JP2000012841A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000012841A
JP2000012841A JP10171088A JP17108898A JP2000012841A JP 2000012841 A JP2000012841 A JP 2000012841A JP 10171088 A JP10171088 A JP 10171088A JP 17108898 A JP17108898 A JP 17108898A JP 2000012841 A JP2000012841 A JP 2000012841A
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Japan
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insulating film
gate insulating
semiconductor device
mosfet
channel
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JP10171088A
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English (en)
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Tadayuki Inamura
忠之 稲村
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NEC Yamagata Ltd
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NEC Yamagata Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/49Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET
    • H01L29/51Insulating materials associated therewith
    • H01L29/511Insulating materials associated therewith with a compositional variation, e.g. multilayer structures
    • H01L29/512Insulating materials associated therewith with a compositional variation, e.g. multilayer structures the variation being parallel to the channel plane

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置の高速化とノイズ低減を容易にし、
動作性能とその信頼性を向上させる。 【解決手段】半導体基板上に形成されたMOSFETに
おいて、1個の前記MOSFETに互いに異なるしきい
値を有するチャネル領域が形成される。例えば、1個の
MOSFETに、誘電率の互いに異なる第1のゲート絶
縁膜と第2のゲート絶縁膜とが形成される。あるいは、
1個のMOSFETに同じ絶縁材料で互いに膜厚の異な
る第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜とが形成さ
れる。または、1個のMOSFETに互いに同一導電型
で濃度の異なる不純物を有するチャネル領域が複数形成
される。また、半導体装置の基本回路を構成するCMO
SFETに、互いに異なるしきい値を有するチャネル領
域がそれぞれ形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、複数種のしきい値を有するチャネル領域の存
在する絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以下、MOS
FETという)によって構成される半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置で使用されるMOSF
ETでは、そのチャネル領域が1種類のしきい値でもっ
て形成されている。そして、このようなMOSFETで
もって論理回路が構成される。
【0003】以下に、図6に基づいて、従来の上記のM
OSFETの構造について説明する。図6(a)は、M
OSFETの模式的な平面図である。そして、図6
(b)は、図6(a)に記すC−Dで切断したところの
断面図である。
【0004】以下、図6(a)と図6(b)とを合わせ
て説明する。半導体基板101表面に、選択的に素子分
