JP2000009270A - ユニオン配管継手及びその成形方法及びその金型 - Google Patents

ユニオン配管継手及びその成形方法及びその金型

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JP2000009270A JP10179062A JP17906298A JP2000009270A JP 2000009270 A JP2000009270 A JP 2000009270A JP 10179062 A JP10179062 A JP 10179062A JP 17906298 A JP17906298 A JP 17906298A JP 2000009270 A JP2000009270 A JP 2000009270A
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高宏 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管継手本体の短管部にユニオンナットを効
率良く嵌合させる。配管継手本体に無理な残留応力がか
かるような後加工を省略する。 【解決手段】 ユニオン配管継手1は、短管部3の一端
側にユニオン鍔部4、他端側に本管部5がそれぞれ一体
成形されてなる合成樹脂製の配管継手本体2と、成形工
程中に配管継手本体2の短管部3に遊嵌されて連結され
た金属製或いは合成樹脂製のユニオンナット6とで構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管継手本体の短
管部にユニオンナットを嵌挿するための成形方法、及び
その金型及びこれによって成形されたユニオン配管継手
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図34に示すように、短管部
3の一端にユニオン鍔部4、他端にフランジ部60が一
体成形された配管継手本体2と、その短管部3に遊嵌さ
れるユニオンナット6とで構成されたユニオン配管継手
1′が知られている。
【0003】このユニオン配管継手1′を成形するにあ
たっては、従来、先ずユニオンナット6を嵌挿するユニ
オン鍔部4の外径をユニオンナット6の内径よりも小さ
い寸法に形成し、このユニオン鍔部4をユニオンナット
6のユニオン押え鍔部14内に挿入した後に、矯正治具
61を用いてユニオン鍔部4を矢印aで示す方向に所定
の径に拡径成形することにより、ユニオンナット6を配
管継手本体2の短管部3に遊嵌させるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
ユニオン鍔部4とフランジ部60とが一体成形された短
管部3にユニオンナット6を装着する作業が、成形後の
後加工によって行われるために、非効率で作業性が悪く
なり、そのうえ、後加工でユニオン鍔部4を拡径してい
るために配管継手本体2に無理な残留応力がかかり、ク
ラックが発生するおそれがあった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、配管継手本体の短管部
にユニオンナットを効率良く嵌合させることができ、し
かも、配管継手本体に無理な残留応力がかかるような後
加工を省略することができ、生産性に優れ且つ高品質の
ユニオン配管継手及びその成形方法及びその金型を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るユニオン配管継手は、短管部3の一端
側にユニオン鍔部4、他端側に本管部5がそれぞれ一体
成形されてなる合成樹脂製の配管継手本体2と、成形工
程中に配管継手本体2の短管部3に遊嵌されて連結され
た金属製或いは合成樹脂製のユニオンナット6とで構成
されていることを特徴としており、このように構成する
ことで、成形工程中に配管継手本体2の短管部3にユニ
オンナット6が遊嵌されるので、ユニオンナット6と配
管継手本体2との連結、組み立てが効率的となり、しか
も従来のようなユニオン鍔部4を拡径するという後工程
を省略できるので、ユニオン配管継手1に無理な残留応
力がかかるのを防止でき、クラックの発生を防いで成形
品の品質向上を図ることができる。
【0007】ここで、上記ユニオンナット6はインサー
ト成形部品であるのが好ましく、この場合、ユニオンナ
ット6が金型7によって加熱され或いは冷却されること
となり、短管部3とユニオンナット6との遊嵌部分の金
型温度と他の部分の金型温度とが同一となり、均一な成
形品組成を確保できるようになる。
【0008】上記ユニオンナット6は配管継手本体2と
同時成形部品であるのが好ましく、この場合、ユニオン
ナット6と配管継手本体2の双方とも同様の熱履歴を受
けるようになり、成形品品質が均一で安定したものとな
る。
【0009】また、本発明に係るユニオン配管継手の成
形方法は、合成樹脂製の配管継手本体2の少なくとも短
管部3の一端側にユニオン鍔部4が一体成形され、該短
管部3に金属製或いは合成樹脂製のユニオンナット6が
遊嵌されて連結されたユニオン配管継手1を製造するに
あたって、射出成形、圧縮成形、射出圧縮成形、ブロー
