JP2000009283A - 分岐サドル継手 - Google Patents

分岐サドル継手

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JP2000009283A
JP2000009283A JP10175237A JP17523798A JP2000009283A JP 2000009283 A JP2000009283 A JP 2000009283A JP 10175237 A JP10175237 A JP 10175237A JP 17523798 A JP17523798 A JP 17523798A JP 2000009283 A JP2000009283 A JP 2000009283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
pipe
saddle
rubber
saddle joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP10175237A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Uehara
幸治 上原
Takehiko Watabe
武彦 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被接続管との接続角度が大きく調整できると
共に、ゴム製継手が座屈変形しても屈曲部が内周側に突
出することのない分岐サドル継手を提供する。 【解決手段】 湾曲したサドル11の上面から短管12
が突出した合性樹脂製サドル継手1とゴム製継手2とか
らなり、サドル継手1の短管12にゴム製継手2の一端
部を外挿してその外周をバンド3で巻き締めると共に、
他端部に被接続管が嵌挿される受口22を設ける。ま
た、短管12から突出したゴム製継手2の基部に外周側
に膨出した断面円弧状の屈曲部23を設る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管等の本管側
壁から被接続管を取り出す際に使用する分岐サドル継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】下水管等の本管側壁から被接続管を取り
出すとき、図2に断面図で示したような分岐サドル継手
が使用されている。この分岐サドル継手は、合成樹脂製
サドル11aの上面から短管12aが一体的に突出する
と共に、該短管12aにゴム製継手2aの一端部を外挿
してその外周にバンド3aで巻き締めたものであって、
配管施工の際にはサドル11aの裏面を本管4の外周面
に押し付けて接着接合すると共に、ゴム製継手2の他端
部に設けた受口に被接続管5を嵌挿し、バンド3aを巻
き締めて固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この分岐サ
ドル継手は、短管12aから突出したゴム製継手2の基
部外周に断面円弧状の溝を設けた屈曲部23aが設けら
れているため、ゴム製継手2の受口に接続した被接続管
5が角度θ傾斜したとき屈曲部23aが変形して内周側
に突出する。特に、被接続管5の傾斜角度が大きいとき
や、被接続管5からのスラスト荷重を受けたときに屈曲
部23の座屈変形による突出が大きくなり、管内流体の
円滑な流れを阻害するという問題があった。
【0004】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、被接続管との接続角度が大きく調整できると共に、
ゴム製継手が座屈変形したときにも屈曲部が内周側に突
出することのない分岐サドル継手を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、湾曲したサド
ルの上面から短管が突出した合性樹脂製サドル継手とゴ
ム製継手とからなり、サドル継手の短管にゴム製継手の
一端部を外挿してその外周をバンドで巻き締めると共
に、他端部に被接続管が嵌挿される受口を設け、また短
管から突出したゴム製継手の基部に外周側に膨出した断
面円弧状の屈曲部を設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す分
岐サドル継手の半断面図であって、図中の符号1はサド
ル継手、2はゴム製継手、3はバンドである。
【0007】サドル継手1は塩化ビニル樹脂等の合成樹
脂を射出成形によって一体成形したものであって、サド
ル継手1が接続される本管5の外周面とほぼ等しい曲率
で湾曲したサドル11の上面から短管12が一体的に突
出している。また、サドル11と短管12とが接続する
隅部には、複数の補強リブ13が等間隔に設けられてお
り、前記短管12にはゴム製継手2が接続している。
【0008】ゴム製継手2は円筒状に形成されており、
その一端部に円筒状の溝21が形成されている。円筒状
の溝21にはサドル継手1の短管12の端部が嵌入さ
れ、その外周に巻回されたバンド3によって巻き締め固
定されている。また、ゴム製継手2の他端部には被接続
管5が嵌挿される受口22が設けられており、該受口2
2の内周面に複数条の環状突起が設けられている。配管
施工の際、受口22に被接続管5の端部を嵌挿してから
該受口22の外周に巻回したステンレス製のバンド3を
締め付けると、前記環状突起が被接続管5の外周面に圧
接し、水密的に接続される。
【0009】短管12から突出したゴム製継手2の基部
には、外周側に膨出した断面円弧状で、肉薄となった屈
曲部23が設けられている。屈曲部23は前記受口22
に被接続管5を接続する際に傾斜角度を調整したり、配
管施工後に被接続管5の傾斜角度を許容するためのもの
であって、該屈曲部23の外周面には縦リブ230が設
けられている。通常、縦リブ230は円周を4等分する
4カ所又は8等分する8カ所に設けるのが好ましい。こ
の様にすると、屈曲部23の存在によってゴム製継手2
の屈曲性が良好となり、この屈曲性が良好となることに
よる腰の弱さが縦リブ230によって補強される。
【0010】本発明の分岐サドル継手は上記の構成から
なるものであって、配管施工の際には、まず本管4の管
壁適所に接続孔を穿設すると共に、サドル11の裏面を
本管4の外周面に押し付けて接着接合する。そこで、ゴ
ム製継手2の他端部に設けた受口22に被接続管5の端
部を挿入してからバンド3で巻き締め固定する。
【0011】この接続時に被接続管5の接続方向を屈曲
部23で適宜調整することができ、たとえ配管施工後に
地震等の地盤変動によって被接続管5が大きく傾いて
も、この傾斜角度は屈曲部23の変形によって許容され
る。被接続管5の傾斜角度が大きくなると屈曲部23は
座屈変形するが、屈曲部23は外周側に膨出した断面円
弧状となっているため、この座屈変形によっても屈曲部
23が内周側に突出することはない。
【0012】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のサドル継手
は、短管に接続したゴム製継手の基部に外周側に膨出し
た断面円弧状の屈曲部を設けたので、被接続管との接続
角度を大きく調整することができる。また、被接続管が
大きく傾斜したり、被接続管からのスラスト荷重等を受
けて屈曲部が座屈変形しても、屈曲部が内周側に突出す
ることがないため、管内流体の円滑な流れが阻害される
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す分岐サドル継手
の半断面図である。
【図2】図2は従来継手を用いて本管と被接続管とを接
続した状態を示す断面図である。
【図3】図3は被接続管が傾斜したときの変形状態を示
す従来継手の断面図である。
【符号の説明】
1 サドル継手 11 サドル 12 短管 2 ゴム製継手 22 受口 23 屈曲部 3 バンド 4 本管 5 被接続管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲したサドル(11)の上面から短管
    (12)が突出した合性樹脂製サドル継手(1)とゴム
    製継手(2)とからなり、サドル継手(1)の短管(1
    2)にゴム製継手(2)の一端部を外挿してその外周を
    バンド(3)で巻き締めると共に、他端部に被接続管が
    嵌挿される受口(22)を設け、また短管(12)から
    突出したゴム製継手(2)の基部に外周側に膨出した断
    面円弧状の屈曲部(23)を設けたことを特徴とする分
    岐サドル継手。
JP10175237A 1998-06-23 1998-06-23 分岐サドル継手 Pending JP2000009283A (ja)

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