離絶縁膜102が形成されている。そして、この素子分
離絶縁膜102に囲われる領域すなわち素子活性領域に
ゲート絶縁膜103が形成され、このゲート絶縁膜10
3上にゲート電極104が形成されている。ここで、こ
のゲート絶縁膜103は、均一の膜厚を有する1種類の
絶縁膜でもって形成される。
【0005】そして、図6(a)に示すように、ゲート
電極104を挟んでMOSFETのソース領域105と
ドレイン領域106とが形成されている。
【0006】以上のMOSFETとしては、Pチャネル
型のものあるいはNチャネル型のものが用いられる。あ
るいは、Pチャネル型およびNチャネル型を含む両チャ
ネル型のものすなわちCMOSFETが用いられる。
【0007】半導体素子である上記のようなMOSFE
TあるいはCMOSFETで構成される半導体装置は、
半導体素子の微細化に伴い、高集積化、高速化、多機能
化に向けて種々に検討開発されている。
【0008】このような中で、ASIC(Applic
ation Specific IC)では、多機能化
と共に高速化が要求される。しかし、このようなASI
Cが従来型のMOSFETあるいはCMOSFETで構
成されると、顧客仕様が充分に満たされない場合が多発
するようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
技術においては、半導体装置の高速動作のために、上記
のMOSFET等を高速に動作させると、配線にノイズ
が発生しやすくなる。特に、共通の配線となる電源配線
およびGND配線に大きなノイズが発生する。そして、
論理回路の誤動作が起こる。このような論理回路の誤動
作は、電源の低電圧化あるいは半導体装置の多機能化に
伴い深刻な問題として顕在化してくる。特にASICの
ような半導体装置では、ASICを構成する論理回路が
複雑化し、その動作による駆動電流が局在化し易くな
り、上記の問題が現れやすい。
【0010】本発明の目的は、半導体装置の高速化とノ
イズ低減を容易にし、動作性能が高く信頼性の高い半導
体装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このために、本発明の半
導体装置では、半導体基板上に形成された絶縁ゲート電
界効果トランジスタにおいて、1個の前記絶縁ゲート電
界効果トランジスタに互いに異なるしきい値を有するチ
ャネル領域が形成されている。
【0012】ここで、前記1個の絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタに、誘電率の互いに異なる第1のゲート絶縁
膜と第2のゲート絶縁膜とが形成されている。そして、
前記第1のゲート絶縁膜はシリコン窒化膜あるいはシリ
コンオキシナイトライド膜で構成され、前記第2のゲー
ト絶縁膜はシリコン酸化膜で構成される。
【0013】あるいは、前記1個の絶縁ゲート電界効果
トランジスタに同じ絶縁材料で互いに膜厚の異なる第1
のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜とが形成されてい
る。または、前記1個の絶縁ゲート電界効果トランジス
タ互いに同一導電型で濃度の異なる不純物を有するチャ
ネル領域が複数形成されている。
【0014】また、本発明の半導体装置では、半導体装
置の基本回路を構成するNチャネル型の1個の絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタおよびPチャネル型の1個の絶
縁ゲート電界効果トランジスタ共に、互いに異なるしき
い値を有するチャネル領域がそれぞれ形成されている。
ここで、前記基本回路は上記CMOSFETのインバー
ターを構成している。
【0015】このように、1個のMOSFETにしきい
値の異なるチャネル領域が形成されるために、このMO
SFET駆動の過渡期に流れる電流波形が急峻でなく、
なだらかな波形になる。そして、上記のMOSFETで
構成される半導体装置において、電気的ノイズが低減す
るようになり、半導体装置の高速化あるいは多機能化が
容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1に基づいて説明する。図1(a)は、MOSFE
Tの模式的な平面図である。そして、図1(b)は、図
1(a)に記すA−Bで切断したところの断面図であ
る。なお、図1(a)には、発明を明確にするために、
斜線が施されている。また、図1はNチャネル型のMO
SFETとなっている。
【0017】以下、図1(a)と図1(b)とを合わせ
て説明する。導電型がP型のシリコン基板1表面に、選
択的に素子分離絶縁膜2が形成されている。ここで、素
子分離絶縁膜2は、シリコン基板表面に形成される溝に
一部が埋め込まれたシリコン酸化膜で形成される。
【0018】そして、図1(a)および図1(b)に示