成形等の成形工程中に、金型7内で配管継手本体2の短
管部3とユニオンナット6とを遊嵌させることを特徴と
しており、このような成形方法を採用することで、成形
工程中に配管継手本体2の短管部3にユニオンナット6
が遊嵌され、ユニオンナット6と配管継手本体2との連
結、組み立てを成形工程中に効率的に行うことができる
と共に、従来のようなユニオン鍔部4を拡径するという
後工程を省略できる上に、配管継手本体2に無理な残留
応力がかかることによるクラックの発生防止を図ること
ができる。
【0010】ここで、上記予め形成したユニオンナット
6を金型7に挿入し、金型7内で配管継手本体2の樹脂
成形を行い、樹脂の成形収縮によりユニオンナット6と
配管継手本体2の短管部3との遊嵌部分8に間隙9を設
けるようにするのが好ましく、この場合、樹脂の成形収
縮を利用してユニオンナット6と配管継手本体2の短管
部3との遊嵌部分8に間隙9を容易に形成することがで
きる。
【0011】上記配管継手本体2の短管部3を形成する
部分の金型温度を他の部分の金型温度よりも高温に設定
し、予め形成したユニオンナット6を金型7内に挿入し
て配管継手本体2の樹脂成形を行うと共に、樹脂温度を
検出して、配管継手本体2の短管部3以外の他の部分が
固化し且つ短管部3が軟化状態にあるタイミングで、金
型7内で短管部3を塑性変形させて、短管部3とユニオ
ンナット6との遊嵌部分8に間隙9を設けるようにする
のが好ましく、この場合、樹脂温度を検出することによ
り、正確な間隙9を簡単に形成することができる。
【0012】上記金型離型時に、ユニオンナット6を配
管継手本体2の短管部3に遊嵌させるのが好ましく、こ
の場合、金型7の離型動作を利用してユニオンナット6
と短管部3とが連結、組立可能となる。
【0013】上記ユニオン鍔部4にシール材33を一体
成形するのが好ましく、この場合、後からシール材33
を装着する作業が省略できる。
【0014】上記配管継手本体2とユニオンナット6と
を同時成形するのが好ましく、この場合、予め形成した
ユニオンナット6をインサートして装着する作業を省略
することができる。
【0015】また本発明に係る金型7は、短管部3の一
端側にユニオン鍔部4、他端側に本管部5がそれぞれ一
体成形されてなる合成樹脂製の配管継手本体2と、成形
工程中に配管継手本体2の短管部3に遊嵌されて連結さ
れた金属製或いは合成樹脂製のユニオンナット6とで構
成されるユニオン配管継手1の成形に用いる金型であっ
て、短管部3の内径部を形成し且つ予め形成したユニオ
ンナット6に挿入されるユニオンナット保持部10を有
している短管部金型コア11と、配管継手本体2の内径
部を形成する本管部金型コア12と、短管部3及び配管
継手本体2の外径部をそれぞれ形成するキャビティ部1
3とを備えていることを特徴としており、このように構
成することで、2つの金型コア11,12とキャビティ
部13とを備えた簡単な金型構造で、ユニオンナット6
と配管継手本体2との連結、組立てが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】本実施形態のユニオン配管継手1は、図1
に示すように、短管部3の一端側にユニオン鍔部4、他
端側に本管部5がそれぞれ一体成形された合成樹脂製の
配管継手本体2と、成形工程中に配管継手本体2の短管
部3に遊嵌されて連結された金属製(或いは合成樹脂
製)のユニオンナット6とを具備しており、このユニオ
ンナット6の端部に設けられたユニオン押え鍔部14が
所定の間隙9をあけて短管部3のユニオン鍔部4に遊嵌
されて連結されている。
【0018】短管部3のユニオン鍔部4側と反対側の端
部には、短管部3と連通する本管部5が一体成形されて
いる。ここで図1は本管部5に短管部3をL字状に一体
成形した場合を示しており、図2は本管部5に短管部3
をT字状に一体成形した場合を示しており、図3は1本
の本管部5に複数本の短管部3を櫛形状に一体成形した
場合を示している。なお、本管部5と短管部3との接続
形状は上記の3種に限定されるものではない。
【0019】次に、上記短管部3にユニオンナット6が
遊嵌されて連結されたユニオン配管継手1を製造するに
あたっては、射出成形、圧縮成形、射出圧縮成形(金型
パーティング面を少し開いた状態でキャビティ部に樹脂
供給して加熱圧縮する成形法)、ブロー成形等の各種成
形方法を用いることが可能である。
【0020】図4乃至図7はユニオンナット6がインサ
ート成形部品であり、樹脂の成形収縮を利用して遊嵌部
分8に間隙9を形成する方法を示している。金型7は、
予め形成したユニオンナット6に挿入されるユニオンナ
ット保持部10を有する短管部金型コア11と、配管継
手本体2の内径部を形成する本管部金型コア12と、短
管部3の外径部及び配管継手本体2の外径部をそれぞれ
形成するキャビティ部13とを具備している。なお、配
管継手本体2の成形材料として、特にポリプロピレン、
ポリブテン、ポリアセタール等の収縮の大きい合成樹脂
を使用するのが好ましい。もちろん、この材料に限定さ
れるものではない。先ず、図5に示すように、予め形成
したユニオンナット6を短管部金型コア11のユニオン
