JP2000011464A - 電子ビーム照射方法及び装置 - Google Patents

電子ビーム照射方法及び装置

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JP2000011464A
JP2000011464A JP10182310A JP18231098A JP2000011464A JP 2000011464 A JP2000011464 A JP 2000011464A JP 10182310 A JP10182310 A JP 10182310A JP 18231098 A JP18231098 A JP 18231098A JP 2000011464 A JP2000011464 A JP 2000011464A
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electron beam
disk
master
optical disk
beam irradiation
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Ichiro Honjo
一郎 本荘
Akio Ito
昭夫 伊藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク原盤を作製する場合に使用する電子
ビーム照射装置に関し、光ディスク原盤作製用パターン
に形状的に同精度かつ位置的に高精度のピットを形成で
きるようにし、高品質の光ディスク原盤を得ることがで
きるようにする。 【解決手段】各ピットパターン描画部分の単位面積当た
りのドーズ量が光ディスク原盤作製用ディスク10の半
径方向の位置によらず、かつ、近接するピットパターン
描画部分の疎密によらず、かつ、各ピットパターン描画
部分の長さによらず、一定となるような電子ビーム照射
を行うと共に、光ディスク原盤作製用ディスク10の回
転中心の偏芯を補正することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク原盤を
作製する場合に使用する電子ビーム照射方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータ等の電子情報
処理装置において情報記録媒体として使用されるCD−
ROM等の光ディスクは、可搬性の大容量記録媒体であ
ることを特徴としており、広く使用されている。
【0003】光ディスクを製造するためには、たとえ
ば、ガラス基板にレジスト層を形成してなる光ディスク
原盤作製用ディスクを用意し、この光ディスク原盤作製
用ディスクを使用して光ディスク原盤を作製し、更に、
この光ディスク原盤を使用して光ディスク原盤作製用金
型を作製する必要がある。
【0004】従来、光ディスク原盤は、光ディスクに記
憶させるべきデジタル情報に応じたレーザビームを光デ
ィスク原盤作製用ディスクのレジスタ層に照射し、レジ
スト層にデジタル情報に対応したピットを形成すること
により作製されていた。
【0005】しかし、レーザビームを使用する光ディス
ク原盤の作製では、更なる高記録密度化が困難であると
考えられることから、電子ビームを使用する光ディスク
原盤の作製が検討されており、種々の電子ビーム照射装
置が提案されている(たとえば、OPTRONICS (1998). No
4. P137〜P141) 。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電子ビーム照射技術
は、半導体製造分野では、微細加工技術として、レチク
ルやマスクの製造及びウエハへの直接描画などに用いら
れているが、光ディスクにおいては、ピット長は最小
0.1μm強、ピット幅は0.1μm以下の微細加工が求
められており、現状の電子ビーム照射装置を越える性能
が必要とされ、走査電子顕微鏡並の高分解能を持ち、電
子ビームの照射位置制御を高精度に行うことができる電
子ビーム照射装置が必要とされている。
【0007】また、電子ビーム照射技術においては、ビ
ーム径と並んで露光解像度を決めるもう一つの要因であ
る電子ビームレジストには、高解像度の電子ビームレジ
スト(たとえば、PMMA)を用いることが必要である
が、一般に、高解像度の電子ビームレジストは低感度で
あり、長時間の露光(例えば、5インチの光ディスク原
盤を作製する場合には、10時間)が必要となり、電子
ビーム照射装置としては、これまでにない安定性が求め
られる。
【0008】また、従来の電子ビーム照射装置において
は、光ディスク原盤作製用ディスクを回転させるための
モータの機械的振動により光ディスク原盤作製用ディス
クの回転中心が偏芯してしまうことがあるが、これに対
して何らの対策を講じていないので、光ディスク原盤作
製用ディスクに、位置的に高精度のピットを形成するこ
とができないという問題点があった。
【0009】本発明は、かかる点に鑑み、光ディスク原
盤を作製する場合に使用する電子ビーム照射方法及び装
置であって、光ディスク原盤作製用パターンに、形状的
に同精度又は位置的に高精度のピットを形成することが
できるようにし、高品質の光ディスク原盤を得ることが
できるようにした電子ビーム照射方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明中、第1の発明
は、光ディスク原盤作製用ディスクを全ピット形成領域
で角速度一定となるように又は同心円状に区分されたピ
ット形成領域ごとに角速度一定となるように回転させな
がら前記光ディスク原盤作製用ディスクにピット形成の
ための電子ビームを照射する電子ビーム照射方法であっ
て、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が光
ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず
一定となるように電子ビームを照射するというものであ
る。
【0011】第1の発明によれば、各ピット形成部分の
単位面積当たりのドーズ量が光ディスク原盤作製用ディ
スクの半径方向の位置によらず一定となるように電子ビ
ームを照射するとしているので、光ディスク原盤作製用
ディスクに、その半径方向の位置によらず、形状的に同
精度のピットを形成することができる。
【0012】本発明中、第2の発明は、第1の発明にお
いて、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が
光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によら
ず一定となるような電子ビームの照射は、各ピット形成
部分を1個の電子ビームパルスで描画し、かつ、同一の
角速度の下でピット形成部分を描画すべき領域内では、
光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向上、外側にな
るほど電子ビーム電流値が大きくなるように制御するこ
とにより行うというものである。
【0013】光ディスク原盤作製用ディスクを全ピット
形成領域で角速度一定となるように又は同心円状に区分
されたピット形成領域ごとに角速度一定となるように回
転させながら光ディスク原盤作製用ディスクに対して電
子ビームの照射を行うと、同一の角速度の下でピット形
成部分を描画すべき領域では、外側のピット形成部分ほ
