JP3841975B2 - 車椅子用入浴装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体障害者や養護老人等を車椅子に乗せたままで入浴させることができる車椅子用入浴装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、特開平9−19475号公報に記載された従来技術に係る車椅子用入浴装置を示している。この入浴装置は、開閉式の扉2が設けられた浴槽3と車椅子1とにより構成され、車椅子1は、走行する台車4と、入浴者を乗せる乗座部5と、乗座部5を台車4上に所定高さに支持する複数の連結アーム6A,6Bと、を有している。
【0003】
そして、浴槽3へ車椅子1を進出させると、乗座部5が浴槽3の底壁3a上を走行して浴槽3内へ収容される一方、台車4が底壁3aの下方空間に配置される。このとき、乗座部5を所定高さに保持する連結アーム6A,6Bは、底壁3aとの接触により順に鉛直面内を上下方向に回転して、台車4又は乗座部5に収容される。より具体的には、乗座部5の一方のローラ7が底壁3aに乗り上げた後、第1の連結アーム6Aが底壁3aとの接触により下端を支点として反進行方向(図8の右側)へ回転して台車4側へ収容され、続いて第2連結アーム6Bが底壁3aとの接触により上端を支点として回転して乗座部5側へ収容される。
【0004】
なお、符号8は、第1連結アーム6Aが外されたときに、乗座部5の跳ね上がりを防止するストッパであって、連結アーム6Aと同様、底壁3aとの接触により乗座部5のピン8aから外れて台車4側へ収容されるようになっている。
【0005】
このような入浴装置は、入浴者を乗せた乗座部5を所定の高さ位置に維持した状態で浴槽3へスムースに入出させることができる点で優れている。また、台車4が浴槽3内に入らないので、台車4のキャスター等により浴槽3内を汚すおそれがなく、衛生的にも優れている。
【0006】
なお、これに類似する技術が特開平8−182723号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した車椅子用入浴装置のように、車椅子1の台車4と乗座部5とが底壁3aを介して上下に分割する構成では、乗座部5を所定高さに保持する連結アーム6A,6B自体を可動式の構造とする必要があり、構成の複雑化及び装置の大型化を招聘してしまう。
【0008】
また、底壁3aの下方に連結アーム6Bを含めた台車4全体を配置させるために、底壁3aをある程度高い位置に設定するか、あるいは台車4全体を小型化するといったレイアウト上の制約を受ける。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、請求項1の発明は、開閉式の扉が設けられるとともに、底壁の両側から起立する一対の側壁を有する浴槽と、入浴者を乗せる乗座部が走行する台車に対して分離可能な車椅子と、を有し、上記車椅子を浴槽へ進入させる車椅子進入時に、上記乗座部が浴槽内へ収容される一方、上記台車は乗座部と分離して上記浴槽の外側に配置される車椅子用入浴装置であって、車椅子進入時に上記浴槽の側壁の外側を走行する台車のサイドフレームに、内側へ開口する断面略コ字状のガイドレールが固定的に設けられる一方、車椅子進入時に上記側壁の内側を走行する乗座部の乗座フレームに、略水平方向に回転可能な可動ブラケットが設けられ、かつ、車椅子単独の状態では上記可動ブラケットの先端がガイドレールに支持されてガイドレールが乗座部の荷重を支えるように、上記可動ブラケットを外方へ張り出した拡開姿勢に付勢する付勢手段を備え、上記可動ブラケットは、車椅子進入時に上記側壁に接触して反進入方向へ回転することによってガイドレールから外れて、上記浴槽内へ収容されることを特徴としている。
【0010】
上記の構成により、車椅子単独の状態では、付勢手段により拡開姿勢にある乗座部の可動ブラケットの先端が、台車のガイドレール内に支持されている。このような車椅子を入浴者を乗せた状態で扉の開いた浴槽へ進出させると、可動ブラケットが浴槽の側壁に接触して水平方向に回転し、乗座部とともに浴槽内へ収容される。一方、ガイドレールは側壁の外側を走行し、台車とともに浴槽の外側に配置される。
【0011】
つまり、車椅子を浴槽へ進入させる際に、乗座部と台車とが浴槽の側壁を挟んで水平方向に分離するようになっている。言い換えると、ガイドレールを含めた台車のサイドフレームが、浴槽の左右両側へ配置されることになる。
【0012】
このように、乗座部の荷重を支えるガイドレールが台車のサイドフレームに固定的に設けられるため、可動ブラケット側の構成を簡素化することができ、ひいては装置自体の簡素化,小型化を図ることができる。
【0013】
また、可動ブラケットが水平方向に回転するようになっているため、上記従来例のように可動ブラケットとしての連結アームが荷重の作用する上下方向に回転するものに比して、可動ブラケットが不用意に回転する虞が低減され、車椅子の安定性が向上する。
