JP2002230793A - 光ディスク駆動装置及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置及び光ディスク装置

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JP2002230793A
JP2002230793A JP2001022163A JP2001022163A JP2002230793A JP 2002230793 A JP2002230793 A JP 2002230793A JP 2001022163 A JP2001022163 A JP 2001022163A JP 2001022163 A JP2001022163 A JP 2001022163A JP 2002230793 A JP2002230793 A JP 2002230793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い識別精度をもつ簡易なディスクの識別方
法及びこのディスク識別方法を行う機能を備えた光ディ
スク装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 光ディスク上に焦点を合わせて光を照射
する光ピックアップ2と、この反射光を受光しこれに基
づきフォーカスエラー信号を生成する生成部17と、フ
ォーカスエラー信号の変化をプラス方向のパルスとマイ
ナス方向のパルスとしてカウントし、カウンタ値が奇数
の場合は光ディスクをCD、偶数の場合はDVDである
と識別するディスク識別ユニット31と、この識別結果
に応じて光ディスクを対応する回転数で回転させ対応す
る波長のレーザを照射する駆動機能2,5,17と、駆
動されている光ディスクの所定領域に対しデータの再生
又は記録処理を行う処理ユニット6,15,16とを有
する光ディスク装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD(Compact
Disk)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディ
スクを駆動する駆動装置及び光ディスクに対するデータ
の記録及び記録データの再生を行う光ディスク装置であ
って、特に光ディスクがCDかDVDかを簡易に識別す
る機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、光学ヘッドに搭載された半導体レ
ーザ発振器から出力されるレーザ光により、記録トラッ
クを有する光ディスクにデータを記録したり、あるいは
光ディスクに記録されているデータを再生する光ディス
ク装置が実用化され広く普及している。そしてこのよう
な光ディスク装置では、CD(Compact Disk)とDVD
(Digital Versatile Disk)との両方に対して、記録及
び再生処理が可能なものが多く提供されている。
【0003】本来、CDとDVDでは、用いるレーザの
波長、求められる回転数、信号のフォーマットなど、あ
らゆることが異なっており、ディスクの種類の識別はデ
ィスクが装填されると最初に行われなければならない処
理である。従って、ディスクの内周側にある識別情報が
読み取られ、ディスクの種類が確実に識別された上で、
適切な回転機構や読み取り機構が選択されることとな
る。しかし実際には、ディスク装填から再生や記録処理
を行うまでの時間を短くするべく、ディスクの反射率を
測定し、この測定結果を用いてCDとDVDとの識別を
簡易的に行って、この簡易的な識別結果に基づいて、レ
ーザの選定、ディスクの回転数の決定を行い、識別情報
を読み取って最終的な識別結果をとるという、二段階の
識別処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光ディ
スク装置は、このディスクの反射率によるディスク識別
によれば、誤判断が多いため良好な識別精度が得られな
いという問題がある。
【0005】本発明は、高い識別結果をもつ簡易なディ
スクの識別方法及びこのディスク識別方法を行う光ディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、螺旋状又は略
円周状に情報を格納する領域を有する光ディスクを所定
回転数で回転する光ディスク駆動装置であって、前記光
ディスク上に焦点を合わせて光を照射する照射手段と、
前記照射手段が照射する光の反射光を受光しこれに基づ
いて、前記光の焦点に関するフォーカスエラー信号を生
成する生成手段と、前記生成手段が生成するフォーカス
エラー信号の変化をプラス方向のパルスとマイナス方向
のパルスとしてカウントし、カウント結果に応じて前記
光ディスクを識別する識別手段と、前記識別手段の識別
結果に応じて、前記光ディスクを対応する回転数で回転
させ、対応する波長のレーザを照射する駆動手段とを具
