JP6563722B2 - 受発光素子モジュールおよびセンサ装置 - Google Patents

受発光素子モジュールおよびセンサ装置 Download PDF

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Description

本発明は、受発光素子モジュールおよびセンサ装置に関する。
従来、発光素子から被照射物へ光を照射して被照射物での反射光を受光素子で受光することによって、被照射物の特性を検出するセンサ装置が提案されている。
このようなセンサ装置として、例えば特許文献1には、基板上に発光素子および受光素子をそれぞれ実装したセンサ装置が記載されている。
特開平4―113489号公報
従来のセンサ装置では、発光素子と受光素子との間に仕切りがないため、発光素子の光が受光素子に直接入射することがある。すなわち、受光素子が意図しない光を受光するため、検出精度が低下するおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みて案出されたものであり、検出精度を向上させる受発光素子モジュールを提供する。
本発明の一実施形態にかかる受発光素子モジュールは、基板と、前記基板上に配された発光素子と、前記基板上に配された受光素子と、前記基板上に配され、前記発光素子および前記受光素子の間に位置する遮光部材と、を備え、前記遮光部材は、前記発光素子に対向するとともに前記発光素子の光が入射する第1面および前記第1面に対向するとともに上端に向かうにつれて前記発光素子側に傾斜した第2面を含む透光性の凸状部材と、前記第2面に配された金属層と、を有している。
本発明の一実施形態にかかる受発光素子モジュールによれば、検出精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる受発光素子モジュールの斜視図である。 図1に示した受発光素子モジュールの断面図である。 図2に示した受発光素子モジュールの断面の一部の拡大図である。 図2に示した受発光素子モジュールの断面の一部の拡大図である。 本発明の他の実施形態にかかる受発光素子モジュールの断面の一部の拡大図である。 図5に示した受発光素子モジュールの断面の一部の拡大図である。 図5に示した受発光素子モジュールの断面の一部の拡大図である。 図1に示した受発光素子モジュールを備えたセンサ装置の断面図である。
以下に、本発明にかかる受発光素子モジュールおよびセンサ装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態にかかる受発光素子モジュールは、いずれの方向が上方または下方とされてもよいが、以下の説明では、便宜的に直交座標系(X,Y,Z)を定義し、Z軸方向の正側を上方とする。
<受発光素子モジュール>
(第1の実施形態)
受発光素子モジュール1は、図1、2に示すように、配線基板2と、配線基板2上に配された発光素子3および受光素子4とを有している。受発光素子モジュール1は、発光素子3から被照射物に光を照射し、被照射物での反射光を受光素子4で受光することによって、被照射物の表面状態などをセンシングすることができる。よって、受発光素子モジュール1は、例えばコピー機またはプリンタなどの画像形成装置に組み込まれて、トナーやメディアなどの被照射物の位置情報、距離情報または濃度情報などを検出することができる。
なお、図1、2は、受発光素子モジュール1を模式的に示している。図2は、図1に示した受発光素子モジュール1をAA´線(図1の破線)に沿って上下方向に切断した時の断面を示している。
配線基板2は、発光素子3および受光素子4が実装されるものである。そして、配線基板2は、外部装置に電気的に接続されて、例えば発光素子3および受光素子4に電圧を印加する。
配線基板2は、例えば矩形状に形成される。配線基板2は、例えば樹脂基板またはセラミック基板を使用することができる。本実施形態にかかる配線基板2は、樹脂基板である。なお、本明細書中において、樹脂基板とは、配線基板2中の絶縁材料が樹脂材料からなる基板を指す。また、セラミック基板とは、配線基板2中の絶縁材料がセラミックス材料からなる基板を指す。
配線基板2は、従来周知の方法によって形成することができる。
発光素子3および受光素子4は、図2に示すように、同一の基板5上に形成されている。そして、基板5が配線基板2に実装されることによって、ひいては発光素子3および受光素子4が配線基板2に一体的に実装される。なお、基板5の実装は、例えばワイヤボンディング実装などである。
