JP2000001429A - マルチプルユニットタイプ徐放性錠剤 - Google Patents

マルチプルユニットタイプ徐放性錠剤

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JP2000001429A
JP2000001429A JP10223778A JP22377898A JP2000001429A JP 2000001429 A JP2000001429 A JP 2000001429A JP 10223778 A JP10223778 A JP 10223778A JP 22377898 A JP22377898 A JP 22377898A JP 2000001429 A JP2000001429 A JP 2000001429A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打錠工程の圧縮に起因する溶出速度の変化が
少ないマルチプルユニットタイプの徐放性錠剤を提供す
ること。 【解決手段】 顆粒部及び粉末部からなり、顆粒が水不
溶性高分子と有効成分のマトリックスからなることを特
徴とするマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。顆粒が
放出制御膜で被覆されていることを特徴とする上記記載
のマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顆粒部及び粉末部
を含むマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤に関する。
【0002】
【従来の技術】活性薬物の溶出速度を制御する製剤は、
シングルユニットタイプとマルチプルユニットタイプに
分類することができる。シングルユニットタイプは主に
錠剤、マルチプルユニットタイプは主にカプセル剤及び
顆粒剤の形態をとることが多いが、マルチプルユニット
タイプの製剤はシングルユニットタイプに比べ、(1)有
効成分の吸収の変動が少ない、(2)溶出の再現性がとり
やすい、(3)2種以上の有効成分への応用が可能などの
優れた特徴を有することから、徐放化製剤としてはマル
チプルユニットタイプが望ましい。また、カプセル剤や
顆粒剤よりも服用のしやすさから、錠剤の形態をとるこ
とが望ましい。しかしながら、従来のマルチプルユニッ
トタイプの徐放性錠剤は、核粒子に薬物層を被覆し次い
でこの表面を徐放化剤により被覆した顆粒を徐放顆粒と
し、これと粉末部を混合し打錠することによって得られ
ることから、打錠時に徐放顆粒の徐放化膜が破壊され薬
物の溶出制御が困難になることが多い。このような問題
に対して、顆粒を低融点油脂類及び主薬を含む素顆粒及
び放出制御膜からなる不定形顆粒並びに粉末部からなる
マルチプルユニットタイプ錠剤(特開平7−31604
2号)や、持続放出性重合体組成物で被覆した活性成分
の微粒子からなる多数のマイクロカプセル群を錠剤化し
た圧縮錠剤において、マイクロカプセル群の粒子径を不
均一でその範囲を約5ミクロンから約400ミクロン以
内とし、水溶液中で直ちに崩壊して個々のマイクロカプ
セルに分散する持続放出性圧縮錠剤(特許番号第260
1660号)が提案されている。しかしながら、これら
の技術では、徐放性顆粒の形状が不定形又は不均一であ
るために、均一なコーティング被膜を施すことが困難で
あり、溶出速度が安定した徐放性錠剤が得難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、打錠
工程の圧縮に起因する溶出速度の変化が少ないマルチプ
ルユニットタイプの徐放性錠剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水不溶性
高分子と有効成分でマトリックスを形成させた顆粒(以
