JP2017135276A - 受発光素子、受発光素子モジュールおよびセンサ装置 - Google Patents

受発光素子、受発光素子モジュールおよびセンサ装置 Download PDF

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賢二 上原
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Abstract

【課題】発光素子をモニタリングすることができる受発光素子を提供する。【解決手段】受発光素子は、受光素子2および発光素子3を備える。受光素子は、上面の一部に位置した他導電型の第2領域と第2領域の周囲に位置した一導電型の第1領域とを含む基板4を有する。発光素子は、基板の第2領域に配された複数の半導体層を有する。その結果、例えば、発光素子の寿命判断できる。センサ装置は、受発光素子モジュールと、受発光素子モジュールに接続され、受発光素子モジュールを制御する制御回路を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、受発光素子、受発光素子モジュールおよびセンサ装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されているように、複数積層された半導体層の一部を発光層とする半導体発光素子が知られている。
特開平10―200215号公報
このような発光素子では、発光素子の寿命を判断するために、発光素子をモニタリングすることが求められている。
本発明は、このような事情に鑑みて案出されたものである。
本開示の受発光素子は、受光素子および発光素子を備える。受光素子は、上面の一部に位置した他導電型の第2領域と第2領域の周囲に位置した一導電型の第1領域とを含む基板を有する。発光素子は、基板の第2領域に配された複数の半導体層を有する。
本開示の受発光素子モジュールは、上記の受発光素子と、第2受光素子とを備える。
本開示のセンサ装置は、上記の受発光素子モジュールと、受発光素子モジュールに接続され、受発光素子モジュールを制御する制御用回路と、を有する。
本開示の受発光素子は、発光素子をモニタリングすることができる。
本開示の受発光素子の上面図である。 本開示の受発光素子の断面図である。 本開示の受発光素子の断面図である。 本開示の受発光素子のうち、図1〜3とは異なる実施形態の断面図である。 本開示の受発光素子モジュールの断面図である。 本開示のセンサ装置の断面図である。
以下に、本開示の受発光素子、受発光素子モジュールおよびセンサ装置について、図面を参照しつつ説明する。また、以下の説明では、便宜的に直交座標系(X,Y,Z)を定義し、Z軸方向の正側を上方とする。なお、本開示の受発光素子、受発光素子モジュールおよびセンサ装置は、いずれの方向が上方または下方とされてもよい。
<受発光素子>
(第1実施形態)
受発光素子1は、図1〜3に示したように、受光素子2および発光素子3を有している。受発光素子1は、発光素子3の光を受光素子2で受光することによって、発光素子3の光強度の変化に基づいて、発光素子3をモニタリングすることができる。その結果、例えば、発光素子3の寿命を判断することができる。
なお、図1は、受発光素子1を模式的に示した上面図である。また、図2は、図1に示した受発光素子1をAA線に沿って上下方向に切断した時の断面を示している。図3は、図1に示した受発光素子1をBB線に沿って上下方向に切断したときの断面を示している。
受光素子2は、光を受光して、受光した光を電流に変換することができる。受光素子2は、図1に示したように、基板4と、基板4の表面に配された第1電極51および第2電極52とを有している。基板4は、一部に他導電型の第2領域R2を含んでいる、一導電型の板状の部材である。言い換えれば、基板4は、図2、3に示したように、一導電型の第1領域R1および他導電型の第2領域R2からなり、基板4の一部分は第2領域R2であり、基板4の第2領域R2を除く領域の全ては、第1領域R1であってもよい。その結果、基板4内の第1領域R1と第2領域R2との間にpn接合を形成することができ、受光素子2は、光を電流に変換することができる。
なお、基板4は、第2領域R2を除く領域の全てが、第1領域R1である場合に限られない。第1領域R1は、pn接合を形成するために、少なくとも第2領域R2の周囲に位置していればよい。具体的には、例えば、第1領域R1は、平面視したときに第2領域R2を囲っていてもよいし、断面視したときに第2領域R2の下方に位置していてもよい。また、基板4は、一導電型でも他導電型でもない領域を有していてもよい。
