項2】 前記台車部に横方向の支持軸に回動自在
に取り付けられ、かつばね手段により上方へ付勢されて
いるロックアームが設けられていて、該ロックアームの
先端に設けたフック部が前記連結プレートに突設したロ
ックピンに係合している請求項1記載の分離式車椅子に
よる入浴装置。 - 【請求項3】 前記台車部の前記連結ピンを設けた箇所
の下側に、前記連結プレートの下端部を案内支持する案
内支持部材が設けられている請求項1又は2記載の分離
式車椅子による入浴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18607198A JP3159956B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 分離式車椅子による入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18607198A JP3159956B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 分離式車椅子による入浴装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000014735A true JP2000014735A (ja) | 2000-01-18 |
JP3159956B2 JP3159956B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=16181888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18607198A Expired - Fee Related JP3159956B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 分離式車椅子による入浴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159956B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005137880A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-06-02 | Delta Kogyo Co Ltd | ヘッドレストのロック溝の構造及びロック溝の成形方法並びにヘッドレストポールの製造方法 |
JP2006255165A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Sakai Medical Co Ltd | 入浴用車椅子 |
JP2008253426A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Iura Co Ltd | 分離式入浴キャリー |
JP2016022185A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 株式会社Adsムラカミ | 座浴用車椅子 |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP18607198A patent/JP3159956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005137880A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-06-02 | Delta Kogyo Co Ltd | ヘッドレストのロック溝の構造及びロック溝の成形方法並びにヘッドレストポールの製造方法 |
JP2006255165A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Sakai Medical Co Ltd | 入浴用車椅子 |
JP4570994B2 (ja) * | 2005-03-17 | 2010-10-27 | 酒井医療株式会社 | 入浴用車椅子 |
JP2008253426A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Iura Co Ltd | 分離式入浴キャリー |
JP2016022185A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 株式会社Adsムラカミ | 座浴用車椅子 |
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---|---|
JP3159956B2 (ja) | 2001-04-23 |
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