基板5は、一導電型の半導体材料からなる。本実施形態にかかる基板5は、例えばn型のシリコン(Si)基板を使用している。すなわち、基板5は、シリコン(Si)基板にn型の不純物をドーピングしている。シリコン(Si)基板に対するn型の不純物は、例えばリン(P)または窒素(N)などが挙げられる。
基板5は、例えば、シリコン(Si)のインゴットをウェハ状にスライスして、ウェハに不純物をドーピングすることによって形成することができる。
なお、本明細書内で説明する実施形態にかかる受発光素子モジュール1において、一導電型をn型とする。しかしながら、本発明において、一導電型はn型に限られず、一導電型をp型としても構わない。また、一導電型をn型としたとき他導電型はp型であり、一導電型をp型としたとき他導電型はn型である。したがって、本明細書内で説明する実施形態にかかる受発光素子モジュール1において、他導電型はp型である。
発光素子3は、図3に示すように、基板5の上面に配された複数の半導体層6と、複数の電極7とを有している。その結果、複数の電極7を介して複数の半導体層6に電圧を印加することによって、発光素子3を発光させることができる。
なお、図3は、図2に示した受発光素子モジュール1の発光素子3の断面を拡大して示している。
複数の半導体層6は、バッファ層61、一導電型のコンタクト層62、一導電型のクラッド層63、活性層64、他導電型のクラッド層65および他導電型のコンタクト層66を有している。
また、複数の電極7は、第1電極71と第2電極72を有している。そして、第1電極71は一導電型コンタクト層62に接続しており、第2電極72は他導電型のコンタクト層66に接続している。なお、図3に示すように、複数の半導体層6の表面には、複数の電極7との接続箇所を除いて、絶縁層8が配されている。
バッファ層61は、基板5の上面に積層されている。バッファ層61は、基板5と発光素子3との界面において、両者の格子定数の差を緩衝するものである。その結果、複数の半導体層6全体の格子欠陥または結晶欠陥を少なくすることができる。バッファ層61は、例えば、ガリウムヒ素(GaAs)で形成される。
一導電型のコンタクト層62は、バッファ層61の上面に積層されている。一導電型のコンタクト層62は、上面に形成される第1電極71との接触抵抗を低減するものである。一導電型のコンタクト層62は、例えばガリウムヒ素(GaAs)にn型の不純物をドーピングして形成される。ガリウムヒ素(GaAs)に対するn型の不純物としては、シリコン(Si)またはセレン(Se)などが挙げられる。
一導電型のクラッド層63は、一導電型のコンタクト層62の上面に積層されている。一導電型のクラッド層63は、活性層64に正孔を閉じ込める機能を有している。一導電型クラッド層63は、例えばアルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)にn型の不純物をドーピングして形成される。アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)に対するn型の不純物は、例えばシリコン(Si)またはセレン(Se)などが挙げられる。
活性層64は、一導電型のクラッド層63に積層されている。活性層64は、電子や正孔が集中して、両者が再結合することによって、発光するものである。活性層64は、例えば、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)で形成される。
他導電型のクラッド層65は、活性層64の上面に積層されている。他導電型のクラッド層65は、活性層64に電子を閉じ込める機能を有している。他導電型のクラッド層6は、例えばアルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)にp型の不純物をドーピングして形成される。アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)に対するp型の不純物は、例えば亜鉛(Zn)またはマグネシウム(Mg)などが挙げられる。
他導電型のコンタクト層66は、他導電型のクラッド層65の上面に積層されている。他導電型のコンタクト層66は、上面に形成される第2電極72との接触抵抗を低減するものである。他導電型のコンタクト層66は、例えばアルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)にp型の不純物をドーピングして形成される。なお、p型コンタクト層66は、電極との接触抵抗を低減するために、p型クラッド層65よりもキャリア密度が高く設定されている。
複数の電極7は、例えば金(Au)またはアルミニウム(Al)などの材料で形成される。絶縁層8は、例えば窒化ケイ素(SiN)または二酸化ケイ素(SiO)などの材料で形成される。
