JP2000005678A - 接着剤塗布装置のディスペンサ取付構造 - Google Patents

接着剤塗布装置のディスペンサ取付構造

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JP2000005678A
JP2000005678A JP10177515A JP17751598A JP2000005678A JP 2000005678 A JP2000005678 A JP 2000005678A JP 10177515 A JP10177515 A JP 10177515A JP 17751598 A JP17751598 A JP 17751598A JP 2000005678 A JP2000005678 A JP 2000005678A
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清彦 新庄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤塗布装置のディスペンサ取付構造とし
て、ノズルの装着を一定の向きでのみ許容して、180
°向きを変えての装着を不可とすることにより、ノズル
の向きを逆にした装着に起因する接着剤の塗布位置ズレ
を防止して、作業性を大幅に向上する。 【解決手段】 接着剤を封入するシリンジ11の下端に
接着剤を塗布するノズル12が装着されたディスペンサ
10を備え、ノズル12をホルダ部材21に取り付けて
固定した接着剤塗布装置において、ノズル12が、ホル
ダ部材21に対し所定の向きでのみ係合可な係合部を有
している。この係合部は、ノズル12の外周にノズル中
心から両側への突出量を変化させて設けた鍔部13と、
ホルダ部材21に形成され、ノズル中心から両側への突
出量を変化させた鍔部13を一方向のみで挿入可能とす
る溝部13と、からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品等の素子
を基板上に固定するために基板面に接着剤を塗布する接
着剤塗布装置におけるディスペンサの取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】表面実装技術の一つとして、電子部品等
の素子を基板上に仮止めしておくために、基板上の所定
位置に接着剤を塗布することが行われる。そして、これ
に用いられる接着剤塗布装置は、例えば、特開平3−1
65100号公報や特開平10−76202号公報等で
公知のように、接着剤が封入されたシリンジの下端に接
着剤を塗布するノズルが装着されたディスペンサを備え
ている。
【0003】図4は従来のディスペンサ取付構造の一例
を示した分解斜視図である。図示のように、ディスペン
サ40は、接着剤が封入されたシリンジ41の下端に2
つのノズル穴を対称に有するノズル42を装着したもの
で、ノズル42の上部に鍔部43が形成されており、ま
た、シリンジ41の上端にシリンジキャップ44を取り
付けてエアーチューブ45が接続されている。このディ
スペンサ40は、取付台50に取り付けて固定される。
即ち、取付台50にはシリンジホルダ51及びノズルホ
ルダ52が設けられており、シリンジホルダ51にシリ
ンジ41を合わせ、ホルダ溝53に鍔部43を挿入して
ノズルホルダ52にノズル42を合わせて、シリンジホ
ルダキャップ54とノズルホルダキャップ55の各々ネ
ジ止めによりそれぞれ固定している。
【0004】なお、取付台50上の取付台軸56が、図
示しない駆動装置側の部材60に固定した軸受61に回
転自在に組み付けられており、駆動装置によって取付台
50は、取付台軸56を中心とする矢印θ方向に回転動
作されるとともに、取付台軸56の軸方向に沿った矢印
Z方向に昇降動作される。また、駆動装置によって取付
台50は、水平面に沿って矢印X方向及び矢印Y方向で
示した縦横方向に移動動作される。従って、ディスペン
サ40が矢印θ方向の回転動作、矢印Z方向の昇降動
作、矢印X−Y方向の水平動作を行って、ノズル42の
2つのノズル穴から基板1上に接着剤2,2,…を塗布
する。
【0005】即ち、ノズル42は、図5(a)に示した
ように、2つのノズル穴42a,42aを対称に有する
ものであり、これら2つのノズル穴42a,42aは、
矢印θ方向の回転中心を支点として点対称位置に設けら
れている。そして、θの角度により2つのノズル穴42
a,42aから塗布される接着剤位置が相違する。即
ち、図5(b)に示したθ=0の場合、図5(c)に示
したθ=90°の場合、図5(d)に示したθ=180
°の場合のように、予め指定されたプログラムに従っ
て、基板1上にはピンポイント状の接着剤2,2,…が