すように、この素子分離絶縁膜2に囲われる領域すなわ
ち素子活性領域に第1のゲート絶縁膜3および第2のゲ
ート絶縁膜4が形成されている。また、これらの第1の
ゲート絶縁膜3および第2のゲート絶縁膜4上にゲート
電極5が形成されている。ここで、この第1のゲート絶
縁膜3は、例えば膜厚10nm程度のシリコン窒化膜で
構成され、第2のゲート絶縁膜4は、同様に膜厚10n
m程度のシリコン酸化膜で構成されている。ここで、第
1のゲート絶縁膜3はシリコンオキシナイトライド膜で
形成されてもよい。何れにしろ、第1のゲート絶縁膜3
の単位面積当たりの容量値が、第2のゲート絶縁膜4の
単位面積当たりの容量値より大きくなるように形成され
る。
【0019】このような第1のゲート絶縁膜3と第2の
ゲート絶縁膜4の形成は次のようである。すなわち、予
め素子活性領域に膜厚1nm程度のシリコン酸化膜が公
知の熱酸化法で形成される。次に、化学気相成長(CV
D)法で膜厚9nm程度のシリコン窒化膜が堆積され
る。そして、公知のフォトリソグラフィ技術とドライエ
ッチング技術とでシリコン窒化膜がパターニングされ、
初めに第1のゲート絶縁膜3が形成される。
【0020】次に、再度熱酸化が施される。この熱酸化
で、第1のゲート絶縁膜3の形成されていない領域のシ
リコン基板表面に選択的に膜厚9nmのシリコン酸化膜
が形成される。このようにして、膜厚10nmの第2の
ゲート絶縁膜4が形成されるようになる。
【0021】そして、図1(a)に示すように、ゲート
電極5を挟んでMOSFETのソース領域6とドレイン
領域7とが形成されている。ここで、ソース領域6とド
レイン領域7には、ヒ素等のN型不純物が高濃度に導入
されている。
【0022】半導体装置を構成するMOSFETが上記
のような構造であれば、第1のゲート絶縁膜3下のチャ
ネル領域のしきい値は0.35V程度になり、第2のゲ
ート絶縁膜4下のチャネル領域のしきい値0.45Vよ
り小さくなる。
【0023】このために、このMOSFETを動作させ
るためにゲート電極5に印加される電気信号が、急峻な
波形を有していても、MOSFETの駆動は緩やかなも
のとなり、ノイズが大幅に低減するようになる。この詳
細については後述される。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態を図2に
基づいて説明する。図2は、別のMOSFETの模式的
な断面図である。なお、この場合、第1の実施の形態と
同一のものは同一符号で示され、Nチャネル型のMOS
FETとなっている。
【0025】図2に示すように、第1の実施の形態と同
様に、シリコン基板1表面に、選択的に素子分離絶縁膜
2が形成されている。
【0026】そして、この素子分離絶縁膜2に囲われる
領域すなわち素子活性領域に、シリコン酸化膜で第1の
ゲート絶縁膜3aおよび第2のゲート絶縁膜4aが形成
されている。ここでは、第1のゲート絶縁膜3aの膜厚
が、第2のゲート絶縁膜4aの膜厚より小さくなるよう
に形成されている。
【0027】そして、このように同一の絶縁材料で膜厚
の異なる第1のゲート絶縁膜3aおよび第2のゲート絶
縁膜4a上にゲート電極5が形成されている。ここで、
この第1のゲート絶縁膜3aは、例えば膜厚6nm程度
のシリコン酸化膜で構成され、第2のゲート絶縁膜4a
は、同様に膜厚10nm程度のシリコン酸化膜で構成さ
れている。この場合も、第1のゲート絶縁膜3aの単位
面積当たりの容量値が、第2のゲート絶縁膜4aの単位
面積当たりの容量値より大きくなるように形成される。
【0028】そして、図示されないが、第1の実施の形
態と同様に、ゲート電極5を挟んでMOSFETのソー
ス領域とドレイン領域とが形成される。
【0029】この場合も、第1のゲート絶縁膜3a下の
チャネル領域のしきい値は、第2のゲート絶縁膜4a下
のチャネル領域のしきい値より小さくなる。そして、第
1の実施の形態と同様の効果が生じるようになる。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態を図3に
基づいて説明する。図3は、更に別のMOSFETの模
式的な断面図である。なお、この場合、第1の実施の形
態と同一のものは同一符号で示され、Nチャネル型のM
OSFETとなっている。
【0031】図3に示すように、第1の実施の形態と同
様に、P型シリコン基板1表面に、選択的に素子分離絶
縁膜2が形成されている。ここで、シリコン基板1の不
純物濃度は、5×1016原子/cm3 程度になるように
設定されている。
【0032】そして、この素子分離絶縁膜2に囲われる
領域すなわち素子活性領域の所定の領域に、P型拡散層
8が形成されている。ここで、P型拡散層8の不純物濃
度は、1×1017原子/cm3 程度になるように設定さ
れている。
【0033】そして、膜厚6nm程度の均一なシリコン
