JP2000007999A - 安定化モノマー接着剤組成物 - Google Patents
安定化モノマー接着剤組成物Info
- Publication number
- JP2000007999A JP2000007999A JP10352603A JP35260398A JP2000007999A JP 2000007999 A JP2000007999 A JP 2000007999A JP 10352603 A JP10352603 A JP 10352603A JP 35260398 A JP35260398 A JP 35260398A JP 2000007999 A JP2000007999 A JP 2000007999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive composition
- composition
- acid
- stabilizer
- sterilization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L24/00—Surgical adhesives or cements; Adhesives for colostomy devices
- A61L24/04—Surgical adhesives or cements; Adhesives for colostomy devices containing macromolecular materials
- A61L24/06—Surgical adhesives or cements; Adhesives for colostomy devices containing macromolecular materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/02—Drugs for dermatological disorders for treating wounds, ulcers, burns, scars, keloids, or the like
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/04—Antipruritics
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J4/00—Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Surgery (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
着剤の性能を犠牲にすることなく貯蔵寿命がより長い改
良された接着剤組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 液相状態及び気相状態の重合性1,1−
二置換エチレンモノマーと、少なくとも1つの気相アニ
オン系安定化剤と少なくとも1つの液相アニオン系安定
化剤とからなり、該少なくとも1つの液相アニオン系安
定化剤は極めて強い酸であり、あるいは少なくとも1つ
の液相アニオン系安定化剤な強酸であり、かつ該少なく
とも1つの気相アニオン系安定化剤は三弗化ホウ素及び
弗化水素からなる群から選ばれた少なくとも1つの化合
物からなることを特徴とする接着剤組成物。
Description
成物及びポリマー接着剤組成物並びに産業用及び医療用
用途にこれら組成物を製造する方法に関する。
剤組成物は、産業用(家庭用用途も含む)及び医療用用
途の両方に用いられている。これらの接着剤には、α―
シアノアクリレート等の1,1−二置換エチレンモノマ
ー及びポリマーが含まれる。このようなモノマー及びポ
リマーが有する接着性が発見されて以来、硬化速度、こ
れらのモノマー及びポリマーは、結果として形成される
結合強度及びそれらの比較的簡単に使用できることによ
り広い用途を見出してきた。これらの特徴によって、α
―シアノアクリレート接着剤が接着プラスチック、ゴ
ム、ガラス、金属、木材及びより最近では生物組織等の
多大な用途にまず第1に選択されるようになっている。
チレン接着剤組成物を工業的に製造することを最適化す
る工程を通じて速い硬化速度でかつ高い結合強度を有す
る接着剤が得られるようになった。しかしながら、速い
硬化速度でかつ高い結合強度を有する接着剤を提供する
要望は、貯蔵寿命について問題を呈するに到った。これ
らの接着剤の貯蔵寿命は主に安定性(即ち、組成物の性
質の恒常性)、未硬化時の物理的性質、接着剤の硬化速
度ならびに組成物の最終硬化時の物性に関するものであ
る。例えば、α―シアノアクリレートモノマー組成物の
貯蔵寿命は、許容できないレベルで重合が生ずる前に組
成物を貯蔵することが可能な時間に関連している。組成
物が製造された用途についてのその有用性を減少させる
ような重合生成物のレベルによってこの許容できないレ
ベルが示される。
は、非常に反応性に富み、空気中或いは動物の細胞の湿
った表面における湿気も含め、開始剤が微量でも存在す
ると急速に重合することが知られている。α―シアノア
クリレートのモノマーは、アニオン重合可能、ラジカル
重合可能あるいはzwitterions あるいはイオン対によっ
て重合可能でそれによってポリマーを形成する。一旦重
合が開始すると、硬化速度は非常に早くなる可能性があ
る。従って、長期間の貯蔵寿命を有するα―シアノアク
リレートモノマー組成物を得るためには、しばしばアニ
オン系安定剤及びラジカル系安定化剤等の重合阻止剤を
組成物に加えることが行われている。しかしながら、こ
のような安定化剤を加えることは、組成物の硬化速度を
かなり遅くすることになる可能性があるので、工業的に
αーシアノアクリレート接着剤を製造する際には、添加
する安定化剤の量を最小限として硬化速度に悪影響が出
ないようにしている。
剤のひとつに二酸化硫黄がある。残念ながら、この安定
化剤は安定化効果をもたらすが、組成物が加齢するにつ
れて硬化速度を減少させる。このことは、二酸化硫黄が
継続して酸化され同じくアニオン系安定化剤である硫酸
となることによる。組成物中の硫酸の濃度が増大するに
つれて、組成物の硬化速度は減少する。この影響は、し
ばしば「速度低下」と言われるが、工業的にα―シアノ
アクリレート接着剤を製造し、貯蔵する際に生ずる重大
な問題である。極端な場合には、硫酸のレベルが高くな
ってモノマー組成物が硬化できなくなるという場合もあ
る。さらに、二酸化硫黄が硫酸に変化することによって
気相の二酸化硫黄の量が減少し、これが最終的に容器の
ヘッド空間(気相)内でポリマーが形成されることにも
なる。容器内でこのように重合すると、さらに組成物の
貯蔵寿命が短縮することにもなる。
え、1,1−二置換エチレン接着剤は医療用とでも用い
られてきた。これらの用途としては、傷を閉止する場合
の外科的縫合及びステープルの代替品あるいは補助品と
して用いられたり、また裂傷、擦過傷、やけど、口内
炎、炎症及び他の開口性表面傷等の表面性傷を被覆保護
するために用いられている。医療用途で用いるシアノア
クリレート接着剤は、少なくとも2ヶ月の貯蔵寿命を有
することが好ましい。有益な貯蔵寿命を得るため、アニ
オン系安定化剤やラジカル安定化剤がモノマー組成物に
加えられている。
No.3,559,652およびLeung et al
の米国特許明細書No.5,582,834に開示され
ているように、医療用で用いられるアルファーシアノア
クリレート組成物に適する安定化剤としては、二酸化硫
黄、酸化窒素及び三弗化ホウ素等のルイス酸及びハイド
ロキノン、モノメチルエーテルハイドロキノン、ニトロ
ハイドロキノン、カテコール及びモノエチルエーテルハ
イドロキノン等のラジカル安定化剤等がある。アニオン
系安定化剤である二酸化硫黄及びスルホン酸とを組み合
わせることも知られており、例えば英国特許出願GB2
107328Aに開示されている。しかしながら、この
ような2つの安定化剤を組み合わせて使用することによ
ってもたの1,1−二置換エチレン接着剤組成物に見ら
れる「速度低下」の問題を解決することにはならない。
で用いるシアノアクリレート組成物は無菌状態である必
要がある。これらの組成物を無菌性としその状態を保つ
ことが重要であるので、アニオン系殺菌剤あるいはラジ
カル系殺菌剤等の添加剤をα―シアノアクリレート組成
物に加える場合、殺菌をする前に加えるべきである。し
かしながら、添加剤のタイプ及び数とに関わらず、α―
シアノアクリレート接着剤組成物を殺菌することはしば
しば困難なことがある。例えば、加熱殺菌やイオン放射
等の広く行われている殺菌方法はシアノアクリレートモ
ノマー組成物で使用するのに適していない場合がしばし
ばある。安定化剤が存在する場合でも、殺菌工程中にモ
ノマーが重合するために問題が生ずる。多くの場合、殺
菌によって引き起こされる重合が進みすぎ、結果として
得られる生成物が使用できなくなることもある。さら
に、殺菌した製品がなお使用可能であるとしても、室温
での貯蔵寿命が製品が商業化には不適切な程度まで短く
なってしまう場合もあり。
をパッキングして殺菌するために用いられている方法は
効能及び生産性を上げるために、パッキング工程及び殺
菌工程をすばやく連続的に行うべきであるとの認識の下
に開発されてきたものである。しかしながら、これらの
方法では、全てのパッキング材料において接着剤組成物
の所望の貯蔵寿命を得ることはできなかった。
の殺菌剤は消費されあるいは他の化合物に変化する可能
性がある。McDonnel等の米国特許明細書No.
5,530,037には、低いレベルの二酸化硫黄を使
用してシアノアクリレートを殺菌する場合には、殺菌工
程中に全ての二酸化硫黄が硫酸に変わることが開示され
ている。低いレベルの二酸化硫黄を使用することによっ
て殺菌工程中での重合化を最小限とすることが出来ると
ともに殺菌したα―シアノアクリレート接着剤組成物の
貯蔵寿命を延ばすことができるが、最初の組成物中に二
酸化硫黄を増量して存在させておくことによって貯蔵寿
命を伸ばすことができるかもしれない。しかし残念なが
ら、当初安定化剤のレベルが高いと、接着剤の一般的特
性が害される可能性があり、得られる貯蔵寿命は希望す
るものより短くなってしまう。
いことに、100ppm(最終濃度)の二酸化硫黄と組
み合わせてラジカル安定化剤ブチル化ヒドロキシアニソ
ール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BH
T)とを用いても、これらのものが実質的に1000p
pm以上の濃度で存在しなければガンマ放射により殺菌
する際にα―シアノアクリレート接着剤組成物を安定化
するのに有効ではないことが開示されている(McDo
nnell等の特許の実施例4参照)。従って、産業上
の用途及び医療用途の両方において接着剤の性能を犠牲
にすることなく貯蔵寿命がより長い改良されたα―シア
ノアクリレート接着剤モノマー組成物に対する需要が存
在している。
物、該接着剤組成物を製造する方法並びに該接着剤組成
物を殺菌する方法を提供することを目的とする。この改
良した組成物は、安定化剤を新規に組み合わせることに
よって得られる。
モノマーと、蒸気状態(本明細書では“気相アニオン系
安定化剤”としても言及する)を安定化する少なくとも
1つの安定化剤と、液状態(本明細書では“液相”とし
ても言及する)を安定化する少なくとも1つの別の安定
化剤とからなるモノマー含有接着剤組成物を提供する。
本明細書で用いるように、安定化剤は、重合性1,1−
二置換エチレンモノマーの重合が開始するのをブロック
あるいは阻止しあるいは重合性1,1−二置換エチレン
モノマーを含む組成物の全体の重合化率を低減する物質
をいう。重合において、開始時あるいは鎖の延長が阻止
される。実施態様としては、液相安定化剤は強酸であ
り、極めて強い酸が好ましい。
も1つのガス相安定化剤と少なくとも1つの液相安定化
剤とを組み合わせることによって、これらのいずれかの
安定化剤あるいは両方の安定化剤も欠く類似のα―シア
ノアクリレートモノマー組成物に比較して貯蔵寿命が改
善・延長されたモノマー接着剤組成物が得られる。モノ
マー接着剤組成物に重合阻止剤(安定化剤)を加えるこ
とは知られているが、本発明のように単一のモノマー接
着剤組成物と少なくとも1つの蒸気安定化剤と少なくと
も1つの液相安定化剤とを組み合わせることは今までに
認識されていなかった。α―シアノアクリレートモノマ
ーは分子量が小さいので、モノマーの一部は蒸気相に存
在する。このことは熱が加えられたりあるいは発生した
りする殺菌工程では特に当てはまる。理由は、熱によっ
て蒸気相中のモノマーの量が増加するからである。蒸気
相中の不安定なモノマーは、例えば容器の壁で重合す
る。従って、モノマーが希望に反して重合する現象を最
小限に抑えかつ貯蔵寿命を向上するために蒸気相及び液
相を安定化することが必要である。
物を製造する方法も包含する。該安定化組成物の製造方
法は、モノマーと安定化剤とを組み合わせる工程を含
み、またさらにモノマー含有接着剤組成物をパッキング
して殺菌する工程も含むことができる。本発明によって
製造されパッキングされた組成物は、先行技術のα―シ
アノアクリレートモノマー接着剤組成物に比較して、貯
蔵寿命がより長く、従ってその有用性がより拡大されて
いる。
定化剤及び少なくとも1つの液相安定化剤とを含むモノ
マー含有接着剤組成物の殺菌方法を含む。許容されない
レベルの重合反応を生ずることなくモノマー性組成物を
殺菌することができる。従って、本発明は従来の方法で
製造された組成物よりも貯蔵寿命が長くかつポリマーに
対するモノマーの比率の高い殺菌性モノマー含有接着剤
組成物をも提供する。
相安定化剤及び少なくとも1つの液相安定化剤とを両方
をモノマー接着剤を含む組成物に加えることによって安
定なモノマー性接着剤組成物を製造する。本発明に従っ
て少なくとも1つの気相安定化剤及び少なくとも1つの
液相安定化剤とを組み合わせることによって、従来技術
の組成物で達成されたよりも高い程度に組成物のモノマ
ーが重合するのを阻止する。
のではないが、二酸化硫黄、三弗化ホウ素及び弗化水素
を含む既知の安定化剤の中から選択することができる。
モノマー組成物に添加されるアニオン系気相安定化剤の
量は、それと組み合わせて選択する液相安定化剤、安定
化すべきモノマー並びに組成粒に対して用いるパッキン
グ材料による。殺菌工程を完了した後にも気相に存在す
るモノマーを安定化するために少なくとも若干のアニオ
ン系気相安定化剤が気相に残存するに十分な量のアニオ