ど線速度が速くなってしまい、各ピット形成部分を1個
の電子ビームパルスで描画しようとすると、外側のピッ
ト形成部分ほど単位面積あたりの電子ビーム照射時間が
短くなってしまい、仮に、電流値一定で電子ビームを照
射すると、光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向
上、外側のピット形成部分ほどドーズ量が少なくなって
しまう。
【0014】これに対して、第2の発明によれば、各ピ
ット形成部分を1個の電子ビームパルスで描画し、か
つ、同一の角速度の下でピット形成部分を描画すべき領
域内では、光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向
上、外側になるほど電子ビーム電流値が大きくなるよう
に制御するとしているので、外側のピット形成部分ほど
単位面積あたりの電子ビーム照射時間が短くても、各ピ
ット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が光ディスク
原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず一定とな
るようにすることができる。したがって、光ディスク原
盤作製用ディスクに、その半径方向の位置によらず、形
状的に同精度のピットを形成することができる。
【0015】本発明中、第3の発明は、第1の発明にお
いて、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が
光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によら
ず一定となるような電子ビームの照射は、各ピット形成
部分を連続する複数の電子ビームパルスで描画し、か
つ、光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向上の位置
に従って電子ビームパルスの間隔、又は、電子ビームパ
ルスの幅、又は、電子ビームパルスの間隔及び幅を制御
することにより行うというものである。
【0016】第3の発明によれば、ピット形成部分を連
続する複数の電子ビームパルスで描画し、かつ、光ディ
スク原盤作製用ディスクの半径方向上の位置に従って電
子ビームパルスの間隔、又は、電子ビームパルスの幅、
又は、電子ビームパルスの間隔及び幅を制御するとして
いるので、外側のピット形成部分ほど線速度が速くと
も、各ピット形成部分の単位面積当たりの電子ビーム照
射量を同一にし、各ピット形成部分の単位面積当たりの
ドーズ量が光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の
位置によらず一定となるようにすることができる。した
がって、光ディスク原盤作製用ディスクに、その半径方
向の位置によらず、形状的に同精度のピットを形成する
ことができる。
【0017】本発明中、第4の発明は、第1の発明にお
いて、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が
光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によら
ず一定となるような電子ビームの照射は、各ピット形成
部分を電流値一定として電子ビームで照射した場合に、
各ピット形成部分の単位面積当たりの合計ドーズ量が光
ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず
一定となるように、ピット形成に最適とされるドーズ量
に届かない範囲で、かつ、同一の角速度の下でピット形
成部分を描画すべき領域内では、光ディスク原盤作製用
ディスクの半径方向上、外側になるほどドーズ量が多く
なるように、電子ビームレジスト層のピット形成領域全
面を予め電子ビームで照射する第1の工程と、電流値一
定としてピット形成部分に電子ビームを照射する第2の
工程とを実行することにより行うというものである。
【0018】第4の発明によれば、第1の工程で、各ピ
ット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が光ディスク
原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず一定とな
るような電子ビームの照射は、各ピット形成部分を電流
値一定として電子ビームで照射した場合に、各ピット形
成部分の単位面積当たりの合計ドーズ量が光ディスク原
盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず一定となる
ように、ピット形成に最適とされるドーズ量に届かない
範囲で、かつ、同一の角速度の下でピット形成部分を描
画すべき領域内では、光ディスク原盤作製用ディスクの
半径方向上、外側になるほどドーズ量が多くなるよう
に、電子ビームレジスト層のピット形成領域全面を予め
電子ビームで照射するするとしているので、第2の工程
で、電流値一定としてピット形成に必要な電子ビームを
照射する場合には、各ピット形成部分の単位面積当たり
のドーズ量が光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向
の位置によらず一定となるようにすることができる。し
たがって、光ディスク原盤作製用ディスクに、その半径
方向の位置によらず、形状的に同精度のピットを形成す
ることができる。
【0019】本発明中、第5の発明は、光ディスク原盤
作製用ディスクにピット形成のための電子ビームを照射
する電子ビーム照射方法であって、各ピット形成部分の
単位面積当たりのドーズ量が近接するピット形成部分の
疎密によらず一定となるように電子ビーム照射量を補正
して電子ビームの照射を行うというものである。
【0020】各ピット形成部分は、近接するピット形成
部分に対する電子ビームの照射による近接効果の影響を
受け、その大きさは、近接するピット形成部分が疎であ
るほど小さく、密であるほど大きくなるが、第5の発明
によれば、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ
量が近接するピット形成部分の疎密によらず一定となる
ように電子ビーム照射量を補正して電子ビームの照射を
行うとしているので、光ディスク原盤作製用ディスク
に、近接するピットの疎密によらず、形状的に同精度の
ピットを形成することができる。
【0021】本発明中、第6の発明は、光ディスク原盤
作製用ディスクにピット形成のための電子ビームを照射
する電子ビーム照射方法であって、各ピット形成部分の
単位面積当たりのドーズ量が各ピット形成部分の長さに
よらず一定となるように電子ビーム照射量を補正して電
子ビームの照射を行うというものである。
【0022】各ピット形成部分は、電子ビームの照射に
より、その内部で近接効果の影響を受け、その大きさ
は、ピット形成部分が短いほど小さく、長いほど大きく
なるが、第6の発明によれば、各ピット形成部分の単位
面積当たりのドーズ量が各ピット形成部分の長さによら
ず一定となるように電子ビーム照射量を補正して電子ビ
ームの照射を行うとしているので、光ディスク原盤作製
用ディスクに、ピットの長さによらず、形状的に同精度
のピットを形成することができる。
【0023】本発明中、第7の発明は、光ディスク原盤