酸化膜でゲート絶縁膜9が形成され、このゲート絶縁膜
9上にゲート電極5が形成されている。そして、図示さ
れないが、第1の実施の形態と同様に、ゲート電極5を
挟んでMOSFETのソース領域とドレイン領域とが形
成される。
【0034】この場合、シリコン基板1表面の領域のし
きい値は、P型拡散層8表面の領域のしきい値より小さ
くなる。そして、第1の実施の形態と同様の効果が生じ
るようになる。
【0035】次に、本発明の第4の実施の形態を図4と
図5に基づいて説明する。図4は、CMOSFETの模
式的な平面図である。この場合、Pチャネル型とNチャ
ネル型のMOSFETでインバーターが形成されてい
る。なお、図4には、発明を明確にするために、斜線が
施されている。また、図5は図4に示したインバーター
の基本特性を示すタイムチャートである。
【0036】図4に示すように、第1の実施の形態と同
様に、シリコン基板表面の素子分離絶縁膜2に囲われた
素子活性領域内に、Nチャネル型のMOSFETの第1
のゲート絶縁膜10と第2のゲート絶縁膜11が形成さ
れている。そして、これらの第1のゲート絶縁膜10お
よび第2のゲート絶縁膜11上にゲート電極5aが形成
され、このゲート電極5aを挟んでソース流域12とド
レイン領域13が形成されている。
【0037】また、同様に、Pチャネル型のMOSFE
Tの第1のゲート絶縁膜10aと第2のゲート絶縁膜1
1aとが形成されている。そして、これらの第1のゲー
ト絶縁膜10aおよび第2のゲート絶縁膜11a上に上
記と共通のゲート電極5aが形成され、このゲート電極
5aを挟んでソース流域14とドレイン領域15が形成
されている。
【0038】このようにして、Nチャネル型およびPチ
ャネル型のMOSFETのドレイン領域13,15が出
力配線16に電気接続されている。そして、Nチャネル
型のMOSFETのソース領域12にGND配線17が
接続され、Pチャネル型のMOSFETのソース領域1
4に電源配線18が接続されている。
【0039】ここで、この第1のゲート絶縁膜10,1
0aは、膜厚10nm程度のシリコン窒化膜で構成さ
れ、第2のゲート絶縁膜11,11aは、同様に膜厚1
0nm程度のシリコン酸化膜で構成されている。また、
第1のゲート絶縁膜10,10a領域のチャネル幅と、
第2のゲート絶縁膜11,11aのチャネル幅の比は
1:5に設定されている。
【0040】次に、上記のCMOSFETにおける効果
を図5に基づいて説明する。図5では、共通のゲート電
極5aへのIN(入力)電圧、出力配線16に生じるO
UT(出力)電圧、および電源配線18に生じる電源配
線電流が、従来の技術の場合と共に示されている。ここ
で、従来の技術では、ゲート絶縁膜が第2のゲート絶縁
膜のみで形成されている以外は、上記のCMOSFET
と同じ構造となっている。
【0041】図5に示されるように、IN電圧が高電位
から低電位に変化すると、OUT電圧は低電位から高電
位に変化する。この場合に、本発明ではta時に電圧が
立ち上がり始めるのに対して、従来の技術の場合では、
ta時より遅れたtb時に立ち上がり始める。同様に、
電源配線電流においても、本発明の場合では、従来の技
術の場合より速く流れ始める。そして、その電流のピー
ク値は、従来の技術の場合よりも小さくなる。しかし、
本発明の場合と、従来の技術の場合とで、立ち上がりの
終了時期に大きな差は生じない。
【0042】本発明における上記の現象は、第1のゲー
ト絶縁膜10,10aが形成されているために生じる特
有の効果である。
【0043】このような現象のために、本発明の場合に
は、従来の技術の場合より動作が早い時期に始まり、駆
動電流のピーク値が40%程度低減するようになる。そ
して、電流波形がなめらかになる。また、この場合に、
動作速度が低減するようなことは生じない。
【0044】半導体装置では、上記のようなCMOSF
ETの集合体あるいは他の基本回路でもって、多数の論
理回路が構成されている。このために、これらの論理回
路の共通配線となる電源配線には、上記のような多数の
電源配線電流が加算され、瞬間的な大電流が生じる場合
がある。そして、この瞬間的な大電流は、他の論理回路
に対して電源ノイズとなる。
【0045】そこで、半導体装置の論理回路に本発明の
上記CMOSFETが用いられると、上記のような電源
ノイズは大幅に低減するようになる。
【0046】図5には示されていないが、IN電圧が低
電位から高電位に変化する場合も、その詳細な説明を省
くが、上記と同様の効果が生じる。この場合の効果も、
上記のようにCMOSFETに第1のゲート絶縁膜1
0,10aが形成されていることに因っている。そし
て、半導体装置の論理回路に本発明の上記CMOSFE
Tが用いられると、今度は、GND配線の電気的ノイズ
が大幅に低減する。
【0047】第4の実施の形態では、CMOSFETが
インバーター回路を構成する場合について説明されてい
