JP2000004047A - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光装置及びその製造方法

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JP2000004047A
JP2000004047A JP16800498A JP16800498A JP2000004047A JP 2000004047 A JP2000004047 A JP 2000004047A JP 16800498 A JP16800498 A JP 16800498A JP 16800498 A JP16800498 A JP 16800498A JP 2000004047 A JP2000004047 A JP 2000004047A
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electrode
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Hideto Sugawara
秀人 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本願は、光出力を常にモニターしながら一定の
光出力を確保し、発光素子の信頼性を向上させる事を目
的とする。 【解決手段】本願発明は、光が照射されると電圧を発生
する受光素子と、前記受光素子に積層して設けられた発
光素子とを具備する事を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、半導体発光装置
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】窒化ガリウム系半導体は、その光学遷移
が直接遷移型である為、高効率発光再結合が可能であ
る。従って、今日、半導体レーザー又は高輝度LED等
の高効率発光素子材料として開発が行われている。
【0003】特に、窒化インジウムガリウムInXGa1
XNは、インジウムInの組成Xを変化させる事により
バンドギャップエネルギーを、窒化インジウム(In
N)のバンドギャップエネルギーである1.89evか
ら窒化ガリウム(GaN)のバンドギャップエネルギー
である3. 39evまで変化させる事が出来る為、発光
ダイオード(LED)の活性層の材料として、注目され
ている。
【0004】しかし、窒化インジウムガリウムInX
1 XNは窒化ガリウムGaNと窒化インジウムInN
との組み合わせで構成されている為、それを発光層とし
て使用した場合、素子特性が不安定となってしまう。こ
れについて、以下に詳細に説明する。
【0005】窒化インジウムガリウムInXGa1 XNを
構成する窒化ガリウムGaNは、窒化ガリウムの結晶性
を高める為、1000℃以上の温度で成長させる必要が
ある。これに対して、InXGa1 XNを構成する窒化イ
ンジウムInNは、比較的蒸気圧の高いインジウムIn
を含んでいる為、低い温度、例えば1000℃以下での
み成長させる事が出来る。
【0006】この為、インジウムInの組成比率が高い
InXGa1 XNを成長させる場合、成長温度を窒化ガリ
ウムGaNの成長温度よりも低くする必要がある(App
l.Phys.Lett.59,2251(1991))。しかし、かかる低い温
度では窒化ガリウムGaNの結晶性を高める事ができな
い。更に、窒化インジウムガリウムInGaNには窒化
インジウムInNと窒化ガリウムGaNの二元化合物間
の格子定数差が大きい事に起因する非混合領域が存在す
る(Appl. Phys. Lett. 71,105(1997))。即ち、特にイ
ンジウム組成の高い混晶は完全混晶が得難い。従って、
これを発光層とした素子は特性が不安定になってしま
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に、InX
1 XNの結晶性を完全にする事は困難である。この
為、InGaNを発光層にした青色若しくは緑色発光素
子を用いたディスプレイでは、時間の経過とともに素子
特性が劣化するために色むらが顕著になってしまう。本
願は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、光出力
を常にモニターしながら一定の光出力を確保し、発光素
