JP2000003553A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2000003553A
JP2000003553A JP10619299A JP10619299A JP2000003553A JP 2000003553 A JP2000003553 A JP 2000003553A JP 10619299 A JP10619299 A JP 10619299A JP 10619299 A JP10619299 A JP 10619299A JP 2000003553 A JP2000003553 A JP 2000003553A
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茂樹 山崎
Hiroyuki Minemura
浩行 峯邑
Hisataka Sugiyama
久貴 杉山
Tetsuya Fushimi
哲也 伏見
Makoto Itagaki
誠 板垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間に円滑な動作確認で読み書き可能な状態
とすることが可能な光ディスク装置を提供する。 【解決手段】少なくとも2つの集光用光学レンズを備え
て記録・再生が可能な光ディスク装置において、光ディ
スクの判別動作、前記光ディスク内周のROM領域での
制御情報の読込動作、ROM領域外側のフオーカス調整
動作、RAM領域内周の再生信号の振幅調整動作、プリ
ライト(味見書き)動作、RAM領域内周での試書き動
作、RAM領域外周での試書き動作、RAM領域外周の
再生信号の振幅調整動作を順次動作させ、再生・記録可
能な状態とするように動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピット等により円
盤状の記録媒体上に情報を記録した光情報記録媒体から
記録情報を読み出して再生する光情報記録媒体の再生装
置、又は、さらに情報を記録することの可能な記録再生
装置(以下、単に、光情報記録媒体の記録・再生装置と
言う)に関し、特に、ランド−グルーブ方式媒体の情報
の記録再生を行う光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円盤状の光学記録媒体上に相変化
等を利用してピットを形成することによりに情報を記録
した光情報記録媒体から、その記録情報を光学的に読み
出して再生する光情報記録媒体の記録・再生装置は、種
々の方式のものが知られており、かつ、既に実用されて
いる。また、特に近年、その情報記録密度を高めて、大
量の情報を記録できる光学記録媒体として、例えば、D
VD(ディジタルビデオディスク)と呼ばれるものが提
案されて注目を集めており、その記録情報を読み出して
再生する再生装置も、その一部は、既に市販されてい
る。
【0003】ところで、かかるDVD等を含む高密度記
録媒体では、その円盤状の媒体上の情報記録密度を高め
るため、光学的再生手段として、従来よりもより波長の
短いレーザ光を使用すると共に、さらに、トラックピッ
チの密度を向上するため、媒体の記録面上にランド領域
とグルーブ領域と呼ばれる凹凸部を形成し、これらの領
域に情報を記録することが行われている。なお、これら
ランド領域とグルーブ領域は、光学的再生手段である光
ピックアップによるトラッキング動作に追従して一周毎
に交互に現われる。また、かかる高密度記録媒体として
も、記録した情報の再生のみが可能な記録媒体や、一回
の記録が可能な記録媒体、さらには、複数回の記録が可
能な記録媒体等、各種の記録媒体が提案されている。な
お、これら各種の記録媒体では、特に、その反射率等に
おいて、その特性が異なっている。
【0004】一方、かかるランド領域とグルーブ領域と
呼ばれる凹凸部を形成した高密度記録媒体から、その記
録情報を再生するための光情報記録媒体の記録・再生装
置においては、従来、その光学的再生手段のフォーカス
位置の制御には、そのランド領域とグルーブ領域との間
に形成された領域、いわゆる、ピットアドレス領域と呼
ばれる領域に予め記録されたアドレス信号に同期しなが
ら、一周毎に、上記ランド領域用のフォーカス位置とグ
ルーブ領域用のフォーカス位置とに交互に切り換えて制
御することが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な高密度記録媒体では、高密度で記録された情報を正
確に再生し、また記録するためには、光ディスク装置を
構成する各種装置の初期設定や、記録再生を円滑に行わ
せるための動作を制御しなければならない。特に、これ
ら精密な制御が必要な装置においては電源がONされて
光ディスクから情報を正確に読み書きできる状態にする
いわいるレデー(ready)状態とする迄には多くの確認
が必要である。
【0006】例えば、光ディスク装置では、先ず、電源
がONされてた状態で、光ディスクが装着状態であるか
を判断しなければならず、また、光ディスクがCD−R
OMあるいはDVD−ROM、DVD−RAMであるか
の判断を行わなければならない。このれら異なる光ディ
スクは装置の設定条件がことなるために、重要である。
【0007】また、上記の様な高密度記録媒体では、高
密度で記録された情報を正確に再生するためには、その
光学的再生手段である光学ピックアップ、特に、そのフ
ォーカスレンズのフォーカス位置をより精密に制御する
ことが必要となる。通常、光情報記録媒体の記録・再生
装置では、その出荷時においては、そのフォーカス位置
を予め求められた最適な位置に制御されるように調整さ
れているが、例えばその記録媒体の種類や状態、さらに
は、温度等を含めた装置の使用環境等に適合し、そのフ
ォーカス位置を最適な位置に制御することが重要であ
り、そのためには、装置により実際に再生した記録情報
等に基づいてそのフォーカス位置を最適な位置に修正す
ることが、例えば、学習制御等を採用した制御等を採用
することにより行われている。
【0008】この他、カセットの有無や、光ピックアッ
プの選択、トラッキング調整、書き込み調整等多くの動
作確認が必要となる。
【0009】本発明は、前記問題点を解決するためにな
られたものであり、その目的は短時間に円滑な動作確認
で読み書き可能な状態とすることが可能な光ディスク装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
装置は、前記目的を達成するために、少なくとも2つの
集光用光学レンズを備えて記録・再生が可能な光ディス
ク装置において、光ディスクの判別動作、前記光ディス
クの内周に形成されるROM領域での制御情報の読み込
み動作、前記ROM領域の外側に形成されるRAM領域
でのフオーカス調整動作、前記RAM領域内周の再生信
号の振幅調整動作、前記RAM領域内周での試し書き動
作、前記RAM領域外周での試し書き動作、前記RAM
領域外周の再生信号の振幅調整動作を順次動作させ、再
生・記録可能な状態とするように動作させる。更に良好
なものは、前記光ディスクの判別動作と、前記RAM領
域内周での試し書き動作の間に、プリライト(味見書
き)動作を行わせるようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。先ず、本発明
に係る光ディスク装置の概略構成を図1を参照して説明
する。図1は、本実施形態の光情報記録媒体の読み書き
可能な光ディスク装置の装置ブロック図である。
【0012】先ず、図において、符号100は、高密度
