JP2000007574A - 養毛料 - Google Patents
養毛料Info
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Abstract
有する新規な養毛剤の提供 【解決手段】安全性を有し、育毛、発毛を促進し、テス
トステロン5α−レダクターゼ阻害作用を有するクチナ
シ抽出物20〜40%、クジン抽出物30〜60%、エ
ンメイソウ抽出物20〜40%を包含する養毛料。
Description
α−レダクターゼの作用を阻害するテストステロン5α
−レダクターゼ阻害剤に関する。
ら分泌された分子型で受容体と結合してその作用を発現
するが、アンドロゲンと総称される男性ホルモンの場
合、例えば、テストステロンは標的臓器の細胞内に入っ
て、テストステロン5α−レダクターゼによリ5α−ジ
ヒドロテストステロン(5α−DHT)に還元されてか
ら受容体と結合し、アンドロゲンとしての作用を発現す
る。
が、それが過度に作用すると、男性型禿頭、多毛症、脂
漏症、座瘡、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等
のさまざまな好ましくない症状を誘発する。そこで、過
剰のアンドロゲンの作用を抑制することにより、これら
好ましくない症状を改善することが考えられる。その手
段として二つの方法が考えられる。一つは、テストステ
ロンを5α−DHTに還元するテストステロン5α−レ
ダクターゼの作用を阻害することにより、活発な5α−
DHTが生じることを抑制する方法であり、他の一つ
は、テストステロンから生じた5α−DHTが受容体と
結合することを阻害することにより、男性ホルモン作用
を発現させない方法である。
物が有効であることが知られている。
に記載されているテストステロン5α−レダクターゼ阻
害剤は、アセンヤク、ウイキョウ、カンゾウ、ケンゴ
シ、ゴバイシ、シャクヤク、シャゼンシ、センソ、ダイ
ソウ、チョウジ、ビンロウジ、ロジン、カッコウアザ
ミ、ゲンノショウコ、カゴソウ、サイコ、インチン、エ
イジツ、ヨクイニン、ソヨウ、ニガキ、ゲイガイ、キサ
サゲ、ジョウザン、カノコソウ等のエキスを有効成分と
するものである。
トステロン5α−レダクターゼ阻害作用を有する新規な
植物抽出物を見出し、これらをテストステロン5α−レ
ダクターゼ阻害剤およびアンドロゲン過剰に起因する前
述の好ましくない症状の治療のための新規な手段として
提供することにある。
め、本発明のうち、請求項1は、クチナシ、クジン、延
命草より選ばれる1種または2種以上の溶媒抽出物を含
むテストステロン5α−レダクターゼ阻害剤を提供す
る。
40%、クジン抽出物30〜60%、延命草抽出物20
〜40%の範囲でこれら3種類の抽出物を含むテストス
テロン5α−レダクターゼ阻害剤を提供する。
5α−レダクターゼ阻害剤は、クジン、クチナシ、延命
草から水、脂肪族低級アルコール、1,3−ブチレング
リコール、または、これらの混合物等により抽出するこ
とができる。
ターゼ阻害剤は、例えば、頭髪化粧料に含有させて用い
ることができる。
asminoides)はアカネ科の植物であり、その
果実は漢方処方薬として、解熱、消炎、止血などの目的
で使われてきた。
ens)は、マメ科の植物であり、その根は利尿、収斂
下潟薬として使われてきた。化粧品としては、抗菌剤と
して使われてきた。
s)は、シソ科の植物で別名ヒキオコシとも言う。その
全草は苦味健胃剤として使われ、化粧品としても抗菌剤
として使われてきた。
の全草は、適当に粉砕してから水、親水性有機溶媒また
はこれらの混合物を溶媒として抽出処理する。抽出用の
有機溶媒としては、特に、メタノール、エタノール等の
低級アルコール、1,3−ブチレングリコール等の多価
アルコールが最も適している。抽出方法は特に制限はな
いが、簡単には、常温ないし沸騰点近くの温度に維持し
た溶媒中に浸積することにより、有効成分を抽出するこ
とができる。
ターゼ阻害剤は、クチナシの抽出物20〜40%、クジ
ン抽出物30〜60%、延命草抽出物20〜40%の割
合で混合したとき、それぞれ単品で配合したときよりも
効果が高い。
剤化の常法に従って、単独で、あるいは適当な助剤を用
いて、外皮用剤、内服剤、注射剤、座薬等の形に製剤化
する。外皮用剤の剤形としてはトニック、リンス、ロー
ション、クリーム、乳液、パック、軟膏、浴用剤等の任
意の剤形が可能であり、また、内服剤としては錠剤、カ
プセル剤、散剤、液剤等が可能である。
ターゼ阻害剤を化粧品に利用する場合、単独で化粧品素
材に配合して化粧品にするよりも、収斂剤、殺菌・抗菌
剤、美白剤、紫外線吸剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・
抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素消去剤等の化粧品構
成成分として利用可能な生理活性物質その他の有効物質
と適宜組み合わせて化粧品とすれば、より一般性のある
化粧品として利用することが可能となる。また、その場
合は、併用された他の有効成分との間の相乗効果とし
て、通常期待される効果以上の優れた使用効果をもたら
すことがある。
トステロン5α−レダクターゼ阻害剤に対して併用可能
なものの具体例は、次の通りである。
