JP2000002749A - Ic試験装置のデータ転送装置 - Google Patents

Ic試験装置のデータ転送装置

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JP2000002749A
JP2000002749A JP10168953A JP16895398A JP2000002749A JP 2000002749 A JP2000002749 A JP 2000002749A JP 10168953 A JP10168953 A JP 10168953A JP 16895398 A JP16895398 A JP 16895398A JP 2000002749 A JP2000002749 A JP 2000002749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速クロックによる消費電流及びそれに伴う
発熱を極力抑えるようにする。 【解決手段】 フリップフロップ回路は書き込みクロッ
クに応じて入力データを取り込んで出力する。このフリ
ップフロップ回路が複数存在する。書き込み制御手段は
入力クロックに応じて書き込みクロックをこれらのフリ
ップフロップ回路群に順番に供給する。セレクタ手段は
フリップフロップ回路群の各出力を選択信号に応じて前
記順番と同じ順番で出力する。読み出し制御手段は入力
クロックの先頭から所定数分だけをマスキングし、その
マスキング後の入力クロックに応じた選択信号をセレク
タ手段に出力する。これによって、セレクタ手段から出
力される各フリップフロップ回路の出力はその所定数分
に相当するクロックタイミングだけ遅延したものとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(集積回路)
の電気的特性を検査するIC試験装置に係り、特に複数
の試験用パターンデータの転送時間を調節する転送部に
改良を加えたIC試験装置のデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証されたICデバイスを
最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部門
の各工程でICデバイスの全部又は一部を抜き取り、そ
の電気的特性を検査する必要がある。
【0003】IC試験装置はこのような電気的特性を検
査する装置である。IC試験装置は、被測定ICに所定
の試験用パターンデータを与え、それによる被測定IC
の出力データを読み取り、被測定ICの基本的動作及び
機能に問題が無いかどうかを被測定ICの出力データか
ら不良情報を解析し、電気的特性を検査している。
【0004】IC試験装置における試験は直流試験(D
C測定試験)とファンクション試験(FC測定試験)と
に大別される。直流試験は被測定ICの入出力端子にD
C測定手段から所定の電圧又は電流を印加することによ
り、被測定ICの基本的動作に不良が無いかどうかを検
査するものである。一方、ファンクション試験は被測定
ICの入力端子にパターン発生手段から所定の試験用パ
ターンデータを与え、それによる被測定ICの出力デー
タを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機能に問題
が無いかどうかを検査するものである。すなわち、ファ
ンクション試験は、アドレス、データ、書込みイネーブ
ル信号、チップセレクト信号などの被測定ICの各入力
信号の入力タイミングや振幅などの入力条件などを変化
させて、その出力タイミングや出力振幅などを試験した
りするものである。
【0005】図3は従来のIC試験装置の概略構成を示
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから構成される。テスタ部5
0は制御手段51、DC測定手段52、タイミング発生
手段53、パターン発生手段54、ピン制御手段55、
ピンエレクトロニクス56、フェイルメモリ57及び入
出力切替手段58から構成される。テスタ部50はこの
他にも種々の構成部品を有するが、本明細書中では必要
な部分のみが示されている。
【0006】テスタ部50とIC取付装置70との間
は、IC取付装置70の全入出力端子数(m個)に対応
する複数本(m本)の同軸ケーブル等から成る信号線に
よって接続され、端子と同軸ケーブルとの間の接続関係
は図示していないリレーマトリックスによって対応付け
られており、各種信号の伝送が所定の端子と同軸ケーブ
ルとの間で行なわれるように構成されている。なお、こ
の信号線は、物理的にはIC取付装置70の全入出力端
子数mと同じ数だけ存在する。IC取付装置70は、複
数個の被測定IC71をソケットに搭載できるように構
成されている。被測定IC71の入出力端子とIC取付
