JP2000006563A - 物品管理物及び物品管理システム - Google Patents

物品管理物及び物品管理システム

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JP2000006563A
JP2000006563A JP18174298A JP18174298A JP2000006563A JP 2000006563 A JP2000006563 A JP 2000006563A JP 18174298 A JP18174298 A JP 18174298A JP 18174298 A JP18174298 A JP 18174298A JP 2000006563 A JP2000006563 A JP 2000006563A
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Tadayoshi Ono
忠義 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の機械的なストレスによる破損から
の保護に優れ、かつ物品への取り付け性に優れ、物品に
関する情報の印刷表示が従来装置で可能な物品管理物及
び物品管理システムを提供する。 【解決手段】 無線収納箱管理物1は、物品を収納する
ための物品収納箱4の一部に埋め込まれ、非接触で無線
により情報を送受信し、情報を記憶/読出す無線情報記
憶媒体2と、物品収納箱4に対して着脱可能に取り付け
られ可視画像を繰り返し記録可能なリライタブル印刷記
録媒体3とを有する。この様に、無線収納箱管理物1
は、互いに独立した無線情報記憶媒体2とリライタブル
印刷記録媒体3との一対で構成されて1つの物品収納箱
4に夫々取り付けられており、非接触で情報の記録、読
み出しができ、かつ人間あるいは機械読取り可能な可視
画像を繰り返し記録できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば物品管理の
ための物品収納箱に取り付けられ、収納された物品に関
する情報を有する物品管理物に関わり、特に無線により
物品管理物に非接触で情報を書込み/読取り、かつ物品
に関する情報を印刷表示する物品管理物及び物品管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICメモリなどの情報記憶部と、
無線により外部と交信して非接触で情報記憶部の情報の
読み出しあるいは情報記憶部への情報の書き込み制御を
行う無線交信部とを有する無線情報記憶媒体が、処理装
置に投入することなく非接触で所定の処理を行うことが
できることから、次世代の情報キャリアとして注目され
ている。このような無線情報記憶媒体はICチップ化さ
れて、単体では無線タグとして物品に取り付けられ、物
品の万引き防止システムや、スキー場におけるスキーリ
フト券として利用されている。また、カードに埋め込ま
れ、無線処理自動改札システムにおける定期券カードと
しての利用が試みられている。
【0003】しかしながら、従来の無線タグには、例え
ば万引き防止システムにおけるように、取り付けられて
いる物品に関する情報を直接、人(客)に提示不要なた
め、人が目視で確認できる画像表示部を有していない。
そのため、この様な無線タグを物流分野に利用する場
合、例えば物品に荷札として取り付けられた無線タグか
ら物品固有の情報を読み出すことにより物品の流れを一
元的に管理するシステムなどにおいては、物品に取り付
けられた無線タグの破損、交信傷害などによる不測の事
態に陥った際に、現場作業者あるいは管理者による目視
確認が不可能である。
【0004】この様な課題に対して、例えば特開平4−
368894号公報には、非接触記録手段を内蔵した記
録媒体の表面に熱によって可視情報を書き換え可能な可
視情報記録エリアを設けた非接触記録媒体が開示されて
いる。また、特開平9−104189号公報に開示され
ている情報記録媒体は、外部との送受信によりID情報
を記憶するとともに、そのID情報を外部に送出する回
路(半導体部)とアンテナとを内蔵しており、その表面
に印刷及び消去が可能な印刷媒体が設けられ、ID情報
に関係した情報が印刷されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の無線情報記憶媒体は、情報記憶素子、無線送受
信部、アンテナ部等の電子部品を機械的ストレスによる
破損から保護するために、剛体あるいは比較的可撓性に
乏しい形態となっており、その剛体表面部に画像表示部
が設けられている。そのため、この様な形態の無線情報
記憶媒体は人が携帯するには適しているが、物品に取り
付ける場合には可撓性がないことから、物品への取り付
けに種々の制約が生じるという問題がある。また、無線
部と画像表示部が同じ媒体に設けられた構成のため、画
像表示部に印刷記録する装置が特殊なものとなるという
問題がある。
【0006】また、特開平9−104189号公報に開
示された情報記録媒体は、逆に紙状の母材の上に電子部
品を形成し、目視画像が繰り返し記録できる印刷媒体を
張合わせているため可撓性には優れているが、電子部品
が機械的ストレスにより破損する危険があるという問題
があった。
【0007】そこで本発明は、上記欠点を除去し、電子
部品の機械的なストレスによる破損からの保護に優れ、
かつ物品への取り付け性に優れ、物品に関する情報の印
刷表示が従来装置で可能とする物品管理物及び物品管理
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の物品管理物は、少なくとも1つ以上の物品
を収納する収納物に取り付けられ、この収納物に収納さ
れる物品に関する情報を管理する物品管理物において、
電子的に情報を記憶する記憶手段と、外部と通信を行う
ためのアンテナと、このアンテナを介して外部と通信を
行うことにより前記記憶手段に対して情報の記憶、読み
出しを行う無線送受信制御手段とからなる無線情報記憶
