JPH048744Y2 - - Google Patents

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JPH048744Y2
JPH048744Y2 JP1985159818U JP15981885U JPH048744Y2 JP H048744 Y2 JPH048744 Y2 JP H048744Y2 JP 1985159818 U JP1985159818 U JP 1985159818U JP 15981885 U JP15981885 U JP 15981885U JP H048744 Y2 JPH048744 Y2 JP H048744Y2
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JP
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shelf
cultivation
fixed
bed
dimensional
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JP1985159818U
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JPS6268549U (ja
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばイチゴの栽培のように、結実
位置が栽培面に近接した位置にある作物の栽培に
適した立体栽培棚に関する。
〔従来技術〕
イチゴの栽培管理や収穫作業をする際には、絶
えず腰を曲げたり、屈んだままの姿勢で作業を行
わねばならず、これが作業者にとつて、内蔵障
害、腰痛などの健康障害の一因となつていた。
このため、最近、立つたままの姿勢で作業が行
われるようにし、しかも栽培面積を広くすること
ができる立体栽培棚が提案されている。
この立体栽培棚Aは、第5図に示すように、そ
れぞれ3段に栽培ベツド載置用棚Bを取付けた二
等辺三角形のベンチ脚Cを温室内の南北方向に複
数列並列したのち、イチゴDを植えつけた排水ド
レン付栽培ベツドEを載置用棚Bに配置してなる
ものである。
この立体棚は、イチゴ等を栽培した場合、栽培
面を傾斜して利用することができるために、単位
面積当たりの栽植株数を地床栽培に比べ約2倍と
することができるという利点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、栽植株数を増大させても下段部
分の栽培床への受光が思わしくなく、期待した程
の増収は得られず、この受光が一様でないため、
得られたイチゴの品質が均一でなくなるという欠
点がある。また、下段部分の作業は地床栽培と同
様に作業者の作業姿勢に無理を生じさせる結果と
なり、立つたままの姿勢での作業が可能である上
段と比較して、下段の作業性は極端に落ちるとい
う欠点があつた。
本考案の目的は、かかる従来の立体栽培棚の欠
点を解消するもので、作業者を腰痛から開放する
ことができ、しかも上質で均質のイチゴ類を高収
率で栽培でき、従来の立体棚よりも機能的な構造
を有しているため、養液栽培にも適した立体栽培
棚を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の立体栽培棚は、それぞれ独立して上下
方向に回動自在な腕部材を両側に有する複数のベ
ツド脚を連結材によつて前後方向に連結してな
り、前記腕部材は前記ベツド脚の上端に固定した
部材と、同部材に枢支した渡し材と、同渡し材に
前記上端に固定した部材と平行に枢支した部材と
からなり、さらに、各ベツド脚のそれぞれの腕部
材間を棚形成用連結材によつて連結して形成した
棚載置部と、同棚載置部を下方位置からの上方の
水平位置までの間で回動する係止手段とを有する
ことを特徴とする。
〔作用〕
本考案の立体栽培棚は、連結された脚本体の両
側にそれぞれ上下方向に独立して回動できるの
で、栽培床への受光を日光の高さによつて任意調
整できるばかりではなく、不用の場合には両腕部
材をそれぞれの腕に無関係に下ろして通路空間を
形成でき、さらには、棚の高さを任意調整可能で
あるので作業に際しては腰曲げを必要としない。
以下、本考案をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。
本考案の立体栽培棚は第1図に示すベツド脚1
を複数個第2図に示すように配列連結して成る。
上記立体栽培棚100を構成する各ベツド脚1
の構成を示す第1図において、2は略15〜30°の
開き度を有する2本の脚から成る脚本体を示す。
同脚本体2はまた、上記両脚構造の代わりに逆T
字型、門型状など任意の形状にすることもでき、
図示するような二等辺三角形に限るものではな
い。要は回動可能な栽培棚を構成する腕部材の支
持杆としての機能を有するものであればよい。3
は地面との固定のために脚本体2の先端部に取付
けられたアンカーを示す。
4は脚本体2の両側に脚本体2の上方端付近を
中心に展開可能に取付けられた腕部材を示す。同
腕部材4は脚本体2の上端に水平に固定された固
定L字材5と、同固定L字材5の上下端にはそれ
ぞれ渡し材6と7とが枢支され、さらに両渡し材
6,7の間には上記固定L字材5と同じ大きさの
複数のL字材8の各辺が前記固定L字材5と平行
になるように取付られている。従つて、脚本体2
の両側に展開可能に取付けられた腕部材4は、矢
印で示すように、各L字材5,8の下辺は水平位
置を維持しつつ上下動できる構造になつている。
本考案の立体栽培棚100は、第2図に示すよ
うに、ベツド脚1を任意数連結して組立てられ
る。同図において、複数の上記ベツド脚1,1−
1,1−2を互いに並列配置して上下の連結材
9,10によつて相互に連結し、さらに、棚形成
用連結材11を前記各L字材5,8の角部を連結
して段棚を形成する。
同第2図においては、左側の棚を広げて水平位
置に維持し、右側の棚は下方に折り畳んだ状態を
示している。各回動棚は、適宜な係止手段によつ
て下方位置から上方の水平位置まで任意の位置で
