JP2000014250A - 栽培装置 - Google Patents

栽培装置

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JP2000014250A
JP2000014250A JP10187860A JP18786098A JP2000014250A JP 2000014250 A JP2000014250 A JP 2000014250A JP 10187860 A JP10187860 A JP 10187860A JP 18786098 A JP18786098 A JP 18786098A JP 2000014250 A JP2000014250 A JP 2000014250A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 栽培装置10は、植物栽培用の培土を充
填可能な栽培容器11と、栽培容器11に係止されたワ
イヤロープ12と、ワイヤロープ12が掛けられた回動
自在な滑車13とを備えており、ビニルハウス16内に
おいて、地面14より高い位置に吊り下げられた栽培容
器11において植物15の栽培を行うことができる。 【効果】 栽培密度を高めることによって収穫量増大を
図ることが可能であり、栽培期間中の作業性に優れ、ス
ペースを有効に活用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、花卉などの
植物を栽培するための栽培装置、詳しくは、地面より高
い位置において植物を栽培するための栽培装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】野菜、花卉などの植物を栽培する場合、
栽培地の地面に形成された畝に沿って植物苗を植える方
法、あるいは植物栽培用の培土を充填した栽培容器を地
面上に多数配列し、それらの栽培容器の中で栽培を行う
方法などがとられている。
【0003】農作物などを栽培する場合、栽培用地にな
るべく多くの本数の苗を植えることによって収穫量の増
大を図ることができる。しかし、従来の栽培方法におい
ては、栽培期間中各種作業を行うスペースを確保するた
め、畝または栽培容器は、作業者が通れる程度の間隔を
おいて配列されている関係上、栽培可能な植物の本数は
限られている。特に、栽培面積が限られているビニルハ
ウス栽培などにおいては、栽培本数の多少によって収穫
量が大きく左右されるので栽培本数の増大は切実な要求
であるが、ビニルハウス内においても作業スペースを確
保する必要があるため、単位面積当たりの栽培本数を増
やすことは容易ではない。
【0004】そこで、ビニルハウス栽培などにおいて、
単位面積当たりの栽培本数を増加させることができる技
術として、図9に示すような栽培装置が開発されてい
る。この栽培装置は、ビニルハウス81内にレール82
を敷設するとともに、このレール82に沿って移動可能
な支持枠体83を複数配列し、各々の支持枠体83に植
物栽培容器80を積載した構造である。
【0005】図9に示す栽培装置の場合、多数の植物栽
培容器80を積載した支持枠体83は、レール82に沿
って、ビニルハウス81内を横断する方向に移動可能で
あるため、作業者が通過できる程度の作業空間84を1
列確保しておけば、支持枠体83を順次移動させなが
ら、栽培期間中の各種作業を行うことができる。すなわ
ち、作業空間84を1列のみ確保すればよいため、所定
間隔ごとに畝などを形成する従来の栽培方法に比べ、単
位面積当たり栽培可能な植物の本数、いわゆる栽培密度
を高めることが可能であり、これによって収穫量の増大
を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す栽培装置の
場合、従来の栽培方法より栽培密度を増大することは可
能であるが、少なくとも1列の作業空間84だけは確保
する必要があるため、栽培密度の増大には上限がある。
【0007】また、地面上にレール82や保持枠体83
などを設ける必要があるため、地盤補強工事などに手間
がかかり、設備コストが高く、作業空間84の幅よりサ
イズが大きな農業機械などを運び込んで作業を行うこと
もできない。
【0008】さらに、この栽培装置の場合、地面上にお
ける占有スペースが大であり、作業空間84が1列しか
ないため、栽培期間中に行う作業の種類によっては作業
性が著しく悪いことがある。例えば、作業空間84にお
いて複数の作業者が同時に作業を行う場合などは、互い
の作業が干渉し合うことがあり、作業性が悪い。
