JP2804759B2 - 植物栽培装置 - Google Patents
植物栽培装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は水耕栽培、潅漑栽培などに使用される植物栽
培装置に関するものであり、特に水耕栽培装置に使用す
るのに適するものである。そして本発明の植物栽培装置
は多くの台車がレール上を移動できるようにし、夫々の
台車毎に植物の栽培、収穫ができるようにしたものであ
る。 (従来技術) 植物栽培装置には従来から各種のものがある。そのう
ち水耕栽培装置は一般に支柱の上に設置された栽培ベッ
ドに栽培液を供給して、同ベッドにおいて植物を栽培す
るようにしてある。 (従来技術の問題点) 従来の植物栽培装置は以下のような問題があった。 (1)栽培ベッドが数10mと長く、しかも固定式である
ため、栽培ベッドに植物を定植するときも、植物を収穫
するときも、一々作業者が栽培ベッドに沿って移動しな
ければならず、極めて作業性が悪かった。また単に作業
者が移動するだけでなく、作業者は定植、収穫に必要な
工具や荷物などを作業箇所まで運搬しなければならない
ので労力の負担も大きかった。 (2)植物の種類によって栽培時期や収穫時期などが異
なり、また栽培液の成分、濃度、供給量なども異なるた
め、長いベッドをいくつかに区画して、区画された各箇
所に種類の異なる植物を栽培することは困難であった。
このため栽培量が少ない場合は長い栽培ベッドの一部分
しか使用されず、他の部分が無駄になる。しかも一部分
で栽培する場合でも栽培液はベッド全体に流さなければ
ならないのでその点でも無駄があり、不経済でもあっ
た。 (3)多種少量の植物を栽培する場合でも、長い栽培ベ
ッドを植物の種類だけ用意しなければならないので栽培
ベッドの数が多くなり、コスト高になる。しかも栽培ベ
ッドの設置面積が広くなるので設備場所の確保も困難に
なる。 (発明の目的) 本発明の目的は多くの台車をレール上を走行させ、そ
の台車毎に個別に植物栽培できるように多種少量の植物
を効率良く栽培でき、しかも台車を移動させることによ
り作業性の改善と作業者の労力の低減を図ることにあ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明のうち特許請求の範囲1記載の植物栽培装置
は、第1図、第2図に示すように、二以上の長尺な搬送
レール1と、搬送レール1の長手方向に走行可能な多数
の台車2と、夫々の台車2にセットして植物を栽培する
栽培ベッド3と、栽培ベッド3から流出する栽培液を回
収して循環させる樋4と、搬送レール1の長手方向外側
に搬送レール1の長手方向と交差する方向に配置された
中継レール13と、中継レール13の上に送り出してその長
手方向に走行可能とし且つ搬送レール1の上を個別に走
行して来る台車2を中継する中継台車5を備え、前記栽
培ベッド3にその内部の栽培液を外部に排出する流出パ
イプを設け、前記樋4を隣り合う組の搬送レール1間の
下方であって且つ前記流出パイプの下方に、搬送レール
1の長手方向に沿って設置したものである。 本発明のうち特許請求の範囲2記載の植物栽培装置
は、二以上の長尺な搬送レール1と、搬送レール1の上
にのせてその長手方向に走行可能とした多数の台車2
と、夫々の台車2にセットして植物を栽培する栽培ベッ
ド3と、栽培ベッド3から流出する栽培液を回収して循
環させる樋4と、搬送レール1の長手方向外側に搬送レ
ール1の長手方向と交差する方向に配置された中継レー
ル13と、中継レール13の上に送り出してその長手方向に
走行可能とし且つ搬送レール1の上を個別に走行して来
る台車2を中継する中継台車5を備え、前記栽培ベッド
3の幅方向両側に内部の栽培液を外部に排出する流出パ
イプ12a、12bを設け、同流出パイプ12a、12bは上下にス
ライド自在として高さ調節可能とし、前記樋4を隣り合
う組の搬送レール1間の下方で且つ前記流出パイプの下
方に、搬送レール1の長手方向に沿って設置したもので
ある。 (作用) 本発明の植物栽培装置を用いて水耕栽培するには以下
のようにする。第1図(B)、第2図のように二本一組
として敷設されている各組の搬送レール1の上に第3
図、第4図のように搭載されている多数の台車2の夫々
に、第3図、第4図のように栽培ベッド3を設置し、栽
培ベッド3に定植板7を設置し、定植板7の定植穴に苗
8を植える。この場合、搬送レール1上の台車2を作業
員の近くに引き寄せて定植し、定植が終了したらその台
車を搬送レール1上を走行させて送り出し、次の台車を
作業員の近くに引き寄せて前回と同様に定植する。以下
同様にして次々と栽培ベッド3に苗を定植する。 定植が終了したら図示されていない給水口から栽培ベ
ッド3内に栽培液を供給する。供給された栽培液9は第
3図、第4図のように栽培ベッド3の両側の凹部10内に
貯溜されると共に同ベッド3の凹部10より一段高い底中
央部11の上まで貯溜される。その水位が凹部10に取付け