媒体と、この無線情報記憶媒体とは別個に構成され可視
画像を繰り返し記録することが可能なリライタブル印刷
記録媒体とを有し、夫々個別に設けられた一対の前記無
線情報記憶媒体とリライタブル印刷記録媒体が同一の収
納物に対して設けられていることを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために、本発明の物品
管理物は、少なくとも1つ以上の物品を収納する収納物
に取り付けられ、この収納物に収納される物品に関する
情報を管理する物品管理物において、電子的に前記収納
物に収納されている物品に関する複数の情報を記憶する
記憶手段と、外部と通信を行うためのアンテナと、この
アンテナを介して外部と通信を行うことにより前記記憶
手段に対して情報の記憶、読み出しを行う無線送受信制
御手段とからなる無線情報記憶媒体と、この無線情報記
憶媒体とは別個に構成され、可視画像を繰り返し記録す
ることが可能で、前記無線情報記憶媒体に記憶される物
品に関する情報の少なくとも一部が印刷されているリラ
イタブル印刷記録媒体とを有し、夫々個別に設けられた
一対の前記無線情報記憶媒体とリライタブル印刷記録媒
体が同一の収納物に対して設けられていることを特徴と
する。
【0010】上記目的を達成するために、本発明の物品
管理システムは、少なくとも1つ以上の物品を収納する
収納物に収納される物品に関する情報を管理する物品管
理システムにおいて、この収納手段に取り付けられ、電
子的に前記収納物に収納されている物品に関する複数の
情報を記憶する記憶手段と、外部と通信を行うためのア
ンテナと、このアンテナを介して外部と通信を行うこと
により前記記憶手段に対して情報の記憶、読み出しを行
う無線送受信制御手段とからなる無線情報記憶媒体と、
この無線情報記憶媒体と対で用いられ、前記無線情報記
憶媒体が取り付けられた収納手段に対して前記無線情報
記憶媒体とは別個に取り付けられ、前記無線情報記憶媒
体に記憶される物品に関する情報の少なくとも一部に対
応する可視画像を繰り返し記録可能なリライタブル印刷
記録媒体と、前記無線情報記憶媒体に対して前記物品に
関する情報を書き込む書込手段と、前記リライタブル印
刷記録媒体に対して前記無線情報記憶媒体に記憶される
物品に関する情報の少なくとも一部に対応する画像情報
を記録する画像印字手段と、前記無線情報記憶媒体もし
くはリライタブル印刷記録媒体に書き込まれた物品に関
する情報の少なくとも一部が変化した際に前記書込手段
もしくは前記画像印字手段を制御して変化した物品に関
する情報の書き換え処理を行う書込制御手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1(a)は本発明に係
る物品管理物を物品管理箱に取り付けた様子を示す図で
ある。本発明に係る物品管理物としての無線収納箱管理
物1は、無線情報記憶媒体2とリライタブル印刷記録媒
体3とから構成される。無線情報記憶媒体2は、後述す
る構成で非接触で無線により情報を送受信し、情報を記
憶したり読み出したりするもので、物品を収納するため
の物品収納箱4の一部に埋め込まれている。リライタブ
ル印刷記録媒体3は後述する構造及び印刷記録特性によ
り可視画像を繰り返し記録可能な画像記録部3aを有
し、物品収納箱4の外周面に設けられた一端を解放され
た透明のプラスチック袋5等に収納され、物品収納箱4
に対して着脱可能に取り付けられている。この様に、無
線収納箱管理物1は、互いに独立した無線情報記憶媒体
2とリライタブル印刷記録媒体3との一対で構成されて
1つの物品収納箱4に夫々取り付けられており、非接触
で情報の記録、読み出しができ、かつ人間あるいは機械
読取り可能な可視画像を繰り返し記録できるものであ
る。
【0012】以下、無線情報記憶媒体2について具体的
に説明する。図2は無線情報記憶媒体2の構造を示すも
のであり、図3は無線情報記憶媒体2の回路構成を示す
ブロック図である。無線情報記憶媒体2は、図2(a)
に示すようにループ状コイルなどからなる送受信アンテ
ナ10とLSIチップ11とをプラスチックでモールド
した無線情報記憶素子21を有しており、図2(b)に
示すようにこの無線情報記憶素子21を剛性のある基材
20と一体に成形された構造からなる。この様に、無線
情報記憶素子21が剛性のある基材にモールド一体成形
されているので、機械的な耐久性に優れ、高い信頼性を
有する。本実施の形態では、30mm×40mm程のサ
イズになるよう形成されている。
【0013】この無線情報記憶素子21のLSIチップ
11の主要な回路構成は、図3に示すように、送受信ア
ンテナ10で受信された変調データ信号の整流及び安定
化を行ってLSIチップ11の回路各部に電源電力を供
給する電源生成部30と、変調データ信号を復調して制
御ロジック部33に送出する復調回路31と、制御ロジ
ック回路33から送出されたデータ信号を無線送信可能
な形態に変調する変調回路32と、各種情報を記憶する
不揮発性メモリ34と、復調されたデータ信号の不揮発
性メモリ34への書き込み、あるいは不揮発性メモリ3
4から記憶された情報の読み出し、変調回路32への送
出を制御する制御ロジック33と、送受信アンテナ10
で受信された変調データ信号から生成した同期信号を復
調回路31/変調回路32/制御ロジック回路33へ供
給するクロック生成回路35等の回路とから構成されて
いる。
【0014】この様な回路構成により、無線情報記憶媒
体2は、送受信アンテナ10にて外部から送信された変
調データ信号を受信し、受信した変調データ信号を電源
生成部30、復調回路31及びクロック生成回路35へ
送りこむ。電源生成部30では変調データ信号を整流、
安定化して電源として回路各部へ供給し、クロック生成
回路35では変調データ信号からクロックパルスを生成
し、回路各部へ供給する。そして、復調回路31ではク
ロック生成回路35から供給されたクロックパルスを用
いて変調データ信号の復調を行う。ここで、書き込み命