装置70の入出力端子とはそれぞれ1対1に対応付けら
れて接続されている。例えば、入出力端子数28個の被
測定IC71を10個搭載可能なIC取付装置70の場
合は、全体で280個の入出力端子を有することにな
る。
【0007】制御手段51はIC試験装置全体の制御、
運用及び管理等を行うものであり、マイクロプロセッサ
構成になっている。従って、図示していないが、制御手
段51はシステムプログラムを格納するROMや各種デ
ータ等を格納するRAM等を有する。制御手段51は、
DC測定手段52、タイミング発生手段53、パターン
発生手段54、ピン制御手段55及びフェイルメモリ5
7にテスタバス(データバス、アドレスバス、制御バ
ス)69を介して接続されている。制御手段51は、直
流試験用のデータをDC測定手段52に、ファンクショ
ン試験開始用のタイミングデータをタイミング発生手段
53に、テストパターン発生に必要なプログラムや各種
データ等をパターン発生手段54に、期待値データ等を
ピン制御手段55に、それぞれ出力する。この他にも制
御手段51は各種のデータをテスタバス69を介してそ
れぞれの構成部品に出力している。また、制御手段51
は、DC測定手段52内の内部レジスタ、フェイルメモ
リ57及びピン制御手段55内のパス/フェイル(PA
SS/FAIL)レジスタ63Pから試験結果を示すデ
ータ(直流データやパス/フェイルデータPFD)を読
み出して、それらを解析し、被測定IC71の良否を判
定する。
【0008】DC測定手段52は、制御手段51からの
直流試験データを受け取り、これに基づいてIC取付装
置70の被測定IC71に対して直流試験を行う。DC
測定手段52は制御手段51から測定開始信号を入力す
ることによって、直流試験を開始し、その試験結果を示
すデータを内部レジスタへ書込む。DC測定手段52は
試験結果データの書込みを終了するとエンド信号を制御
手段51に出力する。内部レジスタに書き込まれたデー
タはテスタバス69を介して制御手段51に読み取ら
れ、そこで解析される。このようにして直流試験は行わ
れる。また、DC測定手段52はピンエレクトロニクス
56のドライバ64及びアナログコンパレータ65に対
して基準電圧VIH,VIL,VOH,VOLを供給す
る。
【0009】タイミング発生手段53は、制御手段51
からのタイミングデータを内部メモリに記憶し、それに
基づいてパターン発生手段54、ピン制御手段55及び
フェイルメモリ57に高速の動作クロックCLKを出力
すると共にデータの書込及び読出のタイミング信号PH
をピン制御手段55やフェイルメモリ57に出力する。
従って、パターン発生手段54及びピン制御手段55の
動作速度は、この高速動作クロックCLKによって決定
し、被測定IC71に対するデータ書込及び読出のタイ
ミングはこのタイミング信号PHによって決定する。ま
た、フェイルメモリ57に対するパス/フェイルデータ
PFDの書込タイミングもこのタイミング信号PHによ
って決定する。
【0010】従って、フォーマッタ60からピンエレク
トロニクス56に出力される試験信号P2、及びI/O
フォーマッタ61から入出力切替手段58に出力される
切替信号P6の出力タイミングもタイミング発生手段5
3からの高速動作クロックCLK及びタイミング信号P
Hに応じて制御される。また、タイミング発生手段53
は、パターン発生手段54からのタイミング切替用制御
信号CHを入力し、それに基づいて動作周期や位相等を
適宜切り替えるようになっている。
【0011】パターン発生手段54は、制御手段51か
らのパターン作成用のデータ(マイクロプログラム又は
パターンデータ)を入力し、それに基づいたパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。すなわち、パターン発生手段54はマイクロプ
ログラム方式に応じた種々の演算処理によって規則的な
試験パターンデータを出力するプログラム方式と、被測
定ICに書き込まれるデータと同じデータを内部メモリ
(パターンメモリと称する)に予め書き込んでおき、そ
れを被測定ICと同じアドレスで読み出すことによって
不規則(ランダム)なパターンデータ(期待値データ)
を出力するメモリストアド方式で動作する。プログラム
方式は被測定ICがRAM(Random Acces
s Memory)等の揮発性メモリの試験に対応し、
メモリストアド方式はROM(Read Only M
emory)等の不揮発性メモリの試験に対応してい
る。なお、メモリストアド方式の場合でも被測定ICに
供給されるアドレスの発生はプログラム方式で行われ
る。
【0012】ピン制御手段55はデータセレクタ59、
フォーマッタ60、I/Oフォーマッタ61、コンパレ
ータロジック回路62及びパス/フェイル(PASS/
FAIL)レジスタ63Pから構成される。データセレ
クタ59は、各種の試験信号作成データ(アドレスデー