ナット保持部10に挿入し、次に短管部金型コア11及
び本管部金型コア12をキャビティ部13内に進入さ
せ、図6に示すゲート15からキャビティ部13内にポ
リプロピレン等の合成樹脂を射出させてユニオン鍔部4
付き短管部3と本管部5とからなる配管継手本体2を一
体成形する。図7は金型7から取り出した成形品を示し
ている。ここで、配管継手本体2の成形材料として、ポ
リプロピレン等の収縮の大きい樹脂が使用されるので、
短管部3が図7の矢印イで示すように成形収縮して、金
属製のユニオンナット6との遊嵌部分8に間隙9が形成
され、これによりユニオンナット6と短管部3とが間隙
9をあけて連結された状態(遊嵌された状態)となる。
ここで、図8(a)は、収縮制御の一例を示しており、
同(b)は保圧と収縮率との関係を表すグラフを示して
いる。成形収縮による間隙9を、保圧、樹脂温、型温等
の成形条件により制御することによって、ユニオンナッ
ト6と短管部3との遊嵌部分8の間隙9の量を所望の値
に容易に調節できるようになっている。
【0021】しかして、樹脂の成形収縮を利用して配管
継手本体2の短管部3にユニオンナット6が遊嵌されて
連結された状態となるので、ユニオンナット6と配管継
手本体2との連結、組み立てを効率良く行うことができ
る。しかも、ユニオンナット6と配管継手本体2の短管
部3との遊嵌部分8に間隙9を設けるための治具や他の
設備等が不要となり、そのうえ従来のようなユニオン鍔
部4を拡径させるための後加工を省略できるので、生産
効率が更に向上する上に、無理な残留応力が配管継手本
体2にかかることによるクラックの発生を防止できるの
で、ユニオン配管継手1の高品質化を同時に図ることが
できる。
【0022】さらに、ユニオンナット6はインサート成
形部品であるので、ユニオンナット6が金型7によって
加熱され或いは冷却されることによって、短管部3にお
けるユニオンナット6と遊嵌している部分の金型温度と
他の部分の金型温度と同一になるので、均一な成形品組
成を確保することができる。ちなみに、インサート成形
しない場合、金属製のユニオンナット6が加熱されない
ため、短管部3におけるユニオンナット6と遊嵌してい
る部分の温度が他の部分の温度と不均一となり、特に短
管部3におけるユニオンナット6と遊嵌している部分が
急冷されたりして不均一な成形品組成となり易くなる
が、インサート成形を採用することで上記問題は生じな
いものである。
【0023】図9乃至図11は、金型7の離型を利用し
てユニオンナット6を配管継手本体2の短管部3に遊嵌
させる方法を示している。図9は、本管部金型コア12
に本管部5が保持され、矢印方向イに移動可能な可動板
17(ストリッパ)に回転自在に挿通された短管部金型
コア11のユニオンナット保持部10にユニオンナット
6が保持され、ユニオンナット保持部10に一体に突設
された逆テーパー部16に短管部3が保持され、この短
管部3とユニオンナット6とを同一軸上に配置した場合
を示している。ここでユニオンナット6と配管継手本体
2は、同時成形、或いはインサート成形のどちらでも可
能である。先ず、可動板17を図9の矢印方向イに移動
させながら、短管部金型コア11を矢印ロで示す軸回り
に回転させることにより、図10に示すように、ユニオ
ンナット6が短管部3のユニオン鍔部4に進入し、その
後、図11に示すように、本管部金型コア12及び短管
部金型コア11を矢印ハ、ニ方向に後退させると、短管
部金型コア11の逆テーパー部16によってユニオン鍔
部4が矢印ホで示す方向に拡径して、ユニオンナット6
と短管部3との遊嵌部分8に間隙9が形成される。
【0024】このようにユニオンナット6のユニオン押
え鍔部14を短管部3のユニオン鍔部4に挿入した後
に、本管部金型コア12及び短管部金型コア11を離型
させる際に、短管部金型コア11の離型動作を利用して
ユニオンナット6と短管部3とが遊嵌された状態で連結
され、組立てられるので、双方を遊嵌させるための他の
外部駆動力が一切不要となる。しかも、短管部金型コア
11に逆テーパー部16、つまり短管部金型コア11の
抜き勾配を逆勾配に形成するだけで、ユニオン鍔部4を
所定の径(間隙9がなくならない程度)まで拡径するこ
とができ、他に特別な治具は不要となる。そのうえ金型
7内で短管部3とユニオンナット6とを同軸上に配置し
てあるので、金型7内での短管部3とユニオンナット6
との相互の位置関係が決まり、改めて組立てのための位
置合わせをする必要もなく、成形作業効率がより向上す
る。
【0025】更に他の成形方法を説明する。上記配管継
手本体2の短管部3を形成する部分の金型温度を本管部
5を形成する部分の金型温度よりも高温に設定し、予め
形成したユニオンナット6を金型7内に挿入して配管継
手本体2の樹脂成形を行うと共に、樹脂温度を検出し
て、配管継手本体2の短管部3以外の他の部分が固化し
且つ短管部3が軟化状態にあるタイミングで、金型7内
で短管部3を塑性変形させて、短管部3とユニオンナッ
ト6との遊嵌部分8に間隙9を設けるようにしてもよ
い。ここで図12に樹脂温と時間の関係を示し、L1は
短管部3の樹脂温、L2は他の部分の樹脂温を示してお