下、マトリックス顆粒と称することがある)を用いる
か、又は更にこのマトリックス顆粒を放出制御膜で被覆
したもの(以下、被覆顆粒と称することがある)を用い
ることによって上記課題を解決できることを見出し、本
発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は以下の発明を包含す
る。
【0006】(1) 顆粒部及び粉末部からなり、顆粒が
水不溶性高分子と有効成分のマトリックスからなること
を特徴とするマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。
【0007】(2) 顆粒が核粒子並びに該核粒子を被覆
する水不溶性高分子及び有効成分を含むマトリックス層
からなる前記(1)記載のマルチプルユニットタイプ徐
放性錠剤。
【0008】(3) 水不溶性高分子と有効成分の重量比
が0.7:1〜3:1である前記(1)又は(2)に記載の
マルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。
【0009】(4) 水不溶性高分子が、エチルセルロー
スである前記(1)〜(3)のいずれかに記載のマルチプル
ユニットタイプ徐放性錠剤。
【0010】(5) エチルセルロースが、25℃で重量
比8:2のトルエン−エタノール混合液に5重量%溶解
したときの粘度が15cps以上のものである前記(4)
に記載のマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。
【0011】(6) 顆粒が放出制御膜で被覆されている
ことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載のマ
ルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。
【0012】(7) 放出制御膜が水不溶性高分子である
前記(6)に記載のマルチプルユニットタイプ徐放性錠
剤。
【0013】(8) 水不溶性高分子が、エチルセルロー
スである前記(6)又は(7)に記載のマルチプルユニット
タイプ徐放性錠剤。
【0014】(9) 顆粒が、放出制御膜で被覆されてい
ない状態で、顆粒強度3,000g/mm2以上である前記(6)〜
(8)のいずれかに記載のマルチプルユニットタイプ徐放
性錠剤。
【0015】本発明における水不溶性高分子とは、徐放
性コーティング剤、腸溶性コーティング剤、胃溶性コー
ティング剤等として医薬品分野において用いられる水不
溶性高分子である。それらは、例えば、エチルセルロー
ス、精製セラック、白色セラック、アミノアルキルメタ
アクリレートコポリマーRS、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエ
チルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、メタアクリ
ル酸コポリマーL、メタアクリル酸コポリマーLD、メ
タアクリル酸コポリマーS、アミノアルキルメタアクリ
レートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルア
ミノアセテート等が挙げられ、このうち最も好ましいも
のとしてエチルセルロースが挙げられる。
【0016】水不溶性高分子は、有効成分の水やアルコ
ールへの溶解度、目的とする徐放化の程度などにより、
その種類、置換度、分子量を使い分けることが好まし
い。また、これらの水不溶性高分子は単独で用いても、
併用してもよい。また、コーティング助剤である硬化
油、ステアリン酸、セタノールや、可塑剤である中鎖脂
肪酸トリグリセリド、トリアセチン、クエン酸トリエチ
ル、セタノール等を添加してもよい。
【0017】ここで用いられるエチルセルロースとして