作製用ディスクにピット形成のための電子ビームを照射
する電子ビーム照射方法であって、光ディスク原盤作製
用ディスクの回転中心の偏芯量を検出し、光ディスク原
盤作製用ディスクの回転中心の偏芯による電子ビーム照
射位置を補正して電子ビームの照射を行うというもので
ある。
【0024】第7の発明によれば、光ディスク原盤作製
用ディスクの回転中心の偏芯量を検出し、光ディスク原
盤作製用ディスクの回転中心の偏芯による電子ビーム照
射位を補正して電子ビームの照射を行うとしているの
で、光ディスク原盤作製用ディスクに、位置的に高精度
のピットを形成することができる。
【0025】本発明中、第8の発明は、第7の発明にお
いて、光ディスク原盤作製用ディスクの回転中心の偏芯
量の検出は、光ディスク原盤作製用ディスクを回転させ
ている回転軸の軸振れ量を容量センサで検出することに
より行うというものである。
【0026】本発明中、第8の発明によれば、第7の発
明と同様に、形状的に同精度かつ位置的に高精度のピッ
トを形成することができると共に、光ディスク原盤作製
用ディスクの回転中心の偏芯量を容易に検出することが
できる。
【0027】本発明中、第9の発明は、第7又は第8の
発明において、光ディスク原盤作製用ディスクの回転中
心の偏芯の補正は、電子ビームを偏向する電子ビーム偏
向手段をフィードバック制御することにより行うという
ものである。
【0028】本発明中、第10の発明は、光ディスク原
盤作製用ディスクの回転中心の偏芯の補正は、光ディス
ク原盤作製用ディスクの水平位置をフィードバック制御
することにより行うというものである。
【0029】本発明中、第11の発明は、光ディスク原
盤作製用ディスクを全ピット形成領域で角速度一定とな
るように又は同心円状に区分されたピット形成領域ごと
に角速度一定となるように回転させながら前記光ディス
ク原盤作製用ディスクにピット形成のための電子ビーム
を照射する電子ビーム照射装置であって、電子ビーム照
射装置の発明であり、光ディスク原盤作製用ディスクを
保持して回転させる光ディスク原盤作製用ディスク保持
回転手段と、光ディスク原盤作製用ディスクの電子ビー
ムレジスト層に電子ビームを照射する電子ビーム照射手
段と、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が
光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によら
ず一定となるように電子ビーム照射手段を制御する電子
ビーム照射制御手段とを備えているというものである。
【0030】第11の発明によれば、光ディスク原盤作
製用ディスクの電子ビームレジスト層の各ピット形成部
分の単位面積当たりのドーズ量が光ディスク原盤作製用
ディスクの半径方向の位置によらず一定となるように電
子ビーム照射手段を制御する電子ビーム照射制御手段を
備えているので、第1の発明の電子ビーム照射方法を実
行することができ、光ディスク原盤作製用ディスクに、
その半径方向の位置によらず、形状的に同精度のピット
を形成することができる。
【0031】本発明中、第12の発明は、第11の発明
において、電子ビーム照射制御手段は、各ピット形成部
分を1個の電子ビームパルスで描画し、かつ、同一の角
速度の下でピット形成部分を描画すべき領域内では、光
ディスク原盤作製用ディスクの半径方向上、外側になる
ほど電子ビーム電流値が大きくなるようにすることによ
り、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が光
ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず
一定となるように電子ビーム照射手段を制御するという
ものである。
【0032】第12の発明によれば、第2の発明の電子
ビーム照射方法を実行することができ、光ディスク原盤
作製用ディスクに、その半径方向の位置によらず、形状
的に同精度のピットを形成することができる。
【0033】本発明中、第13の発明は、第11の発明
において、電子ビーム照射制御手段は、各ピット形成部
分を連続する複数の電子ビームパルスで描画し、かつ、
光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向上の位置に従
って電子ビームパルスの間隔、又は、電子ビームパルス
の幅、又は、電子ビームパルスの間隔及び幅を制御する
ことにより、各ピット形成部分の単位面積当たりのドー
ズ量が光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置
によらず一定となるように電子ビーム照射手段を制御す
るというものである。
【0034】第13の発明によれば、第3の発明の電子
ビーム照射方法を実行することができ、光ディスク原盤
作製用ディスクに、その半径方向の位置によらず、形状
的に同精度のピットを形成することができる。
【0035】本発明中、第14の発明は、第11の発明
において、電子ビーム照射制御手段は、各ピット形成部
分を電流値一定として電子ビームで照射した場合に、各
ピット形成部分の単位面積当たりの合計ドーズ量が光デ
ィスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず一
定となるように、ピット形成に最適とされるドーズ量に
届かない範囲で、かつ、同一の角速度の下でピット形成
部分を描画すべき領域内では、光ディスク原盤作製用デ
ィスクの半径方向上、外側になるほどドーズ量が多くな
るように、電子ビームレジスト層のピット形成領域全面
を予め電子ビームで照射する第1の工程と、電流値一定
としてピット形成部分に電子ビームを照射する第2の工
程とを実行することにより、各ピット形成部分の単位面
積当たりのドーズ量が光ディスク原盤作製用ディスクの
半径方向の位置によらず一定となるように電子ビーム照
射手段を制御するというものである。
【0036】第14の発明によれば、第4の発明の電子
ビーム照射方法を実行することができ、光ディスク原盤
作製用ディスクに、その半径方向の位置によらず、形状
的に同精度のピットを形成することができる。
【0037】本発明中、第15の発明は、光ディスク原
盤作製用ディスクにピット形成のための電子ビームを照
射する電子ビーム照射装置であって、光ディスク原盤作
製用ディスクを保持して回転させる光ディスク原盤作製
用ディスク保持回転手段と、光ディスク原盤作製用ディ
スクの電子ビームレジスト層に電子ビームを照射する電
子ビーム照射手段と、各ピット形成部分の単位面積当た
りのドーズ量が近接するピット形成部分の疎密によらず
一定となるように電子ビーム照射量を補正して電子ビー
ム照射手段を制御する電子ビーム照射制御手段とを備え
ているというものである。
【0038】第15の発明によれば、各ピット形成部分
の単位面積当たりのドーズ量が近接するピット形成部分
の疎密によらず一定となるように電子ビーム照射量を補
正して電子ビーム照射手段を備えているので、第5の発
明の電子ビーム照射方法を実行することができ、光ディ
スク原盤作製用ディスクに、近接するピットの疎密によ
らず、形状的に同精度のピットを形成することができ
る。
【0039】本発明中、第16の発明は、光ディスク原
盤作製用ディスクにピット形成のための電子ビームを照