発光素子3は、以下の方法によって形成することができる。まず、複数の半導体層6を、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を利用して、基板5の上面に順次エピタキシャル成長させることによって形成する。次いで、絶縁層8を、例えばP−CVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)法を利用して、複数の半導体層6の表面に形成する。次いで、複数の電極7を、例えば蒸着法、スパッタ法またはめっき法などを利用して、複数の半導体層6の一部の半導体層上に形成する。以上の方法によって、発光素子3を形成することができる。
受光素子4は、図2に示すように、基板5の上面のうち発光素子3から離れた領域において、他導電型の半導体領域41を設けることによって形成されている。すなわち、一導電型の基板5に対して他導電型の半導体領域41を形成することによってpn接合を形成し、発光素子4を構成している。他導電型の半導体領域41は、基板5にp型の不純物をドーピングすることによって形成することができる。本実施形態にかかる基板5はSi基板であることから、p型の不純物としては、例えばホウ素(B)、亜鉛(Zn)またはマグネシウム(Mg)などが挙げられる。
ここで、本発明にかかる受発光素子モジュール1は、図2、4に示すように、基板5上の発光素子3および受光素子4の間に配された、発光素子3から受光素子4に入射する光を遮る遮光部材9をさらに有している。その結果、発光素子3の光が受光素子4に直接入射する可能性を低減することができる。よって、受発光素子モジュール1およびセンサ装置の検出精度を向上させることができる。
また、遮光部材9は、図2、4に示すように、発光素子3に対向する第1面90および第1面90に対向するとともに上端に向かうにつれて発光素子3側に傾斜した第2面91を含む透光性の凸状部材92と、凸状部材92の第2面91に配されて発光素子3の光を反射する金属層93とを有している。その結果、発光素子3から受光素子4に向かって出射された光は、第1面90から遮光部材9に入射して第2面91に配された金属層93によって下方に反射される。したがって、発光素子3から受光素子4に向かって出射された光が、上方に反射された後に被照射物を介して受光素子4に入射する可能性を低減することができる。よって、受発光素子モジュール1およびセンサ装置の検出精度を向上させることができる。
なお、図4は、図2に示した受発光素子モジュール1の発光素子3および遮光部材9の断面を示している。
凸状部材92は、金属層93を支えるものである。凸状部材92は、例えば、透光性を有する樹脂材料または半導体材料などで形成される。また、凸状部材92は、複数の樹脂層または複数の半導体層が積層されて形成されてもよい。本実施形態にかかる凸状部材92は、単一の樹脂材料で形成される。具体的には、凸状部材92は、例えばポリイミド樹脂またはエポキシ樹脂、あるいはレジスト用の樹脂材料などで形成される。
凸状部材92は、従来周知の方法によって形成することができる。金属層93は、例えば蒸着法、スパッタ法またはめっき法などの方法によって形成することができる。
遮光部材9は、図2に示すように、遮光部材9と発光素子3との距離が、遮光部材9と受光素子4との距離よりも短くなる位置に配されていてもよい。その結果、発光素子3の
近傍に遮光部材9が位置しているため、発光素子3から出射する光の広がりが小さいうちに、発光素子3から受光素子4に向かって出射する光を遮光部材9で反射させることができる。したがって、遮光部材9を小型化することができ、受発光素子モジュール1を小型化させることができる。
なお、遮光部材9の発光素子3側の縁から発光素子3の遮光部材9側の縁までの距離は、例えば0.1mm以上0.4mm以下に設定される。また、遮光部材9の受光素子4側の縁から受光素子4の遮光部材9側の縁までの距離は、例えば0.5mm以上0.8mm以下に設定される。
凸状部材92は、例えば、柱状に形成される。凸状部材92の第2面91の上端は、発光素子3の活性層64の上面以上に上方に位置していてもよい。そして、金属層93の上端は、発光素子3の活性層64の上面以上に上方に位置していてもよい。その結果、発光素子3の光が、遮光部材9の上方を超えて受光素子4に直接入射する可能性を低減することができる。