第1領域R1と第2領域R2は、基板4の表面に位置している。基板4の表面において、第1電極51は第1領域R1に配されており、第2電極52は第2領域R2に配されている。その結果、受光素子2は、変換した電流を取り出すことができる。
基板4は、例えば、半導体材料からなればよい。本開示の基板4は、例えば、n型のシリコン(Si)基板を使用している。本開示の基板4は、シリコン(Si)基板にn型の不純物をドーピングしている。また、基板4は、一部の領域にp型の不純物をドーピングしている。その結果、基板4は、第1領域R1と第2領域R2とを有することができる。なお、シリコン(Si)に対するn型の不純物は、例えば、リン(P)または窒素(N)などを使用することができる。また、シリコン(Si)に対するp型の不純物としては、例えばホウ素(B)、亜鉛(Zn)またはマグネシウム(Mg)などを使用することができる。
基板4は、例えば、n型のシリコン(Si)のインゴットをウェハ状にスライスして、ウェハにp型の不純物をドーピングすることによって形成することができる。
なお、本明細書において、「一導電型」は「n型」とし、「他導電型」は「p型」とする。しかしながら、本発明に係る受発光素子1において、「一導電型」は「n型」に限られず、「一導電型」を「p型」としても構わない。また、「一導電型」を「p型」としたとき「他導電型」は「n型」である。
発光素子3は、基板4の上面に配された複数の半導体層6と、複数の半導体層6に配された第3電極71および第4電極72とを有している。その結果、発光素子3は、第3電極71および第4電極72を介して複数の半導体層6に電圧を印加することができ、複数の半導体層6の一部を発光させることができる。
複数の半導体層6は、第1半導体層61、第2半導体層62、第3半導体層63、第4半導体層64、第5半導体層65および第6半導体層66を有している。第3電極71は第2半導体層62に接続しており、第4電極72は第6半導体層66に接続している。なお、図2、3に示したように、複数の半導体層6の表面には、第3電極71および第4電極72との接続箇所を除いて、絶縁層8が配されている。なお、図1は、説明の便宜上、絶縁層8を除いた構成を示している。
第1半導体層61は、基板4の上面に積層されている。第1半導体層61は、バッファ層として機能することができる。すなわち、第1半導体層61は、基板4と発光素子3との界面において、両者の格子定数の差に起因した応力を緩和することができる。そして、ひいては、複数の半導体層6全体の格子欠陥または結晶欠陥を少なくすることができる。第1半導体層61は、例えば、ガリウムヒ素(GaAs)などで形成することができる。
第2半導体層62は、第1半導体層61の上面に積層されている。第2半導体層62は、一導電型である。第2半導体層62は、コンタクト層として機能することができる。すなわち、第2半導体層62は、上面に形成される第3電極71との接触抵抗を低減することができる。第2半導体層62は、例えばガリウムヒ素(GaAs)にn型の不純物をドーピングして形成される。ガリウムヒ素(GaAs)に対するn型の不純物としては、シリコン(Si)またはセレン(Se)などが挙げられる。
なお、第2半導体層62の上面には、第3電極71および第3半導体層63が配されている。具体的には、第2半導体層62は第1延在部R3を有しており、第1延在部R3に第3電極71が配されており、それ以外の領域に第3半導体層63が配されている。
第3半導体層63は、第2半導体層62の上面の一部に積層されている。第3半導体層63は、一導電型である。第3半導体層63は、クラッド層として機能することができる。すなわち、第3半導体層63は、第4半導体層64に正孔を閉じ込めることができる。第3半導体層63は、例えば、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)にn型の不純物をドーピングして形成することができる。アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)に対するn型の不純物は、例えば、シリコン(Si)またはセレン(Se)などを使用することができる。
第4半導体層64は、第3半導体層63に積層されている。第4半導体層64は、活性層として機能することができる。すなわち、第4半導体層64は、電子や正孔が集中して、両者が再結合することによって、発光することができる。第4半導体層64は、例えば、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)で形成することができる。