ン系気相安定化剤を加える。好ましくは、200ppm
の濃度となるように各アニオン系気相安定化剤を加える
ことが好ましい。好ましい実施例では、各アニオン系気
相安定化剤は約1乃至200ppm、より好ましくは約
10乃至75ppm、さらに好ましくは約10乃至50
ppm、最も好ましくは約10乃至20ppmで存在さ
せる。過大な実験をすることなく既知の技法を用いれば
当業者は、使用量を決定できるであろう。
アニオン系安定化剤を含んでいる。別の実施例では、特
に、サン弗化ホウ素あるいは弗化水素の安定化剤を含ん
でいる。二酸化硫黄及び三弗化ホウ素あるいは弗化水素
を組み合わせることが好ましい実施例もある。
剤が極めて強い酸である。本明細書で用いるように、極
めて強い酸とは水性pKa が1.0未満である酸をい
う。適当な極めて強い酸性安定化剤には、限定すること
は意図しないが、極めて強い鉱酸及び/又は酸素化酸が
ある。このような極めて強い酸のれいとしては、限定す
ることは意図しないが、硫酸(pKa −3.0)、過塩
化酸(pKa −5.0)、塩酸(pKa −7.0)、臭
酸(pKa −9.0)、弗化スルホン酸(pKa<―1
0.0)、塩化スルホン酸(pKa −10.0)があ
る。実施例としては、最終濃度が1−200ppmとな
るように極めて強い酸性液相アニオン系安定化剤を添加
する。好ましくは、極めて強い酸性液相アニオン系安定
化剤を約5乃至80ppm、より好ましくは約10乃至
40ppmの濃度で存在させる。当業者であれば、使用
する極めて強い酸性液相アニオン系安定化剤の量は、過
大な実験をすることなく既知の技法を用いれば決定でき
るであろう。
系安定化剤は、硫酸、過塩素酸あるいは塩化スルホン酸
である。さらに好ましくは、極めて強い酸性液相アニオ
ン系安定化剤は硫酸である。
安定化剤として用い、硫酸を液相アニオン系安定化剤と
して用いている。
及び/又は弗化水素と極めて強い酸性安定化剤とを組み
合わせて用いることもできる。このような組み合わせ
は、プラスチック製容器に関してはでは特に有益であ
り、また、本発明の全てのモノマー接着剤組成物に対し
て適用可能ではあるが、産業上の用途に対するモノマー
接着剤組成物に特に適合する。三弗化ホウ素及び弗化水
素も酸化されて液相アニオン系安定化剤とはならないの
で、気相アニオン系安定化剤として三弗化ホウ素及び/
又は弗化水素を用いることによって組成物の「速度ロ
ス」を回避できる。従って、これらの気相アニオン系安
定化剤を用いることによって特に貯蔵寿命が延びた組成
物が得られる。
/又は弗化水素と二酸化硫黄及び極めて強い酸のアニオ
ン系安定化剤とを組み合わせて用いるものもある。例え
ば、酸弗化ホウ素、二酸化硫黄及び硫酸とを組み合わせ
て用いることもできる。この組み合わせでは、二酸化硫
黄及び極めて強い酸のアニオン系安定化剤との関連では
少量の三弗化ホウ素或いは弗化水素を含みます。また、
この組み合わせは多くのモノマー接着組成物及びパッキ
ング材料と一緒に用いることも出来ます。三弗化ホウ素
及び/または弗化水素とはパッキング材料上の表面に存
在する不安定化物質を除去する働きをする可能性があ
り、それによってパッキング組成物の貯蔵寿命を短くす
る可能性のある重合開始剤を除去することができる。使
用する三弗化ホウ素及び/または弗化水素の量は容器に
許容できない損傷を与えることなく貯蔵寿命を向上させ
るよう選択すべきである。このような量は、組成物及び
容器をいかに選択するか及びそれらの体積に依存する
が、当業者であれば過大な実験をすることなく決定する
ことができるであろう。
剤は強酸性である。ここで用いている強酸は、2以下の
水溶性のpKaを有する酸である。したがって、強酸に
は、上述したような極めて強い酸が含まれる。
しいが、これらに限られるものではない。このような酸
としては、メタンスルホン酸などのスルホン酸を例示す
ることができるが、これに限られるものではない。本実
施例において、液相強酸安定化剤は、最終的な濃度が2
00ppm以下、好ましくは5〜80ppm、さらに好
ましくは、10〜40ppmとなるように添加する。本
実施例における強酸液相アニオン系安定化剤は有機スル
ホン酸である。
に、適宜少なくとも1種の他のアニオン系安定化剤を含
ませることもできる。ここで、これらの他の安定化剤
は、前記の強酸又は極めて強い酸性の液相アニオン系安
定化剤と対比させて、2次アニオン系安定化剤と呼ぶこ
とにする。一方、前記の強酸又は極めて強い酸性の液相
アニオン系安定化剤は、1次アニオン系安定化剤と呼ぶ
ことにする。2次アニオン系安定化剤は、例えば、接着
剤組成物の架橋速度を調節するために、前記組成物中に
含ませることもできる。
オン系安定化剤よりも高いpKa を有する。そして、架
橋接着剤の分子量同様に、接着剤の架橋速度と安定性を
より正確に調節するために用いることもできる。組成物
の化学的特性が望ましい特性から外れず、組成物の望ま
しい重合を妨害しない限りにおいて、1次アニオン系安
定化剤と2次アニオン系安定化剤のいかなる混合物をも
使用することができる。さらに、医学的用途において、
前記混合物は毒性の許容範囲を越えてはいけない。
〜8の範囲のおける水溶性のpKaイオン定数を有して
いるものが好ましく、さらには2〜6の範囲にあるイオ
ン定数を有しているものが好ましく、特には2〜5の範
囲にあるイオン定数を有しているものが好ましい。2次
アニオン系安定化剤としては、リン酸(pKa =2.
2)、酢酸(pKa =4.8)、安息香酸(pKa =
4.2)、クロロ酢酸(pKa =2.9)、シアノ酢酸
及びこれらの混合物などの有機酸が好ましいが、これら
に限定されるものはない。中でも、酢酸や安息香酸など
の有機酸がこれらの2次アニオン系安定化剤として特に
好ましい。本実施例における酢酸及び又は安息香酸の量
は、25〜500ppmである。酢酸の代表的な濃度は
50〜400ppmであり、好ましくは75〜300p
pmであり、さらに好ましくは100〜200ppmで
ある。リン酸などの比較的強い酸を用いる場合は、その
酸の濃度は20〜100ppmであり、好ましくは30
〜80ppmであり、さらに好ましくは40〜60pp
mである。
ン系液相安定化剤のみを用いた本実施例においては、組
成物が気相アニオン系安定化剤として三フッ化硼素又は
フッ化水素のどちらか一方、若しくはこれら両方を含有
していることが好ましい。これらの実施例において、前
記の強酸液相アニオン系安定化剤に加え、三フッ化硼素
及び/又はフッ化水素を使用することにより、「速度低
下(speed loss)」を防止することができ、
これによって組成物の貯蔵寿命(気相アニオン系安定化
剤として二酸化硫黄を使用した場合に比べて)を向上さ
せることができる。三フッ化硼素及びフッ化水素の両方
とも、液相安定化剤に加える時間の全体にわたって酸化
されることがないため、モノマー状態の接着剤組成物が
重合に要する時間の増加は、組成物の生成過程において
実質的に見られない。三フッ化硼素及び/又はフッ化水
素が気相安定化剤としてのみ使用される実施例において
は、コンテナはガラス製でないことが好ましい。しかし
ながら、ガラス製のコンテナの状態に、重大な影響を与
えないような極めて少ない量の気相アニオン系安定化剤
が用いられる実施例も存在する。
も1種の液相アニオン系安定化剤との混合物を用いるこ
ともできる。例えば、二酸化硫黄と硫酸との混合物、二
酸化硫黄と過塩素酸との混合物、二酸化硫黄とクロロス
ルホン酸との混合物、三フッ化硼素と硫酸との混合物、
三フッ化硫黄と過塩素酸との混合物、三フッ化硼素とク
ロロスルホン酸との混合物、三フッ化硼素とメタンスル
ホン酸との混合物、フッ化水素と硫酸との混合物、フッ
化水素と過塩素酸との混合物、フッ化水素と硫酸との混
合物、又はフッ化水素とメタンスルホン酸との混合物を
使用することができる。さらには、三フッ化硼素、二酸
化硫黄、及び硫酸を混合したものを用いることもでき
る。パッキング材及び組成物を製造・パッキングするた
めに使用した装置と適合することに加えて、選択された
接着剤組成物及び互いがともに適合するようにして、2
種類のアニオン系安定化剤が選択される。換言すれば、
パッキング後において、安定かつ実質的に重合していな
い接着剤組成物が得られるように、気相安定化剤、液相
安定化剤、及びモノマーを選択して混合物を形成すべき
である。
化剤を含有した接着剤組成物(これはまた、遊離基の停
止剤又は酸化防止剤として知れらている)に添加された
少なくとも1種の気相アニオン系安定化剤と少なくとも
1種のアニオン系安定化剤を具えた接着剤組成物を提供
することである。α−シアノアクリレート組成物に遊離
基の安定化剤を添加することはよく知られているが、少
なくとも1種の気相アニオン系安定化剤と、少なくとも
1種の液相アニオン系安定化剤と、遊離基の安定化剤と
の混合物を添加することによって得られる利点について
は、過去において認識されていなかった。本発明の組成
物は、上述のような態様を有するため、貯蔵寿命が向上
する。加えて、少なくとも1種の気相アニオン系安定化
剤及び少なくとも1種の液相アニオン系安定化剤を安定
化剤を具えた組成物に添加することによって、貯蔵寿命
が改善された安定かつ無菌の組成物が得られるように無
菌化される。
る。薬剤を有している組成物は、医薬用途として好まし
い場合が度々ある。薬剤は充填に先立ってモノマーを含
有した接着剤組成物に添加するか、若しくはモノマーを
含有した接着剤組成物に適用する以前に、組織に適用す
る。薬剤は、その薬剤としての機能の他に、モノマー組
成物の重合を開始及び/又は加速する作用を有する。
剤、バクテリオシン、精菌、抗感染薬、ステロイド、麻
酔剤、殺菌剤、抗炎症剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗腫
瘍剤、成長促進剤、及びこれらの化合物などを例示する
ことができるが、これらに限定されるものではない。代
表的な薬剤としては、塩化ベンザルコニウム、ベンゼト
ニウムクロライドなどの第4級アンモニウムハライド
と、クロロヘキサンサルフェート(chlorhexi
dine sulfate)と,ゲンタマイシンサルフ
ェートと、過酸化水素と、キノロンと、チオ尿素と、酢
酸銀、安息香酸銀、炭酸銀、塩化銀、クエン酸銀、ヨウ
化銀、及び硫酸銀(これらに限定されない)を含んだ銀
塩と、次亜塩素酸ナトリウムと、銀、ナトリウム、及び
亜鉛の塩(これらに限定されない)を含んだサルファサ
ラジンの塩と、これらの混合物とを例示することができ
るが、これらに限定されるものではない。好ましい薬剤
は、アニオン系、又はラジカルの発生を助長するもの、
さらには、イオン対、ラジカルなどである。
を含んだアルキルを有するアルカリベンジルジメチルア
ンモニウムクロライド(塩化ベンザルコニウム:BA
C)、その純粋な化合物、又はこれらの混合物などの第
4級アンモニウムハライド、あるいは銀、ナトリウム、
亜鉛の塩などのサルファラジンの塩などが薬剤として好
ましい。
(すなわち、薬剤が適用された組織において)、薬学的
な効果を発揮することができる。あるいは、体系的な効
果(体系的とは、患者の身体全体のみではなく、薬剤が
適用された箇所以外の部分をも意味する)を発揮するこ
とができる。薬剤が薬学的効果を発揮するに十分な量が
用いられた実施例においては、薬剤は吸収、輸送され、
若しくは薬学的活性が望まれている患者の箇所、例え
ば、心臓やリンパ系に分配される。薬剤は、粉末又は固
形フィルムなどの固体の状態、あるいは水状、粘性状、
ペースト状といった液体の状態で存在する。また、薬剤
には、界面活性剤、乳化剤、ビヒクルなどの添加剤を加
えることもできる。
裂傷、やけど、又は擦り傷などの皮膚の怪我、あるいは
粘膜の傷を含んだ(これらに限定されるものではない
が)表面的又は局所的な病理学を取り扱う方法をも含ん
でいる。この方法は、薬剤を含んだ接着剤組成物の製
造、及びこの組成物を処置されるべき箇所に適用するこ
とを含んだものである。あるいは、(a)薬剤(重合開
始剤又は重合促進剤)を組織部分に適用すること、
(b)重合可能なモノマー含有接着剤組成物を前記薬剤
に適用すること、(c)前記組成物を重合すること、
(d)適宜前記組成物を少なくとも1回同じ箇所に適用
すること、を含んでいる。
厚は、好ましくは1〜10,000μmであり、例え
ば、1〜1000μmである。実施例においては、少な
くとも5mmHg、好ましくは5〜400mmHg、さ
らに好ましくは50〜400mmHgのフィルム強度を
持つように前記フィルムを形成する。
輸送する方法を提供する。この方法は、薬剤を含有した
組成物を製造すること、組成物をある箇所に適用するこ
と、前記組成物を重合すること、及び前記薬剤が目的と
する箇所に輸送するに十分な時間、前記箇所に接触した
状態で前記重合した組成物を保持すること、を含んでい
る。または、(a)薬剤(重合開始剤及び/又は重合促
進剤)をある箇所(例えば、組織に直接)に適用するこ
と、(b)重合されるモノマー含有組成物を前記薬剤に
適用すること、(c)適宜、前記組成物を少なくとも1
回は前記箇所に適用すること、を含んでいる。フイルム
の厚さ及び強度としては、上述したようなものが好まし
い。
組織と接触している時間の全体を通じて、一定の割合、
又は一定に近い割合で組織に投与される。また、本発明
は、本発明の組成物をユーザに提供するためのキットを
提供する。本実施例において、本発明は、薬剤を患者に
届けるためのキットを提供する。この実施例において、
前記キットは、シアノアクリレート接着剤などの重合可
能なモノマー組成物を有するコンテナを具えている。ま
た、前記キットは、薬剤を有する他のコンテナを具えて
いる。あるいは、前記キットは、接着剤と薬剤との双方
を有する組成物を保持する1つのコンテナを具えること
もできる。実施例において、前記キットは多数のコンテ
ナを具えている。各々のコンテナは、1以上の重合可能
なモノマー、及び1以上の薬剤を保持している。コンテ
ナのいくつかは、接着剤と薬剤との混合物を保持するこ
ともできる。
物が結合した状態において、前記モノマーの重合を開始
させる、又は高分子接着剤を形成するためのモノマーの
重合速度を改良(すなわち、加速する)機能を有するよ
うに、前記薬剤を選択する。薬剤と、これに適合した重
合可能なモノマーとは、当業者から容易に決定される。
前記薬剤は、局所的(すなわち、組織に直接)に適用し
た場合に、薬学的な効果を発揮するような量だけ前記キ
ットに供給する。
造し、殺菌することができる。代表的には、無菌化α―
シアノアクリレート組成物は、大容量(すなわち、1.