子の信頼性を向上させる事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する為
に、本願発明は、光が照射されると電圧を発生する受光
素子と、前記受光素子に積層して設けられた発光素子と
を具備する事を特徴としている。本願発明は、上述の様
な構成を採用する事により、光出力をモニターしながら
一定の光出力を確保し、発光素子の信頼性を向上させる
事が出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】本願発明の実施形態を図面を参酌
しながら詳細に説明する。図1に本願発明にかかる半導
体発光装置の上面図を示した。図1に示すように、電極
113は概略正方形の形状をしており、電極112は電
極113に隣接して設けられている。また、これらの電
極を取り囲む様に、電極111が設けられている。ま
た、これらの電極111、112、113は互いにショ
ートしない様に所定の距離だけ離隔して設けられてい
る。
【0010】後述するが、電極112と電極113は発
光する活性層に所定の電位を供給する為の電極である。
従って、電極112、113の形状や位置は図1に示さ
れる様な形状や位置に限られない。また、後述するが、
電極111は、活性層から発光した光の強度に応じて発
生する所定の電圧(又は電流)を取り出す為の電極であ
る。従って、電極111は取り囲んでいなくても良い。
【0011】また、図1におけるAB断面図を図2に示
した。図2に示される様に、一導電型シリコン基板、例
えばp+シリコン基板103の下面に電極109が設け
られている。また、p+シリコン基板103の上に、一
導電型シリコン基板、例えばp―シリコン基板101が
設けられ、その表面側の一部に反対導電型の拡散層、例
えばn型拡散層102が設けられている。従って、p―
シリコン基板101とn型拡散層102とからなるPN
接合が形成されている。
【0012】また、n型拡散層102の上には、例えば
窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)からなるバッ
ファ層104が設けられている。更にその上には、例え
ばn型窒化ガリウム(n―GaN)からなるコンタクト
層105が設けられ、その上には窒化ガリウム系半導
体、例えば窒化インジウムガリウム(n―InGaN)
からなる活性層106が形成されている。また、その上
には、例えば窒化アルミニウムガリウム(p―AlGa
N)からなるクラッド層107が形成されて、更にその
上には、例えばp型窒化ガリウム(p―GaN)からな
るコンタクト層108が設けられている。また、コンタ
クト層108の上には電極112が、コンタクト層10
5の表面の一部には電極113が設けられている。ここ
で、コンタクト層105から上の層は発光素子として機
能する発光素子部190である。
【0013】また、p―シリコン基板101の表面部の
うち発光素子部190を取り囲む様に電極111が設け
られており、この電極111は拡散層102に接続され
ている。また、電極111とp―シリコン基板101が
短絡しない様に、絶縁膜、例えばシリコン酸化膜(Si
2)110が発光素子部190を取り囲む様に設けら
れている。
【0014】次に、上述した各層の機能について詳細に
説明する。上述の様に活性層106は所定の電圧を印可
し活性層106にキャリアを注入すると、所定の波長の
光を発光する層である。
【0015】また、活性層106の上に設けられたクラ
ッド層107は発光に必要なキャリアを活性層106内
に閉じ込める為の層である。従って、活性層106とコ
ンタクト層105の間にもクラッド層を設けても良い。
【0016】また、コンタクト層105は電極113に
印可された所定のバイアスを活性層106に供給する為
のものであり、コンタクト層108は電極112に印可
された所定のバイアスをクラッド層107(又は活性層
106)に供給する為のものである。
【0017】また、p−シリコン基板101の表面部に
はn型拡散層102が設けられており、PN接合が形成
される。このPN接合において、上述の発光素子部19
0から発光した光により、価電子帯に存在する電子が導
伝帯へ励起される。これにより電極111と電極109
の間に所定の電位差が発生し、このPN接合はフォトダ
イオードとして作用する。従って、PN接合が形成され
ていれば良いので、p―シリコン基板101の代わりに