第5半導体層65は、第4半導体層64の上面に積層されている。第5半導体層65は、他導電型である。第5半導体層65は、クラッド層として機能することができる。すなわち、第5半導体層65は、第4半導体層64に電子を閉じ込めることができる。第5半導体層65は、例えば、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)にp型の不純物をドーピングして形成することができる。アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)に対するp型の不純物は、例えば、亜鉛(Zn)またはマグネシウム(Mg)などを使用することができる。
第6半導体層66は、第5半導体層65の上面に積層されている。第6半導体層66は、他導電型である。第6半導体層66は、コンタクト層として機能することができる。すなわち、第6半導体層66は、上面に形成される第4電極72との接触抵抗を低減することができる。第6半導体層66は、例えば、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)にp型の不純物をドーピングして形成することができる。なお、第6半導体層66は、電極との接触抵抗を低減するために、第5半導体層65よりもキャリア密度が高く設定されてもよい。
第1電極51、第2電極52、第3電極71および第4電極72は、例えば、金(Au)またはアルミニウム(Al)などの材料で形成することができる。絶縁層8は、例えば、窒化ケイ素(SiN)または二酸化ケイ素(SiO)などの材料で形成することができる。電極51,52,71,72は、例えば、蒸着法などによって形成することができる。絶縁層8は、例えば、P−CVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)法などによって形成することができる。
発光素子3は、例えば、以下の方法によって形成することができる。
まず、複数の半導体層6、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を利用して、基板4の上面に順次エピタキシャル成長させることによって形成する。次いで、絶縁層8を、例えば、P−CVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)法を利用して、複数の半導体層6の表面に形成する。次いで、電極71,72を、例えば、蒸着法、スパッタ法またはめっき法などを利用して、複数の半導体層6の一部の半導体層上に形成する。以上の方法によって、発光素子3を形成することができる。
受発光素子1において、発光素子3は、基板4の第2領域R2が位置した上面に配されている。その結果、発光素子3の第4半導体層64が発光すると、受発光素子1の外部に出射する光の他に、下方に位置する受光素子2に対しても光が出射される。したがって、受光素子2で発光素子3の光を受光して、発光素子3をモニタリングすることができる。
また、発光素子3は、受光素子2の第2領域R2上の直接配置されている。言い換えれば、発光素子3は、受光素子2の第2領域R2を下地にして、複数の半導体層6を積層して形成されてもよい。したがって、発光素子3と受光素子2との位置ずれを低減することができる。
発光素子3は、基板4の上面において、第2領域R2から第2領域R2以外にわたって配されていてもよい。その結果、発光素子3が受光素子2の第2領域R2上にのみ配されている場合と比較して、発光素子3が受光素子2の第2領域R2を広く覆うことができる。したがって、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができ、発光素子3のモニタリングの精度を向上させることができる。
第1半導体層61は、第2領域R2の全面を覆っていてもよい。その結果、受光素子2の第2領域R2が露出することを低減することができる。したがって、受光素子2の第2領域R2が露出している場合と比較して、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
なお、本開示の第1半導体層61は、第2延在部R4を有しており、第2延在部R4が第2領域R2を被覆している。言い換えれば、第2領域R2を被覆した第1半導体層61の一部が第2延在部R4である。
第2電極52は、図3に示したように、絶縁層8の上面および第1半導体層61の第2延在部R4の下面にわたって配されていてもよい。すなわち、第2電極52は、絶縁層8および第1半導体層61の第2延在部R4を貫通して設けられていてもよい。
第2電極52および絶縁層8は、第1半導体層61の第2延在部R4の側面を被覆して
いてもよい。その結果、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