5mL)の状態において殺菌されなければならない。医
学的な用途に適用する場合、最初の使用において、前記
組成物に不純物が混入する恐れがあるため、前記組成物
の多くを廃棄されることから、前記のような大容量は好
ましくない。したがって、少ない容量において、無菌化
されたα―シアノアクリレートを提供することが好まし
い。本発明にしたがい、遊離基安定化剤と結合させて、
少なくとも1種の気相アニオン系安定化剤、及び少なく
とも1種の液相アニオン系安定化剤を用いることによ
り、1mL以下の接着剤合成剤の殺菌が可能になる。し
たがって、本発明における上記のような態様の無菌化さ
れた組成物は、現在使用されている無菌組成物を改善す
るものである。
テナ)毎の接着剤組成物の容量が1mL以下となるよう
に、本発明の組成物を包装する。より好ましくは、接着
剤組成物の容量が0.6mL以下となるように包装す
る。本発明の組成物は、特に限定されるものではない
が、乾燥加熱殺菌、ガンマ線照射、マイクロ波照射、及
び電子線照射などの適切な手段によって殺菌される。
殺菌される。組成物が医学的用途に使用される実施例に
おいて、無菌化された組成物は、その有効寿命の間を通
じて、活動している組織に与える毒性が低いレベル似あ
ることが必要である。本発明によれば、少なくとも1種
の気相及び少なくとも1種の液相アニオン系安定化剤
は、モノマーの重合(すなわち、組成物の重合)を十分
に禁止することができる。また、無菌化は、重合のレベ
ルが好ましくない段階に達することなく、または、従来
の技術で開示したような方法から生じる過渡の安定化に
よる架橋速度を増加させることなく達成することができ
る。例えば、本発明の実施例にしたがった無菌化された
組成物は、殺菌の結果として粘度が300%以下の範囲
で増加した。粘度レベルは公知の方法によって決定され
る。例えば、スピンドルサイズCPー40を具えたブル
ックフィールド・コーン・プレート粘度計(Brook
field Cone−Plate Viscomet
er)を用いて、室温(約21〜25℃)において測定
される。この装置は、粘度参照基準(Viscosit
y Reference Standard)を用い
て、テストサンプルと同じ範囲内において標準化され
る。各試料は3回測定され、その平均値が記録される。
のではないが、ガラス、プラスチック、金属パッケー
ジ、及びフィルム状のパッケージを含んだ材料から形成
された、適切なコンテナ中に包装される。前記組成物が
分別され、コンテナ又はモノマー組成物の成分に好まし
くないダメージや劣化を生じないようなコンテナを用い
ることが適切である。プラスチックは、乾燥加熱殺菌温
度(代表的なものとしては、少なくとも、160℃)で
使用した場合、その安定性を欠落してしまうので、この
ような乾燥加熱殺菌を使用する場合は、ガラスを用いる
ことが好ましい。例えば、アンプル、水薬ビン、注射
器、ピペットなど(これらに限定されるものではない)
のコンテナを例示することができる。好ましい実施例に
おいては、密封性のコンテナを具えている。コンテナ
は、いかなるサイズであってもよいが、実施例において
は全容積が1mL以下のものを使用している。例えば、
全容積が1mLのコンテナには、0.6mLのモノマー
組成物が含まれている。
ン・ダイジェスト(SoybeanCasein Di
gest)媒体上において播種させ、32〜35℃で1
4日温置させた後、バクテリアの成長がないことが必要
である。USPXXIII <1211>の「Steriz
ation and Sterility Assur
ance of Compendial Artiic
les」にしたがって標準的な手順及び物質が選択する
必要がある。
そして実質的に重合していないα−シアノアクリレート
組成物をガラスアンプル中に設ける。ガラスアンプル中
のα−シアノアクリレート接着剤組成物を包装し殺菌す
るために、気相アニオン系安定化剤として二酸化硫黄を
用い、液相アニオン系安定化剤として硫酸を用い、前記
組成物を前記アンプル中に入れ、前記アンプルを密封し
た後、殺菌する以前に、予め決められた時間、例えば、
1日以上放置することが特に好ましい。この方法は、殺
菌工程中及び/又は直後において、組成物の好ましくな
い重合を減少させる結果をもたらす。このようにして得
られた安定かつ無菌の接着剤組成物は、現在使用されて
いる包装及び殺菌方法によって得られたものに比較し
て、多分散性が低く、好ましくない重合生成物に対する
モノマーの割合が高い。このように処理された組成物
は、殺菌中にモノマーが高分子に変換する割合が実質的
に存在しない。モノマーを含有したガラスアンプルの殺
菌は、乾燥加熱殺菌を含んだ種々の殺菌方法を用いて行
うことができる。
安定性、したがって貯蔵寿命をさらに向上させることが
できる。さらに、注意深いパッキング(すなわち、コン
テナに分配し)、及び殺菌手順を踏むことによって、前
記貯蔵寿命をさらに延ばすことができる。組成物の準備
と殺菌のために要求される時間を最小にするための、上
述したような好ましい態様とは反対に、組成物を包装す
る、特にガラス中に包装する時間と殺菌中及び殺菌直後
の好ましくない高分子生成物の減少を生じさせる殺菌の
時間との間隔を所定の時間空ける。この工程は、重合さ
れるモノマーを含んだ液状の接着剤組成物をガラス製の
コンテナに設置する時間と、それを殺菌する時間との間
隔を最適な状態にする。ここで開示した新規な組成物と
相俟って、この方法は、モノマーの好ましくない重合レ
ベルを最小、あるいは除去する。したがって、安定かつ
無菌の接着剤組成物が提供される。
用途において、包装方法とモノマー含有組成物の殺菌方
法とを含むものである。実施例において、その方法は、 A)モノマー含有接着剤組成物を適切なコンテナに分別
すること、 B)前記モノマー含有接着剤組成物、及び前記コンテナ
を製造するために用いている材料に依存するとともに、
殺菌中の前記組成物の安定性を向上させるように選択し
た所定の時間放置すること、 C)前記組成物を殺菌すること、を具えている。
は空気中などの酸素含有雰囲気下において分別する(こ
れらに限定されない)ことを含んだ当業者にとって公知
の技術を用いて行うことができる。
を含んでいる。好ましくは、コンテナの密封は工程Aと
工程Bとの間(分別の後であって放置の前)、あるいは
工程Cの後(殺菌後)に行う。しかしながら、工程Bの
後(所定の時間の放置の後)のコンテナの密封も、本発
明においては可能である。コンテナの密封を工程Cの後
に行う場合は、組成物の無菌性が損なわれないように注
意する必要がある。最も好ましくは、工程Aと工程Bと
の間にコンテナの密封を行うことが好ましい。
菌する時間との間隔は、殺菌直後に、殺菌前の粘度に対
して、15〜20%以下の範囲で粘度が上昇した組成物
が得られるように調節することが好ましい。しかしなが
ら、殺菌前の粘度に対して200%までの粘度上昇が許
容範囲である。さらには、無菌化された組成物は、殺菌
以前の組成物に対して50%以下の範囲の粘度を有して
いることが好ましい。最も好ましくは、組成物の粘度が
殺菌処理前後において変化しない(すなわち、20%未
満)ことである。モノマー接着剤組成物が適用される用
途において高い実用性を有するためには、この組成物の
殺菌後の粘度上昇が殺菌前の粘度に対して200%以下
であることが必要である。一般に、殺菌中の粘度増加は
モノマー含有組成物の早期エージングと判断することが
できる。これは、その有用な貯蔵寿命を、特に温度が低
い状態で保存されていない場合において、劣化させてし
まう。加えて、粘度の変化は、一般的には好ましくな
い、モノマー含有組成物の反応性の変化の指標でもあ
る。
ング材料、及び使用する安定化剤の相性に依存する。ガ
ラス製のコンテナを使用する場合、前記所定の時間間隔
は、好ましくは少なくとも1日(24時間)であり、代
表的なものとしては約2日である。前記所定時間の上限
は、ユーザの実用の観点及び利便性の観点からのみ決定
される。
前記組成物を分別する時間と前記組成物を殺菌する時間
との所定の時間間隔は、安定化剤、特に液相アニオン系
安定化剤が、包装材料の表面中に存在している非安定材
料と反応し除去するに十分な時間を提供する。例えば、
ガラス製のコンテナを密封すると、清浄されたガラスが
作製される。密封後に放置することによって、アニオン
系安定化剤が新しいガラスと反応し、組成物に対して新
たに晒されたアルカリ物質を除去するに十分な時間が提
供される。
公知の方法によって行われる。特に限定されるものでは
ないが、物理的及び照射手段を用いた方法を含む方法に
よって行うことが好ましい。どのような方法を用いても
構わないが、殺菌化されるべき組成物に適合したもので
あることが必要である。特に限定されるものではない
が、物理的な方法として熱殺菌を例示することができ
る。照射手段を用いた方法としては、特に限定はされな
いが、ガンマ線照射、電子線照射、及びマイクロ波照射
を例示することができる。熱殺菌を用いた方法が好まし
い。最も好ましいのは、乾燥加熱殺菌である。
組成物を包装し殺菌する方法を提供する。ここにおい
て、組成物は医学的用途としての接着剤をも含んでい
る。好ましい実施例においては、モノマー液相接着剤組
成物の重合は実質的に開始されない。このような重合
は、殺菌工程によって引き起こされるモノマーの実用性
に影響を及ぼす。無菌化された液相接着剤組成物は、良
好な貯蔵寿命と優れた安定性とを示す。
くはモノマー接着剤組成物(プレポリマーを含む)であ
る。実施例においては、前記モノマーは、1,1−二置
換エチレンモノマー、例えば、α−シアノアクリレート
である。本発明の好ましいモノマー組成物、及びそれか
ら得られる重合体は、出血を止める、あるいは開いた傷
口を覆うための組織接着剤、貼付剤として有効に用いる
ことができる。さらには、他の吸収及び非吸収の生化学
的な用途にも用いることができる。例えば、外科的な切
開または外的に切り裂かれた組織に対して使用すること
ができる。さらには、傷から流出する血液を遅延させた
り、薬物輸送、やけどの手当、皮膚、または他の表層部
分あるいは他の表面部分の傷(すり傷や生傷、及び/又
は口内炎)の手当、ヘルニア治療、メニスカス治療、生
きた組織の修正(aidingrepair)と再成長
などに使用することができる。本発明の他の好ましいモ
ノマー、及びそれから得られる重合体は、結合ゴム、プ
ラスチック、木材、複合物、織物、他の天然及び合成材
料などに使用することができる。
される。例えば、アニオン重合、遊離基重合、または両
性イオン、あるいはイオン対用いて重合することによ
り、重合体を形成する。このようなモノマーには、重合
体を形成するものが含まれるが、これらが生分解性を有
することは要求されない。このようなモノマーとして
は、例えば、ルング(Leung)らによるUSP5,
328,687に開示されているものを使用することが
できる。そこに記載されているモノマーは、総て本発明
において使用することができる。本発明において有用な
