JP2000013528A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2000013528A
JP2000013528A JP10178335A JP17833598A JP2000013528A JP 2000013528 A JP2000013528 A JP 2000013528A JP 10178335 A JP10178335 A JP 10178335A JP 17833598 A JP17833598 A JP 17833598A JP 2000013528 A JP2000013528 A JP 2000013528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャッチホン機能を利用して、再度、先の通
話者と通話を再開しても先の通話相手を正確に知ること
が可能な通信端末装置を提供する。 【解決手段】 通話中に第三者からの着信があった場合
には(S3:YES)、通話中の相手の着信日時や発信
元電話番号等と共に、第三者の着信日時や発信元電話番
号等も同時にディスプレイ18Aに表示される(S
5)。そして、キャッチされた場合には(S6:YE
S)、第三者の着信日時や発信元電話番号等だけがディ
スプレイ18Aに表示される(S8)。そして、フック
スイッチ24がT1時間以下でT2時間(本実施形態で
は、T1=0.3秒)よりも長く押下された場合には
(S10:NO、S11:YES)、通話が第三者から
先の通話者に切り替えられると共に(S12)、先の通
話者の着信日時や発信元電話番号等がディスプレイ18
Aに表示される(S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッチホン機能
と発信元情報を受信可能な受信手段とを備えた通信端末
装置に関し、特に、キャッチホン機能を利用して、再
度、先の通話者と通話を開始しても通話相手の発信元情
報や対応する関連情報が表示手段に表示されるため、通
話相手を正確に知ることが可能となると共に、通話中に
第三者から着信があった場合には、この第三者の発信元
情報や対応する関連情報が、通話相手の発信元情報や対
応する関連情報と共に表示手段に表示されるため、この
第三者からの着信に適切に対応することが可能な通信端
末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電話機等の通信端末装置にお
いては、キャッチホン機能と発信元情報を受信可能な受
信手段とを備えた通信端末装置が知られている。かかる
通信端末装置では、通話相手の発信元情報や対応する関
連情報が表示手段に表示されているが、キャッチホン機
能を利用して、第三者からの通話に切り替えた場合に
は、この第三者の発信元情報や対応する関連情報が表示
手段に表示される。これにより、着信側では、表示手段
に表示されている第三者の発信元情報や対応する関連情
報から、この第三者を正確に知ることが可能となると共
に、第三者との通話内容等に適切な対応をとることが可
能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の通信端末装置においては、キャッチホン機能を利用
して、第三者から先の通話者に通話を切り替えても、表
示手段にはこの第三者の発信元情報や対応する関連情報
が表示され続けられるため、先の通話相手を正確に知る
ことが困難であるという問題がある。また、第三者から
の着信があった場合には、第三者からの通話に切り替え
なければ第三者の発信元情報や対応する関連情報が表示
手段に表示されず、通話を切り替える前にこの第三者を
知ることができないという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、キャッチホン機能を利
用して、再度、先の通話者と通話を再開しても通話相手
の発信元情報や対応する関連情報が表示手段に表示され
るため、先の通話相手を正確に知ることが可能となり、
また、通話中に第三者から着信があった場合には、この
第三者の発信元情報や対応する関連情報が、通話中の相
手の発信元情報や対応する関連情報と共に表示手段に表
示されるため、この第三者からの着信に適切に対応する
ことが可能な通信端末装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る通信端末装置は、通話状態において通信
回線を介して第三者からの入力情報を受信可能なキャッ
チホン機能を備えた通信端末装置において、前記通信回
線を介して発信元情報を受信可能な受信手段と、前記発
信元情報を記憶する発信元記憶手段と、通話相手の発信
元情報を表示する表示手段と、回線開放の指示を入力す
る開放入力手段と、前記開放入力手段を介して、回線開
放の指示が所定の第1の時間よりも長い時間入力された
場合には、全ての通話回線を開放処理し、回線開放の指
示が前記所定の第1の時間以下で、且つ所定の第2の時
間よりも長い時間入力された場合には、第三者との通話
回線を開放処理して先の通話者との通話を再開すると共
に、前記表示手段に先の通話者の発信元情報を表示する
ように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】このような特徴を有する請求項1に係る通
信端末装置によれば、受信手段によって受信した発信元
情報は、発信元記憶手段に記憶される。そして、通話相
手の前記発信元情報が表示手段に表示され、キャッチホ
ン機能を利用して第三者との通話を開始した場合には、
第三者の発信元情報が表示手段に表示される。また、開
放入力手段を介して、回線開放の指示が所定の第1の時
間よりも長い時間入力された場合には、制御手段により
全ての通話回線が開放処理されると共に、通話相手の前
記発信元情報の表示は消える。即ち、待機状態となる。
さらに、開放入力手段を介して、回線開放の指示が前記
所定の第1の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも
長い時間入力された場合には、制御手段によって第三者
との通話回線が開放処理され、先の通話者との通話が再
開されると共に、表示手段に先の通話者の発信元情報が
発信元記憶手段より読み出され、表示手段によって表示
される。これにより、開放入力手段を介して、回線開放
の指示を前記所定の第1の時間以下で、且つ所定の第2
の時間よりも長い時間入力し、キャッチホン機能を利用
して、再度、先の通話者と通話を開始しても通話相手の