第2電極52および絶縁層8は、第1半導体層61の第2延在部R4の上面を被覆していてもよい。その結果、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
基板4の上面は、絶縁層8が配されていてもよい。その結果、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
第1半導体層61は、一導電型の半導体層であってもよい。その結果、第1半導体層61と第2領域R2とがダイオードとして機能することから、整流作用によって、第1半導体層61から第2領域R2に電流が流れることを低減することができる。したがって、発光素子3から受光素子2に電流が漏れることを低減することができ、発光素子3のモニタリングの精度を向上させることができる。
第1半導体層61は、真性の半導体層であってもよい。その結果、第1半導体層61中の伝導体の電子を低減することができるため、第1半導体層61中を電流が流れることを低減することができる。したがって、発光素子3から受光素子2に電流が漏れることを低減することができる。
第1半導体層61が真性の半導体層であった場合、第2半導体層62は、一導電型の半導体層であってもよい。その結果、例えば、受光素子2および発光素子3を駆動させる場合、第2領域R2から第2半導体層62にかけて逆バイアスの電圧が印加されることになり、空乏層が形成されることから、受光素子2への漏れ電流を低減することができる。
複数の半導体層6は、複数の側面を有しており、第3電極71および第4電極72は、それぞれが位置する側面の全面を被覆していてもよい。その結果、複数の半導体層6の側面から、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
第3電極71は、絶縁層8を介して、第2半導体層62の第1延在部R3を被覆していてもよい。その結果、第2半導体層62の上面から、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る受発光素子1について、図4を参照しつつ説明する。なお、図4は、第2実施形態に係る受発光素子1を、図3と同様に切断したときの断面を示している。
第2実施形態に係る受発光素子1において、図5に示したように、基板4が凸部41を有しており、第2領域R2は凸部41に位置している。なお、基板4の凸部41は、例えば、上面の一部が、他の部分よりも上方に位置して構成されている。言い換えれば、基板4の凸部41は、基板4の一部が上方に向かって突出して形成されている。
受発光素子1において、第1半導体層61は、第2領域R2を被覆していなくてもよい。言い換えれば、第2領域R2は、第1半導体層61に被覆されていない露出部R21を有していてもよい。この場合、第2電極52は、第1半導体層61から離れて配されている。そして、第2電極52は、第2領域R2の露出部R21に配された絶縁層8の上面および下面にわたって配されている。すなわち、第2電極52は、絶縁層8を貫通して設けられている。その結果、第2電極52が、複数の半導体層6に直接接触していないことから、発光素子3から受光素子2に電流が漏れることを低減することができる。
第2電極52は、絶縁層8を介して、凸部41の露出部R21が位置した側面を被覆していてもよい。すなわち、凸部41の側面を、絶縁層8および第2電極52によって2重に被覆してもよい。その結果、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
第2電極52は、絶縁層8を介して、凸部41の露出部R21が位置した上面を被覆していてもよい。すなわち、凸部41の上面を、絶縁層8および第2電極52によって2重に被覆してもよい。その結果、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。
受発光素子1は、上下方向において第2領域R2と重なる領域に、絶縁層8および電極51,52,71,72を被覆する第2絶縁層81を有していてもよい。その結果、受光素子2に意図しない光が入射することを低減することができる。なお、第2絶縁層81は、例えば、窒化ケイ素(SiN)などの材料で形成することができる。第2絶縁層81は、例えば、P−CVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)法などによって形成することができる。
<受発光素子モジュール>
次に、受発光素子モジュール9について、図5を参照しつつ説明する。
受発光素子モジュール9は、配線基板10と、配線基板10に実装された上記の受発光素子1と、第2受光素子11とを有している。なお、以下、説明の便宜上、受発光素子1が有する上述した受光素子2を第1受光素子2とする。
