JP2000006622A - タイヤの組立て方法及び組み立て用機械 - Google Patents
タイヤの組立て方法及び組み立て用機械Info
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Abstract
毎のタイヤの組立方法及び機械を提供する。 【解決手段】ホイールリム62の溝の中に第1のビード
71を部分的に設置した後、タイヤ7の第1のビード7
1のこの組立てが、組立て用ローラ35に対するホイー
ル6とタイヤのアセンブリの回転移動によって達成され
る。ビード71,72毎のタイヤの組立て方法及びその
機械。
Description
の組立て方法及び組立て用機械に関する。本発明は、業
務用車両、特に大型トラック、農業用車両及び荷役用車
両のタイヤの組立てに関する。本発明は、より特定的に
言うと、ビード毎のタイヤの組立てに関する。
及び3978903)は、通常、ホイールリムの縁の上
からタイヤの2つのビードを同時に組立てる。内蔵チュ
ーブ式タイヤという最も一般的なケースでは、タイヤは
次に膨張用ステーションへと導かれ、ここで2つのビー
ドはそのそれぞれの支え面の上に同時に押され、ここで
これらは膨張前の気密性を確保する。
損傷を加える可能性のある多大な応力に付すものである
と考えられている。ビードに関しては、ビードの拡張に
先立ってリムの支え面上に潤滑剤を塗布することによっ
てこの問題に補正が加えられた(US365815
2)。
フックと1つの溝くぼみを含むリムを伴うホイール上に
ビード毎にタイヤを組立てる方法及びその機械を紹介し
ている。第1のビードの設置方法は、次の段階から成
る: − リムの第1のフックの対応する円弧部分のまわりに
第1のビードを係合させて、この円弧部分をタイヤの内
部に導く段階、 − ホイールとタイヤのアセンブリに対して一定の与え
られた位置にローラを配置する段階;及び − タイヤの内部に第1のリムフックの残りの部分を進
入させかくしてこの第1のビードの設置を完成させるべ
く、ホイールとタイヤのアセンブリ及びローラの相対的
移動を実施する段階。
イールの軸を垂直にして)配置され、ローラは、すでに
タイヤの中にある第1のフックの円弧部分の側でリムの
第1のフックの外部平面Pcから一定の与えられた距離
のところに、タイヤとホイールのアセンブリの前に配置
され、その後、ホイールとタイヤのアセンブリ及びロー
ラの相対的移動は、リムの第1のフックの外部平面Pc
とローラの間の距離がほぼ一定でゼロに近いような並進
移動である。
ードを組立てる応力を著しく低減させることを可能にす
る。
らに多様な形状を提供するため、アルミニウムベースの
軽量合金で製造されることが増々多くなっている現在の
ホイールに関するものである。これらのホイールは鋼製
リムよりも硬度が低く、通常の機械の補給及び設置用手
段は、往々にして、組立ての際にホイールのリムのフッ
クを動けなくすることなどによってこれらに損傷を加え
る可能性がある。
合金製ホイールの場合に特に有利なビード毎のタイヤの
組立ての方法及び機械を提供することである。
び第2のフックもつホイールのリム上への、タイヤの第
1のビードの組立て方法は、 − 第1のリムフックの対応する円弧部分のまわりに第
1のビードを係合させ、このリムフックのこの円弧部分
をタイヤの内側に導く段階; − すでに係合させられた第1のビードの反対側にある
タイヤサイドウォールに対し組立て用ローラを適用する
段階; − すでにタイヤの内部にある第1のリムフックの円弧
部分から組立て用ローラを離隔させるような移動によ
り、組立て用ローラとホイールを互いに対して移動さ
せ、ここでこの移動は、第1のリムフックの平面Pcに
対して弓形に曲がった軌跡をもち、この運動の凹面は前
記ホイールの側に向いており、そのため第1のリムフッ
クは、タイヤの内部に完全に進入するまで第1のビード
に対し漸進的に係合するようになっている段階、を含ん
で成る。
たこのローラとホイールの相対的移動によって第1のビ
ードの組立てを完成させるという事実により、実際に非
常に多数のタイプの装着対象ホーイル上への第1のビー
ドの組立て応力を著しく制限し、かくしてタイヤのビー
ドに対するいかなる損傷もなくきわめて漸進的な組立て
に至ることが可能となる。
フックの平面Pcとリムフックの間の距離Eが最大値を
通るようなものであり、第1のフックがタイヤ内に係合
させられるホイールの軸の側でタイヤのサイドウォール
に対して組立て用ローラが適用される。