備することを特徴とする光ディスク駆動装置を提供する
ものである。
【0007】又本発明は、螺旋状又は略円周状に情報を
格納する領域を有する光ディスクに対して、データの記
録又は再生を行う光ディスク装置であって、前記光ディ
スク上に焦点を合わせて光を照射する照射手段と、前記
照射手段が照射する光の反射光を受光しこれに基づい
て、前記光の焦点に関するフォーカスエラー信号を生成
する生成手段と、前記生成手段が生成するフォーカスエ
ラー信号の変化をプラス方向のパルスとマイナス方向の
パルスとしてカウントし、カウント結果に応じて前記光
ディスクを識別する識別手段と、前記識別手段の識別結
果に応じて、前記光ディスクを対応する回転数で回転さ
せ、対応する波長のレーザを照射する駆動手段と、前記
駆動手段により駆動されている光ディスクの所定領域に
対して、データの再生又は記録処理を行う処理手段とを
具備することを特徴とする光ディスク装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の光ディスク装置を詳細に説明する。
【0009】<本発明に係る光ディスク装置>図1は、
光ディスク装置を示すものである。この光ディスク装置
は、光ディスク(DVD−RAM)1へのデータの記録
及びこの光ディスク1からデータを再生するものであ
る。
【0010】この光ディスク装置は、DVD−RAMの
みならず他のDVDディスクやCDディスクからもデー
タの読み出しが可能で、書換可能なDVDディスクに対
してデータの書き込みが可能な装置として構成されてい
る。
【0011】したがって、光ピックアップ2は、DVD
用の対物レンズ3及びCD用の対物レンズ4を有してい
る。光ピックアップ2内には、DVD用の対物レンズ3
及びCD用の対物レンズ4に対応してDVD用及びCD
用の半導体レーザユニット(図示せず)が設けられ、装
填された光ディスク1がDVDディスク或いはCDディ
スクかに応じてこの半導体レーザユニットの一方が選択
され、レーザ制御ユニット5によって付勢され、それぞ
れ対応する波長のレーザビームを発生する。DVD用及
びCD用の半導体レーザユニットのいずれかが選択され
て付勢されると、光ディスク1に対応するレーザビーム
が対応する対物レンズ3、4に向けられ、この対物レン
ズ3、4によって光ディスク1に収束される。この収束
されたレーザビームで光ディスク1にデータが書き込ま
れ、或いは、再生される。
【0012】レーザ制御ユニット5は、DVDデータ処
理ユニット6によってその設定がセットされるが、その
設定は、再生信号を得る再生モード、データを記録する
記録モード及びデータを消去する消去モード並びにDV
Dディスクに対するデータ処理を実行するDVDモード
及びCDディスクに対するデータ処理を実行するCDモ
ードで異なっている。即ち、DVDモードでは、DVD
用の半導体レーザユニットが選択されて付勢され、ま
た、CDモードでは、CD用の半導体レーザユニットが
選択されて付勢される。DVD用或いはCD用のレーザ
ビームは、再生モード、記録モード及び消去モードの3
つのモードでそれぞれ異なるレベルのパワーを有し、そ
のモードに対応したパワーのレーザビームが発生される
ように半導体レーザユニットが後述する変調回路82か
らの変調信号に基づいてレーザ制御ユニット5によって
付勢される。
【0013】DVD用の対物レンズ3及びCD用の対物
レンズ4に対向してDVDディスク1或いはCDディス
クが配置されるように、このDVDディスク或いはCD
ディスクは、直接或いはディスクカートリッジ1aに収
納されてトレー7によって装置内に搬送される。このト
レー7を駆動する為のトレーモータ8が装置内に設けら
れている。また、装填されたDVDディスク1或いはC
Dディスクは、スタンパ9によって回転可能にスピンド
ルモータ10上に保持され、このスピンドルモータ10
によって回転される。
【0014】光ピックアップ2は、その内にレーザビー
ムを検出する光検出器(図示せず)を有している。この
光検出器は、光ディスク1で反射されて対物レンズ3、
4を介して戻されたレーザビームを検出している。光検
出器からの検出信号(電流信号)は、電流/電圧変換器
(I/V)12で電圧信号に変換され、この信号は、リ
ファレンスアンプ(RFアンプ)13及びサーボアンプ
14に供給される。リファレンスアンプ13からは、後
述するヘッダ部51のデータの再生用としてのトラッキ
ングエラー信号と記録領域58のデータの再生用として
の加算信号がDVDデータ処理ユニット6に出力され
る。サーボアンプ14からのサーボ信号(トラックエラ
ー信号、フォーカス信号)は、DVDモードでは、DV
Dサーボシーク制御ユニット15に出力され、CDモー
ドでは、CDサーボシーク制御並びにCDデータ処理ユ
ニット16に出力される。
【0015】フォーカスずれ量を光学的に検出する方法
としては、たとえば次のようなものがある。