1,1−二置換エチレンモノマーは、特に限定されるも
のではないが、下式(I)で表されるモノマーを用いる
ことが好ましい。 (I) HRC=CXY ここで、X及びYは、各々強い電子吸引性基であり、R
はHまたは−CH=CH2 であり、X及びYの双方がシ
アノ基である場合は、C1 −C4 アルキル基である。
α−シアノアクリラート、ビニリデンシアニド、ビニリ
デンシアニドのC1 〜C4 のアルキル同族体、ジアルキ
ルメチレンマロナート、アシルアクリロニトリル、ビニ
ルスルフィナート、およびCH2 =CX’Y’のスルホ
ン酸ビニル(ここで、X’は−SO2 R’、または−S
O3 R’であり、Y’は−CN、−COOR’、−CO
CH3 、−SO2 R’、または−SO3 R’であり、
R’はH、またはヒドロカルビル(hydrocarb
yl)である。)を包含して列挙できる。
しいモノマーはα−シアノアクリラートである。これら
のモノマーは当業者には知られており、[化1]の式
(II)(ここで、R2 は水素であり、R3 はヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビル基である。)、式−R
4 −O−R5 −O−R6 を有する基(ここで、R4 は2
〜4の炭素原子を有する1,2−アルキレン基であり、
R5 は2〜4の炭素原子を有するアルキレン基であり、
R6 は1〜6の炭素原子を有するアルキル基であ
る。)、または[化2]の式を有する基(ここで、R7
は[化3]の式(ここで、nは1〜10、好ましくは1
〜5の炭素原子、R8 は有機成分である。)を有してい
る。
カルビル基の例としては、直鎖または分岐鎖の1〜16
の炭素原子を有するアルキル基;アシロキシ基置換直鎖
または分岐鎖の1〜16の炭素原子のアルキル基、ハロ
アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
またはハロアルキル基;2〜16の炭素原子を有する直
鎖または分岐鎖のアルケニル基;2〜12の炭素原子を
有する直鎖または分岐鎖のアルキニル基;シクロアルキ
ル基;アラルキル基;アルキルアリール基;およびアリ
ール基を包含して列挙できる。
でもよく、直鎖、分岐鎖、または環式、飽和、不飽和、
または芳香族でもよい。このような有機成分の例として
は、1〜8の炭素原子のアルキル成分、2〜8の炭素原
子のアルケニル成分、2〜8の炭素原子のアルキニル成
分、3〜12の炭素原子の環式脂肪族成分、フェニルお
よび置換フェニルのようなアリール成分、ベンジル、メ
チルベンジルおよびフェニルエチルのようなアラルキル
成分を包含して列挙できる。他の有機成分としてはハロ
ゲン成分(例えば、クロロ−、フルオロ−、およびブロ
モ−置換炭化水素)、およびオキシ−置換炭化水素成分
(例えば、アルコキシ置換炭化水素)のような置換炭化
水素成分を含む。好ましい有機基は1〜約8の炭素原子
を有するアルキル、アルケニル、およびアニキニル成
分、およびハロゲン−置換のこれらの誘導体である。特
に好ましくは4〜6の炭素原子のアルキル成分である。
では、R3 は好ましくは1〜10の炭素原子を有するア
ルキル基、または式−AOR9 (ここで、Aは2〜8の
炭素原子を有する2価の直鎖または分岐鎖のアルキレン
またはオキシアルキレン成分であり、R9 は1〜8の炭
素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキル成分であ
る。)を有する基である。
1−メトキシ−2−プロピル、2−ブトキシエチル、イ
ソプロポキシエチル、2−メトキシエチル、および2−
エトキシエチルを包含して列挙できる。
の技術分野で知られた方法により調製できる。U.S.
特許第2721858号および第3254111号はα
−シアノアクリラートの調製法を開示しており、この参
照により全体を取り込む。例えば、α−シアノアクリラ
ートはシアノ酢酸アルキルをホルムアルデヒドと非水有
機溶媒中で塩基性触媒の存在下で反応させ、続いて、重
合阻害剤の存在下で無水中間体ポリマーの熱分解により
調製できる。低水分量で調製され、本質的に不純物のな
いα−シアノアクリラートモノマーは生物医学的な用途
に適する。
−R6 を有する基である。)のα−シアノアクリラート
はU.S.特許第4364876号、キムラ他において
開示された方法に従い調製できる。この参照により全体
を取り込む。このキムラ他の方法では、α−シアノアク
リラートはシアノ酢酸をアルコールでエステル化するこ
とによりシアノ酢酸エステルをつくり、またはシアノ酢
酸アルキルとアルコールをエステル交換し;シアノ酢酸
エステルとホルムアルデヒドまたはパラ−ホルムアルデ
ヒドとを触媒の存在下で0.5〜1.5:1、好ましく
は0.8〜1.2:1のモル比で縮合して縮合物を得;
縮合反応混合物を直ちにまたは縮合触媒を除去した後解
重合して粗シアノアクリラートを得;そして粗シアノア
クリラートを蒸留して、高純度のシアノアクリチートを
得ることにより調製される。
を基を有する基である。)のα−シアノアクリラートは
U.S.特許第3995641号、Kronentha
l他に記載された手順に従って調製でき、この参照によ
り全体を取り込む。Kronenthal他の方法で
は、このようなα−シアノアクリラートモノマーはα−
シアノアクリル酸のアルキルエステルを環式1,3−ジ
エンと反応させてディールス・アルダー付加物を形成
し、その後、これをアルカリ加水分解し、酸性化して相
当するα−シアノアクリル酸付加物を形成することによ
り調製される。α−シアノアクリル酸付加物は好ましく
はブロモ酢酸アルキルによりエステル化されて、相当す
るカルバルクオキシメチルα−シアノアクリラート付加
物を形成する。あるいは、α−シアノアクリル酸付加物
を塩化チオニルと反応させてα−シアノアクリルハロゲ
ン化物付加物に転化してもよい。その後、α−シアノア
クリルハロゲン化物付加物をヒドロキシ酢酸アルキルま
たはメチル置換ヒドロキシ酢酸アルキルと反応させて相
当するカルバルクオキシメチルα−シアノアクリラート
付加物またはカルバルクオキシアルキルα−シアノアク
リラート付加物をそれぞれ得る。環式1,3−ジエンブ
ロッキング基は最終的に除去され、カルバルクオキシメ
チルα−シアノアクリラート付加物またはカルバルクオ
キシアルキルα−シアノアクリラート付加物はわずかに
不足する無水マレイン酸の存在下でその付加物を加熱す
ることにより相当するα−シアノアクリル酸カルバルク
オキシアルキルに転化される。
ペンタジエン酸エステルおよび[化5]の式(III)
(ここで、Zは−CH=CH2 であり、R3 は上記のと
おりである。)のα−シアノアクリラートを包含して列
挙できる。式(III)のモノマー(ここで、R3 は1
〜10の炭素原子のアルキル基である。すなわち、2−
シアノペンタ−2,4−ジエン酸エステル)は適切な2
−シアノ酢酸エステルをアクロレインと塩化亜鉛のよう
な触媒の存在下で反応させることにより調製できる。2
−シアノペンタ−2,4−ジエン酸エステルのこの調製
法は、例えば、U.S.特許第3554990号に記載
されており、この参照により全体を取り込む。
クリラートは2−オクチルシアノアクリラートのような
シアノアクリル酸オクチルを含むα−シアノアクリル酸
アルキル;シアノアクリル酸ドデシル;シアノアクリル
酸エチルヘキシル;シアノアクリル酸メトキシエチル;
シアノアクリル酸2−エトキシエチル;シアノアクリル
酸n−ブチルのようなシアノアクリル酸ブチル;シアノ
アクリル酸エチル;シアノアクリル酸メチル;シアノア
クリル酸3−メトキシブチル;シアノアクリル酸2−ブ
トキシエチル;シアノアクリル酸2−シソプロポキシエ
チル;およびシアノアクリル酸1−メトキシ−2−プロ
ピルである。より好ましいモノマーはα−シアノアクリ
ル酸エチル、α−シアノアクリル酸n−ブチルおよびα
−シアノアクリル酸2−オクチルである。本発明の医学
的目的に使用されるモノマーは非常に純粋であり、不純
物をほとんど含まないことが求められる(例えば、外科
的用途の程度に)。産業的目的で使用されるモノマーは
そのように純粋である必要はない。
剤、天然ゴムまたは合成ゴム等の添加剤を任意に含むこ
とができる。このような添加剤は当業者には周知であ
る。一般に、このような添加剤が接着剤組成物中に含ま
れる場合には、この組成物は不安定になり、例えば、貯
蔵寿命が短くなったりまたは硬化速度に逆効果であった
りする。しかし、本発明の組成物は、これらの既知の添
加剤を含む場合に、先行技術にみられるようなレベルの
逆効果を示さない。こうして、本発明は現在出回ってい
る組成物を超えて改良するものである。
ーに可撓性を与える少なくとも1つの可塑化剤を任意に
含むことかできる。可塑化剤は好ましくはほとんどまた
は全く水分を含まず、モノマーの安定性や重合にあまり
影響を与えないことが必要である。このような可塑剤は
重合された組成物において、創傷、切り口、擦傷、ただ
れを閉じたり覆ったりするのに、あるいは接着剤の可撓
性が望まれるその他の用途に使用するのに役立つ。
チルトリブチル、セバシン酸ジメチル、りん酸トリエチ
ル、りん酸トリ(2−エチルヘキシル)、りん酸トリ
(p−クレシル)、三酢酸グリセリル、三酪酸グリセリ
ル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジオクチル、ミリ
スチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン
酸、トリオクチルトリメリタート(trimellit
ate)、グルタル酸ジオクチル、およびこれらの混合
物を包含して列挙できる。好ましい可塑剤は、クエン酸
トリブチルおよびクエン酸アセチルトリブチルである。
具体的には、好適な可塑化剤は、ポリエチレングリコー
ル(PEG)エステルおよびキャップされた(capp
ed)PEGエステルまたはエーテル、グルタル酸ポリ
エステルおよびアジピン酸ポリエステルのような重合性
可塑剤である。
で、より好ましくは30重量%まで、もっとも好ましく
は10重量%までの量で可塑化剤を添加することによ
り、可塑化剤を添加していない重合されたモノマーを超
えて重合されたモノマーのフィルム強度(例えば、粘り
強さ)が増す。
トロープ剤を任意に含むことができる。好適なチキソト
ロープ剤は当業者に知られており、シリルイソシアナー
トで処理されたようなシリカゲル等を包含して列挙でき
るが、これに限定されるものではない。好適なチキソト
ロープ剤の例としては、例えばU.S.特許第4720
513号に開示されており、この参照により、全体を取
り込む。
に少なくとも1つの天然ゴムまたは合成ゴムを含むこと
ができる。これは、本発明の組成物を特に産業的に使用
する場合に好ましい。好適なゴムは当業者に知られてい
る。このようなゴムはジエン、スチレン、アクリロニト
リル、およびこれらの混合物を包含して列挙できるが、
これに限定されない。好適なゴムの例は、例えば、U.
