JP2000006381A - 巻取装置および印刷機のドラム清掃装置 - Google Patents

巻取装置および印刷機のドラム清掃装置

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JP2000006381A
JP2000006381A JP18201398A JP18201398A JP2000006381A JP 2000006381 A JP2000006381 A JP 2000006381A JP 18201398 A JP18201398 A JP 18201398A JP 18201398 A JP18201398 A JP 18201398A JP 2000006381 A JP2000006381 A JP 2000006381A
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winding
wound
sheet
shaft
length
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Hiroyuki Aoki
宏之 青木
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Shimizu Seisaku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な定量送り機構を用いず、簡単な構成
で、巻取軸16に巻き取られる巻取物14の巻取長さの誤差
を最小限に抑える。 【解決手段】 基準巻取長さを基準として巻取物14を順
次巻き取る巻取装置21である。巻取物14を巻き取る巻取
軸16を設け、巻取軸16を一定量ずつ回転させる駆動手段
を設ける。駆動手段は、巻取軸16に巻取物14を最も巻き
取った状態での巻取物14の最大巻取厚さのほぼ半分の径
位置で基準巻取長さ分の巻取物14が巻き取られるよう
に、巻取軸16を一定量ずつ回転させる。巻取長さの誤差
を巻取始めから基準巻取長さで巻き取る場合に比べてほ
ぼ半分程度にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準巻取長さを基
準として巻取物を順次巻き取る巻取装置および印刷機の
ドラム清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、印刷機のブランケット胴
や圧胴などのドラムを清掃する清掃装置では、ドラムの
周面に対して清掃ヘッドにより清掃用のシートを押圧接
触させ、ドラムの周面をシートで擦りながらインクなど
の汚れを取り除くようにしている。
【0003】シートは帯状かつ長尺に形成されていてロ
ール軸に所定長さ巻回したロール状態でドラム清掃装置
に装填され、このロール部からシートを清掃ヘッドへ供
給するとともに、清掃ヘッドから排出される清掃済みの
シートを巻取装置で回転駆動される巻取軸に巻き取るよ
うにしている。
【0004】そして、ドラムの清掃を行なう度に、巻取
装置で巻取軸を一定量ずつ回転させてシートを巻き取
り、清掃ヘッドに対して使用済みのシート部分を排出さ
せるとともに未使用のシート部分を供給するようにして
いる。
【0005】シートの巻取長さは、清掃ヘッドでの1回
の清掃に必要とする長さに対応しており、通常、シート
の巻取始めから基準巻取長さ分のシートが巻き取れるよ
うに設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
巻取装置では、巻取軸を一定量ずつ回転させてシートを
巻き取っているが、巻取軸にシートが巻き取られていく
にしたがって巻取外径が小径から大径に変化し、この巻
取外径が小径から大径に変化するにつれてシートを巻き
取る巻取長さが徐々に増加し、未使用のシート部分が使
用されないまま清掃ヘッドから排出され、所定長さのシ
ートで清掃可能とする回数が減少し、シートを有効に利
用できない。
【0007】また、シートを常に一定量ずつ巻き取るよ
うにするには、シートの巻取外径に対応して巻取軸の回
転量を可変する定量送り機構を別に設ける必要がある
が、機構が大形化し、高価になる問題がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、特別な定量送り機構を用いず、簡単な構成で、巻