【0016】[非点収差法] 光ディスク1の光反射膜
または光反射性記録膜で反射されたレーザ光の検出光路
に非点収差を発生させる光学素子(図示せず)を配置
し、光検出器上に照射されるレーザ光の形状変化を検出
する方法である。光検出領域は対角線状に4分割されて
いる。各検出領域から得られる検出信号に対し、DVD
サーボシーク制御ユニット15内で対角和間の差を取っ
てフォーカスエラー検出信号(フォーカス信号)を得
る。
【0017】[ナイフエッジ法] 光ディスク1で反射
されたレーザ光に対して非対称に一部を遮光するナイフ
エッジを配置する方法である。光検出領域は2分割さ
れ、各検出領域から得られる検出信号間の差を取ってフ
ォーカスエラー検出信号を得る。
【0018】通常、上記非点収差法あるいはナイフエッ
ジ法のいずれかが採用される。
【0019】光ディスク1はスパイラル状または同心円
状のトラックを有し、トラック上に情報が記録される。
このトラックに沿って集光スポットをトレースさせて情
報の再生または記録/消去を行う。安定して集光スポッ
トをトラックに沿ってトレースさせるため、トラックと
集光スポットの相対的位置ずれを光学的に検出する必要
がある。
【0020】トラックずれ検出方法としては一般に、次
の方法が用いられている。
【0021】[位相差検出(Differential Phase Detec
tion)法] 光ディスク201の光反射膜または光反射
性記録膜で反射されたレーザ光の光検出器上での強度分
布変化を検出する。光検出領域は対角線上に4分割され
ている。各検出領域から得られる検出信号に対し、DV
Dサーボシーク制御ユニット15内で対角和間の差を取
ってトラックエラー検出信号(トラッキング信号)を得
る。
【0022】[プッシュプル(Push-Pull)法] 光デ
ィスク1で反射されたレーザ光の光検出器上での強度分
布変化を検出する。光検出領域は2分割され、各検出領
域から得られる検出信号間の差を取ってトラックエラー
検出信号を得る。
【0023】[ツインスポット(Twin-Spot)法] 半
導体レーザ素子と光ディスク1間の送光系に回折素子な
どを配置して光を複数に波面分割し、光ディスク1上に
照射する±1次回折光の反射光量変化を検出する。再生
信号検出用の光検出領域とは別に+1次回折光の反射光
量と−1次回折光の反射光量を個々に検出する光検出領
域を配置し、それぞれの検出信号の差を取ってトラック
エラー検出信号を得る。
【0024】DVDモードでは、DVDサーボシーク制
御ユニット15からフォーカス信号、トラッキング信号
及び送り信号がフォーカス及びトラッキングアクチュエ
ータドライバ並びに送りモータドライバ17に送られ、
このドライバ17によって対物レンズ3、4がフォーカ
スサーボ制御され、また、トラッキングサーボ制御され
る。
【0025】更に、アクセス信号に応じてドライバ17
から付勢信号が送りモータ11に供給され光ピックアッ
プ2が搬送制御される。
【0026】このDVDサーボシーク制御ユニット15
は、DVDデータ処理ユニット6によって制御される。
例えば、DVDデータ処理ユニット6からアクセス信号
がDVDサーボシーク制御ユニット15に供給されて送
り信号が生成される。
【0027】また、DVDデータ処理ユニット6からの
制御信号でスピンドルモータドライバ18及びトレーモ
ータドライバ19が制御され、スピンドルモータ10及
びトレーモータ8が付勢され、スピンドルモータ10が
所定回転数で回転され、トレーモータ8がトレーを適切
に制御することとなる。
【0028】DVDデータ処理ユニット6に供給された
ヘッダ部51のデータに対応する再生信号は、後述する
CPU25に供給される。これにより、上記CPU25
は、その再生信号によりヘッダ部51のアドレスとして
のセクタ番号を判断し、アクセスする(データを記録す
るあるいは記録されているデータを再生する)アドレス
としてのセクタ番号との比較を行うようになっている。
【0029】DVDデータ処理ユニット6に供給された
記録領域58のデータに対応する再生信号は、RAM2
0に必要なデータが格納され、再生信号がこのDVDデ
ータ処理ユニット6で処理されてバッファとしてのRA
M21を有するSCSIインタフェース制御部並びにC
D−ROMデコーダ22に供給され、SCSIを介して
他の装置、例えば、パーソナルコンピュータに再生処理
信号が供給される。
【0030】CDモードでは、CDサーボシーク制御並
びにCDデータ処理ユニット16からフォーカス信号、
トラッキング信号及び送り信号がフォーカス及びトラッ
キングアクチュエータドライバ並びに送りモータドライ
バ17に送られ、このドライバ17によって対物レンズ
3、4がフォーカスサーボ制御され、また、トラッキン
グサーボ制御される。
【0031】又この際に生成されるフォーカスエラー信
号は、本発明の特徴となるディスク識別ユニット31に