令を受信した場合には、制御ロジック回路33の制御の
もと復調されたデータを不揮発性メモリ34に記録する
ようになっている。また、外部からの読み出し命令を受
信した場合には、制御ロジック回路33により不揮発性
メモリ34に記憶されているデータを読み出し、変調回
路32で無線送信に適した形にデータの変調を行い、送
受信アンテナ10を介して外部に送信するようになって
いる。
【0015】次に、リライタブル印刷記録媒体3につい
て具体的に説明する。図4はリライタブル印刷記録媒体
3の構成を模式的に示した図である。図4において、リ
ライタブル印刷記録媒体3はシート状の基材41からな
り、この基材41の一方の面に可視画像を繰り返し記録
/消去可能なリライタブル記録層42及びこのリライタ
ブル記録層42を保護するトップコート層43が順次積
層されている。このトップコート層43表面がリライタ
ブル印刷記録媒体3の画像記録bう3aを構成してい
る。
【0016】基材41は、例えばポリエチレンテレフタ
レート(PET)、塩化ビニル、ポリカーボネートなど
のプラスチックシート、紙あるいは合成紙等を用いるこ
とができる。本実施の形態のように、画像を繰り返し記
録、消去して書き換える場合には、プラスチックシー
ト、合成紙などの機械的耐久性のある基材が好適であ
る。基材の厚さは1mm以下、特に500〜10μmが
好適に用いられる。この実施形態では、厚さ188μm
のPETシートを用いている。
【0017】リライタブル記録層42には、発色型リラ
イタブル記録材料、高分子マトリクス/低分子複合膜材
料などを用いることができる。発色型リライタブル記録
材料の一例は、ロイコ染料系のリライタブル感熱記録材
料で、ロイコ染料と可逆性顕色剤から構成されている。
可逆性顕色剤の例としては、顕減色剤と長鎖アルキル基
を持つ化合物がある。
【0018】顕減色剤は、分子内に酸性部位と塩基性部
位の両方を具備させた化合物を使用する。このような材
料の例として、フェノールカルボン酸と有機アミンとの
塩、フェノール化合物と有機アミンとの錯塩、及び有機
両性化合物がある。この様な材料は、例えば、特開平6
−191150号公報、特開平6−191151号公報
などに記載されている。
【0019】また、可逆性を発現する長鎖アルキル基を
持つ化合物としては、長鎖脂アルキル基を持つアスコル
ビン酸化合物、フォスフォン酸化合物、フェノール化合
物などがある。このリライタブル記録材料は、加熱、溶
融によって常温で発色状態を呈し、発色状態にあるもの
を発色温度よりも低い温度に加熱することで常温で消色
状態となる。このような記録材料は、例えば特開平5−
96852号公報、特開平5−193257号公報など
に記載されている。
【0020】可逆顕色剤と組み合わされるロイコ系染料
は、電子供与性を示すもので、特に限定されず、従来公
知の例えばフルオラン系化合物などを用いることができ
る。ロイコ系染料は、染料化合物により黒、赤、青、黄
などに発色し、カラー記録材料としても使用することが
できる。
【0021】高分子マトリクス/低分子複合膜リライタ
ブル記録材料は、加熱温度の違いにより白濁状態と透明
状態を可逆的に示す可逆性感熱記録材料である。記録媒
体として用いる時は、リライタブル記録層の下層に設け
られた着色層を見せる(透明状態)か見せない(白濁状
態)のどちらかを記録状態とする。この材料は、塩化ビ
ニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などの樹脂
中にステアリン酸やベヘン酸などの高級脂肪酸など、有
機低分子物質を分散させたフィルムである。このような
記録材料については、例えば特開平2−1363号公
報、特開平3−2089号公報、特開平4−20159
6号公報などに記載されている。
【0022】磁気カプセル記録材料の一例としては、フ
レーク状の鉄、ニッケル、鉄−ニッケル−クロムなどの
金属微粉を、極性溶媒と熱可塑性樹脂とからなる媒体ビ
ヒクルあるいはワックスとともにカプセル中に封じ込
め、これをシート上にコーティングしたものである。こ
れは、磁場の方向に従ってフレーク状金属微粉が配向す
る部分と配向させない部分を作り、入射光に対する両者
の外観の違いにより、記録状態と消去状態とするもので
ある。このような材料としては、例えば特開平5−24
384号公報、特開平9−71042号公報などに記載
されている。
【0023】この実施形態のリライタブル記録層42
は、ロイコ系染料と長鎖アルキル基を持つフェノール化
合物を樹脂に分散させ、基材41である188μmのP
ETシートに塗布、乾燥させて形成した。形成されたリ
ライタブル記録層42の厚さは約5μmである。こうし
て形成されたリライタブル記録層42の上に、紫外線硬
化樹脂を塗布後硬化させてトップコート層43を形成し
た。トップコート層43の厚さは約5μmである。この
ようにして本実施の形態は、厚さは約200μmで、極
めて可撓性に優れたシート状のリライタブル記録媒体
を、長さ60mm、幅が30mmのラベル状に裁断した
リライタブル印刷記録媒体3を用いる。
【0024】次に、図5を用いて、画像記録部3aのリ
ライタブル記録層42の発色/消色特性について説明す
る。図5は、リライタブル印刷記録媒体3に解像度8ド
ット/mmのサ−マルヘッドを駆動して、搬送速度が4
0mm/秒でソリッドパターンを記録し、サーマルヘッ
ドへの印加エネルギーを変えた時の画像濃度の変化特性
を示した図である。縦軸は画像記録部3aの画像濃度、
横軸は画像記録部3aに与えるサ−マルヘッド17の印
加エネルギを示している。さらに、図中の実線はまだ発
色していない初期状態でソリッドパターンを記録する加
熱エネルギを与えたときの濃度変化を示し、破線は画像
記録部に記録されたソリッドパターンを消色するような
加熱エネルギを与えた時の濃度変化を示している。
【0025】このように、この画像記録部3aは、記録
ヘッドであるサーマルヘッドへの印加エネルギを変える