n―シリコン基板を、n型拡散層102の代わりにp+
拡散層であっても良い。
【0018】また、図2に示す様に、電源Vの+電極は
スイッチSWを介して電極112に接続されている。ま
た、可変抵抗器Rの電流経路の一端は電源Vの―電極
に、他端は電極113に接続されている。また、電極1
11と電極109の間には、可変抵抗器Rの抵抗値を変
化させる為の抵抗値制御手段180が設けられている。
この抵抗値制御手段180は、電極111と電極109
間に発生する電位差に応じて可変抵抗器Rの抵抗値を変
化させる為の所定の制御信号Sを発生する。
【0019】次に、図2に示した回路の動作を説明す
る。まず初めに、スイッチSWを入れる。この時、電極
112と電極113の間に所定の電圧が印可される。こ
れにより、活性層106は光を発光し、その光は素子内
部で四方八方に広がっていく。その光の一部は拡散層1
02とP―シリコン基板101で構成されるPN接合に
おいて感知され、電極111と電極109間に所定の電
位差が発生する。抵抗値制御手段180はこの所定の電
位差を感知し、この所定の電位差に応じた所定の制御信
号Sを発生させる。また、可変抵抗器Rは、この制御信
号Sに応じて抵抗値を変化させる。この為、電極112
と電極113間に印可される電位差が変化する。
【0020】次に、上述の安定した状態が長時間続いた
場合を考える。上述の様に、活性層106は、窒化ガリ
ウムGaNと、窒化インジウムInNの混晶であるIn
XGa1 XNが使用されており、その結晶性は不完全であ
る。この為、時間とともに、活性層106から発光する
光の強度は著しく低下していく。この光の強度が低下す
ると、電極111と電極109間の電位差も変化する。
この変化を受けて、抵抗値制御手段180は所定の制御
信号Sを発生し、可変抵抗器Rの抵抗値を小さくする。
すると、電極112と電極113の間に印可される電位
差が大きくなる為、活性層106から発生する光の強度
が増大する。即ち、本実施形態では、InXGa1 XN等
からなる混晶を活性層として使用した場合、その混晶の
不完全さに起因して低下した光の強度を補足する様に、
電極112と電極113に印可される電位差を変化させ
ている。
【0021】次に、図2に示した半導体発光装置の製造
方法について説明する。図3(1)に示す様に、p+シ
リコン基板103の表面に形成されたp−シリコン基板
101の上に所定の形状にパターニングされたレジスト
181を形成する。次に、このレジスト181をマスク
にして、リン(P)等の不純物をイオン注入法を用いて
p型シリコン基板101の表面に拡散層102を形成す
る。
【0022】次に、図3(2)に示した様に、レジスト
181をアッシングにより除去した後、MOCVD法等
を用いて、バッファ層104、コンタクト層105、活
性層106、クラッド層107、及び、コンタクト層1
08を積層形成する。ここで、バッファ層104は、例
えば50nm程度の厚さの窒化アルミニウムガリウムA
lGaNからなる。また、コンタクト層105は、例え
ば4μm程度の厚さのn型窒化ガリウムn−GaNから
なる。また、活性層106は、例えば、2nm程度の厚
さのn型窒化インジウムガリウムn−InGaNからな
る。また、クラッド層107は、例えば100nm程度
の厚さのp型窒化アルミニウムガリウムp−AlGaN
からなる。更に、コンタクト層108は、例えば200
nm程度の厚さのp型窒化ガリウムp−GaNからな
る。更に、その上に所定の形状にパターニングされたレ
ジスト182を形成する。
【0023】次に、図4(1)に示した様に、レジスト
182をマスクにして、異方性エッチング法、例えばR
IE法を用いてコンタクト層108、クラッド層10
7、活性層106、コンタクト層105、バッファ層1
04を除去し、更に、拡散層102の一部も除去する。
その後、CVD法等を用いて、例えばシリコン酸化膜S
iO2からなる絶縁膜110をp−シリコン基板101
の表面、及び拡散層102上の一部に形成し、この絶縁
膜110の上に、かつ、拡散層102に接触する様に電
極111をスパッタ法等により形成する。
【0024】次に、図4(2)に示される様に、レジス
ト182をアッシングにより除去した後、所定の形状に
パターニングされたレジスト183をコンタクト層10
8の上、及び、電極111の上に形成する。そして、こ