り、L2が固化温度Tc以下となり、且つ、L1が軟化
状態の上限(T2)と下限(T1)との間にくるタイミ
ングtで、金型7内で短管部3を塑性変形させることに
よって、短管部3とユニオンナット6との遊嵌部分8に
間隙9を形成することが可能になると共に、成形工程中
に樹脂温度を検出することにより、正確な間隙9を形成
することができ、製品の均質化を実現できるものであ
る。
【0026】図13〜図15は、成形後に短管部3を把
持して引張り、その距離により短管部3の外径寸法を調
節して遊嵌のための間隙9を形成し、その後短管部3の
把持を開放するようなドグ18を設けた場合を示してい
る。尚図13中のBは金型低温部、Cは金型高温部を示
している。この実施形態では、短管部金型コア11の両
側にはユニオンナット6を把持する一対の把持ブロック
19が配設されており、金型離型時に、バネ80のバネ
力により把持ブロック19でユニオンナット6を把持し
た状態のままで、短管部金型コア11を後退移動させ
る。これにより、図14に示すように、ユニオンナット
6を介して短管部3が所定距離だけ引張られて、短管部
3の外径寸法が小さくなり、短管部3とユニオンナット
6との遊嵌部分8に間隙9が形成されるようになる。そ
の後、図14、図15に示すように、ドグ18を突出さ
せて把持ブロック19によるユニオンナット6の把持を
開放させる。尚ドグ18の位置は調整ボルト70により
調整自在とされる。しかして、短管部3を形成する短管
部金型コア11を離型する工程で、短管部3を軸方向に
引張り、短管部3の外径を間隙9に相当する分だけ小さ
く塑性変形させることによって、短管部金型コア11の
離型動作と同時に間隙9を形成することができる。しか
も、短管部金型コア11の引張りストロークを調節する
ことによって、短管部3を引張る距離を調節でき、これ
に応じて短管部3の外径寸法を調節することができるの
で、遊嵌部分8の間隙9の量を所望の値に容易に調節で
きるようになる。
【0027】なお、前記把持ブロック19による把持構
造に代えて、図16に示すように、短管部金型コア11
の短管部3先端との対向面に、先端程幅広となった逆テ
ーパー状のアンダーカット部20を設け、このアンダー
カット部20にて短管部3を直接引張るようにしてもよ
い。この場合、金型7の離型開始時には逆テーパー状の
アンダーカット部20にユニオン鍔部4が保持されてい
るので、短管部金型コア11を離型する工程で、アンダ
ーカット部20を介して短管部3が軸方向に引張られ、
短管部3の外径を間隙9に相当する分だけ小さく塑性変
形させることができる。その後、引張り力が許容値を超
えるとアンダーカット部20がユニオン鍔部4から離脱
するようになる。このようにユニオン鍔部4を保持する
アンダーカット部20のアンダーカット量により短管部
3の外径寸法を調節(短管部3の引張り力を調節)する
ことができるので、図13〜図15に示したような把持
ブロック19など、特別な短管部把持構造を用いる必要
がなくなる。
【0028】図17〜図20は更に他の成形方法を示し
ている。尚図17中のBは金型低温部、Cは金型高温部
を示している。この実施形態では、回転自在なユニオン
ナット6の内径部であるユニオン押え鍔部14の内周面
に、微小な突起21を設けてあり、金型離型時におい
て、図19(a)〜(d)に示すように、ユニオンナッ
ト6を矢印トで示す軸回りに少なくとも1回転させるこ
とにより、ユニオン押え鍔部14の内周面に設けた微小
な突起21が短管部3の外周部を押圧しながら移動し、
これにより、短管部3の外径寸法を突起21によって間
隙9に相当する量だけ塑性変形させることができるよう
になっている。このとき突起21の大きさによって間隙
9の大きさを容易に調節することができる。
【0029】なお、上記のようにユニオンナット6を少
なくとも1回転させ、短管部3の外径を間隙9に相当す
る分だけ塑性変形させる場合において、ユニオンナット
6に突起21を設ける代わりに、ユニオンナット6のユ
ニオン押え鍔部14の内径の中心とユニオンナット6の
六角形状の外径部の中心とを偏心させ、このユニオンナ
ット6を六角外径部の中心に少なくとも1回転させるよ
うにしてもよいものであり、この場合、上記偏心によっ
て短管部3の外径を間隙9に相当する量だけ塑性変形さ
せることができ、且つ偏心の量によって間隙9の調節を
容易に行うことができるものである。
【0030】なお、上記のようにユニオンナット6を少
なくとも1回転させる方法として、図20の矢印チで示
す方向に後退移動可能なスライドコア22の開口部に円
筒状の短管部金型コア11を回転自在に挿通し、短管部
金型コア11の外周面に短管部金型コア11の軸を中心
とする螺旋状のカム溝23を凹設すると共に、このカム
溝23に嵌合するカムフォロア24をスライドコア22
側に固定するような構成としてもよい。しかして、スラ
イドコア22が後退すると、このスライドコア22の直
線運動がフォロアカム24及びカム溝23を介してユニ
オンナット6の回転運動に変換される。従って、短管部
金型コア11が離型するときの後退運動を利用してユニ
オンナット6を少なくとも1回転させることができるの