なお、凸状部材92の厚みは、例えば6μm以上7μm以下である。発光素子3の活性層64の上面までの厚みは、例えば5.5μm以上6.5μm以下に設定される。また、本実施形態にかかる受発光素子モジュール1の金属層93は、凸状部材92の第2面91から上端面にわたって配されている。なお、活性層64の上面までの厚みが6μm以上の場合でも、凸状部材92の厚みは活性層64の上面までの厚みよりも大きく設定される。
凸状部材92の第2面91の側端は、発光素子3の活性層64の側面よりも平面方向に外側に位置していてもよい。そして、金属層93の側端は、発光素子3の活性層64の側面よりも平面方向に外側に位置していてもよい。その結果、発光素子3の光が、遮光部材9の側方を迂回して発光素子4に直接入射する可能性を低減することができる。
凸状部材92の発光素子3に対向する面には、絶縁層8が形成されていてもよい。そして、絶縁層8の屈折率は、発光素子3および凸状部材92の間の雰囲気の屈折率よりも高くてもよい。その結果、絶縁層8を介して遮光部材92に光が入射する際、上向きに入射する光がある場合でも、上向きに入射する光を下方に向かうように屈折させることができる。そのため、金属層93によって遮光部材92に入射した光を下方に反射させやすくすることができる。
凸状部材92の屈折率は、凸状部材92の表面に配された絶縁層8の屈折率より大きくてもよい。その結果、遮光部材92に上向きに入射する光がある場合でも、上向きに入射する光を絶縁層8および凸状部材92によって、下方に向かうように2回屈折させることができる。そのため、金属層93によって遮光部材92に入射した光を下方に反射させやすくすることができる。
本実施形態にかかる凸状部材92の第1面90は、上端に向かって受光素子4側に傾斜していてもよい。凸状部材92の第2面91の傾きは、凸状部材92の第1面90の傾きよりも小さくてもよい。その結果、発光素子3から第1面90に光が入射するときに、第1面90で光が上方に反射される可能性を低減することができる。
受発光素子モジュール1は、図1、2に示すように、遮光体10と、レンズ部材11をさらに有している。遮光体10は、例えば、受光素子4が外部から意図しない光(迷光)を受光しないように、迷光を遮断する機能を有している。また、レンズ部材11は、発光素子3からの光を被照射物に誘導したり、被照射物での反射光を受光素子4に誘導したりする機能を有している。
具体的には、遮光体10は、発光素子3および受光素子4を取り囲んだ枠状の壁部12と、壁部12の内面に設けられて壁部12で囲んだ領域を覆うように配された蓋部13とを有している。すなわち、壁部12の内面と蓋部13の下面とに囲まれる領域に、発光素子3および受光素子4が収容されている。また、発光素子3の光が通過する複数の光通過部14を有している。なお、本実施形態にかかる光通過部14は、複数の穴によって形成されている。
また、遮光体10は、複数の光通過部14の間に配されて、蓋部13の下面から基板5の上面のうち発光素子3および受光素子4の間の領域に向かって伸びた遮光壁24を、さらに有していてもよい。遮光壁24は、遮光部材9とともに発光素子3の光が受光素子4に直接入射する可能性を低減することができる。
また、遮光壁24の下端は、遮光部材9の金属層93の上端よりも下方に位置していてもよい。その結果、発光素子3の光が受光素子4に直接入射する可能性を低減することができる。
遮光体10は、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリスチレン樹脂(PS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン樹脂(ABS)などの汎用プラスチック、ポリアミド樹脂(PA)ポリカーボネイト樹脂(PC)などのエンジニアリングプラスチック、液晶ポリマ
ーなどのスーパーエンジニアリングプラスチック、およびアルミニウム(Al)、チタン(Ti)などの金属材料で形成される。遮光体10は、例えば射出成形などにより形成される。
また、レンズ部材11は、光が通過するレンズ部15と、レンズ部15を支持する支持部16とを有している。そして、レンズ部材11は、支持部16を介して、遮光体10の壁部12の内面と蓋部13の上面とに囲まれる領域にはめ込まれている。
レンズ部材11は、透光性の材料で形成される。レンズ部材11は、例えばシリコーン樹脂、ウレタン樹脂ならびにエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、またはポリカーボネイト樹脂ならびにアクリル樹脂などの熱可塑性樹脂などのプラスチック、あるいはサファイアおよび無機ガラスなどで形成される。レンズ部材11は、例えば射出成形などにより形成される。