られている流出パイプ12a、12b(第3図)のうち上端が
低い流出パイプ12aの上端と同じ高さになっても栽培液
9を供給し続けると、栽培液9は流出パイプ12aの上端
からその内部に流れ込んで栽培ベッド3の下方に設置さ
れている第2図の樋4に流出し、樋4により回収されて
栽培ベッド3に戻される(循環される)。 栽培ベッドにおいて成育した植物を収穫するときは台
車2を搬送レール1上を走行させて作業員の近くに引き
寄せて収穫する。収穫が済んだ台車2は搬送レール1上
を走行させて送り出し、次に収穫する台車を作業員の側
に引き寄せて収穫する。以後同様にして次の台車を引き
寄せて収穫する。 第1図の搬送レール1の長手方向一端1a側に送られて
きた台車2を隣の搬送レール1に移すには、第1図の中
継台車5を第8図(A)のように搬送レール1の外側に
待機させておき、搬送レール1の上を送られてきた台車
2を第8図(B)のように中継台車5の中継レール43に
送り込む。その中継台車5を地面に設置されている中継
レール13の上を移動させて、所望位置(例えば隣りのレ
ールの位置)まで移動し、第8図(C)のように停止さ
せ、同図(D)のように中継台車5の上の台車2をそれ
と対向する搬送レール1に送り込む。 隣の搬送レール(第8図(D)の右側のレール)1に
移動された台車2の流出パイプ12a、12bの位置は、第8
図(D)のように、それまで樋4の上方にあった流出パ
イプ12aが樋4から外れ、他方の排出パイプ12bが樋4の
上方に位置する。このため、このままでは流出パイプ12
aから流出する栽培液が樋4に回収されず地面に落下し
てしまう。そこで、台車2を他の搬送レール1に移し替
えたときは、流出パイプ12aと12bの高さを逆にして樋4
の上方に位置する流出パイプ12bを低くする。このよう
にすれば栽培液はその低くした流出パイプ12bから樋4
に流出する。 第1図のレール1の長手方向他端1b側に送られてきた
台車2はその端末の外側に設置してある搬送台車14にの
せて所望位置に搬送する。 (実施例) 第1図〜第16図は本発明の植物栽培装置を水耕栽培装
置として使用する場合の実施例である。第1図の1は搬
送レールであり、これらは二本一組として第2図のよう
に支柱15の上に平行に設置されている。第2図、第3図
の搬送レール1は丸パイプであるが、搬送レール1はこ
れ以外の形状のものであってもよく、例えばL字状のア
ングルを使用するなどしてもよい。搬送レール1の長
さ、一組の搬送レール間の幅、隣り合う組の搬送レール
間の幅などは用途や設置場所などに合せて適宜選定す
る。一例としては搬送レール1の長さは60m前後、一組
のレール間の幅L1(第2図)は1.4m前後、隣り合う組の
レール間の幅L2(第2図)は1.3m前後とすると作業し易
い。 第2図の15は支柱であり、その高さHは作業者が作業
し易いように作業者の腰の高さ(70〜80cm)程度とする
のがよい。 第1図、第2図の4は樋であり、これはプラスチック
とか板金などで成形されている。この樋4は第1図、第
2図のように搬送レール1の下方で且つ隣り合う組の搬
送レール1間に搬送レール1に沿って設置されている。 第1図、第3図、第4図の台車2は第6図のように周
枠20に横材21と縦材22を取付け、横材21の下に車輪23、
24を取付けてある。周枠20、横材21、縦材22はアルミと
かステンレスなどで形成されている。周枠20の寸法は用
途や使用場所などに応じて適宜選定する。例えば横幅W1
(第6図)を約1.1m、縦幅W2を約65cm前後とすると取扱
いに便利である。 台車2の車輪23、24は第6図(A)のように台車2の
底に二列に取付けられており、このうち第6図(A)の
右列の車輪23はローラ状にしてあり、左列の車輪24は円
盤状にしてある。この円盤状の車輪24は連結具25に逆ハ
の字状に取付けて搬送レール1を両外側から挟みつける
ようにし、これにより台車2が搬送レール1から脱線す
ることなく搬送レール1の上を走行きるようにしてあ
る。 第3図、第4図の3は栽培ベッドである。これはプラ
スチックとか金属板などで成形され、第7図のように周
壁30の内側に定植板をのせる受縁31が形成され、軸方向
両側に底中央部11より一段低くした凹部10が形成され、
夫々の凹部10に流出パイプ12a、12bを取付けてある。第
3図、第4図の流出パイプ12a、12bは第5図のように凹
部10に固定されている固定パイプ33と、固定パイプ33内
に上下にスライドできるように差し込まれているスライ
ドパイプ34とから構成され、スライドパイプ34の外周に
はOリング35を嵌合して固定パイプ33とスライドパイプ
34の間から水が漏れないようにしてある。 また流出パイプ12a、12bはスライドパイプ34の高さを
調節して、その上端の高さを他方のスライドパイプ12b
の上端の高さより低して、栽培ベッド3に供給される栽
培液9が流出パイプ12aの上端から内部に流れ込んで第