で、ユニオンナット6を回転させるための他の駆動力が
不要となる。
【0031】図21はブロー成形方法によってユニオン
鍔部4とユニオンナット6との遊嵌部分8に間隙9を形
成する場合を示している。尚図21(a)中のBは金型
低温部、Cは金型高温部を示している。しかして、短管
部3をブロー成形する際に、所定のタイミングでブロー
(加圧)からバキューム(減圧)に切替えることによ
り、短管部3の外径を間隙9に相当する分だけ小さく塑
性変形させることができる。これにより、ブロー成形で
のユニオン配管継手1の製造が可能となり、しかもコア
型の製作が不要となるため、型費が安価で済むという利
点がある。
【0032】図22〜図26は、一次成形で短管部3と
ユニオンナット6を成形して、組立て、二次成形でユニ
オン鍔部4を短管部3に一体成形する方法を示してい
る。ここで図22〜図24の一次成形は、前記図9〜図
11の成形方法と同様である。図24において、短管部
金型コア11を矢印ハで示す方向に後退させた後に、成
形品が取り付けられている本管部金型コア12をA部を
中心に矢印リで示す方向に180°回転させて二次成形
を行う。つまり、図25(a)に示すユニオン鍔部形成
コア30を用いて短管部3の先端にユニオン鍔部4を二
次成形により一体成形し、その後、図25(b)に示す
ように、本管部金型コア12及びユニオン鍔部形成コア
30を矢印ヌ、ルで示す方向に後退させて、図26に示
す成形品を得る。このように、二次成形にてユニオン鍔
部4を形成することによって、ユニオン鍔部4をシール
材等の異材質で形成することが可能となり、また、ユニ
オン鍔部4と短管部3とを異質材料の組合せとすること
で、それぞれの機能を発現できる材料選択ができる。例
えばユニオン鍔部4としてシール機能を持った材質を選
択でき、また、配管継手本体2として剛性のある材質を
選択できるようになる。
【0033】図27〜図31は、ユニオン鍔部4の先端
面にシール材33(パッキン材)を一体成形する場合を
示している。尚、シール材33以外の他の成形工程につ
いては前記図4〜図7の成形方法と同様である。図29
において、予め形成したユニオンナット6とシール材3
3とを短管部金型コア11のユニオンナット保持部10
に挿入し、図30に示すように、短管部金型コア11及
び本管部金型コア12をキャビティ部13内にそれぞれ
進入させて樹脂成形を行うことにより、図31に示すシ
ール材33が一体化された配管継手本体2が成形され
る。従って、後工程でシール材33を装着する作業を省
略でき、生産効率が一層向上すると共に、ユニオン鍔部
4にシール材33が一体成形されているので、従来のよ
うに配管施工時にシール材33が脱落するという問題も
生じないものである。
【0034】図32及び図33はユニオンナット6を配
管継手本体2と同時成形する場合を示している。先ず図
32は、配管継手本体2とユニオンナット6の材質が同
じ場合を示している。金型7は可動側型板37と固定側
型板36とを具備すると共に、スプル41を備えた取付
板40を具備している。図中の11は短管部金型コア、
12は本管部金型コア、16は短管部3の内径部を形成
する逆テーパー部、50は金型パーティングラインであ
る。
【0035】しかして、1つの成形機ノズル51から射
出された1種類の樹脂材料は、第1のスプル41からラ
ンナー42を介して固定側型板36の2箇所に設けた第
2のスプル43,45に導入され、さらに各ゲート4
4,46からユニオンナット6側のキャビティ部38
と、本管部5側のキャビティ部39とに個別に導入され
て、合成樹脂製のユニオンナット6と、合成樹脂製の配
管継手本体2とが同時成形される。なお、成形品を金型
から取り出す際に、前記図9乃至図11に示した金型7
の離型を利用してユニオンナット6を配管継手本体2の
短管部3に遊嵌させる方法を用いる。このようにユニオ
ンナット6と配管継手本体2とを同時成形部品とするこ
とで、ユニオンナット6を予め形成したり、前記図4の
成形方法で示したように予め形成したユニオンナット6
をインサートして装着する作業を省略でき、作業効率が
向上する。また、ユニオンナット6と配管継手本体2の
同時成形により、双方とも同様の熱履歴を受けるように
なり、均一で安定した成形品品質が得られるようにな
る。
【0036】一方、図33は配管継手本体2とユニオン
ナット6の材質が異なる場合の同時成形方法の一例を示
している。2つの成形機ノズル51を用いる点を除いて
図32と同様である。なお、成形品を金型から取り出す
際に、前記図9乃至図11に示した金型7の離型を利用
してユニオンナット6を配管継手本体2の短管部3に遊
嵌させる方法を用いる。この場合においても、図32と
同様、同時成形による作用効果が得られる上に、ユニオ
ンナット6と配管継手本体2とが異なる材質の組合せか
らなるので、それぞれの機能を発現できる材料選択が可
能となる。例えばユニオンナット6にネジ強度を持たせ
た材質、或いは配管継手本体2を流れる流体の特性に侵
されない材質を選んで使用できるという利点もある。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明に係るユニオン配管継手は、短管部の一端側にユ
