JP2000003795A - 機器レベル設定システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある部屋に出入りする人の体質や好みに応じ
て、常にその人に対して不快感を与えない室内環境が提
供することができる機器レベル設定システムを構成す
る。 【解決手段】 会議室等の空間内に設置されたセンサを
利用して、識別ＩＤのついた信号を発信するバッジを検
知すると、室内に存在する構成機器を自動で起動し、そ
のバッジを所有する人の属性を予め用意したデータベー
スから参照することによって、その人にとって最適な状
態に室内に存在する機器を動的に設定する。また、空間
内に複数人が存在する場合には、各人の属性の平均等に
よって室内環境を設定することにより、全ての人に不快
感を与えないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、会議室等の空間内
に存在する人にとって最適な状態に室内の構成機器を動
的に設定する機器レベル設定システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、室内に人が存在するか否かを
判断し、人が存在するか否かに基づいて、室内の機器を
ＯＮ、ＯＦＦするシステムが提供されている。

【０００３】このシステムでは、赤外線や音センサによ
って、人が室内にいるかどうかの情報を取得して、室内
に存在する機器を自動制御するものであり、単に室内の
機器をＯＮ、ＯＦＦするものであるため、各機器の設定
レベル等は予め決められたものであった。

【０００４】たとえば、エアコンの温度や照明の明るさ
などのレベルは決まった値、もしくは各機器が前回の動
作で終了したときのレベルで起動されていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、室内に存在する各機器、たとえばエア
コンや照明をつけたり消したりすること、すなわち電源
のＯＮ、ＯＦＦは行えるが、各機器の調整を自動で行う
ことは困難であるという問題があった。

【０００６】これは室内の人の存在の有無は認識する
が、その人が誰かということをシステムが識別しないた
めであり、そのために、必ずしもそのときの室内に存在
する各機器のレベル設定（室温、照明の明るさ等）が、
その場にいる人間にとって最適ではないため、全ての人
間に対して不快感を与えないようなレベルに設定するこ
とは困難である。

【０００７】たとえば、ユーザＡは寒がりで静かな音楽
を好み、ユーザＢは暑がりで激しい音楽を好むとする。

【０００８】この場合において、室内のエアコンの温度
とステレオの音量の状態がユーザＢの好み通りに設定さ
れているときに、ユーザＡがその部屋に入り自動的にエ
アコンやステレオがユーザＢの好み通りの設定、すなわ
ち自分の好まない状態で動作したらユーザＡは不快な気
分になる。

【０００９】そこで本発明は、室内にいる人間を識別Ｉ
Ｄをもったバッジによって認識し、その室内に存在する
人間の属性から不快感を与えないような状態に、室内の
各機器のレベルを動的に設定する機器レベル設定システ
ムを提供することを目的とする。これにより、誰がその
部屋に存在しても、常に全ての人間に対して不快感を与
えない室内環境が提供できる。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、所定の空間内
に存在する人の構成に応じて前記空間内の構成機器のレ
ベル設定を行う機器レベル設定システムであって、前記
人に付加された被検出手段を検出することにより、当該
人の属性データを取得する属性検出手段と、前記属性検
出手段によって検出された属性データを統計的に処理す
ることにより、前記空間内の構成機器のレベル設定を行
うレベル設定手段と、前記レベル設定手段によるレベル
設定に基づいて、前記空間内の構成機器を制御する制御
手段とを有することを特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態および実施例】本実施の形態では、
室内に存在する人間の識別をＩＤ信号を送信するバッジ
を各々の人間に所有させることによって行い、各個人の
属性（温度、照明の好み等）をデータベースに保存して
おき、それを参照し室内の属性（エアコンの温度、照明
の明るさ等）を変化させることによって室内に存在する
人間に対して最適な室内環境を自動で設定するものであ
る。

【００１２】また、室内に複数の人間が存在する場合に
は、部屋に存在する全ての人間の各属性値の平均をその
部屋の環境を設定するための属性値とすることで、その
部屋に存在する人間に対して不快感を与えないような状
態に室内の構成機器のレベルを自動で設定する。

