JP2665893B2 - 植物栽培装置および栽培方法 - Google Patents

植物栽培装置および栽培方法

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    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温室等で野菜などの植
物を栽培するのに使用される植物栽培装置および栽培方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温室等の温度、湿度、光、雰囲気などを
人工的に制御した室内で野菜などの植物を栽培すること
は既に知られている。これらの栽培方法に使用される栽
培培地としては、天然の土壌を使用するものと人工培地
によるものとの両方がある。そのうち後者の人工培地を
使用する方法として、栽培用のトレイに人工培地と培養
液を入れ、栽培植物の成育に応じてトレイを移動させて
移動の終端部で順次収穫する方法などが提案されてい
る。しかしながらこのトレイ方式の栽培では、植物の成
育にしたがって栽培液中の成分が消費されたり、溶存酸
素の不足や培養液の腐敗などが生じるため、栽培中に培
養液を補給するとか、また場合によっては入れ替えなけ
ればならないが、これらの操作が容易に行えないなどの
問題があった。
【0003】本発明者らは、先に、上記問題を解決する
ためのものとして、簡易な構成でしかも常に新しい培養
液で培養できる植物栽培培地として栽培チューブを提案
した(特開平4−183338号公報)。この栽培チュ
ーブは、図2に示すように、野菜の根を包み込むための
プラスチックフィルム(以下カバーシートと呼ぶ)1
と、種子と野菜の支持を行うための発泡ポリウレタンシ
ート等の多孔質プラスチックシート(以下培地シートと
いう)2とを組み合わせて作られている。図2に示すよ
うに、培地シート2は幅方向に二つ折りした状態で、樋
を形成するように二つ折りしたカバーシート1内の上方
開口部に挟持されており、これらのシート1、2は、図
3に示すように、2本の支持棒4、4によって挟持さ
れ、カバーシート1内に培養液が保持されたり通過でき
るようになっている。なお、3は種子を示す。この栽培
チューブによれば、培養液はカバーシート1の一端から
供給され他端で回収されるため、培地への供給が容易で
しかも培養液の管理が容易である等の多くの利点を有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記栽培チ
ューブを使用してより有利に栽培するための栽培装置お
よび該装置による栽培方法を提供せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の栽培装置は、長
方形のプラスチックフィルム等のシートを幅方向に二つ
折りして樋状に形成し、該樋状シートの上部合わせ部に
発泡プラスチック等の人工土壌を配設して支持棒に沿っ
て保持させた栽培チューブと、栽培チューブを懸架する
栽培架台と、栽培チューブに培養液を供給・回収・循環
させる培養液管理手段とからなる植物栽培装置におい
て、栽培チューブの支持棒の両端に該支持棒の下面に突
出するガイドを備えた固定金具を装着し、該固定金具の
ガイドが挿通し得るチャンネル溝を有するキャスターを
備えた移動台車で栽培チューブの支持棒の両端を支持
し、栽培架台に該移動台車の走行レールを設けたことを
特徴とする。
【0006】栽培架台に設ける移動台車用の走行レール
は、栽培架台の両側にそれぞれ1本づつ設けてもよい
が、栽培架台の一方の側に走行レールを1本設け、他方
の側に栽培チューブがほぼ水平な状態に懸架される位置
と栽培チューブが傾斜した状態に懸架される位置にそれ
ぞれ走行レール上下1本づつ設けると、育苗期と成育期
の両方に使用できるので有利である。また、栽培架台に
は、栽培チューブがほぼ水平な状態に懸架されたとき栽
培チューブ内に培養液が保持されるように栽培チューブ
の両端を上方に押し上げるための培養液保持板を設ける
とよい。この培養液保持板は、栽培チューブを傾斜させ
た状態に懸架したとき、栽培チューブの下方の端部のみ
を上方に押し上げることになり、栽培チューブを傾斜さ
せる度合いによってチューブ内の培養液量を調節でき
る。育苗期には培養液を多量に必要としないことから、
栽培チューブを水平に保ち、栽培チューブ内に培養液を
保持させる。なお、この培養液保持板は設けなくてもよ
い。
【0007】本発明の栽培架台を使用して野菜等の植物
を栽培するには、栽培チューブの支持棒の両端に該支持
棒の下面に突出するガイドを備えた固定金具を装着し、
該固定金具のガイドを前記移動台車のチャンネル溝に挿
入して栽培架台に懸架し、栽培チューブ内に培養液を供
給して栽培する。植物が成育するに従って、移動台車を