記録媒体の光ディスクを示しており、符号200は、そ
の内部に、所望の波長のレーザ光を発生する発光素子で
ある半導体レーザ210、発光されたレーザ光を平行光
にする集光用光学レンズ220、入射光の一部を通過す
ると共に他の一部を反射するハーフミラー230、光の
方向を変えるためのミラー240、上記光ディスク10
0の記録表面にレーザ光を所定のビーム径に収束して照
射するためのフォーカスレンズ250、上記ハーフミラ
ー230からの反射光を受光して検出する受光素子26
0等を備えた光学的再生手段である光ピックアップを示
している。ここで符号261は、上記ハーフミラー23
0からの反射光を受光して検出するもう1つのフロント
受光素子であり、該フロント受光素子261を介して得
た信号は、信号処理部300に設けた図示しない比較器
で、再生目標電圧と比較され等しくなるようにレーザ駆
動回路500に所定の信号をフイードバックする。この
フイードループにより、情報の再生時のレーザーの発光
強度は一定に制御される。
【0013】ここで、この実施形態では、集光用光学レ
ンズ220を、光ディスク100の厚さに合せて焦点距
離を変えるために、DVD用とCD用の2つの対物レン
ズから構成している。この1対の2つの集光用光学レン
ズ220は、水平方向にすばやく動かす機構で切り替え
られる。通常トラッキングサーボが働いている場合は、
最適位置に安定点があるのでレンズの移動時にトラッキ
ング制御系にキックパス信号を与えてやれば、レンズが
瞬間的に水平移動して他のレンズのトラッキング安定点
に即時に収まるようにしている。
【0014】また、図1において、符号300は、上記
光学的再生手段の受光素子260により検出して反射光
を電気信号に変換して所定の処理を行うための信号処理
部であり、この信号処理部300は、光情報記録媒体再
生装置である光ディスク装置の全体の制御を行うために
設けられたマイクロコンピュータ400に接続されてお
り、これにより、以下に詳細に述べるフォーカス制御方
法を含めて、種々の制御を行う。すなわち、このマイク
ロコンピュータ400は、さらに、レーザ駆動回路50
0、送り制御回路600、スピンドル制御回路700、
二次元アクチュエータ制御回路800に接続されてい
る。
【0015】すなわち、上記の構成により、マイクロコ
ンピュータ400は、上記光学的再生手段である光ピッ
クアップ200の発光素子である、半導体レーザ210
へ供給する電流を制御してその発光強度を制御し、ま
た、送り制御用のモータ650の回転を制御することに
より、上記光ピックアップ200の光ディスク100の
半径方向での位置を制御する。この実施形態では、光デ
ィスク100の半径方向への移動機構として、上記送り
制御用のモータ650の回転により光ピックアップ20
0を半径方向に移動するためのギア660で表わしてい
る。しかしこれに限定されるものではない。
【0016】また、マイクロコンピュータ400は、ス
ピンドルを回転駆動するモータ750の回転を制御する
ことにより、かかる高密度情報記録媒体では広く採用さ
れている線速度一定の制御であるCLV(コンスタント
・リニア・ヴェロシティー)あるいはZCLV(ゾーン
ド・コンスタント・リニア・ヴェロシティー)等を実現
する。特に、後者のZCLVでは、各ゾーン内では、回
転数(角速度)を一定に制御して、ゾーン毎に回転数を
変える。さらに、このマイクロコンピュータ400は、
二次元アクチュエータ制御回路800により、上記光ピ
ックアップ200のフォーカスレンズ250のフォーカ
ス位置制御を、例えば、その作動手段として電磁コイル
850等を利用して、電磁的な作用により実現してい
る。なお、ここで、この二次元アクチュエータ制御回路
800により実現されるフォーカスの二次元の位置制御
とは、フォーカスレンズ250の上記光ディスク100
の記録面に対して直角方向の位置制御に加え、さらに、
それに直角な半径方向の微小な位置調整によりトラック
に追従するためのトラッキング位置制御、及び前記した
2つの集光用光学レンズ220の切換も含まれる。
【0017】前記図1の装置ブロックは、通常、例えば
図2の筐体内に収められて光ディスク装置を構成する。
この光ディスク装置には筐体内に出没可能に取付けられ
て光ディスクを前記モータ750で回転可能にする所定
の位置にセットする図示しない出没機構を備えたトレー
が設けられている。CDまたはDVD−RAM等は、通
常、ディスク単体でトレーTR上に装着して装置内に挿
入されるが、特に、DVD−RAMでは、例えば、図2
に示すように、カートリッジCと呼ばれるケース内に納
めて使用する場合が有り、このカートリッジCもトレー
TR上に装着可能としている。これらディスクの両形態
(そのままで使用する形態とカートリッジ内に納めて使
用する形態)に対応するためには、トレーTRには、デ
ィスク単体用として8cm及び12cmのディスク径に
ほぼ一致した案内溝G1、G2が設けられ、また、カー
トリッジを固定する爪が設けられている。更に、この実
施形態では、前記カートリッジCの有無を検知する検知
手段(スイッチまたはセンサ)を備えている。これは、
カートリッジCを利用する光ディスクは、現在DVD−
RAMだけであるため、このカートリッジCの確認を行
うことで光ディスクが簡単にDVD−RAMであること
を特定できることに起因する。
【0018】さて、前記した光ディスク装置によれば、
パーソナルコンピュータ等の図示しないホストからの命
令や情報データを図示しないインターフェース制御回路
で解読し、マイコン400を通して情報の記録、再生お
よびシーク動作等を実行し、信号処理部300で信号変
換して、光ピックアップ200を介して光ディスク10
0に記録し、また、受光素子260を介して読み込んだ
各種信号を信号処理部300を介して元のデータに復調
し、復調されたデータを再生コマンドに対応して前記イ
ンターフェース制御回路からホストに転送することがで
きる。また、前記記録/再生に際し、光ディスク100
に記録されている各種の制御情報を信号処理部300で
生成し、前記した各種装置の制御信号に活用している。
【0019】次に、図3から図5を参照して、DVD−
RAMと呼ばれる高密度記録媒体の光ディスク100を
詳細に説明する。図3は、光情報記録媒体の記録・再生
装置により情報が再生・記録される高密度記録媒体であ
るDVDの外観図であり、(a)図が斜視図、(b)図
が平面図である。図4は図3で示したDVDにおける情
報記録部のランド領域とグルーブ領域の断面図である。
図5は、高密度光記録媒体の一つであるDVDにおける
ランド領域とグルーブ領域の形成フォーマットを示す説
明図であり、(a)図はランド領域とグルーブ領域の構
成図、(b)図は各領域のフオーマットの説明図であ
る。図6は、DVDにおけるランド領域とグルーブ領域
との間に形成されているピットアドレス領域を示す一部
拡大斜視図である。
【0020】先ず、図3に示すDVD―RAMの光ディ
スク100を説明する。かかる光ディスクの中でも、特
に、DVD−RAMと呼ばれる記録可能な媒体では、そ
の透明な基板内の記録層に、例えば、レーザ光の照射に
よる相変化を利用していわゆるピットを形成することに
より情報の書込みが可能であり、また、その後、この書
き込まれたピットにより記録した情報を再生する。ある
いは、DVD−ROMと呼ばれる読み出し専用の光情報
記録媒体では、既に情報が書き込まれた記録面にレーザ
光を照射し、その反射光によってその記録された情報を
再生するものである。
【0021】なお、この図3に示した光ディスク100
