JPS6310669Y2 - - Google Patents

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JPS6310669Y2
JPS6310669Y2 JP1982129177U JP12917782U JPS6310669Y2 JP S6310669 Y2 JPS6310669 Y2 JP S6310669Y2 JP 1982129177 U JP1982129177 U JP 1982129177U JP 12917782 U JP12917782 U JP 12917782U JP S6310669 Y2 JPS6310669 Y2 JP S6310669Y2
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JP
Japan
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cultivation
suspension bar
tanks
dimensional
suspension
Prior art date
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JP1982129177U
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English (en)
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JPS5931847U (ja
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、イチゴ等の作物を空中において栽培
するための立体栽培装置の改良に関する。
上記したイチゴ等作物の栽培は、地表に作成し
た畝上で行なう地床栽培が一般的であり、該地床
栽培にあつては各畝が地面によつてつながつてい
るために此等にわたつて浸透且つ流通する水に起
因した灰色カビ病や、萎菌病が伝染しやすい欠点
があると共に、作物の栽培管理作業および収穫作
業は作業者が腰をかがめた窮屈な姿勢で行なわね
ばならない関係上、労力的にも体力的にもきつい
作業となつて、内蔵障害や腰痛等の誘因となり、
また作業効率の向上を望めない難点があつた。し
かも地床栽培は地表面の平面利用であるから、地
面単位面積当りの作物収穫量に一定の限界が加え
られ、特に畝間には作業通路を設けなければなら
ないから、高い収穫を望み得なかつた。
そのため、地表面を空間的に利用する立体栽培
法なるものが提案されるに至つている。これはベ
ンチと称せられる略三角状の架台の一側斜面もし
くは両側斜面にひな段形式に上下多段の栽培床
(ベツド)を設け、それぞれの栽培床において作
物を独立的に栽培するものである。しかし該立体
栽培法は一方では地床栽培における上記難点の解
消に貢献するものであつても、他方ではベンチが
立体物であることが災いして、太陽の運行に伴い
ベンチに対する日照角度の時間的変化によつて、
中天を挟んで午前中は栽培床に日が射すが、午後
は日が射さないという日照不足が生じ、作物の生
育が妨げられ、従つて立体栽培法を採用した割り
には収穫量があがらないというデメリツトが指摘
されている。
本考案はかかる点に鑑み、立体栽培法に地床栽
培法の利点、つまり地表面の平面利用であるが故
に日中はいずれの作物にも均等な長い日照時間を
保証できるという利点をプラスした新規な立体栽
培装置を提供するものであり、その要旨とすると
ころは、地表に相対向して立設された一対の支柱
と、それぞれの支柱に設けた横軸に、該横軸周り
に回動可能として中間部が支承された一本の懸吊
バーと、相対向する此等懸吊バーの両端間に直接
または受枠を介し回動自由に、そして自重による
垂直姿勢で懸吊された栽培槽とを含み、常時はす
べての栽培槽が同一水平面域に位置されるように
上記一対の支柱を挟んだその両側部に懸垂バーを
介して栽培槽を振分け懸吊した点に存する。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
ると、第1図乃至第3図において、地表A上に所
要の間隔をおいて一対の支柱1,1が相対向して
植立され、各支柱1,1は地中への突入根部1a
にボルト等の適当な止め具2により倒壊防止用の
根かせ部材3が固着されて、その植立強度が高く
保たれており、各支柱1,1の上端部に同一軸線
を通る横軸4,4によつてそれぞれ懸吊バー5,
5がその中間部を回動自由に支承されると共に、
各懸吊バー5,5の両端部にそれぞれ他の横軸6
a,6aおよび吊り金具6b,6bによつて受枠
7,7がその中間部を回動自由に支承され、また
上記支柱1,1を挟んだその両側部において相対
向する受枠7,7間に、そして相対向する受枠
7,7の横軸6a,6aを通る軸線イ(第2図に
示す)を挟んで栽培槽8,8が振分け介装され、
且つ各栽培槽8,8の両端が支軸9,9を介し受
枠7,7に懸吊されている。10は支軸9の軸受
け部材である。この栽培槽8は合成樹脂製または
金属製の樋状箱体からなり、その縦断面形状は図
面に示す三角形の他、四角形または半円形もしく
は楕円形等に製作され、且つ底部に栽培槽長手方
向に適当数の排水穴11…が貫設されると共に、
図面に示していないが、培土が槽内部に充填さ
れ、これに作物が植付けられている。12は懸吊
バー5,5間に架設された補強用梁である。
尚、上記した横軸4はベアリング等の軸受によ
つて支柱1または懸吊バー5に対し回転自由に、
そして横軸6aは同じくベアリング等の軸受によ
つて懸吊バー5または受枠7に対し回転自由に取
付ければ、懸吊バー5および受枠7の回動が円滑
である。また、支柱1、懸吊バー5、および受枠
7は強度向上の意味からパイプ部材もしくはアン
グル部材、および此等を組合わせて用いれば好適
である。更に、栽培槽8,8の相互間隔は、立体
栽培装置を設置する地面の効率利用、即ち栽培株
数の増大のために、比較的密に選定するものとす
る。
かく構成された立体栽培装置にあつては、一対
の支柱1,1を挟んでその両側部に懸吊バーを介
して同数ずつ(第1図では2個ずつ)の栽培槽
8,8が振分け懸吊されているから、重量的にバ
ランスがとれ、従つて常時は第1図(イ)に示すよう
に栽培槽8…が同一水平面域に位置され、あたか
も此等栽培槽8…が地表Aに並べられたのと同様
の状態となつて、午前,午後の区別なく日中はい
ずれの栽培槽8…の作物に対しても日射は均等に
