JPH0139166Y2 - - Google Patents

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JPH0139166Y2
JPH0139166Y2 JP1439885U JP1439885U JPH0139166Y2 JP H0139166 Y2 JPH0139166 Y2 JP H0139166Y2 JP 1439885 U JP1439885 U JP 1439885U JP 1439885 U JP1439885 U JP 1439885U JP H0139166 Y2 JPH0139166 Y2 JP H0139166Y2
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、イチゴ等の作物を地面から離れた
ところで栽培するための立体栽培装置に関するも
のである。
イチゴ等の作物は、地面に畝を作り畝に植物を
植付けて、地面上で栽培するのが普通であつた。
ところが、このように地面上で栽培することは、
種々の欠点を伴うものであつた。例えば、植物が
地面でつながつているので、病原菌が植物から植
物へと伝染しやすく、また、作業者が腰をかがめ
て不自然な姿勢で作業を行なわなければならない
ために、作業がしにくく、さらに太陽の回転に応
じて日当りをよくすることもできない、等の欠点
があつた。
上述の欠点を改良するために立体栽培法が提案
された。立体栽培法とは、栽培槽内で植物を栽培
することとし、栽培槽を地面から離し、立体的に
配置して栽培する方法である。そのための装置と
して種々の形式のものが提案された。この考案の
出願人も、さらに回転式立体栽培装置を提案し
た。それは実開昭59−31847号公報に記載されて
いる。
この考案者は、実開昭59−31847号公報に記載
の装置を実際に使用した結果、この公報の提案す
るものではなお別な欠点のあることを見出した。
その欠点というのは、提案当初には全く考え及ば
なかつたことであるが、この装置が任意の場所へ
移動させにくいという点である。そのために、栽
培槽を取外しにくいという点である。そこで、こ
れらの欠点を改良しようとして生れたのが、この
考案である。
この考案は、実開昭59−31847号公報の記載で
は、支柱を地表に植立することとしているのを改
めて、支柱を単に地上に置くだけとした。そのた
めに、この考案では、支柱を台上に起立させるこ
ととし、また2個の支柱を長尺体で固定して、支
柱の安定を図ることとした。また、実開昭59−
31847号公報では、支柱に懸吊バーを取付けるの
に横軸を用い、横軸を支柱と懸吊バーとの孔に通
して連結していたため、懸吊バーが取外し困難と
なつていたのを改めて、横軸を一方の孔に通し、
他方は横軸を落し込むだけとして、取外し容易に
した。この考案は、このような改良点を骨子とし
て生れたものである。
この考案は、支柱を台上に起立させ、2個以上
の支柱を長尺体により固定して移動可能な支持部
材を構成し、支柱間に方形枠をさしわたして方形
枠の対向辺中央部をそれぞれ支柱上部で支持し、
支持部では、支柱同志を結ぶ方向に延びる軸を支
柱又は方形枠の一方に固定するとともに、他方に
向つて突出させ、他方は外部に通じる切欠を備え
て、切欠内に軸を落し込んで連結され、支柱を軸
とした方形枠の対称位置に、何れも栽培槽を少く
とも1個懸垂してなる立体栽培装置に関するもの
である。
この考案を図面に基づいて説明すると、次のと
おりである。第1図は、この考案に係る立体栽培
装置の支持部材の一部切欠斜視図であり、第2図
は、この考案に係る立体栽培装置の方形枠の一部
切欠斜視図である。第3図及び第4図は、この考
案に係る他の立体栽培装置支持部材の一部切欠分
解斜視図である。第5図は、この考案に係る立体
栽培装置において、支柱が方形枠を支持する部分
の縦断面図である。第6図は、この考案に係る立
体栽培装置における方形枠の分解斜視図である。
第7図は、この考案に係る立体栽培装置に用いら
れる栽培槽用懸垂具の分解斜視図である。第8図
は、この考案において懸垂具を取付けた方形枠の
一部切欠斜視図である。第9図は懸垂具に収容さ
れた栽培槽の分解斜視図である。
第10図は、この考案に係る立体栽培装置の斜
視図である。第11図は、潅水チユーブを付設し
た栽培槽の一部切欠斜視図である。第12図は、
使用状態にあるこの考案に係る立体栽培装置の平
面図、第13図は同正面図、第14図は同側面図
である。第15図は、この考案に係る立体栽培装
置のさらに他の使用状態を示した側面図である。
第1図において、1は台、2は支柱、3は長尺
体である。第1図の台1は、鉄製チヤンネル材で
構成され、支柱2は鉄製の中空角材で構成され、
長尺体3は鉄製アングル材で構成されている。支
柱2は台1上に溶接して起立せしめられている。
支柱2が2本対をなして、長尺体3により結合さ
れて支持部材を構成している。長尺体3による結
合にはボルトが用いられ、取外し可能とされてい
る。支柱2の上端には、外部に通じる切欠4が付
設され、切欠4は支柱上端で外部に向つて開口