は光情報記録媒体の一例として、上記DVD−RAMと
呼ばれる記録可能な媒体であり、図にも示すように、そ
の中央部に所定の制御情報等を記録したROM部110
と、その周辺のRAM部120とに分けられている。そ
して、上記のような高密度記録媒体では、(b)図に示
すように、前記RAM部120は、その情報記録部分と
して、円盤上に情報を連続的に記録するための螺旋状の
トラックTが形成されていると同時に、その記録密度を
高くするため、いわゆる、ランド領域とグルーブ領域と
呼ばれる凹凸の領域に分けて形成されて情報の記録及び
読み出しを可能にしている。
【0022】更に、前記RAM部120は、幾つかの領
域に分割されている。つまり、RAM部120の内側と
外側に装置制御に関する情報の読み書き領域121、1
22を備え、その間にユーザーの情報を読み書きするユ
ーザー領域123が設けられている。
【0023】更に、前記書き込み領域121は、ディス
ク情報のエリア121aと装置情報のエリア121bに
分かられている。前記装置情報のエリア121bは、後
で説明する味見書き等の操作に際し使用される。また、
前記ユーザ領域123は、更に半径方向に複数に分割さ
れた複数の領域123aで構成される。更に、前記領域
123aの各最外周には、その内側の前記領域123a
で書き込み不調の際に、これに替わる書き込み領域とな
る交替ブロックが用意されている。なお、この各交替ブ
ロックは、原則的には対応する前記領域123aの交替
ブロックとして使用されるが、その領域123aがいっ
ぱいになった場合には他の前記領域123aの交替ブロ
ックとして使用される。この際、最も近い交替ブロック
に書き込むように制御される。
【0024】次に、図4は、かかる情報記録部のランド
領域とグルーブ領域の断面が示されている。この図にお
いて、ランド領域は符号Lで、一方、グルーブ領域はG
で示されており、そして、これらランド領域Lとグルー
ブ領域Gは、円盤状の記録媒体100の半径方向に交互
に形成されており、かつ、これらランド領域Lとグルー
ブ領域Gには、それぞれ、図中に破線で示すように、い
わゆるピットが形成されて情報が記録されることとな
る。
【0025】さらに、図5には、かかる高密度記録媒体
における上記ランド領域Lとグルーブ領域Gの形成フォ
ーマットが示されており、この図中では、ランド領域L
は斜線部で示されており、他方、グルーブ領域Gはこれ
ら斜線部の間に形成されている。そして、これらランド
領域Lとグルーブ領域Gは、円盤状の光ディスク100
の一周を単位に、ランド領域Lとグルーブ領域Gとの間
で交互に変わりながら形成されている。なお、この図で
は、一点鎖線の部分を境にしてランド領域Lとグルーブ
領域Gとが切り換えられる。また、これらランド領域L
とグルーブ領域Gとは、円盤上のトラックTの一周を単
位に、17個〜34個のセクターと呼ばれる単位に形成
されており、各セクターの間は、ピットアドレス領域P
Aと呼ばれる領域により区画されている。なお、ディス
ク内のRAM部120は、内周から外周に向かって前記
領域123aに区切られており。各前記領域123a内
では、同一のセクター数で構成されている。
【0026】図6には、これらランド領域Lとグルーブ
領域Gとの間に形成されているピットアドレス領域が示
されている。まず、図6(a)には、ランド領域Lから
グルーブ領域Gへ移行する部分(上記図5の一点鎖線の
部分のピットアドレス領域)が示されており、記録信号
を検出するためのレーザ光は、図に一点鎖線の矢印で示
す様に、例えばランド領域Lからこのピットアドレス領
域PAを通ってグルーブ領域Gへ移行することとなる。
【0027】一方、図6(b)には、ランド領域Lから
ランド領域Lへ移行する部分が示されており、ここで
も、記録信号を検出するためのレーザ光は、図に一点鎖
線の矢印で示す様に、例えばランド領域Lからこのピッ
トアドレス領域PAを通って次のランド領域Lへ移行す
ることとなる。なお、グルーブ領域Gから次のグルーブ
領域Gへの移行の際にも、上記と同様に、やはり、ピッ
トアドレス領域PAを通過することは言うまでもない。
【0028】このように、記録情報を高密度で記録する
記録媒体100では、その記録情報を高さの異なるラン
ド領域Lとグルーブ領域Gに交互に記録されており、そ
のため、かかる記録媒体から記録情報を確実に再生する
ためには、これら高さの異なるランド領域Lとグルーブ
領域Gのそれぞれに対して、レーザ光の反射を利用して
記録情報を再生する光学的再生手段である光ピックアッ
プ、特に、再生用のレーザ光を記録媒体表面に収束して
照射するための光学レンズ(フォーカスレンズ)のフォ
ーカス位置を最適に制御することが必要となる。
【0029】また、同時に、上記ピットアドレス領域P
Aには、図からも明らかなように、上記記録媒体100
上のアドレス番号が、複数のピット列P、P…により、
その両側に記録されている。そのため、かかる記録媒体
100から記録情報を再生するためには、このピットア
ドレス領域PAにおけるこれらの複数のピットP、P…
をも正確に検出することが必要となる。
【0030】そこで、本実施形態では、かかる高密度記
録媒体100からの記録情報の再生において、上記光学
的再生手段における光学レンズのフォーカス位置を最適
に制御するために、いわゆる、学習制御を採用して最適
位置制御を行うと共に、かつ、上記ピットアドレス領域
PAにおけるアドレス番号を記録するピットP、P…を
も確実に検出することを可能にする光情報記録媒体の光
ディスク装置を提供することができる。
【0031】また、図3から図6の説明では図示してい
ないが、ランド領域Lとグルーブ領域Gの半径方向の境
には、一定の周波数を中心にアドレス情報が変調されて
蛇行するウォブル(半径方向の微少量揺動)グループ方
式が形成されている。このウォーブルの1回転あたりの
個数を図示しないウォブル検出回路を介して検出し、前
記スピンドル制御700を介して、モータ750を効率
良く、かつ安定した回転制御を達成するようにしてい
る。
【0032】また、前記ピットアドレス領域PAは、円
周方向に2分され、それぞれにピットPが設けられてい
る。そして、この2つのピットPから得られるID信号
を比較することにより隣接したセクタのデータを特定で
きるようにしている。
【0033】次に、添付の図7には、上記本発明の一実
施の形態になる光ディスクの記録・再生を行う光ディス
ク装置における光学的再生手段である光ピックアップ2
00における、受光素子260と、その検出信号を処理
する信号処理部300やその周辺部を含む詳細な構成が
示されている。
【0034】図からも明らかなように、この受光素子2
60は、4個の検出部A、B、C、Dに分割されてお
り、上記光ディスク100の記録面で反射されてこの受
光素子260に入射した反射光は、これら分割された各
検出部によりそれぞれ電気信号に変換されて出力され
る。なお、これら分割された各検出部A、B、C、Dか
らの出力は、加算回路301〜304に入力され、それ
ぞれ、(A+C)、(B+D)、(A+D)、(B+
C)の加算が行われる。さらに、上記加算回路301と
302からの出力は、加算回路305に入力されててお
り、これにより、上記各検出部A、B、C、Dからの出
力の全てを加算した(A+B+C+D)の和信号が出力
される。
【0035】また、上記加算回路301と302からの
出力は、同時に、引き算回路306へも入力され、これ
により、その出力には、((A+C)−(B+D))で
表されるトラッキングのための信号である、トラッキン