塗布される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、ホルダ溝53を有するノズルホルダ52に対して鍔
部43をするノズル42を、その向きが180°変わっ
た場合であっても取付可能であったため、以下のような
問題があった。即ち、図6(a)に示したように、2つ
のノズル穴42a,42aの位置に、ノズル42の中心
Oからの加工誤差による縦横方向のズレδ′,δ″があ
ったり、前記取付台軸56とノズル42の中心Oとに異
芯があると、図6(b)に示したθ=0の場合、図6
(c)に示したθ=90°の場合、図6(d)に示した
θ=180°の場合の何れも、基板1上に塗布したピン
ポイント状の接着剤2,2,…に位置ズレが発生する。
【0007】この時、接着剤塗布位置の補正は、所定の
プログラムに補正データとして入力することによって行
える。しかし、ホルダ溝53を有するノズルホルダ52
に対して鍔部43をするノズル42を、180°向きを
変えた場合、図6(a)に示した2つのノズル穴42
a,42aの位置のズレδ′,δ″は逆向きとなり、基
板1上の接着剤2,2,…の塗布位置ズレの補正が正し
く行われないという問題があった。
【0008】また、前述のように従来は、シリンジホル
ダ51にシリンジ41を合わせシリンジホルダキャップ
54をネジ止めし、ホルダ溝53に鍔部43を挿入して
ノズルホルダ52にノズル42を合わせてノズルホルダ
キャップ55をネジ止めするため、ディスペンサ40の
交換作業が煩わしいものとなっていた。
【0009】そこで、本発明の目的は、接着剤塗布装置
において、ノズルの装着を一定の向きでのみ許容して、
180°向きを変えての装着を不可とすることにより、
ノズルの向きを逆にした装着に起因する接着剤の塗布位
置ズレを防止して、作業性の大幅な向上が図れるように
したディスペンサ取付構造を提供することにある。ま
た、本発明は、ディスペンサの交換作業をワンタッチ化
することによって、作業性を大幅に向上することも目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、接着剤を封入するシリンジの下
端に接着剤を塗布するノズルが装着されたディスペンサ
を備え、前記ノズルをホルダ部材に取り付けて固定した
接着剤塗布装置において、前記ノズルが、前記ホルダ部
材に対し所定の向きでのみ係合可能な係合部を有してい
る構成のディスペンサ取付構造、を特徴としている。
【0011】ここで、係合部としては、所定の向きでの
み係合可能であって、他の向きでの係合が不能なもので
あれば、どのような形状や構造のものであっても良い。
【0012】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、接着剤塗布装置のディスペンサにおいて、シリンジ
下端のノズルが、ホルダ部材に対し所定の向きでのみ係
合可能な係合部を有している構造なので、ホルダ部材に
対するノズルの装着が一定の向きでのみ行えて、180
°向きを変えた場合を含む他の向きでの装着は不可能と
なる。これにより、従来のようなノズルの向きを逆にし
た装着に起因する接着剤の塗布位置ズレを防止でき、従
って、作業性を大幅に向上できる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の接
着剤塗布装置のディスペンサ取付構造であって、前記係
合部は、前記ノズルの外周にノズル中心から両側への突
出量を変化させて設けた鍔部と、前記ホルダ部材に形成
され、前記ノズル中心から両側への突出量を変化させた
前記鍔部を一方向のみで挿入可能とする溝部と、からな
る構成、を特徴としている。例えば、鍔部としては、平
面視方形のものが挙げられるが、どのような形状のもの
でも良い。
【0014】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の係合部が、ノズル外周にノズル中心
から両側への突出量を変化させて設けた鍔部と、ホルダ
部材に形成され、ノズル中心から両側への突出量を変化
させた鍔部を一方向のみで挿入可能な溝部と、からなる
ので、ノズル外周のノズル中心から両側への突出量を変
化させた鍔部を、ホルダ部材の溝部に対し一方向のみで
挿入でき、他方向では、ホルダ部材の溝部に挿入できな
い。
【0015】また、請求項3記載の発明は、シリンジに
封入した接着剤をシリンジ下端のノズルにより塗布する
ディスペンサをホルダ部材に取り付けて備える接着剤塗
布装置において、前記ホルダ部材に対し前記ディスペン
サを、前記シリンジ上端側で着脱自在とするワンタッチ
式着脱機構を設けた構成のディスペンサ取付構造、を特