【0009】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、栽培密度を高めることによって収穫量増大を図るこ
とが可能で、栽培期間中の作業性に優れ、スペースを有
効に活用することができる栽培装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の栽培装置は、植物栽培用の植物支持体を充
填可能な栽培容器と、栽培容器を地面より高い位置で昇
降可能に保持する吊下保持手段とを備えたことを特徴と
する。ここで、植物支持体とは、培土、ロックウールあ
るいはゲル状物質などのように、その中において植物根
の生育および植物根による養分や水分などの吸収が可能
であって、植物体の姿勢を支持することのできるものを
いう。
【0011】このような構成とすることにより、地面よ
り高い位置に吊り下げられた栽培容器において植物栽培
を行うとともに、栽培容器の下方を作業スペースとして
利用することが可能となり、栽培用地上方の全面に渡っ
て栽培容器を配列することができるため、栽培密度を高
めて収穫量増大を図ることができる。また、栽培容器は
昇降可能であるため、必要に応じて栽培容器を地面まで
下ろして各種作業を行うことができ、作業性は良好であ
る。
【0012】また、本発明の栽培装置では、吊下保持手
段として、栽培容器に連結された紐状体と、この紐状体
を吊下状態に保持する滑車または巻上機とを備えた構造
とすることができる。このような構造とすることによ
り、栽培容器の昇降操作が容易となるため、作業性が向
上する。また、昇降範囲内であれば、栽培容器を任意の
高さに保持することができるため、作業者や作業内容に
適した高さに保持することにより、作業中の肉体的負担
を軽減することが可能であり、植物の種類や生育状態な
どに適した高さ設定を行うこともできる。
【0013】一方、本発明の栽培装置では、吊下保持手
段として、天秤状態に保持された保持部材と、保持部材
と栽培容器とを連結する連結部材とを備えた構造とする
こともできる。このような構造とすることにより、保持
部材の両側で保持された栽培容器の重量を合わせておけ
ば、各種作業のために栽培容器を下ろした場合でも、栽
培容器に対する拘束を解除すれば自動的に元の高さに復
帰するため、作業者の肉体的負担を軽減することができ
る。
【0014】さらに、本発明の栽培装置では、滑車、巻
上機または保持部材に、栽培容器を水平方向に移動させ
る移動機構を設けた構造とすることができる。このよう
な構造とすることにより、栽培容器を上下方向および水
平方向に移動させることが可能となるため、より広い作
業スペースを確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施形態の栽培装置を
示す正面図、図2は前記栽培装置を示す側面図、図3は
前記栽培装置の使用状態を示す説明図である。
【0016】図1,2に示すように、本実施形態の栽培
装置10は、植物栽培用の培土を充填可能な栽培容器1
1と、栽培容器11に係止されたワイヤロープ12と、
ワイヤロープ12が掛けられた滑車13とを備えてい
る。このような構成とすることにより、ビニルハウス1
6内において、地面14より高い位置に吊り下げられた
栽培容器11において植物15の栽培を行うことができ
る。
【0017】この場合、栽培容器11の下方を作業スペ
ースとして確保することができるため、地面14上方の
全面に渡って栽培容器11を配列することが可能とな
り、栽培密度を高めることによって、収穫量の増大を図
ることができる。また、滑車13の作用により、栽培容
器11は昇降可能であるため、図3に示すように、栽培
容器11を地面14まで下ろして、各種作業を行うこと
ができ、作業性は良好である。
【0018】また、栽培容器11の昇降機構として滑車
13を使用しているため、昇降操作は容易であり、作業
者17の身長や作業内容などに応じて、栽培容器11を
適切な高さに保持することが可能であるため、作業者1
7の肉体的負担を軽減することができる。
【0019】さらに、栽培容器11の下方は全面的に空
いた状態であるため、栽培期間中、各種作業を行うため
のスペースとして利用することが可能であり、作業者1
7が複数居る場合でも互いに干渉し合うことなく作業を
行うことができ、大型の農業機械を運び込んで作業を行
うことも可能である。
【0020】次に、図4,5を参照して本発明の第2実
施形態について説明する。図4は第2実施形態の栽培装