ことにより、繰り返し画像の記録消去ができる。ここで
は、記録エネルギは0.6mJ/ドット、消去エネルギ
は0.3mJ/ドットとすることにより、画像記録部3
aへの画像記録及び消去が繰り返しできる。
【0026】この様な記録特性を有するリライタブル印
刷記録媒体3の書換方法で、記録と消去を同時に行うオ
ーバーライト記録方式について以下に詳述する。オーバ
ーライト記録方式は、記録画像情報に対応するサーマル
ヘッドの発熱体に記録(発色)エネルギを、非記録であ
る地肌情報(消去)に対応するサーマルヘッドの発熱体
に消去(消色)エネルギをそれぞれ選択的に印加するこ
とによって記録、消去を同時に行う方式で、特開平4−
197647号公報に開示されている。
【0027】ここで、図6を用いて、単一のサ−マルヘ
ッド44を用いて画像記録部3aの画像を書き換えるオ
ーバーライト記録動作について説明する。図6は、単一
のサ−マルヘッド44によって画像が書き換えられてい
る様子を模式的に示したものであり、アルファベット文
字「A」という既存画像45が記録されているリライタ
ブル印刷記録媒体3の画像記録部3aを矢印方向に移動
させながら、サーマルヘッド44の発熱抵抗体列46に
よって画像記録部3aを加熱してアルファベット「B」
と言う新画像47に書き換えられている様子を示してい
る。尚、既画像45である文字「A」の各ドットは白丸
印で示し、新画像47である文字「B」の各ドットは黒
丸印で示している。また、サ−マルヘッド44の発熱抵
抗体列46は、記録すべき画像情報に応じて、印加エネ
ルギを発熱抵抗体単位で上述した記録エネルギあるいは
消去エネルギに選択的に切り換え制御されており、記録
エネルギが印加されている発熱抵抗体素子は黒四角で、
消去エネルギが印加されている発熱抵抗体素子は斜線の
四角で夫々示している。
【0028】画像記録部3aのうち、発熱抵抗体列46
によってまだ加熱されていない領域(図6において下部
領域)には白丸で示す既画像がまだ残っている。また、
既に発熱抵抗体列45によって加熱された領域において
は、新画像部分に記録加熱が加えられ、消去部分には消
去加熱が画素単位で加えられているため、既画像で新画
像と重ならない部分は図中の点線の丸で示すように、新
画像の記録と共に既画像が消去されている。したがっ
て、リライタブル印刷記録媒体3は、既存画像がどの様
に記録されていたかにかかわらず、画像の書換を行うこ
とができる。
【0029】次に、図1、及び図7乃至図11を用いて
本発明の無線収納箱管理物に対するデータの記憶/記録
動作を行う物品管理システムAを説明する。図1(b)
は、無線情報記憶媒体2への記憶及びリライタブル印刷
記録媒体3への記録の諸動作を行う書込処理装置100
の構成を示し、図1にて無線収納箱管理物1と書込処理
装置100からなる物品管理システムAを示す。書込処
理装置100は、後述する構成の無線リーダライタ50
とサーマルプリンタ51、制御部52、MPU(マイク
ロ・プロセッシング・ユニット)53、メモリ54、ホ
ストI/F(インターフェイス)部55、ホストコンピ
ュータ56を有している。
【0030】無線リーダライタ50は、無線情報記憶媒
体2と非接触で情報を送受信し、物品収納箱4に収納さ
れている物品に関する情報を無線情報記憶媒体2に書き
込み/読み出し処理する。サーマルプリンタ51は無線
リーダライタ50によって無線情報記憶媒体2に書き込
まれる情報の少なくとも一部をリライタブル印刷記録媒
体3に記録する。制御部52は、サーマルプリンタ50
と無線リーダライタ51の動作を制御するMPU53
と、無線情報記憶媒体2及びリライタブル印刷記録媒体
3に書き込む情報を記憶するメモリ54とを有してい
る。また、ホストコンピュータ56は、ホストI/F部
55を介してサーマルプリンタ50と無線リーダライタ
51の動作制御命令や無線情報記憶媒体2及びリライタ
ブル印刷記録媒体3に書き込む情報を制御部52に対し
て送り出している。
【0031】無線リーダライタ50は、図7に示すよう
な構成で、書込処理装置100全体の制御部52と通信
を行うためのI/F(インターフェイス)部60と、デ
ータを記憶したり全体を制御する制御部61と、送信デ
ータに対して変調を行う変調回路62と、送信アンプ6
3を介して変調データ信号を外部へ送信したり、外部か
ら送信された変調データ信号を受信する送受信アンテナ
64と、受信アンプ65を介して受信された変調データ
信号に対して復調を行う復調回路66とからなる。
【0032】そして、図1(b)に示す書込処理装置1
00において、ホストコンピュータ56からホストI/
F部55を介して物品に関する所定のデータ、例えば物
品名、ロット番号、数量、製造会社、納入先等のデータ
が送られると、制御部52はメモリ54に格納する。こ
の際、ホストコンピュータ56から無線リーダライタ5
0の動作命令が送られると、制御部52はI/F部60
を介して無線リーダライタ50の制御部61へホストコ
ンピュータ56より受信したデータを送信する。する
と、図8に示すように、無線リーダライタ50の制御部
61は、受けたデータを一旦制御部61内のメモリに記
憶した後(ST10)、このデータに対して変調回路6
2にて無線送信に必要な変調を加え(ST11)、送信
アンプ63を経て送受信アンテナ64から変調データ信
号を送信する(ST12)。一方、無線リーダライタ5
0の送受信アンテナ64にて外部からの変調データ信号
が受信されると(ST13)、受信アンプ65を経て復
調回路66にて受信した変調データ信号の復調を行い
(ST14)、制御部61にて復調したデータを制御部
61内のメモリに記憶するようになっている(ST1
5)。
【0033】次に、サーマルプリンタ51は、図9に示
すように、筐体の一端部に挿入口80aが形成され、他
端部には排出口80bが形成されている。筐体内には、
記録ヘッドとしてのサーマルヘッドを用いてリライタブ
ル印刷記録媒体3の画像記録部3aに画像情報を記録す