発信元情報が表示手段に再び表示されるため、先の通話
相手を正確に知ることが可能となる。
【0007】また、請求項2に係る通信端末装置は、通
話状態において通信回線を介して第三者からの入力情報
を受信可能なキャッチホン機能を備えた通信端末装置に
おいて、前記通信回線を介して発信元情報を受信可能な
受信手段と、前記発信元情報を記憶する発信元記憶手段
と、通話相手の発信元情報を表示する表示手段と、回線
開放の指示を入力する開放入力手段と、前記開放入力手
段を介して、回線開放の指示が所定の第1の時間よりも
長い時間入力された場合には、全ての通話回線を開放処
理し、回線開放の指示が前記所定の第1の時間以下で、
且つ所定の第2の時間よりも長い時間入力された場合に
は、第三者との通話回線を開放処理して先の通話者との
通話を再開すると共に、前記表示手段に先の通話者の発
信元情報を表示するように制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、通話中に前記受信手段によって前記第
三者の発信元情報を受信した場合には、通話相手及びこ
の第三者の発信元情報を前記表示手段に表示するように
制御することを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項2に係る通
信端末装置によれば、受信手段によって受信した発信元
情報は、発信元記憶手段に記憶される。そして、通話相
手の前記発信元情報が表示手段に表示され、キャッチホ
ン機能を利用して第三者との通話を開始した場合には、
第三者の発信元情報が表示手段に表示される。また、開
放入力手段を介して、回線開放の指示が所定の第1の時
間よりも長い時間入力された場合には、制御手段により
全ての通話回線が開放処理されると共に、通話相手の前
記発信元情報の表示は消える。即ち、待機状態となる。
さらに、開放入力手段を介して、回線開放の指示が前記
所定の第1の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも
長い時間入力された場合には、制御手段によって第三者
との通話回線が開放処理され、先の通話者との通話が再
開されると共に、表示手段に先の通話者の発信元情報が
発信元記憶手段より読み出され、表示手段によって表示
される。また、通話中に前記受信手段によって前記第三
者の発信元情報を受信した場合には、制御手段によって
通話相手及びこの第三者の発信元情報が前記表示手段に
表示される。これにより、開放入力手段を介して、回線
開放の指示を前記所定の第1の時間以下で、且つ所定の
第2の時間よりも長い時間入力し、キャッチホン機能を
利用して、再度、先の通話者と通話を開始しても通話相
手の発信元情報が表示手段に再び表示されるため、先の
通話相手を正確に知ることが可能となる。また、通話中
に第三者から着信があった場合には、この第三者の発信
元情報が、通話相手の発信元情報と共に表示手段に表示
されるため、この第三者を通話開始前に正確に知ること
が可能となり、第三者からの着信に適切に対応すること
が可能となる。
【0009】また、請求項3に係る通信端末装置は、通
話状態において通信回線を介して第三者からの入力情報
を受信可能なキャッチホン機能を備えた通信端末装置に
おいて、前記通信回線を介して発信元情報を受信可能な
受信手段と、前記発信元情報を記憶する発信元記憶手段
と、前記発信元情報及び対応する関連情報を記憶する発
信元情報記憶手段と、通話相手の前記発信元情報及び対
応する関連情報を表示する表示手段と、回線開放の指示
を入力する開放入力手段と、前記開放入力手段を介し
て、回線開放の指示が所定の第1の時間よりも長い時間
入力された場合には、全ての通話回線を開放処理し、回
線開放の指示が前記所定の第1の時間以下で、且つ所定
の第2の時間よりも長い時間入力された場合には、第三
者との通話回線を開放処理して先の通話者との通話を再
開すると共に、前記表示手段に先の通話者の発信元情報
及び対応する関連情報を表示するように制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0010】このような特徴を有する請求項3に係る通
信端末装置によれば、受信手段によって受信した発信元
情報は、発信元記憶手段に記憶される。また、前記発信
元情報及び対応する関連情報が発信元情報記憶手段に予
め記憶されている。そして、通話相手の前記発信元情報
及び対応する関連情報が表示手段に表示され、キャッチ
ホン機能を利用して第三者との通話を開始した場合に
は、第三者の発信元情報及び対応する関連情報が表示手
段に表示される。また、開放入力手段を介して、回線開
放の指示が所定の第1の時間よりも長い時間入力された
場合には、制御手段により全ての通話回線が開放処理さ
れると共に、通話相手の前記発信元情報及び対応する関
連情報の表示は消える。即ち、待機状態となる。さら
に、開放入力手段を介して、回線開放の指示が前記所定
の第1の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも長い
時間入力された場合には、制御手段によって第三者との
通話回線が開放処理され、先の通話者との通話が再開さ
れると共に、表示手段に先の通話者の発信元情報及び対
応する関連情報が、発信元記憶手段及び発信元情報記憶
手段より読み出され、表示手段によって表示される。こ
れにより、開放入力手段を介して、回線開放の指示を前
記所定の第1の時間以下で、且つ所定の第2の時間より
も長い時間入力し、キャッチホン機能を利用して、再
度、先の通話者と通話を開始しても通話相手の発信元情
報及び対応する関連情報が表示手段に再び表示されるた
め、先の通話相手を正確に知ることが可能となる。
【0011】また、請求項4に係る通信端末装置は、通
話状態において通信回線を介して第三者からの入力情報
を受信可能なキャッチホン機能を備えた通信端末装置に
おいて、前記通信回線を介して発信元情報を受信可能な
受信手段と、前記発信元情報を記憶する発信元記憶手段
と、前記発信元情報及び対応する関連情報を記憶する発
信元情報記憶手段と、通話相手の前記発信元情報及び対
応する関連情報を表示する表示手段と、回線開放の指示
を入力する開放入力手段と、前記開放入力手段を介し
て、回線開放の指示が所定の第1の時間よりも長い時間
入力された場合には、全ての通話回線を開放処理し、回
線開放の指示が前記所定の第1の時間以下で、且つ所定
の第2の時間よりも長い時間入力された場合には、第三
