JP2002263746A - プレス成形用金型装置 - Google Patents

プレス成形用金型装置

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JP2002263746A
JP2002263746A JP2001071506A JP2001071506A JP2002263746A JP 2002263746 A JP2002263746 A JP 2002263746A JP 2001071506 A JP2001071506 A JP 2001071506A JP 2001071506 A JP2001071506 A JP 2001071506A JP 2002263746 A JP2002263746 A JP 2002263746A
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die
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JP2001071506A
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English (en)
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Takatoshi Sasahara
孝利 笹原
Yukio Ishida
幸男 石田
Toshimichi Suzuki
俊通 鈴木
Kenichiro Hatono
謙一郎 鳩野
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プレス成形における材料の歩留まりが従来よ
りも良いプレス成形用金型装置を提供する。 【解決手段】 ブランクホルダ金型3のダイフェース3
aに凸側絞りビードを形成した。この凸側絞りビードは
断面形状が同一ではなく、コーナー部3cでは線長が短
いステップ形状ビード7aで、他の部分の直辺部3dで
は線長が長い角形状ビード6aである。線長が短いステ
ップ形状ビード7aと線長が長い角形状ビード6aとの
境界部8aは断面形状を徐変させていて、絞りビードが
長手方向に滑らかに移行するようになっている。ダイス
金型のダイフェースには、凸側絞りビードに対応した凹
側絞りビードを形成した。このため、絞り成形時の材料
流入量は適切となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス金型のダイ
フェースに絞りビードを設けたプレス成形用金型装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】大型で絞り深さが比較的小さい浅絞り成
形品、例えば自動車のフロントフードインナ、フロント
フードアウタ又はルーフ等のプレス部品を成形する金型
には、横断面形状が略同一の絞りビードを設け、成形時
における絞込み部等の張力をなるべく一様にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】絞り成形のブランクホ
ールド時には、板材の縁部側から材料が流入しながら絞
りビード形状部を成形するが、その後に行われる浅絞り
成形時の材料流入量は比較的少ないことから、ブランク
ホールド時の材料流入量は歩留まりにとって大きな影響
を与える。本発明は、かかる状況に鑑みてなされたもの
であり、プレス成形における材料の歩留まりが従来より
も良いプレス成形用金型装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプレス成形
用金型装置は、かかる課題を解決するためになされたも
のであり、ブランクを押圧保持する一対の金型を備え、
該金型の一方に凹側絞りビードを形成するとともに上記
金型の他方に上記凹側絞りビードに対向させて凸側絞り
ビードを形成したプレス成形用金型装置において、上記
凹側絞りビードのコーナー部の横断面形状を他の部分の
横断面形状より線長が短くなるように形成し、上記凸側
絞りビードのコーナー部を他の部分の横断面形状より線
長が短くなるように形成し、線長が変化する境界部は横
断面形状が徐変するように形成した。上記線長が短いコ
ーナー部の絞りビードはステップビードで、上記線長が
長い他の部分の絞りビードは角ビードである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るプレス成形用
金型装置の実施の形態について図面に基づいて説明す
る。本発明の一実施形態に係るプレス成形用金型装置を
図1乃至図13に示す。
【0006】図1に示すように、本実施形態に係るプレ
ス成形用金型装置1は、下側にブランクホルダ金型3及