射する電子ビーム照射装置であって、光ディスク原盤作
製用ディスクを保持して回転させる光ディスク原盤作製
用ディスク保持回転手段と、光ディスク原盤作製用ディ
スクの電子ビームレジスト層に電子ビームを照射する電
子ビーム照射手段と、各ピット形成部分の単位面積当た
りのドーズ量が各ピット形成部分の長さによらず一定と
なるように電子ビーム照射量を補正して電子ビーム照射
手段を制御する電子ビーム照射制御手段とを備えている
というものである。
【0040】第16の発明によれば、各ピット形成部分
の単位面積当たりのドーズ量が各ピット形成部分の長さ
によらず一定となるように電子ビーム照射量を補正して
電子ビーム照射手段を制御する電子ビーム照射制御手段
とを備えているので、第6の発明の電子ビーム照射方法
を実行することができ、光ディスク原盤作製用ディスク
に、ピットの長さによらず、形状的に同精度のピットを
形成することができる。
【0041】本発明中、第17の発明は、光ディスク原
盤作製用ディスクにピット形成のための電子ビームを照
射する電子ビーム照射装置であって、光ディスク原盤作
製用ディスクを保持して回転させる光ディスク原盤作製
用ディスク保持回転手段と、光ディスク原盤作製用ディ
スクの電子ビームレジスト層に電子ビームを照射する電
子ビーム照射手段と、光ディスク原盤作製用ディスクの
回転中心の偏芯量を検出する光ディスク原盤作製用ディ
スク回転中心偏芯量検出手段と、光ディスク原盤作製用
ディスク回転中心偏芯量検出手段により検出した光ディ
スク原盤作製用ディスクの回転中心の偏芯量に基づいて
光ディスク原盤作製用ディスクの回転中心の偏芯による
電子ビーム照射位置を補正する光ディスク原盤作製用デ
ィスク回転中心偏芯補正手段とを備えているというもの
である。
【0042】第17の発明によれば、光ディスク原盤作
製用ディスク回転中心偏芯量検出手段と、光ディスク原
盤作製用ディスク回転中心偏芯補正手段とを備えている
ので、第7の発明の電子ビーム照射方法を実行すること
ができ、光ディスク原盤作製用ディスクに、位置的に高
精度のピットを形成することができる。
【0043】本発明中、第18の発明は、第17の発明
において、光ディスク原盤作製用ディスク回転中心偏芯
量検出手段は、光ディスク原盤作製用ディスク保持回転
手段が備える回転軸の軸振れ量を検出する容量センサを
備えて構成されているというものである。
【0044】第18の発明によれば、第17の発明と同
様に、形状的に同精度かつ位置的に高精度のピットを形
成することができると共に、光ディスク原盤作製用ディ
スク回転中心偏芯量検出手段を簡単な構成とすることが
できる。
【0045】本発明中、第19の発明は、第17又は第
18の発明において、光ディスク原盤作製用ディスク回
転中心偏芯補正手段は、電子ビームを偏向する電子ビー
ム偏向手段をフィードバック制御するフィードバック制
御手段を備えて構成されているというものである。
【0046】本発明中、第20の発明は、第17又は第
18の発明において、光ディスク原盤作製用ディスク回
転中心偏芯補正手段は、光ディスク原盤作製用ディスク
保持回転手段の位置をフィードバック制御するフィード
バック制御手段を備えて構成されているというものであ
る。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して、本
発明の電子ビーム照射方法及び装置の実施形態について
説明する。
【0048】図1は本発明の電子ビーム照射装置の一実
施形態の概念図である。図1中、1は電子ビーム鏡筒、
2は電子ビーム3を射出する電子銃、4は電子ビーム3
を集束する集束レンズ、5は電子ビーム3の下流への進
行を制御するブランキング電極、6は電子ビーム3の径
を絞るための絞り孔7が形成された絞り板である。
【0049】また、8は対物レンズ、9は絞り孔7を通
過した電子ビーム3を偏向する偏向器、10は電子ビー
ム3の照射を受ける光ディスク原盤作製用ディスク、1
1は光ディスク原盤作製用ディスク10を保持して回転
させるためのスピンドルモータ、12はスピンドルモー
タ11を搭載して水平の一方向に移動可能とされた1軸
可動ステージである。
【0050】また、13は電子銃2を駆動する電子銃駆
動回路、14は集束レンズ4を駆動する集束レンズ駆動
回路、15はブランキング電極5を駆動するブランキン
グ電極駆動回路、16は対物レンズ8を駆動する対物レ
ンズ駆動回路、17は偏向器9を駆動する偏向器駆動回
路、18はスピンドルモータ11を駆動するモータ駆動
回路、19は1軸可動ステージ12を駆動するステージ
駆動手段である。
【0051】また、二点鎖線20で囲む部分は、スピン
ドルモータ11内の一部分を概念的に示しており、21
はスピンドルモータ11の回転軸、22は光ディスク原
盤作製用ディスク保持部、23、24は回転軸21の軸
振れ量を検出する容量センサ、25は容量センサ23、
24の出力から光ディスク原盤作製用ディスク10の回
転中心の偏芯量を検出する光ディスク原盤作製用ディス
ク回転中心偏芯量検出手段である。
【0052】また、26は電子銃駆動回路13、集束用
レンズ駆動回路14、ブランキング電極駆動回路15、
対物レンズ駆動回路16、偏向器駆動回路17、モータ
駆動回路18及びステージ駆動手段19を制御する制御
計算機である。
【0053】また、27は電子銃2を含めた電子光学条
件を変化させた場合に焦点位置の変動や電子ビーム3の
照射位置の変動等の補正に必要な電子光学素子の設定値
を記憶する設定値テーブルである。
【0054】このように構成された本発明の電子ビーム
照射装置の一実施形態においては、制御計算機26によ
るモータ駆動回路18の制御により、光ディスク原盤作
製用ディスク10を角速度一定で回転させ、ピット形成
領域内の全ピット形成部分に対する電子ビームの照射を
行うことができるし、あるいは、同心円状に区分された
複数のピット形成領域を各ピット形成領域ごとに異なる
角速度で回転させ、各ピット形成部分の電子ビーム照射
を行うことができる。
【0055】また、本発明の電子ビーム照射装置の一実
施形態においては、各ピット形成部分の単位面積当たり
のドーズ量が光ディスク原盤作製用ディスク10の半径
方向の位置によらず一定となるような電子ビームの照射
を行うことができる。
【0056】ここに、光ディスク原盤作製用ディスク1
0の各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が光
ディスク原盤作製用ディスク10の半径方向の位置によ
らず一定となるような電子ビーム3の照射は、たとえ
ば、次に述べる第1、第2又は第3の電子ビーム照射方
法を実行することにより行うことができる。
【0057】図2及び図3は第1の電子ビーム照射方法
を説明するための図であり、第1の電子ビーム照射方法
は、各ピット形成部分を1個の電子ビームパルスで照射
することを前提とするものである。
【0058】即ち、第1の電子ビーム照射方法において
は、図2に示すように、電子銃2から連続的に射出され
る電子ビーム3は、ブランキング電極5によって絞り孔
7より下流への進行制御が行われ、各ピット形成部分を
照射するための電子ビームパルス29−1、29−2、
29−3・・・に加工され、これら電子ビームパルス2
9−1、29−2、29−3・・・が光ディスク原盤作
製用ディスク10の電子ビームレジスト層30に照射さ