者との通話回線を開放処理して先の通話者との通話を再
開すると共に、前記表示手段に先の通話者の発信元情報
及び対応する関連情報を表示するように制御する制御手
段とを備え、前記制御手段は、通話中に前記受信手段に
よって前記第三者の発信元情報を受信した場合には、通
話相手及びこの第三者の発信元情報及び対応する関連情
報を前記表示手段に表示するように制御することを特徴
とする。
【0012】このような特徴を有する請求項4に係る通
信端末装置によれば、受信手段によって受信した発信元
情報は、発信元記憶手段に記憶される。また、前記発信
元情報及び対応する関連情報が発信元情報記憶手段に予
め記憶されている。そして、通話相手の前記発信元情報
及び対応する関連情報が表示手段に表示され、キャッチ
ホン機能を利用して第三者との通話を開始した場合に
は、第三者の発信元情報及び対応する関連情報が表示手
段に表示される。また、開放入力手段を介して、回線開
放の指示が所定の第1の時間よりも長い時間入力された
場合には、制御手段により全ての通話回線が開放処理さ
れると共に、通話相手の前記発信元情報及び対応する関
連情報の表示は消える。即ち、待機状態となる。さら
に、開放入力手段を介して、回線開放の指示が前記所定
の第1の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも長い
時間入力された場合には、制御手段によって第三者との
通話回線が開放処理され、先の通話者との通話が再開さ
れると共に、表示手段に先の通話者の発信元情報及び対
応する関連情報が、発信元記憶手段及び発信元情報記憶
手段より読み出され、表示手段によって表示される。ま
た、通話中に前記受信手段によって前記第三者の発信元
情報を受信した場合には、制御手段によって通話相手及
びこの第三者の発信元情報及び対応する関連情報が前記
表示手段に表示される。これにより、開放入力手段を介
して、回線開放の指示を前記所定の第1の時間以下で、
且つ所定の第2の時間よりも長い時間入力し、キャッチ
ホン機能を利用して、再度、先の通話者と通話を開始し
ても通話相手の発信元情報及び対応する関連情報が表示
手段に再び表示されるため、先の通話相手を正確に知る
ことが可能となる。また、通話中に第三者から着信があ
った場合には、この第三者の発信元情報や対応する関連
情報が、通話相手の発信元情報や対応する関連情報と共
に表示手段に表示されるため、この第三者を通話開始前
に正確に知ることが可能となり、第三者からの着信に適
切に対応することが可能となる。
【0013】また、請求項5に係る通信端末装置は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通信端末装置に
おいて、前記制御手段は、前記開放入力手段を介して、
回線開放の指示が前記所定の第2の時間以下の短時間入
力された場合には、この回線開放の指示はなっかたもの
として制御することを特徴とする。
【0014】このような特徴を有する請求項5に係る通
信端末装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか
に記載の通信端末装置において、前記制御手段によっ
て、前記開放入力手段を介して、回線開放の指示が前記
所定の第2の時間以下の短時間入力された場合には、こ
の回線開放の指示はなっかたものとして制御されるた
め、前記開放入力手段による誤動作を防止することが可
能となる。
【0015】また、請求項6に係る通信端末装置は、請
求項1乃至請求項5のいずれかに記載の通信端末装置に
おいて、前記発信元情報は、電話番号であることを特徴
とする。
【0016】このような特徴を有する請求項6に係る通
信端末装置によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか
に記載の通信端末装置において、前記発信元情報は、電
話番号であるため、前記表示手段には通話相手の電話番
号やこの電話番号に対応する関連情報が表示される。こ
れにより、着信側は、表示された電話番号等から通話相
手を正確に知ることが可能となると共に、適切な対応を
とることが可能となる。
【0017】さらに、請求項7に係る通信端末装置は、
請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の通信端末装置
において、前記関連情報は、発信者名を含むことを特徴
とする。
【0018】このような特徴を有する請求項7に係る通
信端末装置によれば、請求項3乃至請求項6のいずれか
に記載の通信端末装置において、前記関連情報には、発
信者名が含まれるため、表示手段には通話相手の名前等
が表示される。これにより、着信側は、表示された名前
等から通話相手を容易に知ることが可能となると共に、
より適切な対応をとることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る通信端末装置
について、本発明をパーソナルコンピュータ(以下、
「PC」という。)と、このPCに接続される留守番録
音機能付きの電話機とから構成される通信端末装置につ
き具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細
に説明する。先ず、本実施形態に係るPC及びこのPC
に接続される留守番録音機能付きの電話機の概略構成に
ついて図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係る
PC及びこのPCに接続される留守番録音機能付きの電
話機の概略構成を示すブロック図である。
【0020】図1に示すように、電話回線20に接続さ
れる電話機1の概略構成は、発信元電話番号付加判別手
段2、着信信号検出手段3、ラインリレー4、発信元電
話番号判別手段5、終話検出手段6、通話回路7、応答
メッセージ送出手段8、伝言メッセージ録音手段9、ア
ンプ10、スピーカ11、CPU12、ROM13、E
EPROM14、RAM15、ダイヤル発信手段16、
PC用インターフェース17、操作パネル19、タイマ
22、呼び出し手段23、及びフックスイッチ24等を
備え、PC18に接続されている。電話回線20には、
加入者線交換機からアナログ回線等に送出される発信元
情報としての発信元電話番号データ等を受信する機能を
有する発信元電話番号受信端末を起動するために、交換
機から送られる発信元電話番号受信端末起動信号を受信
する発信元電話番号付加判別手段2が、回線閉結用のラ
インリレー4を介さずに直接接続されている。同様に、