S.特許第4313865号および第4560723号
に開示されており、この参照により、全体を取り込む。
ル安定剤を含んで構成される。好適なラジカル安定剤の
例としては、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエ
ーテル、カテコール、ピロガロール、ベンゾキノン、2
−ヒドロキシベンゾキノン、p−メトキシフェノール、
t−ブチルカテコール、ブチル化ヒドロキシアニソール
(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、
t−ブチルヒドロキノン、およびこれらの混合物を包含
して列挙できる。具体的には、BHAのような安定化剤
の量は約1000〜5000ppmである。
組成物は、ポリマーをインビボで生物分解する間に生成
される活性なホルムアルデヒドの濃度を下げるのに有効
な生物学的適合性のある薬剤(「ホルムアルデヒド濃度
低下剤」とする。)を少なくとも1つ含むことができ
る。好ましくは、この成分はホルムアルデヒド捕捉剤化
合物である。本発明で役立つホルムアルデヒド捕捉剤化
合物の例としては、亜硫酸塩;重亜硫酸塩(bisul
fite);亜硫酸塩と重亜硫酸塩の混合物;亜硫酸ア
モニウム塩;アミン;アミド;イミド;ニトリル;カル
バメート;アルコール;メルカプタン;たんぱく質;ア
ミン、アミドおよびたんぱく質の混合物;環式ケトンお
よびb−ジカルボニル基を有する化合物のような活性メ
チレン化合物;およびカルボニル基を含まずNH基を含
み、窒素原子または炭素原子から形成されたヘテロ環式
化合物(この環は不飽和であり、またはフェニル基に結
合する場合は不飽和あるいは飽和であり、NH基は炭素
原子または窒素原子に結合し、この原子は二重結合で別
の炭素原子または窒素原子に直接結合する。)を包含し
て列挙できる。
して役立つ重亜硫酸塩および亜硫酸塩は、リチウム塩、
ナトリウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩、例えば、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸
カリウム、重亜硫酸リチウム、重亜硫酸アンモニウム、
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、
亜硫酸アンモニウム等である。
ば、アニリン、ベンジジン、アミノピリミジン、トルエ
ン−ジアミン、トリエチレンジアミン、ジフェニルアミ
ン、ジアミノジフェニルアミン、ヒドラジン、およびヒ
ドラジドのような脂肪族および芳香族アミンを包含して
列挙できる。
ン、カゼイン、大豆たんぱく質、野菜たんぱく質、およ
びケラチンを含む。本発明の使用において好ましいたん
ぱく質はカゼインである。
素、シアナミド、アクリルアミド、ベンズアミド、およ
びアセトアミドを含む。好ましいアミドは尿素である。
ブタンジオール、d−ソルビトール、およびポリビニル
アルコールを含む。
の例としては、マロン酸、アセチルアセトン、エチルア
セトン、酢酸エステル、マロンアミド、マロン酸ジエチ
ル、または別のマロン酸エステルを包含して列挙でき
る。
シクロヘキサノンまたはシクロペンタノンを含む。
用するのに好適なヘテロ環式化合物の例は、例えば、
U.S.特許第4127382号、Perryに開示さ
れ、この参照により、全体を取り込む。このようなヘテ
ロ環式化合物は、例えば、ベンジミダゾール、5−メチ
ルベンジミダゾール、2−メチルベンジミダゾール、イ
ンドール、ピロール、1,2,4−トリアゾール、イン
ドリン、ベンゾトリアゾール、インドリン等を含む。
デヒド捕捉剤は、重亜硫酸ナトリウムである。
ド濃度低下剤は、シアノアクリラートに効果的な量で添
加される。「効果的な量」とは、続くインビボの重合性
シアノアクリラートの生物分解の間に生成されるホルム
アルデヒドの量を減少するのに十分な量をいう。この量
は活性なホルムアルデヒド濃度低下剤の型に応じて決ま
り、当業者には難なく容易に決定できる。
いて使用できるが、その形態は自由な形態でもよく、マ
イクロカプセルに包まれた型でも使用される。マイクロ
カプセルに包まれた型の場合、ホルムアルデヒド濃度低
下剤は、シアノアクリラートポリマーのインビボの生物
分解の間中連続してマイクロカプセルから放出される。
ド濃度低下剤はマイクロカプセル化した型が好ましい。
理由は、この例によるとホルムアルデヒド濃度低下剤に
よってシアノアクレラートモノマーの重合を阻害あるい
は実質的に減少し、これより貯蔵寿命、使用中のモノマ
ー組成物の取り扱いが容易になるからである。
ル化は、知られた多くのマイクロカプセル化技術により
達成できる。例えば、マイクロカプセル化は揮発溶剤
(例えば、塩化メチレン)中にコーティングポリマーを
ポリマー濃度の約6重量%で溶解し;粒子状のホルムア
ルデヒド捕捉剤化合物を攪拌下にコーティングポリマー
/溶剤溶液中に添加し、捕捉剤濃度を18重量%にし;
界面活性剤含有鉱油溶液を急速な攪拌下にポリマー溶液
中にゆっくり添加し、揮発溶剤を攪拌下に蒸発させ;攪
拌機を除去し;鉱油から固形物を分離し;マイクロ粒子
を洗浄、乾燥することにより行われる。マイクロ粒子の
大きさは、約0.001〜約1000ミクロンである。
プセル化するためのコーティングポリマーは好ましくは
モノマーにより形成されるシアノアクリラートポリマー
と同じがそれより早い速度でインビボでバイオエロージ
ョンされるポリマーである必要があり、低固有水分量で
ある必要がある。このようなバイオエロージョンは、例
えば、体液の存在下でカプセル材料が固体から溶質に通
過することにより、または、体にある薬剤によりカプセ
ル材料が生物分解されることにより、カプセル材料が物
理的にあるいは化学的に破壊した結果として生じ得る。
プセル化するのに使用できるコーティング材料の例とし
ては、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリ1,4−ジオ
キサ−2−オン、ポリオキサラート、ポリカルボナー
ト、ポリグリコール酸とポリ乳酸のコポリマー、ポリカ
プロラクトン、ポリ−b−ヒドロキシブチラート、エプ
シロン−カプロラクトンとデルタ−バレロラクトンのコ
ポリマー、エプシロン−カプロラクトンとDL−ジラク
チドのコポリマー、およびポリエステルヒドロゲルのよ
うなポリエステル;ポリビニルピロリドン;ポリアミ
ド;ゼラチン;アルブミン;たんぱく質;コラーゲン;
ポリ(オルトエステル);ポリ(無水物);ポリ(アル
キル−2−シアノアクリラート);ポリ(ジヒドロピラ
ン);ポリ(アセタール);ポリ(ホスファゼン);ポ
リ(ウレタン);ポリ(ジオキシノン);セルロース;
およびスターチを包含して列挙できる。
は、TritonX−100TM(RohmとHaa
s)、Tween20TM(ICIアメリカ)およびTw
een80 TM(ICIアメリカ)として表示されて市販
されているものを包含して列挙できる。
1つの増粘化剤を含むことができる。好適な増粘化剤
は、例えば、ポリシアノアクリラート、ポリ乳酸、ポリ
−1,4−ジオキサ−2−オン、ポリオキサラート、ポ
リグリコール酸、乳酸とグリコール酸のコポリマー、ポ
リカプロラクトン、乳酸とカプロラクトンのコポリマ
ー、ポリ−3−ヒドロキシブチル酸、ポリオルトエステ
ル、ポリアルキルアクリラート、アルキルアクリラート
と酢酸ビニルのコポリマー、ポリアルキルメタクリラー
ト、およびメタクリル酸アルキルとブタジエンのコポリ
マーを包含して列挙できる。アルキルメタクリラートと
アルキルアクリラートの例としては、ポリ(2−エチル
ヘキシルメタクリラート)およびポリ(2−エチルヘキ
シルアクリラート)、また、ポリ(ブチルメタクリラー
ト)とポリ(ブチルアクリラート)、また、ポリ(ブチ
ルメタクリラート−コ−メチルアクリラート)のような
種々のアクリラートモノマーとメタクリラートモノマー
のコポリマーを包含して列挙できる。
集強度を改良するために、ニ官能性モノマー架橋剤を本
発明のモノマー組成物に添加できる。このような架橋剤
は知られいてる。U.S.特許第3940362号、O
verhultsは、このような架橋剤を開示してお
り、この参照により、全体を取り込む。好適な架橋剤の
例としては、アルキルビス(2−シアノアクリラー
ト)、トリアリルイソシアヌラート、アルキレンジアク
リラート、アルキレンジメタクリラート、トリメチロー
ルプロパントリアクリラート、およびアルキルビス(2
−シアノアクリラート)を包含して列挙できる。アミン
活性化フリーラジカル開始剤または速度調節剤の触媒量
は重合を開始するためにあるいはシアノアクリラートモ
ノマー/架橋剤ブレンドの重合速度を調節するために添
加される。
染料、顔料、および顔料染料のような着色剤を含んでも
よい。好適な繊維補強材の例としては、PGAマイクロ
フィブリル、コラーゲンマイクロフィブリル、セルロー
スマイクロフィブリル、およびオレフィンマイクロフィ
ブリルを包含して列挙できる。好適な着色剤の例として
は、1−ヒドロキシ−4−[4−メチルフェニルアミ
ノ]−9,10アントラセンジオン(D+C紫No.