ニオン鍔部、他端側に本管部がそれぞれ一体成形されて
なる合成樹脂製の配管継手本体と、成形工程中に配管継
手本体の短管部に遊嵌されて連結された金属製或いは合
成樹脂製のユニオンナットとで構成されているから、成
形工程中に配管継手本体の短管部にユニオンナットが遊
嵌されるので、ユニオンナットと配管継手本体との連
結、組み立てが効率的となり、しかも従来のようなユニ
オン鍔部を拡径するという後工程を省略できるので、無
理な残留応力がユニオン配管継手にかからなくなり、ク
ラックの発生を防止できる結果、ユニオン配管継手の生
産性の向上及び高品質化を図ることができる。
【0038】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ユニオンナットがインサート成形部品
であるから、ユニオンナットが金型によって加熱され或
いは冷却されることとなり、短管部におけるユニオンナ
ットと遊嵌している部分の金型温度と他の部分の金型温
度と同一になるので、均一な成形品組成を確保すること
ができる。
【0039】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ユニオンナットが配管継手本体と同時
成形部品であるから、ユニオンナットと配管継手本体と
が同時成形されることにより、双方とも同様の熱履歴を
受けるようになり、均一で安定した成形品品質が得られ
るものである。
【0040】また請求項4記載の発明に係るユニオン配
管継手の成形方法は、合成樹脂製の配管継手本体の少な
くとも短管部の一端側にユニオン鍔部が一体成形され、
該短管部に金属製或いは合成樹脂製のユニオンナットが
遊嵌されて連結されたユニオン配管継手を製造するにあ
たって、射出成形、圧縮成形、射出圧縮成形、ブロー成
形等の成形工程中に、金型内で配管継手本体の短管部と
ユニオンナットとを遊嵌させるものであるから、成形工
程中に配管継手本体の短管部にユニオンナットが遊嵌さ
れるので、ユニオンナットと配管継手本体との連結、組
み立てを成形工程中に効率的に行うことができる。しか
も、従来のようなユニオン鍔部を拡径するという後工程
を省略できるので、無理な残留応力がユニオン配管継手
にかからないようにすることができ、この結果、生産性
に優れ、且つ強度信頼性の高いユニオン配管継手を得る
ことができる。
【0041】また請求項5記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、予め形成したユニオンナットを金型に
挿入し、金型内で配管継手本体の樹脂成形を行い、樹脂
の成形収縮によりユニオンナットと配管継手本体の短管
部との遊嵌部分に間隙を設けるようにしたから、樹脂の
成形収縮を利用してユニオンナットと配管継手本体の短
管部との遊嵌部分に間隙を容易に形成することができ、
従って、特にユニオンナットと配管継手本体の短管部と
の遊嵌部分に間隙を設けるための治具や他の設備等が不
要となる。
【0042】また請求項6記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、配管継手本体の短管部を形成する部分
の金型温度を他の部分の金型温度よりも高温に設定し、
予め形成したユニオンナットを金型内に挿入して配管継
手本体の樹脂成形を行うと共に、樹脂温度を検出して、
配管継手本体の短管部以外の他の部分が固化し且つ短管
部が軟化状態にあるタイミングで、金型内で短管部を塑
性変形させて、短管部とユニオンナットとの遊嵌部分に
間隙を設けるようにしたから、樹脂温度を検出すること
により、正確な間隙を形成することができ、製品の均質
化を実現できる。
【0043】また請求項7記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、金型の離型時に、ユニオンナットを配
管継手本体の短管部に遊嵌させるようにしたから、金型
の離型動作を利用してユニオンナットと短管部とが連
結、組立可能となり、他の外部駆動力が不要となる。
【0044】また請求項8記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、ユニオン鍔部にシール材を一体成形す
るものであるから、後からシール材を装着する作業が省
略でき、生産性がより向上する。
【0045】また請求項9記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、配管継手本体とユニオンナットとを同
時成形するものであるから、予め形成したユニオンナッ
トをインサートして装着する作業を省略することがで
き、生産性がより向上する。
【0046】また請求項10記載の発明に係る金型は、
短管部の一端側にユニオン鍔部、他端側に本管部がそれ
ぞれ一体成形されてなる合成樹脂製の配管継手本体と、
成形工程中に配管継手本体の短管部に遊嵌されて連結さ
れた金属製或いは合成樹脂製のユニオンナットとで構成
されるユニオン配管継手の成形に用いる金型であって、
短管部の内径部を形成し且つ予め形成したユニオンナッ
トに挿入されるユニオンナット保持部を有している短管