浴せられる。また、各立体栽培装置において、栽
培槽8…の隣接間隔を小さく取ることによつて、
そして第1図の如く隣接する立体栽培装置を両者
間に隙間が発生しないように密に設置することに
よつて、地面単位面積当りの栽培槽設置数(従つ
て作物栽培株数)を増大させることができると共
に、懸吊バー5を第1図(ロ)のように回動させて栽
培槽8…を支柱1,1に接近する方向に位置移動
させれば、隣接する立体栽培装置間に作業通路を
作りだすことができ、更には該懸吊バー5の回動
操作によつて各種作業を行なうに好適な高さ位置
に栽培槽8…を位置移動させることができる。こ
の場合、各受枠7は横軸6aによつて懸吊バー5
に取付けられており、また受枠7には横軸6a,
6aを通る軸線イを挟んでその左右に同数ずつ
(第2図では1個ずつ)の栽培槽8が振分けられ
ているから、懸吊バー5の回動にかかわらず受枠
7は常に水平姿勢にあつて、栽培槽8を傾けるこ
となく保持するものである。
懸吊バー5の回動操作による栽培槽8の位置移
動時には、その移動した点で懸吊バー5をロツク
することが望ましい。例えば前記作業通路形成時
等では、上記ロツクによつて以後その姿勢を保持
させれば便利である。そのため第4図では、支柱
1にロツク板13を固着し、該ロツク板13に横
軸4を中心とする多数個のロツク孔14…を円周
方向に定間隔毎に開設する一方、懸吊バー5には
単一のピン孔15を開設し、しかしてロツク孔1
4のいずれか1個を選択して、該ロツク孔14と
ピン孔15とにわたりロツクピン(図示せず)を
差しこむことによつて、懸吊バー5が所望の角度
姿勢にロツクされる構成を図示している。かかる
ロツク機構16は上記と同様の作用が得られるも
のであれば第4図構成に特に限定されることはな
く、懸吊バー5の回動およびロツクをモータおよ
びギヤ機構を用いて電気的、機械的に司るように
しても支障はない。
更に栽培槽8は受枠7を介することなく、懸吊
バー5に直接懸吊するようにしてもよい。
以上のように本考案は、懸吊バー間に栽培槽
を、此等栽培槽が常時同一水平面域に位置される
ように懸吊バーを支える一対の支柱を挟んでその
両側部に該懸垂バーを介して振分け懸吊してなる
ものであるから、此等栽培槽は空中において支持
されるものでありながら、あたかも地表面に配列
された如く平面的に並び、従つて日中はいずれの
作物に対しても均等に日が射し、従来の立体栽培
法における日射時間不足がなくなり、作物の高収
穫を期待できる。しかも、この立体栽培装置は懸
吊バーを手動的もしくは機械的に回動させて実施
例図面の第1図(ロ)に示すように栽培槽の地上高を
可変する方向に移動させることにより、簡単に隣
接する立体栽培装置との間に作業通路を形成でき
るものであるから、此等立体栽培装置における栽
培槽間隔を小さく取ると共に、立体栽培装置相互
の設置間隔を第1図(イ)に示すように密に取つて、
全体としての栽培槽数を増大し、且つ作物栽培株
数を増加させて、上記した日射が均等に浴せられ
ることの相乗効果により地面単位面積当りの収穫
率を飛躍的に向上させ得るものであり乍ら、上記
作業通路の形成により栽培管理作業および収穫作
業を支障なく遂行できる利点がある。
また、太陽の運行に応じて懸吊バーを回動させ
て、各栽培槽が太陽にさらされるように追尾させ
ることもできるから、これによつても作物の生育
を一層良好に促がすことができる。
上記のように懸吊バーの回動によつて栽培槽の
地上高を可変できるために、この栽培槽を薬剤散
布等の各種作業に最適な位置に移動せしめること
により、此等作業の高能率化を図ることができ
る。
以上の効果に加えて、立体栽培法の利点である
立ち作業が失われることがないため、収穫作業等
を安楽に行なえ、腰痛等の健康障害の発生を防ぐ
と共に、各栽培槽が相互に切離されて独立し、従
つて隔離栽培が行なえるから、病害の発生および
伝染を有効裡に阻止し得るメリツトがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
立体栽培装置の設置状態を示す側面図、第2図は
同平面図、第3図は同正面図、第4図はロツク機
構の一例を示す一部破断拡大図である。 1……支柱、4……横軸、5……懸吊バー、7
……受枠、8……栽培槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地表に相対向して植立された一対の支柱と、そ
    れぞれの支柱に設けた横軸に、該横軸周りに回動
    可能に中間部が支承された一本の懸吊バーと、相
    対向する此等懸吊バーの両端間に直接もしくは受
    枠を介し回動自由に、そして自重による垂直姿勢
    で懸吊された栽培槽とを含み、すべての栽培槽が
    常時は同一水平面域に位置されるように上記一対
    の支柱を挟んでその両側部に懸吊バーを介して栽
    培槽を振分け懸吊してなる立体栽培装置。
JP12917782U 1982-08-25 1982-08-25 立体栽培装置 Granted JPS5931847U (ja)

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JP12917782U JPS5931847U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 立体栽培装置

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JP12917782U JPS5931847U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 立体栽培装置

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Publication Number Publication Date
JPS5931847U JPS5931847U (ja) 1984-02-28
JPS6310669Y2 true JPS6310669Y2 (ja) 1988-03-30

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ID=30292778

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JPS5931847U (ja) 1984-02-28

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