タ・書込データ)P1、切替信号作成データP5及び期
待値データP4を記憶したメモリで構成されており、パ
ターン発生手段54からのパターンデータをアドレスと
して入力し、そのアドレスに応じた試験信号作成データ
P1及び切替信号作成データP5をフォーマッタ60及
びI/Oフォーマッタ61に、期待値データP4をコン
パレータロジック回路62にそれぞれ出力する。フォー
マッタ60は、フリップフロップ回路及び論理回路が多
段構成されたものであり、データセレクタ59からの試
験信号作成データ(アドレスデータ・書込データ)P1
を加工して所定の印加波形を作成し、それを試験信号P
2としてタイミング発生手段53からのタイミング信号
PHに同期したタイミングでピンエレクトロニクス56
のドライバ64に出力する。I/Oフォーマッタ61も
フォーマッタ60と同様にフリップフロップ回路及び論
理回路の多段構成されたものであり、データセレクタ5
9からの切替信号作成データP5を加工して所定の印加
波形を作成し、それを切替信号P6としてタイミング発
生手段53からのタイミング信号PHに同期したタイミ
ングで入出力切替手段58に出力する。
【0013】コンパレータロジック回路62は、ピンエ
レクトロニクス56のアナログコンパレータ65からの
デジタルの読出データP3と、データセレクタ59から
の期待値データP4とを比較判定し、その判定結果を示
すパス/フェイルデータPFDをパス/フェイルレジス
タ63P及びフェイルメモリ57に出力する。パス/フ
ェイルレジスタ63Pは、ファンクション試験において
コンパレータロジック回路62によってフェイル(FA
IL)と判定されたかどうかを記憶するレジスタであ
り、IC取付装置70に搭載可能な被測定IC71の個
数に対応したビット数で構成されている。すなわち、被
測定IC71がIC取付装置70に最大32個搭載可能
な場合には、パス/フェイルレジスタ63Pは32ビッ
ト構成となる。このパス/フェイルレジスタ63Pの対
応するビットがハイレベル“1”のパス(PASS)の
場合にはその被測定IC71は良品であると判定され、
ローレベル“0”のフェイル(FAIL)の場合にはそ
の被測定IC71には何らかの欠陥があり、不良品であ
ると判定される。従って、その不良箇所を詳細に解析す
る場合にはフェイルメモリ57を用いる必要がある。
【0014】ピンエレクトロニクス56は、複数のドラ
イバ64及びアナログコンパレータ65から構成され
る。ドライバ64及びアナログコンパレータ65はIC
取付装置70のそれぞれの入出力端子に対して1個ずつ
設けられており、入出力切替手段58を介していずれか
一方が接続されるようになっている。入出力切替手段5
8は、I/Oフォーマッタ61からの切替信号P6に応
じてドライバ64及びアナログコンパレータ65のいず
れか一方と、IC取付装置70の入出力端子との間の接
続状態を切り替えるものである。すなわち、IC取付装
置70の入出力端子の数がm個の場合、ドライバ64、
アナログコンパレータ65及び入出力切替手段58はそ
れぞれm個で構成される。但し、メモリIC等を測定す
る場合には、アドレス端子やチップセレクト端子等に対
してはアナログコンパレータは必要ないので、アナログ
コンパレータ及び入出力切替手段の数が少ない場合もあ
る。
【0015】ドライバ64は、IC取付装置70の入出
力端子、すなわち被測定IC71のアドレス端子、デー
タ入力端子、チップセレクト端子、ライトイネーブル端
子等の信号入力端子に、入出力切替手段58を介して、
ピン制御手段55のフォーマッタ60からの試験信号P
2に応じたハイレベル“H”又はローレベル“L”の信
号を印加し、所望のテストパターンを被測定IC71に
書き込む。アナログコンパレータ65は、被測定IC7
1のデータ出力端子から入出力切替手段58を介して出
力される信号を入力し、それをタイミング発生手段53
からのストローブ信号(図示せず)のタイミングで基準
電圧VOH,VOLと比較し、その比較結果をハイレベ
ル“PASS”又はローレベル“FAIL”のデジタル
の読出データP3としてコンパレータロジック回路62
に出力する。通常、アナログコンパレータ65は基準電
圧VOH用と基準電圧VOL用の2つのコンパレータか
ら構成されるが、図では省略してある。
【0016】フェイルメモリ57は、コンパレータロジ
ック回路62から出力されるパス/フェイルデータPF
Dをパターン発生手段からのアドレス信号ADに対応し
たアドレス位置にタイミング発生手段53からのタイミ
ング信号PHの入力タイミングで記憶するものである。
フェイルメモリ57は被測定IC71と同程度の記憶容
量を有する随時読み書き可能なCMOS(Comple
mentary MOS)のSRAMで構成されてお
り、被測定IC71が不良だと判定された場合にその不