2図の樋4に回収されるようにしてある。 スライドパイプ34には第5図(A)のような長穴35を
形成するとか、同図BのようにV溝36を形成してもよ
い。このようにすればスライドパイプ34を上下にスライ
ドさせることにより長穴35、V溝36の位置(高ささ)が
変化してそこから流出される栽培液の量も変化するの
で、栽培ベッド3内の水位と排出量が調節される。 第1図、第9図、第10図の5は中継台車であり、これ
は第10図のように下段フレーム40に上段フレーム41を取
付け、しかも固定具42を緩めると上段フレーム41を上下
にスライドさせて高さを調節することができ、固定具42
を締付ける上段フレーム41を所望位置に固定できるよう
にしてある。上段フレーム41の上には中継レール43が取
付けられており、しかもこの中継レール43は搬送レール
1と同じ向きに取付けられて、搬送レール1上を走行し
てくる台車2がそのまま中継レール43に引き継がれるよ
うにしてある。 また、下段フレーム40の下には車輪44、45が取付けら
れており、このうち車輪44は第6図の車輪23と同じ構造
であり、車輪45は第6図の車輪24と同じ構造のものであ
る。これらの車輪44、45は第9図のように地面Gに設置
されている搬送レール13上を走行できるようにしてあ
る。 第1図、第11図の14は運搬台車であり、これは第11図
のように下段フレーム50に上段フレーム51を昇降自在な
るよう取付けて上段フレーム51の高さを調節自在とし、
締付具52により所望位置に固定できるようにしてある。
また上段フレーム51の上には受レール53が取付けられて
おり、この受レール53は搬送レール1と同じ向きに取付
けられて、搬送レール1上を走行してくる台車2がその
まま中継レール53に引き継がれるようにしてある。下段
フレーム50の下にはキャスター54が取付けられている。 第12図は本発明の他の実施例である。これは第3図、
第4図のものと栽培ベッド3が異なるものである。第12
図の栽培ベッドは台車2に平板、波板、エキスパンドメ
タルなどの受板60を敷き、受板60の上にプラスチックシ
ート61を敷いてそのシート61の周縁部分62を外側に折り
返し、第14図のように波状の押さえ具63を台車2の周枠
20の嵌合溝64内に嵌入させて周縁部分62を嵌合溝64内に
固定し、プラスチックシート61内に栽培液を貯溜できる
ようにしたものである。 第12図の12a,12bは流出パイプであり、これは第13図
のように止め具62と63をプラスチックシート61の表面と
裏面から螺子込んで同シート61に固定し、この螺子込ま
れた両止め具62、63を固定パイプ33とし、それにスライ
ドパイプ34を上下にスライドできるよう嵌合し、そのス
ライドパイプ34にOリング35を嵌合して固定パイプ33と
スライドパイプ34との間から水が漏れないようにしてあ
る。 第12図の栽培ベッドは育苗にも、定植後の植物育成に
も使用できる。育苗に使用する場合は例えば第15図のよ
うにシート61内に第16図のような連結ポット70をのせ、
そのポットの栽培穴71内に播種する。 第12図の栽培ベッドを定植後の植物育成に使用するに
は、第12図のように台車2の周枠20の内側に形成されて
いる支持縁72の上に定植板(図示されていない)をの
せ、その定植板の定植穴に苗を定植する。 以上の説明は本発明の植物栽培装置を水耕栽培装置と
して使用する場合であるが、本発明の植物栽培装置を潅
漑栽培装置として使用する場合は樋は必要なく、栽培ベ
ッドに供給される栽培液は台車2の底から地面に落下す
るようにする。 また本発明ではレールが一組しかない場合は中継台車
5は必要ない。 (発明の効果) 本発明のうち特許請求の範囲1記載の植物栽培装置は
次のような各種効果がある。 (1)搬送レール1の上に多数の台車2をのせ、個々の
台車2を搬送レール1の上を個別に走行可能としてある
ので、作業者は移動しなくとも移動したい台車2のみを
作業者の側に移動させることができ、定植時や収穫時に
それらの作業に必要な道具や荷物などを作業者が一々運
搬する必要がなく、作業者の労力が軽減され、作業が容
易になる。 (2)搬送レール1の上に多数の台車2をのせてあるの
で、夫々の台車2毎に植物の種類や品種などを変えて栽
培することができ、多種少量栽培する場合でも従来の植
物栽培装置のような無駄がなく、効率良く栽培ができ
る。 (3)搬送レール1の数、その上にのせる台車2を増加
すれば、設備の増設が容易に可能となる。 (4)樋4を儲けてあるので栽培液を回収することがで
き、栽培液の無駄がなくなり、経済的である。 (5)中継台車5があるため、搬送レール1間の台車2
の移動が容易になる。しかも台車2は個別に移動できる
と共に中継台車5はどの搬送レール1から送られてくる
台車2でも中継できるので台車2を所望位置の搬送レー
ル1に移し変えることができ、台車2の移動に制約がな
い。ちなみに、中継台車5を使用しない場合は、第17図