栽培架台に設けた走行レールに従って移動させて栽培間
隔を確保するようにする。移動台車には通常10〜14
本の栽培チューブを適当な間隔を設けて載せて使用す
る。
【0008】栽培架台には必要に応じて、車輪を取りつ
けて栽培架台ごと移動できるようにしてもよいが、通常
は必要数の栽培架台を架台に設けた走行レールが互いに
接続するように併設して、栽培架台間を移動台車によっ
て栽培チューブが移動できるようにするとよい。このほ
か、植物が成育した栽培チューブを多数載置できる大き
さの架台で、栽培架台上の移動台車の走行レールに接続
し得る位置に走行レールを有し、走行レールの端部に収
穫台を備えた移動可能な収穫架台を用意し、この収穫架
台を栽培架台に当接させて成育した野菜等を有する栽培
チューブを収穫架台に移し、そしてこの収穫架台を成育
室から収穫室に移動させて、収穫するようにする。
【0009】催芽室内では、栽培チューブを水平状態に
懸架して培養液を該チューブ内に保持して、適当な間隔
を開けて上下方向に移動可能に多段に配列して使用す
る。催芽した栽培チューブは前記移動台車と各架台の走
行レールを利用して、催芽室、育苗室、成育室、収穫室
と順次移動させて栽培、収穫する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。
【0011】図1に栽培装置の一例を示す。この例の栽
培装置5は、栽培架台6の上部に支持棒4に挟持された
栽培チューブAが傾斜した状態で懸架されており、下方
の培養液タンク7から培養液が循環ポンプ8によって汲
み出されパイプ10および培養液分配パイプ9を経て培
養液供給パイプ11より各栽培チューブに供給される。
栽培チューブAに供給された培養液はチューブA下端の
培養液受け樋12に流れ落ち、濾過槽13を経て培養液
タンク7に戻されるように構成されている。なお、栽培
架台6には以下に説明するように、走行レール14が設
けられており、その上を移動台車15が走行できるよう
になっている。
【0012】栽培チューブAは、図2および図3に示す
ように、カバーシート1と培地シート2を支持棒4、4
で挟んだ形に構成されるが、本発明においては図3に示
すような下方に開いたコの字形のクリップ16で支持棒
4、4を抑え、そして支持棒4の端部に設けた挿通孔に
固定金具17のガイド17aを通して固定する。固定金具
17は支持棒4の両端に装着され、ガイド17aは移動台
車のチャンネル溝に挿入される。なお、18は栽培植物
のために支持棒4と支持棒4の間に隙間を設けるための
スぺーサーで、1/4円形の硬質ゴム等が使用される。
図4は栽培チューブを支持棒4、4で挟むための一例
で、固定台19に栽培チューブを挟んだ支持棒4、4を
載せて上記クリップ16等で固定する。クリップは、ス
テンレス製の棒をコの字形に成型したものなどが使用で
きる。より具体的には、カバーシートは、厚さ0.05
〜0.1mmの光を通さない材質のものを用い、長さを3
000mm、幅を140mm(ホウレンソウ、サラダナ、サ
ニーレタス等の場合)あるいは180mm(エダマメ、イ
ンゲンマメ等の場合)の寸法とし、培地シートの発泡プ
ラスチック(発泡ポリウレタン)は、長さ3000mm、
厚さ2mm、幅25mmとするとよい。
【0013】図5に栽培架台の別の例を示す。この例の
架台6は一方の側に走行レール14が一つ設けられ、他
方には上下2段となっていてそれぞれに走行レール14
が設けられていて、栽培チューブが水平状態と傾斜した
状態に懸架できるようになっている。図中、20は栽培
チューブの端部を上方に押し上げて栽培チューブ内に培
養液が貯留できるようにするための、培養液保持板であ
る。育苗部は、野菜の根の伸長を促し、初期生育を安定
させるために栽培チューブを水平に保ち、培養液を溜め
ることができる構造とし、一方、栽培部は、培養液がチ
ューブの底面を流れる状態となるように、栽培チューブ
を栽培架台にセットしたときに、約9%の勾配で斜めに
なるような構造とした。
【0014】図6は移動台車15の説明図で、図に示す
ように中央にチャンネル溝15aを有する適当な長さの断
面凹字形部材で構成され、図の例では長さ方向の両端部
下面に走行用のキャスター15aが2個づつ取りつけられ
ている。この移動台車は金属製としてもよいが、プラス
チック製としてもよい。移動台車は、栽培架台上での野
菜の移動作業とスペーシング作業を円滑に行うための装
置である。移動台車は、芽だし装置(催芽箱)と栽培架
台のレール上で用いる。移動台車は2台を一対として使
用し、栽培チューブの上流と下流の双方に設置する。移
動台車の上に、播種を終えた栽培チューブを支持棒4を
介して載せ。その際に、支持棒4の端部に装着した固定
金具17のガイド17aを移動台車15の上部のチャンネ
ル溝(スリット)15bに差し込む。こうすることで、栽