部金型コアと、配管継手本体の内径部を形成する本管部
金型コアと、短管部及び配管継手本体の外径部をそれぞ
れ形成するキャビティ部とを備えているから、2つの金
型コアとキャビティ部とを備えた簡単な金型構造で、ユ
ニオンナットと配管継手本体との連結、組立て可能とな
り、金型コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)はユニ
オン配管継手の側面断面図、(b)は(a)の下面図で
ある。
【図2】ユニオン配管継手の他例の側面断面図である。
【図3】ユニオン配管継手の更に他例の側面断面図であ
る。
【図4】樹脂の成形収縮を利用したユニオン配管継手の
成形工程の説明図である。
【図5】樹脂の成形収縮を利用したユニオン配管継手の
成形工程の説明図である。
【図6】樹脂の成形収縮を利用したユニオン配管継手の
成形工程の説明図である。
【図7】樹脂の成形収縮を利用したユニオン配管継手の
成形工程で得られたユニオン配管継手の側面断面図であ
る。
【図8】(a)は樹脂の収縮制御に係るフローチャー
ト、(b)は保圧と収縮率の関係を示すグラフである。
【図9】ユニオン鍔部の拡径によるユニオン配管継手の
成形工程の説明図である。
【図10】ユニオン鍔部の拡径によるユニオン配管継手
の成形工程の説明図である。
【図11】ユニオン鍔部の拡径によるユニオン配管継手
の成形工程の説明図である。
【図12】時間と樹脂温の関係を示すグラフである。
【図13】短管部の引張りによるユニオン配管継手の成
形工程の説明図である。
【図14】短管部の引張りによるユニオン配管継手の成
形工程の説明図である。
【図15】短管部の引張りによるユニオン配管継手の成
形工程の説明図である。
【図16】(a)〜(c)はアンダーカット部によるユ
ニオン配管継手の成形工程の説明図である。
【図17】ユニオンナットの回転によるユニオン配管継
手の成形工程の説明図である。
【図18】(a)(b)はユニオンナットに設けられた
突起を説明する断面図及び平面図である。
【図19】(a)〜(d)はユニオンナットの回転によ
るユニオン配管継手の成形工程の説明図である。
【図20】(a)〜(d)はユニオンナットの回転によ
るユニオン配管継手の成形工程の他例の説明図である。
【図21】(a)(b)はブロー成形によるユニオン配
管継手の成形工程の説明図である。
【図22】一次成形と二次成形とを組合せたユニオン配
管継手の成形工程のうち、一次成形工程の説明図であ
る。
【図23】一次成形と二次成形とを組合せたユニオン配
管継手の成形工程のうち、一次成形工程の説明図であ
る。
【図24】一次成形と二次成形とを組合せたユニオン配
管継手の成形工程のうち、一次成形工程の説明図であ
る。
【図25】(a)(b)は一次成形と二次成形とを組合
せたユニオン配管継手の成形工程のうち、二次成形工程
の説明図である。
【図26】(a)は一次成形と二次成形とを組合せた成
形工程で得られたユニオン配管継手の側面断面図、
(b)は(a)の下面図である。
【図27】(a)はユニオン鍔部にシール材が一体成形
されたユニオン配管継手の側面断面図、(b)は(a)
の下面図である。
【図28】ユニオン鍔部にシール材を一体成形する場合
のユニオン配管継手の成形工程の説明図である。
【図29】ユニオン鍔部にシール材を一体成形する場合
のユニオン配管継手の成形工程の説明図である。
【図30】ユニオン鍔部にシール材を一体成形する場合
のユニオン配管継手の成形工程の説明図である。
【図31】ユニオン鍔部にシール材を一体成形する場合
のユニオン配管継手の成形工程で得られたユニオン配管
継手の側面断面図である。
【図32】配管継手本体とユニオンナットを同じ材料を
用いて同時成形する場合のユニオン配管継手の成形工程
の説明図である。
【図33】配管継手本体とユニオンナットを異なる材料
を用いて同時成形する場合のユニオン配管継手の成形工
程の説明図である。
【図34】従来のユニオン配管継手の成形工程の説明図
である。
【符号の説明】
1 ユニオン配管継手 2 配管継手本体 3 短管部 4 ユニオン鍔部 5 本管部 6 ユニオンナット 7 金型 8 遊嵌部分 9 間隙 10 ユニオンナット保持部 11,12 金型コア 13 キャビティ部 33 シール材
フロントページの続き (72)発明者 原田 高宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中田 和伸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 平田 豊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 野田 幹夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 室垣 成道 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3H014 CA05 3H019 FA10 FA12 4F206 AA11 AA23 AD03 AD05 AH11 AP055 JA07 JB12 JF05 JN41 JN44 JQ81