【００１３】たとえば、寒がりなユーザＡと暑がりなユ
ーザＢが同室内に存在する場合には２人のユーザがそれ
ぞれ好む温度の平均値にエアコンの温度を設定すれば２
人とも極端な不快感をもつことはない。

【００１４】以下、本発明の第１実施例について説明す
る。

【００１５】図１は、本発明の一実施例による機器レベ
ル設定システム１００の構成を示すブロック図であり、
図２は、図１に示す機器レベル設定システム１００によ
って制御される部屋内の各構成機器と属性検出システム
の構成を示すブロック図である。

【００１６】本実施例の機器レベル設定システム１００
は、ネットワークを介してセンサと通信する通信部１０
１と、この通信部１０１を介してセンサ２００からバッ
ジＩＤ、センサＩＤを取得する取得部１０２と、バッジ
３００を所有する人間の個人属性データ（図３参照）お
よび、部屋ごとに環境を設定するための機器設定条件
（図４参照）を保存しておく記憶部１０７と、取得部１
０２によって取得したバッジＩＤに基づいて記憶部１０
７からバッジを所有する人間の個人属性を参照する個人
属性参照部１０３と、個人属性参照部１０３によって参
照された室内に存在する人間の個人属性からそのときの
室内の構成機器（エアコン７００、照明６００、ステレ
オ５００等）の属性値を計算する属性値算出部１０５
と、取得部１０２によって取得したセンサＩＤに基づい
て記憶部１０７から部屋ごとの機器設定条件を参照する
設定条件参照部１０４と、属性値算出部１０５によって
算出された属性値および、設定条件参照部１０４によっ
て参照された機器設定条件に基づいて室内環境を設定す
る機器レベル設定部１０６とを有する。

【００１７】ここで、機器レベル設定部１０６は、図５
に示すような各部屋に存在するバッジＩＤを示すテーブ
ルをもつ。このテーブルを参照することによって、どの
部屋に誰が存在するかをシステムは常に認識できる。

【００１８】ここで、属性値算出部１０５により、室内
に存在する人間の属性値の統計情報により、室内の構成
機器（エアコン７００、ステレオ５００、照明６００
等）を適切に設定するレベル設定手段が達成されてい
る。また、機器レベル設定部１０６により、室内の構成
機器を起動する手段と、室内の構成機器を終了する手段
と、室内の構成機器の各制御パラメータを設定する手段
と、室内に人間が存在するか否かを判断する手段と、室
内の人間の識別を行う手段と、どの部屋にどの人間が存
在するかを識別する手段とを含む制御手段が達成されて
いる。

【００１９】また、図２において、各部屋のシステム
は、人間を識別するためのＩＤをもった信号を送信可能
なバッジ３００と、バッジ３００から送られてくるバッ
ジのＩＤ信号を受信することのでき、かつ、部屋を識別
するためのＩＤをもったセンサ２００と、部屋の構成機
器、たとえばステレオ５００、照明６００、エアコン７
００等を制御することのできる制御システム４００とを
有する。

【００２０】バッジ３００は、人に付加される被検出手
段であり、人の衣服または身体に着脱自在に装着可能
で、属性データを発信出力する発振器を含む。センサ２
００は、バッジ３００からの発振信号を検出して、当該
人の属性データを取得する属性検出手段を達成するもの
である。なお、センサシステム（センサ２００、バッジ
３００）と制御システム４００は、従来の技術を用いて
構成する。

【００２１】ここで、各部屋の制御システムは、各部屋
の構成機器に依存する。

【００２２】たとえば図２の場合において、部屋２の構
成機器は、照明とエアコンのみとすると、部屋２の制御
システムはエアコンと照明のみを制御することになる。
従って、それに対応する部屋２の機器設定条件が必要と
なる。