のレジスト183をマスクにして、異方性エッチング
法、例えばRIE法を用いてコンタクト層108、クラ
ッド層107、活性層106、及びコンタクト層105
の一部を除去する。
【0025】次に、図5に示される様に、レジスト18
3をアッシングにより除去し、コンタクト層108の上
に電極112を、コンタクト層105の上に電極113
を形成する。また、p−シリコン基板101の下面に電
極109を形成する。
【0026】上述の様に、本実施形態は広く受光素子と
して使用されているSi系フォトダイオードに対し、そ
のフォトダイオードを基板として、窒化ガリウムからな
る発光部190を形成している。即ち、窒化ガリウム系
材料はシリコン基板上に一連の結晶成長で形成する事が
できる。従って、本願発明ではフォトダイオードをシリ
コン基板に形成している為、その上に窒化ガリウム系の
発光素子を一連の結晶成長で形成する事ができる。この
様な構造を採用する事により、光出力を常にモニターし
ながら一定の光出力を確保する事が出来、発光素子の信
頼性を向上させる事が出来る。
【0027】また、本実施形態では、フォトダイオード
となるPN接合と発光部190とが、二次元的に同一平
面に形成されるのではなく、三次元的に縦に積み重ねら
れて形成しているので、面積の増大はない。
【0028】また、活性層160から発光した光は四方
八方に広がっていくが、通常、X方向(図2参照)に進
む光を光源として使用する。これは、図1の上面図から
解る様に、電極112の面積を広くする事により、光源
の面積(概略、電極112の面積に等しい)を大きくす
る事が可能だからである。本願実施形態において、PN
接合(フォトダイオード)は発光素子部190のの下方
に設けられているので、光源を妨げる事はない。
【0029】次に、図6に本願発明にかかる第二の実施
形態を示した。図6に示した様に、本実施形態では、図
2に示したバッファ層104を設けず、発光素子部19
0と拡散層102を接着している。
【0030】次に、図6に示した実施形態の製造方法に
ついて説明する。図7(1)に示した様に、p+シリコ
ン基板103の上面に形成されたp−シリコン基板10
1の上に、所定の形状にパターニングされたレジスト1
85を形成する。そして、レジスト185をマスクにし
て露出したp−シリコン基板101の表面にイオン注入
法を用いてリン等注入する事により、n型拡散層102
を形成する。
【0031】次に、図7(2)に示した様に、レジスト
185をアッシングにより除去した後、酸化膜等からな
る絶縁膜110をp−シリコン基板101と拡散層10
2の表面の一部に形成し、更に、この絶縁膜110の上
面に、かつ、拡散層102の一部に接する様に電極11
1を形成する。
【0032】次に、図8(1)に示す様に、MOCVD
法等を用いて、ある種の基板19の上にコンタクト層1
05、活性層106、クラッド層107、及び、コンタ
クト層108を成長させる。
【0033】ここで、コンタクト層150は、例えば厚
さ4μmの厚さのn型窒化ガリウムn−GaNからな
る。また、活性層106は、例えば厚さ2nm程度のn
型窒化インジウムガリウムn−InGaNからなる。
【0034】更にその上に所定の形状にパターニングさ
れたレジスト186を形成する。そして、このレジスト
186をマスクにして、異方性エッチング法、例えばR
IE法を用いてコンタクト層108、クラッド層10
7、活性層106、コンタクト層105の一部を除去す
る。
【0035】次に、図8(2)に示される様に、レジス
ト186をアッシングにより除去した後、例えば、スパ
ッタ法を用いて電極201及び202を形成する。これ
により発光素子部190が形成される。次に、基板19
を剥がした後、、発光部190を拡散層102(図6参
照)の上に接着する。以上により図6に示した半導体発
光装置が形成される。
【0036】上述の様に、本実施形態は広く受光素子と
して使用されているSi系フォトダイオードに対し、そ
のフォトダイオードを基板として、窒化ガリウムからな
る発光部190を形成している。この様な構造を採用す
る事により、光出力を常にモニターしながら一定の光出
力を確保する事が出来、発光素子の信頼性を向上させる
事が出来る。
【0037】また、本実施形態では、フォトダイオード
となるPN接合と発光部190とが、二次元的に同一平
面に形成されるのではなく、三次元的に縦に積み重ねら
れて形成しているので、面積の増大はない。