よる識別処理に使用されるべく、これがディスク識別ユ
ニット31へと供給されている。本発明は、フォーカス
エラー信号の変化に応じて、光ディスクがCDかDVD
かを識別するものである。
【0032】更に、アクセス信号に応じてドライバ17
から付勢信号が送りモータ11に供給され光ピックアッ
プ2が搬送制御される。このCDサーボシーク制御並び
にCDデータ処理ユニット16からの制御信号でスピン
ドルモータドライバ18及びトレーモータドライバ19
が制御され、スピンドルモータ10が付勢され、スピン
ドルモータ10が所定回転数で回転されることとなる。
CDデータ処理ユニット16に供給された再生信号は、
この処理ユニット16で処理されてCDデータ出力アン
プ23を介して出力される。
【0033】図1に示す各部は、ROM24に格納され
た手順に従って、CPU25によって制御される。RA
M26はCPU25のメモリとして用いられる。
【0034】<ディスク種類の識別機能>上記のような
構造の光ディスク装置において、本発明の特徴である識
別機能を図面を用いて詳細に説明する。図2は、CD及
びDVDのそれぞれに近づいたときに得られるフォーカ
スエラー信号を示すグラフ、図3は、本発明に係るディ
スク判別を行うディスク判別ユニットの一例の構成を示
すブロック図、図4は、ディスク判別回路の論理及びカ
ウンタ制御回路の論理をそれぞれ示す図、図5は、CD
のフォーカスエラー信号で信号の折り返しが発生した場
合を説明する説明図である。
【0035】本発明の光ディスク装置においては、光学
系のフォーカスエラー信号の波形がCDとDVDとにつ
きそれぞれ異なることに着目して、これを識別すること
で光ディスクの種類を識別するものである。図2におい
て、(a)はCDのフォーカスエラー信号を示すグラ
フ、(b)はDVDのフォーカスエラー信号を示すグラ
フである。DVD用の対物レンズ3又はCD用の対物レ
ンズ4が光ディスクに接近すると、CDにおいては、最
初、マイナス方向にパルスが発生し、次にプラス方向、
最後にマイナス方向に発生する。一方、DVDにおいて
は、最初にプラス方向にパルスが発生し、次にマイナス
方向に発生する。このような発生するパルスの波形の相
違を利用して、一定のしきい値でスライスすることでパ
ルスを検出し、パルスをカウントして、奇数偶数を判定
することで光ディスクがCDかDVDかを判断するもの
である。
【0036】ディスク識別ユニット31は、図3に示さ
れており、フォーカスドライバ17からフォーカスエラ
ー信号が供給される上側2値化回路32と下側2値化回
路33と、更にこれらの出力が供給されるアップ/ダウ
ンカウンタ34、このアップ/ダウンカウンタ34を制
御するカウンタ制御回路36、そして、アップ/ダウン
カウンタ34のカウント結果を受けこれに応じてディス
クの種類を判別するディスク判別回路35とを有してい
る。
【0037】上側2値化回路32は、フォーカスエラー
信号のプラス側のパルスを検出するもので一定のしきい
値以上の信号があればこれを検出して出力する。下側2
値化回路33は、フォーカスエラー信号のマイナス側の
パルスを検出するもので同様に一定のしきい値以上の信
号があればこれを検出して出力する。アップ/ダウンカ
ウンタ34は、プラス側のパルス又はマイナス側のパル
スをカウントしていく。
【0038】図4の(a)は、カウンタ値と判別結果と
の関係を示しており、ディスク判別回路35は、奇数な
らCD、偶数ならDVDとの判定を下して、その結果を
CPU25を中心とする制御部へ供給する。
【0039】ここで図5の(a)が示すように、対物レ
ンズがディスクに近づく際に、信号の折り返しが発生
し、これが、誤判断を招くという問題がある。このよう
な誤判断を招く信号の折り返しが発生しても、しきい値
以下だとこれがカウントされることはないが、しきい値
を超えると、図5の(b)が示すような出力A,Bが上
側2値化回路32、下側2値化回路33から出力され
る。
【0040】このような信号をキャンセルするのがカウ
ンタ制御回路36であり、同方向の連続パルスを意味す
る連続するカウンタからの出力があると、2つ目の出力
をカウントしないものとしてキャンセルする信号Cをア
ップ/ダウンカウンタ34に出力している。これによ
り、図5の(b)に示すように−1された結果、カウン
タ数は本来の“3”ということになり、奇数であるか
ら、装填されている光ディスクの種類は「CD」である
とディスク判別回路35において判断される。
【0041】以上説明したように本実施形態によれば、
簡易で短時間に行える処理であるフォーカスエラー信号
のパルスをカウントして、非常に確実で迅速なディスク
種類の識別処理を可能にするものである。
【0042】このような簡易な光ディスクの識別処理の
後に、光ディスクに対してアクセスする準備をした後
は、光ディスクの内周側の制御情報を読み取り、その光
ディスクが本当に先に識別した種類の光ディスクである