グエラー信号TEが出力される。なお、このトラッキン
グエラー信号TEは、その後、高周波通過フィルター
(HPF)307を通過することにより、ID信号が得
られる。すなわち、このID信号は、上記図6に示した
ピットアドレス領域PAに生成されたアドレス番号ピッ
トP、P…を、例えば図8(A)に示すような信号波形
として読み取ることにより得られるものである。なお、
この読み取られたID信号は上記マイクロコンピュータ
400に取り込まれ、上記高密度記録媒体100の記録
面のトラック上の各セクターのアドレス番号として認識
される。
【0036】一方、このトラッキングエラー信号TE
は、同時に、低周波通過フィルター(LPF)308を
通過した後、加算器309によりD/A変換器310か
らのオフセット値を加算される。グルーブ領域における
トラッキング制御のために、まず、トラッキングエラー
信号TEは反転回路312によりその極性を反転し、さ
らに、スイッチ素子315を介して上記二次元アクチュ
エータ制御回路800へ出力されている。他方、ランド
領域におけるトラッキング制御のために、その後、スイ
ッチ素子318を介して上記二次元アクチュエータ制御
回路800へ出力されている。但し、その一方のスイッ
チ素子、すなわち、ランド(L)領域のトラッキング制
御信号を通過するスイッチ素子318には、上記L/G
切り換え信号が反転回路312を介して入力されてい
る。すなわち、これにより、トラッキング信号TEを基
に、交互に、ランド(L)領域のトラッキング制御信号
とグルーブ(G)領域のトラッキング制御信号とを上記
二次元アクチュエータ制御回路800へ出力する。この
出力は、トラッキングの制御を行うためのTR信号とな
り、上記図1の送り制御回路600によって光ピックア
ップ200の半径方向の位置を制御することとなる。な
お、D/A変換器310には、上記マイクロコンピュー
タ400から、そのA/D変換部を介して、オフセット
値が与えられている。なお、ここでは、本発明との関係
が薄いことから、その詳細な説明は省略する。
【0037】一方、上記の加算回路303、304から
出力された信号(A+D)と(B+C)は、引き算回路
311に入力され、これにより、((A+D)−(B+
C))で表されるフォーカスエラー信号FEが得られ
る。なお、このフォーカスエラー信号FEは、上記のラ
ンド領域Lにおけるフォーカス制御信号FEと、グルー
ブ領域Gにおけるフォーカス制御信号FEとに分けられ
て処理され、その後、二次元アクチュエータ制御回路8
00を介して上記光ピックアップ200のフォーカスレ
ンズ250のフォーカス位置(光ディスク100の記録
表面に垂直な方向)を制御する。
【0038】すなわち、この引き算回路311からの出
力であるフォーカスエラー信号FE((A+D)−(B
+C))は、加算器314でフォーカスオフセットを印
加されて、二次元アクチュエータ制御回路800へ出力
されている。D/A313とD/A316でのグルー
ブ、ランドのオフセット設定がアナログスイッチSW3
17を通じて加算器314に印加される。
【0039】なお、これらD/A変換器313、316
には、上記グルーブ領域Gとランド領域Lにおけるフォ
ーカス制御のためのオフセット値が、それぞれ、マイク
ロコンピュータ400から与えられる。また、上記のス
イッチ素子317の制御入力には、やはり、マイクロコ
ンピュータ400から出力される切り換え制御信号、す
なわち、ランド(L)領域/グルーブ(G)領域の切り
換え信号が入力されている。
【0040】また、上記D/A変換器313、316を
介してフォーカスエラー信号FEに加算されるオフセッ
ト値は、本発明においては、光学レンズのフォーカス位
置を最適位置に制御するために採用された学習制御にお
いて学習される変数となっており、なお、この光情報記
録媒体の記録・再生装置の製品としての出荷時等におい
ては、予め所定の値に初期設定されて出荷されるもので
ある。なお、その初期設定値は、上記マイクロコンピュ
ータ400の記録手段であるEPROM等に記録されて
いる。
【0041】さらに、上記加算回路305からの和信号
(A+B+C+D)は、その後、高周波通過フィルター
(HPF)320、低周波通過フィルター(LPF)3
21を通過し、さらに、エンベロープ検出回路322を
経て、サンプルホールド(S/H)回路323により上
記マイクロコンピュータ400のA/D変換部を介して
取り込まれる。なお、このサンプルホールド(S/H)
回路323により取り込まれるタイミングは、後にも説
明するが、マイクロコンピュータ400から出力される
サンプルホールド(S/H)タイミング信号により決定
されている。
【0042】次に、本実施形態に係る光ディスク装置の
電源ON、または光ディスク100をトレーTRに装着
してから読み書き可能(ready)な状態に至る動作フロ
ーを図9を参照して説明する。
【0043】図9において、先ず、光ディスク装置のト
レーTRに光ディスク100が装着されて、前記トレー
TRが収納されると、これを検知し、その後カートリッ
ジCがあるか否かを検知する(ステップ1001)。現
在、光ディスク100はCD−ROM、DVD−RO
M、DVD−RAM等の多くのタイプが実施されている
が、カートリッジC内に収められている光ディスク10
0はDVD−RAMのみである。したがって、前記カー
トリッジCがあることでDVD−RAMであることを特
定することができる。一方、カートリッジCがないもの
と検出された場合は、ミスチャッキング・ディスクなし
検出を行う(ステップ1022)。
【0044】前記ステップ1022では、光ピックアッ
プ200をディスクの内周へ移動し、初期設定を行う。
初期設定では電流電圧抵抗値や和信号等を所定の値に設
定する。その後、フォーカスレンズ250をCD用に切
り換えて半導体レーザ210を点灯する。その後フォー
カスレンズ250を上下方向に移動するフオーカススイ
ープ動作を行う。このフオーカススイープ動作でFOK
信号が得られたか否かの判定を行い、その結果により、
ミスチャキングディスクなしの状態を判定する。さら
に、フォーカスレンズ250をDVD用に切り換えて半
導体レーザ210を点灯して同様なフローを行うことに
よりミスチャキングディスクなしの状態を判定する。
【0045】なお、このステップ1022で装置のディ
スク用チャックに光ディスク100が充分填まっていな
い、いわゆる、ミスチャキングの場合、あるいは、光デ
ィスク100が挿入されていないディスクなしの場合に
は、このミスチャキングディスクの状態として、その旨
の信号を光ディスク装置が接続されるホスト(パーソナ
ルコンピュータ等)に発信し、作業を終了する(ステッ
プ1023)。一方、前記ミスチャッキングディスクな
し検出において「NO」と判断された場合には、ディス
クを判別を行う(1024)。
【0046】次に、ステップ1001でカートリッジC
が有りと判断された場合は、カートリッジCの状態確認
を行う(ステップ1002)。このステップ1002で
は、例えば、ライトプロテクトがかかっているか等の検
出を行い、かかっている場合はステップ1003でその
旨の信号を発信し、カートリッジCの状態確認が正常な
状態であればDVD−RAM(ステップ1004)の以
後のステップを実行する。
【0047】また、光ディスク判定のステップ1024
では、先ずモータ750を回転させてディスクサイズを
判定し、初期設定値として、電流電圧抵抗値や和信号等
を所定の値に設定して、ステップ1022と同様なフロ