電話回線20には、着信信号を検出する着信信号検出手
段3が、回線閉結用のラインリレー4を介さずに直接接
続されている。さらに、電話回線20には、ラインリレ
ー4を介して、発信元電話番号データ等を含む通話情報
を受信し、発信元電話番号データを検出する発信元電話
番号判別手段5、発信者の終話を検出する終話検出手段
6、及び電話回線20との通話を行う通話回路7が接続
されている。
【0021】一方、電話機1の全体を制御するCPU1
2が設けられ、発信元電話番号付加判別手段2、着信信
号検出手段3、ラインリレー4、発信元電話番号判別手
段5、及び終話検出手段6はCPU12に接続されてい
る。また、通話回路7には、応答メッセージを送出する
応答メッセージ送出手段8と、発信者の伝言メッセージ
を記録し再生する伝言メッセージ録音手段9とが接続さ
れ、この応答メッセージ送出手段8と伝言メッセージ録
音手段9とは、CPU12にも接続されている。そし
て、伝言メッセージ録音手段9には、アンプ10を介し
て伝言メッセージを発声するスピーカ11が接続されて
いる。
【0022】また、CPU12には、電話機機能等を実
行するのに必要な各種プログラムやデータ等を記憶して
いるROM13、各種の登録データやフラッグ等を記憶
しているEEPROM14、及び各種ディジタルデータ
を一時記憶するRAM15が接続されている。また、E
EPROM14には、「電話番号」とそれに対応する
「名前」及び「会社名」より構成される後述の電話番号
データテーブル25(図2参照)が記憶される電話番号
データテーブル記憶エリア14Aや、応答メッセージが
記憶される応答メッセージ記憶エリア14B等が設けら
れている。また、RAM15には、「受信日時」とそれ
に対応する「電話番号」より構成される後述の受信ID
テーブル26が記憶される受信IDテーブル記憶エリア
15A等が設けられている。
【0023】また、CPU12には、通話回路7に接続
され、テンキー等で構成されるダイヤル発信手段16、
PC18との情報の入出力用インターフェースとしての
PC用インターフェース17、LCD(Liquid Crystal
Display)等のディスプレイ19Aやキャッチホンを受
けるためのキャッチキー21等の各種操作を行うための
種々のキーが配置されている操作パネル19、年月日や
時間の計測を行うと共に一定時間を計測して、日時デー
タやタイムアウト信号を出力するタイマ22、呼び出し
音により着信を知らせる呼び出し手段23、及び不図示
の受話器等による押下により回線開放指示信号を送出す
るフックスイッチ24等が接続されている。
【0024】さらに、PC用インターフェース17に
は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Cry
stal Display)等のディスプレイ18Aが設けられたP
C18が接続されている。
【0025】ここで、EEPROM14の電話番号デー
タ記憶エリア14Aに記憶されている電話番号データテ
ーブル25について図2に基づいて説明する。図2は本
実施形態に係る電話機1のEEPROM14の電話番号
データ記憶エリア14Aに記憶される電話番号データテ
ーブル25の一例を示す図である。図2に示されるよう
に、電話番号データテーブル25は、「電話番号」、こ
の「電話番号」に対応する「名前」、及びこの「電話番
号」に対応する「会社名」から構成されている。よっ
て、「電話番号」が「0123456789」の場合に
は、この「電話番号」に対応する「名前」は「YY」、
「会社名」は「○○○○ガイシャ」である。また、「電
話番号」が「0123451234」の場合には、この
「電話番号」に対応する「名前」は「WW」、「会社
名」は「△△△△ガイシャ」である。さらに、「電話番
号」が「0123452345」の場合には、この「電
話番号」に対応する「名前」は「VV」、「会社名」は
「××××ガイシャ」である。本実施形態の電話番号デ
ータテーブル25の「電話番号」に対応する「名前」
は、この「電話番号」の発信者の名前を表すデータであ
り、「電話番号」に対応する「会社名」は、この「電話
番号」の発信者の属する会社名を表すデータである。
尚、図2には、電話番号データテーブル記憶エリア14
Aに予め登録されたデータ例として3件の例が示されて
いるが、最大登録件数は記憶容量が許す限り任意であ
る。
【0026】また、RAM15の受信IDテーブル記憶
エリア15Aに記憶されている受信IDテーブル26に
ついて図3に基づいて説明する。図3は本実施形態に係
る電話機1のRAM15の受信IDテーブル記憶エリア
15Aに記憶される受信IDテーブル26の一例を示す
図である。図3に示すように、受信IDテーブル26
は、「受信日時」、及びこの「受信日時」に対応する
「電話番号」から構成されている。そして、この「受信
日時」は、CPU12が、発信元電話番号付加判別手段
2から発信元電話番号付加検出信号を受信した時の受信
年月日及びその時の時間より構成されるデータである。
また、この「電話番号」は、前記発信元電話番号判別手
段5によって検出される発信元電話番号データである。
よって、「受信日時」が「98/6/16 08:0
5」のデータに対応する「電話番号」は「012345
6789」である。即ち、「1998年6月16日、8
時5分」に「電話番号」が「0123456789」の
発信元電話番号データが受信されたことを表している。
また、「受信日時」が「98/6/1613:13」の
データに対応する「電話番号」は「012345123
4」である。即ち、「1998年6月16日、13時1
3分」に「電話番号」が「0123451234」の発
信元電話番号データが受信されたことを表している。さ
らに、「受信日時」が「98/6/16 13:15」
のデータに対応する「電話番号」は「01234523
45」である。即ち、「1998年6月16日、13時
15分」に「電話番号」が「0123452345」の
発信元電話番号データが受信されたことを表している。
尚、図3には、受信IDテーブル記憶エリア15Aに記
憶されたデータ例として3件の例が示されているが、最
大記憶件数は記憶容量が許す限り任意である。
【0027】ここで、発信元電話番号付加判別手段2及
び発信元電話番号判別手段5により受信手段が構成され
る。また、EEPROM14の電話番号データテーブル
記憶エリア14Aは、発信元情報記憶手段として機能す
る。また、RAM15の受信IDテーブル記憶エリア1
5Aは、発信元記憶手段として機能する。また、PC1