【0014】
更に、乗座部が浴槽内に収納された状態で、台車が浴槽の外側に配置されるため、上記従来例のように上下方向の寸法の制約を受けることがない。この結果、浴槽や台車のレイアウトの自由度が大きくなる。
【0015】
より具体的には、請求項2の発明のように、上記台車は、上記サイドフレーム及び両サイドフレームの一端を連結する連結フレームからなる台車フレームを有し、この台車フレームは、上記乗座部を浴槽内に収容した際に、浴槽の外側を迂回するように略コ字状に形成されている。
【0016】
すなわち、略コ字状の台車が、浴槽の手前側の三方を迂回するように、浴槽の外側に配置される。
【0017】
更に好ましくは請求項3の発明のように、上記浴槽の側壁に、少なくとも上記台車のサイドフレーム及びこのサイドフレームに取り付けられた車輪を収容する台車収容部が凹設されている。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、乗座部の荷重を支えるガイドレールが台車のサイドフレームに固定的に設けられるため、可動ブラケット側の構成を簡素化することができ、ひいては装置自体の簡素化,小型化を図ることができる。また、可動ブラケットが水平方向に回転する構成となっているため、上記従来例のように可動ブラケットとしての連結アームが荷重の作用する上下方向に回転するものに比して、可動ブラケットが不用意に回転する虞が低減され、車椅子の安定性が向上する。更に、台車が浴槽の外側に配置されるため、上記従来例のように上下方向の寸法の制約を受けることがない。
【0019】
特に、請求項3の発明では、台車のサイドフレーム及びこのサイドフレームに取り付けられた車輪が浴槽の台車収容部に収容される形となるため、外観品質の向上を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車椅子用入浴装置の具体的な実施形態を図1〜7を参照して説明する。なお、ここでは図1,3〜7の左側を手前側もしくは前側とし、図の右側を後側としている。
【0021】
この車椅子用入浴装置は、その手前側に開閉式の扉12が設けられた浴槽10と、入浴者を乗せる乗座部16が走行する台車18に対して分離可能な車椅子14と、により構成され、車椅子14を浴槽10へ押し込む際に、乗座部16が浴槽10内へ収容される一方、台車18が乗座部16と分離して浴槽10の外側に配置されるようになっている。
【0022】
浴槽10は、高さ調整可能な複数の脚部20を介して床面に設置されるようになっている。この浴槽10の下部では、所定幅を有する底壁22の左右両側から上方へ起立する所定幅の一対の側壁24が形成され、かつ、両側壁24の外側に、台車18を収容する一対の台車収容部26が凹設されている。言い換えると、浴槽10の台車収容部26が部分的に薄肉化されており、その他の部分の浴槽10内部には、給湯,排水,及び扉12の開閉検出等を行う適宜な電装部品が収納されている(図示省略)。また、扉12の内側には、扉12を閉めた際に浴槽10の開口部との間をシールする適宜なシール部材が設けられている(図示省略)。
【0023】
車椅子14の乗座部16は、多段階に調整可能なシート部30を主体とし、このシート部30を支持する乗座フレーム32には、介助者,入浴者用の可倒式の取手34,35が設けられている。また、乗座フレーム32は、車椅子14を浴槽10に出入する際に、浴槽10の底壁22上を走行するように構成されている。具体的には、乗座フレーム32の四隅に、底壁22上を走行する左右一対の前ローラ36及び後ローラ38がそれぞれ設けられるとともに、乗座フレーム32の左右両側に、浴槽10の側壁24の内側を走行する複数の第1ガイドローラ40が設けられている。これら第1ガイドローラ40によって、主に車椅子14の出入時の横揺れが抑制されるようになっている。
【0024】
一方、車椅子14の台車18は、車椅子14を浴槽10へセットした状態、すなわち乗座部16を浴槽10内へ収容させた状態で、浴槽10の手前側の三方を囲うように、浴槽10の外側に配置される略コ字状の台車フレーム42を主体としている。すなわち、台車18は、浴槽10の底壁22の下方に潜り込むのではなく、浴槽10の前面及び側面よりも外側に残るようになっている。詳述すると、台車フレーム42は、浴槽10の両側壁24の外側を所定の間隙を介して走行する一対のサイドフレーム44と、両サイドフレーム44の前端を連結する略コ字状の連結部46とにより構成されている。連結部46は、乗座部16の前端を所定高さ位置で支持するように、側面視で前側へ傾斜している。この連結部46に一対の前輪48が取り付けられるとともに、サイドフレーム44に相対的に大径な後輪50が取り付けられている。なお、サイドフレーム44の外側には、図1にも示すように、浴槽10の下部両側に取り付けられた案内レール52の内側を走行する複数の第2ガイドローラ54が設けられている。