徴としている。
【0016】ここで、ワンタッチ式着脱機構としては、
ホルダ部材に対しディスペンサを、シリンジ上端側で簡
単に着脱自在とするものであれば、どのような機構や構
造のものでも良い。
【0017】以上のように、請求項3記載の発明によれ
ば、接着剤塗布装置において、ディスペンサをホルダ部
材に対して、シリンジ上端側で着脱自在とするワンタッ
チ式着脱機構を設けた構造なので、シリンジ上端側で着
脱自在なワンタッチ式着脱機構により、ホルダ部材に対
するディスペンサの交換作業がワンタッチで行えて、作
業性を大幅に向上できる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の接
着剤塗布装置のディスペンサ取付構造であって、前記ワ
ンタッチ式着脱機構は、前記シリンジ上端側を封止する
キャップ部材に組み付けられ、前記ホルダ部材の上端側
に対し係合可能な一対のフック部材と、前記シリンジ上
端側と前記キャップ部材との間に介装され、前記キャッ
プ部材を前記シリンジ上端側から離間する方向に付勢し
て前記一対のフック部材と前記ホルダ部材上端側とを係
合状態に維持するバネ部材と、からなる構成、を特徴と
している。
【0019】このように、請求項4記載の発明によれ
ば、請求項3記載のワンタッチ式着脱機構が、シリンジ
上端側のキャップ部材に組み付けた一対のフック部材
と、シリンジ上端側とキャップ部材との間に介装したバ
ネ部材と、からなるので、バネ部材によりキャップ部材
をシリンジ上端側から離間方向に付勢して、キャップ部
材に組み付けた一対のフック部材を、ホルダ部材上端側
に対し係合状態に維持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る接着剤塗布
装置のディスペンサ取付構造の実施の形態例を図1から
図3に基づいて説明する。先ず、図1は本発明を適用し
た一例としてのディスペンサ取付構造を示す分解斜視図
で、図中、1は基板、2は塗布接着剤、10はディスペ
ンサ、11はシリンジ、12はノズル、13は鍔部、1
4はシリンジキャップ、15はOリング、16はエアー
チューブ、17はフック、18はフック軸、19は圧縮
コイルバネ、21はシリンジホルダ、22はノズル通し
穴、23は鍔部収納溝、24は凹部、25はフック受
け、30は駆動装置側部材、31は軸受である。
【0021】この実施の形態例では、図示のように、デ
ィスペンサ10は、接着剤が封入されたシリンジ11の
下端に2つのノズル穴を対称に有するノズル12を装着
したもので、このノズル12の上部に平面視方形の鍔部
14が形成されている。また、シリンジ11の上端に
は、シリンジキャップ14がOリング15を介して挿入
されており、このシリンジキャップ14によりシリンジ
11の上端が封止されている。このシリンジキャップ1
4にエアーチューブ16が接続されている。このエアー
チューブ16を介して図示しないエアー供給源からのエ
アーがシリンジ11内に供給されることによって、下端
のノズル12の2つのノズル穴から所定量(極少量)の
接着剤が吐出される。
【0022】他方、シリンジホルダ21は、ディスペン
サ10自体、即ち、下端にノズル12及び鍔部13を有
するシリンジ11を上方から挿入して支持する筒状をな
すもので、その筒状底部にはノズル通し穴22とその両
側の鍔部収納溝23,23が形成されている。なお、ノ
ズル通し穴22の外側には、その両側の鍔部収納溝2
3,23の間を繋ぐような円弧状凹部24,24が形成
されている。そして、シリンジホルダ21の上端外周に
は、リング状のフック受け25が圧入嵌合等により固定
して備えられている。
【0023】以上のシリンジホルダ21は、その下部寄
り外周部を、図示しない駆動装置側の部材30に固定し
た軸受31に回転自在に組み付けられている。その駆動
装置によってシリンジホルダ21は、矢印θ方向に回転
動作されるとともに、矢印Z方向に昇降動作され、ま
た、矢印X方向及び矢印Y方向(水平面に沿った縦横方
向)に移動動作される。従って、ディスペンサ10が矢
印θ方向の回転動作、矢印Z方向の昇降動作、矢印X−
Y方向の水平動作を行って、ノズル12の2つのノズル
穴から基板1上に接着剤2,2,…を塗布する。
【0024】図2は図1のノズル取付構造部を拡大した
分解斜視図であり、図示のように、シリンジ11下端の
ノズル12上部の平面視方形の鍔部13と、シリンジホ
ルダ21底部のノズル通し穴22両側の鍔部収納溝2
3,23との寸法関係が設定されている。即ち、鍔部1
3のシリンジ11中心から両側までの距離a,bと、ノ
ズル通し穴22中心から鍔部収納溝23,23の両側ま