またはその塩類、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸カリウム、ジュエキス、ハマメリスエキス、ゲ
ンノショウコエキス、ガイヨウエキス、サルビアエキ
ス、マロニエエキス、スギナエキス、メリッサエキス
等。
ウム、塩化ベンゼトニウム、サルチル酸、サルチル酸ナ
トリウム、ソルビン酸、レゾルシン、ビサボロール、ヒ
ノキチオール、メントール、キトサン、エンメイソウエ
キス、ビワエキス、ユッカエキス、アロエエキス等。
体、イオウ、コウジ酸およびその誘導体、グルコサミン
およびその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オ
ウゴンエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ヨク
イニンエキス、マロニエエキス、油溶性甘草エキス(甘
草疎水性フラボン、グラブリジン、グラブレン、リコカ
ルコンA)等。
誘導体、ウロカニン酸、オキシベンゾン、パラアミノ安
息香酸、メトキシケイヒ酸オクチル、酸化チタン、β−
カロチン、γ−オリザノール、アロエエキス、コメヌカ
エキス、カミツレエキス、セイヨウサンザシ等。
ラーゲン、加水分解コラーゲン、ケラチン、エラスチ
ン、ローヤルゼリー、コンドロイチンヘオパリン、ペク
チン、ビフィズス酸醗酵物、乳酸醗酵物、酵母抽出物、
ホホパ油、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウ
エキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス等。
体、ピリドキシンまたはその誘導体、ニコチン酸または
その誘導体、パントテン酸またはその誘導体、α−トコ
フェロールまたはその誘導体、ニンジンエキス、エゾウ
コギエキス、ヘチマエキス、シコンエキス、シラカンバ
エキス、シャクヤクエキス、ムクロジエキス、ベニバナ
エキス、ニンニクエキス等。
トイン、アミノカブロン酸、インドメタシン、塩化リゾ
チーム、グリチルリチン酸またはその誘導体、グリチル
レチン酸またはその誘導体、トラネキサム酸またはその
誘導体、シソエキス、オウレンエキス、セイヨウノコギ
リソウエキス、ボダイジュエキス、インチンコウエキ
ス、リンドウエキス等。
キシトルエン、没食子酸プロピル、バイカリン、バイカ
レイン、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラー
ゼ、ローズマリーエキス、ビワ葉エキス、セージエキ
ス、ユーカリエキス、ローヤルエキス、ターメリックエ
キス、ナツメグエキス、タイムエキス、ホップエキス
等。
性剤、保湿剤、防腐剤、香料、水、アルコール、増粘
剤、色剤等の化粧品製造に使用される一般的な原料を常
法により処理し、乳液、ローション、クリーム、ゼリ
ー、パック等の各種化粧品を製造するに当たり、製造工
程の任意の段階において本発明に係るテストステロン5
α−レダクターゼ阻害剤を添加することにより製造する
ことができる。
ターゼ阻害剤を配合することによって他の化粧品製造原
料の選択が制限されることはほとんどなく、次に例示す
るような一般的な化粧品素材や助剤はいずれも使用可能
である。
油、サフラワー油、トウモロコシ油、アーモンド油、ヤ
シ油、ヒマシ油、菜種油、オリーブ油等。
ウ、セラックス、ラノリン類等。
セシレン、スクワラン等。
レイン酸、ラノリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ヘベニン酸、ウンデシレン酸等。
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、グリセリン、プロピルアルコール、1,3−ブチ
レングリコール、エチレングリコール、コレステロー
ル、フィトステロール等。
ン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、モノステアリン
酸プロピレングリコール、酢酸ラノリン、トリミリスチ
ン酸グリセリン、ジオレイン酸プロピレングリコール
等。
オン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤等。
ル、アネトール、ハッカ油、スペアミント油、ペッパー
ミント油、ユーカリ油、アニス油等。
作用)テストステロン(東京化成)4.2mgをプロピ
レングリコール1mlに溶解し、その20μlに、NA
DPH(オリエンタル酵母社製)を濃度が1mg/ml
になるように溶解した5mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.2)825μlを加えて混合する。さらに、試料の
エタノール溶液80μlおよびS−9(ラット肝ホモジ
ネート;オリエンタル酵母社製)75μlを混合し、3
7℃で30分間インキュベートする。その後、塩化メチ
レン1mlを加えて反応を停止させ、塩化メチレン層を
分取して、反応生成物であるジヒドロキシテストステロ
ン、アンドロスタンジオール等をガスクロマトグラフィ
ーにより定量する。
りにその溶媒だけを同量添加した場合について同様に処
理し、分析する。試料無添加時の反応生成物量に対する
試料添加時の反応生成物量の比率を求め、テストステロ
ン5α−レダクターゼ阻害率とする。
種々変更して、各濃度におけるテストステロン5α−レ
ダクターゼ阻害率を求め、その結果から内挿法により、