は、エトキシル基含有率43〜50%(置換度2.2〜
2.6)のものが好ましい。また、エチルセルロース
は、25℃で重量比8:2のトルエン−エタノール混合
液に5重量%溶解したときの粘度が15cps以上、好
ましくは20cps以上、更に好ましくは20〜50c
psのものが本発明を実施する上で好適である。
【0018】水不溶性高分子の溶剤は、水不溶性高分子
の種類により異なるが、一般的には水及び低級アルコー
ルの混合物又は低級アルコールが好ましく、エチルセル
ロースの場合は、60%以上のエタノール水溶液が好ま
しい。また、これらの溶剤に水不溶性高分子は溶解され
ていなければならず、更に水不溶性高分子溶液に有効成
分は溶解もしくは均一に分散されていなければならな
い。有効成分が分散系である場合は、核粒子への付着率
の向上と均一性確保のために、平均粒子径を20μm以
下として、均一性を保つために充分に撹拌することが効
果的である。
【0019】本発明は、水不溶性高分子やその配合比を
変えること又はマトリックス顆粒を更に放出制御膜で被
覆することで水溶性の薬物を含め種々の有効成分に対し
て適用が可能である。従って、本発明は有効成分の種類
に特に限定を受けない。例えば、本発明で用いられる有
効成分を例示すると、ジプロフィリン、臭化水素酸デキ
ストロメトルファン、塩酸フェニルプロパノールアミ
ン、ベラドンナ(総)アルカロイド、アセトアミノフェ
ン、テオフィリン、サリチル酸ナトリウム、アスピリ
ン、イブプロフェン、ノスカピン、dl−塩酸メチルエ
フェドリン、リン酸ジヒドロコデイン、エテンザミド、
塩酸ブロムヘキシン、d−マレイン酸クロルフェニラミ
ン、アミノフィリン、プロキシフィリン、カフェイン等
を挙げることができる。これらの有効成分は2種以上を
混合して用いてもよい。
【0020】本発明では、有効成分の水に対する溶解性
を考慮して、マトリックス顆粒を形成する水不溶性高分
子の種類、水不溶性高分子と有効成分との配合比などに
より、自在に有効成分の溶出速度を制御することが可能
である。更に水不溶性高分子を溶解する溶剤の組成によ
り溶出速度を制御することができる。マトリックス顆粒
を形成する水不溶性高分子と有効成分との配合比は、有
効成分の溶出の制御を可能ならしめる範囲で適宜選択す
るものであるが、重量比で通常0.7:1〜3:1、好
ましくは0.75:1〜1.25:1である。本発明で
は、マトリックス顆粒に含有する水不溶性高分子の量を
有効成分の3倍以下とすることが製造上好適であるが、
この量では目的とする有効成分の溶出速度を確保するこ
とが困難な場合は、マトリックス顆粒を更に放出制御膜
で被覆することによって、有効成分の溶出速度を制御し
た方が効率的である。マトリックス顆粒を放出制御膜で
被覆する場合は、マトリックス顆粒の顆粒強度を3,000g
/mm2以上にすることが好ましく、3,500g/mm2以上が更に
好ましい。これによって、被覆顆粒と粉末部を混合し打
錠するにあたって被覆顆粒が破壊され難くなり、溶出速
度の変化を少なくすることが可能になる。
【0021】顆粒強度は、水不溶性高分子の種類、置換
度、分子量を使い分けること、水不溶性高分子と有効成
分との配合比などを適宜選択することにより調製するこ
とができる。
【0022】従って、本発明の通常の実施形態は以下に
示すとおりであるが、これに限定されるものではなく、
適宜応用される。
【0023】マトリックス顆粒に含有させる有効成分の
溶出を比較的短い時間制御させる場合や、水やアルコー
ルに難溶性の有効成分を溶出制御させる場合には、放出
制御膜で被覆しなくても目的とする溶出制御が得られ易
いので、そのまま顆粒として用いることができる。ま
た、マトリックス顆粒に含有させる有効成分の溶出を長
い時間制御させる場合には、目的とする溶出速度に適し
