JP2000000883A - ブロー成形装置 - Google Patents
ブロー成形装置Info
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Abstract
にキャップのインナーリングを嵌合せしめるに際し、キ
ャップによる容器のシール性を向上すること。 【解決手段】 口部11の上端面における内径側コーナ
ー部11Aが部分圧縮成形されてなる容器10を生産す
るブロー成形装置20であって、ブローピン21のパリ
ソン内に挿入される先端部分で、カットリング33の直
下部分を他の先端部分の外径より大外径の加圧段部34
としてなるもの。
Description
する。
リングが嵌合せしめられる口部を有してなるものがあ
り、この容器では口部の内面にキャップのインナーリン
グを密着せしめることにより、内容物のシール性を確保
している。
置で樹脂成形されている。即ち、ブロー成形装置は、押
出機から押出されたパリソンを合わせ金型にて挟み、パ
リソンの中にブローピンを挿入し、ブローピンのカット
リングと金型側のストライカプレートとでパリソンのバ
リを切除し、ブローピンの空気供給孔からパリソン内に
空気を吹込み、容器を成形する。このとき、容器の口部
は、パリソンの金型とブローピンとに挟まれる部分にて
成形される。
には以下の問題点がある。 パリソンの押出樹脂量のばらつきにより、容器の口部
となる部分の樹脂量が少ないと、口部の内面の仕上りが
悪く、しわ、波打ち状凹凸面を呈する。このため、キャ
ップのインナーリングの口部の内面に対する密着度が悪
くなり、キャップによる容器のシール性を低下する虞れ
がある。
ことも考えられるが、樹脂量、加工工程がともに増大
し、コスト高になる。
ナー部が略直角状に成形されている。このため、キャッ
プのインナーリングを容器の口部に嵌合したとき、イン
ナーリングのたわみの小さい(硬い)根本部分が口部の
内面をキズ付け易く、このキズはキャップの繰り返し開
閉につれて大きくなり、インナーリングの口部に対する
密着度が悪くなり、キャップによる容器のシール性を低
下する虞れがある。
産される容器の口部にキャップのインナーリングを嵌合
せしめるに際し、キャップによる容器のシール性を向上
することにある。
は、キャップのインナーリングが嵌合する口部の上端面
における内径側コーナー部が部分圧縮成形されてなる容
器を生産するブロー成形装置であって、ブローピンのパ
リソン内に挿入される先端部分で、カットリングの直下
部分を他の先端部分の外径より大外径の加圧段部として
なるようにしたものである。
載の本発明において更に、前記ブローピンの先端の外周
面及び前記カットリングの下面の表面粗さが、最大粗さ
Rmaxで10μm 〜50μm であるようにしたものであ
る。
2に記載の本発明において更に、前記カットリングの下
面側で、該カットリングと前記ブローピンの間に間隙部
を設けるようにしたものである。
成形状態を示す模式図、図2はブローピンを示す模式
図、図3は容器の口部にキャップを嵌合した状態を示す
模式図である。
するものであり、図3に示す如く、口部11にキャップ
12を螺着する等にて被着せしめるに際し、キャップ1
2のインナーリング13を口部11の内面に密着させて
内容物のシール性を確保可能とするものである。
おける内径側コーナー部11Aを部分圧縮成形してへこ
み状とし、この部分圧縮成形による後述の如くの作用に
より、口部11の内面11Bに平滑平坦な仕上り面を付
与可能としている。
20は以下の如く構成されている(図1、図2)。ブロ
ー成形装置20は、一対の開閉可能な合わせ金型21、
22を有し、両金型21、22はパリソン1を挟み込
み、かつ容器10を成形可能とする成形部21A、22
Aを備えている。また、両金型21、22はストライカ
プレート23、23を有している。
に挟み込まれたパリソン1の内部に挿入されて該パリソ
ン1の内部に空気を吹込むブローピン31を有してい
る。ブローピン31は、空気供給孔32を備えるととも
に、金型21、22のストライカプレート23とともに
パリソン1のバリを切除するカットリング33を備えて
いる。
ン31のパリソン1内に挿入される先端部分で、カット
リング33の直下部分を他の先端部分の外径D0 より大
外径D1 の加圧段部34としている。加圧段部34は、
カットリング33の下端面に交差するストレート部34
Aと、ストレート部34Aの下端部からテーパ状に縮径
するテーパ部34Bとからなるものである。
果がある。 (請求項1に対応する作用効果) 容器10の口部11の上端面における内径側コーナー
部11Aが部分圧縮成形されているから、この部分圧縮
された樹脂量が口部11の内面11Bに押しやられ、パ
リソン1の押出樹脂量のばらつきによらず、口部11の
内面11Bにしわ、波打ち状凹凸面のない平坦な仕上り
面を形成可能とする。このため、キャップ12のインナ
ーリング13の口部11の内面11Bに対する密着度を
良好とし、キャップ12による容器10のシール性を向
上する。
径側コーナー部11Aが部分圧縮成形されているから、
この内径側コーナー部11Aはへこみ状となる。従っ
て、キャップ12のインナーリング13を容器10の口
部11に嵌合したとき、インナーリング13の根本から
離れてたわみの大きい中間〜先端部分が口部11の内面
11Bに柔らかくあたり、口部11の内面11Bにキズ
をつけることがなく、結果として、キャップ12のイン