ーでフオーカススイプ動作を行う。この時FE信号振幅
検出も行う。同様なフローをDVD用のフォーカスレン
ズ250に切り換えて行う。これらの判定結果を、予め
検出した各種の光ディスクと比較検討してDVD−RO
M(1025)、CD−ROM(1026)等のディス
クを判別することができる。
【0048】次に、DVD−RAMと判定され、読み書
き可能な状態であると判断された場合はステップ100
5からステップ1021のフオーカスとトラキング等の
各種の調整を行ってready状態にいたる。なお、こ
こでは、前記ステップ1025とステップ1026等の
ready状態に至るフローはDVD−RAMと同様に
つき説明を省略する。
【0049】先ず、光ディスク装置は、ステップ100
5からステップ1011のフローでROM部110に記
録されている管理データの読み込みを行う。具体的に
は、光ディスク装置は、DVD−RAMと判定すると、
フオーカスのS字調整幅と回路オフセット調整を行う
(ステップ1005)。次に、前記RAM部110の管
理データを読み込むために回路定数の切り替えを行って
(ステップ1006)、フオーカスサーボを駆動させて
ヘッドを最内周のROM部に移動させ(ステップ100
7)、移動先が前記ROM部110であるかを確認する
(ステップ1008)。このROM部110では、トラ
ッキングエラ−信号TEの振幅とバランスをROM部1
10に合わせて調整する(ステップ1009)。そし
て、ROM部に対するトラッキングサーボを、駆動させ
て(ステップ1010)、制御データ(control data)
の読み込みを行う(ステップ1011)。制御データの
読み込みは、制御データ領域の先頭にヘッドを位置づけ
し、制御データの読み込みを開始して、制御データ領域
の最後に位置づけて制御データの読み込みを完了する。
【0050】なお、電源をONにした直後やフォーカス
サーボ等が外れた状態といったディスクの番地(アドレ
ス)が認識できないとき状態にある場合には、光ディス
ク装置が光ピックアップの位置を認識するために、光ピ
ックアップをディスク内周側に設けてあるストッパーに
位置づける構成となっている。従って、RAM部より内
周側に位置するROM部から調整を実施することによ
り、光ピックアップの移動距離を減らすことができ、処
理時間の短縮を図っている。
【0051】次に、ステップ1012からステップ10
17のフローに沿って、RAM部120のフオーカスと
トラッキング調整を行う。具体的には、先ず、RAM部
120のデータを読み込むための回路定数の切り替えを
行って(ステップ1012)、光ピックアップ200を
RAM部120へ移動させて、移動先がRAM部120
であるかの確認を行う(ステップ1013)。次に、R
AM部120におけるトラッキングの振幅とバランスの
調整を行い(ステップ1014)、RAM部120に対
するトラッキングサーボを駆動させ(ステップ101
5)、フオーカスゲインとトラッキングゲインの調整を
行って(ステップ1016)、フオーカスオフセットの
微調整を行う(ステップ1017)。
【0052】次に、ステップ1018からステップ10
20のフローに沿って書き込みの確認を行う。具体的に
は、先ず、光ピックアップ200を前記内周の装置情報
のエリア121bに移動させ、管理領域のデータ読み込
みおよび再生信号の振幅調整を行う(ステップ101
8)。次に、この内周位置での試し書きを行い、次に光
ピックアップ200を外周の読み書き領域122に移動
させてこの外周位置での試し書きを行う(ステップ10
19)。次に、この外周位置での管理領域のデータ読み
込みおよび再生信号の振幅調整を行う(ステップ102
0)。これらのフローを終了して光ディスクをread
y状態とする。
【0053】なお、光ディスクはready状態におい
ては、光ピックアップ200を内周から外周に向かって
スパイラル状のトラック溝に沿って移動するように制御
されている。これにより、ピックアップ200を同位置
に固定することでレ−ザーが特定位置に照射されてその
部分のデータを破損することを防ぐとともに、駆動命令
を受けての急激な移動にともなう精度誤差を軽減するこ
とができる。
【0054】また、前記ステップ1018からステップ
1020においては、従来例では、ステップ1018と
ステップ1020の振幅調整を内周から外周の順で行っ
た後、内周に光ピックアップ200を移動させて内周か
ら外周の順で試し書きを行っているため、光ピックアッ
プ200の移動時間が多く必要であったが、本実施形態
によれば、内周から外周方向に沿って光ピックアップ2
00を移動させながら作業を行なうようにしているの
で、光ピックアップ200の移動時間を短縮することが
できるとともに、各移動距離を少なくすることができる
から、光ピックアップ200を大きな移動距離から所定
の位置に位置決めする時間を短縮することができる。
【0055】このように、本実施形態では、ヘッドの移
動距離を少なくして各ステップを効率よく実行すること
ができるから、ready状態に至る時間を短縮するこ
とができる。
【0056】なお、フォーカスオフセット微調整の中で
再生動作を実施するためフォーカスオフセット微調整前
には必ずRAM領域に対するトラッキングサーボ駆動を
実施しなければならない。
【0057】次に、前記ステップ1019の試し書きの
動作フロー等での、FE微調時の記録する半導体レーザ
210のパワー不足の補正方法について説明する。従
来、室温が50°の状態で光ディスク装置を駆動させる
とready状態にならない装置が見られる。この原因
を調べてみると、FE微調時の記録する半導体レーザ2
10のパワー不足が大きな原因であることが分かった。
例えば、前記問題となった装置はI―L(電流と半導体
レーザ210のパワー)が30%低下しているものと考
えられる。この対策としては前記半導体レーザ210の
パワーをあげることで対応することができるが、光ディ
スクにおいては前記パワーの大小によってデータの記録
と再生が行う非常に重要なものだけに、例えば前記パワ
ーをあげると例えば0°Cの状態では逆にパワーが大き
すぎでデータを破壊することが懸念される。
【0058】これを図10の測定結果で説明する。図1
0は横軸に装置の周囲の温度を示し、縦軸に信号振幅
(DAC値)をとったものである。例えば、電流が一定
の場合前記半導体レーザ210のノミナル振幅は周囲の
温度が高くなるにつれて信号振幅が小さくなる。これに
I―L補正をかけることにより、目標の値に一定の信号
振幅を得るようにすることができる。例えば、室温が5
0°Cでは1.10の補正をかけることで目標の信号振
幅とすることができる。
【0059】そこで、この実施形態では、FE微調パタ
ーン前に1トラック前(4セクタ程度前)にプリライト
(味見ライト)を行い。これを図1に示す前記フロント
受光素子(フロントモニタ)261でその値を取り込
み、このフロント受光素子261から得られるフロント
モニタ値に基づいて初期設定値と同じになるように、パ
ワー調整値を±10%を目標に電流電圧を補正してFE
微調パターンを記録する。本実施形態では、前記図9に
示すステップ1019の内周の試し書きのステップの前
に前記補正を実行する。
【0060】また、前記したように、前記フロント受光
素子261は、該フロント受光素子261を介して得た
信号を、予め設定した再生目標電圧と比較して、両電圧
が等しくなるように前記レーザ駆動500に所定の信号
をフイードバックし、このフィードループにより、情報
の再生時の半導体レーザーの発光強度を一定に制御する