【0025】
そして、台車18の両サイドフレーム44には、上方へ延びる固定ブラケット58がそれぞれ固定されており、固定ブラケット58の上端にはガイドレール56が固定されている。ガイドレール56は、内側(側壁24側)へ向けて開口する断面略コ字状をなし、かつ、進行方向に所定長さを有している。一方、乗座フレーム32の両側には、所定長さの略棒状の可動ブラケット60が略水平方向に回転可能に取り付けられている。この可動ブラケット60は、スプリング62により外方へ張り出した拡開姿勢に付勢されており、この拡開姿勢で、先端に設けられた先端ローラ64がガイドレール56内に載置,支持されるようになっている。なお、符号65は補強部材である。
【0026】
また、台車18の連結部46には、乗座フレーム32の前部に設けられた板状のスライダ66及び第2突起部86をスライド可能に支持するスライドローラ68が取り付けられている。更に、乗座部16の前端には、台車18の前端に設けられた第1掛止部71に掛止する回転式の第1フック70が取り付けられている。この第1フック70は、第1リンク機構72を介して第1レバー74と連携されている。一方、台車18の後端には、浴槽10に設けられた第2掛止部81(図6)に掛止する第2フック80が設けられている。この第2フック80は、第2リンク機構82を介して第2レバー84と連携されている。
【0027】
このような構成により、車椅子14が浴槽10へセットされていない単独の状態では、乗座部16のスライダ66が台車18のスライドローラ68上に支持されるとともに、乗座部16の可動ブラケット60の先端ローラ64が台車18のガイドレール56内に支持され、これら前後左右の4カ所で主に乗座部16が台車18上に安定して支持されている。加えて、乗座部16前端の第1フック70が台車18の第1掛止部71に掛止することにより、乗座部16の台車18に対する相対移動が確実に抑制されている。
【0028】
次に、図6を参照して、車椅子14を浴槽10へ押し込む際の動作を順に説明する。車椅子14を後向きの姿勢で扉12の開いた浴槽10へ押し込むと、まず、乗座部16の後ローラ38が浴槽10の底壁22上にわずかに乗り上がる。このとき、可動ブラケット60の先端ローラ64がガイドレール56の下壁部からわずかに浮き上がり、可動ブラケット60がガイドレール56に支持されていない状態、すなわち回転可能な状態となる。つまり、上記の乗り上げ分だけ先端ローラ64がガイドレール56内で上下動できるように、ガイドレール56の内側の高さが先端ローラ64の直径よりも適宜に大きく設定されている。
【0029】
更に車椅子14を押し込むと、可動ブラケット60が側壁24の前面に接触し、スプリング62のばね力に抗して反進行方向側(図6の左側)へ約90度回転し、浴槽10内部へ収容される。なお、可動ブラケット60の表面には、接触時の衝撃を低減する適宜な緩衝材が設けられている。
【0030】
また、乗座部16の第1レバー74が、底壁22に設けられた第1突起部76に接触して回転すると、第1リンク機構72を介して連携する第1フック70が、第1スプリング78(図1)の反力に抗して揺動し、第1掛止部71から外れる。これにより、乗座部16が台車18に対してスライド可能な状態となる。
【0031】
一方、台車18の第2フック80が浴槽10の第2掛止部81に掛止される。これにより、台車18が浴槽10から不用意に引き出されることが防止される。なお、第2フック80と第2掛止部81とが掛止する位置と、台車18が浴槽10に突き当てられて停止する位置との間には、台車18のオーバーストロークを許容する適宜な間隙D1が設定されている。
【0032】
この後、乗座部16のみが更に移動し、一対の前ローラ36が底壁22に乗り上がる。これにより、乗座部16全体が底壁22上に乗り上がる。そして、乗座部16のストッパ90(図1)もしくは前ローラ36が浴槽10の壁面に突き当たると、乗座部16が停止する。
【0033】
なお、可動ブラケット60がガイドレール56から外れてから、前ローラ36が底壁22上に乗り上がるまで、乗座部16のスライダ66又は第2突起部86が確実にスライドローラ68上に支持されるように設定されている。
【0034】
このように浴槽10内に乗座部16を収容した状態で、扉12を閉めると、取手34,35が浴槽10の内壁面に適宜に圧接,嵌合して、乗座部16が浴槽10内で安定して保持される。入浴の際には浴槽10内に湯が給湯され、入浴が終了すれば、浴槽10内の湯を排出した後、扉12を開けて車椅子14が退出される。
【0035】
この退出動作を、図7を参照して順に説明する。車椅子14を手前側へ引き出すと、まず乗座部16のみが移動し、スライダ66の第2突起部86がスライドローラ68上に乗り上げられた後、前ローラ36が底壁22から外れる。