8に設けられるディスプレイ18A、及び操作パネル1
9に設けられるディスプレイ19Aは、表示手段として
機能する。また、フックスイッチ24は、開放入力手段
として機能する。また、CPU12、ROM13、EE
PROM14、及びRAM15により制御手段が構成さ
れる。
【0028】次に、このように構成されたPC18及び
電話機1より構成される通信端末装置における発信元電
話番号等の表示処理について図4に基づいて説明する。
図4は本実施形態に係るPC18及びこのPC18に接
続される留守番録音機能付きの電話機1における発信元
電話番号等の表示処理のフローチャートである。先ず、
図4に示されるように、ステップ(以下、Sと略記す
る)1において、着信信号検出手段3により電話回線2
0を介して発呼者から呼出信号が着信したか否かが判定
される。そして、着信していない場合には(S1:N
O)、着信するまで待機し、着信があった場合には(S
1:YES)、着信信号検出手段3からCPU12に着
信検出信号が出力される。
【0029】次に、CPU12は、S1で着信検出信号
の入力を検知すると、S2において、その着信が発信元
電話番号が付加されたものかどうかを発信元電話番号付
加判別手段2により判別する。ここで、発信元電話番号
が付加されている場合には、加入者線交換機からの着信
信号が、発信元の電話番号の無い信号と異なるため、電
話機1の発信元電話番号付加判別手段2により着信信号
の違いを判別し、発信元の電話番号が付加されたもので
あるかそうでないかを判別可能となっている。
【0030】そして、今回の着信が発信元の電話番号が
付加されたものであると発信元電話番号付加判別手段2
により判定された場合には、発信元電話番号付加判別手
段2からCPU12に発信元電話番号付加検出信号が出
力される。
【0031】続いて、CPU12は、発信元電話番号付
加検出信号の入力を検知すると、タイマー22からその
時の受信年月日及び時刻のデータを読み込み、受信ID
テーブル記憶エリア15Aに記憶されている受信IDテ
ーブル26の「受信日時」データとして記憶する。そし
て、ラインリレー4をオンして、電話回線20を閉結
し、発信元電話番号判別手段5を起動する。発信元電話
番号判別手段5は、入力情報から発信元電話番号を判別
し、CPU12へ出力する。CPU12は、入力された
この発信元電話番号を受信IDテーブル記憶エリア15
Aの受信IDテーブル26に、前記「受信日時」データ
に対応する「電話番号」データとして記憶し、ラインリ
レー4をオフして、一旦回線を開放する。例えば、「受
信日時」のデータとして「1998/6/16 13:
13」、そして、これに対応する「電話番号」のデータ
として「0123451234」が受信IDテーブル2
6に記憶される。次に、CPU12は、再度、受信ID
テーブル26から最新に記憶した「電話番号」データを
読み出し、この「電話番号」データと一致する電話番号
が、電話番号データ記憶エリア14Aに予め記憶されて
いる電話番号データテーブル25(図2参照)の「電話
番号」のデータに登録されているか否かを判別する。
【0032】そして、前記発信元電話番号と一致する電
話番号が、電話番号データテーブル25の「電話番号」
のデータに登録されている場合には、この「電話番号」
のデータに対応する電話番号データテーブル25の「名
前」及び「会社名」のデータを読み込み、RAM15に
記憶する。続いて、CPU12は、受信IDテーブル2
6から最新に記憶した「受信日時」データ及び「電話番
号」データを読み出すと共に、前記「名前」、「会社
名」をRAM15から読み出し、PC用インターフェー
ス17を介してPC18に出力すると共に、同時に呼び
出し手段21に呼び出し開始を指示する。そして、PC
18は、入力されたこの「受信日時」データ、「電話番
号」データ、「名前」、及び「会社名」をディスプレイ
18Aに表示する。例えば、「1998年6月16日
13時13分受け、TEL.0123451234、W
Wさん、△△△△会社」とディスプレイ18Aに表示さ
れる。また、前記発信元電話番号と一致する電話番号
が、電話番号データテーブル25の「電話番号」のデー
タに登録されていない場合には、CPU12は、受信I
Dテーブル26から最新に記憶した「受信日時」データ
及び「電話番号」データを読み出し、PC用インターフ
ェース17を介してPC18に出力すると共に、同時に
呼び出し手段21に呼び出し開始を指示する。そして、
PC18は、入力されたこの「受信日時」データ及び
「電話番号」データをディスプレイ18Aに表示する。
例えば、「1998年6月16日 13時13分受け、
TEL.0123451234」とディスプレイ18A
に表示される。
【0033】そして、CPU12は、受話器が持ち上げ
られてフックスイッチ24を介して通話開始信号が入力
されると、呼び出し手段21に呼び出し停止を指示する
と共に、ラインリレー4をオンして、電話回線20を閉
結する。これにより通話回路7を介して通話が開始され
る。
【0034】次に、S3において、CPU12は、第三
者から着信があるか否か、即ち、第三者からの着信の検
出信号が、着信信号検出手段3から入力されているか否
か判定する。そして、第三者からの着信の検出信号が入
力されていない場合には(S3:NO)、通話が終了し
たかどうか、即ち、終話検出手段6から終話の検出信号
が入力されているか否か判定される(S4)。そして、
終話検出手段6から終話の検出信号が入力されていない
場合には(S4:NO)、再度、S3以降の処理が実行
される。また、終話検出手段6から終話の検出信号が入
力された場合には(S4:YES)、PC用インターフ
ェース17を介してPC18に終話情報を出力して、ラ
インリレー4をオフして電話回線20を開放し、通話を
終了する。また、PC18は、終話情報を入力される
と、ディスプレイ18Aの「受信日時」データや「電話
番号」データ等の表示を削除し、内蔵されるタイマーに
基づいて時計表示を行い、処理を終了する(S15)。
【0035】また、第三者からの着信検出信号が、着信
信号検出手段3から入力された場合には(S3:YE
S)、S5において、第三者からの着信が発信元電話番
号が付加されたものかどうかを発信元電話番号付加判別
手段2により判別する。そして、第三者からの着信が発
信元の電話番号が付加されたものであると発信元電話番
号付加判別手段2により判定された場合には、発信元電
話番号付加判別手段2からCPU12に発信元電話番号