た量の放出制御膜で被覆する必要がある.ここで用いら
れる放出制御膜としては、前記で例示した水不溶性高分
子が挙げられるが、好ましくはエチルセルロースであ
る.マトリックス顆粒には、核粒子を用いても用いなく
てもよいが、核粒子を用いる場合の核粒子としては、結
晶セルロース球形顆粒、乳糖・結晶セルロース球形顆粒
等(例えば、セルフィア;旭化成社製、ノンパレル;フ
ロイント産業社製等)を用いることができる。核粒子の
大きさは、平均粒子径100〜1000μmの範囲が好
ましい。
【0024】核粒子を用いる場合のマトリックス顆粒の
造粒法としては、複合型コーティング機、転動流動型コ
ーティング機、流動層コーティング機等を用いて製造す
る方法が挙げられる。核粒子を用いない場合のマトリッ
クス顆粒の造粒法としては、練合機、製粒機を用いて湿
式円筒造粒する方法や、レディゲミキサー、ハイスピー
ドミキサーなどを用いて熱熔融攪拌造粒する方法などが
挙げられる.また、マトリックス顆粒を放出制御膜でコ
ーティングする方法としては、通常の流動層コーティン
グ機、通気式パンコーティング機などが利用できる。以
上の操作後には、必要に応じてキュアリング操作を行う
ことも効果的である。キュアリング操作は70℃以上で
行うことが好ましい。
【0025】本発明において、粉末部とは、有効成分
(薬物)以外の成分、及び必要に応じてマトリックス顆
粒に含まれる前記有効成分と同一及び/又は異なる有効
成分からなり、服用後速やかに崩壊して顆粒部を放出す
るとともに、有効成分(薬物)を含む場合には、これら
が直ちに溶解を開始する部分を意味する。前記有効成分
(薬物)以外の成分としては、通常の錠剤に用いられる
賦形剤、崩壊剤、滑沢剤等が挙げられ、例えば微結晶セ
ルロース、軽質無水ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、
コンスターチ、ステアリン酸マグネシウム等を混合して
用いる。
【0026】本発明の錠剤において、顆粒部と粉末部と
の配合割合は、重量比で1:0.5以上が好ましく、粉
末部の割合が0.5以下では、顆粒部どうしの接触によ
り、速やかにサブユニットへ崩壊することが妨げられた
り、錠剤の成型性の悪化などを招く。なお、粉末部の使
用量には特に上限は設けない。顆粒部と粉末部との混合
及び打錠については、特に制限はなく、通常の混合機、
打錠機を用い常法により行うことができる。本発明によ
れば打錠圧を上げても溶出速度の変化が少ない徐放性錠
剤が得られる。打錠圧は通常0.6t以上、好ましくは
1.0〜2.5tである。
【0027】
【発明の効果】本発明のマルチプルユニットタイプ徐放
性錠剤は、顆粒が従来の有効成分の表面を徐放化基剤に
より被覆した顆粒とは異なり、水不溶性高分子と有効成
分の混合物でマトリックスを形成させているので、粉末
部を混合し打錠するにあたって顆粒が破壊され難く、従
って溶出速度の変化が少ない。また、顆粒が更に水不溶
性高分子で被覆した被覆顆粒についても、被覆前顆粒を
マトリックスとして硬くしていることから、打錠しても
被覆を破壊することがないので安定した溶出速度を得る
ことができる。
【0028】
【実施例】以下に、実施例及び試験例に基づいて本発明
をより詳細に説明する。 実施例1 95%エタノール4000gにジプロフィリン500g
を分散させ、コロイドミルを用いて粉砕し、平均粒子径
を20μm以下に調整した。次いでエチルセルロース
(25℃で重量比8:2のトルエン−エタノール混合液
に5重量%溶解したときの粘度:20cps、エトキシ
ル基含有率48.0〜49.5%(置換度2.41〜2.5
1))(以下「エチルセルロース−20cps」とい
う。)500gを溶解させた。ボトムスプレー型流動層コ
ーティング機(パウレック社製、GPCG−1)を用い
てこの分散液を核粒子(セルフィアCP−305)10
00gに積層させ、マトリックス顆粒(エチルセルロー
ス:ジプロフィリン=1:1(重量比))とした。この
マトリックス顆粒1部に、乳糖とコンスターチを7:3
で混合した粉末部800gを流動層造粒機(フロイント
産業、FLO−1型)を用いて、7%ヒドロキシプロピ
ル/精製水571.4gを噴霧して造粒した成型用顆粒
を1部を混合し、ステアリン酸マグネシウムを混合物に
対して0.2%加えてロータリー打錠機にて打錠(打錠
圧1.5t及び2.5t)を行い、1錠290mgの錠剤
を製造した。
【0029】実施例2 95%エタノール9000gに臭化水素酸デキストロメ
トルファン500gとエチルセルロース(25℃で重量
比8:2のトルエン−エタノール混合液に5重量%溶解
したときの粘度:45cps、エトキシル基含有率4
8.0〜49.5%(置換度2.41〜2.51))(以下
「エチルセルロース−45cps」という。)500g
を溶解させた。ボトムスプレー型流動層コーティング機
(パウレック社製、GPCG−1)を用いてこの調製液
を核粒子(セルフィアCP−305) 1000gに積
層させ、マトリックス顆粒(エチルセルロース:臭化水
素酸デキストロメトルファン=1:1(重量比))とし
た。このマトリックス顆粒1部に、実施例1と同様にし
て造粒した成型用顆粒1部を混合し、ステアリン酸マグ
ネシウムを混合物に対して0.2%加えてロータリー打
錠機にて打錠(打錠圧1.5t及び2.5t)を行い、1
錠290mgの錠剤を製造した。
【0030】実施例3 76%エタノール7185gにエチルセルロース−20
cps300gとクエン酸トリエチル15gを溶解させ
たコーティング調製液を、ボトムスプレー型流動層コー
ティング機(パウレック社製、GPCG−1)を用い
て、実施例2で調製したマトリックス顆粒に被覆し、被
覆顆粒とした。この被覆顆粒1部に、実施例1と同様に
して造粒した成型用顆粒1部を混合し、ステアリン酸マ
グネシウムを混合物に対して0.2%加えてロータリー
打錠機にて打錠(打錠圧1.5t及び2.5t)を行い、
1錠290mgの錠剤を製造した. 実施例4 76%エタノール8800gに塩酸フェニルプロパノー
ルアミン600gとエチルセルロース−20cps60
0gを溶解させてマトリクス調製液とした。ボトムスプ
レー型流動層コーティング機(パウレック社製、GPC
G−1)を用いてこのマトリックス調製液を核粒子(セ
ルフィアCP−305)1000gに積層させ、マトリ
ックス顆粒(エチルセルロース:塩酸フェニルプロパノ
ールアミン=1:1(重量比))とした。
【0031】76%エタノール10537gにエチルセ
ルロース−20cps440gとクエン酸トリエチル2
2gを溶解させてコーティング調製液とした。ボトムス
プレー型流動層コーティング機(パウレック社製、GP
CG−1)を用いてこのコーティング調製液をマトリッ
クス顆粒に被覆し、被覆顆粒とした。この被覆顆粒1部
に、実施例1と同様にして造粒した成型用顆粒1部を混
合し、ステアリン酸マグネシウムを混合物に対して0.
2%加えてロータリー打錠機にて打錠(打錠圧1.5t
及び2.5t)を行い、1錠290mgの錠剤を製造し
た。
【0032】実施例5 実施例4と同様にして、表1に示した組成にて被覆顆粒
を調製した。この被覆顆粒1部に、実施例1と同様にし
て造粒した成型用顆粒1部を混合し、ステアリン酸マグ
ネシウムを混合物に対して0.2%加えてロータリー打
錠機にて打錠(打錠圧1.5t及び2.5t)を行い、1
錠290mgの錠剤を製造した。
【0033】比較例1 実施例1と同様にして、表2に示した組成にてマトリッ
クス顆粒を調製した。このマトリックス顆粒1部に、実
施例1と同様にして造粒した成型用顆粒1部を混合し、
ステアリン酸マグネシウムを混合物に対して0.2%加
えてロータリー打錠機にて打錠(打錠圧1.5t及び2.
5t)を行い、1錠290mgの錠剤を製造した。
【0034】比較例2 実施例2と同様にして、表2に示した組成にてマトリッ
クス顆粒を調製した。
【0035】このマトリックス顆粒1部に、実施例1と
同様にして造粒した成型用顆粒1部を混合し、ステアリ
ン酸マグネシウムを混合物に対して0.2%加えてロー
タリー打錠機にて打錠(打錠圧1.5t及び2.5t)を
行い、1錠290mgの錠剤を製造した。
【0036】比較例3 精製水2188gに塩酸フェニルプロパノールアミン1
129gとヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシ
プロポキシル基含有率53.4〜77.5%)71gを溶
解させた液を、ボトムスプレー型流動層コーティング機
(パウレック社製、GPCG−1)を用いて核粒子(セ
ルフィアCP−305)1000gに積層させ、素顆粒
とした。次いでエチルセルロース−20cps440g
とクエン酸トリエチル22gを76%エタノール105
31gに溶解させ、素顆粒に被覆し、被覆顆粒とした。
この被覆顆粒1部に、実施例1と同様にして造粒した成
型用顆粒1部を混合し、ステアリン酸マグネシウムを混
合物に対して0.2%加えてロータリー打錠機にて打錠
(打錠圧1.5t及び2.5t)を行い、1錠290mg
の錠剤を製造した。
【0037】比較例4 実施例3と同様にして、表2に示した組成にて被覆顆粒
を調製した。この被覆顆粒1部に、実施例1と同様にし
て造粒した成型用顆粒1部を混合し、ステアリン酸マグ
ネシウムを混合物に対して0.2%加えてロータリー打
錠機にて打錠(打錠圧1.5t及び2.5t)を行い、1
錠290mgの錠剤を製造した。
【0038】比較例5 実施例3と同様にして、表2に示した組成にて被覆顆粒
を調製した。この被覆顆粒1部に、実施例1と同様にし
て造粒した成型用顆粒1部を混合し、ステアリン酸マグ
ネシウムを混合物に対して0.2%加えてロータリー打
錠機にて打錠(打錠圧1.5t及び2.5t)を行い、1
錠290mgの錠剤を製造した。
【0039】実施例及び比較例の処方を表1及び表2に
まとめた。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】試験例1 実施例1〜5及び比較例1〜5で得られた顆粒及び錠剤
の溶出試験を行った。溶出試験は、日本薬局方一般試験
法溶出試験第2法に準じて行った。
【0043】溶出試験結果を図1〜10に示した。
【0044】試験例2 実施例1〜5及び比較例1〜5で得られたマトリックス
顆粒(被覆前顆粒)の顆粒強度試験を行った。顆粒強度
試験は、グラノ顆粒強度試験器(岡田精工株式会社)を
用いて、ロードセル2kg、圧縮スピード0.10μm
/secで行った。顆粒が壊れた荷重量をp(ピーク
値)として、以下の式により顆粒強度を計算した。
【0045】(顆粒強度)=2.8p/(顆粒断面積) 結果を表3及び4に示した
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】以上の結果から、次のことが判明した。
【0049】ジプロフィリンをモデル薬物として、エチ
ルセルロース−20cpsと1:1で調製したマトリッ
クス顆粒では、有効成分の50%溶出時間を100分と
することができ、打錠による溶出速度の変化は少なかっ
た(実施例1)。一方、エチルセルロース−7cpsと
1:1で調製したマトリックス顆粒では、有効成分の5
0%溶出時間は30分となり、打錠により溶出速度は速
くなった(比較例1)。実施例1に比べて比較例1のマ
トリックス顆粒で、50%溶出時間が速くなったのは、
エチルセルロースの粘度のグレードを20cpsから7
cpsに落としたためであると考えられた。また、打錠
により溶出速度が速くなった理由としては、実施例1の
マトリックス顆粒の強度が3,500g/mm2であるのに対し、
比較例1の顆粒強度は2,700g/mm2と弱かったためと考え
られた。
【0050】臭化水素酸デキストロメトルファンをモデ
ル薬物として、エチルセルロース−45cpsと1:1
で調製したマトリックス顆粒では、有効成分の50%溶
出時間を60分とすることができ、打錠による溶出速度
の変化は少なかった(実施例2)。また、このマトリッ
クス顆粒に対して15%のエチルセルロース−20cp
sを被覆した被覆顆粒では、有効成分の50%溶出時間
を180分とすることができ、打錠による溶出速度の変
化も少なかった(実施例3)。
【0051】塩酸フェニルプロパノールアミンをモデル
薬物として、エチルセルロース−45cpsと薬物との
配合比を3:1で調製したマトリックス顆粒では、有効
成分の50%溶出時間は20分であり、充分な徐放化を
得ることは難しかった(比較例2)。エチルセルロース
−45cpsと薬物の配合比を1:1で調製したマトリ
ックス顆粒に対して、20%のエチルセルロース−20
cpsを被覆した被覆顆粒では、有効成分の50%溶出
時間を100分とすることができ、打錠による溶出速度
の変化もほとんど受けなかった(実施例4)。
【0052】エチルセルロースを用いずに通常の結合剤
(HPC−L)を用いて被覆前顆粒を形成させた後、エ
チルセルロース−20cpsを被覆した被覆顆粒では、
50%溶出時間は100分であったが、打錠による溶出
速度の変化は大きかった(比較例3)。実施例3と実施
例4の被覆顆粒では打錠による溶出速度の変化は少なか
ったが、比較例3の顆粒で変化が大きかったのは、前者
の被覆前顆粒(マトリックス顆粒)の顆粒強度が3,800g
/mm2、3,650g/mm2であるのに対し、後者の被覆前顆粒の
顆粒強度は1,600g/mm2と弱かったためと考えられた。
【0053】被覆前顆粒(マトリックス顆粒)のエチル
セルロースを7cpsに変えた以外は、実施例4と同様
にして調製した被覆顆粒では(比較例4)、被覆顆粒の
50%溶出時間は実施例4とほとんど変わらなかった
が、打錠による溶出速度の変化は実施例4に比べて大き
くなった。この理由として、比較例4の徐放性顆粒の顆
粒強度が2,600g/mm2と弱かったためと考えられた。
【0054】被覆前顆粒(マトリックス顆粒)のエチル
セルロース−45cpsと薬物の配合比を0.75:1
とした以外は、実施例3と同様にして調製した被覆顆粒
では、打錠による溶出速度の変化は少なかったが(実施
例5)、エチルセルロース−45cpsと薬物の配合比
を0.5:1とした以外は、実施例3と同様にして調製
した被覆顆粒では、打錠による溶出速度の変化はやや大
きくなった(比較例5)。
【0055】この理由として、実施例5の被覆前顆粒の
顆粒強度は3,300g/mm2と比較的高かったのに対し、比較
例5の被覆前顆粒の顆粒強度は2,800g/mm2と低かったた
めであると考えられた。
【図面の簡単な説明】
図1:実施例1で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図2:実施例2で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図3:実施例3で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図4:実施例4で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図5:実施例5で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図6:比較例1で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図7:比較例2で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図8:比較例3で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図9:比較例4で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出試
験結果を示す。 図10:比較例5で得られた徐放性顆粒及び錠剤の溶出
試験結果を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顆粒部及び粉末部からなり、顆粒が水不
    溶性高分子と有効成分のマトリックスからなることを特
    徴とするマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。
  2. 【請求項2】 顆粒が核粒子並びに該核粒子を被覆する
    水不溶性高分子及び有効成分を含むマトリックス層から
    なる請求項1に記載のマルチプルユニットタイプ徐放性
    錠剤。
  3. 【請求項3】 水不溶性高分子と有効成分の重量比が
    0.7:1〜3:1である請求項1又は2に記載のマル
    チプルユニットタイプ徐放性錠剤。
  4. 【請求項4】 水不溶性高分子が、エチルセルロースで
    ある請求項1〜3のいずれか1項に記載のマルチプルユ
    ニットタイプ徐放性錠剤。
  5. 【請求項5】 エチルセルロースが、25℃で重量比
    8:2のトルエン−エタノール混合液に5重量%溶解し
    たときの粘度が15cps以上のものである請求項4に
    記載のマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。
  6. 【請求項6】 顆粒が放出制御膜で被覆されていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマル
    チプルユニットタイプ徐放性錠剤。
  7. 【請求項7】 放出制御膜が水不溶性高分子である請求
    項6に記載のマルチプルユニットタイプ徐放性錠剤。
  8. 【請求項8】 水不溶性高分子が、エチルセルロースで
    ある請求項6又は7に記載のマルチプルユニットタイプ
    徐放性錠剤。
  9. 【請求項9】 顆粒が、放出制御膜で被覆されていない
    状態で、顆粒強度3,000g/mm2以上である請求項6〜8の
    いずれか1項に記載のマルチプルユニットタイプ徐放性
    錠剤。
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