【００２３】次に、本実施例のシステムの処理の流れを
図６に示すフローチャートに基づいて説明する。

【００２４】まず、本システムを起動する（ステップ６
−１）。この後、システムは管理者が終了させるまで管
理を続ける。

【００２５】次に取得部１０２は、通信部１０１を介し
てバッジＩＤとセンサＩＤをセンサ２００から定期的に
取得する動作を行う（ステップ６−２）。

【００２６】機器レベル設定部１０６は、バッジＩＤが
取得されたか否かによって室内に人間が存在するか否か
を調べる（ステップ６−３）。ここでバッジＩＤが取得
された場合には、その部屋に人間が存在することを示
す。また、バッジＩＤが取得されなかった場合には、そ
の部屋に人間が存在しないことを示す。

【００２７】そして、室内に人間が存在しない場合に
は、稼動している室内の構成機器（エアコン、照明、ス
テレオ等）を終了させる（ステップ６−４）。もし室内
の構成機器が稼動していない場合には、そのままセンサ
２００で監視を続ける（定期的にデータをセンサ２００
から取得する）。

【００２８】また、室内に人間が存在する場合には、機
器レベル設定部１０６は、バッジＩＤと部屋の現在の対
応関係を示すテーブル（図５）と、現在取得したバッジ
ＩＤとを比較することにより、構成人員が変化したかど
うかを調べる（ステップ６−５）。たとえば機器レベル
設定部１０６のテーブルに、ある部屋に存在する人間は
ユーザＡとユーザＢであることが示されているときに、
取得したバッジＩＤデータにユーザＣのＩＤが含まれて
いる場合は、その部屋の構成人員が変化したことを示
す。

【００２９】そして、構成人員に変化がない場合は、シ
ステムは何もせずにセンサ２００の監視を続ける。

【００３０】また、構成人員に変化があった場合には、
機器レベル設定部１０６が管理する現在のバッジＩＤと
部屋の現在の部屋の対応関係を示すテーブル（図５）を
新たに取得したバッジＩＤデータに書き換える（ステッ
プ６−６）。これにより常にシステムは各部屋に誰が存
在するかを認識できる。

【００３１】次に、個人属性参照部１０３は、取得した
バッジＩＤに対応した個人属性データを記憶部１０７か
ら参照する（ステップ６−７）。

【００３２】また、属性値算出部１０５は、参照した各
ユーザの属性から各属性値の平均値を算出し、それをそ
の部屋の属性値とする（ステップ６−８）。このときユ
ーザが１人の場合は、そのユーザ個人の属性値をその部
屋の属性値とする。以下に具体的な部屋の属性値の計算
方法を説明する。

【００３３】図３は、個人属性保存部１０４に設定され
た個人属性データの一例を示す説明図である。

【００３４】図示の例において、各属性の要素パラメー
タは環境を構成するエアコン、照明、ステレオの音量に
応じて（０．０、０．２、０．４、０．６、０．８、
１．０）という６段階の数値に正規化されている。

【００３５】このときの各数値と室内の構成機器（エア
コン、照明、ステレオ等）の設定との対応関係は、記憶
部１０７に記録される機器設定条件によって示される。

【００３６】図４は、機器設定条件の一例を示す説明図
である。

【００３７】機器設定条件は、部屋ごとに異なるので、
記憶部１０７には部屋ごとの機器設定条件が記録されて
いる。

【００３８】図４の例の場合、温度属性においては、
０．０が低い温度の方がよいことを示すので、システム
はエアコンの温度を低めに設定し、１．０が高い方がよ
いことを示すので、温度は高め設定する。同様に、照明
属性においては、０．０が暗い方がよいことを、１．０
が明るい方がよいことを示し、また音楽属性において
は、０．０が静かな方がよいことを、１．０が大音量の
方が良いことを示す。

【００３９】この機器設定条件の例の場合、ユーザＢが
室内に入ると、システムはユーザＢを識別して属性を調
べることにより、ユーザＢにとって最適な状態に室内の
構成機器のレベルを設定する。すなわち、システムはユ
ーザＢの属性データを記憶部１０７から調べることによ
り、温度属性が０．２、照明属性が０．６、音量属性が
０．８、ということを認識するので、記憶部１０７の図
４の機器設定条件テーブルを参照することにより、室内
の温度を２１度に、照明を９０Ｗに、音量を４５ｄｂに
設定する。