良箇所などを詳細に解析する場合に用いられるものであ
る。従って、通常の簡単な良否判定においては、このフ
ェイルメモリ57は使用されることはない。また、フェ
イルメモリ57は、IC取付装置70のデータ出力端子
に固定的に対応するデータ入出力端子を有する。例え
ば、IC取付装置70の全入出力端子数が280個であ
り、その中の160個がデータ出力端子である場合に
は、フェイルメモリ57はこのデータ出力端子数と同じ
か又はそれ以上のデータ入力端子を有するメモリで構成
される。このフェイルメモリ57に記憶されたパス/フ
ェイルデータPFDは制御手段51によって読み出さ
れ、図示していないデータ処理用のメモリに転送され、
解析される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のIC試験装置に
おいては、パターン発生手段によって発生された複数の
試験用パターンデータの同期を取りながら、それを試験
用パターンデータとして各デバイスに供給している。と
ころが、最近では被測定ICの高速化に伴い試験用パタ
ーンデータも高速になり、各試験用パターンデータのタ
イミング調整も約100MHzのオーダで行わなければ
ならないようになってきている。
【0018】図4は従来のIC試験装置における試験用
パターンデータの時間調節を行うデータ転送装置の構成
を示す図である。図において、データ転送装置は複数の
フリップフロップ回路(F/F)F0〜Fnを直列接続
したものと、各フリップフロップ回路F0〜Fnの出力
を選択的に出力するセレクタ回路(SEL)とから構成
されている。
【0019】各フリップフロップ回路F0〜Fnのクロ
ック端子C0〜Cnには入力クロックCLKが取り込ま
れる。各フリップフロップ回路F1〜Fnの入力端子D
1〜Dnには前段のフリップフロップ回路F0〜Fn−
1の出力信号FQ0〜FQn−1が取り込まれる。各フ
リップフロップ回路F0〜Fnの出力端子Q0〜Qnか
らは1クロック相当遅延した出力信号FQ0〜FQn−
1が次段のフリップフロップ回路F1〜Fnに出力され
ると共にセレクタ回路2の各選択入力端子S0〜Snに
出力される。
【0020】セレクタ回路2にはフリップフロップ回路
F0〜Fnのどの出力端子Q0〜Qnから出力される出
力信号FQ0〜FQnを最終的な出力データOuDtと
するかを決定するための段数選択信号SSが入力されて
いる。
【0021】図5はフリップフロップ回路が3段の場合
に各フリップフロップ回路F0〜F2から出力されるデ
ータの様子を示すタイミングチャート図である。図から
明らかなように、1クロック相当遅延した信号を出力す
る場合にはフリップフロップ回路F0の出力信号FQ0
を選択するような段数選択信号SS0を出力すればよ
い。2クロック相当遅延した信号や3クロック相当遅延
した信号を出力したい場合には、それぞれのフリップフ
ロップ回路の出力信号FQ1,FQ2を選択するような
段数選択信号SS1,SS2を出力すればよい。
【0022】ところが、このようにフリップフロップ回
路をシリーズに接続して、これらのフリップフロップ回
路を高速の入力クロックCLKで動作させると、全ての
フリップフロップ回路が高速の入力クロックCLKで動
作することになる。すなわち、1クロック遅延させる場
合であれば、最初のフリップフロップ回路だけ動作させ
ればよいにも係わらず、従来の転送部はそれ以外の後段
側のフリップフロップ回路も動作させるような構成にな
っている。従って、無駄な消費電流が流れ、発熱の原因
ともなり、問題であった。
【0023】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、高速クロックによる消費電流及びそれに伴う発熱
を極力抑えることのできるIC試験装置のデータ転送装
置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のIC試験装置の
データ転送装置は、書き込みクロックに応じて入力デー
タを取り込んで出力する複数の記憶回路群と、入力クロ
ックに応じて前記書き込みクロックを前記記憶回路群に
順番に供給する書き込み制御手段と、前記記憶回路群の
各出力を選択信号に応じて前記順番と同じ順番で出力す
るセレクタ手段と、前記入力クロックの先頭から所定数
分だけをマスキングし、そのマスキング後の入力クロッ
クに応じて前記選択信号を前記セレクタ手段に出力する
読み出し制御手段とを備えたものである。
【0025】各記憶回路は例えばフリップフロップ回路
からなり、その入力端子には入力データが入力され、書
き込みクロックに応じて入力データを取り込み、出力端
子から出力する。書き込み制御手段は、この各フリップ
フロップ回路に供給する書き込みクロックを生成するも
のである。書き込み制御手段は入力クロックに基づいて
各フリップフロップ回路に順番に書き込みクロックを供