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短管部の一端側にユニオン鍔部、他端側
    に本管部がそれぞれ一体成形されてなる合成樹脂製の配
    管継手本体と、成形工程中に短管部に遊嵌されて連結さ
    れた金属製或いは合成樹脂製のユニオンナットとで構成
    されていることを特徴とするユニオン配管継手。
  2. 【請求項2】 ユニオンナットがインサート成形部品で
    あることを特徴とする請求項1記載のユニオン配管継
    手。
  3. 【請求項3】 ユニオンナットが配管継手本体と同時成
    形部品であることを特徴とする請求項1記載のユニオン
    配管継手。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製の配管継手本体の少なくとも
    短管部の一端側にユニオン鍔部が一体成形され、該短管
    部に金属製或いは合成樹脂製のユニオンナットが遊嵌さ
    れて連結されたユニオン配管継手を製造するにあたっ
    て、射出成形、圧縮成形、射出圧縮成形、ブロー成形等
    の成形工程中に、金型内で配管継手本体の短管部とユニ
    オンナットとを遊嵌させることを特徴とするユニオン配
    管継手の成形方法。
  5. 【請求項5】 予め形成したユニオンナットを金型に挿
    入し、金型内で配管継手本体の樹脂成形を行い、樹脂の
    成形収縮によりユニオンナットと配管継手本体の短管部
    との遊嵌部分に間隙を設けるようにしたことを特徴とす
    る請求項4記載のユニオン配管継手の成形方法。
  6. 【請求項6】 配管継手本体の短管部を形成する部分の
    金型温度を他の部分の金型温度よりも高温に設定し、予
    め形成したユニオンナットを金型内に挿入して配管継手
    本体の樹脂成形を行うと共に、樹脂温度を検出して、配
    管継手本体の短管部以外の他の部分が固化し且つ短管部
    が軟化状態にあるタイミングで、金型内で短管部を塑性
    変形させて、短管部とユニオンナットとの遊嵌部分に間
    隙を設けるようにしたことを特徴とする請求項4記載の
    ユニオン配管継手の成形方法。
  7. 【請求項7】 金型の離型時に、ユニオンナットを配管
    継手本体の短管部に遊嵌させるようにしたことを特徴と
    する請求項4記載のユニオン配管継手の成形方法。
  8. 【請求項8】 ユニオン鍔部にシール材を一体成形する
    ことを特徴とする請求項4記載のユニオン配管継手の成
    形方法。
  9. 【請求項9】 配管継手本体とユニオンナットとを同時
    成形することを特徴とする請求項4記載のユニオン配管
    継手の成形方法。
  10. 【請求項10】 短管部の一端側にユニオン鍔部、他端
    側に本管部がそれぞれ一体成形されてなる合成樹脂製の
    配管継手本体と、成形工程中に配管継手本体の短管部に
    遊嵌されて連結された金属製或いは合成樹脂製のユニオ
    ンナットとを備えているユニオン配管継手の成形に用い
    る金型であって、短管部の内径部を形成し且つ予め形成
    したユニオンナットに挿入されるユニオンナット保持部
    を有している短管部金型コアと、配管継手本体の内径部
    を形成する本管部金型コアと、短管部及び配管継手本体
    の外径部をそれぞれ形成するキャビティ部とを備えてい
    ることを特徴とする金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1629955A3 (de) * 2004-08-18 2006-07-26 Protechna S.A. Verfahren zur Herstellung einer als Kunststoff-Spritzgussteil gefertigten Entnahmearmatur für Transport- und Lagerbehälter aus Kunststoff oder Metall für Flüssigkeiten
JP2010242851A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Bridgestone Corp 継手
DE10057995B4 (de) * 1999-11-25 2012-08-02 Bitron S.P.A. Verfahren zur Herstellung eines mit einem drehbaren Kupplungs-Gewindering versehenen Stutzens
JP2016141007A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社オンダ製作所 管継手の製造方法
JP2019171885A (ja) * 2015-01-30 2019-10-10 株式会社オンダ製作所 管継手の製造方法

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