受発光素子モジュール9は、受発光素子1の発光素子3から被照射物に光を照射し、被照射物での反射光を第2受光素子11で受光することによって、被照射物の表面状態などをセンシングすることができる。具体的には、受発光素子1は、例えば、コピー機またはプリンタなどの画像形成装置に組み込まれて、トナーまたはメディアなどの被照射物の位置情報、距離情報または濃度情報などを検出することができる。
配線基板10は、受発光素子1および第2受光素子11を支持することができる。言い換えれば、受発光素子1および第2受光素子11は、配線基板10に実装することができる。配線基板10は、外部装置に電気的に接続されて、受発光素子1および第2受光素子11に電圧を印加することができる。なお、受発光素子1および第2受光素子11の実装は、例えば、ボンディングワイヤで実装されればよい。
配線基板10は、例えば、矩形状に形成されてもよい。配線基板10は、例えば、樹脂基板またはセラミック基板などを使用することができる。本開示の配線基板10は、樹脂基板である。なお、本明細書中において、樹脂基板とは、配線基板10中の絶縁材料が樹脂材料からなる基板を指す。また、セラミック基板とは、配線基板10中の絶縁材料がセラミックス材料からなる基板を指す。
配線基板10は、例えば、絶縁層と配線とを交互に積層して形成することができる。
第2受光素子11は、受発光素子1の基板4上に形成されている。言い換えれば、第2受光素子11は、基板4を有しており、受発光素子1の第1受光素子2と第2受光素子11は、基板4を共有している。第2受光素子11の構造は第1受光素子2と同様である。すなわち、第2受光素子11は、第1受光素子2と同一のプロセスで、基板4の上面のうち発光素子3から離れた箇所に、別に第2領域R2を形成することによって形成することができる。また、受発光素子1および第2受光素子11は、基板4を介して配線基板10に実装される。
受発光素子モジュール9は、遮光体12と、レンズ部材13をさらに有している。遮光体12は、例えば、第2受光素子11が外部から意図しない光を受光しないように、迷光を遮断することができる。また、レンズ部材13は、受発光素子1からの光を被照射物に誘導したり、被照射物での反射光を第2受光素子11に誘導したりすることができる。
具体的には、遮光体12は、受発光素子1および第2受光素子11を取り囲んだ枠状の壁部14と、壁部14の内面に設けられて壁部14で囲んだ領域を覆うように配された蓋部15とを有している。すなわち、壁部14の内面と蓋部15の下面とに囲まれる領域に、受発光素子1および第2受光素子11が収容されている。また、受発光素子1の光が通過する複数の光通過部16を有している。なお、本開示の光通過部16は、複数の穴によって形成されている。
また、遮光体12は、複数の光通過部16の間に配されて、蓋部15の下面から基板4の上面のうち受発光素子1および第2受光素子11の間の領域に向かって伸びた遮光壁21を、さらに有していてもよい。遮光壁21は、発光素子3の光が第2受光素子11に直接入射する可能性を低減することができる。
遮光体12は、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリスチレン樹脂(PS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン樹脂(ABS)などの汎用プラスチック、ポリアミド樹脂(PA)ポリカーボネイト樹脂(PC)などのエンジニアリングプラスチック、液晶ポリマーなどのスーパーエンジニアリングプラスチック、およびアルミニウム(Al)、チタン(Ti)などの金属材料などで形成することができる。遮光体12は、例えば、射出形成などにより形成することができる。
また、レンズ部材13は、光が通過するレンズ部17と、レンズ部17を支持する支持部18とを有している。そして、レンズ部材13は、支持部18を介して、遮光体12の壁部14の内面と蓋部15の上面とに囲まれる領域にはめ込まれている。
レンズ部材13は、透光性の材料で形成することができる。レンズ部材13は、例えば、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂ならびにエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、またはポリカーボネイト樹脂ならびにアクリル樹脂などの熱可塑性樹脂などのプラスチック、あるいはサファイアおよび無機ガラスなどで形成することができる。レンズ部材13は、例えば、射出形成などにより形成することができる。
レンズ部17は、発光素子3の出射光および被対象物での反射光を集光し誘導することができる。レンズ部17は、発光素子3の出射光を集光する第1レンズ19と、被対象物からの反射光を集光する第2レンズ20とを有している。本開示の第1レンズ19および第2レンズ20のそれぞれは、例えば、凸レンズ、球面レンズまたは非球面レンズなどを使用することができる。