付加検出信号が入力される。続いて、CPU12は、発
信元電話番号付加検出信号の入力を検知すると、タイマ
ー22からその時の受信年月日及び時刻のデータを読み
込み、受信IDテーブル記憶エリア15Aに記憶されて
いる受信IDテーブル26の「受信日時」データとして
記憶する。そして、発信元電話番号判別手段5を起動す
る。発信元電話番号判別手段5は、入力情報から発信元
電話番号を判別し、CPU12へ出力する。CPU12
は、入力されたこの発信元電話番号を受信IDテーブル
記憶エリア15Aの受信IDテーブル26に、前記「受
信日時」データに対応する「電話番号」データとして記
憶する。例えば、「受信日時」のデータとして「199
8/6/16 13:15」、そして、これに対応する
「電話番号」のデータとして「0123452345」
が受信IDテーブル26に記憶される。次に、CPU1
2は、再度、受信IDテーブル26から最新に記憶した
「電話番号」データを読み出し、この「電話番号」デー
タと一致する電話番号が、電話番号データ記憶エリア1
4Aに予め記憶されている電話番号データテーブル25
(図2参照)の「電話番号」のデータに登録されている
か否かを判別する。
【0036】そして、前記発信元電話番号と一致する電
話番号が、電話番号データテーブル25の「電話番号」
のデータに登録されている場合には、この「電話番号」
のデータに対応する電話番号データテーブル25の「名
前」及び「会社名」のデータを読み込み、RAM15に
記憶する。続いて、CPU12は、受信IDテーブル2
6から最新に記憶した「受信日時」データ及び「電話番
号」データを読み出すと共に、前記「名前」、「会社
名」をRAM15から読み出し、PC用インターフェー
ス17を介してPC18に出力すると共に、同時に第三
者からの着信を受話器を介して着信音等により通知す
る。そして、PC18は、入力されたこの「受信日時」
データ、「電話番号」データ、「名前」、及び「会社
名」をディスプレイ18Aに表示する。例えば、ディス
プレイ18Aの上側に「1998年6月16日 13時
13分から話し中、TEL.0123451234、W
Wさん、△△△△会社」と表示し、ディスプレイ18A
の下側に「1998年6月16日13時15分受け、T
EL.0123452345、VVさん、××××会
社」と表示される。また、前記発信元電話番号と一致す
る電話番号が、電話番号データテーブル25の「電話番
号」のデータに登録されていない場合には、CPU12
は、受信IDテーブル26から最新に記憶した「受信日
時」データ及び「電話番号」データを読み出し、PC用
インターフェース17を介してPC18に出力すると共
に、同時に第三者からの着信を受話器を介して着信音等
により通知する。そして、PC18は、入力されたこの
「受信日時」データ及び「電話番号」データをディスプ
レイ18Aに表示する。例えば、ディスプレイ18Aの
上側に「1998年6月16日 13時13分から話し
中、TEL.0123451234、WWさん、△△△
△会社」と表示し、ディスプレイ18Aの下側に「19
98年6月16日 13時15分受け、TEL.012
3452345」と表示される。
【0037】次に、S6において、CPU12は、キャ
ッチキー21が押下されたか否か、即ち、キャッチ信号
が入力されたか否か判定する。そして、キャッチキー2
1が押下されていない場合は(S6:NO)、通話が終
了したかどうか、即ち、終話検出手段6から終話の検出
信号が入力されているか否か判定される(S7)。そし
て、終話検出手段6から終話の検出信号が入力されてい
ない場合には(S7:NO)、再度、S6以降の処理が
実行される。また、終話検出手段6から終話の検出信号
が入力された場合には(S7:YES)、PC用インタ
ーフェース17を介してPC18に終話情報を出力し
て、ラインリレー4をオフして電話回線20を開放し、
通話を終了する。また、PC18は、終話情報を入力さ
れると、ディスプレイ18Aの「受信日時」データや
「電話番号」データ等の表示を削除し、内蔵されるタイ
マーに基づいて時計表示を行い、処理を終了する(S1
5)。
【0038】また、CPU12は、キャッチ信号を入力
された場合には(S6:YES)、S8において、通話
回路7を介して、先の通話者(例えば、△△△△会社の
WWさん)との通話を保留して、第三者(例えば、××
××会社のVVさん)との回線を接続する。
【0039】また、S9において、PC用インタフェー
ス17を介してPC18に第三者との通話開始情報を出
力する。そして、PC18は、この第三者との通話開始
情報を入力されると、第三者のみの「受信日時」データ
や「電話番号」データ等をディスプレイ18Aに表示す
る。例えば、ディスプレイ18Aに「1998年6月1
6日 13時15分受け、TEL.012345234
5、VVさん、××××会社」だけが表示される。
【0040】次に、S10において、CPU12は、第
三者との通話中にフックスイッチ24が所定の第1の時
間であるT1時間(本実施形態では、T1時間=2.2
秒)よりも長い時間押下されているか否か判定する。そ
して、フックスイッチ24がT1時間よりも長い時間押
下された場合には(S10:YES)、PC用インター
フェース17を介してPC18に終話情報を出力して、
ラインリレー4をオフして電話回線20を開放し、通話
を終了する(S15)。また、PC18は、終話情報を
入力されると、ディスプレイ18Aの「受信日時」デー
タや「電話番号」データ等の表示を削除し、内蔵される
タイマーに基づいて時計表示を行い、処理を終了する
(S15)。
【0041】また、フックスイッチ24がT1時間より
も長い時間押下されていない場合には(S10:N
O)、S11において、CPU12は、第三者との通話
中にフックスイッチ24が所定の第2の時間であるT2
時間(本実施形態では、T2時間=0.3秒)よりも長
い時間押下されているか否か判定する。そして、フック
スイッチ24がT2時間よりも長い時間押下されていな
い場合には(S11:NO)、再度、S10以降の処理
が実行される。
【0042】また、フックスイッチ24がT2時間より
も長い時間押下された場合には(S11:YES)、S
12において、第三者との通話を終了し、即ち、通話回
路7を介して第三者との回線を開放して、再度、先の通
話者との回線を接続する。
【0043】そして、S13において、CPU12は、
PC用インターフェース17を介してPC18に第三者
との通話終了情報を出力すると共に、先の通話者の「受