酵素活性を50%阻害する試料濃度IC50を求める。
ヘアトニックを製造した。
し、溶解させる。そこに、70℃に加熱した原料Aの混
合物を加え、ホモジナイザーを用いて乳化し、クリーム
を製造した。
び頭部脂漏性皮膚炎の症状を有する32歳から54歳ま
での男性8人を4人ずつの使用群と不使用群に分け、使
用群には実施例1で製造したヘアトニックを一ケ月間、
1日2回、朝と夜に、通常使用しているヘアトニックに
代えて使用させた。不使用群には、通常使用しているヘ
アトニックに代え、実施例1で製造したヘアトニックの
クチナシ、クジン、延命草抽出物を除いたものを同じ条
件で併用させた。試験開始日と試験終了日に同一条件で
全員に洗髪させて、その時の脱毛本数を計測させた。
測のための洗髪の24時間前にも同一条件で洗髪させ
た。
植物抽出物からなり、テストステロン5α−レダクター
ゼ阻害作用を有するテストステロン5α−レダクターゼ
阻害剤が提供される。本発明に係るテストステロン5α
−レダクターゼ阻害剤はアンドロゲン過剰に起因する好
ましくない症状の治療に有用であり、例えば、頭髪化粧
料に含有させて用いることができる。
め、請求項1は、クチナシ抽出物20〜40%、クジン
抽出物30〜60%、エンメイソウ抽出物20〜40%
を包含する養毛料を提供する。
ン、クチナシ、延命草から水、脂肪族低級アルコール、
1,3−ブチレングリコール、または、これらの混合物
等により抽出することができる。
%、クジン抽出物30〜60%、エンメイソウ抽出物2
0〜40%を包含する養毛料は、頭髪化粧料に含有させ
て用いることができる。
20〜40%、クジン抽出物30〜60%、延命草抽出
物20〜40%の割合で混合したとき、それぞれ単品で
配合したときよりも効果が高い。
合、単独で化粧品素材に配合して化粧品にするよりも、
収斂剤、殺菌・抗菌剤、美白剤、紫外線吸剤、保湿剤、
細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素
消去剤等の化粧品構成成分として利用可能な生理活性物
質その他の有効物質と適宜組み合わせて化粧品とすれ
ば、より一般性のある化粧品として利用することが可能
となる。また、その場合は、併用された他の有効成分と
の間の相乗効果として、通常期待される効果以上の優れ
た使用効果をもたらすことがある。
料に対して併用可能なものの具体例は、次の通りであ
る。
性剤、保湿剤、防腐剤、香料、水、アルコール、増粘
剤、色剤等の化粧品製造に使用される一般的な原料を常
法により処理し、乳液、ローション、クリーム、ゼリ
ー、パック等の各種化粧品を製造するに当たり、製造工
程の任意の段階において本発明に係る養毛料を添加する
ことにより製造することができる。
て他の化粧品製造原料の選択が制限されることはほとん
どなく、次に例示するような一般的な化粧品素材や助剤
はいずれも使用可能である。
植物抽出物からなり、テストステロン5α−レダクター
ゼ阻害作用を有する養毛料が提供される。本発明に係る
養毛料はアンドロゲン過剰に起因する好ましくない症状
の治療に有用であり、例えば、頭髪化粧料に含有させて
用いることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 クチナシ、クジン、延命草より選ばれる
1種または2種以上の溶媒抽出物を含むテストステロン
5α−レダクターゼ阻害剤。 - 【請求項2】 クチナシ抽出物20〜40%、クジン抽
出物30〜60%、延命草抽出物20〜40%の範囲で
これら3種類の抽出物を含むテストステロン5α−レダ
クターゼ阻害剤。
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KR20040016331A (ko) * | 2002-08-16 | 2004-02-21 | (주)다모코스메틱 | 발모제 및 그 제조방법 |
KR20040049068A (ko) * | 2002-12-03 | 2004-06-11 | 주식회사 엘지생활건강 | 모발 성장 촉진제 조성물 |
JP2015523411A (ja) * | 2012-08-03 | 2015-08-13 | チュンアン ユニバーシティー インダストリー−アカデミー コオペレーション ファウンデーション | 天然物由来のフィロバシディウム抑制物質を含む抗菌用組成物 |
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-
1998
- 1998-06-16 JP JP10168340A patent/JP2992510B1/ja not_active Expired - Fee Related
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US9801920B2 (en) | 2012-08-03 | 2017-10-31 | Chung-Ang Univ Industry-Academic Coop. Foundation | Antimicrobial composition comprising Filobasidium-suppressing agent derived from natural substance |
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