ようにしたものであるが、この実施実施形態では、記録
の前段階におけるプリライトでの電圧検知手段を利用す
る。ここで、電流設定値は前記パワー調整値の50%か
ら130%の範囲とし、それを越えたものを50%から
130%値に設定するような保護をかけている。
【0061】この動作フローを図11で更に説明する。
この実施形態の光ディスク装置では、初期設定値(ステ
ップ1101)及びグルーブ部FE微調学習のデータを
読み込んだ(ステップ1102)後で、前記学習トラッ
ク位置より1TR(4セクタ程度前)にプリライト(味
見書き)を行い(ステップ1103)、試し書き基準パ
ワーのサブルーチンを呼び出して前記プリライトの書き
込みデータを読み込み(ステップ1104)、前記フロ
ント受光素子261から得られるフロントモニタ値のD
ACパワー設定値の演算を行う(ステップ1105)。
この際、前記ステップ1104で読み込みエラーが生じ
た場合は別トラックでリトライする。そして、前記演算
結果の電流設定値が前記パワー調整値(出荷時)の50
%から130%の範囲であるかを判断し(ステップ11
06)、この範囲内であれば、DACのパワー設定を1
0%アップさせ(ステップ1107)、前記範囲外であ
れば臨界値を設定する(ステップ1112)。前記ステ
ップ1107の後、10%アップのパワー調整値をFE
微調学習トラック記録グルーブ部に反映させ(ステップ
1108)、FE微調の再生部のルーチンを実行する
(ステップ1109)。
【0062】前記再生部のルーチンで得られた値が、1
/3振幅より小さいセクタが5セクタ以下であるか否か
を判断する(ステップ1110)。この判断結果がYE
Sの場合は、ランド側FE微調のルーチンを実行する
(ステップ1111)。また、前記判断結果がNOの場
合は、別のトラックに変更して(ステップ1113)、
DACパワー設定を更に10%アップして(ステップ1
108)、前記ステップ1108を実行する。
【0063】また、前記ステップステップ1111のラ
ンドで振幅以上が生じた場合は別トラックでリトライす
るようにする。
【0064】さて、本実施形態では、前記プリライトを
実施するにあたり、試し書きエリアとは別に、該試し書
きエリアより小さいトラック数の、前記プリライトを行
う専用エリアを設けるようにしている。これにより、書
き込み回数に限界(10万回程度)のある書き込みエリ
アを効率良く使うことができる。しかも、この実施形態
では、プリライトが短い時間の書き込みであるために、
前記専用エリア内で常に場所を変えてプリライトの個所
がランダムになるように実行することで前記効果をより
向上させている。加えて、光ピックアップ200の移動
が内周から外周へ移動することが動作しやすいことを考
慮して前記プリライトの専用エリアは前記試し書きエリ
アの内側に設けている。
【0065】なお、本実施形態では、例えば、前記専用
エリアを前記RAM部120の内側の書き込み領域12
1に設けるようにする。具体的には、112本程度のト
ラック数を備えた装置情報のエリア121bを、内側の
プリライトエリア(FE微調)に28本、その外側に試
し書きエリア70本、その外側に予備エリア(リザー
ブ)に14本を設けるようにしている。
【0066】このように、本実施形態でのプリライトを
使用するフローでは、先ず、短いフオーカス信号(プリ
ライト)を行って、一回休んでその間にプリライトで書
かれた内容を読んで、長いフォーカス信号(試し書き)
を行うように動作を複数回行うことで、最適なフォーカ
ス条件を設定するようにする。
【0067】また、前記プリライトを用いた前記フロー
は、光ディスクの判定の後、ready状態にするまで
の間に行うとよい。また、書き込みができない時のリト
ライの前に行うようにしてもよい。
【0068】次に、図12から図18を参照して、本実
施形態に係る光ディスク装置のフォーカス制御方法につ
いて更に説明する。図12は、フォーカス制御方法につ
いて説明するフローチャート図、図13は図12に示し
たフォーカス制御方法より設定されるピットアドレス認
識可能領域について具体的に説明する説明図、図14
は、フォーカス制御の学習制御について説明するフロー
チャート図、図15は、図14の学習制御により設定さ
れる各セクターの最適なFEオフセット値について説明
する説明図、図16は図14の学習制御において平均化
により設定される最適なFEオフセット値について簡略
化して説明する説明図である。
【0069】図17は、他の実施形態にかかるフォーカ
ス制御の学習制御について説明するフローチャート図、
図18は、図14の学習制御において最大振幅との低下
率により設定される最適なFEオフセット値について簡
略化して説明する説明図である。
【0070】まず、図12に示すフローチャートは、以
下に図14により示す学習制御を行う前に行われ、これ
により、学習制御におけるフォーカス位置の可変可能な
領域を予め設定するものである。なお、このフローは、
例えば光ディスク装置のオンと同時に開始され、上記図
7に示した各種の出力信号に基づいて実行され、かつ、
上記ランド領域とグルーブ領域に対してそれぞれ実行さ
れることとなる。
【0071】このフローでは、まず、フォーカスエラー
(FE)のオフセットを初期設定値に設定する(ステッ
プS11)。すなわち、上記マイクロコンピュータ40
0は、出荷時にそのEPROM等に記録されている初期
設定値を、D/A変換器313、316に設定する。そ
の後、マイクロコンピュータ400は、このオフセット
初期設定値に対して、添付の図13に示すように、初期
設定値(0)を中心としてその前後に制御のための複数
のステップ(例えば、+8ステップ〜−8ステップまで
の16のステップ)を設定して、それぞれのステップ値
を上記フォーカスエラー(FE)のオフセット値として
設定してフォーカス位置を変化させ、そして、これら複
数のフォーカス位置で上記ピットアドレス領域でのピッ
ト再生の判断を行う。なお、この時、ピットアドレス再
生の判定条件としては、上記図8(A)に示したID信
号により、トラックを1周する範囲でこのID信号が連
続的に認識できるか否かを判定する。また、1トラック
内でID信号が認識できるセクター数を判別条件として
もよい。
【0072】すなわち、上記図12においては、まず、
そのオフセット値として上記の0〜−8ステップまでを
順次設定し(ステップS12)、それらの各フォーカス
位置によっても上記ピットアドレス領域PAでのピット
P、P…を認識してそのアドレスが再生できるか否かを
判定し(ステップS13)、その結果、上記ピットアド
レスの再生が可能(「OK」)であれば、そのオフセッ
ト値を格納し(ステップS14)、これを、ピットアド
レスの再生が不可能(「NG」)になるまで繰り返す。
その後、上記と同様にして、オフセット値をの0〜+8
ステップまで順次設定して(ステップS15)、再生を
判定し(ステップS16)、再生可能なオフセット値を
格納し(ステップS17)、再生が不可能(「NO」)
になるまで繰り返し、最後に、学習によっても可変可能
な範囲の、すなわち、ピットアドレス認識可能なオフセ
ット値を、そのステップ範囲により設定して(ステップ
S18)処理を終了する。
【0073】この結果、フォーカス位置制御のオフセッ
ト初期値(0)を中心にした−8〜+8ステップにおい
て、ピットアドレス領域PAのピットP、P…を確実に
認識可能な範囲を設定することが可能になる。具体的に
は、例えば、上記図9(A)において、ランド領域での
フォーカス位置制御では、そのステップが−8と+5に