信日時」データや「電話番号」データ等をRAM15よ
り読み出してPC18に出力する。そして、第三者との
通話終了情報と先の通話者の「受信日時」データ等を入
力されたPC18は、第三者の「受信日時」データや
「電話番号」データ等の表示を削除し、入力された先の
通話者の「受信日時」データや「電話番号」データ等を
ディスプレイ18Aに表示する。例えば、「1998年
6月16日 13時13分受け、TEL.012345
1234、WWさん、△△△△会社」とディスプレイ1
8Aに表示される。
【0044】次に、S14において、CPU12は、フ
ックスイッチ24が前記T1時間よりも長い時間押下さ
れているか否か、及び、終話検出手段6から終話の検出
信号が入力されているか否か判定する。そして、フック
スイッチ24が前記T1時間よりも長い時間押下される
か、終話検出手段6から終話の検出信号が入力されるま
で待ち(S14:NO)、フックスイッチ24が前記T
1時間よりも長い時間押下されるか、終話検出手段6か
ら終話の検出信号が入力された場合には(S14:YE
S)、PC用インターフェース17を介してPC18に
終話情報を出力して、ラインリレー4をオフして電話回
線20を開放し、通話を終了する。また、PC18は、
終話情報を入力されると、ディスプレイ18Aの「受信
日時」データや「電話番号」データ等の表示を削除し、
内蔵されるタイマーに基づいて時計表示を行い、処理を
終了する(S15)。
【0045】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
通信端末装置では、着信があると(S1:YES)、P
C18のディスプレイ18Aに着信日時、発信元電話番
号、この発信元電話番号に対応する電話番号データテー
ブル25の「名前」、及び「会社名」が表示される(S
2)。そして、通話中に第三者からの着信があった場合
には(S3:YES)、通話中の相手の着信日時や発信
元電話番号等と共に、第三者の着信日時や発信元電話番
号等も同時にディスプレイ18Aに表示される(S
5)。そして、キャッチされた場合には(S6:YE
S)、第三者の着信日時や発信元電話番号等だけがディ
スプレイ18Aに表示される(S8)。そして、フック
スイッチ24がT1時間(本実施形態では、T1=2.
2秒)よりも長く押下された場合には(S10:YE
S)、回線が開放されて通話が終了する。また、フック
スイッチ24がT1時間以下でT2時間(本実施形態で
は、T1=0.3秒)よりも長く押下された場合には
(S10:NO、S11:YES)、通話が第三者から
先の通話者に切り替えられると共に(S12)、先の通
話者の着信日時や発信元電話番号等がディスプレイ18
Aに表示される(S13)。また、フックスイッチ24
がT2時間(本実施形態では、T1=0.3秒)以下押
下された場合には(S10:NO、S11:NO)、フ
ックスイッチ24の押下は、無視される。そして、通話
が終了すると(S14:YES)、回線は開放されて、
ディスプレイ18Aに時計表示がされ、処理が終了する
(S15)。
【0046】したがって、通話中に第三者から着信があ
った場合には、この第三者の受信日時、発信元電話番
号、及びこの発信元電話番号に対応する「名前」や「会
社名」が、通話相手の受信日時、発信元電話番号、及び
この発信元電話番号に対応する「名前」や「会社名」と
共にPC18のディスプレイ18Aに表示されるため、
この第三者を通話開始前に正確に知ることが可能とな
り、第三者からの着信に適切に対応することが可能とな
る。また、フックスイッチ24を介して、回線開放の指
示をT1時間以下で、且つT2時間よりも長い時間入力
し、キャッチホン機能を利用して、再度、先の通話者と
通話を再開しても、通話相手の受信日時、発信元電話番
号、及びこの発信元電話番号に対応する「名前」や「会
社名」がPC18のディスプレイ18Aに表示されるた
め、先の通話相手を正確に知ることが可能となる。ま
た、フックスイッチ24を介して、回線開放の指示がT
2時間以下の短時間入力された場合には、CPU12に
よってこの回線開放の指示はなっかたものとして制御さ
れるため、前記フックスイッチ24の押下による誤動作
を防止することが可能となる。さらに、PC18のディ
スプレイ18Aには通話相手の電話番号や名前等が表示
されるため、通話相手を容易に知ることが可能となると
共に、より適切な対応をとることが可能となる。
【0047】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、通話
相手に関する情報を電話機1のディスプレイ19Aに表
示させてもよい。この場合、表示領域のスペースに限界
があることから、電話番号、名前、会社名をそれぞれ順
番に表示を繰り返してもよい。また、前記実施形態で
は、PC18のディスプレイ18Aに、通話相手等の
「受信日時」、「電話番号」、「名前」、及び「会社
名」が表示されるが、更に、通話相手に関する「所属課
名」、「役職名」、「住所」、「顔写真」、「趣味」、
「生年月日」、「年齢」、「血液型」、及び「家族構
成」等の情報を同時に表示するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、キャッチホ
ン機能を利用して、再度、先の通話者と通話を再開して
も通話相手の発信元情報や対応する関連情報が表示手段
に表示されるため、先の通話相手を正確に知ることが可
能となり、また、通話中に第三者から着信があった場合
には、この第三者の発信元情報や対応する関連情報が、
通話中の相手の発信元情報や対応する関連情報と共に表
示手段に表示されるため、この第三者からの着信に適切
に対応することが可能な通信端末装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るPC及びこのPCに接続され
る留守番録音機能付きの電話機の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施形態に係る電話機のEEPROMの電話
番号データ記憶エリアに記憶される電話番号データテー
ブルの一例を示す図である。
【図3】本実施形態に係る電話機のRAMの受信IDテ
ーブル記憶エリアに記憶される受信IDテーブルの一例
を示す図である。
【図4】本実施形態に係るPC及びこのPCに接続され
る留守番録音機能付きの電話機における発信元電話番号