置を示す正面図、図5は前記栽培装置の平面図である。
【0021】本実施形態の栽培装置40では、栽培容器
41の吊下保持手段として、天秤状態に保持された保持
部材42と、保持部材42と栽培容器41とを連結する
ワイヤロープ44とを備えている。このような構成とす
ることにより、栽培装置10と同様、ビニルハウス16
内において、地面14より高い位置に吊り下げられた栽
培容器41において植物15の栽培を行うことができ
る。
【0022】栽培装置40の場合も、栽培容器41の下
方を作業スペースとして利用することができるため、地
面14上方の全面に渡って栽培容器41を配列すること
によって栽培密度を高め、収穫量の増大を図ることがで
きる。また、保持部材42の作用により栽培容器41は
昇降可能であるため、図4に示すように、作業者17
は、栽培容器41を地面14まで下ろして、各種作業を
行うことができる。
【0023】栽培装置40の場合、栽培容器41の昇降
機構として天秤状態に保持された保持部材42を用いて
いるため、栽培容器41を地面14まで下ろして作業を
行った後、栽培容器41に対する拘束を解除すれば、栽
培容器41は自動的に上昇して、元の高さに復帰するた
め、作業者17の肉体的負担を軽減できる。
【0024】また、栽培装置40の場合、図5に示すよ
うに、保持部材42は支柱43を中心にして回動可能で
あるため、栽培容器41は上下方向だけでなく水平方向
にも移動可能であり、必要に応じて保持部材42を回動
させれば、より広い作業スペースを確保することができ
る。なお、図5においては、栽培容器41の移動状態を
明確に表現するため、植物15を省略するとともに、保
持部材41の幅を、図4の場合より小さく描いている。
【0025】次に、図6を参照して、本発明の第3実施
形態について説明する。図6は第3実施形態の栽培装置
を示す正面図である。
【0026】本実施形態の栽培装置60では、栽培容器
61の吊下保持手段として、ワイヤロープ63および巻
上機62を用いている。このような構成とすることによ
り、栽培装置10と同様、ビニルハウス16内におい
て、地面14より高い位置に吊り下げられた栽培容器6
1において植物15の栽培を行うことができる。
【0027】栽培装置60においても、栽培容器61の
下方を作業スペースとして利用することができるため、
地面14上方の全面に渡って栽培容器61を配列するこ
とによって栽培密度を高め、収穫量増大を図ることがで
きる。巻上機62により、栽培容器61を自由に昇降さ
せることができるため、図6に示すように、作業者17
は、栽培容器61を地面14まで下ろして、各種作業を
行うことができる。
【0028】栽培装置60の場合、栽培容器61の昇降
機構として巻上機62を用いているため、昇降操作は容
易であり、また、栽培容器61を任意の高さに保持する
ことができるため、作業者17の身長や作業内容などに
応じて栽培容器61を適切な高さに保持すれば、作業者
17の肉体的負担を軽減することができる。
【0029】さらに、栽培装置60の場合、隣接する栽
培容器61と無関係に昇降させることが可能であるた
め、栽培期間中、複数の栽培容器61をそれぞれ任意の
高さに保持することが可能であり、複数の栽培容器61
の保持高さを全体的に昇降させることもできる。したが
って、栽培する植物の種類やそれぞれの生育状態に適し
た高さ設定を行うことができる。
【0030】次に、図7を参照して、本発明の第4実施
形態について説明する。図7は第4実施形態の栽培装置
を示す正面図である。
【0031】図7に示すように、本実施形態の栽培装置
80は、植物栽培用の培土を充填可能な栽培容器81
と、栽培容器81に係止されたワイヤロープ12と、ワ
イヤロープ12が掛けられた滑車13とを備えている。
このような構成とすることにより、ビニルハウス16内
において、地面14より高い位置に吊り下げられた栽培
容器81において植物15の栽培を行うことができる。
本実施形態の場合、栽培容器81を上下方向に複数段配
置しているため、図1に示す栽培装置10より更に栽培
密度を高めることが可能であり、これによって、収穫量
増大を図ることができる。
【0032】本実施形態の場合も栽培容器81の下方は
作業スペースとして確保されており、滑車13の作用に
より、栽培容器81は昇降可能であるため、下段側の栽
培容器81が地面14に接地する程度まで下ろせば、作
業者が地面14に立った状態で各種作業を行うことがで
き、作業性も良好である。
【0033】次に、図8を参照して本発明の第5実施形
態について説明する。図8は第5実施形態の栽培装置を