2);6-ヒドロキシ−5−[(4−スルホフェニル)ア
キソ]−2−ナフタレン−スルホン酸のニナトリウム塩
(FD+C黄No.6);9−(o−カルボキシフェニ
ル)−6−ヒドロキシ−2,4,5,7−テトラヨード
−3H−キサンテン−3−オン、ニナトリウム塩、モノ
ハイドレート(FD+C赤No.3);2−(1,3−
ジヒドロ−3−オキソ−5−スルホ−2H−インドール
−2−イリジン)−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1
H−インドール−5−スルホン酸ニナトリウム塩(FD
+C青No.2);および[フタロシアニナート(2
−)]銅を包含して列挙できる。
加剤はU.S.特許第5624669号、第55828
34号、第5575997号、第5514371号、第
5514372号および第5259835号に、また
U.S.出願第08/714288に例示さており、こ
の参照により、全体を取り込む。
ラス容器中への包入および殺菌。唯一のアニオン系安定
化剤として二酸化硫黄を含む2−オクチルシアノアクリ
ラート接着剤組成物を殺菌する前に所定時間待機する効
果を表1に示す。表1のデータは次のようにして得られ
た。2−オクチルシアノアクリラート、20〜40ppm
の二酸化硫黄、1500ppm のヒドロキシキノリン、および
145ppmのパラメトキシフェノール、および150ppmの酢酸
を含む組成物を調製する。半ミリリットル(0.5ml) の組
成物をガラスビン( アンプル) に分散する。ビンの開口
端をガラスが溶けるまで加熱して、封止する。封止ビン
は所定時間( 例えば、2 時間あるいは120 時間) 室温(2
1 〜25℃) に置く。この温度は臨界的ではないが、この
間は、ビンを余計に加熱してはいけない。その後、封止
したビンを1 時間160 ℃で乾燥加熱殺菌する。得られた
殺菌組成物を室温まで冷却する。
組成物はビンから出され、前記の方法に従って粘度を試
験する。
物の14の異なる調製物を調製してこの方法で試験した。
各調製物の試料を分散と殺菌の間に2 時間または120 時
間放置した。殺菌の前後の14の試料のセンチポイズの粘
度を表1 に示す。
て二酸化硫黄で安定化された2−オクチルシアノアクリ
ラート組成物が分散と殺菌の間に120 時間置いた後でさ
え、未殺菌組成物に対して少なくとも122 %の粘度を示
していることがわかる。平均は未殺菌組成物に対して約
170 %である。
効果。17.5ppm の硫酸( 液相アニオン系安定化剤) 、15
ppm の二酸化硫黄( 気相アニオン系安定化剤)、1500ppm
のヒドキシキノリン、および145ppmのパラメトキシフ
ェノール( フリーラジカル安定化剤) および150ppmの酢
酸を含む2−オクチルシアノアクリラート組成物をガラ
スアンプル中に分散し、アンプルを封止し、封止した接
着剤組成物を表示した時間室温に放置した後、乾燥加熱
により殺菌した。粘度を上記の方法に従って決定した。
から本発明の組成物を殺菌すると、分散しガラスビンを
封止した直後に組成物を殺菌するのに比べて、粘度が減
少した。
と、本発明の組成物は、ほんの46時間待ってから殺菌し
た後に、未殺菌組成物に対して多くてもほんの113 %の
粘度を示す。平均して、これらの組成物は殺菌後に、殺
菌前のほんの107 %の粘度を示した。したがって、本発
明の組成物は、先行技術の組成物にくらべより安定して
いることを示す。
量の二酸化硫黄( 気相アニオン系安定化剤) および硫酸
( 液相強酸アニオン系安定化剤) を含む2-オクチルシア
ノアクリラート組成物を調製した。これは、1500ppm の
ヒドキシキノリン、および145ppmのパラメトキシフェノ
ール( フリーラジカル安定化剤として)および150ppmの
酢酸( 第2 のアニオン系活性化剤として) を含む。これ
をガラスアンプルに分散し、その後、アンプルを封止
し、室温で2 日間放置した。その後パッケージした組成
物を160 ℃で1 時間乾燥加熱殺菌した。その後、試料を
冷却して、各試料の1 ビンからの組成物の粘度を実施例
1 および2 と同様に測定した。
た。この処理により、周囲温度で2年間貯蔵した組成物
における効果を容易にシュミレートできる。
なくとも5ppmの硫酸と気相アニオン系安定化剤としての
二酸化硫黄を含む2-シアノアクリラート組成物は、乾燥
加熱殺菌の間またはその直後、粘度がほとんどあるいは
全く増加していないことを示している。また、これらの
組成物は長期の貯蔵期間にわたり、著しい安定性を示
す。
明した。本発明は記載した特別の例に限定されず、本発
明内で当業者により容易に他の例に改変できる。
0)
と、少なくとも1つの気相アニオン系安定化剤と少なく
とも1つの液相アニオン系安定化剤と、少なくとも1つ
のラジカル安定化剤とを組み合わせて接着剤組成物を製
造する方法。 ─────────────────────────────────────────────────────
6)
モノマー接着剤組成物を保持する容器と、傷を治療する
機能を有するか又は薬学的な効果を有する、少なくとも
1つの薬剤とを保持する容器とからなるキット。
いずれかに記載の接着剤組成物である請求項20に記載
のキット。
着剤組成物を殺菌する方法であって、該組成物を容器に
分散し、該容器を封止し、該接着剤組成物及び該容器を
殺菌することを請求する殺菌方法。
るいはマイクロウエーブ放射によって殺菌する請求項2
2に記載した殺菌方法。
2または23に記載した殺菌方法。
2乃至24のいずれかに記載した殺菌方法。
が1ミリリッター未満である請求項22乃至25のいず
れかに記載した殺菌方法。
する間あるいは殺菌した後に直ちに前記モノマーの重合
するのを阻止或いは除去するのに十分な所定の時間待機
することを特徴とする請求項22乃至26のいずれかに
記載した殺菌方法。
組成物で前記少なくとも1つの気相アニオン系安定化剤
は二酸化硫黄であり、かつ前記少なくとも1つの液相ア
ニオン系安定化剤は硫酸からなることを特徴とする請求
項22乃至27のいずれかに記載した殺菌方法。
であることを特徴とする請求項28に記載した殺菌方
法。
度の300%未満の粘度を有することを特徴とする請求
項22−29のいずれかに記載した殺菌方法。
度の300%未満の粘度を有することを特徴とする請求
項22−29のいずれかに記載した殺菌方法。
殺菌方法によって製造した殺菌接着剤組成物。
と、少なくとも1つの気相アニオン系安定化剤と少なく
とも1つの液相アニオン系安定化剤と、少なくとも1つ
のラジカル安定化剤とを組み合わせて接着剤組成物を製
造する方法。
Claims (35)
- 【請求項1】液相状態及び気相状態の重合性1,1−二
置換エチレンモノマーと、少なくとも1つの気相アニオ
ン系安定化剤と少なくとも1つの液相アニオン系安定化
剤とからなり、該少なくとも1つの液相アニオン系安定
化剤は極めて強い酸であり、あるいは少なくとも1つの
液相アニオン系安定化剤な強酸であり、かつ該少なくと
も1つの気相アニオン系安定化剤は三弗化ホウ素及び弗
化水素からなる群から選ばれた少なくとも1つの化合物
からなることを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項2】前記少なくとも1つの液相アニオン系安定
化剤が極めて強い酸であることを特徴とする請求項1に
記載の接着剤組成物。 - 【請求項3】前記少なくとも1つの液相アニオン系安定
化剤は強酸であり、かつ前記少なくとも1つの気相アニ
オン系安定化剤は三弗化ホウ素及び弗化水素からなる群
から選ばれた少なくとも1つの化合物からなる請求項1
に記載の接着剤組成物。 - 【請求項4】さらに少なくとも1つのラジカル安定剤で
ある請求項1乃至3のいずれかに記載の接着剤組成物。 - 【請求項5】前記モノマーがn−ブチルシアノアクリレ
ート、2−オクチルシアノアクリレート、エチルシアノ
アクリレート、メチルシアノアクリレート、エトキシメ
チルシアノアクリレートおよびメトキシエチルシアノア
クリレートからなる群から選択された少なくとも1つの
化合物であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載の接着剤組成物。 - 【請求項6】前記少なくとも1つの気相アニオン系安定
化剤は、二酸化硫黄、三弗化ホウ素及び弗化水素からな
る群から選ばれた少なくとも1つの化合物からなる請求
項2に記載の接着剤組成物。 - 【請求項7】前記少なくとも1つの気相アニオン系安定
化剤は、二酸化硫黄からなる請求項6に記載の接着剤組
成物。 - 【請求項8】前記少なくとも1つの気相アニオン系安定
化剤は、三弗化ホウ素からなる請求項2に記載の接着剤
組成物。 - 【請求項9】前記少なくとも1つの液相アニオン系安定
化剤は、硫酸、過塩素酸、フルオロスルホン酸及びクロ
ロスルホン酸からなる群から選ばれた少なくとも1つの
化合物からなる請求項2に記載の接着剤組成物。 - 【請求項10】前記少なくとも1つの液相アニオン系安
定化剤は、硫酸からなる請求項7に記載の接着剤組成
物。 - 【請求項11】さらに三弗化ホウ素及び弗化水素からな
る群から選ばれた少なくとも1つの化合物を含む請求項
10に記載の接着剤組成物。 - 【請求項12】前記少なくとも1つの液相アニオン系安
定化剤は、有機スルホン酸からなる請求項2に記載の接
着剤組成物。 - 【請求項13】前記少なくとも1つのラジカル安定剤
が、ブチル化ヒドロキシアニソール及びブチル化ヒドロ
キシトルエンからなる群から選択された化合物である請
求項4に記載の接着剤組成物。 - 【請求項14】三弗化ホウ素を含む請求項1乃至13の
いずれかに記載の接着剤組成物。 - 【請求項15】該組成物が殺菌されている請求項1乃至
13のいずれかに記載の接着剤組成物。 - 【請求項16】該組成物が、さらに第二アニオン剤を含
むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載
の接着剤組成物。 - 【請求項17】前記第二アニオン剤が、燐酸、酢酸、安
息香酸、クロロ酢酸及びシアノ酢酸からなる群から選択
された少なくとも1つの化合物からなることを特徴とす
る請求項16に記載の接着剤組成物。 - 【請求項18】さらに、少なくとも1つの薬剤を含むこ
とを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の接
着剤組成物。 - 【請求項19】請求項1乃至13のいずれかに記載の接
着剤組成物を重合して得られる重合化組成物。 - 【請求項20】請求項1乃至13のいずれかに記載の接
着剤組成物を傷に適用して重合させることによって傷を
処理する為に用いる組成物の製造方法。 - 【請求項21】少なくとも1つの薬剤を傷の表面に塗布
して、前記組成物を該少なくとも1つの薬剤の上に塗布
して接着組成物を形成することによって傷を治療する為
に用いる組成物の製造方法。 - 【請求項22】少なくとも1つの重合性1,1−二置換
モノマー接着剤組成物を保持する容器と少なくとも1つ
の薬剤を保持する容器とからなるキット。 - 【請求項23】前記接着剤組成物が請求項1乃至13の
いずれかに記載の接着剤組成物である請求項22に記載
のキット。 - 【請求項24】請求項1乃至13のいずれかに記載の接
着剤組成物を殺菌する方法であって、該組成物を容器に
分散し、該容器を封止し、該組成物及び該容器を殺菌す
ることを請求する殺菌方法。 - 【請求項25】乾燥加熱、ガンマ線放射、電子線放射あ
るいはマイクロウエーブ放射によって殺菌する請求項2
4に記載した殺菌方法。 - 【請求項26】前記乾燥加熱によって殺菌する請求項2
5に記載した殺菌方法。 - 【請求項27】ガンマ線放射によって殺菌する請求項2
5に記載した殺菌方法。 - 【請求項28】前記容器に分散させた組成物の合計体積
が1ミリリッター未満である請求項24に記載した殺菌
方法。 - 【請求項29】分散した前記組成物を殺菌する前に殺菌
する間あるいは殺菌した後に直ちに前記モノマーの重合
するのを阻止或いは除去するのに十分な所定の時間待機
することを特徴とする請求項24に記載した殺菌方法。 - 【請求項30】前記容器がガラス製であり、殺菌された
組成物で前記少なくとも1つの気相アニオン系安定化剤
は二酸化硫黄であり、かつ前記少なくとも1つの液相ア
ニオン系安定化剤は硫酸からなることを特徴とする請求
項24に記載した殺菌方法。 - 【請求項31】前記所定の時間は、少なくとも24時間
であることを特徴とする請求項29に記載した殺菌方
法。 - 【請求項32】前記殺菌した組成物は、殺菌前のその粘
度の300%未満の粘度を有することを特徴とする請求
項24−31のいずれかに記載した殺菌方法。 - 【請求項33】前記殺菌した組成物は、殺菌前のその粘
度の300%未満の粘度を有することを特徴とする請求
項24−31のいずれかに記載した殺菌方法。 - 【請求項34】請求項24−31のいずれかに記載した
殺菌方法によって製造した殺菌接着剤組成物。 - 【請求項35】重合性1,1−二置換エチレンモノマー
と、少なくとも1つの気相アニオン系安定化剤と少なく
とも1つの液相アニオン系安定化剤と、少なくとも1つ
のラジカル安定化剤とを組み合わせて接着剤組成物を製
造する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/099457 | 1998-06-18 | ||
US09/099,457 US6512023B1 (en) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | Stabilized monomer adhesive compositions |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002012634A Division JP5148038B2 (ja) | 1998-06-18 | 2002-01-22 | 安定化モノマー接着剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007999A true JP2000007999A (ja) | 2000-01-11 |
JP3299513B2 JP3299513B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=22275096
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35260398A Expired - Lifetime JP3299513B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-12-11 | 安定化モノマー接着剤組成物 |
JP2002012634A Expired - Lifetime JP5148038B2 (ja) | 1998-06-18 | 2002-01-22 | 安定化モノマー接着剤組成物 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002012634A Expired - Lifetime JP5148038B2 (ja) | 1998-06-18 | 2002-01-22 | 安定化モノマー接着剤組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US6512023B1 (ja) |
EP (1) | EP0965623B1 (ja) |
JP (2) | JP3299513B2 (ja) |
AT (1) | ATE239064T1 (ja) |
BR (1) | BR9804972A (ja) |
DE (1) | DE69814055T2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002285107A (ja) * | 1998-06-18 | 2002-10-03 | Closure Medical Corp | 安定化モノマー接着剤組成物 |
JP2004505121A (ja) * | 2000-08-02 | 2004-02-19 | クロージャー メディカル コーポレイション | 吸収性粘着剤組成物 |
JP2008537564A (ja) * | 2005-03-24 | 2008-09-18 | エシコン・インコーポレイテッド | 吸収性のα−シアノアクリレート組成物 |
JP2009235115A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Taoka Chem Co Ltd | 2−シアノアクリレート系接着剤用硬化促進剤 |
JP2010174149A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Taoka Chem Co Ltd | 2−シアノアクリレート系接着剤組成物 |
JP2010189512A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Taoka Chem Co Ltd | 2−シアノアクリレート系接着剤組成物 |
JP2011045494A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Nichiban Co Ltd | ハイドロコロイド型粘着剤組成物及びこれを基材に塗布した創傷材 |
Families Citing this family (88)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050196431A1 (en) * | 1998-04-30 | 2005-09-08 | Upvan Narang | Adhesive applicator tip with a polymerization initiator, polymerization rate modifier, and/or bioactive material |
US7351426B2 (en) * | 1998-11-12 | 2008-04-01 | Poly-Med, Inc. | Polyester/cyanoacrylate tissue adhesive compositions |
US6310166B1 (en) * | 1999-08-12 | 2001-10-30 | Closure Medical Corporation | Sterilized cyanoacrylate solutions containing thickeners |
US6977278B1 (en) * | 2001-01-08 | 2005-12-20 | Loctite (R&D) Ltd. | Cyanoacrylate compositions curable to flexible polymeric materials |
US6645612B2 (en) | 2001-08-07 | 2003-11-11 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | High solids hBN slurry, hBN paste, spherical hBN powder, and methods of making and using them |
WO2003016834A1 (en) | 2001-08-16 | 2003-02-27 | Closure Medical Corporation | Multiple-component combining |
US20040151688A1 (en) * | 2003-01-31 | 2004-08-05 | Closure Medical Corporation | Adhesive treatment for epistaxis |
CA2457248C (en) | 2003-02-07 | 2012-07-17 | Closure Medical Corporation | Applicators, dispensers and methods for dispensing and applying adhesive material |
US7842232B2 (en) * | 2003-05-22 | 2010-11-30 | Elan Pharma International, Ltd. | Sterilization of dispersions of nanoparticulate active agents with gamma radiation |
US20050042266A1 (en) * | 2003-08-21 | 2005-02-24 | Closure Medical Corporation | Cyanoacrylate compositions containing anti-microbial agent |
EP1548077A1 (en) * | 2003-12-26 | 2005-06-29 | Biotechnology Institute BTI I+D | cyanoacrylic-based adhesive composition for sealing biological tissues |
US20050182443A1 (en) * | 2004-02-18 | 2005-08-18 | Closure Medical Corporation | Adhesive-containing wound closure device and method |