れることになる。したがって、第1の電子ビーム照射方
法においては、図3に矢印で示すように、各ピット形成
部分は、電子ビーム3により連続的に照射されることに
なる。
【0059】このように、第1の電子ビーム照射方法
は、各ピット形成部分を1個の電子ビームパルスで照射
することを前提とした上で、光ディスク原盤作製用ディ
スク10の半径方向上、同一の角速度の下でピット形成
部分を描画すべき領域内では、外側になるほど電子ビー
ム電流値が大きくなるように電子ビーム電流値を制御す
るというものである。
【0060】このようにする場合には、光ディスク原盤
作製用ディスク10の半径方向上、同一の角速度の下で
ピット形成部分を描画すべき領域内では、外側のピット
形成部分ほど、単位時間当たりに注入される電子量が多
くなるので、光ディスク原盤作製用ディスク10の各ピ
ット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が光ディスク
原盤作製用ディスク10の半径方向の位置によらず一定
となるようにすることができる。
【0061】なお、各ピット形成部分を1個の電子ビー
ムパルスで照射するように制御することは、制御計算機
26がブランキング電極駆動回路15を制御してブラン
キング電極5の動作を制御するように設定することで行
うことができる。
【0062】また、電子ビーム電流値の制御は、制御計
算機26が電子銃駆動回路13を制御して電子銃2の動
作条件を変えるか、又は、集束レンズ駆動回路14を制
御して集束レンズ4の動作条件を変えるように設定する
ことで行うことができる。
【0063】図4及び図5は第2の電子ビーム照射方法
を説明するための図であり、第2の電子ビーム照射方法
は、電子ビーム電流値は一定とし、各ピット形成部分を
連続する複数の電子ビームパルスで照射することを前提
とするものである。
【0064】即ち、第2の電子ビーム照射方法において
は、図4に示すように、電子銃2から連続的に射出され
る電子ビーム3は、ブランキング電極5によって絞り孔
7より下流への進行制御が行われ、各ピット形成部分を
照射するための複数の連続する電子ビームパルスからな
る電子ビームパルス群32−1、32−2、32−3・
・・に加工され、これら電子ビームパルス群32−1、
32−2、32−3・・・が光ディスク原盤作製用ディ
スク10の電子ビームレジスト層30に照射されること
になる。したがって、第2の電子ビーム照射方法におい
ては、図5に矢印で示すように、各ピット形成部分は、
電子ビーム3により間欠的に照射されることになる。
【0065】このように、第2の電子ビーム照射方法
は、電子ビーム電流値は一定とし、各ピット形成部分を
連続する複数の電子ビームパルスで照射することを前提
とした上で、光ディスク原盤作製用ディスク10の半径
方向上の位置に従って電子ビームパルスの間隔、又は、
電子ビームパルスの幅、又は、電子ビームパルスの間隔
及び幅を制御するというものである。
【0066】このようにする場合には、同一の角速度の
下でピット形成部分を描画すべき領域内では、外側のピ
ット形成部分ほど線速度が速くとも、各ピット形成部分
の単位面積当たりの電子ビーム照射量を同一にし、各ピ
ット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が光ディスク
原盤作製用ディスク10の半径方向の位置によらず一定
となるようにすることができる。
【0067】なお、各ピット形成部分を連続する複数の
電子ビームパルスで照射するように制御すること及び電
子ビームパルスの間隔の制御は、制御計算機26がブラ
ンキング電極駆動回路15を制御してブランキング電極
5の動作を制御するように設定することで行うことがで
きる。
【0068】また、図6は第3の電子ビーム照射方法を
説明するための図であり、第3の電子ビーム照射方法
は、まず、図6(A)に示すように、予備照射工程を実
行した後、図6(B)に示すように、本照射工程を行う
ことにより、光ディスク原盤作製用ディスク10の各ピ
ット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が各ピット形
成部分の線速度によらず一定となるように電子ビームの
照射を行うというものである。
【0069】予備照射とは、各ピット形成部分を電流値
一定として電子ビームで照射した場合に、各ピット形成
部分の単位面積当たりの合計ドーズ量が光ディスク原盤
作製用ディスク10の半径方向の位置によらず一定とな
るように、ピット形成に最適とされるドーズ量に届かな
い範囲で、かつ、同一の角速度の下でピット形成部分を
描画すべき領域内では、光ディスク原盤作製用ディスク
10の半径方向上、外側になるほどドーズ量が多くなる
ように、電子ビームレジスト層30のピット形成領域全
面を予め電子ビームで照射するというものである。
【0070】本照射工程とは、予備工程後に、各ピット
形成部分に対して、電流値一定とし、各ピット形成部分
の単位面積当たりの予備照射工程との合計ドーズ量が光
ディスク原盤作製用ディスク10の半径方向の位置によ
らず一定、かつ、ピット形成に最適なドーズ量となるよ
うに、電子ビームを照射するというものである。
【0071】なお、本照射工程は、第1の電子ビーム照
射方法のように、各ピット形成部分を1個の電子ビーム
パルスで照射するようにしても良いし、あるいは、第2
の電子ビーム照射方法のように、各ピット形成部分を連
続する複数の電子ビームパルスで照射するようにしても
良い。
【0072】また、図7は本発明の電子ビーム照射装置
の一実施形態を使用して電子ビームの照射を行う場合に
実行する電子ビーム照射量補正方法を説明するための前
提として、後方散乱電子による露光を説明するための図
であり、図7(A)は光ディスク原盤作製用ディスク1
0の概略的断面図、図7(B)は光ディスク原盤作製用
ディスク10の概略的平面図を示している。
【0073】即ち、電子ビームレジスト層30に電子ビ
ーム3を照射すると、電子ビーム3を構成していた電子
は、電子ビームレジスト層30の内部で散乱し、その過
程で、電子ビームレジスト分子間の結合に化学的に作用
しながらエネルギーを吸収され、電子ビームレジスト層
30が感光されることになる。
【0074】他方で、電子ビーム3が数10KV以上の
高エネルギーの場合には、電子ビームレジスト層30に
吸収されず、電子ビームレジスト層30が塗布された基
板33に到達し、その表面で散乱を受け、あたかも入射
電子のように電子ビームレジスト層30を露光すること
になる。
【0075】これを後方散乱電子による露光と呼び、電
子ビーム露光では、この後方散乱電子による露光を含め
て電子ビームレジスト層30に対する露光条件を算出す
る必要がある。なお、図7において、34は入射電子に
よる露光、35は後方散乱電子による露光を示してい
る。
【0076】特に、光ディスク原盤作製用ディスク10
のように、回転させながら長さの異なるピットパターン
を描画する場合には、近接するピット形成部分に対す
る電子ビーム3の後方散乱電子による露光が各ピット形
成部分のドーズ量に与え、かつ、ピット形成部分に対
する電子ビーム3の照射による後方散乱電子による露光
がそのピット形成部分の長手方向の箇所に影響を与える
ことになるので、これらの近接効果の影響を考慮して、
電子ビーム照射量の補正を行うことが好適である。