るが、本発明はこれに限定するものでない。本発明は、
この他の基本回路、例えば、NAND、ラッチ回路、フ
リップ回路等にも適用できるものである。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の半導体装
置では、半導体基板上に形成されたMOSFETにおい
て、1個の前記MOSFETに互いに異なるしきい値を
有するチャネル領域が形成される。例えば、1個のMO
SFETに、誘電率の互いに異なる第1のゲート絶縁膜
と第2のゲート絶縁膜とが形成される。あるいは、1個
のMOSFETに同じ絶縁材料で互いに膜厚の異なる第
1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜とが形成され
る。または、1個のMOSFETに互いに同一導電型で
濃度の異なる不純物を有するチャネル領域が複数形成さ
れる。また、半導体装置の基本回路を構成するCMOS
FETに、互いに異なるしきい値を有するチャネル領域
がそれぞれ形成される。
【0049】このようにして、このMOSFET駆動の
過渡期に流れる電流波形が急峻でなくなりなだらかな波
形になってくる。そして、上記のMOSFETで構成さ
れる半導体装置において、電気的ノイズが大幅に低減す
るようになり、半導体装置の信頼性が向上する。そし
て、半導体装置の高速化あるいは多機能化が促進される
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するためのM
OSFETの平面図と断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明するためのM
OSFETの断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を説明するためのM
OSFETの断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を説明するためのC
MOSFETの平面図である。
【図5】本発明の効果を説明するための信号の波形図で
ある。
【図6】従来の技術を説明するためのMOSFETの平
面図と断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2,102 素子分離絶縁膜 3,3a,10,10a 第1のゲート絶縁膜 4,4a,11,11a 第2のゲート絶縁膜 5,5a,104 ゲート電極 6,12,14,105 ソース領域 7,13,15,106 ドレイン領域 8 P型拡散層 9,103 ゲート絶縁膜 16 出力配線 17 GND配線 18 電源配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された絶縁ゲート電
    界効果トランジスタにおいて、1個の前記絶縁ゲート電
    界効果トランジスタに互いに異なるしきい値を有するチ
    ャネル領域が形成されていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記1個の絶縁ゲート電界効果トランジ
    スタに、誘電率の互いに異なる第1のゲート絶縁膜と第
    2のゲート絶縁膜とが形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のゲート絶縁膜がシリコン窒化
    膜あるいはシリコンオキシナイトライド膜で構成され、
    前記第2のゲート絶縁膜がシリコン酸化膜で構成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記1個の絶縁ゲート電界効果トランジ
    スタに同じ絶縁材料で互いに膜厚の異なる第1のゲート
    絶縁膜と第2のゲート絶縁膜とが形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記1個の絶縁ゲート電界効果トランジ
    スタに互いに同一導電型で濃度の異なる不純物を有する
    チャネル領域が複数形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体装置の基本回路を構成するNチャ
    ネル型の1個の絶縁ゲート電界効果トランジスタおよび
    Pチャネル型の1個の絶縁ゲート電界効果トランジスタ
    共に、互いに異なるしきい値を有するチャネル領域がそ
    れぞれ形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記基本回路がインバーターを構成して
    いることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
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