かどうかを判断し、最終的な識別結果とする。
【0043】なお、上述した実施形態では、このような
ディスク識別処理をディスク識別処理ユニット31とし
たハードの回路構成によって実現しているが、フォーカ
スエラー信号をA/D変換してデジタル信号の形態とし
た上で、そのままCPU25を中心とする制御部にこれ
を供給し、同様の処理を制御部のプログラムとして行っ
ても、同等の作用効果を得ることが可能となる。この場
合は、ディスク識別ユニット31の基板等のスペースや
部品等のコストダウンを可能とすることができ、又、し
きい値などの変更も容易に可能となるものである。
【0044】又、上記した実施形態においては、識別対
象をCDとDVDとの区別に限って説明しているが、そ
れ以外の光ディスクに対しても、その特徴に応じて識別
が可能であることはいうまでもない。この場合は、その
ディスクの特徴に応じたカウント数をディスク判別回路
に設定しておき、これにより、ディスクの種類を識別す
る。また、必要に応じてプラグラムのパラメータを変更
することによりしきい値を変更して、ディスクの種類を
識別することも好適である。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、光ディスク装置の光学系でのフォーカスエラー信号
に基づき光ディスクの識別を行うことにより、従来より
簡易でありながら高い精度で光ディスクの識別を行うこ
とができる光ディスクの識別機能を有する光ディスク装
置及び光ディスク駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の一例である光ディスク
装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】CD及びDVDのそれぞれに近づいたときに得
られるフォーカスエラー信号を示すグラフ。
【図3】本発明に係るディスク判別を行うディスク判別
ユニットの一例の構成を示すブロック図。
【図4】ディスク判別回路の論理及びカウンタ制御回路
の論理をそれぞれ示す図。
【図5】CDのフォーカスエラー信号で信号の折り返し
が発生した場合を説明する説明図。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…光ピック・アップ(集光手段) 3…対物レンズ 6…DVDデータ処理ユニット 10…スピンドルモータ(回転手段) 11…送りモータ 13…RFアンプ 14…サーボ・アンプ 15…DVDサーボ・シーク制御ユニット 17…ドライバ 25…CPU 31…ディスク判定ユニット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状又は略円周状に情報を格納する領
    域を有する光ディスクを所定回転数で回転する光ディス
    ク駆動装置であって、 前記光ディスク上に焦点を合わせて光を照射する照射手
    段と、 前記照射手段が照射する光の反射光を受光しこれに基づ
    いて、前記光の焦点に関するフォーカスエラー信号を生
    成する生成手段と、 前記生成手段が生成するフォーカスエラー信号の変化を
    プラス方向のパルスとマイナス方向のパルスとしてカウ
    ントし、カウント結果に応じて前記光ディスクを識別す
    る識別手段と、 前記識別手段の識別結果に応じて、前記光ディスクを対
    応する回転数で回転させ、対応する波長のレーザを照射
    する駆動手段と、 を具備することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記識別手段は、前記生成手段が生成す
    るフォーカスエラー信号の変化をプラス方向のパルスと
    マイナス方向のパルスとしてカウントし、カウンタ値が
    奇数の場合は前記光ディスクをCDであると識別し、偶
    数の場合は前記光ディスクをDVDであると識別するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記識別手段は、前記カウンタは同一方
    向のパルスが連続して発生した場合はこのパルスはカウ
    ントしない機能を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の光ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 螺旋状又は略円周状に情報を格納する領
    域を有する光ディスクに対して、データの記録又は再生
    を行う光ディスク装置であって、 前記光ディスク上に焦点を合わせて光を照射する照射手
    段と、 前記照射手段が照射する光の反射光を受光しこれに基づ
    いて、前記光の焦点に関するフォーカスエラー信号を生
    成する生成手段と、 前記生成手段が生成するフォーカスエラー信号の変化を
    プラス方向のパルスとマイナス方向のパルスとしてカウ