のように搬送レール1の端末間を連結レール77で接続
し、このレール77を通して台車2を移動することが考え
られるが、この場合は連結レール77で接続されている搬
送レール1間でしか台車2を移し変えることができず移
動に制約がある。特に、第17図(B)の場合は連結レー
ル77の弧が大きくなるので場所もとる。本発明ではこの
ような問題は一切無い。 (6)本発明の植物栽培装置は水耕栽培に使用できるだ
けでなく、潅漑栽培とかその他の栽培方法にも使用でき
るので、多用途化でき、便利であり、経済的でもある。 (7)樋4が搬送レール1の下方に、搬送レール1の長
手方向に沿って設置されてなるので、台車の移動に樋4
が邪魔になることがなく、樋4の設置に格別広い場所も
とらない。また、搬送レール1の上の多くの台車2を移
動させても、夫々の台車2の上の栽培ベッド3から排出
される栽培液が確実に樋4に回収される。 (8)樋4を隣り合う搬送レール1の下方であって且つ
流出パイプの下方に、搬送レール1の長手方向に沿って
設置したので2本搬送レール1に対して一本の樋4を設
置すれば足り、構造が簡潔になる。 本発明のうち特許請求の範囲2記載の植物栽培装置
は、栽培ベッド3に上下にスライド可能に差し込まれて
高さ調節自在とし流出パイプ12a、12bが取付けられてな
るので、栽培ベッド3に供給された栽培液9は凹部10内
に貯溜され、同ベッド3内が水不足になることがない。
しかも、栽培液9が所定量以上になると栽培液9が流出
パイプ12a、12bから樋4に流出するので、栽培液9が供
給過剰になることがなく、栽培液9が無駄になることも
ない。
培装置に関するものであり、特に水耕栽培装置に使用す
るのに適するものである。そして本発明の植物栽培装置
は多くの台車がレール上を移動できるようにし、夫々の
台車毎に植物の栽培、収穫ができるようにしたものであ
る。 (従来技術) 植物栽培装置には従来から各種のものがある。そのう
ち水耕栽培装置は一般に支柱の上に設置された栽培ベッ
ドに栽培液を供給して、同ベッドにおいて植物を栽培す
るようにしてある。 (従来技術の問題点) 従来の植物栽培装置は以下のような問題があった。 (1)栽培ベッドが数10mと長く、しかも固定式である
ため、栽培ベッドに植物を定植するときも、植物を収穫
するときも、一々作業者が栽培ベッドに沿って移動しな
ければならず、極めて作業性が悪かった。また単に作業
者が移動するだけでなく、作業者は定植、収穫に必要な
工具や荷物などを作業箇所まで運搬しなければならない
ので労力の負担も大きかった。 (2)植物の種類によって栽培時期や収穫時期などが異
なり、また栽培液の成分、濃度、供給量なども異なるた
め、長いベッドをいくつかに区画して、区画された各箇
所に種類の異なる植物を栽培することは困難であった。
このため栽培量が少ない場合は長い栽培ベッドの一部分
しか使用されず、他の部分が無駄になる。しかも一部分
で栽培する場合でも栽培液はベッド全体に流さなければ
ならないのでその点でも無駄があり、不経済でもあっ
た。 (3)多種少量の植物を栽培する場合でも、長い栽培ベ
ッドを植物の種類だけ用意しなければならないので栽培
ベッドの数が多くなり、コスト高になる。しかも栽培ベ
ッドの設置面積が広くなるので設備場所の確保も困難に
なる。 (発明の目的) 本発明の目的は多くの台車をレール上を走行させ、そ
の台車毎に個別に植物栽培できるように多種少量の植物
を効率良く栽培でき、しかも台車を移動させることによ
り作業性の改善と作業者の労力の低減を図ることにあ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明のうち特許請求の範囲1記載の植物栽培装置
は、第1図、第2図に示すように、二以上の長尺な搬送
レール1と、搬送レール1の長手方向に走行可能な多数
の台車2と、夫々の台車2にセットして植物を栽培する
栽培ベッド3と、栽培ベッド3から流出する栽培液を回
収して循環させる樋4と、搬送レール1の長手方向外側
に搬送レール1の長手方向と交差する方向に配置された
中継レール13と、中継レール13の上に送り出してその長
手方向に走行可能とし且つ搬送レール1の上を個別に走
行して来る台車2を中継する中継台車5を備え、前記栽
培ベッド3にその内部の栽培液を外部に排出する流出パ
イプを設け、前記樋4を隣り合う組の搬送レール1間の
下方であって且つ前記流出パイプの下方に、搬送レール
1の長手方向に沿って設置したものである。 本発明のうち特許請求の範囲2記載の植物栽培装置
は、二以上の長尺な搬送レール1と、搬送レール1の上
にのせてその長手方向に走行可能とした多数の台車2
と、夫々の台車2にセットして植物を栽培する栽培ベッ
ド3と、栽培ベッド3から流出する栽培液を回収して循
環させる樋4と、搬送レール1の長手方向外側に搬送レ
ール1の長手方向と交差する方向に配置された中継レー
ル13と、中継レール13の上に送り出してその長手方向に