【0077】図8は本発明の電子ビーム照射装置の一実
施形態を使用して電子ビームの照射を行う場合に行うこ
とができる第1の電子ビーム照射量補正方法を説明する
ための図であり、第1の電子ビーム照射量補正方法は、
近接するピット形成部分による近接効果を考慮し、各ピ
ット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が近接するピ
ット形成部分の疎密によらず一定となるように電子ビー
ム照射量を補正するというものである。
【0078】この第1の電子ビーム照射量補正方法は、
図8(A)に示すように、横軸に周回方向の位置、縦軸
に半径方向の位置とするピットパターンマップを描き、
電子ビームエネルギー、レジスト材料及び基板33の材
料等から近接効果の及ぶ範囲をトラックの各位置につい
て算出し、この範囲内にあるピットパターンを抜き出
し、図8(B)に示すように、横軸が周回方向の位置、
縦軸がピットパターン密度となるようなマップを得るよ
うにし、このマップによって電子ビーム照射量の補正を
制御計算機26で行うようにすることで実行することが
できる。なお、例えば、36はトラックの位置37に近
接効果の及ぶ範囲を示している。
【0079】また、本発明の電子ビーム照射装置の一実
施形態を使用する場合には、第2の電子ビーム照射量補
正方法として、各ピット形成部分内における近接効果を
考慮し、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量
が各ピット形成部分の長さによらず一定となるように電
子ビーム照射量を補正することができる。この補正も制
御計算機26により行うことができる。
【0080】したがって、本発明の電子ビーム照射装置
の一実施形態によれば、光ディスク原盤作製用ディスク
10を角速度一定で回転させ、ピット形成領域内の全ピ
ット形成部分に対する電子ビームの照射を行う場合であ
っても、あるいは、同心円状に区分された複数のピット
形成領域を各ピット形成領域ごとに異なる角速度で回転
させ、各ピット形成部分の電子ビーム照射を行う場合で
あっても、各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ
量が光ディスク原盤作製用ディスク10の半径方向の位
置によらず、かつ、近接するピット形成部分の疎密によ
らず、かつ、各ピット形成部分の長さによらず一定とな
るような電子ビーム3の照射を行うことができ、しか
も、光ディスク原盤作製用ディスク10の回転中心の偏
芯を補正することができるようにしたことにより、光デ
ィスク原盤作製用ディスク10に、その半径方向の位置
によらず、かつ、近接するピットの疎密によらず、か
つ、ピットの長さによらず、形状的に同精度の、かつ、
位置的に高精度のピットを形成することができるので、
高品質の光ディスク原盤を得ることができる。
【0081】なお、本発明の電子ビーム照射装置の一実
施形態においては、偏向器駆動回路17を制御して光デ
ィスク原盤作製用ディスク10の回転中心の偏芯による
電子ビーム照射位置の補正を行うことができるようにし
た場合について説明したが、この代わりに、スピンドル
モータ11の水平方向の位置を制御するように構成し、
光ディスク原盤作製用ディスク10の回転中心の偏芯に
よる電子ビーム照射位置を補正するようにしても良い。
【0082】また、本発明の電子ビーム照射装置の一実
施形態においては、制御計算機26によるモータ駆動回
路18の制御を通して、ピット形成部分を線速度一定の
下に電子ビーム照射するように制御することができ、こ
のようにする場合においても、前述した第1、第2の電
子ビーム照射量補正方法を実行することができ、このよ
うにする場合には、近接するピットの粗密及びピットの
長さによらず、光ディスク原盤作製用ディスク10に、
形状的に同精度のピットを形成することができると共
に、光ディスク原盤作製用ディスク10の回転中心の偏
芯による電子ビーム照射位置の補正を行うことができ、
このようにする場合には、光ディスク原盤作製用ディス
ク10に、位置的に高精度のピットを形成することがで
きる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明中、第1、第2、
第3又は第4の発明の電子ビーム照射方法によれば、光
ディスク原盤作製用ディスクに、その半径方向の位置に
よらず、形状的に同精度のピットを形成することができ
るので、高品質の光ディスク原盤を得ることができる。
【0084】本発明中、第5の発明の電子ビーム照射方
法によれば、光ディスク原盤作製用ディスクに、近接す
るピットの疎密によらず、形状的に同精度のピットを形
成することができるので、高品質の光ディスク原盤を得
ることができる。
【0085】本発明中、第6の発明の電子ビーム照射方
法によれば、光ディスク原盤作製用ディスクに、ピット
の長さによらず、形状的に同精度のピットを形成するこ
とができるので、高品質の光ディスク原盤を得ることが
できる。
【0086】本発明中、第7、第8、第9又は第10の
電子ビーム照射方法によれば、光ディスク原盤作製用デ
ィスクに、位置的に高精度のピットを形成することがで
きるので、高品質の光ディスクを得ることができる。
【0087】また、本発明中、第11、第12、第13
又は第14の発明の電子ビーム照射装置によれば、第
1、第2、第3又は第4の発明の電子ビーム照射方法を
実行して、光ディスク原盤作製用ディスクに、その半径
方向の位置によらず、形状的に同精度のピットを形成す
ることができるので、高品質の光ディスク原盤を得るこ
とができる。
【0088】本発明中、第15の発明の電子ビーム照射
装置よれば、第5の発明の電子ビーム照射方法を実行し
て、光ディスク原盤作製用ディスクに、近接するピット
の疎密によらず、形状的に同精度のピットを形成するこ
とができるので、高品質の光ディスク原盤を得ることが
できる。
【0089】本発明中、第16の発明の電子ビーム照射
装置によれば、第6の発明の電子ビーム照射方法を実行
して、光ディスク原盤作製用ディスクに、ピットの長さ
によらず、形状的に同精度のピットを形成することがで
きるので、高品質の光ディスク原盤を得ることができ
る。
【0090】本発明中、第17、第18、第19又は第
20の電子ビーム照射装置によれば、第7、第8、第9
又は第10の電子ビーム照射方法を実行して、光ディス
ク原盤作製用ディスクに、位置的に高精度のピットを形
成することができるので、高品質の光ディスクを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ビーム照射装置の一実施形態の概
念図である。
【図2】本発明の電子ビーム照射装置の一実施形態を使
用して行うことができる第1の電子ビーム照射例を説明
するための図である。
【図3】本発明の電子ビーム照射装置の一実施形態を使
用して行うことができる第1の電子ビーム照射方法を説
明するための図である。
【図4】本発明の電子ビーム照射装置の一実施形態を使
用して行うことができる第2の電子ビーム照射方法を説
明するための図である。
【図5】本発明の電子ビーム照射装置の一実施形態を使
用して行うことができる第2の電子ビーム照射方法を説
明するための図である。
【図6】本発明の電子ビーム照射装置の一実施形態を使
用して行うことができる第3の電子ビーム照射方法を説
明するための図である。