とホイールの相対的移動は、リムの第2のフックの平面
Pc'に対して外側に配置され、最初にタイヤの内側に
導かれた第1のフックの円弧部分の側とは反対側のホイ
ールの側で距離Dだけホイールの軸に対し偏心させられ
ている軸Aの回転である。
ムフックの対応する円弧部分のまわりに第1のビードを
係合させてタイヤの内部へ前記リムフックの前記円弧部
分を導いた後、 − 回転軸Aを中心としたホイール及びタイヤのアセン
ブリのαという大きさの第1の回転を行ない;次に − 前記組立て用ローラをすでに係合された第1のビー
ドの反対側にあるタイヤサイドウォールに押し付けるま
で、ホイールとタイヤのアセンブリの並進運動を行な
い;そして − 角度βに至るまでタイヤとホイールのアセンブリを
回転させることにより第1のビードの設置を完了する。
くは45°〜55°の間にある。角度βの方は、好まし
くは90°である。これにより、第1のビードの設置を
完了した後、ホイールが平らな状態で(ホイールの軸は
垂直)、ホイールとタイヤのアセンブリを放出させるこ
とが可能となる。
わりに第1のビードを係合させる前にホイールを垂直位
置におくことが有利である。
給を可能にし、タイヤの単なる傾斜によりこの係合をき
わめて容易に実現するという利点をもつ。
回転ヘッドを用いてタイヤの第2のビードが設置され、
次に得られた組立て済みアセンブリが放出される。
組立て済みアセンブリの移送用手段、各タイヤの第1の
ビードの設置手段及び第2のビードの設置手段を含んで
成る、ホイール上へのタイヤの組立て用機械において、
この第1のビードの設置用手段が、 − 組立てるべきタイヤを上に置くホイールを固定する
ハブ; − 水平軸Rをもつ組立て用ローラ;及び − 一定の与えられた距離まで前記ハブに前記組立て用
ローラを接近させ、ハブの垂直位置とその水平位置の間
で組立て用ローラの軸に平行な水平軸Aをもつハブの回
転を実施することを可能にすることを特徴とする、ハブ
と組立て用ローラの相対的移動用手段、を含んで成る機
械をも提供する。
下へ距離Dだけずれており、ここで前記ハブは垂直位置
にあり、前記ハブは、前記ホイールのディスク中央中ぐ
りによるホイールの固定用手段を有している。
定を利用することによって、これらのホイールの目に見
える損傷の危険性を全くひき起こすことなくハブに対し
てホイールを非常に精確な形で位置決めするこという利
点が得られる。このことは、例えば引っかき傷に対して
はるかに敏感な軽量合金製のホイールにとって、特に重
要である。
は、装着すべきホイールタイプを識別するための手段を
有している。こうして、特に、ホイールのタイプに応じ
て、第1のビードの組立ての際に利用すべき調節特性を
直ちに決定することが可能となる。
的な意味のない一例として示される本発明の一実施例に
ついて詳細に記述する。
上のタイヤの組立て用機械の概略的上面図である。
用ベルトコンベヤ1,ホイール6及び組立て済みのアセ
ンブリ8を機械の1つのステーションからもう1つのス
テーションまで移送することを目的とする回転コンベヤ
2、タイヤ7の第1のビードの組立て用ステーション
3,第2のビードの組立て用ステーション4及び組立て
済みアセンブリ8の放出用ベルトコンベヤ5を有する。
手動式にでも自動式にでも補給することができる。ホイ
ール6は、ベルトコンベヤ1上に平らに(その軸を垂直
にして)配置される。補給用ベルトコンベヤは、ホイー
ルの測定用ステーション9に補給を行なう。この測定用
ステーション9は、装着すべきホイールを識別し制御す
ることを可能にする。ホイールタイプに応じて、取付け
用ステーションの調節を修正することができる。
レーム21とT字形に配置された3本のクロスバー2
2,23及び24で構成されている。各々のクロスバー
は、これらの部品セットは、膨張前のホイール6のディ
スク61の中央中ぐりの中に挿入されるヒンジ留めされ
た部品26のセットを伴うホイール6及び組立て済みア
センブリ8の同一のつかみ装置25で終結している。各
々の装置25は、輸送されたコンポーネントを垂直方向
に移動させるためのモータ付きラック27を有する。か
くして、例えば150〜300mmといった異なる直径
をもつホイール6をつかむことが可能となる。
ーネントを輸送でき、90°の交互回転を行なう。こう
して、装着すべきホイールを導き、部分的に組立てられ
た(第1のビード)アセンブリを位置決めし、完全に組
立てられた(2つのビード)アセンブリを放出すること
が可能となる。有効な組立て段階の間、回転コンベヤ2