培チューブが栽培架台から転落することを防ぐことがで
きる。
【0015】栽培チューブへの培養液の供給は、図1に
示したように培養液循環システムによって行う。培養液
循環システムは、各々の栽培チューブに培養液を供給
し、チューブから排出された培養液を培養液タンクに戻
すように構成される。各栽培チューブへの培養液の供給
は、分配パイプ9で各栽培チューブ用の培養液供給チュ
ーブに11に分配されて供給されるが、分配チューブ1
1は図7に示すような分配パイプ9に設けられているカ
プラープラグ21a,21bに接続されている。このカプラ
ープラグは、プラグを外した場合に自動的に培養液が停
止し、プラグを装着すると培養液が流れる構造になって
いる。移動およびスペーシング作業によって、培養液供
給チューブの位置の変わることに対しては、このプラグ
の差し替えを行うことで対応できる。培養液供給部をこ
のような構造にすることによって、培養液循環ポンプを
止める必要がなく、作業の簡略化と培養液循環ポンプの
スイッチの入れ忘れなどの人為的ミスをなくすことがで
きる。
【0016】本発明の装置を用いて栽培するには、催芽
室22に播種を終えた栽培チューブを入れ、野菜等の栽
培すべき植物の芽だしを行う。催芽室の構造を図8に示
す。催芽室は、アングル等で外枠を組み、その外側を不
透明のビニール製の保温カバーで覆った構造とする。内
部には、移動台車に載せた栽培チューブを入れることが
できるレール23を備えており、棚状になっている。レ
ール数は4〜5段とし、これらはウインチレバー25を
回すことによって上下に移動することができる。また、
最下部に設置した温床線24により内部の加温ができ、
加湿器を設置することによって内部の湿度を調節するこ
とができる構造になっている。
【0017】図9は催芽室の使用方法を示す図である。
図中、上段(A)は催芽室に栽培チューブを入れる方法
を示す。まず、保温カバーを巻き上げ、ウインチレ
バーを回すことにより、レールの位置をあわせ、栽培
チューブを載せた移動台車をレールの上に載せた後、
保温カバーを閉じる。下段(B)は催芽室から栽培チュ
ーブを栽培架台に移す方法で、栽培室と播種室の間の
窓を開け、ウインチレバーでレールの位置をあわせ、次
に催芽箱と栽培架台の間に連絡レールを取り付け、移
動台車にのせたチューブを栽培架台6へ移動する。次い
で栽培室と播種室の間の窓を閉めることによって取り
出しを終了する。
【0018】図10は収穫架台の一例を示す模式図であ
る。収穫架台26は、栽培架台と連結することができ、
栽培チューブを栽培架台から移動させて野菜の収穫作業
を行うための装置である。図10に示すように、収穫架
台26はアングル等で製作され、栽培架台と連結できる
レール14aを栽培チューブの上流側と下流側の双方に備
えている。また、野菜の収穫を行う収穫台27を備えて
いる。また、移動ができるように下部にキャスター28
が取り付けられている。収穫架台は収穫室内から栽培室
内へ移動し、栽培架台と連結させて、成育した野菜等を
有する栽培チューブを移動台車ごと栽培架台から収穫架
台へ載せ、収穫架台を収穫室へ移動させて野菜等の栽培
植物を収穫する。以上のような作業を行うことによって
収穫作業の効率が良くなり、また、高温の栽培室内での
作業をなくすことにより作業環境の改善を図ることがで
きる。
【0019】図11は、本発明による流液式栽培装置を
用いた野菜の栽培方法を示す説明図である。この栽培装
置を用いた野菜栽培の流れを以下に示す。 栽培チューブ(野菜栽培部)に種を播く。 栽培チューブを催芽室(催芽を行う装置:気温20〜
25℃、相対湿度約90%、暗黒)に入れ、2〜3日間
催芽を行い、発芽させる。 発芽した後、栽培チューブを栽培室に移動し、栽培架
台に載せる。栽培チューブは水平に置き、中に培養液を
溜めて3〜4日間育苗を行う。 根が栽培チューブの底まで伸長した時点で斜めにし、
NFT式の栽培を開始する。 野菜の生育に合わせて栽培架台のレール上をスペーシ
ング(野菜の生育に合わせて、野菜と野菜の間隔を調節
すること)と移動を繰り返す。 栽培チューブが栽培架台の一端に到達した時点で収穫
架台へ移動し、野菜を収穫する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、栽培チューブを使用し、催芽
した栽培チューブを移動台車と各架台の走行レールを利
用して、催芽室、育苗室、成育室、収穫室と順次移動さ
せることによって栽培できるので効率良く栽培すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】栽培架台の一例を示す側面図である。
【図2】栽培チューブの構成を示す斜視図である。
【図3】栽培チューブの固定構造を示す斜視図である。
【図4】栽培チューブの固定装置の一例を示す正面図で