示す平面図である。
【0034】本実施形態の栽培装置75は、図4に示す
栽培装置40と同様、栽培容器76の吊下保持手段とし
て、天秤状態に保持された保持部材77と、保持部材7
7と栽培容器76とを連結するワイヤロープ(図示せ
ず)とを用いるとともに、栽培容器76の配列方向と斜
めに交差する方向に各保持部材87を配置している。
【0035】このような構成とすることにより、ビニル
ハウス内などにおいて、地面より高い位置に吊り下げら
れた栽培容器76において植物の栽培を行うことが可能
であり、栽培容器76の下方は各種作業スペースとして
利用することができる。また、保持部材77の作用によ
り各栽培容器76は昇降可能であるため、栽培容器76
を地面まで下ろして、各種作業を行うことができる。
【0036】さらに、栽培装置75の場合、保持部材7
7は栽培容器76の配列方向と斜めに交差する方向に配
置されているため、隣接する栽培容器76同士の間隔を
最小限度まで小さくすることが可能である。すなわち、
栽培容器76の昇降可能距離を大きくするには、それに
応じた長さの保持部材77が必要であるが、図8に示す
ように、保持部材77を斜めに配置することにより、栽
培容器76に必要な昇降距離を確保できる比較的長い保
持部材77を用いつつ、隣接する栽培容器76の間隔を
最小限度まで小さくすることが可能である。これによっ
て、所定面積の範囲内に栽培容器76を多数配列するこ
とができるようになるため、栽培密度が高まり、収穫量
の増大を図ることができる。
【0037】栽培装置75の場合、栽培容器76の昇降
機構として天秤状態に保持された保持部材77を用いて
いるため、栽培容器76を地面まで下ろして作業を行っ
た後、栽培容器76に対する拘束を解除すれば、栽培容
器76は自動的に上昇して、元の高さに復帰するため、
作業者の肉体的負担も小さくてすむ。
【0038】なお、これまで述べてきた実施の形態にお
いては、栽培装置10,40,60,70,75をビニ
ルハウス16内に設置した例について説明しているが、
本発明はこれに限定するものではないので、これらの栽
培装置を地上で支える支持手段を構築することにより、
栽培用地が露地である場合でも採用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0040】(1)植物栽培用の植物支持体を充填可能
な栽培容器と、栽培容器を地面より高い位置で昇降可能
に保持する吊下保持手段とを備えたことにより、地面よ
り高い位置に吊り下げられた栽培容器において植物栽培
を行うとともに栽培容器の下方が作業スペースとして利
用可能となり、栽培用地上方の全面に渡って栽培容器を
配列することができるため、栽培密度を高めて収穫量増
大を図ることができる。また、栽培容器は昇降可能であ
るため、必要に応じて栽培容器を地面まで下ろして各種
作業を行うことができ、作業性も良好である。
【0041】(2)吊下保持手段として、栽培容器に連
結された紐状体と、この紐状体を吊下状態に保持する滑
車または巻上機とを備えた構造とすることにより、栽培
容器の昇降操作が容易になるため、作業性がさらに向上
する。また、昇降過程内であれば栽培容器を任意の高さ
に保持することができるため、作業者の肉体的負担を軽
減することが可能であり、植物の種類や生育状態に応じ
た高さ設定を行うこともできる。
【0042】(3)吊下保持手段として、天秤状態に保
持された保持部材と、保持部材と栽培容器とを連結する
連結部材とを備えた構造とすることにより、保持部材の
両側に保持された栽培容器の重量を一致させておけば、
各種作業のために栽培容器を下ろした場合でも、栽培容
器に対する拘束を解除すれば自動的に元の高さに復帰す
るため、作業者の肉体的負担を軽減することができる。
【0043】(4)滑車、巻上機または保持部材に、栽
培容器を水平方向に移動させる移動機構を設けた構造と
することにより、栽培容器を上下方向だけでなく水平方
向にも移動させることが可能となるため、より広い作業
スペースを確保することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の栽培装置を示す正面図である。
【図2】図1に示す栽培装置の側面図である。
【図3】図1に示す栽培装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【図4】第2実施形態の栽培装置を示す正面図である。
【図5】図4に示す栽培装置の平面図である。
【図6】第3実施形態の栽培装置を示す正面図である。