レンズ部15は、発光素子3の出射光および被照射物での反射光を集光し誘導する機能を有する。レンズ部15は、発光素子3の出射光を集光する第1レンズ17と、被照射物からの反射光を集光する第2レンズ18とを有している。本実施形態にかかる第1レンズ17および第2レンズ18のそれぞれは、例えば凸レンズ、球面レンズまたは非球面レンズなどである。
支持部16は、レンズ部15を保持する機能を有する。支持部16は、例えば板状に形成される。支持部16は、レンズ部15と一体的に形成されることによってレンズ部15を保持してもよいし、支持部16にレンズ部15の第1レンズ17および第2レンズ18がはめ込まれることによってレンズ部15を保持してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかる受発光素子モジュール1について、図5〜図7を用いて説明する。図5は、第2の実施形態にかかる受発光素子モジュール1の発光素子3および遮光部材9の断面を示している。図6は、図5の第2の実施形態にかかる受発光素子モジ
ュール1の遮光部材9の断面を拡大して示している。図7は、図5の第2の実施形態にかかる受発光素子モジュール1の発光素子3の断面を拡大して示している。
第2の実施形態にかかる受発光素子モジュール1は、第1の実施形態にかかる受発光素子モジュール1とは、発光素子3および遮光部材9の構成が異なっている。
具体的には、図5、図6に示すように、第2の実施形態にかかる凸状部材92は、基板5上に配された複数の半導体層19(第2の複数の半導体層19)を有している。そして、発光素子3が有する複数の半導体層6(第1の複数の半導体層6)は、第2の複数の半導体層19と同一の層構成を有している。その結果、凸状部材92を、発光素子3と同一工程によって形成することが可能になり、受発光素子モジュール1の生産効率を向上させることができる。
なお、本明細書では、発光素子3が有する複数の半導体層6と凸状部材92である複数の半導体層19とを区別するために、前者を「第1の複数の半導体層6」と表現し、後者を「第2の複数の半導体層19」と表現することがある。
凸状部材92の第2の複数の半導体層19は、図6に示すように、一導電型の第1半導体層20と、一導電型の第1半導体層20に積層された他導電型の第2半導体層21とを有していてもよい。そして、金属層93は、第1半導体層20に接続した第3電極94と、第2半導体層21に接続した第4電極95とを有していてもよい。その結果、凸状部材92内においてpn接合が形成されるため、凸状部材92内に入射した光を電流に変換することができる。したがって、受光素子4に迷光として入射されることを低減することができる。
第2の複数の半導体層19において、第1半導体層20が、第2半導体層21の上面に積層されていてもよい。その結果、一導電型の第1半導体層20と一導電型の半導体材料からなる基板5との間に他導電型の第2半導体層21が存在するため、第1半導体層20と基板5とが導通する可能性を低減することができる。したがって、例えば凸状部材92で光から変換された電流が受光素子4の電極から取り出される可能性を低減することができる。
発光素子3の第1の複数の半導体層6において、図7に示すように、一導電型のコンタクト層62の下面に配された他導電型の第3半導体層22を有していてもよい。言い換えれば、第1の複数の半導体層6は、バッファ層61と一導電型のコンタクト層62との間に介在した、他導電型の第3半導体層22を有していてもよい。その結果、一導電型のコンタクト層62と一導電型の半導体材料からなる基板5との間に他導電型の第2半導体層21が存在するため、コンタクト層62と基板5とが導通する可能性を低減することができる。
なお、第2の実施形態の受発光素子モジュール1において、第1の複数の半導体層6と第2の複数の半導体層19の層構成は同一としている。
第2の複数の半導体層19において、第1半導体層20と第2半導体層21との境界面は、発光素子3の活性層64よりも下方に位置していてもよい。その結果、第1半導体層20と第2半導体層21との境界面に発光素子3から直接入射する光以外には、遮光部材9の金属層93から下方に反射してくる光も吸収することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良などが可能である。
上述した実施形態では、発光素子3および受光素子4が1つの基板5上に一体的に形成されているものについて説明したが、発光素子3および受光素子4は、それぞれ個別に形成された素子配線基板上にそれぞれ実装されていても構わない。