    ントし、カウント結果に応じて前記光ディスクを識別す
    る識別手段と、 前記識別手段の識別結果に応じて、前記光ディスクを対
    応する回転数で回転させ、対応する波長のレーザを照射
    する駆動手段と、 前記駆動手段により駆動されている光ディスクの所定領
    域に対して、データの再生又は記録処理を行う処理手段
    と、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記識別手段は、前記生成手段が生成す
    るフォーカスエラー信号の変化をプラス方向のパルスと
    マイナス方向のパルスとしてカウントし、カウンタ値が
    奇数の場合は前記光ディスクをCDであると識別し、偶
    数の場合は前記光ディスクをDVDであると識別するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記識別手段は、前記カウンタは同一方
    向のパルスが連続して発生した場合はこのパルスはカウ
    ントしない機能を備えていることを特徴とする請求項4
    に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 螺旋状又は略円周状に情報を格納する領
    域を有する光ディスクを所定回転数で回転する光ディス
    ク駆動方法であって、 前記光ディスク上に焦点を合わせて光を照射する照射工
    程と、 前記照射工程で照射する光の反射光を受光しこれに基づ
    いて、前記光の焦点に関するフォーカスエラー信号を生
    成する生成工程と、 前記生成工程で生成するフォーカスエラー信号の変化を
    プラス方向のパルスとマイナス方向のパルスとしてカウ
    ントし、カウント結果に応じて前記光ディスクの種類を
    識別する識別工程と、 前記識別工程の識別結果に応じて、前記光ディスクを対
    応する回転数で回転させ、対応する波長のレーザを照射
    する駆動工程と、 を具備することを特徴とする光ディスク駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記識別工程は、前記生成工程で生成す
    るフォーカスエラー信号の変化をプラス方向のパルスと
    マイナス方向のパルスとしてカウントし、カウンタ値が
    奇数の場合は前記光ディスクをCDであると識別し、偶
    数の場合は前記光ディスクをDVDであると識別するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の光ディスク駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記識別工程は、前記カウンタは同一方
    向のパルスが連続して発生した場合はこのパルスはカウ
    ントしないことを特徴とする請求項7に記載の光ディス
    ク駆動方法。
  10. 【請求項10】 螺旋状又は略円周状に情報を格納する
    領域を有する光ディスクに対して、データの記録又は再
    生を行う光ディスク処理方法であって、 前記光ディスク上に焦点を合わせて光を照射する照射工
    程と、 前記照射工程で照射する光の反射光を受光しこれに基づ
    いて、前記光の焦点に関するフォーカスエラー信号を生
    成する生成工程と、 前記生成工程で生成するフォーカスエラー信号の変化を
    プラス方向のパルスとマイナス方向のパルスとしてカウ
    ントし、カウント結果に応じて前記光ディスクの種類を
    識別する識別工程と、 前記識別工程の識別結果に応じて、前記光ディスクを対
    応する回転数で回転させ、対応する波長のレーザを照射
    する駆動工程と、 前記駆動工程により駆動されている光ディスクの所定領
    域に対して、データの再生又は記録処理を行う処理工程
    と、 を具備することを特徴とする光ディスク処理方法。
  11. 【請求項11】 前記識別工程は、前記生成工程で生成
    するフォーカスエラー信号の変化をプラス方向のパルス
    とマイナス方向のパルスとしてカウントし、カウンタ値
    が奇数の場合は前記光ディスクをCDであると識別し、
    偶数の場合は前記光ディスクをDVDであると識別する
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ディスク処理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記識別工程は、前記カウンタは同一
    方向のパルスが連続して発生した場合はこのパルスはカ
    ウントしない機能を備えていることを特徴とする請求項
    10に記載の光ディスク処理方法。
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