【0036】
次に、第1フック70が、第1掛止部71との当接により第1リンク機構72の第1スプリング78のバネ力に抗して一旦持ち上げられた後、第1掛止部71に掛止される。更に車椅子14を引き出すと、台車18の前端に設けられた第2突起部86が第2レバー84を押圧し、第2レバー84が回転する。これにより、第2レバー84に第2リンク機構82を介して連携する第2フック80が揺動して第2掛止部81から外れる。この結果、台車18が走行可能な状態となり、これ以降、乗座部16と台車18とが一体に移動して、浴槽10から引き出される。
【0037】
なお、符号D2は、第1フック70が第1掛止部71に掛止してから、第2フック80が第2掛止部81から外れるまでの間に設定される乗座部16のオーバーストロークである。
【0038】
以上のように本実施形態では、乗座部16の荷重を支えるガイドレール56が台車18のサイドフレーム44に固定的に設けられるため、可動ブラケット60側の構成を簡素化することができ、ひいては装置自体の簡素化,小型化を図ることができる。
【0039】
また、可動ブラケット60が水平方向に回転する構成となっているため、上記従来例のように可動ブラケットとしての連結アームが荷重の作用する上下方向に回転するものに比して、可動ブラケット60が不用意に回転する虞が低減され、車椅子14の安定性が向上する。
【0040】
更に、台車18が浴槽10の外側に配置されるため、浴槽10や台車18の上下方向の寸法に制約を受けることがない。
【0041】
しかも、台車18のサイドフレーム44や後輪50が浴槽10の台車収容部26に収容される形となるため、外観品質にも優れている。
【0042】
加えて、第1フック70が第1掛止部71に係止している状態であれば、万が一車椅子14の出入時等に可動ブラケット60が固定ブラケット58から外れたとしても、第1掛止部71,スライドローラ68で第2突起部86,スライダ66が係合,支持されるため、乗座部16が台車18から外れて落下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車椅子用入浴装置の要部を示す斜視図。
【図2】上記車椅子用入浴装置の正面図。
【図3】上記車椅子用入浴装置の側面図。
【図4】上記車椅子用入浴装置の上面図。
【図5】上記車椅子用入浴装置の車椅子の側面図。
【図6】上記浴槽へ車椅子を進入する際の作動を示す説明図。
【図7】上記浴槽から車椅子を退出する際の作動を示す説明図。
【図8】従来例に係る車椅子用入浴装置を示す側面図。
【符号の説明】
10…浴槽
12…扉
14…車椅子
16…乗座部
18…台車
22…底壁
24…側壁
26…台車収容部
32…乗座フレーム
42…台車フレーム
44…サイドフレーム
46…連結部
56…ガイドレール
60…可動ブラケット
62…スプリング(付勢手段)

Claims (3)

  1. 開閉式の扉が設けられるとともに、底壁の両側から起立する一対の側壁を有する浴槽と、入浴者を乗せる乗座部が走行する台車に対して分離可能な車椅子と、を有し、上記車椅子を上記浴槽へ進入させる車椅子進入時に、上記乗座部が上記浴槽内へ収容される一方、上記台車は上記乗座部と分離して上記浴槽の外側に配置される車椅子用入浴装置であって、
    上記車椅子進入時に上記浴槽の側壁の外側を走行する上記台車のサイドフレームに、内側へ開口する断面略コ字状のガイドレールが固定的に設けられる一方、上記車椅子進入時に上記側壁の内側を走行する上記乗座部の乗座フレームに、略水平方向に回転可能な可動ブラケットが設けられ、
    かつ、車椅子単独の状態では上記可動ブラケットの先端が上記ガイドレールに支持されてガイドレールが上記乗座部の荷重を支えるように、上記可動ブラケットを外方へ張り出した拡開姿勢に付勢する付勢手段を備え、
    上記可動ブラケットは、上記車椅子進入時に上記側壁に接触して反進入方向へ回転することによって上記ガイドレールから外れて、上記浴槽内へ収容されることを特徴とする車椅子用入浴装置。
  2. 上記台車は、上記サイドフレーム及び両サイドフレームの一端を連結する連結フレームからなる略コ字状の台車フレームを有し、この台車フレームは、上記乗座部を上記浴槽内に収容させた状態で、上記浴槽の外側を迂回するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の車椅子用入浴装置。
  3. 上記浴槽の側壁の外側に、少なくとも上記台車のサイドフレーム及びこのサイドフレームに取り付けられた車輪を収容する台車収容部が凹設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車椅子用入浴装置。
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