のクロスバは、つかみ位置から45°の中間位置にあ
る。
立てステーション3を示している。このステーション3
は、水平軸Aを中心にしてヒンジ留めされたシャーシ3
2が上に取りつけられているフレーム31を含んでい
る。このシャーシ32は、1つのハブ33を支持し、こ
のハブ上に、装着すべきホイールを固定することができ
る。シャーシ32は、その軸Aを中心として、垂直位置
(図3−ハブの軸は水平)及び水平位置(ハブの軸は垂
直)の間で回転移動する。モータ付きねじ34は、シャ
ーシの垂直移動を可能にしている。ステーション3は同
様に、シャーシ及びハブの回転軸Aに平行で水平な軸R
をもつ組立て用ローラ35を含んでいる。組立て用ロー
ラ35は高さを変えて配置することができる。
についてここで、図3及び図4の4つの概略図を用いて
説明する。
1の測定用ステーション上でホイール6を捕捉し、次
に、90°の回転を行なってこのホイールを、水平位置
(軸は垂直)に置かれたハブ33より上に位置決めす
る。ラック27はホイール6をハブ33の上に置き、こ
のハブはホイールを既知の手段により心出しされた形で
しっかりと固定する。固定は、ホイール6のディスク6
1の中央中ぐり63により改めて行なわれる。
3に示されているようにタイヤ7を単に揺動させること
により、オペレータが、ホイール6のリム62の第1の
フック64の上部部分の上から、リム62の溝66の中
へタイヤ7の第1のビード71の上部部分を設置するこ
とができるように、床から適切な距離のところで垂直位
置(軸は水平)に置かれる。従って、タイヤ、ホイール
及び組立て用ローラは、図4の(a)に示されている位
置にある。
下に提示するような形で、図4の(b)に示されている
ように、シャーシ32,ハブ33,ホイール6及びタイ
ヤ7のアセンブリの角度αの回転を実施する。
約45〜55°の角度αを成した時点で、回転を中断
し、ホイール6の第1のフック64の平面Pcと組立て
用ローラ35の間の距離が予め定められた距離E(図4
の(C)参照)となるまで組立て用ローラ35に対しタ
イヤの外部サイドウォールを導くような形でアセンブリ
の垂直な並行移動を実施する。このあそびEの値は約7
0〜100mmである。
直)(図4の(d))に至るまで、ハブ33,ホイール
6及びタイヤ7のアセンブリの回転を完遂する。
タイヤ7の外側ビード72及びサイドウォールをホイー
ル6の第1のフック64に対して圧縮しかくして、第1
のリムフック64の上から第1のビード71のアセンブ
リを通過させる。こうしてリム62上へのタイヤ7の第
1のビード71の組立てが完了する。
ルと接触しこれを圧縮するとき、このローラが、すでに
リム62の溝66の中に置かれている第1のビードの側
にわずかに片寄ってホイールの軸に対して位置決めされ
るという点に留意されたい。
いるように、ホイール及びハブの軸との関係において距
離Dだけわずかに偏心している。この偏心により、組立
て用ローラに対するホイールとタイヤのアセンブリの回
転移動の際の距離Eの初期増加がひき起こされる。距離
Eはその後、最大値を通過する。この距離Eの変動によ
り、組立てを非常に漸進的かつ規則的に形で行なうこと
が可能となる。これは、リムフック上の第1のビードの
組立て応力を制限し、ホイール上のタイヤの良好な設置
を確保する効果をもつ。
の直径すなわち17.5−19.5−22.5インチ(4
4.45−49.53−57.15mm)又はその他とい
った規格化された値に応じて異なる。
時点で、第1のビードが完全に組立てられたことになる
(図4d)。
られたアセンブリは、次に回転コンベヤ2のクロスバ2
4により再び取り上げられ、第2のビード72の組立て
用ステーション4上に位置決めされる。
ョン4は、既知のタイプの方法に従って第2のビード7
2の組立てに着手する:ホイール6及びタイヤ7の部分
的に組立てられたアセンブリは、折畳み式台車21上に
取りつけられた回転ヘッド20の下に現われるような形
で前述の回転コンベヤ2により位置決めされる:この台
車は、タイヤ7の、組立て位置(溝の底)での維持及び
タイヤ7の回転停止用のシステム22を有している。回
転ヘッド20は、リムの寸法に応じた自動的に位置調節
用システムを備えている。
ンベヤ5まで導くため、組立て済みアセンブリを捕捉す
る。
ープあたり430個以上のタイヤ、つまり一時間に平均
50個以上のタイヤを組立てることができる。この機械
は、17.5−19.5−22.5インチ又はその他の規
格化された支え面寸法及び5.25〜18インチ(13.