US20050197421A1 (en) * | 2004-03-03 | 2005-09-08 | Loomis Gary L. | Process for preparation of cyanoacrylate compositions |
US20050281798A1 (en) * | 2004-06-16 | 2005-12-22 | Glen Gong | Targeting sites of damaged lung tissue using composition |
US7608579B2 (en) * | 2004-06-16 | 2009-10-27 | Pneumrx, Inc. | Lung volume reduction using glue compositions |
US7468350B2 (en) | 2004-06-16 | 2008-12-23 | Pneumrx, Inc. | Glue composition for lung volume reduction |
US20050281739A1 (en) * | 2004-06-16 | 2005-12-22 | Glen Gong | Imaging damaged lung tissue using compositions |
US7553810B2 (en) * | 2004-06-16 | 2009-06-30 | Pneumrx, Inc. | Lung volume reduction using glue composition |
US7678767B2 (en) | 2004-06-16 | 2010-03-16 | Pneumrx, Inc. | Glue compositions for lung volume reduction |
WO2006014567A2 (en) * | 2004-07-08 | 2006-02-09 | Pneumrx, Inc. | Pleural effusion treatment device, method and material |
US20060009099A1 (en) * | 2004-07-12 | 2006-01-12 | Closure Medical Corporation | Adhesive-containing wound closure device and method |
US20060030808A1 (en) * | 2004-08-09 | 2006-02-09 | Aso Corporation | Liquid bandage and tissue sealant |
US8110144B2 (en) * | 2004-09-17 | 2012-02-07 | Chemence Medical, Inc. | Process for sterilization of and cyanoacrylate adhesives compositions and devices |
US20060093572A1 (en) * | 2004-11-03 | 2006-05-04 | Bordoloi Binoy K | Cyanoacrylate monomer formulation containing diiodomethyl-p-tolylsulfone and 2,4,4'-trichloro-2' -hydroxydiphenyl ether |
DE102004062444B4 (de) * | 2004-12-16 | 2009-07-16 | Aesculap Ag | Inkontinenzband zur Verwendung in der Chirurgie bei der Behandlung von Harninkontinenz |
US20070078207A1 (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-05 | Jonn Jerry Y | Stabilizer cyanoacrylate formulations |
US20080003196A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Jonn Jerry Y | Absorbable cyanoacrylate compositions |
US7772306B2 (en) * | 2006-07-18 | 2010-08-10 | Glustitch, Inc. | Cyanoacrylate compositions having increased stability under irradiation |
WO2008036763A2 (en) * | 2006-09-20 | 2008-03-27 | Pneumrx, Inc. | Tissue adhesive compositions and methods thereof |
US8603138B2 (en) * | 2006-10-04 | 2013-12-10 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Use of an adhesive to treat intraluminal bleeding |
US7914511B2 (en) * | 2006-10-18 | 2011-03-29 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Use of biosurgical adhesive as bulking agent |
US7441973B2 (en) * | 2006-10-20 | 2008-10-28 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Adhesive applicator |
US7749235B2 (en) * | 2006-10-20 | 2010-07-06 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Stomach invagination method and apparatus |
US7658305B2 (en) * | 2006-10-25 | 2010-02-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Adhesive applier with articulating tip |
US8876844B2 (en) * | 2006-11-01 | 2014-11-04 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Anastomosis reinforcement using biosurgical adhesive and device |
US7892250B2 (en) | 2006-11-01 | 2011-02-22 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Use of biosurgical adhesive on inflatable device for gastric restriction |
US7833216B2 (en) * | 2006-11-08 | 2010-11-16 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Fluid plunger adhesive dispenser |
US8815975B2 (en) * | 2008-04-18 | 2014-08-26 | Poly-Med, Inc. | Cyanoacrylate tissue adhesive formulations with multipurpose rheology modifiers |
BRPI0919894B1 (pt) * | 2008-10-21 | 2019-01-02 | Henkel Ireland Holding B V | composição adesiva de cianoacrilato em duas partes |
US8652510B2 (en) | 2008-10-31 | 2014-02-18 | Adhezion Biomedical, Llc | Sterilized liquid compositions of cyanoacrylate monomer mixtures |
US9254133B2 (en) | 2008-10-31 | 2016-02-09 | Adhezion Biomedical, Llc | Sterilized liquid compositions of cyanoacrylate monomer mixtures |
US8609128B2 (en) * | 2008-10-31 | 2013-12-17 | Adhezion Biomedical, Llc | Cyanoacrylate-based liquid microbial sealant drape |
US8106234B2 (en) * | 2009-05-07 | 2012-01-31 | OptMed, Inc | Methylidene malonate process |
US8993795B2 (en) * | 2009-05-07 | 2015-03-31 | Optmed Inc | Methylidene malonate process |
US8475825B2 (en) * | 2009-06-30 | 2013-07-02 | Ethicon, Inc. | Cyanoacrylate initiator system |
US8608642B2 (en) * | 2010-02-25 | 2013-12-17 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Methods and devices for treating morbid obesity using hydrogel |
US9309019B2 (en) | 2010-05-21 | 2016-04-12 | Adhezion Biomedical, Llc | Low dose gamma sterilization of liquid adhesives |
US10414839B2 (en) | 2010-10-20 | 2019-09-17 | Sirrus, Inc. | Polymers including a methylene beta-ketoester and products formed therefrom |
US9279022B1 (en) | 2014-09-08 | 2016-03-08 | Sirrus, Inc. | Solution polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds, solution polymerization methods, and polymer compositions |
US8884051B2 (en) | 2010-10-20 | 2014-11-11 | Bioformix Inc. | Synthesis of methylene malonates using rapid recovery in the presence of a heat transfer agent |
US9249265B1 (en) | 2014-09-08 | 2016-02-02 | Sirrus, Inc. | Emulsion polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds, emulsion methods, and polymer compositions |
US9828324B2 (en) * | 2010-10-20 | 2017-11-28 | Sirrus, Inc. | Methylene beta-diketone monomers, methods for making methylene beta-diketone monomers, polymerizable compositions and products formed therefrom |
MX360463B (es) | 2011-10-19 | 2018-11-05 | Sirrus Inc | Monomeros de beta-cetoester de metileno, procedimientos de fabricación de monomeros de beta-cetoester de metileno, composiciones polimerizables y productos formados a partir de las mismas. |
CN103083718B (zh) | 2011-11-02 | 2015-06-10 | 中国人民解放军军事医学科学院毒物药物研究所 | 一种可生物降解的医用粘合剂及其制备方法和用途 |
EP2807138B1 (en) | 2012-01-28 | 2019-10-16 | Optmed Inc. | Purification of 1, 1-disubstituted ethylene compounds |
JP6345644B2 (ja) | 2012-03-30 | 2018-06-20 | シラス・インコーポレイテッド | インク配合物およびコーティング配合物ならびにこれらを作製するための重合性の系 |
EP3153530B1 (en) | 2012-03-30 | 2021-02-24 | Sirrus, Inc. | Composite and laminate articles and polymerizable systems for producing the same |
CA2869108A1 (en) | 2012-03-30 | 2013-10-03 | Bioformix Inc. | Methods for activating polymerizable compositions, polymerizable systems, and products formed thereby |
JP6008166B2 (ja) | 2012-04-05 | 2016-10-19 | 株式会社リコー | 活性光線硬化組成物、活性光線硬化型インクジェット印刷用インク組成物、活性光線硬化型接着剤組成物および活性光線硬化組成物の安定化方法 |
US10047192B2 (en) | 2012-06-01 | 2018-08-14 | Sirrus, Inc. | Optical material and articles formed therefrom |
WO2014078689A1 (en) | 2012-11-16 | 2014-05-22 | Bioformix Inc. | Plastics bonding systems and methods |
US10607910B2 (en) * | 2012-11-30 | 2020-03-31 | Sirrus, Inc. | Composite compositions for electronics applications |
EP2943462B1 (en) | 2013-01-11 | 2018-06-27 | Sirrus, Inc. | Method to obtain methylene malonate via bis(hydroxymethyl) malonate pathway |
US9421297B2 (en) | 2014-04-02 | 2016-08-23 | Adhezion Biomedical, Llc | Sterilized compositions of cyanoacrylate monomers and naphthoquinone 2,3-oxides |
US9416091B1 (en) | 2015-02-04 | 2016-08-16 | Sirrus, Inc. | Catalytic transesterification of ester compounds with groups reactive under transesterification conditions |
US9315597B2 (en) | 2014-09-08 | 2016-04-19 | Sirrus, Inc. | Compositions containing 1,1-disubstituted alkene compounds for preparing polymers having enhanced glass transition temperatures |
USD824525S1 (en) | 2014-09-25 | 2018-07-31 | Ethicon Llc | Release paper for wound treament devices |
US10501400B2 (en) | 2015-02-04 | 2019-12-10 | Sirrus, Inc. | Heterogeneous catalytic transesterification of ester compounds with groups reactive under transesterification conditions |
US9334430B1 (en) | 2015-05-29 | 2016-05-10 | Sirrus, Inc. | Encapsulated polymerization initiators, polymerization systems and methods using the same |
US9217098B1 (en) | 2015-06-01 | 2015-12-22 | Sirrus, Inc. | Electroinitiated polymerization of compositions having a 1,1-disubstituted alkene compound |
US9518001B1 (en) | 2016-05-13 | 2016-12-13 | Sirrus, Inc. | High purity 1,1-dicarbonyl substituted-1-alkenes and methods for their preparation |
US9617377B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-04-11 | Sirrus, Inc. | Polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US10428177B2 (en) | 2016-06-03 | 2019-10-01 | Sirrus, Inc. | Water absorbing or water soluble polymers, intermediate compounds, and methods thereof |
US10196481B2 (en) | 2016-06-03 | 2019-02-05 | Sirrus, Inc. | Polymer and other compounds functionalized with terminal 1,1-disubstituted alkene monomer(s) and methods thereof |
US9567475B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-02-14 | Sirrus, Inc. | Coatings containing polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US10792024B2 (en) | 2016-09-28 | 2020-10-06 | Ethicon, Inc. | Scaffolds with channels for joining layers of tissue at discrete points |
US10687986B2 (en) | 2016-09-29 | 2020-06-23 | Ethicon, Inc. | Methods and devices for skin closure |
US10470934B2 (en) | 2016-09-29 | 2019-11-12 | Ethicon, Inc. | Methods and devices for skin closure |
USD848624S1 (en) | 2016-09-29 | 2019-05-14 | Ethicon, Inc. | Release paper for wound treatment devices |
US10470935B2 (en) | 2017-03-23 | 2019-11-12 | Ethicon, Inc. | Skin closure systems and devices of improved flexibility and stretchability for bendable joints |
US20180271505A1 (en) | 2017-03-23 | 2018-09-27 | Ethicon, Inc. | Scaffolds for Joining Layers of Tissue at Discrete Points |
US11504446B2 (en) | 2017-04-25 | 2022-11-22 | Ethicon, Inc. | Skin closure devices with self-forming exudate drainage channels |