【図7】第4実施形態の栽培装置を示す正面図である。
【図8】第5実施形態の栽培装置を示す平面図である。
【図9】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,40,60,70,75 栽培装置 11,41,61,71,76 栽培容器 12,44,63 ワイヤロープ 13 滑車 16 ビニルハウス 14 地面 15 植物 17 作業者 42,77 保持部材 43 支柱 62 巻上機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月29日(1999.9.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 栽培装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、花卉などの
植物を栽培するための栽培装置、詳しくは、地面より高
い位置において植物を栽培するための栽培装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】野菜、花卉などの植物を栽培する場合、
栽培地の地面に形成された畝に沿って植物苗を植える方
法、あるいは植物栽培用の培土を充填した栽培容器を地
面上に多数配列し、それらの栽培容器の中で栽培を行う
方法などがとられている。
【0003】農作物などを栽培する場合、栽培用地にな
るべく多くの本数の苗を植えることによって収穫量の増
大を図ることができる。しかし、従来の栽培方法におい
ては、栽培期間中各種作業を行うスペースを確保するた
め、畝または栽培容器は、作業者が通れる程度の間隔を
おいて配列されている関係上、栽培可能な植物の本数は
限られている。特に、栽培面積が限られているビニルハ
ウス栽培などにおいては、栽培本数の多少によって収穫
量が大きく左右されるので栽培本数の増大は切実な要求
であるが、ビニルハウス内においても作業スペースを確
保する必要があるため、単位面積当たりの栽培本数を増
やすことは容易ではない。
【0004】そこで、ビニルハウス栽培などにおいて、
単位面積当たりの栽培本数を増加させることができる技
術として、図4に示すような栽培装置が開発されてい
る。この栽培装置は、ビニルハウス81内にレール82
を敷設するとともに、このレール82に沿って移動可能
な支持枠体83を複数配列し、各々の支持枠体83に植
物栽培容器80を積載した構造である。
【0005】図4に示す栽培装置の場合、多数の植物栽
培容器80を積載した支持枠体83は、レール82に沿
って、ビニルハウス81内を横断する方向に移動可能で
あるため、作業者が通過できる程度の作業空間84を1
列確保しておけば、支持枠体83を順次移動させなが
ら、栽培期間中の各種作業を行うことができる。すなわ
ち、作業空間84を1列のみ確保すればよいため、所定
間隔ごとに畝などを形成する従来の栽培方法に比べ、単
位面積当たり栽培可能な植物の本数、いわゆる栽培密度
を高めることが可能であり、これによって収穫量の増大
を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す栽培装置の
場合、従来の栽培方法より栽培密度を増大することは可
能であるが、少なくとも1列の作業空間84だけは確保
する必要があるため、栽培密度の増大には上限がある。
【0007】また、地面上にレール82や保持枠体83
などを設ける必要があるため、地盤補強工事などに手間
がかかり、設備コストが高く、作業空間84の幅よりサ
イズが大きな農業機械などを運び込んで作業を行うこと
もできない。
【0008】さらに、この栽培装置の場合、地面上にお
ける占有スペースが大であり、作業空間84が1列しか
ないため、栽培期間中に行う作業の種類によっては作業
性が著しく悪いことがある。例えば、作業空間84にお
いて複数の作業者が同時に作業を行う場合などは、互い
の作業が干渉し合うことがあり、作業性が悪い。
【0009】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、栽培密度を高めることによって収穫量増大を図るこ
とが可能で、栽培期間中の作業性に優れ、スペースを有
効に活用することができる栽培装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の栽培装置は、植物栽培用の植物支持体を充
填可能な栽培容器と、前記栽培容器を地面より高い位置