給する。従って、書き込みクロックに応じて各フリップ
フロップ回路は順番に入力データを取り込んでは出力す
るように動作する。各フリップフロップ回路の出力は、
セレクタ手段を介して選択的に出力される。セレクタ手
段は読み出し制御手段からの選択信号に応じた順番すな
わち前記書き込み制御手段が書き込みクロックをフリッ
プフロップ回路に供給するのと同じ順番で各フリップフ
ロップ回路の出力を出力データとして出力する。読み出
し制御手段は、書き込み制御手段に入力している入力ク
ロックの先頭から所定数分をマスキングしているので、
その所定数分だけ遅れて動作するので、セレクタ手段か
ら出力される各フリップフロップ回路の出力はその所定
数分に相当するクロックタイミングだけ遅延したものと
なり、入力クロックタイミングに応じて入力データと出
力データのタイミングを調節できる。また、各フリップ
フロップ回路は高速の入力クロックよりも低速で動作す
るようになるので、消費電力及び発熱を低く抑えること
ができる。記憶回路としては、いわゆるフリップフロッ
プ回路に限らず、要するに、書き込みクロックに応じて
入力データを取り込んで出力する回路であればよい。
【0026】なお、請求項2に記載のデータ転送装置
は、マスキングされたクロック数分に応じたタイミング
だけ入力データを遅延して出力データとして出力するも
のである。すなわち、マスキングするクロックの数を種
々選択することによって、遅延タイミングを調節するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に従って詳細に説明する。図1は本発明のIC試
験装置の試験用パターンデータの転送部の概略構成を示
す図である。この転送部は、所定数のフリップフロップ
回路(F/F)F0〜Fnと、セレクタ回路(SEL)
2と、書き込み制御部3と、読み出し制御部4とから構
成される。
【0028】各フリップフロップ回路F0〜Fnはそれ
ぞれ独立に入力端子D0〜Dnに入力データInDtを
取り込む。各フリップフロップ回路F0〜Fnは、書き
込み制御部3から出力される書き込みクロック信号CL
K0〜CLKnをクロック端子C0〜Cnにそれぞれ取
り込む。各フリップフロップ回路F0〜Fnはこの転送
部を構成するフリップフロップ回路の段数に相当するク
ロック数だけ遅延した出力信号FQ0〜FQnを出力端
子Q0〜Qnからセレクタ回路2の各選択入力端子S0
〜Snに出力する。
【0029】セレクタ回路2は、フリップフロップ回路
F0〜Fnのどの出力端子Q0〜Qnから出力される出
力信号FQ0〜FQnを出力データOuDtとして出力
するかを読み出し制御部4からの選択信号SS0〜SS
nに応じて決定して出力する。
【0030】書き込み制御部3は、入力クロックCLK
を巡回的にカウントアップ又はダウンするカウンタと、
そのカウント値に応じた書き込みクロック信号CLK0
〜CLKnを順次出力する回路とから構成される。カウ
ンタのカウント値はフリップフロップ回路の段数と同じ
である。すなわち、書き込み制御部3に入力する入力ク
ロックCLKをカウントし、そのカウント値が『0』の
場合には書き込みクロック信号CLK0をフリップフロ
ップ回路F0に、『1』の場合には書き込みクロック信
号CLK1をフリップフロップ回路F1に、『2』の場
合には書き込みクロック信号CLK2をフリップフロッ
プ回路F2に、という具合にカウント値に応じて順次フ
リップフロップ回路F0〜Fnのクロック端子C0〜C
nに書き込みクロック信号CLK0〜CLKnを出力す
る。
【0031】読み出し制御部4は、入力クロックCLK
の先頭から所定数をマスクキングするレジスタと、この
レジスタを通過した入力クロックCLKを巡回的にカウ
ントアップ又はダウンするカウンタとから構成される。
すなわち、読み出し制御部4は、入力クロックCLKを
所定数だけ遅れたタイミングでカウントするように動作
する。このマスクされた所定数が転送部の遅延時間に相
当することになる。
【0032】次に、図1のIC試験装置の転送部の動作
について図2を用いて説明する。図2は図1のフリップ
フロップ回路が3段の場合に各フリップフロップ回路F
0〜F2、セレクタ回路2、書き込み制御部3及び読み
出し制御部4の動作を示すタイミングチャート図であ
る。このタイミングチャート図では、転送部は入力デー
タInDtを2クロック分遅延させて出力するように動
作する。
【0033】すなわち、入力クロックCLKを入力した
書き込み制御回路3は図2のような書き込みクロックC
LK0〜CLK2を各フリップフロップ回路F0〜F2
に出力する。入力データID1〜ID9はこの入力クロ
ックCLKに同期して各フリップフロップ回路F0〜F
2に供給される。フリップフロップ回路F0は書き込み
クロックCLK0に同期して、入力データID1,ID
4,ID7,・・・を取り込み、出力信号FQ0をセレ