走行可能とし且つ搬送レール1の上を個別に走行して来
る台車2を中継する中継台車5を備え、前記栽培ベッド
3の幅方向両側に内部の栽培液を外部に排出する流出パ
イプ12a、12bを設け、同流出パイプ12a、12bは上下にス
ライド自在として高さ調節可能とし、前記樋4を隣り合
う組の搬送レール1間の下方で且つ前記流出パイプの下
方に、搬送レール1の長手方向に沿って設置したもので
ある。 (作用) 本発明の植物栽培装置を用いて水耕栽培するには以下
のようにする。第1図(B)、第2図のように二本一組
として敷設されている各組の搬送レール1の上に第3
図、第4図のように搭載されている多数の台車2の夫々
に、第3図、第4図のように栽培ベッド3を設置し、栽
培ベッド3に定植板7を設置し、定植板7の定植穴に苗
8を植える。この場合、搬送レール1上の台車2を作業
員の近くに引き寄せて定植し、定植が終了したらその台
車を搬送レール1上を走行させて送り出し、次の台車を
作業員の近くに引き寄せて前回と同様に定植する。以下
同様にして次々と栽培ベッド3に苗を定植する。 定植が終了したら図示されていない給水口から栽培ベ
ッド3内に栽培液を供給する。供給された栽培液9は第
3図、第4図のように栽培ベッド3の両側の凹部10内に
貯溜されると共に同ベッド3の凹部10より一段高い底中
央部11の上まで貯溜される。その水位が凹部10に取付け
られている流出パイプ12a、12b(第3図)のうち上端が
低い流出パイプ12aの上端と同じ高さになっても栽培液
9を供給し続けると、栽培液9は流出パイプ12aの上端
からその内部に流れ込んで栽培ベッド3の下方に設置さ
れている第2図の樋4に流出し、樋4により回収されて
栽培ベッド3に戻される(循環される)。 栽培ベッドにおいて成育した植物を収穫するときは台
車2を搬送レール1上を走行させて作業員の近くに引き
寄せて収穫する。収穫が済んだ台車2は搬送レール1上
を走行させて送り出し、次に収穫する台車を作業員の側
に引き寄せて収穫する。以後同様にして次の台車を引き
寄せて収穫する。 第1図の搬送レール1の長手方向一端1a側に送られて
きた台車2を隣の搬送レール1に移すには、第1図の中
継台車5を第8図(A)のように搬送レール1の外側に
待機させておき、搬送レール1の上を送られてきた台車
2を第8図(B)のように中継台車5の中継レール43に
送り込む。その中継台車5を地面に設置されている中継
レール13の上を移動させて、所望位置(例えば隣りのレ
ールの位置)まで移動し、第8図(C)のように停止さ
せ、同図(D)のように中継台車5の上の台車2をそれ
と対向する搬送レール1に送り込む。 隣の搬送レール(第8図(D)の右側のレール)1に
移動された台車2の流出パイプ12a、12bの位置は、第8
図(D)のように、それまで樋4の上方にあった流出パ
イプ12aが樋4から外れ、他方の排出パイプ12bが樋4の
上方に位置する。このため、このままでは流出パイプ12
aから流出する栽培液が樋4に回収されず地面に落下し
てしまう。そこで、台車2を他の搬送レール1に移し替
えたときは、流出パイプ12aと12bの高さを逆にして樋4
の上方に位置する流出パイプ12bを低くする。このよう
にすれば栽培液はその低くした流出パイプ12bから樋4
に流出する。 第1図のレール1の長手方向他端1b側に送られてきた
台車2はその端末の外側に設置してある搬送台車14にの
せて所望位置に搬送する。 (実施例) 第1図〜第16図は本発明の植物栽培装置を水耕栽培装
置として使用する場合の実施例である。第1図の1は搬
送レールであり、これらは二本一組として第2図のよう
に支柱15の上に平行に設置されている。第2図、第3図
の搬送レール1は丸パイプであるが、搬送レール1はこ
れ以外の形状のものであってもよく、例えばL字状のア
ングルを使用するなどしてもよい。搬送レール1の長
さ、一組の搬送レール間の幅、隣り合う組の搬送レール
間の幅などは用途や設置場所などに合せて適宜選定す
る。一例としては搬送レール1の長さは60m前後、一組
のレール間の幅L1(第2図)は1.4m前後、隣り合う組の
レール間の幅L2(第2図)は1.3m前後とすると作業し易
い。 第2図の15は支柱であり、その高さHは作業者が作業
し易いように作業者の腰の高さ(70〜80cm)程度とする
のがよい。 第1図、第2図の4は樋であり、これはプラスチック
とか板金などで成形されている。この樋4は第1図、第
2図のように搬送レール1の下方で且つ隣り合う組の搬
送レール1間に搬送レール1に沿って設置されている。 第1図、第3図、第4図の台車2は第6図のように周
枠20に横材21と縦材22を取付け、横材21の下に車輪23、
24を取付けてある。周枠20、横材21、縦材22はアルミと
かステンレスなどで形成されている。周枠20の寸法は用
途や使用場所などに応じて適宜選定する。例えば横幅W1
(第6図)を約1.1m、縦幅W2を約65cm前後とすると取扱