での距離a,bとの関係において、a,bが異なり、a
<bの設定となっている。従って、シリンジホルダ21
底部のノズル通し穴22中心から両側までが異なる距離
a,bの鍔部収納溝23,23に対して、シリンジ11
下端の中心から両側までが異なる距離a,bの鍔部13
を、その距離a,bの位置関係が合致した時に挿入可と
なり、180°反転した逆向きの時は挿入不可となる。
【0025】さらに、図1に示されるように、シリンジ
キャップ14には、その直径方向に対向して外周に一対
のフック17,17がフック軸18,18により回転自
在に組み付けられている。このフック17は、フック軸
18の上方に突出した摘み部と、フック軸18の下方に
大きく伸びて内側に先端が突出した鍵型係止部とを有し
ている。そして、シリンジキャップ14のOリング15
より上方の外周部には、圧縮コイルバネ19が組み付け
られている。
【0026】図3は図1のシリンジ取付構造部を拡大し
た取付状態の縦断面図であり、図示のように、シリンジ
11の上端内にシリンジキャップ14がOリング15を
介して挿入された状態である。即ち、この状態におい
て、そのシリンジホルダ21上端とシリンジキャップ1
4上端との間に圧縮コイルバネ19が、矢印D方向の力
により縮装状態となっているとともに、シリンジキャッ
プ14に備えた一対のフック17,17の先端鍵型係止
部がシリンジホルダ21上端外周のフック受け25の下
面に係止状態となっている。
【0027】このようなシリンジ11のシリンジホルダ
21への装着状態は、シリンジキャップ14の一対のフ
ック17,17の先端をシリンジホルダ21のフック受
け25に係止した状態で、シリンジホルダ21上端とシ
リンジキャップ14上端間に縮装された圧縮コイルバネ
19の反発力によって維持される。また、一対のフック
17,17の上方に突出した摘み部を手で摘んで挟み込
むと、両フック17,17が各々のフック軸18,18
の廻りにそれぞれ回動して、各々の先端鍵型係止部がシ
リンジホルダ21のフック受け25からそれぞれ外側外
れるとともに、シリンジホルダ21上端との間に縮装さ
れた圧縮コイルバネ19の反発力によってシリンジキャ
ップ14が浮き上がる。従って、ディスペンサ10の着
脱、即ち、シリンジ11のシリンジホルダ21に対する
着脱がワンタッチで簡単に行える。
【0028】以上の通り、本発明によるディスペンサ1
0の取付構造によれば、以下の効果を発揮できる。 (1)シリンジ11中心から両側までが異なる距離a,
bの鍔部13とノズル通し穴22中心から両側までが異
なる距離a,bの鍔部収納溝23,23からなる係合部
によって、シリンジホルダ21に対してシリンジ11
を、ノズル12を反転させた位置にセットすることは不
可となり、常に一定の向きでのセットのみが可となって
いるため、接着剤の塗布位置精度に関して、従来のよう
な逆向きセットによる位置ズレを防止することができ
る。 (2)一対のフック17,17とそのフック受け25と
圧縮コイルバネ19からなるワンタッチ式着脱機構によ
って、ディスペンサ10の交換もワンタッチで行えるた
め、前記(1)と併せて、作業性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0029】なお、以上の実施の形態例においては、ノ
ズル外周の鍔部とホルダ部材の溝部とによる係合部、キ
ャップ部材のフック部材とシリンジ上端のフック受け部
材とバネ部材とによるワンタッチ式着脱機構としたが、
本発明はこれらに限定されるものではなく、同様の機能
が得られる係合部とワンタッチ式着脱機構であれば、そ
のような構成のものであっても良い。また、その他、具
体的な細部構造等についても適宜に変更可能であること
は勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る接着剤塗布装置のディスペンサ取付構造によれば、シ
リンジ下端のノズルが、ホルダ部材に対し所定の向きで
のみ係合可能な係合部を有しているため、ホルダ部材に
対するノズルの装着が一定の向きでのみ行えて、180
°向きを変えた場合を含む他の向きでの装着は不可能と
なることにより、従来のようなノズルの向きを逆にした
装着に起因する接着剤の塗布位置ズレを防止することが
でき、従って、作業性の大幅な向上を達成することがで
きる。
【0031】請求項2記載の発明に係る接着剤塗布装置
のディスペンサ取付構造によれば、ノズル外周のノズル
中心から両側への突出量を変化させた鍔部を、ホルダ部
材の溝部に対し一方向のみで挿入できて、他方向では、
ホルダ部材の溝部に挿入できない係合部のため、請求項
1記載の発明による効果を得ることができる。
【0032】また、請求項3記載の発明に係る接着剤塗