る画像印字部81と、サーマルヘッドに対向したプラテ
ンローラ83と、リライタブル印刷記録媒体3を排出口
80bに向かって所定の速度で搬送する搬送ローラ82
と、画像印字部81へのリライタブル印刷記録媒体3の
進入を検知するセンサ84が設けられている。
【0034】そして、図10に示すように、画像印字部
81はI/F91、サーマルヘッド93、サーマルヘッ
ド93の記録動作を制御する記録制御部92を備えてい
る。また、搬送部94は搬送ローラ82、プラテンロー
ラ83、搬送ローラ82やプラテンローラ83の図示し
ない駆動伝達系を制御してリライタブル印刷記録媒体3
の取り出しや搬送を制御する搬送制御部95とを備えて
いる。また、画像印字部81、搬送部94、センサ84
には、バス97を介してサーマルプリンタ51全体の動
作を制御する中央制御装置(CPU)96が接続されて
いる。
【0035】そして、図1(b)に示す書込処理装置1
00において、ホストコンピュータ56からホストI/
F部55を介して物品に関する所定のデータ、例えば物
品名、ロット番号、数量、製造会社、納入先等のデータ
が送られ、制御部52はメモリ54に格納する。この
際、ホストコンピュータ56からサーマルプリンタ51
の動作命令が送られると、制御部52はサーマルプリン
タ51のCPU96へ動作命令及びホストコンピュータ
56より受信したデータの少なくとも一部、つまり無線
情報記憶媒体2に書き込む情報の少なくとも一部の情報
を送信する。すると、図11に示すように、サーマルプ
リンタ51のCPU96は搬送制御部95に諸ローラの
起動信号を出力し、搬送制御部95は搬送ローラ82、
プラテンローラ83を所定速度で駆動して、挿入口80
aから挿入されたリライタブル印刷記録媒体3を筐体内
部(画像印字部81方向)へ搬送する(ST21)。セ
ンサ84がリライタブル印刷記録媒体3の画像印字部8
1への進入を検知すると(ST22)、この検知信号に
基づきサーマルヘッド93はリライタブル印刷記録媒体
3に接触しない待避位置から、リライタブル印刷記録媒
体3の画像記録部3aに接触する位置まで移動し、プラ
テンローラ83と共働して画像記録部3aを圧接する。
【0036】続いて、CPU96は、I/F91を介し
て記録制御部92に記録すべき所定の画像情報信号等、
例えば物品名「回路基盤A」、数量「100P」、納入
先「○○○会社」及び記録位置情報を送る(ST2
3)。そして、リライタブル印刷記録媒体3が記録開始
位置にくると、記録制御部92は決められた条件に従っ
てサーマルヘッド93を駆動し、例えば図12にしめす
ようにリライタブル印刷記録媒体3の画像記録部3aに
各種データを記録する(ST24)。図12で示す印字
例では、ST24にて物品名「回路基盤A」:100、
数量「100P」:101、納入先「○○○会社」:1
02が夫々記録位置情報に従ってリライタブル印刷記録
媒体3の画像記録部3aに記録される。
【0037】この様に画像記録が終了すると(ST2
5)、サーマルヘッド93はもとの待避位置に移動し、
リライタブル印刷記録媒体3への圧接を解除する。搬送
制御部95は、搬送ローラ82及びプラテンローラ83
を回動させて、リライタブル印刷記録媒体3を排出口8
0b方向に移送してサーマルプリンタ51外へ排出する
ようになっている(ST26)。
【0038】以上説明したように、本発明の物品管理物
は、収納箱に収納管理される物品に関する情報を無線情
報記憶媒体に電子データとして記憶し、リライタブル印
刷記録媒体には無線情報記憶媒体に記憶した情報の少な
くとも一部を可視情報として重複して保存/記録表示し
ている。従って、収納箱管理作業に携わる作業者にとっ
ても、電子データにて処理するオンライン管理にとって
も双方にて確認が可能である。また、情報が二重保存さ
れる形態となるため、いずれか一方の情報が欠落して
も、他方の情報により欠落した情報を容易に回復するこ
とができ、システムの信頼性を高めることができる。
【0039】次に、図13と図14は物品収納箱4に取
り付けられたリライタブル印刷記録媒体3に印刷表示さ
れる物品に関する情報が固定項目111と変動項目11
2とから構成されている場合の印字例を示すものであ
る。固定項目とは収納箱に収納された物品の管理の全工
程においてデータが変更されない項目を言い、変動項目
とは物品管理の工程においてデータが変更される、もし
くは変更される可能性のある項目を言う。図13及び図
14に示すように、リライタブル印刷記録媒体3に印刷
表示される項目のうち、固定項目111は商品名「時計
G105S」、ロット番号「Lot.980220」、
製造者「□□時計製造」から構成され、変動項目11
2、120は数量113、121とこの数量113、1
21に対応したバーコード114、122から夫々構成
されている。
【0040】本実施の形態は、物品収納箱4に物品とし
て例えば複数の時計が収納されており、出荷要求に従っ
て物品収納箱4から時計が抜き取られるような場合に
は、物品収納箱4に収納される物品(時計)の数量が変
動する。この数量の変動に応じて、物品収納箱4に取り
付けられたリライタブル印刷記録媒体3の変動項目11
2を図13に示す数量「246P」:113から図14
に示す数量「233P」:121に書き換え記録するよ
うになっている。また、同時に数量「246P」:11
3に対応するバーコード114から数量「233P」:
121に対応するバーコード122に書き換え記録する
ようになっている。
【0041】次に、本発明の無線収納箱管理物に係る無
線情報記憶媒体2への記憶動作及び図15に示す構成の
リライタブル印刷記録媒体3への書き込み動作からなる
物品管理システムAについて説明する。図15乃至図1
6は、物品収納箱4に複数の時計が収納されており、出
荷要求に従って物品収納箱4から時計が抜き取られ、物
品収納箱4に収納される時計の数量が変動する状況にお
いて、無線収納箱管理物の無線情報記憶媒体2とリライ
タブル印刷記録媒体3の夫々に対してデータを書き込む