いに便利である。 台車2の車輪23、24は第6図(A)のように台車2の
底に二列に取付けられており、このうち第6図(A)の
右列の車輪23はローラ状にしてあり、左列の車輪24は円
盤状にしてある。この円盤状の車輪24は連結具25に逆ハ
の字状に取付けて搬送レール1を両外側から挟みつける
ようにし、これにより台車2が搬送レール1から脱線す
ることなく搬送レール1の上を走行きるようにしてあ
る。 第3図、第4図の3は栽培ベッドである。これはプラ
スチックとか金属板などで成形され、第7図のように周
壁30の内側に定植板をのせる受縁31が形成され、軸方向
両側に底中央部11より一段低くした凹部10が形成され、
夫々の凹部10に流出パイプ12a、12bを取付けてある。第
3図、第4図の流出パイプ12a、12bは第5図のように凹
部10に固定されている固定パイプ33と、固定パイプ33内
に上下にスライドできるように差し込まれているスライ
ドパイプ34とから構成され、スライドパイプ34の外周に
はOリング35を嵌合して固定パイプ33とスライドパイプ
34の間から水が漏れないようにしてある。 また流出パイプ12a、12bはスライドパイプ34の高さを
調節して、その上端の高さを他方のスライドパイプ12b
の上端の高さより低して、栽培ベッド3に供給される栽
培液9が流出パイプ12aの上端から内部に流れ込んで第
2図の樋4に回収されるようにしてある。 スライドパイプ34には第5図(A)のような長穴35を
形成するとか、同図BのようにV溝36を形成してもよ
い。このようにすればスライドパイプ34を上下にスライ
ドさせることにより長穴35、V溝36の位置(高ささ)が
変化してそこから流出される栽培液の量も変化するの
で、栽培ベッド3内の水位と排出量が調節される。 第1図、第9図、第10図の5は中継台車であり、これ
は第10図のように下段フレーム40に上段フレーム41を取
付け、しかも固定具42を緩めると上段フレーム41を上下
にスライドさせて高さを調節することができ、固定具42
を締付ける上段フレーム41を所望位置に固定できるよう
にしてある。上段フレーム41の上には中継レール43が取
付けられており、しかもこの中継レール43は搬送レール
1と同じ向きに取付けられて、搬送レール1上を走行し
てくる台車2がそのまま中継レール43に引き継がれるよ
うにしてある。 また、下段フレーム40の下には車輪44、45が取付けら
れており、このうち車輪44は第6図の車輪23と同じ構造
であり、車輪45は第6図の車輪24と同じ構造のものであ
る。これらの車輪44、45は第9図のように地面Gに設置
されている搬送レール13上を走行できるようにしてあ
る。 第1図、第11図の14は運搬台車であり、これは第11図
のように下段フレーム50に上段フレーム51を昇降自在な
るよう取付けて上段フレーム51の高さを調節自在とし、
締付具52により所望位置に固定できるようにしてある。
また上段フレーム51の上には受レール53が取付けられて
おり、この受レール53は搬送レール1と同じ向きに取付
けられて、搬送レール1上を走行してくる台車2がその
まま中継レール53に引き継がれるようにしてある。下段
フレーム50の下にはキャスター54が取付けられている。 第12図は本発明の他の実施例である。これは第3図、
第4図のものと栽培ベッド3が異なるものである。第12
図の栽培ベッドは台車2に平板、波板、エキスパンドメ
タルなどの受板60を敷き、受板60の上にプラスチックシ
ート61を敷いてそのシート61の周縁部分62を外側に折り
返し、第14図のように波状の押さえ具63を台車2の周枠
20の嵌合溝64内に嵌入させて周縁部分62を嵌合溝64内に
固定し、プラスチックシート61内に栽培液を貯溜できる
ようにしたものである。 第12図の12a,12bは流出パイプであり、これは第13図
のように止め具62と63をプラスチックシート61の表面と
裏面から螺子込んで同シート61に固定し、この螺子込ま
れた両止め具62、63を固定パイプ33とし、それにスライ
ドパイプ34を上下にスライドできるよう嵌合し、そのス
ライドパイプ34にOリング35を嵌合して固定パイプ33と
スライドパイプ34との間から水が漏れないようにしてあ
る。 第12図の栽培ベッドは育苗にも、定植後の植物育成に
も使用できる。育苗に使用する場合は例えば第15図のよ
うにシート61内に第16図のような連結ポット70をのせ、
そのポットの栽培穴71内に播種する。 第12図の栽培ベッドを定植後の植物育成に使用するに
は、第12図のように台車2の周枠20の内側に形成されて
いる支持縁72の上に定植板(図示されていない)をの
せ、その定植板の定植穴に苗を定植する。 以上の説明は本発明の植物栽培装置を水耕栽培装置と
して使用する場合であるが、本発明の植物栽培装置を潅
漑栽培装置として使用する場合は樋は必要なく、栽培ベ
ッドに供給される栽培液は台車2の底から地面に落下す
るようにする。 また本発明ではレールが一組しかない場合は中継台車