し、落し込み可能とされている。このようにし
て、移動可能な支持部材Aが構成される。
第2図において、方形枠Bは1対の対向辺5と
他の1対の対向辺6とで構成されている。対向辺
5は鉄製チヤンネル材で構成され、対向辺6は鉄
製中空丸棒で構成され、対向辺6の両端が対向辺
5を構成するチヤンネル材の側片に嵌入されて、
枠Bを構成している。対向辺5の中央部では、チ
ヤンネル材の両側辺を貫通する軸7が付設され
て、両側に突出している。
第2図の方形枠Bが第1図の支持部材上に取付
けられる。具体的には、第1図に示した支柱2の
上端間に第1図の方形枠Bがさしわたされる。こ
のとき、対向辺5が支柱2の上端に被せられ、軸
7が切欠4内に落し込まれて、方形枠Bは支持部
材A上で傾斜自在に保持される。第5図は、支柱
2と対向辺5とが軸7によつて結合される状態を
詳細に示している。そこでは、軸7は、ベアリン
グ8を介して対向辺5に付設され、突出端にはピ
ン9が通されて脱出しないようにされている。
第3図は、第1図及び第2図の場合とは違つ
て、支柱2がわに軸7が付設され、対向辺5がわ
に切欠4が付設されている。このように、軸7と
切欠4とは、何れが支柱又は枠上に付設されても
よい。また、第3図では長尺体3が台1の両端に
付設されてもよいことを示している。
第4図は、長尺体3として数個のものを併せて
付設してもよいことを示している。
第6図は、長さを調節できる方形枠を示してい
る。第6図の方形枠は、辺5に単位枠Cを連結し
て組立て得るものとされている。単位枠Cは、孔
あき板10と、辺5と同様なチヤンネル材11と
を、パイプから成る辺6で連結したものである。
板10を辺5に当接し、辺6を辺5に挿入すると
ともに軸7をも板10の孔に通し、ボルト12で
固定して枠を作ることができる。同様にして、単
位枠Cをさらに接続することによつて、方形枠を
その2倍の長さのものとすることができる。かく
して、方形枠を必要に応じて伸ばすことができ
る。
第7図は、方形枠の辺6に栽培槽を懸垂させる
ための懸垂具Dの分解斜視図を示している。懸垂
具Dは、辺6に掛けるための鉤13を固定した1
対の吊具14の間に、2本の槽受パイプ15を固
定したものである。槽受パイプ15は、両端の下
部に溝16を備え、溝16の幅が吊具14の厚み
に等しくされている。そこで槽受パイプ15の端
を吊具14に穿設された孔17内に挿入し、溝1
6内に孔17の周囲を食い込ませて、吊具14に
連結固定されている。
第8図は、懸垂具Dを方形枠Bに付設する状態
を示している。懸垂具Dは、鉤13を方形枠Bの
辺6に引掛けて垂下させることによつて、方形枠
Bに対設される。第8図は、方形枠の1つの辺6
に懸垂具Dを付設しただけの状態を示したが、図
示されていない対向辺にも懸垂具Dが付設され
る。
懸垂具Dには栽培槽が付設される。第9図は、
懸垂具Dに栽培槽Eが付設された状態を示してい
る。栽培槽Eは、中窪みの底18を備え、両側に
係止用フランジ19を備え、係止用フランジ19
を槽受パイプ15に係止させて、懸垂具D上に乗
つている。栽培槽Eは、底18の上に孔あきの底
板20が乗つており、これによつて二重底とな
り、過剰の水を底18上に溜めるようにされてい
る。
第10図は、この考案に係る立体栽培装置を示
している。この考案に係る立体栽培装置は、前述
の支持部材Aの上に方形枠Bを傾斜自在に載置
し、方形枠Bの辺6に懸垂具Dを垂下させ、懸垂
具D上に栽培槽Eを乗せて作られている。方形枠
Bは傾斜自在にされているが、その傾斜は支柱2
と辺5との側方に穿設されたそれぞれの係止孔2
1と22との間に、係止具23を嵌めることによ
つて固定される。すなわち、係止具23を係止孔
21のうちの上方のものに嵌めるか、それとも下
方のものに嵌めるかによつて、傾斜を変えること
ができる。
第11図は、栽培槽Eへ潅水する方法を示して
いいる。第11図では、各栽培槽Eの上方中央部
に潅水パイプ24を配置し、各潅水パイプ24を
給水パイプ25に接続する。また、各栽培槽Eの
底18に排水口を設け、排水口同志を連結パイプ
26で連結し、底に溜つた水が絶えず流出するの
を防いでいる。
第12図ないし第14図は、上述のようにして
構成されたこの考案に係る立体栽培装置を示し、
第12図はその平面図、第13図はその正面図、
第14図は側面部の一部を示している。なお、第
13図において、番号27は排水樋を示し、番号
91は、長尺体9の役目をも兼ねたレールであ
る。
第15図は、この考案に係る立体栽培装置が実
際に使用されている状態を示している。第15図
は、第14図と同様であるが、第15図では運搬
車Fが付加されている。運搬車Fは、隣接する立
体栽培装置のレール91上に乗せられて移動す
る。レール91は、多数の立体栽培装置にわたつ
て一連のものとして付設されているので、運搬車
Fはその間を自由に移動できる。運搬車Fは種々
の資材を運ぶのに用いられる。
この考案によれば、支柱を台上に起立させ、2
個以上の支柱を長尺体により固定して支持部材を
構成したので、この立体栽培装置はそのまま又は
これを分解して、任意の場所へ移動させることが