【００４０】また、室内に複数人が存在する場合には、
１人の人間に対してのみ環境設定を行うのではなく、各
個人の各属性値の平均値によって室内の構成機器のレベ
ルを設定する。

【００４１】たとえばユーザＡ、ユーザＢ、ユーザＣが
存在した場合に、温度の設定において、属性値は（０．
８＋０．２＋０．６）／３＝０．５３となるので、シス
テムは温度設定を２３度とする。

【００４２】同様に照明属性値は、（０．８＋０．６＋
０．４）／３＝０．６となるので照明は９０Ｗに設定
し、音量属性値は、（０．２＋０．８＋０．６）／３＝
０．５３となるので４０ｄｂに設定する。

【００４３】また、すでにユーザＡ、ユーザＢ、ユーザ
Ｃが存在する部屋にユーザＮが入ってきた場合にも、シ
ステムは環境を自動的に変化させる。

【００４４】この場合において、温度の属性値は（０．
２＋０．８＋０．６＋０．４）／４＝０．５となるので
温度設定は２２度、照明の属性値は（０．８＋０．６＋
０．４＋０．２）／４＝０．５となるので照明の設定は
８５Ｗ、音量の属性値は（０．２＋０．８＋０．６＋
０．２）／４＝０．４５となるので音量は３５ｄｂにそ
れぞれ設定が変更される。

【００４５】そこで、設定条件参照部１０４は、取得し
たセンサＩＤが存在する部屋に対応した機器設定条件を
記憶部１０７から参照する（ステップ６−９）。

【００４６】次に、機器レベル設定部１０６は、属性値
算出部１０５によって計算されたその部屋の属性値と、
環境条件参照部１０４によって参照された環境設定条件
に基づいて、図２の部屋１に示されるような室内の構成
機器（照明、エアコン、音楽等）を自動的に設定する
（ステップ６−１０）。

【００４７】そして、システムは設定された室内環境に
基づいて室内の構成機器を起動するように通信部１０１
を介して制御システム４００に信号を送信する（ステッ
プ６−１１）。

【００４８】以上説明したように、本実施例によれば、
所定の空間（部屋）内に存在する人の属性を認識して、
各構成機器を制御することにより、各個人の好みにあっ
た環境に設定できる効果がある。また空間内に複数人存
在する場合には、各属性の平均によって室内環境を設定
することにより、全ての人間に不快感を与えないように
することができる効果がある。

【００４９】さらに、人がいない場合には、自動的に環
境構成機器（エアコン、ステレオ、照明等）の電源をＯ
Ｎ、ＯＦＦすることにより、資源を節約できるという効
果がある。

【００５０】また、各個人の健康状態を調べておくこと
により、非健常者を優先した室内環境を維持するような
システムも構成することができる。

【００５１】なお、上述した第１実施例において、室内
の各構成機器の属性値の設定は、説明を簡単化するため
に、照明の場合は明るさ、音の場合には音量をパラメー
タとしたが、数値的に表現すればパラメータは何でも良
い。

【００５２】たとえば、音楽（ＢＧＭ）をパラメータ化
する場合には、明るめの曲（テンポの速い曲）に大きい
数値を、暗めの曲（テンポの遅い曲）に低めの数値を割
り当てれば、曲を限定した自動的なＢＧＭ設定が可能で
ある。

【００５３】また、上述した第１実施例では、同室内に
複数人が存在する場合、室内の各構成機器のレベル設定
のための属性値を各ユーザの属性値の平均値としてい
た。しかし、人間はそれぞれ許容範囲があるので、平均
値だけでは必ずしも最適な環境になるとは限らない。た
とえば、温度に敏感な人は３、４度変化しただけで体調
が悪くなる場合がある。