おいて「NG」となっていることから、その間の領域で
ある−7〜+4のステップの範囲において、ピットアド
レス領域PAのピットP、P…を確実に認識可能である
ことが分かる。このことから、ランド領域でのフォーカ
ス位置制御では、この−7〜+4のステップの範囲内で
学習制御すれば、ピットアドレスの再生を確保しなが
ら、より最適な位置にフォーカス位置を制御することが
出来ることとなる。なお、グルーブ領域でのフォーカス
位置制御においても、やはり、上記と同様であり、上記
図9(B)に示した例においては、−4〜+7のステッ
プの範囲内で後に学習制御が可能であることが分かる。
【0074】続いて、情報が記録されている上記ランド
領域とグルーブ領域において、それぞれ、その最適なフ
ォーカス位置を制御するための学習制御について、添付
の図14〜図18を参照しながら説明する。なお、未記
録ディスクが挿入された場合は、ディスクの最内周と最
外周に割り当てられているテストゾーン、レーザ駆動回
路500を駆動し、記録を行う。本学習では、記録され
たデータの再生信号の振幅の相対変化を検出するので、
記録パターン設定は、予め設定された初期値で十分であ
る。
【0075】先ず、図14には、最適なフォーカス位置
制御のための学習制御の概略の処理フローが示されてお
り、まず、データの再生を行う(ステップS21)。な
お、この時、上記図8(A)にも示すように、各セクタ
ーには、その先頭部分には、例えば、4Tと呼ばれる所
定幅のピットが所定パターン(数)記録されたVFO部
が配置され、その後、再生される記録情報が記録された
データ(DATA)部が続いている。そして、そこで
は、特に、最適なフォーカス位置を制御するためには、
このVFO部における反射光の強度を利用することによ
り行う。すなわち、このVFO部では、その再生信号波
形は図8(C)に示すようになるが、しかしながら、そ
の包絡線波形を出力する上記エンベロープ検出回路32
2(図7を参照)からは、図8(D)に示すような出
力、すなわち、上記記録媒体100の記録表面の反射率
等が一定であればその高さ(電圧)が常に一定になる信
号が出力されている。4Tパターンを採用した理由を述
べると、相変化媒体では、記録パターンの変動に対して
安定であることと、ランド−グルーブ方式での記録と再
生の最適条件の焦点(フォーカス)位置をこの4Tパタ
ーンの最大振幅で求められることが実験等により確認さ
れていることによる。
【0076】そこで、上記の図7にも明らかなように、
マイクロコンピュータ400は、このVFO部の期間中
にサンプルホールド(S/H)信号を出力してサンプル
ホールド(S/H)回路323から上記エンベロープ波
形(図8(D))の高さを検出再生信号の振幅値として
取り込む。なお、この時のサンプルホールド(S/H)
信号と、これにより取り込まれるエンベロープ波形の高
さである検出された再生信号の振幅(検出再生信号振
幅)が、上記図8(E)及び(F)に示されている。
【0077】再び、図14に戻り、最適なフォーカス位
置制御のための学習制御では、次に、フォーカスエラー
(FE)のオフセットの設定を行う(ステップS2
2)。すなわち、ここでは、上記図12におけるステッ
プS18により求められたピットアドレス認識可能領域
により、その範囲が設定される。具体的には、例えば、
上記図9(B)にも示したように、グルーブ(G)領域
のための可能な設定領域は−4〜+7であり、このステ
ップ値が設定されることとなる。
【0078】その後、上記に説明したように、複数のセ
クターから取り込まれた検出再生信号の振幅を基にし
て、各セクターでのその信号振幅が最大となるフォーカ
スエラー(FE)のオフセット値(ステップ単位)を求
める(ステップS23)。そして、このセクター毎に求
められたフォーカスエラー(FE)のオフセット値を平
均化し、記録媒体100におけるランド(L)領域とグ
ルーブ(G)領域に対する最適なフォーカスエラー(F
E)のオフセット値FEoff(L)、FEoff(G)を得ること
となる。
【0079】なお、上記において、光ディスク100で
あるディスクの周方向におけるセクター単位の反射率等
の不均一(いわゆる、ばらつき)を解消するためであ
る。すなわち、例えば図15にも示すように、各セクタ
ー(Sec.1〜Sec.17)において、その検出再
生信号の振幅(図8(F)を参照)がそれぞれ異なる場
合には、まず、各セクターにおいてその最適なFEオフ
セット値を求める(具体的には、半径方向に同一な複数
の周にまたがるセクターのFEオフセット値を平均化す
る)。その後、各セクターのFEオフセット値を平均化
して最適なFEオフセット値FEoff(L)、FEoff(G)と
している。これを、添付の図16に簡略化して説明する
と、例えば、3つのセクターSec.1〜Sec.3に
対して、その検出再生信号振幅が最大になるオフセット
値が、それぞれ、−1、+1、+3と求まった場合に
は、これらを平均化し、+1(ステップ単位)が最適な
FEオフセット値となる。
【0080】また、この振幅最大値のフォーカスオフセ
ット値を求める方法としては、差分法、二次曲線近似計
算による極大位置算出、そして、略最大値を求めた振幅
より所定値(例えば−1dB)だけ振幅値を低下した左
右のオフセット位置の半値から求める方法等が考えられ
る。ここでは、前記略最大値を求めた振幅より所定値低
下した値に求める方法について、図17と図18を参照
して説明する。
【0081】図17において、図14に示すフローと同
様に、データの再生を行い(ステップS31)、フォー
カスエラー(FE)のオフセットの設定を行う(ステッ
プS32)。
【0082】その後、複数のセクターから取り込まれた
検出再生信号の振幅を基にして略最大の振幅値を求め、
この略最大値を求めた振幅より所定量だけ振幅値が低下
した左右のオフセット位置を求める(ステップS33、
S34)。これを図18を基に具体的に説明する。先
ず、ステップS33において、初期設置値(0)からマ
イナス方向(1)のステップ、次にプラス方向(2)の
ステップを順次判定して所定の値より振幅値が低下した
ステップを判定する。例えば、図18では−1のステッ
プからはじめ−3のステップで振幅値が低下したので、
以後のマイナス方向(1)ステップにおける判定を終了
する。そして、次に+1のステップからはじめ+7のス
テップで振幅値が低下したので、以後のマイナス方向
(2)ステップにおける判定を終了する。
【0083】次に、マイナス方向とプラス方向の両ステ
ップの値の半値を求める(ステップS35)例えば、図
18で、―3のステップと+7のステップの半値+1が
求められる。この値が最適なオフセット値とすることが
できる。この値が最適なオフセット値の検出をランド
(L)領域とグルーブ(G)領域に対してそれぞれ実施
する。
【0084】この実施形態によれば、前記図14で説明
した実施形態より、光ディスクを回転させて検出するス
テップを大幅に少なくすることができる。また、前記図
14の実施形態では従来左右非対象な波形における検出
誤差が生じていたが、この実施形態によれば、前記検出
誤差を軽減することができる。しかも、この実施形態で
は、初期設定値を全て判定せず、一方向のステップを順
次判定して所定の値より振幅値が低下した時点で判定を
終了するので、判定時間を短縮することができる。この
際、例えば、0から−8方向、次に0から+8方向に判
定するので、プラスとマイナスを交互に判定するのに比
べて判定時間を短くすることができる。なお、本実施形