5は必要ない。 (発明の効果) 本発明のうち特許請求の範囲1記載の植物栽培装置は
次のような各種効果がある。 (1)搬送レール1の上に多数の台車2をのせ、個々の
台車2を搬送レール1の上を個別に走行可能としてある
ので、作業者は移動しなくとも移動したい台車2のみを
作業者の側に移動させることができ、定植時や収穫時に
それらの作業に必要な道具や荷物などを作業者が一々運
搬する必要がなく、作業者の労力が軽減され、作業が容
易になる。 (2)搬送レール1の上に多数の台車2をのせてあるの
で、夫々の台車2毎に植物の種類や品種などを変えて栽
培することができ、多種少量栽培する場合でも従来の植
物栽培装置のような無駄がなく、効率良く栽培ができ
る。 (3)搬送レール1の数、その上にのせる台車2を増加
すれば、設備の増設が容易に可能となる。 (4)樋4を儲けてあるので栽培液を回収することがで
き、栽培液の無駄がなくなり、経済的である。 (5)中継台車5があるため、搬送レール1間の台車2
の移動が容易になる。しかも台車2は個別に移動できる
と共に中継台車5はどの搬送レール1から送られてくる
台車2でも中継できるので台車2を所望位置の搬送レー
ル1に移し変えることができ、台車2の移動に制約がな
い。ちなみに、中継台車5を使用しない場合は、第17図
のように搬送レール1の端末間を連結レール77で接続
し、このレール77を通して台車2を移動することが考え
られるが、この場合は連結レール77で接続されている搬
送レール1間でしか台車2を移し変えることができず移
動に制約がある。特に、第17図(B)の場合は連結レー
ル77の弧が大きくなるので場所もとる。本発明ではこの
ような問題は一切無い。 (6)本発明の植物栽培装置は水耕栽培に使用できるだ
けでなく、潅漑栽培とかその他の栽培方法にも使用でき
るので、多用途化でき、便利であり、経済的でもある。 (7)樋4が搬送レール1の下方に、搬送レール1の長
手方向に沿って設置されてなるので、台車の移動に樋4
が邪魔になることがなく、樋4の設置に格別広い場所も
とらない。また、搬送レール1の上の多くの台車2を移
動させても、夫々の台車2の上の栽培ベッド3から排出
される栽培液が確実に樋4に回収される。 (8)樋4を隣り合う搬送レール1の下方であって且つ
流出パイプの下方に、搬送レール1の長手方向に沿って
設置したので2本搬送レール1に対して一本の樋4を設
置すれば足り、構造が簡潔になる。 本発明のうち特許請求の範囲2記載の植物栽培装置
は、栽培ベッド3に上下にスライド可能に差し込まれて
高さ調節自在とし流出パイプ12a、12bが取付けられてな
るので、栽培ベッド3に供給された栽培液9は凹部10内
に貯溜され、同ベッド3内が水不足になることがない。
しかも、栽培液9が所定量以上になると栽培液9が流出
パイプ12a、12bから樋4に流出するので、栽培液9が供
給過剰になることがなく、栽培液9が無駄になることも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の植物栽培装置の平面概略図、同
図(B)は同装置のレールの平面説明図、第2図は同装
置の概略正面図、第3図は同装置の使用状態の縦断正面
図、第4図は同装置の使用状態の斜視図、第5図(A)
は排水パイプの一例を示す説明図、同図(B)は排水パ
イプの他例を示す分解図、第6図は台車の一例を示すも
のであり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は
縦断正面図、(D)は側面図、第7図は栽培ベッドの一
例を示すものであり、(A)は平面図、(B)は縦断正
面図、第8図(A)〜(D)は台車のレール間の移動説
明図、第9図はレールと中継台車部分の側面概略図、第
10図は中継台車の説明図、第11図は搬送台車の一例を示
す説明図、第12図は本発明の栽培装置の他例の説明図、
第13図はシートへの排水パイプの取付け説明図、第14図
は台車へのシートの取付け説明図、第15図は第12図の栽
培装置の使用説明図、第16図は第15図における連結ポッ
トの一例を示す説明図、第17図(A)、(B)はレール
の連結説明図である。 1は搬送レール、2は台車 3は栽培ベッド、4は樋 5は中継台車、43は中継レール
図(B)は同装置のレールの平面説明図、第2図は同装
置の概略正面図、第3図は同装置の使用状態の縦断正面
図、第4図は同装置の使用状態の斜視図、第5図(A)
は排水パイプの一例を示す説明図、同図(B)は排水パ
イプの他例を示す分解図、第6図は台車の一例を示すも
のであり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は
縦断正面図、(D)は側面図、第7図は栽培ベッドの一
例を示すものであり、(A)は平面図、(B)は縦断正
面図、第8図(A)〜(D)は台車のレール間の移動説
明図、第9図はレールと中継台車部分の側面概略図、第