【0038】また、本願実施形態では、発光部190は
PN接合(フォトダイオード)の下方に設けられている
ので、光源を妨げる事はない。次に、図9に本願発明に
かかる第三の実施形態を示す。図9に示す様に、窒化ガ
リウムからなる基板601の上に形成されたフォトダイ
オード607は、窒化ガリウム系のPN接合から構成さ
れている。窒化ガリウム系のPN接合は、例えば、n型
窒化インジウムガリウムアルミニウム602(n―In
GaAlN)とp型窒化インジウムガリウムアルミニウ
ム605(p―InGaAlN)から構成される。
【0039】また、窒化ガリウム基板601と、n型窒
化インジウムガリウムアルミニウム602(n―InG
aAlN)の間に格子不整合差に起因する欠陥の発生を
防止する為、それらの間にバッファ層を設けても良い。
【0040】次に、図9に示した半導体発光装置の製造
方法を図10及び図11に示した。図10(1)に示し
た様に、窒化ガリウムからなる基板601の上に、MO
CVD法を用いて、窒化ガリウム系のフォトダイオード
607、コンタクト層105、活性層106、クラッド
層107、及び、コンタクト層108を積層形成する。
更に、コンタクト層108の上に所定の形状にパターニ
ングされたレジスト210を形成する。
【0041】窒化ガリウム系のフォトダイオード607
は、例えば、n型窒化インジウムガリウムアルミニウム
602(n−InGaAlN)、p型窒化インジウムガ
リウムアルミニウム605(p−InGaAlN)から
形成される。また、コンタクト層105は、例えば、n
型窒化ガリウム(n―GaN)から構成され、活性層1
06は、例えば、n型窒化インジウムガリウム(n―I
nGaN)から構成される。また、クラッド層107
は、例えば、p型窒化アルミニウムガリウムから構成さ
れ、コンタクト層108は、例えば、p型窒化ガリウム
から構成される。
【0042】次に、図10(2)に示した様に、レジス
ト210をマスクに使用して、異方性エッチング、例え
ば、RIE法を用いて、コンタクト層108、クラッド
層107、活性層106、コンタクト層105、及び、
p型窒化インジウムガリウムアルミニウム605(p―
InGaAlN)の一部をエッチング除去する。そし
て、レジスト210をアッシングにより除去したのち、
p型窒化インジウムガリウムアルミニウム605(p―
InGaAlN)の上に電極111を形成する。
【0043】次に、図11に示した様に、コンタクト層
108の所定の位置、及び、電極111の上部周辺部に
レジスト120を形成し、そのレジスト220をマスク
にして、コンタクト層108、クラッド層107、活性
層106、及び、コンタクト層105の一部をエッチン
グ除去する。その後、コンタクト層105の上に電極1
13を形成し、レジスト120をアッシングにより除去
する。そして、コンタクト層108の上に電極112を
形成する。また、基板601の下面に電極109を形成
する事により、図9に示した半導体発光装置が形成され
る。
【0044】以上の様に本実施形態では、発光部190
が窒化ガリウム系のPN接合の上に接着により形成され
ている。この様な構造を採用する事により、光出力を常
にモニターしながら一定の光出力を確保する事が出来、
発光素子の信頼性を向上させる事が出来る。
【0045】また、本実施形態では、フォトダイオード
となるPN接合と発光部190とが、二次元的に同一平
面に形成されるのではなく、三次元的に縦に積み重ねら
れて形成しているので、面積の増大はない。
【0046】また、本願実施形態では、発光部190は
PN接合(フォトダイオード)の下方に設けられている
ので、発光を妨げる事はない。また、本実施形態では、
発光する活性層106とフォトダイオード607とが窒
化ガリウム系の材料から構成されおり、それらのバンド
ギャップエネルギーは近い。この為、光検出感度が向上
しより精度の高い光出力のモニターが可能となる。
【0047】図9、図10には、従来の半導体発光装
置、本願発明にかかる半導体発光装置をそれぞれ発光さ
せ、時間の経過による相対光出力をそれぞれ図示したも
のである。また、図9に示す様に、従来の半導体発光装
置では時間の経過とともに光出力が低下している事が分
かる。これに対して、図10に示す様に、本願発明にか
かる半導体発光装置では1000時間程度で起こる光出
力の低下をフォトダイオードで検知して発光素子のバイ