【００５４】このような場合には、その部屋の温度の属
性値が、その人の温度属性値に近くなるように設定す
る。

【００５５】図７は、このような制御を行う場合の各ユ
ーザの個人属性の一例を示す説明図であり、図８は、こ
の例における機器設定条件の一例を示す説明図である。

【００５６】この例において、同室内に温度に敏感なユ
ーザ１とユーザ２、３、４、５、６が６人存在するとす
る。このときの、この部屋の温度の属性値は、平均値で
計算すると、（１．０＋０．１＋０．２＋０．１５＋
０．１５＋０．１）／６＝０．２８となり、部屋の温度
は図８に示す機器設定条件を用いると、２２度となる。
ユーザ１は、１度程度の変化でも敏感に反応するので、
２７度が最適な室内温度であるユーザ１にとって、２２
度という温度は寒いと感じる温度になるかもしれない。
そこで、属性値の計算を平均ではなく重みをつけて行
う。ユーザ１以外のユーザが存在する場合だけ、現在の
部屋の温度属性値ＴｐがＴｐ＝（０．１＋０．２＋０．
１５＋０．１５＋０．１）／５＝０．１４であるとき、
ユーザＡの属性値に重みαをかけた値と現在の部屋の属
性値Ｔｐの平均値Ｔ＝（（１．０×α）＋０．１４）／
２が最終的な部屋の温度属性値Ｔとなる。ただしαは、
ユーザ１の属性値が現在の部屋の属性値Ｔｐ＝０．１４
より小さい場合はα＜１、大きい場合はα＞１とする。

【００５７】ユーザ１の温度属性値は１．０＞Ｔｐ＝
０．１４なので、α＝１．２とすると最終的な部屋の温
度属性値Ｔは、Ｔ＝（（１．０×１．２）＋０．１４）
／２＝０．６７となり、部屋の温度は図８に示す機器設
定条件から２５度に設定され、ユーザ１にとって比較的
快適な環境を保つことができる。

【００５８】また、同室内に複数人が存在する場合の属
性値の計算方法として、メディアン（中央値）を用いる
ようにしてもよい。たとえば、図７に示す属性値をもつ
ユーザ２、３、４、５、６がいた場合には、属性値はメ
ディアンをとって０．１５となり、温度は２１度に設定
される。

【００５９】また、上述した第１実施例においては、室
内の構成機器にはエアコン、照明、ステレオを例にあげ
たが、室内に存在する機器なら、どのようなものにでも
本システムを適用できる。たとえばＴＶ会議システムに
おいて、マイクやスピーカの音量、画面の明るさ等を会
議に参加するユーザに応じて動的に変化させることも可
能である。

【００６０】また、所定の空間としては、上述のような
部屋等の閉空間に限らず、例えば階段の踊り場や廊下の
一部に設けた喫煙所等のように、比較的少数の人が一定
時間存在するような半ば開放された空間における音響や
空調の制御にも適用可能である。

【００６１】また、以上のような機器レベル設定システ
ム１００が実行するための動作プログラム及び各種デー
タをフロッピディスク、ハードディスク、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ、メモリカード等の記憶媒体に記憶しておき、これを
適宜システム内に取り込んで実行するように構成しても
よい。

【００６２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の空間内に存在する人の属性を認識して、各構成機
器を制御することにより、各個人の好みにあった環境に
設定できる効果がある。また空間内に複数人存在する場
合には、各属性の平均等によって室内環境を設定するこ
とにより、全ての人間に不快感を与えないようにするこ
とができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による機器レベル設定システ
ムの構成を示すブロック図である。