クタ回路2に出力する。フリップフロップ回路F1は書
き込みクロックCLK1に同期して、入力データID
2,ID5,ID8,・・・を取り込み、出力信号FQ
1をセレクタ回路2に出力する。フリップフロップ回路
F2は書き込みクロックCLK2に同期して、入力デー
タID3,ID6,ID9,・・・を取り込み、出力信
号FQ2をセレクタ回路2に出力する。
【0034】このとき、読み出し制御部4は1番目及び
2番目の入力クロックCLKをマスクするので、図2の
マスキングクロックCLKMのようなクロックに基づい
て動作することになる。従って、読み出し制御部4は3
番目の入力クロックCLKに基づいてカウント動作を行
い、そのカウント値を選択信号SS0〜SS2としてセ
レクタ回路2の選択端子に出力する。選択信号SS0を
入力したセレクタ回路2はフリップフロップ回路F0の
出力信号FQ0を選択的に出力する。選択信号SS1を
入力したセレクタ回路2はフリップフロップ回路F1の
出力信号FQ1を選択的に出力する。選択信号SS2を
入力したセレクタ回路2はフリップフロップ回路F2の
出力信号FQ2を選択的に出力する。これによって、セ
レクタ回路2からは入力データInDtが2クロック分
遅延した出力データOuDtが出力されるようになる。
【0035】このように本発明の実施の形態によれば、
入力クロックの周波数が高速化されてもフリップフロッ
プ回路に供給されるクロック周波数は、その数分の1の
クロック周波数でよくなり、消費電流及び発熱量を極力
抑えることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、高速クロックによる消
費電流及びそれに伴う発熱を極力抑えることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のIC試験装置の試験用パターンデー
タの転送部の詳細構成を示す図である。
【図2】 図1のフリップフロップ回路が3段の場合に
おけるデータ転送部の動作タイミングチャート図であ
る。
【図3】 従来のIC試験装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 従来のIC試験装置における試験用パターン
データの時間調節を行うデータ転送部の構成を示す図で
ある。
【図5】 図4のフリップフロップ回路が3段の場合に
おけるデータ転送部の動作タイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
F0,F1〜Fn…フリップフロップ回路、2…セレク
タ回路、3…書き込み制御部、4…読み出し制御部、5
0…テスタ部、51…制御手段、52…DC測定手段、
53…タイミング発生手段、54…パターン発生手段、
55…ピン制御手段、56…ピンエレクトロニクス、5
7…フェイルメモリ、58…入出力切替手段、59…デ
ータセレクタ、60…フォーマッタ、61…I/Oフォ
ーマッタ、62…コンパレータロジック回路、63P…
パス/フェイルレジスタ、64…ドライバ、65…アナ
ログコンパレータ、69…テスタバス、70…IC取付
装置、71…被測定IC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き込みクロックに応じて入力データを
    取り込んで出力する複数の記憶回路群と、 入力クロックに応じて前記書き込みクロックを前記記憶
    回路群に順番に供給する書き込み制御手段と、 前記記憶回路群の各出力を選択信号に応じて前記順番と
    同じ順番で出力するセレクタ手段と、 前記入力クロックの先頭から所定数分だけをマスキング
    し、そのマスキング後の入力クロックに応じて前記選択
    信号を前記セレクタ手段に出力する読み出し制御手段と
    を備えたことを特徴とするIC試験装置のデータ転送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記マスキングされたクロック数分に応
    じたタイミングだけ前記入力データを遅延して前記出力
    データとして出力することを特徴する請求項1に記載の
    IC試験装置のデータ転送装置。
JP16895398A 1998-06-16 1998-06-16 Ic試験装置のデータ転送装置 Expired - Fee Related JP3459036B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008180592A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Nec Electronics Corp テストパターン生成回路及びテスト回路

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