取軸に巻き取られる巻取物の巻取長さの誤差を最小限に
抑えることができる巻取装置および印刷機のドラム清掃
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の巻取装置
は、基準巻取長さを基準として巻取物を順次巻き取る巻
取装置において、前記巻取物を巻き取る巻取軸と、この
巻取軸に前記巻取物を最も巻き取った状態での巻取物の
最大巻取厚さのほぼ半分の径位置で前記基準巻取長さ分
の巻取物が巻き取られるように、巻取軸を一定量ずつ回
転させる駆動手段とを具備しているものである。
【0010】そして、巻取軸に巻取物を最も巻き取った
状態での巻取物の最大巻取厚さのほぼ半分の径位置で基
準巻取長さ分の巻取物が巻き取られるように、巻取軸を
一定量ずつ回転させるので、巻取長さの誤差は巻取始め
から基準巻取長さで巻き取る場合に比べてほぼ半分程度
になり、特別な定量送り機構を用いず、簡単な構成で、
巻取軸に巻き取られる巻取物の巻取長さの誤差を最小限
に抑えられる。
【0011】請求項2記載の巻取装置は、基準巻取長さ
を基準として巻取物を順次巻き取る巻取装置において、
前記巻取物を巻き取る巻取軸と、この巻取軸に同軸に設
けられ、巻取軸に前記巻取物を最も巻き取った状態での
巻取物の最大巻取厚さのほぼ半分の径位置に対応した外
径を有する回転伝達体と、前記巻取軸に前記巻取物を最
も巻き取った状態での巻取物の最大巻取厚さのほぼ半分
の径位置で前記基準巻取長さ分の巻取物が巻き取られる
ように、前記回転伝達体を一定量ずつ回転させる駆動手
段とを具備しているものである。
【0012】そして、巻取軸に巻取物を最も巻き取った
状態での巻取物の最大巻取厚さのほぼ半分の径位置で基
準巻取長さ分の巻取物が巻き取られるように、回転伝達
体を介して巻取軸を一定量ずつ回転させるので、巻取長
さの誤差は巻取始めから基準巻取長さで巻き取る場合に
比べてほぼ半分程度になり、特別な定量送り機構を用い
ず、簡単な構成で、巻取軸に巻き取られる巻取物の巻取
長さの誤差を最小限に抑えられる。しかも、回転伝達体
は、巻取軸に巻取物を最も巻き取った状態での巻取物の
最大巻取厚さのほぼ半分の径位置に対応した外径を有す
るので、基準巻取長さを変更する場合に、回転伝達体の
回転量を変更したとしても、巻取物の最大巻取厚さのほ
ぼ半分の径位置で基準巻取長さ分の巻取物が巻き取られ
る関係は一定に保たれ、基準巻取長さの変更にも容易に
対応可能とする。
【0013】請求項3記載の印刷機のドラム清掃装置
は、印刷機のドラムの周面に帯状のシートを接触させて
清掃する清掃手段と、この清掃手段から排出されるシー
トを巻き取る請求項1または2記載の巻取装置とを具備
しているものである。
【0014】そして、清掃手段から排出されるシートを
巻き取る請求項1または2記載の巻取装置を備えるの
で、巻取始めから基準巻取長さで巻き取る場合に比べ
て、所定長さのシートで清掃可能とする回数が増加し、
シートを有効に利用可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0016】図2に印刷機のドラム清掃装置に適用した
巻取装置の説明図を示す。なお、ドラム清掃装置より巻
取装置が拡大されて示されている。
【0017】図2において、1は印刷機のブランケット
胴や圧胴などの円筒状のドラムで、このドラム1は、軸
方向の幅が例えば1700mm程度に形成され、図2矢
印方向に回転される。
【0018】また、11はドラム清掃装置で、このドラム
清掃装置11は、両側の一対の側枠12を有するフレーム13
を備え、このフレーム13の一対の側枠12間には、巻取物
としてのシート14を巻回したロール軸15、およびシート
14を巻き取る巻取軸16がそれぞれ回転自在に取り付けら
れ、さらに、ロール軸15から巻取軸16へのシート14の送
り経路中に位置して、シート14に洗浄液を付与する洗浄
液付与部17、およびシート14をドラム1の周面に押圧接
触させる清掃手段としての清掃ヘッド18が配設されてい
る。
【0019】シート14は、例えば不織布などで、ドラム
1に対応して幅広で帯状に形成されており、未使用の部
分がロール軸15に巻回され、清掃ヘッド18を経た使用済
みの部分が巻取軸16に巻き取られる。
【0020】また、21は巻取装置で、この巻取装置21に
より、巻取軸16が巻取方向に回転されてシート14が巻き
取られ、清掃ヘッド18に対してシート14の未使用の部分
が送られる。シート14の巻取長さは、清掃ヘッド18での
1回の清掃に必要とする基準巻取長さ寸法(例えば10
0mm)を基準としている。
【0021】巻取装置21は、駆動手段としてのシリンダ
22を有し、このシリンダ22のシリンダ本体部23にはシリ
ンダロッド24がシリンダ本体部23の両端面に貫通状態に
配置され、シリンダ本体部23に導かれるエアなどの圧縮
流体または負圧流体の切り換えによってシリンダロッド
24が往復移動される。なお、この実施の形態では、シリ
ンダロッド24が図2右方向に移動した位置を初期位置と
し、初期位置から左方向への移動を往路、左位置から右
方向へ移動を往路として説明する。
【0022】シリンダロッド24の一端にはラック25が連
結され、このラック25には回転伝達体としてのピニオン
26が噛合されている。ピニオン26は、巻取軸16に同軸に
連結されるもので、ワンウェイクラッチ27が一体的に組
み込まれ、このワンウェイクラッチ27を介してピニオン
26の一方向への回転力が巻取軸16に伝達される。すなわ
ち、ラック25の往復移動によりピニオン26が往復回転す
るが、ピニオン26の往路回転時(図2反時計回り方向)
にはワンウェイクラッチ27によって回転力が巻取軸16に
伝達されず、ピニオン26の復路回転時(図2時計回り方
向)にはワンウェイクラッチ27によって回転力が巻取軸
16に伝達され、巻取軸16がシート14の巻取方向にのみ回
転される。
【0023】次に、図3(a) に巻取軸の正面図、図3
(b) に巻取軸の端面図を示す。
【0024】巻取軸16は、中空円筒状に形成され、周面
には軸方向に沿って切欠部31が形成されている。巻取軸
16の両端近傍には円板状の固定板32がそれぞれ一体的に
固定され、この固定板32に両端の軸部材33,34が巻取軸
16の端面から突出してねじ止め固定されている。
【0025】次に、図4に切断手段の斜視図を示す。
【0026】切断手段41は、巻取軸16に巻き取られたシ
ート14をシート幅方向の全域にわたって半径方向に切断
するもので、巻取軸16の切欠部31に進入してシート14を
切断するスリッター42を有するとともに、このスリッタ
ー42を巻取軸16の軸方向に沿って移動させるガイド手段
43を有している。
【0027】ガイド手段43は、スリッター42を保持した
保持体44を有し、この保持体44が巻取軸16に沿って平行
に配設されたガイド軸45に沿って移動させるように構成
されている。
【0028】次に、図1に巻取軸と回転伝達体(ピニオ
ン26)との関係の説明図を示す。
【0029】巻取軸16の外径(芯径)をd、巻取軸16に
シート14を最も巻き取った状態での巻取外径をD、シー
ト14の最大巻取厚さをT、ピニオン26の外径をrとし、
さらに、シート14の長さをL、シート14の厚さをtとし
たとき、次の式の関係に設定されている。
【0030】r=T+d L=π(D2 −d2 )/4t D=(4tL/π+d2 1/2 T=D−d/2 すなわち、ピニオン26は、巻取軸16にシート14を最も巻
き取った状態でのシート14の最大巻取厚さTのほぼ半分
の径位置T/2に対応した外径rを有する。
【0031】前記式より、例えば、ピニオン26の外径r
=78mm、シート14の長さL=11000mm、シー
ト14の厚さt=0.31としたとき、T=13.1m
m、d=65mmとなる。このときの巻取外径D、巻取
厚さT、巻取軸16の外径dの関係を図5のグラフに示
す。
【0032】そして、巻取装置21のシリンダ22は、巻取
軸16にシート14を最も巻き取った状態でのシート14の最
大巻取厚さTのほぼ半分の径位置T/2で基準巻取長さ
分のシート14が巻き取られるように、巻取軸16を一定量
ずつ回転させるように設定される。
【0033】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0034】ドラム清掃装置11では、ドラム1の周面に
シート14が清掃ヘッド18で押圧接触され、ドラム1の周
面をシート14で擦りながらインクなどの汚れが取り除か
れる。ドラム1の清掃を行なう度に、巻取装置21で巻取
軸16が回転されてシート14が巻き取られ、清掃ヘッド18
に対してシート14の使用済み部分が排出されるとともに
シート14の未使用部分が供給される。
【0035】巻取装置21によるシート14の巻取時には、
シリンダ22の作動によってシリンダロッド24が往復移動
するとともに、このシリンダロッド24の一端のラック25
が一緒に往復移動し、ラック25に噛合するピニオン26が
往復回転する。このピニオン26の往路回転時(図2反時
計回り方向)にワンウェイクラッチ27で回転力が巻取軸
16に伝達されず、ピニオン26の復路回転時(図2時計回
り方向)にワンウェイクラッチ27で回転力が巻取軸16に
伝達され、巻取軸16がシート14の巻取方向に回転され
る。巻取軸16の回転によって巻取軸16の周面にシート14
が巻き取られ、シート14の未使用部分が清掃ヘッド18に
移動されるとともに、使用済み部分が清掃ヘッド18から
巻取軸16側へ移動される。
【0036】このとき、巻取軸16にシート14を最も巻き
取った状態でのシート14の最大巻取厚さTのほぼ半分の
径位置T/2で基準巻取長さ分のシート14が巻き取られ
るように、巻取軸16を一定量ずつ回転させているので、
巻取始めの巻取外径が小さいときにおいては基準巻取長
さよりも巻取長さが少なく、巻取中間の巻取外径が中間
のときにおいては基準巻取長さと同じとなり、巻取終わ
りの巻取外径が大きいときにおいては基準巻取長さより
も巻取長さが多くなる。
【0037】基準巻取長さに対する巻取長さの誤差は、
従来のように巻取始めから基準巻取長さで巻き取る場合
に比べて最大でほぼ半分程度にできる。
【0038】そのため、特別な定量送り機構を用いず、
簡単な構成で、巻取軸16に巻き取られるシート14の巻取
長さの誤差を最小限に抑えることができる。
【0039】しかも、巻取始めから基準巻取長さで巻き
取る場合に比べて、所定長さLのシート14で清掃可能と
する回数が増加し、シート14を有効に利用できる。
【0040】さらに、ピニオン26は、巻取軸16にシート
14を最も巻き取った状態でのシート14の最大巻取厚さT
のほぼ半分の径位置T/2に対応した外径rを有するの
で、清掃ヘッド18の変更によって基準巻取長さのみを変
更する場合に、ピニオン26の回転量を変更したとして
も、シート14の最大巻取厚さTのほぼ半分の径位置T/
2で基準巻取長さ分のシート14を巻き取る関係は一定に
保つことができ、基準巻取長さの変更にも容易に対応で
きる。
【0041】そして、ロール軸15に巻回されたシート14
が巻取軸16に巻き取り完了すると、切断手段41により使
用済みのシート14を巻取軸から切り外し、新しいシート
14に交換する。
【0042】切断手段41により使用済みのシート14を巻
取軸16から切り外すには、スリッター42を巻取軸16の切
欠部31の一端に進入させ、スリッター42を巻取軸16の軸
方向に沿って他端方向へ移動させることで、スリッター
42でシート14をシート幅方向の全域にわたって半径方向
に切断する。このように切断することで、シート14を巻
取軸16に巻き取ったままの状態に比べてコンパクトな状
態として排除でき、使用済みのシート14の排除を少ない
スペースで容易かつ効率的に行なえる。
【0043】また、巻取軸16を大径化することが好まし
く、この大径化により、巻取軸16に巻き取られる最大巻
取厚さTが小さくなるため、基準巻取長さに対する巻取
長さの誤差がより少なくなり、かつ、スリッター42によ
って容易に切断することができる。巻取軸16の大径化
は、中空円筒状に構成することで容易に可能である。
【0044】なお、駆動手段は、シリンダ22に限られ
ず、モータなどを用いてもよく、また、駆動は、直線方
向への往復移動に限らず、回転方向への往復移動でもよ
い。
【0045】また、回転伝達体としては、ピニオン26な
どのギヤに限らず、ベルトで回転されるプーリや、チェ
ーンで回転されるスプロケットなどでもよい。いずれの
回転伝達体についても、巻取軸16にシート14を最も巻き
取った状態でのシート14の最大巻取厚さTのほぼ半分の
径位置T/2に対応した外径rを有すれば、基準巻取長
さを変更する場合に、回転伝達体の回転量を変更したと
しても、シート14の最大巻取厚さTのほぼ半分の径位置
T/2で基準巻取長さ分のシート14が巻き取られる関係
は一定に保つことができ、基準巻取長さの変更にも容易
に対応できる。
【0046】また、巻取装置21は、ドラム清掃装置11に
限られず、巻取軸に巻回される各種シートや線条など巻
取物を定量ずつ送る各種の機構に適用しても、上述した
実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の巻取装置によれば、巻取
軸に巻取物を最も巻き取った状態での巻取物の最大巻取
厚さのほぼ半分の径位置で基準巻取長さ分の巻取物が巻
き取られるように、巻取軸を一定量ずつ回転させるの
で、巻取長さの誤差は巻取始めから基準巻取長さで巻き
取る場合に比べてほぼ半分程度にでき、特別な定量送り
機構を用いず、簡単な構成で、巻取軸に巻き取られる巻
取物の巻取長さの誤差を最小限に抑えることができる。
【0048】請求項2記載の巻取装置によれば、巻取軸
に巻取物を最も巻き取った状態での巻取物の最大巻取厚
さのほぼ半分の径位置で基準巻取長さ分の巻取物が巻き
取られるように、回転伝達体を介して巻取軸を一定量ず
つ回転させるので、巻取長さの誤差は巻取始めから基準
巻取長さで巻き取る場合に比べてほぼ半分程度にでき、
特別な定量送り機構を用いず、簡単な構成で、巻取軸に
巻き取られる巻取物の巻取長さの誤差を最小限に抑える
ことができる。しかも、回転伝達体は、巻取軸に巻取物
を最も巻き取った状態での巻取物の最大巻取厚さのほぼ
半分の径位置に対応した外径を有するので、基準巻取長
さを変更する場合に、回転伝達体の回転量を変更したと
しても、巻取物の最大巻取厚さのほぼ半分の径位置で基
準巻取長さ分の巻取物が巻き取られる関係は一定に保つ
ことができ、基準巻取長さの変更にも容易に対応でき
る。
【0049】請求項3記載の印刷機のドラム清掃装置に
よれば、清掃手段から排出されるシートを巻き取る請求
項1または2記載の巻取装置を備えるので、巻取始めか
ら基準巻取長さで巻き取る場合に比べて、所定長さのシ
ートで清掃可能とする回数が増加し、シートを有効に利
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取装置の一実施の形態を示す巻取軸
と回転伝達体との関係の説明図である。
【図2】同上印刷機のドラム清掃装置に適用した巻取装
置の説明図である。
【図3】同上(a) は巻取軸の正面図、(b) は巻取軸の端
面図である。
【図4】同上切断手段の斜視図である。
【図5】同上巻取外径、巻取厚さ、巻取軸の外径の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ドラム 11 ドラム清掃装置 14 巻取物としてのシート 16 巻取軸 18 清掃手段としての清掃ヘッド 21 巻取装置 22 駆動手段としてのシリンダ 26 回転伝達体としてのピニオン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準巻取長さを基準として巻取物を順次
    巻き取る巻取装置において、 前記巻取物を巻き取る巻取軸と、 この巻取軸に前記巻取物を最も巻き取った状態での巻取
    物の最大巻取厚さのほぼ半分の径位置で前記基準巻取長
    さ分の巻取物が巻き取られるように、巻取軸を一定量ず
    つ回転させる駆動手段とを具備していることを特徴とす
    る巻取装置。
  2. 【請求項2】 基準巻取長さを基準として巻取物を順次
    巻き取る巻取装置において、 前記巻取物を巻き取る巻取軸と、 この巻取軸に同軸に設けられ、巻取軸に前記巻取物を最
    も巻き取った状態での巻取物の最大巻取厚さのほぼ半分
    の径位置に対応した外径を有する回転伝達体と、 前記巻取軸に前記巻取物を最も巻き取った状態での巻取
    物の最大巻取厚さのほぼ半分の径位置で前記基準巻取長
    さ分の巻取物が巻き取られるように、前記回転伝達体を
    一定量ずつ回転させる駆動手段とを具備していることを
    特徴とする巻取装置。
  3. 【請求項3】 印刷機のドラムの周面に帯状のシートを
    接触させて清掃する清掃手段と、 この清掃手段から排出されるシートを巻き取る請求項1
    または2記載の巻取装置とを具備していることを特徴と
    する印刷機のドラム清掃装置。
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