支持部18は、レンズ部17を保持することができる。支持部18は、例えば、板状に形成することができる。支持部18は、レンズ部17と一体的に形成されることによってレンズ部17を保持してもよいし、支持部18にレンズ部17の第1レンズ19および第2レンズ20がはめ込まれることによってレンズ部17を保持してもよい。
<センサ装置>
次に、受発光素子1を備えたセンサ装置100について説明する。図6に示したように、本開示のセンサ装置100は、受発光素子モジュール9と、受発光素子モジュール9に電気的に接続された制御用回路101とを有している。制御用回路101は、受発光素子モジュール9を制御することができる。制御用回路101は、例えば、受発光素子1を駆動させるための駆動回路、第2受光素子11からの電流を処理する演算回路または外部装置と通信するための通信回路などを含んでいる。なお、図6に示した破線の矢印は、発光素子3から出る光の経路を例示している。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良などが可能である。
上述した実施形態では、受発光素子1および第2受光素子11が一つの基板4上に一体的に形成されているものについて説明したが、受発光素子1および第2受光素子11は、それぞれ個別に形成された素子を配線基板上にそれぞれ実装されていても構わない。
また、上述した実施形態では、受発光素子1が1つの場合について説明したが、受発光素子モジュール9は、複数の受発光素子1を有していてもよいし、1つの受発光素子1と複数の発光素子3を有していてもよい。
また、上述した実施形態では、第2受光素子11が1つの場合について説明したが、受発光素子モジュール9は、複数の第2受光素子11を有していてもよい。
また、各実施形態に記載した受発光素子1の各構成部材の態様は、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で他の実施形態の受発光素子1に適用することができる。
1 ・・・受発光素子
2 ・・・受光素子(第1受光素子)
3 ・・・発光素子
4 ・・・基板
41 ・・・凸部
51 ・・・第1電極
52 ・・・第2電極
6 ・・・複数の半導体層
61 ・・・第1半導体層
62 ・・・第2半導体層
63 ・・・第3半導体層
64 ・・・第4半導体層
65 ・・・第5半導体層
66 ・・・第6半導体層
71 ・・・第3電極
72 ・・・第4電極
8 ・・・絶縁層
81 ・・・第2絶縁層
9 ・・・受発光素子モジュール
10 ・・・配線基板
11 ・・・第2受光素子
12 ・・・遮光体
13 ・・・レンズ部材
14 ・・・壁部
15 ・・・蓋部
16 ・・・光通過部
17 ・・・レンズ部
18 ・・・支持部
19 ・・・第1レンズ
20 ・・・第2レンズ
21 ・・・遮光壁
100 ・・・センサ装置
101 ・・・制御用回路
R1 ・・・第1領域
R2 ・・・第2領域
R21 ・・・露出部
R3 ・・・第1延在部
R4 ・・・第2延在部

Claims (8)

  1. 一部の上面に位置した他導電型の第2領域と前記第2領域の周囲に位置した一導電型の第1領域とを含む基板を有する受光素子と、
    前記基板の前記第2領域に配された複数の半導体層を有する発光素子と、を備える受発光素子。
  2. 前記複数の半導体層は、前記基板の上面に配された第1半導体層を有しており、
    前記第1半導体層は、前記基板の前記第2領域から前記第2領域以外にわたって配されている、請求項1に記載の受発光素子。
  3. 前記第1半導体層は、前記第2領域の全面を覆っている、請求項2に記載の受発光素子。
  4. 前記第1半導体層は、一導電型の半導体層である、請求項2または3に記載の受発光素子。
  5. 前記第1半導体層は、真性の半導体層である、請求項2または3に記載の受発光素子。
  6. 前記複数の半導体層は、前記第1半導体層の上面に積層された第2半導体層を有しており、
    前記第2半導体層は、一導電型である、請求項5に記載の受発光素子。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の受発光素子と、第2受光素子とを備える、受発光素子モジュール。
  8. 請求項7に記載の受発光素子モジュールと、
    前記受発光素子モジュールに接続され、前記受発光素子モジュールを制御する制御用回路と、を有するセンサ装置。
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