また、上述した実施形態では、発光素子3、受光素子4および遮光部材9を1つずつ備えているものについて説明したが、複数の発光素子3、複数の受光素子4および複数の遮光部材9を備えていても構わない。またこの場合には、複数の発光素子3は一列に配列されており、複数の受光素子4および遮光部材9は、複数の発光素子3に沿って配列されていても構わない。
また、上述した実施形態では、第2の複数の半導体層19が第1半導体層20と第2半導体層21とを有することによって凸状部材92内にpn接合を形成しているものを説明したが、凸状部材92の直下に第2の受光素子を配置して凸状部材92の直下にpn接合を形成してもよい。
また、各実施形態に記載した受発光素子モジュール1の各構成部材の態様は、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で他の実施形態の受発光素子モジュール1に適用することができる。
<センサ装置>
次に、受発光素子モジュール1を備えたセンサ装置100について説明する。図8に示すように、本実施形態のセンサ装置100は、受発光素子モジュール1と、受発光素子モジュール1に電気的に接続された制御用回路101とを有している。制御用回路101は、受発光素子モジュール1を制御するものである。制御用回路101は、例えば、発光素子3を駆動させるための駆動回路、受光素子4からの電流を処理する演算回路または外部装置と通信するための通信回路などを含んでいる。なお、図8に示す破線の矢印は、発光素子3から出る光の経路を例示している。
1 ・・・受発光素子モジュール
2 ・・・配線基板
3 ・・・発光素子
4 ・・・受光素子
5 ・・・基板
6 ・・・複数の半導体層
7 ・・・複数の電極
8 ・・・絶縁層
9 ・・・遮光部材
90 ・・・第1面
91 ・・・第2面
92 ・・・凸状部材
93 ・・・金属層
94 ・・・第3電極
95 ・・・第4電極
10 ・・・遮光体
11 ・・・レンズ部材
12 ・・・壁部
13 ・・・蓋部
14 ・・・光通過部
15 ・・・レンズ部
16 ・・・支持部
17 ・・・第1レンズ
18 ・・・第2レンズ
19 ・・・第2の複数の半導体層
20 ・・・第1半導体層
21 ・・・第2半導体層
22 ・・・第3半導体層
24 ・・・遮光壁
100・・・センサ装置
101・・・制御用回路

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に配された発光素子と、
    前記基板上に配された受光素子と、
    前記基板上に配され、前記発光素子および前記受光素子の間に位置する遮光部材と、を備え、
    前記遮光部材は、前記発光素子に対向するとともに前記発光素子の光が入射する第1面および前記第1面に対向するとともに上端に向かうにつれて前記発光素子側に傾斜した第2面を含む透光性の凸状部材と、前記第2面に配された金属層と、を有している、受発光素子モジュール。
  2. 前記受発光素子モジュールを上面視したときに、
    前記遮光部材と前記発光素子との距離は、前記遮光部材と前記受光素子との距離よりも短い、請求項1に記載の受発光素子モジュール。
  3. 前記発光素子は、前記基板上に配された第1の複数の半導体層を有しており、
    前記凸状部材は、前記基板上に配された第2の複数の半導体層であり、
    前記第1の複数の半導体層は、前記第2の複数の半導体層と同一の層構成を有している、請求項1または2に記載の受発光素子モジュール。
  4. 前記凸状部材は、前記基板上に配された複数の半導体層であり、
    前記複数の半導体層は、一導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に積層された他導電型の第2半導体層とを有しており、
    前記金属層は、前記第1半導体層に接続した第1電極と、前記第2半導体層に接続した第2電極とを有している、請求項1〜3のいずれかに記載の受発光素子モジュール。
  5. 前記発光素子は、活性層を有しており、
    前記凸状部材の第2面の上端は、前記発光素子の活性層の上面以上に上方に位置している、請求項1〜4のいずれかに記載の受発光素子モジュール。
  6. 前記遮光部材は、前記遮光部材と前記発光素子との距離が前記遮光部材と前記受光素子との距離よりも短くなる位置に配されている、請求項1〜5のいずれかに記載の受発光素子モジュール
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の受発光素子モジュールと、
    前記受発光素子モジュールに接続され、前記受発光素子モジュールを制御する制御用回路と、を有するセンサ装置。
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