態では、マイナス方向とプラス方向を入れ替えて実施し
てもよい。また、この判定方法を図13の判定に応用し
てもよい。
【0085】なお、この時、以上の説明からも明らかな
ように、上記の制御により求められた最適なFEオフセ
ット値が、上記のステップS22で設定された(−7〜
+4)のステップの範囲を超える場合には、その設定値
の中の最も近接する値、すなわち、−7あるいは+4が
最適なFEオフセット値として選択されることとなる。
すなわち、これにより、常に、ピットアドレス領域のア
ドレス信号を正確に読み取りながら、上記光学ピックア
ップのフォーカス位置をも最適位置に制御することが可
能となり、アドレス情報の欠落により再生装置全体の動
作が損なわれることなく、常に良好なフォーカス制御が
可能となる。
【0086】なお、上記の説明においては、そのフォー
カスの最適位置制御の方法として、いわゆる学習制御を
一例として説明したが、しかしながら、本発明は、かか
る学習制御にのみ限定されるものではない。すなわち、
その他のフォーカスの最適位置制御を行う制御方法を採
用する場合にも、上記と同様にして、本発明を適用でき
ることは明らかである。
【0087】さらに、上記の実施の形態の説明において
は、その装置として、上記光デイスク100に予め記録
されている情報を読み取る再生装置とその動作について
説明を行ったが、しかしながら、本実施形態は、上記再
生専用の再生装置に限定されることなく、さらに、情報
の書込み機能を備えた光情報記録媒体の記録・再生装置
に適用することも可能である。そして、本実施形態をか
かる光ディスクの記録・再生装置に適用する場合、その
情報再生時において使用するだけに止まらず、さらに
は、その情報記録時におけるフォーカス制御において
も、上記と同様にして適用することが可能である。そし
て、その場合にも、記録時における光デイスクの記録面
におけるアドレス情報が確実に得られることから、より
最適な情報記録動作が得られることは、上記の説明から
も明らかであろう。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、短時間に円滑な動作確
認で読み書き可能な状態とすることが可能な光ディスク
装置を提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る読み書き可能な光ディスク装置の
装置ブロック図である。
【図2】本発明に係る光ディスク装置の外観図である。
【図3】本発明に係る光ディスク装置により情報が再生
・記録可能な光ディスクであるDVDの外観図である
【図4】図3のDVDにおける情報記録部のランド領域
とグルーブ領域の断面図である。
【図5】図3のDVDにおけるランド領域とグルーブ領
域の形成フォーマットを示す説明図である。
【図6】図3のDVDにおけるランド領域とグルーブ領
域との間に形成されているピットアドレス領域を示す一
部拡大斜視図である。
【図7】本発明に係る光ディスク装置の回路構成図であ
る。
【図8】本発明に係る光ディスク装置の各部の信号波形
を示す波形図である。
【図9】本発明に係る光ディスク装置のready状態
までの動作フロー図である。
【図10】横軸に装置の周囲の温度を示し、縦軸に信号
振幅(DAC値)をとったものである。
【図11】本発明に係る光ディスク装置のプリライトの
動作フロー図である。
【図12】フォーカス制御方法について説明するフロー
チャート図である。
【図13】図12に示したフォーカス制御方法より設定
されるピットアドレス認識可能領域について具体的に説
明する説明図である。
【図14】図14は、フォーカス制御の学習制御につい
て説明するフローチャート図である。
【図15】図14の学習制御により設定される各セクタ
ーの最適なFEオフセット値について説明する説明図で
ある。
【図16】図14の学習制御において平均化により設定
される最適なFEオフセット値について簡略化して説明
する説明図である。
【図17】他の実施形態にかかるフォーカス制御の学習
制御について説明するフローチャート図である。
【図18】図14の学習制御において最大振幅との低下
率により設定される最適なFEオフセット値について簡
略化して説明する説明図である。
【符号の説明】
100…光ディスク、L…ランド領域、G…グルーブ領
域、PA…ピットアドレス領域、P…ピット、200…
光学的再生手段(光ピックアップ)、250…フォーカ
スレンズ、300…信号処理部、400…マイクロコン
ピュータ、800…二次元アクチュエータ制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯邑 浩行 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 杉山 久貴 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所デジタルメディア製品事業部内 (72)発明者 伏見 哲也 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所デジタルメディア製品事業部内 (72)発明者 板垣 誠 神奈川県横浜市中区尾上町六丁目81番地日 立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの集光用光学レンズを備え
    て記録・再生が可能な光ディスク装置において、 光ディスクの判別動作、前記光ディスクの内周に形成さ
    れるROM領域での制御情報の読み込み動作、前記RO
    M領域の外側に形成されるRAM領域でのフオーカス調
    整動作、前記RAM領域内周の再生信号の振幅調整動
    作、前記RAM領域内周での試し書き動作、前記RAM
    領域外周での試し書き動作、前記RAM領域外周の再生
    信号の振幅調整動作を順次動作させ、再生・記録可能な
    状態とするように動作させることを特徴とする光ディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスク装置において、 前記光ディスクの判別動作と、前記RAM領域内周での
    試し書き動作の間に、プリライト(味見書き)動作を行
    わせることを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002041372A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 Sony Corp 再生装置のデータ転送レート測定システムおよび方法ならびにデータ転送レート測定プログラム記録媒体
KR100478906B1 (ko) * 1999-02-23 2005-03-28 세이코 엡슨 가부시키가이샤 편광 변환 광학계, 조명 광학계, 및 투사기

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KR100478906B1 (ko) * 1999-02-23 2005-03-28 세이코 엡슨 가부시키가이샤 편광 변환 광학계, 조명 광학계, 및 투사기
JP2002041372A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 Sony Corp 再生装置のデータ転送レート測定システムおよび方法ならびにデータ転送レート測定プログラム記録媒体

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