【図7】後方散乱電子による露光を説明するための図で
ある。
【図8】本発明の電子ビーム照射装置の一実施形態を使
用して行うことができる第1の電子ビーム照射量補正方
法を説明するための図である。
【符号の説明】
2 電子銃 3 電子ビーム 4 集束レンズ 5 ブランキング電極 6 絞り板 7 絞り孔 8 対物レンズ 9 偏向器 10 光ディスク原盤作製用ディスク 11 スピンドルモータ 12 1軸可動ステージ 21 回転軸 23 容量センサ 24 容量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB01 CC01 DD03 DD05 EE02 FF17 GG01 KK03 5D117 AA02 BB04 CC04 FF28 5D121 BB01 BB26 BB38

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク原盤作製用ディスクを全ピット
    形成領域で角速度一定となるように又は同心円状に区分
    されたピット形成領域ごとに角速度一定となるように回
    転させながら前記光ディスク原盤作製用ディスクにピッ
    ト形成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射方
    法であって、 各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が前記光
    ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず
    一定となるように電子ビームを照射することを特徴とす
    る電子ビーム照射方法。
  2. 【請求項2】各ピット形成部分の単位面積当たりのドー
    ズ量が前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の
    位置によらず一定となるような電子ビームの照射は、 各ピット形成部分を1個の電子ビームパルスで描画し、
    かつ、同一の角速度の下でピット形成部分を描画すべき
    領域内では、前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径
    方向上、外側になるほど電子ビーム電流値が大きくなる
    ように制御することにより行うことを特徴とする請求項
    1記載の電子ビーム照射方法。
  3. 【請求項3】各ピット形成部分の単位面積当たりのドー
    ズ量が前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の
    位置によらず一定となるような電子ビームの照射は、 各ピット形成部分を連続する複数の電子ビームパルスで
    描画し、かつ、前記光ディスク原盤作製用ディスクの半
    径方向上の位置に従って電子ビームパルスの間隔、又
    は、電子ビームパルスの幅、又は、電子ビームパルスの
    間隔及び幅を制御することにより行うことを特徴とする
    請求項1記載の電子ビーム照射方法。
  4. 【請求項4】各ピット形成部分の単位面積当たりのドー
    ズ量が前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の
    位置によらず一定となるような電子ビームの照射は、 各ピット形成部分を電流値一定として電子ビームで照射
    した場合に、各ピット形成部分の単位面積当たりの合計
    ドーズ量が前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径方
    向の位置によらず一定となるように、ピット形成に最適
    とされるドーズ量に届かない範囲で、かつ、同一の角速
    度の下でピット形成部分を描画すべき領域内では、前記
    光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向上、外側にな
    るほどドーズ量が多くなるように、前記電子ビームレジ
    スト層のピット形成領域全面を予め電子ビームで照射す
    る第1の工程と、 電流値一定としてピット形成部分に電子ビームを照射す
    る第2の工程とを実行することにより行うことを特徴と
    する請求項1記載の電子ビーム照射方法。
  5. 【請求項5】光ディスク原盤作製用ディスクにピット形
    成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射方法で
    あって、 各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が近接す
    るピット形成部分の疎密によらず一定となるように電子
    ビーム照射量を補正して電子ビームの照射を行うことを
    特徴とする電子ビーム照射方法。
  6. 【請求項6】光ディスク原盤作製用ディスクにピット形
    成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射方法で
    あって、 各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が各ピッ
    ト形成部分の長さによらず一定となるように電子ビーム
    照射量を補正して電子ビームの照射を行うことを特徴と
    する電子ビーム照射方法。
  7. 【請求項7】光ディスク原盤作製用ディスクにピット形
    成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射方法で
    あって、 前記光ディスク原盤作製用ディスクの回転中心の偏芯量
    を検出し、前記光ディスク原盤作製用ディスクの回転中
    心の偏芯による電子ビーム照射位置を補正して電子ビー
    ムの照射を行うことを特徴とする電子ビームの照射方
    法。
  8. 【請求項8】前記光ディスク原盤作製用ディスクの回転
    中心の偏芯量の検出は、前記光ディスク原盤作製用ディ
    スクを回転させている回転軸の軸振れ量を容量センサで
    検出することにより行うことを特徴とする請求項7記載
    の電子ビーム照射方法。
  9. 【請求項9】前記光ディスク原盤作製用ディスクの回転
    中心の偏芯の補正は、電子ビームを偏向させる電子ビー
    ム偏向手段をフィードバック制御することにより行うこ
    とを特徴とする請求項7又は8記載の電子ビーム照射方
    法。
  10. 【請求項10】前記光ディスク原盤作製用ディスクの回
    転中心の偏芯の補正は、前記光ディスク原盤作製用ディ
    スクの水平位置をフィードバック制御することにより行
    うことを特徴とする請求項7又は8記載の電子ビーム照
    射方法。
  11. 【請求項11】光ディスク原盤作製用ディスクを全ピッ
    ト形成領域で角速度一定となるように又は同心円状に区
    分されたピット形成領域ごとに角速度一定となるように
    回転させながら前記光ディスク原盤作製用ディスクにピ
    ット形成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射
    装置であって、 前記光ディスク原盤作製用ディスクを保持して回転させ