10図は中継台車の説明図、第11図は搬送台車の一例を示
す説明図、第12図は本発明の栽培装置の他例の説明図、
第13図はシートへの排水パイプの取付け説明図、第14図
は台車へのシートの取付け説明図、第15図は第12図の栽
培装置の使用説明図、第16図は第15図における連結ポッ
トの一例を示す説明図、第17図(A)、(B)はレール
の連結説明図である。 1は搬送レール、2は台車 3は栽培ベッド、4は樋 5は中継台車、43は中継レール
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.二以上の長尺な搬送レール(1)と、搬送レール
(1)の上にのせてその長手方向に走行可能とした多数
の台車(2)と、夫々の台車(2)にセットして植物を
栽培する栽培ベッド(3)と、栽培ベッド(3)から流
出する栽培液を回収して循環させる樋(4)と、搬送レ
ール(1)の長手方向外側に搬送レール(1)の長手方
向と交差する方向に配置された中継レール(13)と、中
継レール(13)の上に送り出してその長手方向に走行可
能とし且つ搬送レール(1)の上を個別に走行して来る
台車(2)を中継する中継台車(5)を備え、前記栽培
ベッド(3)にその内部の栽培液を外部に排出する流出
パイプを設け、前記樋(4)を隣り合う組の搬送レール
(1)間の下方であって且つ前記流出パイプの下方に、
搬送レール(1)の長手方向に沿って設置したことを特
徴とする植物栽培装置。 2.二以上の長尺な搬送レール(1)と、搬送レール
(1)の上にのせてその長手方向に走行可能とした多数
の台車(2)と、夫々の台車(2)にセットして植物を
栽培する栽培ベッド(3)と、栽培ベッド(3)から流
出する栽培液を回収して循環させる樋(4)と、搬送レ
ール(1)の長手方向外側に搬送レール(1)の長手方
向と交差する方向に配置された中継レール(13)と、中
継レール(13)の上に送り出してその長手方向に走行可
能とし且つ搬送レール(1)の上を個別に走行して来る
台車(2)を中継する中継台車(5)を備え、前記栽培
ベッド(3)の幅方向両側に内部の栽培液を外部に排出
する流出パイプ(12a)、(12b)を設け、同流出パイプ
(12a)、(12b)は上下にスライド自在として高さ調節
可能とし、前記樋(4)を隣り合う組の搬送レール
(1)間の下方で且つ前記流出パイプの下方に、搬送レ
ール(1)の長手方向に沿って設置したことを特徴とす
る植物栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62313751A JP2804759B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 植物栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62313751A JP2804759B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 植物栽培装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01157321A JPH01157321A (ja) | 1989-06-20 |
JP2804759B2 true JP2804759B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=18045095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62313751A Expired - Lifetime JP2804759B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 植物栽培装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804759B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000083501A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-28 | Line Kogyo Kk | 野菜水耕栽培用ベッド等の移動保管装置 |
JP2016144406A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | ヤンマー株式会社 | 移動栽培装置 |
-
1987
- 1987-12-11 JP JP62313751A patent/JP2804759B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01157321A (ja) | 1989-06-20 |
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