33〜45.72mm)のリム幅を処理することができ
る。組立て可能なタイヤの最大直径は1250mmであ
り、組立て済みアセンブリの最大重量は180kgであ
る。
式に行なわれているが、これを自動化することも可能で
ある。
及び方法は、大型トラック用タイヤの組立てのために特
に適切である。同様に、これらは、特に農業又は荷役用
の業務用車両のその他のタイプのタイヤの組立てにも応
用することができる。
上面図である。
段を示す。
て用手段の概略図である。
第1のビードの組立て段階の概略図である。
の概略図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 第1及び第2のフックをもつホイールの
リム上にタイヤの第1のビードを組立てる方法におい
て、 − 第1のリムフックの対応する円弧部分のまわりに第
1のビードを係合させ、このリムフックのこの円弧部分
をタイヤの内側に導き、 − すでに係合させられた第1のビードの反対側にある
タイヤサイドウォールに対し組立て用ローラを押し付
け、 − すでにタイヤの内部にある第1のリムフックの円弧
部分から組立て用ローラを離隔させるような移動によ
り、組立てローラとホイールを互いに対して移動させ、
ここでこの移動は、第1のリムフックの平面Pcに対し
て弓形に曲がった軌跡をもち、この移動の凹形は前記ホ
イールの側に向いており、そのため第1のリムフック
は、タイヤの内部に完全に進入するまで第1のビードに
漸進的に係合するようになっている組立て方法。 - 【請求項2】 組立て用ローラとホイールの相対的移動
は、第1のリムフックの平面Pcとリムフックの間の距
離が最大値を通るようなものである請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 第1のフックがタイヤの内に係合させら
れるホイールの軸側でタイヤのサイドウォールに組立て
用ローラを押し付ける請求項1又は2のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項4】 組立て用ローラとホイールの相対的移動
は、リムの第2のフックの平面Pc'に対して外側に配
置され、最初にタイヤの内側に導かれた第1のフックの
円弧部分の側とは反対側のホイールの側で距離Dだけホ
イールの軸に対し偏心させられている軸Aの回転である
請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項5】 第1のリムフックの対応する円弧部分の
まわりに第1のビードを係合させてタイヤの内部へ前記
リムフックの前記円弧部分を導いた後、 − 回転軸Aを中心としたホイール及びタイヤのアセン
ブリのαという大きさの第1の回転を行ない;次に − 前記組立て用ローラーをすでに係合された第1のビ
ードの反対側にあるタイヤサイドウォールに押し付ける
まで、ホイールとタイヤのアセンブリの並進移動を行な
い; − 角度βに至るまでタイヤとホイールのアセンブリを
回転させることにより第1のビードの設置を完了する;
請求項4に記載の組立て方法。 - 【請求項6】 角度αが30度〜45度の間にある請求
項5に記載の組立て方法。 - 【請求項7】 角度αが45〜55度の間にある請求項
5に記載の組立て方法。 - 【請求項8】 角度βが90°に等しい請求項5〜7の
いずれか1項に記載の組立方法。 - 【請求項9】 第1のリムフックの対応する円弧部分の
まわりに第1のビードを係合させる前にホイールを垂直
位置に置く請求項1〜8のいずれか1項に記載の組立て
方法。 - 【請求項10】 第1及び第2のフックと溝くぼみをも
つホイールのリム上に第1及び第2のビードをもつタイ
ヤを組立てる方法において、請求項1〜9のいずれか1
項に記載の方法に従って第1のビードを設置した後、折
畳み式台車上に取付けられた回転ヘッドを用いてタイヤ
の第2のビードを設置し、かくして得られた組立て済み
アセンブリを放出する組立て方法。 - 【請求項11】 装着すべきホイール及び組立て済みア
センブリの移送用手段、各タイヤの第1のビードの設置
手段及び第2のビードの設置手段を含んで成る、ホイー
ル上へのタイヤの組立て用機械において、前記第1のビ
ードの設置用手段が、 − 組立てるべきタイヤを上に置くホイールを固定する
ハブ; − 水平軸Rをもつ組立て用ローラ;及び − 一定の与えられた距離まで前記ハブに前記組立て用
ローラを接近させ、ハブの垂直位置とその水平位置の間
で組立て用ローラの軸に平行な水平軸をもつハブの回転
を実施することを可能にすることを特徴とする、ハブと
組立て用ローラの相対的移動用手段;を含んで成る組立
て用機械。 - 【請求項12】 ハブの回転軸がハブの軸より下へ距離
Dだけずれており、前記ハブは垂直位置にある、請求項
11に記載の組立て用機械。 - 【請求項13】 前記ハブが、前記ホイールのディスク
の中央中ぐりによるホイールの固定用手段を有している
請求項11又は12のいずれか1項に記載の組立て用機
械。 - 【請求項14】 装着すべきホイールタイプを識別する
ための手段を有する、請求項11〜13のいずれか1項
に記載の組立て用機械。
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