処理を示している。
【0042】物品収納箱4の無線情報記憶媒体2にデー
タの書き込みを行う際には(ST30)、まず本システ
ムの制御部52に対してホストコンピュータ56からホ
ストI/F部55を介して物品に関する所定のデータ、
本実施の形態では固定項目として商品名「時計G105
S」、ロット番号「Lot.980220」、製造者
「□□時計製造」のデータが送られ、変動項目として数
量「246P」のデータが送られる。制御部52はメモ
リ54にこれらのデータを格納する。この際、ホストコ
ンピュータ56から無線収納箱管理物の書き込み命令が
送られると、制御部52はI/F部60を介して無線リ
ーダライタ50の制御部61へ動作命令及びホストコン
ピュータ56より受信したデータを送信する。すると、
無線リーダライタ50の制御部61は、データに変調回
路62にて無線送信に必要な変調を加え、送信アンプ6
3を経て送受信アンテナ64から変調データ信号(書込
命令、物品データなど)を送信する(ST31)。
【0043】無線情報記憶媒体2は、送受信アンテナ1
0により外部から送信された変調データ信号を受信する
と(ST32)、受信した変調データ信号を電源生成部
30及びクロック生成回路35へ送りこむ。すると、電
源生成部30にて変調データ信号の整流、安定化を行っ
て電源としてLSIチップ11の回路各部へ供給すると
共に、クロック生成回路35にて変調データ信号からク
ロックパルスを生成してLSIチップ11の回路各部へ
供給する。そして、復調回路31にて変調データ信号の
復調を行い、制御ロジック回路33により受信した命令
に従って所定の処理を行う。ここで、復調の結果、書込
命令を受信した場合、制御ロジック回路33にて不揮発
性メモリ34に物品に関する所定のデータ、即ち商品名
「時計G105S」、ロット番号「Lot.98022
0」、製造者「□□時計製造」、数量「246P」のデ
ータを書き込むようになっている(ST33)。
【0044】無線リーダライタ50の制御部61は、書
き込み処理を行った後、変調データ信号(読み出し命
令)を送信する。無線情報記憶媒体2は送受信アンテナ
10から送受信アンテナ64から読み出し命令を受信す
ると、の制御ロジック回路33により不揮発性メモリ3
4に記憶されている情報を読み出し、変調回路32で無
線送信に適した形に変調され、送受信アンテナ10を介
して外部に送信するようになっている。
【0045】一方、無線リーダライタ50の送受信アン
テナ64にて外部からの変調データ信号が受信され、受
信アンプ65を経て復調回路66にて変調データ信号を
復調する。その結果、所定のデータ書き込みが終了した
と判断されると(ST34)、制御部52はI/F部6
0を介してサーマルプリンタ51へ動作命令及びホスト
コンピュータ56より受信した物品に関するデータの少
なくとも一部を送信する。すると、サーマルプリンタ5
1のCPU96は、搬送制御部95を介して搬送ローラ
82、プラテンローラ83を所定速度で駆動する。搬送
ローラ82は、挿入口80aに挿入されたリライタブル
印刷記録媒体3を画像印字部81方向へ搬送する。そし
て、センサ84がリライタブル印刷記録媒体3の進入を
検知すると、CPU96はI/F91を介して記録制御
部92に物品に関する所定のデータ、即ち商品名「時計
G105S」、ロット番号「Lot.980220」、
製造者「□□時計製造」、数量「246P」のデータに
加え、数量「246P」に対応するバーコードデータ及
び記録位置情報が送られる。
【0046】そして、リライタブル印刷記録媒体3が記
録開始位置にくると、記録制御部92は決められた条件
に従ってサーマルヘッド93を駆動し、リライタブル印
刷記録媒体3の画像記録部3aに、図13に示すよう
に、固定項目111として商品名「時計G105S」、
ロット番号「Lot.980220」、製造者「□□時
計製造」を記録し、変動項目112として数量「246
P」:113及び数量「246P」に対応するバーコー
ド:114からなる各種データを記録する。画像記録が
終了すると、サーマルヘッド93はもとの待避位置に移
動し、搬送制御部95は搬送ローラ82及びプラテンロ
ーラ83を駆動してリライタブル印刷記録媒体3を排出
口80b方向に移送してサーマルプリンタ51外へ排出
するようになっている(ST35)。
【0047】ここで、出荷要求に従って複数の時計が収
納された物品収納箱4からいくつかの時計が抜き取られ
ると、物品収納箱4に収納されている時計の数量が変動
するため、無線収納箱管理物の変動項目、つまり数量デ
ータの書き換え処理を行うようになっている(ST4
0、ST50)。まず、本システムの制御部52に対し
てホストコンピュータ56からホストI/F部55を介
して物品に関する新しいデータ、数量「233P」のデ
ータが送られ、制御部52はメモリ54に格納する。そ
して、ホストコンピュータ56から無線収納箱管理物の
書き込み命令が送られると、制御部52はI/F部60
を介して無線リーダライタ50の制御部61へ動作命令
及び変更が必要なデータ(数量データ)を送信する。す
ると、無線リーダライタ50の制御部61は、変調回路
62にて数量データに無線送信に必要な変調を加え、送
信アンプ63を経て送受信アンテナ64から変調データ
信号(書込命令、変更データ)を送信する(ST3
1)。
【0048】無線情報記憶媒体2は、送受信アンテナ1
0により外部から送信された変調データ信号を受信する
と(ST32)、受信した変調データ信号を電源生成部
30及びクロック生成回路35へ送りこむ。すると、電
源生成部30にて変調データ信号の整流、安定化を行っ
て電源としてLSIチップ11の回路各部へ供給すると
共に、クロック生成回路35にて変調データ信号からク
ロックパルスを生成してLSIチップ11の回路各部へ
供給する。そして、復調回路31にて変調データ信号の
復調を行い、制御ロジック回路33により受信した命令
に従って不揮発性メモリ34に物品に関する新しいデー
