JP2000001206A - コンベヤベルト - Google Patents
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- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B25/00—Layered products comprising a layer of natural or synthetic rubber
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンベヤベルトの横剛性の設定を、プライ数
の増減や帆布横糸打ち込み数の増減に依らずに行うこと
ができ、しかも縦横の伸縮性を向上し得るようにする。 【解決手段】 上面カバーゴム層1と下面カバーゴム層
2との間にコード補強層を埋設したコンベヤベルトにお
いて、ベルトの長手方向に対して同一の傾斜角度α1を
なす複数のコード4aを備える第1のバイアスコード層
4と、ベルトの長手方向に対する傾斜角度α2を、第1
のバイアスコード層4における各コード4aの傾斜角度
α1と同一で、かつその向きを逆とした複数のコード5
aを備える第2のバイアスコード層5とを、少なくとも
1組備えるものとする。
の増減や帆布横糸打ち込み数の増減に依らずに行うこと
ができ、しかも縦横の伸縮性を向上し得るようにする。 【解決手段】 上面カバーゴム層1と下面カバーゴム層
2との間にコード補強層を埋設したコンベヤベルトにお
いて、ベルトの長手方向に対して同一の傾斜角度α1を
なす複数のコード4aを備える第1のバイアスコード層
4と、ベルトの長手方向に対する傾斜角度α2を、第1
のバイアスコード層4における各コード4aの傾斜角度
α1と同一で、かつその向きを逆とした複数のコード5
aを備える第2のバイアスコード層5とを、少なくとも
1組備えるものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を搬送するベ
ルトコンベヤ用のコンベヤベルトの構造に関する。
ルトコンベヤ用のコンベヤベルトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンベヤベルトは、上面カバーゴ
ム層と下面カバーゴム層との間に、補強層を設けたもの
が一般的である。この補強層としては、ナイロン繊維織
物、ポリエステル繊維織物、スチールコード、アラミド
繊維コード等が使用されており、コードは、ベルトコン
ベヤの長手方向に並べて配設された層とされている。
ム層と下面カバーゴム層との間に、補強層を設けたもの
が一般的である。この補強層としては、ナイロン繊維織
物、ポリエステル繊維織物、スチールコード、アラミド
繊維コード等が使用されており、コードは、ベルトコン
ベヤの長手方向に並べて配設された層とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ベルトコンベヤにおい
ては、曲げ剛性が重要なファクターとなっており、特に
横剛性は、コンベヤベルトの搬送機能を左右するもっと
も重要なファクターである。すなわち、横剛性が高い
と、トラフ不良による蛇行、これに伴う荷こぼれ、耳部
偏磨耗、トラフぐせ等が生じ易く、逆に、横剛性が低い
と、ローラ間への落ち込みによる下面のカバーゴムの偏
磨耗や、割れ、セパレーション等が生じ易い。
ては、曲げ剛性が重要なファクターとなっており、特に
横剛性は、コンベヤベルトの搬送機能を左右するもっと
も重要なファクターである。すなわち、横剛性が高い
と、トラフ不良による蛇行、これに伴う荷こぼれ、耳部
偏磨耗、トラフぐせ等が生じ易く、逆に、横剛性が低い
と、ローラ間への落ち込みによる下面のカバーゴムの偏
磨耗や、割れ、セパレーション等が生じ易い。
【0004】従来、この横剛性を適度に設定するため
に、プライ数(層数)を増減したり、帆布(織物)の横
糸打ち込み数を増減するなど、帆布の設計により対応さ
れてきた。
に、プライ数(層数)を増減したり、帆布(織物)の横
糸打ち込み数を増減するなど、帆布の設計により対応さ
れてきた。
【0005】しかし、このような従来のやり方では、避
けられない様々な問題点がある。すなわち、プライ数を
多くすると、ベルトコンベヤを支持するプーリの最小径
が不可避的に大きくなり、コスト高となる。また、横糸
打ち込み数を増減するには、用意する帆布の種類が多く
なければ生産できず、コスト高となる。さらに、このよ
うな帆布の設計開発には、時間と手間を要し、設計段階
の工数が大となり、結局はコストに響く。
けられない様々な問題点がある。すなわち、プライ数を
多くすると、ベルトコンベヤを支持するプーリの最小径
が不可避的に大きくなり、コスト高となる。また、横糸
打ち込み数を増減するには、用意する帆布の種類が多く
なければ生産できず、コスト高となる。さらに、このよ
うな帆布の設計開発には、時間と手間を要し、設計段階
の工数が大となり、結局はコストに響く。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑み、コンベヤ
ベルトの横剛性の設定を、プライ数の増減や帆布横糸打
ち込み数の増減に依らずに行うことができ、しかも、縦
横の伸縮性及び剛性を最適な値に設定しうるようにした
コンベヤベルトを提供することを目的としている。
ベルトの横剛性の設定を、プライ数の増減や帆布横糸打
ち込み数の増減に依らずに行うことができ、しかも、縦
横の伸縮性及び剛性を最適な値に設定しうるようにした
コンベヤベルトを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 上面カバーゴム層と下面カバーゴム層との間に、
コード補強層を設けたコンベヤベルトにおいて、前記コ
ード補強層の少なくとも一部として、ベルトの長手方向
に対して同一の傾斜角度をなす複数のコードを有する第
1のバイアスコード層と、ベルトの長手方向に対する斜
角を、前記第1のバイアスコード層における各コードの
傾斜角度と同一で、かつその向きを逆とした複数のコー
ドを有する第2のバイアスコード層とを、少なくとも1
組備えるものとする。
題は、次のようにして解決される。 (1) 上面カバーゴム層と下面カバーゴム層との間に、
コード補強層を設けたコンベヤベルトにおいて、前記コ
ード補強層の少なくとも一部として、ベルトの長手方向
に対して同一の傾斜角度をなす複数のコードを有する第
1のバイアスコード層と、ベルトの長手方向に対する斜
角を、前記第1のバイアスコード層における各コードの
傾斜角度と同一で、かつその向きを逆とした複数のコー
ドを有する第2のバイアスコード層とを、少なくとも1
組備えるものとする。
【0008】(2) 上記(1)項において、各バイアスコ
ード層の各コードの傾斜角度を、0度より大で、かつ9
0度未満とする。
ード層の各コードの傾斜角度を、0度より大で、かつ9
0度未満とする。
【0009】(3) 上記(1)または(2)項において、各
バイアスコード層の各コードの傾斜角度を、ほぼ45度
とする。
バイアスコード層の各コードの傾斜角度を、ほぼ45度
とする。
【0010】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、コード補強層が、長手方向を向く複数のコードを有
するコード層を備えるものとする。
て、コード補強層が、長手方向を向く複数のコードを有
するコード層を備えるものとする。
【0011】(5) 上面カバーゴム層と下面カバーゴム
層との間に、コード補強層を設けたコンベヤベルトにお
いて、前記コード補強層のうち少なくとも一層が、ベル
トの長手方向に対して90度の傾斜角度をなす複数のコ
ードを有するものとする。
層との間に、コード補強層を設けたコンベヤベルトにお
いて、前記コード補強層のうち少なくとも一層が、ベル
トの長手方向に対して90度の傾斜角度をなす複数のコ
ードを有するものとする。
【0012】(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおい
て、コード補強層のコードを、スチールコードとする。
て、コード補強層のコードを、スチールコードとする。
【0013】(7) 上記(1)〜(6)項のいずれかにおい
て、コード補強層のコードを、合成繊維コードとする。
て、コード補強層のコードを、合成繊維コードとする。
【0014】(8) 上記(1)〜(7)項のいずれかにおい
て、上面カバーゴム層と下面カバーゴム層との間に、合
成樹脂織物補強層を設ける。
て、上面カバーゴム層と下面カバーゴム層との間に、合
成樹脂織物補強層を設ける。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に略図的に示した本発明のコ
ンベヤベルトの一実施形態では、上面カバーゴム層(1)
と下面カバーゴム層(2)との間に、5層(プライ)の補
強層を設けてある。
ンベヤベルトの一実施形態では、上面カバーゴム層(1)
と下面カバーゴム層(2)との間に、5層(プライ)の補
強層を設けてある。
【0016】上から順次説明すると、上面カバーゴム層
(1)の下には、まずナイロン繊維織物またはポリエステ
ル繊維織物のような合成繊維織物補強層(3)が設けられ
ている。合成繊維織物補強層(3)は、コンベヤベルトの
長手方向に延びる縦糸と幅方向に延びる横糸とにより織
られた織物(帆布)を芯体として、ゴムに埋設された層
である。
(1)の下には、まずナイロン繊維織物またはポリエステ
ル繊維織物のような合成繊維織物補強層(3)が設けられ
ている。合成繊維織物補強層(3)は、コンベヤベルトの
長手方向に延びる縦糸と幅方向に延びる横糸とにより織
られた織物(帆布)を芯体として、ゴムに埋設された層
である。
【0017】これに続く2層のコード補強層が、本発明
の特徴をなす第1及び第2のバイアスコード層(4)(5)
である。これらのバイアスコード層(4)(5)は、スチー
ルコード、またはアラミド繊維コードのような合成樹脂
製コード等よりなる複数のコード(4a)(5a)を、コンベ
ヤベルトの長手方向の中心線(L)に対して同一の傾斜角
度(α1)(α2)をなすように、側方に間隔を設けて並列さ
せ、かつその間隔内に挟み込んで加硫したゴム(4b)(5
b)により、隣接するコード(4a)(4a)、(5a)(5a)同士
を接合したものよりなっている。
の特徴をなす第1及び第2のバイアスコード層(4)(5)
である。これらのバイアスコード層(4)(5)は、スチー
ルコード、またはアラミド繊維コードのような合成樹脂
製コード等よりなる複数のコード(4a)(5a)を、コンベ
ヤベルトの長手方向の中心線(L)に対して同一の傾斜角
度(α1)(α2)をなすように、側方に間隔を設けて並列さ
せ、かつその間隔内に挟み込んで加硫したゴム(4b)(5
b)により、隣接するコード(4a)(4a)、(5a)(5a)同士
を接合したものよりなっている。
【0018】この傾斜角度(α1)(α2)(バイアス角度に
相当)は、0度より大で、かつ90度未満の範囲とす
る。図1に示す例では、傾斜角度は45度前後としてい
る。
相当)は、0度より大で、かつ90度未満の範囲とす
る。図1に示す例では、傾斜角度は45度前後としてい
る。
【0019】第2のバイアスコード層(5)は、そのコー
ド(5a)を、第1のバイアスコード層(4)のコード(4a)
の向きとは逆向きで同一傾斜角度に配列された層であ
る。これら第1及び第2のバイアスコード層(4)(5)
が、1組として配設されている。図1に示す例では、1
組だけであるが、所望によって、例えば傾斜角度を30
度と60度とした2組またはそれ以上のバイアスコード
層を配設することができる。
ド(5a)を、第1のバイアスコード層(4)のコード(4a)
の向きとは逆向きで同一傾斜角度に配列された層であ
る。これら第1及び第2のバイアスコード層(4)(5)
が、1組として配設されている。図1に示す例では、1
組だけであるが、所望によって、例えば傾斜角度を30
度と60度とした2組またはそれ以上のバイアスコード
層を配設することができる。
【0020】バイアスコード層(5)の下には、長手方向
を向く複数のコード(6a)をゴム(6b)に埋設したコード
層(6)が配設されている。
を向く複数のコード(6a)をゴム(6b)に埋設したコード
層(6)が配設されている。
【0021】コード層(6)の下には、前述の合成繊維織
物補強層(3)と同様の合成繊維織物補強層(7)があり、
その下が下面カバーゴム層(2)となっている。
物補強層(3)と同様の合成繊維織物補強層(7)があり、
その下が下面カバーゴム層(2)となっている。
【0022】上記各層は、互いに接着剤により接着され
るか、または各層のゴムを再加硫することにより、一体
化されている。
るか、または各層のゴムを再加硫することにより、一体
化されている。
【0023】この実施形態の場合、合成繊維織物補強層
(3)(7)は2層の構成となっているが、このような合成
繊維織物補強層は、通常1〜7層設けられる。また、コ
ード層(6)の数も複数とすることができる。
(3)(7)は2層の構成となっているが、このような合成
繊維織物補強層は、通常1〜7層設けられる。また、コ
ード層(6)の数も複数とすることができる。
【0024】図2に示す第2の実施形態は、ほぼ円筒形
に丸めたベルト内に被搬送物を包み込むようにして搬送
するようにしたパイプコンベヤ用のコンベヤベルトに適
用した例である。これは、上面カバーゴム層(1)、合成
繊維織物補強層(3)、組をなす第1のバイアスコード層
(4)と第2のバイアスゴム層(5)、合成繊維織物補強層
(7)、及び下面カバーゴム層(2)の6層からなり、成形
時に、円筒状に丸まろうとする性質が付与されている。
に丸めたベルト内に被搬送物を包み込むようにして搬送
するようにしたパイプコンベヤ用のコンベヤベルトに適
用した例である。これは、上面カバーゴム層(1)、合成
繊維織物補強層(3)、組をなす第1のバイアスコード層
(4)と第2のバイアスゴム層(5)、合成繊維織物補強層
(7)、及び下面カバーゴム層(2)の6層からなり、成形
時に、円筒状に丸まろうとする性質が付与されている。
【0025】また、図示は省略したが、コード補強層の
うち少なくとも一層を、ベルトの長手方向に対して90
度の傾斜角度をなす、すなわち、ベルトの長手方向と直
交する方向を向く複数のコードを有するものとするのが
よい。このようにすると、例えば、パイプコンベヤ用の
コンベヤベルト等において、通常の帆布のみの構造だ
と、横方向に湾曲させられたとき、帆布の織縮みが伸ば
され、剛性が低下するが、このような剛性の低下率を低
くすることができる。
うち少なくとも一層を、ベルトの長手方向に対して90
度の傾斜角度をなす、すなわち、ベルトの長手方向と直
交する方向を向く複数のコードを有するものとするのが
よい。このようにすると、例えば、パイプコンベヤ用の
コンベヤベルト等において、通常の帆布のみの構造だ
と、横方向に湾曲させられたとき、帆布の織縮みが伸ば
され、剛性が低下するが、このような剛性の低下率を低
くすることができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、バイアス
コード層の採用により、プライ数の増減や帆布横糸打ち
込み数の増減に依らず、コンベヤベルトの横剛性を最適
に設定することができる。また、コードに傾斜角度をも
たせることにより、コードの曲げ半径が大きくなるた
め、横方向の疲労性を改善させることができるととも
に、縦横の伸縮性を向上させることができる。
コード層の採用により、プライ数の増減や帆布横糸打ち
込み数の増減に依らず、コンベヤベルトの横剛性を最適
に設定することができる。また、コードに傾斜角度をも
たせることにより、コードの曲げ半径が大きくなるた
め、横方向の疲労性を改善させることができるととも
に、縦横の伸縮性を向上させることができる。
【0027】請求項2記載の発明のように、各バイアス
コード層の各コードの傾斜角度を、0度より大で、かつ
90度未満とすると、パイプコンベヤのように横方向の
屈曲疲労により剛性が低下する場合に、横方向の屈曲疲
労が改善され、横剛性低下が緩和される。
コード層の各コードの傾斜角度を、0度より大で、かつ
90度未満とすると、パイプコンベヤのように横方向の
屈曲疲労により剛性が低下する場合に、横方向の屈曲疲
労が改善され、横剛性低下が緩和される。
【0028】請求項3記載の発明のように、各バイアス
コード層の各コードの傾斜角度をほぼ45度とすると、
幅方向と長手方向とでバランスがとれ、縦横の伸縮性が
向上し、コンベヤベルト走行上最も安定した作動がなさ
れる。
コード層の各コードの傾斜角度をほぼ45度とすると、
幅方向と長手方向とでバランスがとれ、縦横の伸縮性が
向上し、コンベヤベルト走行上最も安定した作動がなさ
れる。
【0029】請求項4記載の発明のように、コード補強
層が、長手方向を向く複数のコードを有するコード層を
備えるものとすると、横方向の屈曲特性に殆んど影響を
与えずに、コンベヤベルトを丈夫なものとすることがで
きる。
層が、長手方向を向く複数のコードを有するコード層を
備えるものとすると、横方向の屈曲特性に殆んど影響を
与えずに、コンベヤベルトを丈夫なものとすることがで
きる。
【0030】請求項5記載の発明のように、コード補強
層のうち少なくとも一層が、ベルトの長手方向に対して
90度の傾斜角度をなす複数のコードを有するものとす
ると、例えば、パイプコンベヤ用のコンベヤベルト等に
おいて、通常の帆布のみの構造だと、横方向に湾曲させ
られたとき、帆布の織縮みが伸ばされ、剛性が低下する
が、このような剛性の低下率を低くすることができる。
層のうち少なくとも一層が、ベルトの長手方向に対して
90度の傾斜角度をなす複数のコードを有するものとす
ると、例えば、パイプコンベヤ用のコンベヤベルト等に
おいて、通常の帆布のみの構造だと、横方向に湾曲させ
られたとき、帆布の織縮みが伸ばされ、剛性が低下する
が、このような剛性の低下率を低くすることができる。
【0031】請求項6記載の発明のように、コード補強
層のコードを、スチールコードとすると、丈夫で耐久性
のあるコード層を形成することができ、コンベヤベルト
の寿命を延ばすことができる。
層のコードを、スチールコードとすると、丈夫で耐久性
のあるコード層を形成することができ、コンベヤベルト
の寿命を延ばすことができる。
【0032】請求項7記載の発明のように、コード補強
層のコードを、合成繊維コードコードとすると、丈夫で
あるとともに比較的軽量のコンベヤベルトを得ることが
できる。
層のコードを、合成繊維コードコードとすると、丈夫で
あるとともに比較的軽量のコンベヤベルトを得ることが
できる。
【0033】請求項8記載の発明のように、上面カバー
ゴム層と下面カバーゴム層との間に、合成樹脂織物補強
層を設けると、ベルトの強度及び曲げ剛性をさらに高め
ることができる。
ゴム層と下面カバーゴム層との間に、合成樹脂織物補強
層を設けると、ベルトの強度及び曲げ剛性をさらに高め
ることができる。
【図1】本発明のコンベヤベルトの一実施形態の略図的
な部分斜視図で、層構成がわかるように破断して示す図
である。
な部分斜視図で、層構成がわかるように破断して示す図
である。
【図2】本発明をパイプコンベヤ用のコンベヤベルトに
適用した別の実施形態の部分斜視図である。
適用した別の実施形態の部分斜視図である。
(1)上面カバーゴム層 (2)下面カバーゴム層 (3)合成繊維織物補強層 (4)第1のバイアスコード層(コード補強層) (5)第2のバイアスコード層(コード補強層) (6)コード層 (4a)(5a)(6a)コード (4b)(5b)(6b)ゴム (7)合成繊維織物層
Claims (8)
- 【請求項1】 上面カバーゴム層と下面カバーゴム層と
の間に、コード補強層を設けたコンベヤベルトにおい
て、 前記コード補強層の少なくとも一部として、ベルトの長
手方向に対して同一の傾斜角度をなす複数のコードを有
する第1のバイアスコード層と、ベルトの長手方向に対
する斜角を、前記第1のバイアスコード層における各コ
ードの傾斜角度と同一で、かつその向きを逆とした複数
のコードを有する第2のバイアスコード層とを、少なく
とも1組備えていることを特徴とするコンベヤベルト。 - 【請求項2】 各バイアスコード層の各コードの傾斜角
度を、0度より大で、かつ90度未満とした請求項1記
載のコンベヤベルト。 - 【請求項3】 各バイアスコード層の各コードの傾斜角
度を、ほぼ45度とした請求項1または2記載のコンベ
ヤベルト。 - 【請求項4】 コード補強層が、長手方向を向く複数の
コードを有するコード層を備えている請求項1〜3のい
ずれかに記載のコンベヤベルト。 - 【請求項5】 上面カバーゴム層と下面カバーゴム層と
の間に、コード補強層を設けたコンベヤベルトにおい
て、前記コード補強層のうち少なくとも一層が、ベルト
の長手方向に対して90度の傾斜角度をなす複数のコー
ドを有していることを特徴とするコンベヤベルト。 - 【請求項6】 コード補強層のコードを、スチールコー
ドとした請求項1〜5のいずれかに記載のコンベヤベル
ト。 - 【請求項7】 コード補強層のコードを、合成繊維コー
ドとした請求項1〜5のいずれかに記載のコンベヤベル
ト。 - 【請求項8】 上面カバーゴム層と下面カバーゴム層と
の間に、合成樹脂織物補強層を設けた請求項1〜7のい
ずれかに記載のコンベヤベルト。
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