ナーリング13の口部11の内面11Bに対する密着度
を良好とし、キャップ12による容器10のシール性を
向上する。
おける、カットリング33の直下部分に局部的に大外径
の加圧段部34を設けたから、パリソン1の中にブロー
ピン31を挿入し、ブローピン31のカットリング33
と金型21、22側のストライカプレート23とでパリ
ソン1のバリを切除して口部11の上端面を成形する過
程で、ブローピン31の加圧段部34により該口部11
の上端面における内径側コーナー部11Aを部分圧縮成
形できる。従って、ブローピン31に加圧段部34を設
けるだけの簡素な構成により、成形品の後処理工程を必
要とすることなく極めて簡易に、口部11の上端面にお
ける内径側コーナー部11Aを部分圧縮成形できる。
の下面の表面粗さが、最大粗さRmaxで10μm 〜50μ
m の範囲に収まるように設定するものとすれば、カット
リング33の下面及びブローピン31の先端付近でのエ
アベントが形成され、これによって型外へのエア抜け性
(分散性)が向上し、樹脂の転写性、成形性が良くな
る。上記範囲の表面粗さは、例えばサンドブラスト#60
程度をかけることによって荒らすことができる。ブロー
ピン31の先端の外周面及びカットリング33の下面の
表面粗さが、最大粗さRmaxで50μm 以上であると成
形品容器の口内部の表面粗さが悪くなり、液漏れの発生
につながり、10μm 以下であると、型外へのエア抜け性
が悪くなり、成形品容器の口内部にヒケやエクボが発生
し易くなる。
ローピン31の間に間隙部を設けるものとすることによ
り、カットリング33の下面及びブローピン31の先端
付近でのエアベントがより確実に形成され、型外へのエ
ア抜け性が更に良くなり、成形性は更に良くなる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
形装置により生産される容器の口部にキャップのインナ
ーリングを嵌合せしめるに際し、キャップによる容器の
シール性を向上することができる。
す模式図である。
示す模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 キャップのインナーリングが嵌合する口
部の上端面における内径側コーナー部が部分圧縮成形さ
れてなる容器を生産するブロー成形装置であって、 ブローピンのパリソン内に挿入される先端部分で、カッ
トリングの直下部分を他の先端部分の外径より大外径の
加圧段部としてなるブロー成形装置。 - 【請求項2】 前記ブローピンの先端の外周面及び前記
カットリングの下面の表面粗さが、最大粗さRmaxで
10μm 〜50μm であることを特徴とする請求項1記載の
ブロー成形装置。 - 【請求項3】 前記カットリングの下面側で、該カット
リングと前記ブローピンの間に間隙部を設けたことを特
徴とする請求項1又は2記載のブロー成形装置。
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JP18138898A JP3740671B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | ブロー成形装置 |
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Publications (2)
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ID=16099875
Family Applications (1)
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JP18138898A Expired - Fee Related JP3740671B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | ブロー成形装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013203413A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Kyoraku Co Ltd | プラスチック容器、カットリング及びプラスチック容器の製造方法 |
CN106079373A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-11-09 | 苏州宝柏塑胶有限公司 | 一种密封透气一次性成型瓶口加工工艺 |
JP2020082706A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 株式会社吉野工業所 | 押出ブロー容器の製造方法 |
JP2021104596A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | キョーラク株式会社 | ブローピン及び成形方法 |
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1998
- 1998-06-15 JP JP18138898A patent/JP3740671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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