で昇降可能に保持する吊下保持手段とを備え、前記吊下
保持手段として、天秤状態に保持された保持部材と、前
記保持部材と前記栽培容器とを連結する連結部材とを備
え、更に前記保持部材に、前記栽培容器を水平方向に移
動させる移動機構を設けたことを特徴とする。ここで、
植物支持体とは、培土、ロックウールあるいはゲル状物
質などのように、その中において植物根の生育および植
物根による養分や水分などの吸収が可能であって、植物
体の姿勢を支持することのできるものをいう。
【0011】このような構成とすることにより、地面よ
り高い位置に吊り下げられた栽培容器において植物栽培
を行うとともに、栽培容器の下方を作業スペースとして
利用することが可能となり、栽培用地上方の全面に渡っ
て栽培容器を配列することができるため、栽培密度を高
めて収穫量増大を図ることができる。また、栽培容器は
昇降可能であるため、必要に応じて栽培容器を地面まで
下ろして各種作業を行うことができ、作業性は良好であ
る。
【0012】また、吊下保持手段として、天秤状態に保
持された保持部材と、保持部材と栽培容器とを連結する
連結部材とを備えているので、保持部材の両側で保持さ
れた栽培容器の重量を合わせておけば、各種作業のため
に栽培容器を下ろした場合でも、栽培容器に対する拘束
を解除すれば自動的に元の高さに復帰するため、作業者
の肉体的負担を軽減することができる。
【0013】さらに、保持部材に、栽培容器を水平方向
に移動させる移動機構を設けたことにより、栽培容器を
上下方向および水平方向に移動させることが可能となる
ため、より広い作業スペースを確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施形態の栽培装置を
示す正面図、図2は前記栽培装置の平面図である。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施形態の
栽培装置40はビニルハウス16内に配置されたもの
で、植物栽培用の培土を充填可能な栽培用容器41とそ
の吊下保持手段とから構成されている。そして、栽培容
器41の吊下保持手段として、天秤状態に保持された保
持部材42と、保持部材42と栽培容器41とを連結す
る連結部材としてのワイヤロープ44とを備えている。
このような構成とすることにより、栽培装置10と同
様、ビニルハウス16内において、地面14より高い位
置に吊り下げられた栽培容器41において植物15の栽
培を行うことができる。
【0016】以上の構成の栽培装置40では、栽培容器
41の下方を作業スペースとして利用することができる
ため、地面14上方の全面に渡って栽培容器41を配列
することによって栽培密度を高め、収穫量の増大を図る
ことができる。また、保持部材42の作用により栽培容
器41は昇降可能であるため、図1に示すように、作業
者17は、栽培容器41を地面14まで下ろして、各種
作業を行うことができる。
【0017】栽培装置40の場合、栽培容器41の昇降
機構として天秤状態に保持された保持部材42を用いて
いるため、栽培容器41を地面14まで下ろして作業を
行った後、栽培容器41に対する拘束を解除すれば、栽
培容器41は自動的に上昇して、元の高さに復帰するた
め、作業者17の肉体的負担を軽減できる。
【0018】また、栽培装置40の場合、図2に示すよ
うに、保持部材42は支柱43を中心にして回動可能で
あるため、栽培容器41は上下方向だけでなく水平方向
にも移動可能であり、必要に応じて保持部材42を回動
させれば、より広い作業スペースを確保することができ
る。なお、図2においては、栽培容器41の移動状態を
明確に表現するため、植物15を省略するとともに、栽
培容器41の幅を、図1の場合より小さく描いている。
【0019】次に、図3を参照して本発明の第2実施形
態について説明する。図3は第2実施形態の栽培装置を
示す平面図である。
【0020】本実施形態の栽培装置75は、図1に示す
栽培装置40と同様、栽培容器76の吊下保持手段とし
て、天秤状態に保持された保持部材77と、保持部材7
7と栽培容器76とを連結するワイヤロープ(図示せ
ず)とを用いるとともに、栽培容器76の配列方向と斜
めに交差する方向に各保持部材77を配置している。
【0021】このような構成とすることにより、ビニル
ハウス内などにおいて、地面より高い位置に吊り下げら
れた栽培容器76において植物の栽培を行うことが可能
であり、栽培容器76の下方は各種作業スペースとして
利用することができる。また、保持部材77の作用によ