固定できる構造になつている。図においては、栽
培室の梁12に小型の巻き上げクレーン13を取
付けて、これにチエーンまたはワイヤロープ14
を連結し、その端を回動棚の適宜な場所に取付
け、同クレーン13を操作することによつて段棚
を任意の位置まで回動さた後その位置に静止でき
る。
第3図においては、渡し材7の中間部に設けた
軸受16に支持され、且つ一端にハンドル17を
有する長手管からなるスプール15が横方向に設
けられている。また、上部に固定されたL字材5
の角部には、滑車18が設けてある。スプール1
5にはワイヤロープ14の一端が上記ロープを巻
取りできるように固定してあり、上記ワイヤは滑
車18を経て渡し材7の中間部に他端が固定して
ある。このため、第3図の右側のような状態にあ
る段棚はワイヤロープ14を巻取るように操作す
ると、図の左側に示す段棚と同様に略水平位置ま
で吊上げられる。ハンドル17を例えばロープや
つめ歯車で停止することにより望ましい位置に段
棚を停止させることができる。その他、脚本体2
と腕部材4或いは棚形成用連結材11とをジヤツ
キ等の手段で連結して係止回動手段とする事も可
能である。
第4図は、第1図に示すベツド棚1を複数個、
複数列に配列して連結材を用いてハウス中で組立
てた状態を示す。そして、例えばイチゴのような
栽培苗を栽培容器に収納して腕部材4によつて形
成される段棚に載置する。
通常状態においては、第4図の右側の100−
2に示すように、段棚全体を凡そ水平状態に置
き、水平空間全域を栽培に利用する。
しかし、栽培容器を棚へ載置するとき、或いは
手入れ、採集の場合のように、作業者が作業のた
めに必要な作業空間を維持する必要があるときに
は、第4図の左側の100−1に示すように、腕
部材4を回動して任意の位置まで下降せしめて、
隣接の立体栽培棚100−2との間に作業用の通
路を形成するすることができる。
また、作業者の通過後は、係止回動手段を作動
させることによつて、棚構成用の腕部材4を回動
させて持ち上げ、水平状態に戻すことができる。
〔考案の効果〕
本考案にかかる立体栽培棚は、ベツド脚を中心
に複数段の栽培ベツドを有する棚部が、栽培ベツ
ドを水平に保持したまま、水平状態、下方向き状
態のいずれにも簡単に回転移動できるので、平面
スペースの全域を利用した場合においても、作業
者のための空間を確保することができる。
また、水平或いは上下のいずれの位置において
も作物の栽培が可能であるので、各種作物の養液
栽培に適したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の立体栽培棚の構成を示す正
面図、第2図はクレーンにより操作される本考案
の立体栽培棚を示す斜視図、第3図は手動式の本
考案の立体栽培棚の正面図、第4図は本考案の立
体栽培棚を使用したイチゴの栽培状態を示す図で
あり、第5図は従来の立体栽培棚の構造を示す図
である。 100……本考案にかかる立体栽培棚、1……
ベツド棚、2……脚本体、3……アンカー、4…
…腕部材、5,8……L字材、6,7……渡し
材、9,10……脚本体の連結材、11……棚形
成用連結材、12……梁、13……クレーン、1
4……チエーン、ワイヤロープ、15……スプー
ル、16……軸受、17……ハンドル、18……
滑車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 それぞれ独立して上下方向に回動自在な腕部材
    4を両側に有する複数のベツド脚1を連結材9,
    10によつて前後方向に連結してなり、 前記腕部材4は前記ベツド脚1の上端に固定し
    た部材5と、同部材5に枢支した渡し材6,7
    と、同渡し材6,7に前記上端に固定した部材5
    と平行に枢支した部材8とからなり、 さらに、各ベツド脚1のそれぞれの腕部材4間
    を棚形成用連結部材11によつて連結して形成し
    た棚載置部と、 同棚載置部を下方位置から上方の水平位置まで
    の間で回動する係止手段とを有する 立体栽培棚。
JP1985159818U 1985-10-17 1985-10-17 Expired JPH048744Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985159818U JPH048744Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JP1985159818U JPH048744Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6268549U JPS6268549U (ja) 1987-04-28
JPH048744Y2 true JPH048744Y2 (ja) 1992-03-05

Family

ID=31084609

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JP1985159818U Expired JPH048744Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931847B2 (ja) * 1976-11-04 1984-08-04 株式会社日立製作所 高周波スパツタリング装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931847U (ja) * 1982-08-25 1984-02-28 積水樹脂株式会社 立体栽培装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931847B2 (ja) * 1976-11-04 1984-08-04 株式会社日立製作所 高周波スパツタリング装置

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JPS6268549U (ja) 1987-04-28

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