タ、数量「233P」のデータを書き変えるようになっ
ている(ST33)。
【0049】無線リーダライタ50の制御部61は、書
き込み処理を行った後、変調データ信号(読み出し命
令)を送信する。無線情報記憶媒体2は送受信アンテナ
10から送受信アンテナ64から読み出し命令を受信す
ると、の制御ロジック回路33により不揮発性メモリ3
4に記憶されている情報を読み出し、変調回路32で無
線送信に適した形に変調され、送受信アンテナ10を介
して外部に送信するようになっている。
【0050】一方、無線リーダライタ50の送受信アン
テナ64にて外部からの変調データ信号が受信され、受
信アンプ65を経て復調回路66にて変調データ信号を
復調する。その結果、所定のデータ書き込みが終了した
と判断されると(ST34)、制御部52はI/F部6
0を介してサーマルプリンタ51へ動作命令及び物品に
関する新しいデータ、数量「233P」のデータを送信
する。すると、サーマルプリンタ51のCPU96は、
搬送制御部95を介して搬送ローラ82、プラテンロー
ラ83を所定速度で駆動する。搬送ローラ82は、挿入
口80aに挿入されたリライタブル印刷記録媒体3を画
像印字部81方向へ搬送する。そして、センサ84がリ
ライタブル印刷記録媒体3の進入を検知すると、CPU
96はI/F91を介して記録制御部92に物品に関す
る新しいデータ、即ち数量「233P」のデータ及び数
量「233P」に対応するバーコードデータ及び記録位
置情報が送られる。
【0051】そして、リライタブル印刷記録媒体3が記
録開始位置にくると、記録制御部92は決められた条件
に従ってサーマルヘッド93を駆動し、リライタブル印
刷記録媒体3の画像記録部3aに、図13に示す変動項
目112から、図14に示すように、数量「233
P」:121及び数量「233P」に対応するバーコー
ド:122からなる変動項目120へと書き換え記録す
る。画像記録が終了すると、サーマルヘッド93はもと
の待避位置に移動し、搬送制御部95は搬送ローラ82
及びプラテンローラ83を駆動してリライタブル印刷記
録媒体3を排出口80b方向に移送してサーマルプリン
タ51外へ排出するようになっている(ST35)。
【0052】この様に、本実施の形態においては、リラ
イタブル印刷記録媒体に印刷表示する物品に関する情報
が固定項目と変動項目からなり、少なくとも変動項目の
一部が文字、数字画像と、コード記号画像の両方で印刷
表示されることにより、物品管理工程中に変動する項目
のデータをより簡便に書き換えることができ、また管理
者だけでなく機械でも読取り可能として管理の利便性を
より向上させることができる。
【0053】また、本実施の形態においては、物品管理
箱に対して無線情報記憶媒体やリライタブル印刷記録媒
体を取り付けて、物品管理箱の単位で物品を管理してい
る為、物品収納箱に収納された物品一つ一つに対して無
線情報記憶媒体やリライタブル印刷記録媒体を取り付け
られない場合には特に有効である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子部品の機械的なストレスによる破損からの保護に優
れ、かつ物品への取り付け性に優れ、物品に関する情報
の印刷表示が従来装置で可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品管理システムA及び物品管理物に
係る実施の形態を示し、(a)は無線収納箱管理物の無
線情報記憶媒体2及びリライタブル印刷記録媒体3にデ
ータを書き込むシステム構成を概略的に示すブロック図
であり、(b)は本発明の物品管理物の実施の形態に係
る無線収納箱管理物を説明する図である。
【図2】図1(a)における無線情報記憶媒体2の構成
を模式的に示す図。
【図3】図2におけるLSIチップ11の主たる回路構
成を示すブロック図。
【図4】図1(a)におけるリライタブル印刷記録媒体
3の画像記録部3aの構成を模式的に示す縦断側面図。
【図5】リライタブル印刷記録媒体3の画像記録部3a
に対するサーマルヘッドによる記録特性を示す特性図。
【図6】単一のサーマルヘッド44によって画像が書き
換えられている様子を模式的に示した図。
【図7】図6における無線リーダライタ50の要部の構
成を示すブロック図。
【図8】無線リーダライタ50による無線情報記憶媒体
2へのデータ書き込みの流れを説明するフローチャート
図。
【図9】図6におけるサーマルプリンタ51の構成を模
式的に示す縦断側面図。
【図10】サーマルプリンタ51の要部の構成を示すブ
ロック図。
【図11】サーマルプリンタ51によるリライタブル印
刷記録媒体3へのデータ画像印刷の流れを説明するフロ
ーチャート図。
【図12】無線収納箱管理物のリライタブル印刷記録媒
体3の一実施の形態を説明するための図。
【図13】無線収納箱管理物のリライタブル印刷記録媒
体3の他の実施形態を説明するための図。
【図14】無線収納箱管理物のリライタブル印刷記録媒
体3の他の実施形態を説明するための図。
【図15】物品管理システムAにおける無線収納箱管理
物1への物品に関する所定データ、及び変更データの書
き込み動作について説明するための図。
【図16】物品収納箱4の無線情報記憶媒体2及びリラ
イタブル印刷記録媒体3への書き込み動作について説明
するための図。
【符号の説明】
A 物品管理システム 1 無線収納箱管理物 2 無線情報記憶媒体 3 リライタブル印刷記録媒体 3a 画像記録部 4 物品収納箱 10 送受信アンテナ 11 LSIチップ 20 基材 21 無線情報記憶素子 42 リライタブル記録層 43 トップコート層 44 サーマルヘッド 46 発熱抵抗体列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA30 HB20 JA30 JC02 KA03 KA27 KA29 LA16 LA38 LB08 LB25 LB33 LB55 MA10 MA40 NA08 NA09 NB13 NB34 PA01 RA07 RA14 SA03 SA30 TA22 5B035 AA00 AA08 BA03 BB00 BB01 BB03 BB08 BB09 BB11 BC00 CA01 CA03 CA11 CA12 CA23 CA29 5B058 CA17 CA23 CA24 CA26 CA31 CA40 KA02 KA05 KA11 KA40 YA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の物品を収納する収