り各栽培容器76は昇降可能であるため、栽培容器76
を地面まで下ろして、各種作業を行うことができる。
【0022】さらに、栽培装置75の場合、保持部材7
7は栽培容器76の配列方向と斜めに交差する方向に配
置されているため、隣接する栽培容器76同士の間隔を
最小限度まで小さくすることが可能である。すなわち、
栽培容器76の昇降可能距離を大きくするには、それに
応じた長さの保持部材77が必要であるが、図3に示す
ように、保持部材77を斜めに配置することにより、栽
培容器76に必要な昇降距離を確保できる比較的長い保
持部材77を用いつつ、隣接する栽培容器76の間隔を
最小限度まで小さくすることが可能である。これによっ
て、所定面積の範囲内に栽培容器76を多数配列するこ
とができるようになるため、栽培密度が高まり、収穫量
の増大を図ることができる。
【0023】栽培装置75の場合、栽培容器76の昇降
機構として天秤状態に保持された保持部材77を用いて
いるため、栽培容器76を地面まで下ろして作業を行っ
た後、栽培容器76に対する拘束を解除すれば、栽培容
器76は自動的に上昇して、元の高さに復帰するため、
作業者の肉体的負担も小さくてすむ。
【0024】なお、実施の形態においては、栽培装置4
0,75をビニルハウス16内に設置した例について説
明しているが、本発明はこれに限定するものではないの
で、これらの栽培装置を地上で支える支持手段を構築す
ることにより、栽培用地が露地である場合でも採用可能
である。
【0025】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。 (1)植物栽培用の植物支持体を充填可能な栽培容器
と、栽培容器を地面より高い位置で昇降可能に保持する
吊下保持手段とを備えたことにより、地面より高い位置
に吊り下げられた栽培容器において植物栽培を行うとと
もに栽培容器の下方が作業スペースとして利用可能とな
り、栽培用地上方の全面に渡って栽培容器を配列するこ
とができるため、栽培密度を高めて収穫量増大を図るこ
とができる。また、栽培容器は昇降可能であるため、必
要に応じて栽培容器を地面まで下ろして各種作業を行う
ことができ、作業性も良好である。 (2)吊下保持手段として、天秤状態に保持された保持
部材と、保持部材と栽培容器とを連結する連結部材とを
備えた構造とすることにより、保持部材の両側に保持さ
れた栽培容器の重量を一致させておけば、各種作業のた
めに栽培容器を下ろした場合でも、栽培容器に対する拘
束を解除すれば自動的に元の高さに復帰するため、作業
者の肉体的負担を軽減することができる。 (3)保持部材に、栽培容器を水平方向に移動させる移
動機構を設けた構造とすることにより、栽培容器を上下
方向だけでなく水平方向にも移動させることが可能とな
るため、より広い作業スペースを確保することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の栽培装置を示す正面図である。
【図2】図1に示す栽培装置の平面図である。
【図3】第2実施形態の栽培装置を示す平面図である。
【図4】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】 40,75 栽培装置 41,76 栽培容器 44 ワイヤロープ 16 ビニルハウス 14 地面 15 植物 17 作業者 42,77 保持部材 43 支柱
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全面
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物栽培用の植物支持体を充填可能な栽
    培容器と、前記栽培容器を地面より高い位置で昇降可能
    に保持する吊下保持手段とを備えた栽培装置。
  2. 【請求項2】 前記吊下保持手段として、前記栽培容器
    に連結された紐状体と、前記紐状体を吊下状態に保持す
    る滑車または巻上機とを備えた請求項1記載の栽培装
    置。
  3. 【請求項3】 前記吊下保持手段として、天秤状態に保
    持された保持部材と、前記保持部材と前記栽培容器とを
    連結する連結部材とを備えた請求項1記載の栽培装置。
  4. 【請求項4】 前記滑車、前記巻上機または前記保持部
    材に、前記栽培容器を水平方向に移動させる移動機構を
    設けた請求項2,3記載の栽培容器。
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