布装置のディスペンサ取付構造によれば、ホルダ部材に
対しディスペンサをシリンジ上端側で着脱自在なワンタ
ッチ式着脱機構を設けたため、ホルダ部材に対するディ
スペンサの交換作業をワンタッチで行うことができ、従
って、作業性の大幅な向上を達成することができる。
【0033】請求項4記載の発明に係る接着剤塗布装置
のディスペンサ取付構造によれば、シリンジ上端側との
間に介装したバネ部材によりキャップ部材をシリンジ上
端側から離間方向に付勢して、キャップ部材に組み付け
た一対のフック部材を、ホルダ部材上端側に対し係合状
態に維持するワンタッチ式着脱機構のため、請求項3記
載の発明による効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのディスペンサ取
付構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1のノズル取付構造部を拡大した分解斜視図
である。
【図3】図1のシリンジ取付構造部を拡大した取付状態
の縦断面図である。
【図4】従来のディスペンサ取付構造の一例を示した分
解斜視図である。
【図5】ノズル穴が2つの場合を示すもので、(a)は
ノズルの底面図、(b)は回転角度0の場合の接着剤塗
布位置を示した平面図、(c)は回転角度90°の場合
の接着剤塗布位置を示した平面図、(d)は回転角度1
80°の場合の接着剤塗布位置を示した平面図である。
【図6】2つのノズル穴位置にズレがある場合を示すも
ので、(a)は2つのノズル穴位置のズレを示した底面
図、(b)は回転角度0の場合の接着剤塗布位置のズレ
を示した平面図、(c)は回転角度90°の場合の接着
剤塗布位置のズレを示した平面図、(d)は回転角度1
80°の場合の接着剤塗布位置のズレを示した平面図で
ある。
【符号の説明】
1 基板 2 塗布接着剤 10 ディスペンサ 11 シリンジ 12 ノズル 13 鍔部 14 シリンジキャップ 15 Oリング 16 エアーチューブ 17 フック 18 フック軸 19 圧縮コイルバネ 21 シリンジホルダ 22 ノズル通し穴 23 鍔部収納溝 24 凹部 25 フック受け 30 駆動装置側部材 31 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 英司 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 4F041 AA05 AA16 AB01 BA05 BA12 BA56 5E313 AA11 AA21 CC02 CC05 CC07 DD21 DD50 EE01 EE33 EE34 EE50 FG10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接着剤を封入するシリンジの下端に接着剤
    を塗布するノズルが装着されたディスペンサを備え、前
    記ノズルをホルダ部材に取り付けて固定した接着剤塗布
    装置において、 前記ノズルが、前記ホルダ部材に対し所定の向きでのみ
    係合可能な係合部を有すること、を特徴とする接着剤塗
    布装置のディスペンサ取付構造。
  2. 【請求項2】前記係合部は、 前記ノズルの外周にノズル中心から両側への突出量を変
    化させて設けた鍔部と、 前記ホルダ部材に形成され、前記ノズル中心から両側へ
    の突出量を変化させた前記鍔部を一方向のみで挿入可能
    とする溝部と、 からなること、を特徴とする請求項1記載の接着剤塗布
    装置のディスペンサ取付構造。
  3. 【請求項3】シリンジに封入した接着剤をシリンジ下端
    のノズルにより塗布するディスペンサをホルダ部材に取
    り付けて備える接着剤塗布装置において、 前記ホルダ部材に対し前記ディスペンサを、前記シリン
    ジ上端側で着脱自在とするワンタッチ式着脱機構を設け
    たこと、を特徴とする接着剤塗布装置のディスペンサ取
    付構造。
  4. 【請求項4】前記ワンタッチ式着脱機構は、 前記シリンジ上端側を封止するキャップ部材に組み付け
    られ、前記ホルダ部材の上端側に対し係合可能な一対の
    フック部材と、 前記シリンジ上端側と前記キャップ部材との間に介装さ
    れ、前記キャップ部材を前記シリンジ上端側から離間す
    る方向に付勢して前記一対のフック部材と前記ホルダ部
    材上端側とを係合状態に維持するバネ部材と、 からなること、を特徴とする請求項3記載の接着剤塗布
    装置のディスペンサ取付構造。
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