アス電流を調整する事により、光出力を一定にしてい
る。この結果、1000時間以上の安定動作を確保して
いる。
【0048】また、図11には半導体発光装置を装着し
た半導体装置の断面図を示した。図11に示される様
に、半導体発光装置250はフレーム260の上に固定
され、リード270〜272とワイヤー280〜282
により接続されている。
【0049】尚、本発明の実施形態は以上の様なものに
限定されることはない。例えば、フォトダイオードにシ
リコン及び窒化ガリウム系の材料を用いたが、これに限
らず、他の材料、例えばインジウムリン(InP)系の
材料で形成しても良い。
【0050】また、第三の実施形態では、窒化ガリウム
基板ではなく、炭化シリコンSiCでも良い。また、サ
ファイア(酸化アルミニウム)を基板に用いた場合に
は、フォトダイオードの電極の配置を工夫する事により
適用可能である。また、上述では、発光ダイオードにつ
いて説明したが、窒化ガリウム系レーザーへの適用も可
能である。
【0051】
【発明の効果】本願発明は、以上の様な構成を採用して
いるので、光出力を常にモニターしながら一定の光出力
を確保し、発光素子の信頼性を向上させる事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる第一の実施形態にかかる光半
導体発光装置の上面図を示したものである。
【図2】図1に示したAB断面図を示したものである。
【図3】図2に示した光半導体発光装置の製造工程の一
部を示したものである。
【図4】図2に示した光半導体発光装置の製造工程の一
部を示したものである。
【図5】図2に示した光半導体発光装置の製造工程の一
部を示したものである。
【図6】本願発明にかかる第二の実施形態にかかる光半
導体発光装置の断面図を示したものである。
【図7】図6に示した光半導体発光装置の製造工程の一
部を示したものである。
【図8】図6に示した光半導体発光装置の製造工程の一
部を示したものである。
【図9】本願発明にかかる第三の実施形態にかかる光半
導体発光装置の断面図を示したものである。
【図10】図9に示した光半導体発光装置の製造工程の
一部を示したものである。
【図11】図9に示した光半導体発光装置の製造工程の
一部を示したものである。
【図12】従来の光半導体発光装置における光出力を低
下を示したものである。
【図13】本願実施形態にかかる光半導体発光装置にお
ける光出力を比較したものである。
【図14】本願発明にかかる光半導体発光装置を装着し
た半導体装置の断面図を示したものである。
【符号の説明】
111、112、109 電極 103、101 シリコン基板 102 拡散層 110 絶縁膜 104 バッファ層 105、108 コンタクト層 106 活性層 107 クラッド層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光が照射されると電圧を発生する受光素
    子と、 前記受光素子の上に積層して設けられた発光素子と、を
    具備する事を特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 前記受光素子がPN接合を有する事を特
    徴とする請求項1記載の半導体発光装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子が窒化ガリウムを含む事を
    特徴とする請求項1記載の半導体発光装置。
  4. 【請求項4】 前記受光素子がシリコンから構成される
    事を特徴とする請求項1記載の半導体発光装置。
  5. 【請求項5】 前記受光素子が窒化ガリウムを主成分と
    する材料から構成される事を特徴とする請求項1記載の
    半導体発光装置。
  6. 【請求項6】 一導電型半導体基板の表面に反対導伝型
    の拡散層を形成する工程と、 前記拡散層の上方に、外部から所定の電位を供給する為
    の第一のコンタクト層を形成する工程と、 前記コンタクト層の上にキャリアを閉じ込めて光を発光
    する為の発光層を形成する工程と、 前記発光層の上に、外部から所定の電位が供給する為の
    第二のコンタクト層を形成する工程と、 を有する事を特徴とする半導体発光装置の製造方法。
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