できる。また、支柱間に方形枠をさしわたし、方
形枠の対向辺中央部をそれぞれ支柱上部で支持し
たので、方形枠は支柱によつて支えられ、その上
で傾斜させることが容易な状態となつている。し
かも支持部では支柱同志を結ぶ方向に延びる軸を
支柱又は方形枠の一方に固定するとともに、他方
に向つて突出させ、他方は切欠を備えて切欠内に
軸を落し込んでいるので、方形枠は軸を中心とし
て傾斜自由となつている。それとともに、軸は切
欠へ落し込みによつて止められているだけである
から、方形枠を支持部材上に取付け又は取外しが
容易であり、従つて装置の移動組立が容易であ
る。また、支柱を軸とした方形枠の対称位置に、
何れも栽培槽を少なくとも1個懸垂することとし
たから、栽培槽の相互位置を容易に変えることが
でき、栽培槽への日照の調節と潅水の便とをはか
ることができる。この考案は、このような利便を
もたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る立体栽培装置の支持
部材の一部切欠斜視図であり、第2図は同装置の
方形枠の一部切欠斜視図である。第3図及び第4
図は、この考案に係る他の立体栽培装置の一部切
欠分解斜視図である。第5図は、この考案に係る
立体栽培装置における支柱上部の縦断面図であ
る。第6図は、この考案における他の方形枠の分
解斜視図である。第7図は、この考案に用い得る
栽培槽用懸垂具の分解斜視図である。第8図は懸
垂具を取付けた方形枠の一部切欠斜視図である。
第9図は、懸垂具に収容された栽培槽の分解斜視
図である。第10図は、この考案に係る装置の斜
視図である。第11図は栽培槽の一部切欠斜視図
である。第12図は、この考案に係る装置の平面
図、第13図は同正面図、第14図は同側面図で
ある。第15図は、この考案に係る装置の使用状
態を示した側面図である。 図において、1は台、2は支柱、3は長尺体、
4は切欠、5及び6は方形枠を構成する辺、7は
軸である。また、Aは支持部材、Bは方形枠、E
は栽培槽である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支柱を台上に起立させ、2個以上の支柱を長尺
    体により固定して移動可能な支持部材を構成し、
    支柱間に方形枠をさしわたして方形枠の対向辺中
    央部をそれぞれ支柱上部で支持し、支持部では、
    支柱同志を結ぶ方向に延びる軸を支柱又は方形枠
    の一方に固定するとともに、他方に向つて突出さ
    せ、他方は外部に通ずる切欠を備えて切欠内に軸
    を落し込んで連結され、支柱を軸とした方形枠の
    対称位置に、何れも栽培槽を少くとも1個懸垂し
    てなる立体栽培装置。
JP1439885U 1985-02-04 1985-02-04 Expired JPH0139166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1439885U JPH0139166Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1439885U JPH0139166Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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Publication Number Publication Date
JPS61131746U JPS61131746U (ja) 1986-08-18
JPH0139166Y2 true JPH0139166Y2 (ja) 1989-11-22

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ID=30499285

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JP1439885U Expired JPH0139166Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000014250A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Fukuoka Marumoto Kk 栽培装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4719327B2 (ja) * 1999-12-17 2011-07-06 みかど協和株式会社 養液培地植物栽培システム
JP4530716B2 (ja) * 2004-05-20 2010-08-25 有限会社カンジンファーム 多段栽培装置及び栽培手段の移動方法
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JPS61131746U (ja) 1986-08-18

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