ある。
【図5】栽培架台の他の例を示す側面図である。
【図6】移動台車の一例を示す斜視図である。
【図7】カプラープラグの斜視図である。
【図8】催芽室の模式図である。
【図9】催芽室の使用方法を示す模式図である。
【図10】収穫架台の模式図である。
【図11】栽培方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カバーシート 2 培地シート 4 支持棒 5 栽培装置 6 栽培架台 7 培養液タンク 8 循環ポンプ 9 培養液分配パイプ 14 走行レール 15 移動台車 22 催芽室

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形のプラスチックフィルム等のシー
    トを幅方向に二つ折りして樋状に形成し、該樋状シート
    の上部合わせ部に発泡プラスチック等の人工土壌を配設
    して支持棒に沿って保持させた栽培チューブと、栽培チ
    ューブを懸架する栽培架台と、栽培チューブに培養液を
    供給・回収・循環させる培養液管理手段とからなる植物
    栽培装置において、 栽培チューブの支持棒の両端に該支持棒の下面に突出す
    るガイドを備えた固定金具を装着し、該固定金具のガイ
    ドが挿通し得るチャンネル溝を有するキャスターを備え
    た移動台車で栽培チューブの支持棒の両端を支持し、栽
    培架台に該移動台車の走行レールを設けたことを特徴と
    する植物栽培装置。
  2. 【請求項2】 栽培架台の一方の側に移動台車の走行レ
    ールを1本設け、他方の側に栽培チューブがほぼ水平な
    状態に懸架される位置と栽培チューブが傾斜した状態に
    懸架される位置にそれぞれ移動台車の走行レールを設
    け、栽培チューブがほぼ水平な状態に懸架されたとき栽
    培チューブ内に培養液が保持されるように栽培チューブ
    の両端を上方に押し上げるための培養液保持板を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の植物栽培装置。
  3. 【請求項3】 長方形のプラスチックフィルム等のシー
    トを幅方向に二つ折りして樋状に形成し、該樋状シート
    の上部合わせ部に発泡プラスチック等の人工土壌を配設
    して支持棒に沿って保持させた栽培チューブを、栽培架
    台に懸架し、栽培チューブに培養液を供給して栽培する
    植物栽培方法において、 栽培チューブの支持棒の両端に該支持棒の下面に突出す
    るガイドを備えた固定金具を装着し、該固定金具のガイ
    ドが挿通し得るチャンネル溝を有するキャスターを備え
    た移動台車に栽培チューブの支持棒の両端を支持し、栽
    培架台に設けた走行レールに従って移動台車が移動し得
    るようにすると共に、栽培架台の一方に走行レールを1
    本設け、他方の側に走行レールを上下2本設け、育苗期
    には栽培チューブをほぼ水平に懸架し、成育期には栽培
    チューブを傾斜させた状態に栽培架台に懸架して、植物
    の成育に従って移動台車を移動させて栽培チューブ間の
    間隔を確保するようにしたことを特徴とする植物栽培方
    法。
  4. 【請求項4】 栽培チューブの両端部の位置に栽培チュ
    ーブを上方に押し上げるための培養液保持板を設け、栽
    培チューブがほぼ水平な状態に懸架される育苗期には栽
    培チューブ内に培養液が保持されるように栽培チューブ
    の両端を上方に押し上げ、栽培チューブが傾斜状態に懸
    架される成育期には栽培チューブの下方の端部のみ上方
    に押し上げて栽培チューブ内の培養液量を制御するよう
    にしたことを特徴とする請求項3記載の植物栽培方法。
  5. 【請求項5】 植物が成育した栽培チューブを複数個載
    置できる大きさの架台で、栽培架台上の移動台車の走行
    レールに接続し得る位置に走行レールを有し、走行レー
    ルの端部に収穫台を備えた移動可能な収穫架台を、栽培
    架台に当接させて複数個の栽培チューブを収穫架台に移
    行させ成育植物を収穫することからなる請求項3の植物
    栽培方法。
  6. 【請求項6】 催芽室内に栽培チューブを水平状態に懸
    架して該チューブ内に培養液を保持させて適当な間隔を
    開けて上下方向に移動可能に多段に配列し、催芽した栽
    培チューブを前記移動台車と各架台の走行レールを利用
    して、催芽室、育苗室、成育室、収穫室と順次移動させ
    ることを特徴とする請求項3または5記載の植物栽培方
    法。
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