    納物に取り付けられ、この収納物に収納される物品に関
    する情報を管理する物品管理物において、 電子的に情報を記憶する記憶手段と、外部と通信を行う
    ためのアンテナと、このアンテナを介して外部と通信を
    行うことにより前記記憶手段に対して情報の記憶、読み
    出しを行う無線送受信制御手段とからなる無線情報記憶
    媒体と、 この無線情報記憶媒体とは別個に構成され可視画像を繰
    り返し記録することが可能なリライタブル印刷記録媒体
    とを有し、夫々個別に設けられた一対の前記無線情報記
    憶媒体とリライタブル印刷記録媒体が同一の収納物に対
    して設けられていることを特徴とする物品管理物。
  2. 【請求項2】 前記無線情報記憶媒体は前記収納物に対
    して固定された状態で取り付けられており、前記リライ
    タブル印刷記録媒体は収納物に対して着脱可能に取り付
    けられていることを特徴とする請求項1記載の物品管理
    物。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つ以上の物品を収納する収
    納物に取り付けられ、この収納物に収納される物品に関
    する情報を管理する物品管理物において、 電子的に前記収納物に収納されている物品に関する複数
    の情報を記憶する記憶手段と、外部と通信を行うための
    アンテナと、このアンテナを介して外部と通信を行うこ
    とにより前記記憶手段に対して情報の記憶、読み出しを
    行う無線送受信制御手段とからなる無線情報記憶媒体
    と、 この無線情報記憶媒体とは別個に構成され、可視画像を
    繰り返し記録することが可能で、前記無線情報記憶媒体
    に記憶される物品に関する情報の少なくとも一部が印刷
    されているリライタブル印刷記録媒体とを有し、夫々個
    別に設けられた一対の前記無線情報記憶媒体とリライタ
    ブル印刷記録媒体が同一の収納物に対して設けられてい
    ることを特徴とする物品管理物。
  4. 【請求項4】 前記リライタブル印刷記録媒体は、 物品固有の情報で構成され前記管理の工程を通して変更
    されない固定データを記録するための固定データ記録部
    と、 前記管理の工程において変更される可能性のあるデータ
    を記録するための変更データ記録部と、 を有することを特徴とする請求項3記載の物品管理物。
  5. 【請求項5】 前記変更データ記録部は、 人により認識可能な文字、数字画像により情報が記録さ
    れる第1の記録部と、 機械読取りにより認識可能なコード記号画像により情報
    が記録される第2の記録部と、 を有することをを特徴とする請求項4記載の物品管理
    物。
  6. 【請求項6】 前記変更データ記録部は、 人により認識可能な画像情報にて前記管理物に収納され
    る物品の数量を記録するための第1の記録部と、 前記第1の記録部に記録された数量に対応した機械読取
    りにより認識可能なコード記号を記録するための第2の
    記録部と、 を有することを特徴とする請求項4記載の物品管理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つ以上の物品を収納する収
    納物に収納される物品に関する情報を管理する物品管理
    システムにおいて、 この収納手段に取り付けられ、電子的に前記収納物に収
    納されている物品に関する複数の情報を記憶する記憶手
    段と、外部と通信を行うためのアンテナと、このアンテ
    ナを介して外部と通信を行うことにより前記記憶手段に
    対して情報の記憶、読み出しを行う無線送受信制御手段
    とからなる無線情報記憶媒体と、 この無線情報記憶媒体と対で用いられ、前記無線情報記
    憶媒体が取り付けられた収納手段に対して前記無線情報
    記憶媒体とは別個に取り付けられ、前記無線情報記憶媒
    体に記憶される物品に関する情報の少なくとも一部に対
    応する可視画像を繰り返し記録可能なリライタブル印刷
    記録媒体と、 前記無線情報記憶媒体に対して前記物品に関する情報を
    書き込む書込手段と、 前記リライタブル印刷記録媒体に対して前記無線情報記
    憶媒体に記憶される物品に関する情報の少なくとも一部
    に対応する画像情報を記録する画像印字手段と、 前記無線情報記憶媒体もしくはリライタブル印刷記録媒
    体に書き込まれた物品に関する情報の少なくとも一部が
    変化した際に前記書込手段もしくは前記画像印字手段を
    制御して変化した物品に関する情報の書き換え処理を行
    う書込制御手段と、 を有することを特徴とする物品管理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033482A1 (ja) * 2004-09-24 2006-03-30 Icat Corporation 治療情報提供システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033482A1 (ja) * 2004-09-24 2006-03-30 Icat Corporation 治療情報提供システム

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