US11591425B2 (en) | 2017-06-02 | 2023-02-28 | Arkema France | Curable compositions and uses thereof |
US10993708B2 (en) | 2018-07-31 | 2021-05-04 | Ethicon, Inc. | Skin closure devices with interrupted closure |
WO2020060786A1 (en) * | 2018-09-17 | 2020-03-26 | Chemence Medical, Inc. | Stable compositions composed of a radiopaque agent and cyanoacrylate monomer and applications thereof |
WO2021014219A2 (en) | 2019-07-19 | 2021-01-28 | Arkema France | Curable compositions useful for obtaining non-sensitizing cured products |
KR102473366B1 (ko) * | 2021-05-06 | 2022-12-05 | 주식회사 성우플러스 | 접착제 조성물 |
CN115737899A (zh) * | 2022-12-09 | 2023-03-07 | 江西博恩锐尔生物科技有限公司 | 高粘度氰基丙烯酸正丁酯医用粘合剂及其制备方法 |
Family Cites Families (48)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2765332A (en) | 1954-02-11 | 1956-10-02 | Eastman Kodak Co | Stabilized alpha-cyanoacrylate adhesive compositions |
US2721858A (en) | 1954-03-10 | 1955-10-25 | Eastman Kodak Co | Method of making alpha-cyanoacrylates |
US2784215A (en) | 1954-04-07 | 1957-03-05 | Eastman Kodak Co | Monomeric esters of alpha-cyanoacrylic acid and their preparation |
US2768109A (en) | 1954-06-02 | 1956-10-23 | Eastman Kodak Co | Alcohol-catalyzed alpha-cyanoacrylate adhesive compositions |
US3254111A (en) | 1960-12-09 | 1966-05-31 | Eastman Kodak Co | Esters of alpha-cyanoacrylic acid and process for the manufacture thereof |
US3483870A (en) | 1963-04-22 | 1969-12-16 | Eastman Kodak Co | Surgical use of adhesive compositions |
US3360124A (en) | 1966-05-18 | 1967-12-26 | Ethicon Inc | Sterile alkyl ester of 2-cyanoacrylate |
JPS4637278B1 (ja) * | 1968-04-10 | 1971-11-02 | ||
US3527841A (en) | 1968-04-10 | 1970-09-08 | Eastman Kodak Co | Alpha-cyanoacrylate adhesive compositions |
US3554990A (en) | 1968-06-10 | 1971-01-12 | Eastman Kodak Co | Esters of 2-cyanopenta-2,4-dienoic acid and polymers thereof |
US3559652A (en) | 1968-08-05 | 1971-02-02 | Minnesota Mining & Mfg | Method of adhesively repairing body tissue with alkoxyalkyl 2-cyanoacrylate |
JPS5652949B2 (ja) | 1972-02-18 | 1981-12-15 | ||
US3940362A (en) | 1972-05-25 | 1976-02-24 | Johnson & Johnson | Cross-linked cyanoacrylate adhesive compositions |
US3995641A (en) | 1975-04-23 | 1976-12-07 | Ethicon, Inc. | Surgical adhesives |
US4086266A (en) | 1977-04-06 | 1978-04-25 | Population Research Incorporated | Method of bacterially purifying methyl cyanoacrylate |
US4127382A (en) | 1977-04-21 | 1978-11-28 | Perry Ronald S | Process for the reduction of free formaldehyde on textile fabrics |
US4125494A (en) | 1977-08-12 | 1978-11-14 | National Starch And Chemical Corporation | Adhesion promoter for 2-cyanoacrylate adhesive compositions |
US4182823A (en) * | 1978-08-18 | 1980-01-08 | National Starch And Chemical Corporation | Anionic polymerization inhibitor for cyanoacrylate adhesives |
JPS5647471A (en) | 1979-09-28 | 1981-04-30 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Instantaneous adhesive composition |
JPS5853676B2 (ja) | 1979-12-24 | 1983-11-30 | 東亞合成株式会社 | 接着剤組成物 |
GB2071678B (en) | 1980-02-14 | 1983-06-22 | Vnii Ispytatel Med Tech | Surgical adhesive for sealing wound sufaces |
JPS56135455A (en) | 1980-03-27 | 1981-10-22 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | Novel 2-cyanoacrylate and curable composition |
CA1162562A (en) | 1981-09-30 | 1984-02-21 | Luis R. Lizardi | Msa/so.sub.2 stabilization system |
US4440910A (en) * | 1982-01-18 | 1984-04-03 | Loctite Corporation | Toughened cyanoacrylates containing elastomeric rubbers |
JPS59157163A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-06 | Taoka Chem Co Ltd | α−シアノアクリレ−ト系接着剤 |
US4560723A (en) | 1983-11-14 | 1985-12-24 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Cyanoacrylate adhesive composition having sustained toughness |
DE3414805A1 (de) | 1984-04-19 | 1985-10-24 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Stabilisierte klebstoffe |
US4574097A (en) | 1984-08-10 | 1986-03-04 | Isopedix Corporation | Reinforced thixotropic gel composition |
US4980086A (en) | 1985-10-16 | 1990-12-25 | Toagosei Chemical Industry, Co., Ltd. | Curable composition |
JPS62100568A (ja) | 1985-10-26 | 1987-05-11 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 接着剤組成物 |
JPS62260879A (ja) | 1986-05-07 | 1987-11-13 | Matsumoto Seiyaku Kogyo Kk | 接着剤組成物 |
DE69001938T2 (de) * | 1989-03-24 | 1994-01-20 | Taoka Chemical Co Ltd | Klebstoffzusammensetzung. |
JP2772442B2 (ja) * | 1989-03-24 | 1998-07-02 | 田岡化学工業株式会社 | 接着剤組成物 |
US5259835A (en) | 1991-08-29 | 1993-11-09 | Tri-Point Medical L.P. | Wound closure means and method using flowable adhesive |
JPH0559333A (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-09 | Sekisui Aikoo Kk | 接着剤組成物 |
US5248708A (en) * | 1992-04-10 | 1993-09-28 | Ohara Paragium Chemical Co., Ltd. | Adhesive composition consisting primarily of α-cyanoacrylate compound |
JPH0657214A (ja) * | 1992-08-10 | 1994-03-01 | Taoka Chem Co Ltd | エラストマー含有接着剤組成物 |
US5328687A (en) | 1993-03-31 | 1994-07-12 | Tri-Point Medical L.P. | Biocompatible monomer and polymer compositions |
US5624669A (en) | 1993-03-31 | 1997-04-29 | Tri-Point Medical Corporation | Method of hemostatic sealing of blood vessels and internal organs |
TW359683B (en) | 1993-12-23 | 1999-06-01 | Loctite Ireland Ltd | Sterilized cyanoacrylate adhesive composition, and a method of making such composition |
US5455369A (en) | 1994-12-02 | 1995-10-03 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Process for the manufacture of methyl cyanoacrylate |
JPH08157776A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-06-18 | Toagosei Co Ltd | 接着剤組成物及び接着方法 |
US5981621A (en) | 1996-02-29 | 1999-11-09 | Closure Medical Corporation | Monomeric compositions effective as wound closure devices |
GB2306469B (en) * | 1995-11-02 | 1998-05-13 | Chemence Ltd | Sterilising cyanoacrylate preparations |
US5684042A (en) | 1997-01-10 | 1997-11-04 | Medlogic Global Corporation | Cyanoacrylate compositions comprising an antimicrobial agent |
US5730994A (en) * | 1997-01-10 | 1998-03-24 | Medlogic Global Corporation | Methods for draping surgical incision sites |
US6455064B1 (en) * | 1998-04-30 | 2002-09-24 | Closure Medical Corporation | Method of applying an adhesive composition over a bioactive polymerization initiator or accelerator |
US6512023B1 (en) * | 1998-06-18 | 2003-01-28 | Closure Medical Corporation | Stabilized monomer adhesive compositions |
-
1998
- 1998-06-18 US US09/099,457 patent/US6512023B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-11-13 AT AT98203809T patent/ATE239064T1/de not_active IP Right Cessation
- 1998-11-13 DE DE69814055T patent/DE69814055T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-11-13 EP EP98203809A patent/EP0965623B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-11-27 BR BR9804972A patent/BR9804972A/pt not_active IP Right Cessation
- 1998-12-11 JP JP35260398A patent/JP3299513B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-11-23 US US09/990,293 patent/US20020055573A1/en not_active Abandoned
-
2002
- 2002-01-22 JP JP2002012634A patent/JP5148038B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2002-12-19 US US10/322,503 patent/US20030149128A1/en not_active Abandoned
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002285107A (ja) * | 1998-06-18 | 2002-10-03 | Closure Medical Corp | 安定化モノマー接着剤組成物 |
JP2004505121A (ja) * | 2000-08-02 | 2004-02-19 | クロージャー メディカル コーポレイション | 吸収性粘着剤組成物 |
JP2013100547A (ja) * | 2000-08-02 | 2013-05-23 | Closure Medical Corp | 吸収性粘着剤組成物 |
JP2008537564A (ja) * | 2005-03-24 | 2008-09-18 | エシコン・インコーポレイテッド | 吸収性のα−シアノアクリレート組成物 |
JP2009235115A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Taoka Chem Co Ltd | 2−シアノアクリレート系接着剤用硬化促進剤 |
JP2010174149A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Taoka Chem Co Ltd | 2−シアノアクリレート系接着剤組成物 |
JP2010189512A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Taoka Chem Co Ltd | 2−シアノアクリレート系接着剤組成物 |
JP2011045494A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Nichiban Co Ltd | ハイドロコロイド型粘着剤組成物及びこれを基材に塗布した創傷材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5148038B2 (ja) | 2013-02-20 |
DE69814055D1 (de) | 2003-06-05 |
US20030149128A1 (en) | 2003-08-07 |
BR9804972A (pt) | 2000-03-21 |
JP3299513B2 (ja) | 2002-07-08 |
US20020055573A1 (en) | 2002-05-09 |
US6512023B1 (en) | 2003-01-28 |
EP0965623B1 (en) | 2003-05-02 |
DE69814055T2 (de) | 2004-03-18 |
JP2002285107A (ja) | 2002-10-03 |
ATE239064T1 (de) | 2003-05-15 |
EP0965623A1 (en) | 1999-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3299513B2 (ja) | 安定化モノマー接着剤組成物 | |
US6433096B1 (en) | Sterilized cyanoacrylate solutions containing thickeners | |
US6352704B1 (en) | Flavored cyanoacrylate compositions | |
AU735362B2 (en) | Electron beam sterilization of liquid adhesive compositions | |
US6174919B1 (en) | Cyanoacrylate compositions with vinyl terminated ester groups | |
US6010714A (en) | Non-thermogenic heat dissipating biomedical adhesive compositions | |
US6579469B1 (en) | Cyanoacrylate solutions containing preservatives | |
EP0886507B2 (en) | Monomeric compositions effective as wound closure devices | |
EP2679250B1 (en) | Stable and sterile tissue adhesive composition with a controlled high viscosity | |
JPH07236687A (ja) | 生物学的適合性単量体組成物および重合体組成物 | |
MXPA00010460A (en) | Use of an adhesive composition over a bioactive polymerization initiator or accelerator |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140419 Year of fee payment: 12 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |