JP2000006344A - 積層ポリエチレンナフタレートフィルム - Google Patents

積層ポリエチレンナフタレートフィルム

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JP2000006344A
JP2000006344A JP17273498A JP17273498A JP2000006344A JP 2000006344 A JP2000006344 A JP 2000006344A JP 17273498 A JP17273498 A JP 17273498A JP 17273498 A JP17273498 A JP 17273498A JP 2000006344 A JP2000006344 A JP 2000006344A
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polyethylene naphthalate
film
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particles
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JP17273498A
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Masashi Inagaki
昌司 稲垣
Yoshihide Ozaki
慶英 尾崎
Kimihiro Izaki
公裕 井崎
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Mitsubishi Polyester Film Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性が良く、フィルムを通して像を見た時
の鮮明性が確保され、熱線カット性に優れ、自動車の
窓、電車の窓、飛行機の窓等の乗物の窓、建築物の窓等
へ長期間貼付されて使用された時、省エネルギー、ガラ
スの飛散防止等に優れたフィルムを提供する。 【解決手段】 染料または顔料により着色されたポリエ
チレンナフタレートフィルムの一方の面に、金属添加酸
化金属粒子または酸化金属粒子を含有する樹脂層を有す
ることを特徴とする積層ポリエチレンナフタレートフィ
ルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層ポリエチレン
ナフタレートフィルムに関し、詳しくは、熱線カット性
良好の着色ポリエチレンナフタレートフィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、可視領域の光に対して透過性があ
り、赤外領域の光に対して反射性あるいは吸収性のある
膜として、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム上に酸化インジウム・酸化錫の被膜をスパッタリング
により設け、選択光透過性積層体を形成することが記載
されている(特開昭57−67441号公報等)。一
方、特開平9−310031号公報、特開平9−316
115号公報、特開平9−316363号公報等には、
アンチモンドープ酸化錫やインジウムドープ酸化錫、酸
化バナジウム等の金属酸化物に加えて有機系赤外線吸収
剤を配合した組成物またはコーティングフィルムが記載
されている。
【0003】しかしながら、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に酸化インジウム・酸化錫の被膜をスパッ
タリングにより設けた選択光透過性積層体を得るために
は、高真空や精度の高い雰囲気の制御が必要な装置を使
用しなければならず、生産コストが高くなるばかりか、
作成できる膜の大きさに制限がある。一方、アンチモン
ドープ酸化錫やインジウムドープ酸化錫、酸化バナジウ
ム等の金属酸化物に加えて有機系赤外線吸収剤を配合し
た組成物によるコーティングフィルムは、可視光領域の
透過性が低く、フィルムを着色した場合に、着色された
フィルムの本来の色が出にくい。また、有機系赤外線吸
収剤が赤外線を吸収するため、有機系赤外線吸収剤の劣
化が起こりやすく、長期間一定の赤外線吸収能力を維持
することが難しい状況である。
【0004】また、高圧染色法等により着色されたフィ
ルムは、太陽光線が照射された場合に光線を吸収し、着
色フィルムが劣化しやすい状況にある。このように、着
色されたフィルムがその本来の色を長期間維持し、太陽
光線による褪色やフィルムの劣化を抑えることには限界
があり、改良が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みなされたものであって、その解決課題は、透明性が良
く、フィルムを通して像を見た時の鮮明性が確保され、
熱線カット性に優れ、自動車の窓、電車の窓、飛行機の
窓等の乗物の窓、建築物の窓等へ長期間貼付されて使用
された時、省エネルギー、ガラスの飛散防止等に優れた
フィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み、鋭意検討を重ねた結果、特定の構成の積層フィル
ムによれば、上記課題を容易に解決できることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の要
旨は、染料または顔料により着色されたポリエチレンナ
フタレートフィルムの一方の面に、金属添加酸化金属粒
子または酸化金属粒子を含有する樹脂層を有することを
特徴とする積層ポリエチレンナフタレートフィルムに存
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明で言うポリエチレンナフタレートとは、そ
の構成単位が実質的にエチレン−2、6−ナフタレート
単位から構成されているポリマーを指すが、少量、例え
ば10モル%以下、好ましくは、5モル%以下の第三成
分によって変性されたエチレン−2、6−ナフタレート
ポリマーも含まれる。
【0008】ポリエチレンナフタレートは一般にナフタ
レン−2、6−ジカルボン酸またはその機能的誘導体、
例えばナフタレン−2、6−ジカルボン酸ジメチルとエ
チレングリコールとを触媒の存在下で、適当な反応条件
の下に縮合させることによって製造される。この場合、
第三成分として、例えばアジピン酸、セバシン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,
7−ジカルボン酸等のジカルボン酸またはその低級アル
キルエステル、p−オキシ安息香酸のようなオキシカル
ボン酸またはその低級アルキルエステル、あるいはプロ
ピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール等の2価のアルコール等を挙げるこ
とができる。
【0009】本発明で用いるポリエチレンナフタレート
は重合度が低すぎると、機械的特性が低下するので、そ
の極限粘度は0.40以上、さらには0.45〜0.9
のものが好ましい。本発明において、ポリエチレンナフ
タレートが粒子が含有してもしなくても構わないが、含
有する場合には、用いることのできる粒子として、例え
ば、二酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化マグネシウ
ム、二酸化ケイ素、カオリン、タルク、ゼオライト、フ
ッ化リチウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、特公
昭59−5216号公報に記載されているような耐熱性
高分子微粉体などが挙げられる。これらの粒子は、単独
で使用するほか、2種以上を併用してもよい。
【0010】本発明において、粒子をポリエチレンナフ
タレートに含有させる方法としては、特に限定されるも
のではなく、公知の方法を採用し得る。例えば、ポリエ
チレンナフタレートを製造する任意の段階において添加
することができるが、好ましくはエステル化の段階、も
しくはエステル交換反応終了後、重縮合反応開始前の段
階でエチレングリコール等に分散させたスラリーとして
添加し、重縮合反応を進めてもよい。また、ベント付き
混練押出機を用い、エチレングリコールまたは水などに
分散させた粒子のスラリーとポリエチレンナフタレート
原料とをブレンドする方法、または、混練押出機を用
い、乾燥させた粒子とポリエチレンナフタレート原料と
をブレンドする方法などによって行われる。
【0011】本発明において、ポリエチレンナフタレー
トフィルムが含有する粒子の平均粒径は、特に限定され
るものではないが、例えば、0.05μm〜1μm、好
ましくは、0.05μm〜0.7μm、さらに好ましく
は、0.05〜0.5μmの範囲である。平均粒径が
0.05μm未満の場合は、粒子が凝集して粗大粒子と
なることがある。また、平均粒径が1μmを超える場合
は、フィルムの表面粗度が大きくなりすぎてフィルムが
ヘージーになる場合がある。
【0012】本発明にいう、ポリエチレンナフタレート
フィルムとは、例えば、押出口金から溶融押し出され
る、いわゆる押出法により、押し出されたフィルムを後
に縦方向および横方向の二軸方向に延伸配向させたフィ
ルムである。本発明のポリエチレンナフタレートフィル
ムは、染料または顔料を含有する。染料としては、天然
染料と合成染料に分類することができ、天然染料として
は、インジゴ(藍)等が代表される。合成染料として
は、アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド染
料、硫化染料、トリフェニルメタン染料、ピラゾロン染
料、スチルベン染料、ジフェニルメタン染料、キサンテ
ン染料、アリザリン染料、アクリジン染料、キノンイミ
ン染料(例えば、アジン染料、オキサジン染料、チアジ
ン染料)、チアゾ−ル染料、メチン染料、ニトロ染料、
ニトロソ染料、シアニン色素などが挙げられる。
【0013】また顔料としては、有機顔料と無機顔料と
に分類することができ、有機顔料としては、フタロシア
ニン系、ジオキサジン系、アントラキノン系などの顔料
で代表的なものとして、キナクリドン、ウォッチアング
レッド、ジオキサジンバイオレット等が挙げられる。ま
た無機顔料としては、チタン白、亜鉛華、鉛白、カ−ボ
ンブラック、ベンガラ、朱、カドミウム赤、黄鉛、群
青、コバルト青、コバルト紫、ジンククロメート等が挙
げられる。
【0014】これらの染料および顔料は、1種または2
種以上併用して使用することができる。ポリエチレンナ
フタレートフィルム中のこれらの含有量は通常0.01
〜10重量%、好ましくは0.05〜7.5重量%、さ
らに好ましくは、0.1〜5重量%の範囲である。この
含有量が0.01重量%未満では、着色の度合いが少な
く熱線カット性が低下する傾向がある。また、10重量
%を超えて含有させても、着色の度合いがもはや飽和す
る。
【0015】本発明において、取扱性等の点で着色され
たポリエチレンナフタレートフィルム中には、染料およ
び顔料以外の粒子が1重量%以下含有されていることが
好ましい。本発明において、染料および顔料をポリエテ
レンナフタレート中に配合する方法としては、特に限定
されるものではないが、公知の方法によって配合するこ
とができる。すなわち、混練押出機を用いて、染料また
は顔料とポリエチレンナフタレート原料とをドライブレ
ンドして押し出す方法、高圧染色法等の公知の染色法等
が挙げられる。
【0016】次に本発明の中のポリエチレンナフタレー
トフィルムの製造方法について具体的に説明するが、本
発明のフィルムは以下の製造例に何ら限定されるもので
はない。すなわち、先に述べたポリエチレンナフタレー
ト原料を使用し、押出機を用い、ポリエチレンナフタレ
ートを口金から290〜330℃でシート状に溶融押出
しし、40〜80℃の冷却ロールで冷却固化して未延伸
シートを得る。この場合、シートの平面性を向上させる
ため、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高めること
が好ましく、静電印加密着法または液体塗布密着法が好
ましく採用される。本発明においては必要に応じ両者を
併用してもよい。
【0017】このようにして得られた無定形シートは、
次に通常130〜170℃で縦、横方向に面積倍率で4
〜20倍程度となるよう、逐次あるいは同時に二軸延伸
し、その後180〜270℃程度で熱処理される。縦お
よび横方向に延伸するに際しては、各々一段で延伸して
もよいし、必要に応じて多段で延伸したり、多段延伸の
間に配向緩和のための熱処理区間を設けたりすることも
できる。さらに、二軸延伸後、次工程の熱処理工程に供
する前に再度延伸してもよい。特に高強度化のために
は、二軸延伸後さらに140〜200℃の温度で縦、横
方向に1.05〜4.0倍の再延伸を行った後、熱処理
する方法が良い。
【0018】延伸工程中にフィルム表面を処理する、い
わゆるインラインコーティングを施すことができる。そ
れは、以下に限定するものではないが、例えば、一段目
の延伸が終了して二段目の延伸前に、帯電防止性、滑り
性、接着性等の改良、二次加工性改良等の目的で、水溶
液、水系エマルジョン、水系スラリー等のコーティング
処理を施すことができる。
【0019】本発明の積層ポリエチレンナフタレートフ
ィルムは、フィルムとして製膜できる厚さであればよ
く、例えば5〜200μm、好ましくは10〜100μ
m、さらに好ましくは10〜50μm厚みのフィルムと
した場合に、優れた効果を発揮することができる。
【0020】次に、本発明において、着色されたポリエ
チレンナフタレートフィルムの一方の面に積層される樹
脂層が含有する金属添加酸化金属粒子または酸化金属粒
子としては、錫添加酸化インジウム粒子(ITO)、酸
化錫添加酸化インジウム粒子、アンチモン添加酸化錫粒
子(ATO)、アンチモン添加酸化亜鉛粒子(AZ
O)、カドミウム添加酸化錫粒子(CTO)、マグネシ
ウム添加酸化インジウム粒子(MgIn24 )、カド
ミウム添加酸化ガリウム粒子(CdGa24 )、亜鉛
添加酸化ガリウム粒子(ZnGa24 )、インジウム
添加酸化錫粒子(In4 Sn312)、酸化インジウム
添加酸化錫、ガリウム添加酸化インジウム粒子(GaI
nO3 )、亜鉛添加酸化インジウム粒子(ZnIn2
4 )、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛等が挙げられ
るが、金属添加酸化金属粒子に添加されている金属は、
酸化物であっても構わないし、複数であっても構わな
い。これらの粒子を単独で含有しても、2種類以上を同
時に含有してもよい。
【0021】これらの中でも、錫添加酸化インジウム粒
子(ITO)、アンチモン添加酸化錫粒子(ATO)、
酸化インジウム粒子、酸化錫粒子が好ましく、錫添加酸
化インジウム粒子(ITO)は透明性、熱線カット性の
点で特に好ましい。また、これらの粒子は焼成されてい
ても、焼成されていなくても構わない。焼成されている
場合は、その焼成の雰囲気が非酸素状態(例えば、無酸
素状態や還元状態)であっても、有酸素状態であっても
よいが、熱線カット性能の点から、非酸素状態で焼成し
たものが好ましい。
【0022】なお、これらの粒子の形状は塊状、球状、
楕円体状、針状等何でもよい。本発明において用いる金
属添加酸化金属粒子および酸化金属粒子の平均粒径は、
0.2μm以下、さらには0.1μm以下が好ましい。
平均粒径が0.2μmを超える場合には、可視光線に対
する透明性が低下する傾向がある。本発明において、着
色されたポリエチレンナフタレートフィルムの一方の面
に積層される樹脂層に用いられる樹脂は、ポリエステル
樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹
脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、水溶
性アルキド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリブチ
ルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビ
ニルアセタール樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル−スチ
レン樹脂等の樹脂から1種または2種類以上を組み合わ
せて使用することができる。
【0023】本発明においては、樹脂層として活性エネ
ルギー線硬化樹脂層を採用することが好ましく、活性エ
ネルギー線硬化樹脂層を構成する材料としては、特に限
定されないが、例えば各種の架橋性樹脂が挙げられる。
架橋性樹脂の具体例としては、アクリル系、ポリエステ
ル系、ウレタン系、メラミン系、エポキシ系、有機シリ
ケート系の樹脂や、含ケイ素化合物と含フッ素化合物と
の共重合体樹脂等が挙げられる。これらの中では、生産
性等の点で、活性エネルギー線硬化樹脂が好ましい。
【0024】活性エネルギー線硬化樹脂としては、不飽
和ポリエステル樹脂系、アクリル系、付加重合系、チオ
ール・アクリルのハイブリッド系、カチオン重合系、カ
チオン重合とラジカル重合のハイブリッド系などの硬化
成分を使用することができる。これらの中でも、硬化
性、耐擦傷性、表面硬度、可撓性および耐久性などの点
でアクリル系の硬化樹脂が好ましい。
【0025】上記アクリル系硬化樹脂は、活性エネルギ
ー線重合成分としてのアクリルオリゴマーと反応性希釈
剤とを含有する。そして、必要に応じ、光重合開始剤、
光重合開始助剤、改質剤等を含有する。アクリルオリゴ
マーとしては、代表的には、アクリル系樹脂骨格に反応
性のアクリロイル基またはメタアクリロイル基が結合さ
れたオリゴマーが挙げられる。その他のアクリルオリゴ
マーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、エ
ポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリ
レート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、シリコー
ン(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アク
リレート等が挙げられる。さらに、メラミン、イソシア
ヌール酸、環状ホスファゼン等が剛直な骨格にアクリロ
イル基またはメタアクリロイル基が結合したオリゴマー
が挙げられる。
【0026】反応性希釈剤は、塗布剤の媒体として塗布
工程での溶剤の機能を担うと共にそれ自体が多官能性ま
たは単官能性のアクリルオリゴマーと反応する基を有す
るため、塗膜の共重合成分となる。反応性希釈剤の具体
例としては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、エチレングリコール(メタ)アクリレート、プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、(メタ)
アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等が挙
げられる。
【0027】光重合開始剤としては、例えば、2,2−
エトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン、ジベンゾイル、ベンゾイン、ベンゾ
インメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベン
ゾインイソプロピルエーテル、p−クロロベンゾフェノ
ン、p−メトキシベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ア
セトフェノン、2−クロロチオキサントン、アントラキ
ノン、フェニルジスルフィド、2−メチル−[4−(メ
チルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパ
ノン等が挙げられる。
【0028】光重合開始助剤としては、トリエチルアミ
ン、トリエタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノ
ール等の3級アミン系、トリフェニルホスフィン等のア
ルキルホスフィン系、β−チオジグリコール等のチオエ
ーテル系などが挙げられる。改質剤としては、塗布性改
良剤、消泡剤、増粘剤、無機系粒子、有機系粒子、潤滑
剤、有機高分子、染料、顔料、安定剤などが挙げられ
る。これらは、活性エネルギー線による反応を阻害しな
い範囲で使用され、活性エネルギー線硬化樹脂層の特性
を用途に応じて改良することができる。活性エネルギー
線硬化樹脂層の組成物には、塗工時の作業性向上、塗工
厚さのコントロールのため、有機溶剤を配合することが
できる。
【0029】本発明において、活性エネルギー線硬化樹
脂層の積層方法は、二軸配向されたポリエチレンナフタ
レートフィル。ムの片面に硬化性樹脂組成物を塗布、硬
化させて積層する方法が例示されるが、この積層方法に
何ら限定されるものではない。本発明において、硬化性
樹脂組成物を塗布する具体的な方法としては、リバース
ロールコート法、グラビアロールコート法、ロッドコー
ト法、エアーナイフコート法等公知の方法によりコーテ
ィングすることができる。
【0030】塗布された硬化性樹脂組成物は、例えば、
熱などによって、溶剤を乾燥させた後に、活性エネルギ
ー線により硬化させて硬化皮膜を形成することができ
る。その場合、活性エネルギー線としては、紫外線、可
視光線、電子線、X線、α線、β線、γ線などにより硬
化皮膜を形成することが好ましい。活性エネルギー線を
照射し硬化皮膜を形成させる場合は、通常、塗布層側か
ら照射を行うが、フィルムとの密着を高めるため、塗布
層の反対面側から行ってもよく、さらに活性エネルギー
線を反射し得る反射板を設けてもよい。特に活性エネル
ギー線により硬化された皮膜は、耐摩耗性が良く好まし
い。
【0031】本発明において、活性エネルギー線硬化樹
脂層の厚さとしては、通常0.5〜10μm、好ましく
は1〜5μmの範囲である。硬化樹脂層の厚みが0.5
μm未満の場合には、耐摩耗性の低下することがあり、
10μmを超える場合には、耐摩耗性層の硬化収縮が大
きく、フィルムが耐摩耗性層側にカールすることがあ
る。
【0032】本発明において、金属添加酸化金属粒子お
よび酸化金属粒子を樹脂中に配合する方法としては、特
に限定されるものではなく、例えば、樹脂を重合する任
意の段階で粒子を添加し含有させる方法、溶融させた樹
脂に直接添加し含有させる方法、樹脂と粒子をドライブ
レンドし押出機により押し出し溶融混練する方法、溶剤
等により溶解または分散させた樹脂に添加し含有させる
方法等を挙げることができる。
【0033】本発明において、着色されたポリエチレン
ナフタレートフィルムの一方の面に金属添加酸化金属粒
子および酸化金属粒子を含有する樹脂層を積層する方法
について、具体的に説明するが、以下の方法に限定され
るものではない。すなわち、複数の押出機を用いて、ポ
リエチレンナフタレートと金属添加酸化金属粒子または
酸化金属粒子を含有する樹脂とを同時に押し出し、フィ
ードブロック内あるいは口金内で合流させ押し出し積層
させる、いわゆる共押出法、金属添加酸化金属粒子また
は酸化金属粒子を含有する樹脂を押出機で溶融し、ポリ
エチレンナフタレートフィルム上に直接積層させる、い
わゆる押し出しラミネート法、ポリエチレンナフタレー
トフィルムの製膜ラインのキャスティング後あるいは一
軸延伸後に水またはアルコール系溶媒に溶解した樹脂に
金属添加酸化金属粒子または酸化金属粒子を含有するス
ラリーとしてポリエチレンナフタレートフィルム上に塗
布する、いわゆるインラインコーティング(ILC)
法、ポリエチレンナフタレートフィルム上に有機溶剤に
溶解した樹脂に金属添加酸化金属粒子または酸化金属粒
子を含有する塗料として塗布する、いわゆるオフライン
コーティング(OLC)法等が挙げられる。
【0034】次に本発明のポリエチレンナフタレートフ
ィルムにオフラインコーティング法により樹脂を積層す
る製造方法について具体的に説明するが、本発明の積層
フィルムは以下の製造例に何ら限定されるものではな
い。すなわち、有機溶剤に溶解させた樹脂に金属添加酸
化金属粒子または酸化金属粒子を分散させた塗料を作成
し、常法の塗布方法により着色されたポリエチレンナフ
タレートフィルム上に塗布し、乾燥、固化させて積層フ
ィルムを得ることができる。なお、塗料には、慣用的に
分散剤、カップリング剤等の添加剤を添加してもよい。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、実施例および比
較例中「部」とあるのは「重量部」を示す。また、本発
明で用いた測定法は次のとおりである。
【0036】(1)平均粒径(d50) (株)島津製作所社製遠心沈降式粒度分布測定装置SA
−CP3型を用いてストークスの抵抗則に基づく沈降法
によって粒子の大きさを測定した。 (2)熱線カット性 試料フィルム(300mm×300mm)から50mm
隔てた所に100Wの白熱電球を点灯させ、点灯直後と
30分後において、試料フィルムから白熱電球と反対側
に50mm隔てた所に手の甲をかざして、熱線カット性
を下記ランクで評価した。
【0037】
【表1】 ────────────────────────────── ランクA:熱線をほとんど感じない(実用上問題のないレベル) ランクB:熱線をやや感じる(実用上問題のないレベル) ランクC:熱線を強く感じる(実用上問題のあるレベル) ──────────────────────────────
【0038】(3)色変化度 試料フィルムをスガ試験機(株)社製ロングライフタイ
プ耐光試験機を用いて、1000時間光を照射し、試験
前後での色差を目視判定し、次のようにランクをつけ
た。
【0039】
【表2】 ─────────────────────────── ランクA:差がほとんどない(実用上問題のないレベル) ランクB:差が若干ある(実用上問題のないレベル) ランクC:差がある(実用上問題のあるレベル) ───────────────────────────
【0040】(4)鮮明性 (株)GE企画センター製レーザードットカラーチャー
ト内のグラデーションカラースケール〔1〕上に10c
m隔てて試料フィルムを平行に置き、試料フィルム側か
ら鮮明性を目視判定し、以下のランクに分けた。
【0041】
【表3】 ─────────────────────── ランクA:原画と比べほとんど差がない ランクB:アミ点濃度5%位置が若干見にくい ランクC:アミ点濃度10%位置まで見にくい ランクD:アミ点濃度20%位置まで見にくい ───────────────────────
【0042】ここで、ランクAおよびBは実用上問題の
ないレベルである。 〈ポリエチレンナフタレートの製造〉 製造例1(ポリエチレンナフタレートA) ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチル100部、
エチレングリコール60部および酢酸マグネシウム4水
塩0.09部を反応器にとり、加熱昇温するとともにメ
タノールを留去してエステル交換反応を行い、反応開始
から4時間を要して230℃まで昇温し、実質的にエス
テル交換を終了させた。次いで、平均粒径1.54μm
のシリカ粒子0.07部をエチレングリコールスラリー
として添加し、さらにリン酸0.03部、三酸化アンチ
モン0.035部を加えて常法により重縮合反応を行
い、極限粘度0.50、シリカ粒子含有量0.07重量
%のポリエチレンナフタレートを得た。得られたポリマ
ーを0.3mmHg、240℃で8時間固相重合し、極
限粘度0.65のポリエチレンナフタレートAを得た。
【0043】製造例2(ポリエチレンナフタレートB) 製造例1において、平均粒径1.54μmのシリカ粒子
を0.07部含有するエチレングリコールスラリーを反
応系に添加しなかった以外は、製造例1と同様にして、
ポリエチレンナフタレートBを得た。
【0044】製造例3(ポリエチレンナフタレートC) 製造例2において、製造したポリエチレンナフタレート
Bを乾燥し、ポリエエチレンナフタレートB100部に
対して、三菱化学社製ダイアレジンイエローFを0.4
部、同ダイアレジンレッドHSを0.7部、同ダイアレ
ジンブルーH3Gを0.8部混ぜて二軸押出機で混練押
出し、着色ポリエチレンナフタレートCを得た。
【0045】製造例4(ポリエチレンナフタレートD) 製造例2において、製造したポリエチレンテレフタレー
トBを乾燥し、ポリエチレンナフタレートB100部に
対して、三菱化学社製ダイアレジンイエローFを0.8
部、同ダイアレジンレッドHSを1.4部、同ダイアレ
ジンブルーH3Gを1.6部混ぜて二軸押出機で混練押
出し、着色ポリエチレンナフタレートDを得た。
【0046】製造例5(ITO粉末の製造) 硝酸インジウムと硫酸錫(モル比=9対1)の混合水溶
液に界面活性剤(キシダ化学社製ツイン20)を混合水
溶液に対して1重量%添加後、アンモニアを添加し、水
酸化インジウムと水酸化錫を共沈させた後、共沈物を酸
化雰囲気中500℃で加熱し、得られた粉末をさらに一
酸化炭素ガス雰囲気のロータリーキルン反応器で250
℃、60分加熱処理し、一部脱酸素処理を行いITO粉
末を得た。
【0047】製造例6(塗布液A) 製造例5において得られたITO粉末にアクリル樹脂、
溶剤(キシレン/MEK=80/20)、界面活性剤を
調合しサンドミルで24時間分散させ、平均粒径0.0
5μmのITO粒子を65重量%含有する塗布液Aを得
た。 製造例7(塗布液B) 製造例6において、ITO粉末を含有しない以外は製造
例6と同様にして塗布液Bを得た。 製造例8(塗布液C) 製造例6において、ITO粉末の代わりに平均粒径0.
27μmの酸化チタン粒子を配合する以外は製造例6と
同様にして塗布液Cを得た。
【0048】実施例1 ポリエチレンナフタレートAを80部、ポリエチレンナ
フタレートCを20部の割り合いで計量してドライブレ
ンドした後、180℃で4時間不活性ガス雰囲気中で乾
燥し、溶融押出機により290℃で溶融押出し、静電印
加密着法を用いて表面温度を40℃に設定した冷却ロー
ル上で冷却固化して未延伸シートを得た。得られたシー
トを130℃で3.6倍縦方向に延伸した。次いで、フ
ィルムをテンターに導き135℃で3.6倍横方向に延
伸した後、240℃にて熱固定を行い、25μmの着色
されたポリエチレンナフタレートフィルムを得た。次い
で、得られたフィルムの片面に塗布液Aを乾燥後の膜厚
が1.8μmとなるようにメイヤーバーによりコート
し、100℃で乾燥して、積層ポリエチレンナフタレー
トフィルムを得た。
【0049】実施例2 実施例1において、乾燥後の膜厚が0.8μmとなるよ
うに塗布液Aをコートした以外は実施例1と同様にして
積層ポリエチレンナフタレートフィルムを得た。 実施例3 実施例1において、乾燥後の膜厚が2.7μmとなるよ
うに塗布液Aをコートした以外は実施例1と同様にして
積層ポリエチレンナフタレートフィルムを得た。
【0050】実施例4 実施例1において、ポリエチレンナフタレートCをポリ
エチレンナフタレートDに変更する以外は、実施例1と
同様にして積層ポリエチレンナフタレートフィルムを得
た。 比較例1 実施例1において、塗布液Aの代わりに塗布液Bを使用
した以外は実施例1と同様にして積層ポリエチレンナフ
タレートフィルムを得た。
【0051】比較例2 実施例4において、塗布液Aの代わりに塗布液Bを使用
した以外は実施例4と同様にして積層ポリエチレンナフ
タレートフィルムを得た。 比較例3 実施例1において、塗布液Aの代わりに塗布液Cを使用
した以外は実施例1と同様にして積層ポリエチレンナフ
タレートフィルムを得た。以上、得られた結果をまとめ
て下記表1に示す。
【0052】
【表4】
【0053】
【発明の効果】本発明の積層ポリエチレンナフタレート
フィルムは、透明性が良く、フィルムを通して像を見た
時の鮮明性が確保され、かつ、熱線カット性に優れ、自
動車の窓、電車の窓、飛行機の窓等の乗物の窓、建築物
の窓等へ長期間貼付されて使用された時、省エネルギ
ー、ガラスの飛散防止等に優れた効果を発揮することが
でき、本発明は極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井崎 公裕 滋賀県坂田郡山東町井之口 347番地 ダ イアホイルヘキスト株式会社滋賀事業所内 Fターム(参考) 4F100 AA17B AA17H AA28B AA33B AB01B AB01H AB21B AB40B AK01B AK42A BA02 CA23B EH46 EJ38A GB07 GB31 HB00A JB14B JD10 JL10A JN01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料または顔料により着色されたポリエ
    チレンナフタレートフィルムの一方の面に、金属添加酸
    化金属粒子または酸化金属粒子を含有する樹脂層を有す
    ることを特徴とする積層ポリエチレンナフタレートフィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 金属添加酸化金属粒子または酸化金属粒
    子が、錫添加酸化インジウム粒子、アンチモン添加酸化
    錫粒子、酸化インジウム粒子および酸化錫粒子から選ば
    れる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記
    載の積層ポリエチレンナフタレートフィルム。
  3. 【請求項3】 樹脂層を構成する樹脂が活性エネルギー
    線硬化樹脂からなることを特徴とする請求項1または2
    記載の積層ポリエチレンナフタレートフィルム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002090982A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Kimoto & Co Ltd フォトマスクの作製方法およびフォトマスク
CN100337816C (zh) * 2005-01-14 2007-09-19 黄宝群 一种由有机和无机材料构成的复合型材制作工艺

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JP2002090982A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Kimoto & Co Ltd フォトマスクの作製方法およびフォトマスク
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