    る光ディスク原盤作製用ディスク保持回転手段と、 前記光ディスク原盤作製用ディスクの電子ビームレジス
    ト層に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、 各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が前記光
    ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず
    一定となるように電子ビーム照射手段を制御する電子ビ
    ーム照射制御手段とを備えていることを特徴とする電子
    ビーム照射装置。
  12. 【請求項12】前記電子ビーム照射制御手段は、各ピッ
    ト形成部分を1個の電子ビームパルスで描画し、かつ、
    同一の角速度の下でピット形成部分を描画すべき領域内
    では、前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向
    上、外側になるほど電子ビーム電流値が大きくなるよう
    にすることにより、各ピット形成部分の単位面積当たり
    のドーズ量が前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径
    方向の位置によらず一定となるように電子ビーム照射手
    段を制御することを特徴とする請求項11記載の電子ビ
    ーム照射装置。
  13. 【請求項13】前記電子ビーム照射制御手段は、各ピッ
    ト形成部分を連続する複数の電子ビームパルスで描画
    し、かつ、前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径方
    向上の位置に従って電子ビームパルスの間隔、又は、電
    子ビームパルスの幅、又は、電子ビームパルスの間隔及
    び幅を制御することにより、各ピット形成部分の単位面
    積当たりのドーズ量が前記光ディスク原盤作製用ディス
    クの半径方向の位置によらず一定となるように電子ビー
    ム照射手段を制御することを特徴とする請求項11記載
    の電子ビーム照射装置。
  14. 【請求項14】前記電子ビーム照射制御手段は、各ピッ
    ト形成部分を電流値一定として電子ビームで照射した場
    合に、各ピット形成部分の単位面積当たりの合計ドーズ
    量が前記光ディスク原盤作製用ディスクの半径方向の位
    置によらず一定となるように、ピット形成に最適とされ
    るドーズ量に届かない範囲で、かつ、同一の角速度の下
    でピット形成部分を描画すべき領域内では、前記光ディ
    スク原盤作製用ディスクの半径方向上、外側になるほど
    ドーズ量が多くなるように、前記電子ビームレジスト層
    のピット形成領域全面を予め電子ビームで照射する第1
    の工程と、電流値一定としてピット形成部分に電子ビー
    ムを照射する第2の工程とを実行することにより、各ピ
    ット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が前記光ディ
    スク原盤作製用ディスクの半径方向の位置によらず一定
    となるように電子ビーム照射手段を制御することを特徴
    とする請求項11記載の電子ビーム照射装置。
  15. 【請求項15】光ディスク原盤作製用ディスクにピット
    形成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射装置
    であって、 前記光ディスク原盤作製用ディスクを保持して回転させ
    る光ディスク原盤作製用ディスク保持回転手段と、 前記光ディスク原盤作製用ディスクの電子ビームレジス
    ト層に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、 各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が近接す
    るピット形成部分の疎密によらず一定となるように電子
    ビーム照射量を補正して前記電子ビーム照射手段を制御
    する電子ビーム照射制御手段とを備えていることを特徴
    とする電子ビーム照射装置。
  16. 【請求項16】光ディスク原盤作製用ディスクにピット
    形成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射装置
    であって、 前記光ディスク原盤作製用ディスクを保持して回転させ
    る光ディスク原盤作製用ディスク保持回転手段と、 前記光ディスク原盤作製用ディスクの電子ビームレジス
    ト層に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、 各ピット形成部分の単位面積当たりのドーズ量が各ピッ
    ト形成部分の長さによらず一定となるように電子ビーム
    照射量を補正して前記電子ビーム照射手段を制御する電
    子ビーム照射制御手段とを備えていることを特徴とする
    電子ビーム照射装置。
  17. 【請求項17】光ディスク原盤作製用ディスクにピット
    形成のための電子ビームを照射する電子ビーム照射装置
    であって、 前記光ディスク原盤作製用ディスクを保持して回転させ
    る光ディスク原盤作製用ディスク保持回転手段と、 前記光ディスク原盤作製用ディスクの電子ビームレジス
    ト層に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、 前記光ディスク原盤作製用ディスクの回転中心の偏芯量
    を検出する光ディスク原盤作製用ディスク回転中心偏芯
    量検出手段と、 前記光ディスク原盤作製用ディスク回転中心偏芯量検出
    手段により検出した前記光ディスク原盤作製用ディスク
    の回転中心の偏芯量に基づいて前記光ディスク原盤作製
    用ディスクの回転中心の偏芯による電子ビーム照射位置
    を補正する光ディスク原盤作製用ディスク回転中心偏芯
    補正手段とを備えていることを特徴とする電子ビーム照
    射装置。
  18. 【請求項18】前記光ディスク原盤作製用ディスク回転
    中心偏芯量検出手段は、前記光ディスク原盤作製用ディ
    スク保持回転手段が備える回転軸の軸振れ量を検出する
    容量センサを備えて構成されていることを特徴とする請
    求項17記載の電子ビーム照射装置。
  19. 【請求項19】前記光ディスク原盤作製用ディスク回転
    中心偏芯補正手段は、電子ビームを偏向する電子ビーム
    偏向手段をフィードバック制御するフィードバック制御
    手段を備えて構成されていることを特徴とする請求項1
    7又は18記載の電子ビーム照射装置。
  20. 【請求項20】前記光ディスク原盤作製用ディスク回転
    中心偏芯補正手段は、光ディスク原盤作製用ディスク保
    持回転手段の位置をフィードバック制御するフィードバ
    ック制御手段を備えて構成されていることを特徴とする
    請求項17又は18記載の電子ビーム照射装置。
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