【図２】図１に示す機器レベル設定システムによって制
御される部屋内の各構成機器と属性検出システムの構成
を示すブロック図である。

【図３】図１に示す機器レベル設定システムで用いる個
人属性データの一例を示す説明図である。

【図４】図１に示す機器レベル設定システムで用いる機
器設定条件の一例を示す説明図である。

【図５】図１に示す機器レベル設定システムで用いるバ
ッジＩＤテーブルの一例を示す説明図である。

【図６】図１に示す機器レベル設定システムの動作を示
すフローチャートである。

【図７】図１に示す機器レベル設定システムで用いる個
人属性データの他の例を示す説明図である。

【図８】図１に示す機器レベル設定システムで用いる機
器設定条件の他の例を示す説明図である。

【符号の説明】

１００…機器レベル設定システム、 １０１…通信部、 １０２…取得部、 １０３…個人属性参照部、 １０４…設定条件参照部、 １０５…属性値算出部、 １０６…機器レベル設定部、 １０７…記憶部、 ２００…センサ、 ３００…バッジ、 ４００…制御システム、 ５００…ステレオ、 ６００…照明、 ７００…エアコン。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 昭作 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 Ｆターム(参考） 3K073 AA00 AA72 AA83 BA00 CC00 CF14 CG06 CG08 CH21 CJ00 CJ11 CJ22 3L060 AA05 CC11 DD01 DD05 5H004 GA26 GB09 GB20 HA01 HA14 HA20 HB01 HB14 HB15 HB20 JA13 JB20 JB30

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の空間内に存在する人の構成に応じ
   て前記空間内の構成機器のレベル設定を行う機器レベル
   設定システムであって、 前記人に付加された被検出手段を検出することにより、
   当該人の属性データを取得する属性検出手段と、 前記属性検出手段によって検出された属性データを統計
   的に処理することにより、前記空間内の構成機器のレベ
   ル設定を行うレベル設定手段と、 前記レベル設定手段によるレベル設定に基づいて、前記
   空間内の構成機器を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする機器レベル設定システム。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記空間は、人の出入りする部屋であることを特徴とす
   る機器レベル設定システム。
3. 【請求項３】 請求項１または２において、 前記制御手段は、前記空間内の構成機器を起動する起動
   手段と、前記空間内の室内の構成機器を終了する終了手
   段とを有することを特徴とする機器レベル設定システ
   ム。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項において、 前記制御手段は、前記空間内の構成機器の各制御パラメ
   ータを設定する設定手段を有することを特徴とする機器
   レベル設定システム。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項において、 前記属性検出手段は、前記空間内に人が存在するか否か
   を判断する判断手段と、前記被検出手段を検出すること
   により、前記空間内に存在する人を識別する識別手段と
   を有することを特徴とする機器レベル設定システム。
6. 【請求項６】 請求項１〜５のいずれか１項において、 複数の空間毎に存在する人に応じて、前記属性検出手段
   による属性データの検出と、前記レベル設定手段による
   構成機器のレベル設定と、前記制御手段による前記構成
   機器の制御を行うことを特徴とする機器レベル設定シス
   テム。
7. 【請求項７】 請求項１〜６のいずれか１項において、 前記被検出手段は、前記属性データを発振出力する発振
   器を含むことを特徴とする機器レベル設定システム。
8. 【請求項８】 請求項１〜７のいずれか１項において、 前記被検出手段は、前記人の衣服または身体に着脱自在
   に装着可能なものであることを特徴とする機器レベル設
   定システム。
9. 【請求項９】 所定の空間内に存在する人の構成に応じ
   て前記空間内の構成機器のレベル設定を行う機器レベル
   設定システムの制御方法であって、 前記人に付加された被検出手段を検出することにより、
   当該人の属性データを取得し、前記検出された属性デー
   タを統計的に処理することにより、前記空間内の構成機
   器のレベル設定を行い、前記レベル設定に基づいて、前
   記空間内の構成機器を制御することを特徴とする機器レ
   ベル設定システムの制御方法。
10. 【請求項１０】 所定の空間内に存在する人の構成に応
    じて前記空間内の構成機器のレベル設定を行う機器レベ
    ル設定システムを制御するプログラムを記憶したコンピ
    ュータ読取可能な記憶媒体であって、 前記人に付加された被検出手段を検出することにより、
    当該人の属性データを取得する属性検出工程と、 前記属性検出工程によって検出された属性データを統計
    的に処理することにより、前記空間内の構成機器のレベ
    ル設定を行うレベル設定工程と、 前記レベル設定工程によるレベル設定に基づいて、前記
    空間内の構成機器を制御する制御工程と、 を実行するプログラムを記憶したことを特徴とするコン
    ピュータ読取可能な記憶媒体。