等の表示処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 電話機 2 発信元電話番号付加判別手段 3 着信信号検出手段 4 ラインリレー 5 発信元電話番号判別手段 6 終話検出手段 7 通話回路 12 CPU 13 ROM 14 EEPROM 14A 電話番号データテーブル記憶エリア 15 RAM 15A 受信IDテーブル記憶エリア 17 PC用インターフェース 18 PC 18A、19A ディスプレイ 19 操作パネル 20 電話回線 21 キャッチキー 24 フックスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話状態において通信回線を介して第三
    者からの入力情報を受信可能なキャッチホン機能を備え
    た通信端末装置において、 前記通信回線を介して発信元情報を受信可能な受信手段
    と、 前記発信元情報を記憶する発信元記憶手段と、 通話相手の発信元情報を表示する表示手段と、 回線開放の指示を入力する開放入力手段と、 前記開放入力手段を介して、回線開放の指示が所定の第
    1の時間よりも長い時間入力された場合には、全ての通
    話回線を開放処理し、回線開放の指示が前記所定の第1
    の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも長い時間入
    力された場合には、第三者との通話回線を開放処理して
    先の通話者との通話を再開すると共に、前記表示手段に
    先の通話者の発信元情報を表示するように制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 通話状態において通信回線を介して第三
    者からの入力情報を受信可能なキャッチホン機能を備え
    た通信端末装置において、 前記通信回線を介して発信元情報を受信可能な受信手段
    と、 前記発信元情報を記憶する発信元記憶手段と、 通話相手の発信元情報を表示する表示手段と、 回線開放の指示を入力する開放入力手段と、 前記開放入力手段を介して、回線開放の指示が所定の第
    1の時間よりも長い時間入力された場合には、全ての通
    話回線を開放処理し、回線開放の指示が前記所定の第1
    の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも長い時間入
    力された場合には、第三者との通話回線を開放処理して
    先の通話者との通話を再開すると共に、前記表示手段に
    先の通話者の発信元情報を表示するように制御する制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、通話中に前記受信手段によって前記第
    三者の発信元情報を受信した場合には、通話相手及びこ
    の第三者の発信元情報を前記表示手段に表示するように
    制御することを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 通話状態において通信回線を介して第三
    者からの入力情報を受信可能なキャッチホン機能を備え
    た通信端末装置において、 前記通信回線を介して発信元情報を受信可能な受信手段
    と、 前記発信元情報を記憶する発信元記憶手段と、 前記発信元情報及び対応する関連情報を記憶する発信元
    情報記憶手段と、 通話相手の前記発信元情報及び対応する関連情報を表示
    する表示手段と、 回線開放の指示を入力する開放入力手段と、 前記開放入力手段を介して、回線開放の指示が所定の第
    1の時間よりも長い時間入力された場合には、全ての通
    話回線を開放処理し、回線開放の指示が前記所定の第1
    の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも長い時間入
    力された場合には、第三者との通話回線を開放処理して
    先の通話者との通話を再開すると共に、前記表示手段に
    先の通話者の発信元情報及び対応する関連情報を表示す
    るように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    通信端末装置。
  4. 【請求項4】 通話状態において通信回線を介して第三
    者からの入力情報を受信可能なキャッチホン機能を備え
    た通信端末装置において、 前記通信回線を介して発信元情報を受信可能な受信手段
    と、 前記発信元情報を記憶する発信元記憶手段と、 前記発信元情報及び対応する関連情報を記憶する発信元
    情報記憶手段と、 通話相手の前記発信元情報及び対応する関連情報を表示
    する表示手段と、 回線開放の指示を入力する開放入力手段と、 前記開放入力手段を介して、回線開放の指示が所定の第
    1の時間よりも長い時間入力された場合には、全ての通
    話回線を開放処理し、回線開放の指示が前記所定の第1
    の時間以下で、且つ所定の第2の時間よりも長い時間入
    力された場合には、第三者との通話回線を開放処理して
    先の通話者との通話を再開すると共に、前記表示手段に
    先の通話者の発信元情報及び対応する関連情報を表示す
    るように制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、通話中に前記受信手段によって前記第
    三者の発信元情報を受信した場合には、通話相手及びこ
    の第三者の発信元情報及び対応する関連情報を前記表示
    手段に表示するように制御することを特徴とする通信端
    末装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記開放入力手段を介
    して、回線開放の指示が前記所定の第2の時間以下の短
    時間入力された場合には、この回線開放の指示はなっか
    たものとして制御することを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記発信元情報は、電話番号であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記関連情報は、発信者名を含むことを
    特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の通
    信端末装置。
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