びダイス金型4を備え、上側にダイス金型5を備えてい
る。ブランクホルダ金型3は、ダイス金型4は中央部に
設置され、その周りにブランクホルダ金型3が設置され
ている。ブランクホルダ金型3は、上側のダイス金型5
とでブランク2を押さえて材料の流れを調節したりしわ
の発生を防いだりするためのもので、ブランクホルダ金
型3のダイフェース3aには凸側絞りビード3bが形成
され、ダイス金型5のダイフェース5aには、凸側絞り
ビード3bに対応する凹側絞りビード5bが形成されて
いる。
【0007】次に、プレス成形用金型装置1を用いて自
動車用ボディパネルを製造する場合について図1を用い
て説明する。同図の(a)に示すように、ブランク2を
ブランクホルダ金型3の上面に載置してセットする(ブ
ランクセット)。次いで、同図の(b)に示すように、
ダイス金型4を押し上げて、ブランクホルダ金型3との
間でブランク2を押圧保持する(ブランクホールド)。
ブランクホルダ金型3の凸側絞りビード3bとダイス金
型5の凹側絞りビード5bとにより、ブランク2はブラ
ンクホールド時に、図2に示すように変形して絞りビー
ド形状部2aが形成される。そして、図1の(c)に示
すように、ダイス金型5をさらに押し下げて、ブランク
2を加圧して絞り成形を行う(絞り成形)。このときブ
ランクホルダ金型3はダイス金型5により押し下げられ
る。絞り成形後には、図3に示すようにブランク2は所
定形状に変形している。しかる後、図1の(d)に示す
ように、ダイス金型5を上方に移動させてブランクホル
ダ金型3及びパンチ金型4から離脱し(離型)、ブラン
ク2をプレス成形用金型装置1から取り出せば、自動車
ボディパネル製品が得られ、プレス成形工程は終了す
る。
【0008】ブランクホルダ金型3とパンチ金型4は平
面視で、図4に示すようになっており、ブランクホルダ
金型3のダイフェース3aには、凸側絞りビード3bが
周囲を囲むように形成されている。凸側絞りビード3b
は、コーナー部3cでは図5の(a)に示すような形状
であり、その断面形状は、コーナー部3c以外の直辺部
3dにおいては、図6の(a)に示すように線長が長い
角形状ビード6aであるが、コーナー部3cにおいて
は、図7の(a)に示すように線長が短いステップ形状
ビード7aであり、しかも、図8の(a)に示すよう
に、線長が長い角形状ビード6aと線長が短いステップ
形状ビード7aとの境界部8aは断面形状を徐変させて
いて、凸側絞りビード3bが長手方向に滑らかに移行す
るようになっている。凹側絞りビード5bは凸側絞りビ
ード3bに対応した断面形状に形成されている。従来で
は、図5の(b)、図6の(b)、図7の(b)及び図
8の(b)に示すように、直辺部3dからコーナー部3
cにかけて断面形状がすべて同一の形状6bであるのに
対して、本実施形態では上述したようにコーナー部3c
は他の部分と異なる形状である。ここで、フロントフー
ド・インナなどの製品深さが浅いパネルにおけるコーナ
ー部9は、ブランクホールド時の変形形状が絞り成形後
もほとんど変わらないことから、絞りビードの線長は必
要なブランクサイズにダイレクトに影響を与える。よっ
て、図9及び図10に示すように、本実施形態によれば
従来の場合よりもブランクサイズをΔAだけ小さくする
ことができ、一製品当たりの板金材料の量は少なくて済
むので、良好な歩留まりが得られる。また、一般的に絞
りビードの断面形状を急変させることは材料の変形挙動
が不安定になり易く、絞り変形後に品質不良となる可能
性があるが、本実施形態についてシミュレーションを行
った結果、図11に示すとおりブランクホールド時の変
形状態は良好であった。すなわち、従来の場合には、し
わは発生せずに、製品の品質は問題とならないが、図1
1に示す本実施形態の場合には、多少折れじわが発生す
るが振幅は小さく、絞り成形の早い時期に消去し、製品
の品質は問題とならない。実際の成形パネルも品質は問
題なく、従来の場合の形状と比較して、歩留まりが向上
したことを確認している。なお、図12に示すように、
コーナー部において絞りビードが完全にないB区間を設
けると、歩留まりは最も良くなるものの、ブランクホー
ルド時に折れじわとなり、絞り成形後も残存して良好な
品質が得られないことを確認している。
【0009】線長が長い角形状ビード6aから線長が短
いステップ形状ビード7aへの徐変区間は、例えば50
mmないし200mmとするのが好ましい。この場合の
ビードの寸法は、例えば、線長が長い角形状ビード6a
は幅15mm、深さ10mm、各面間の角の半径4m
m、壁部の傾斜3度で、線長が短いステップ形状ビード
7aは幅14mm、深さ8mm、各面間の角の半径4m
m、壁部の傾斜3度である。
【0010】本実施形態では、線長が長いビードを角形
状としているものの、その他一般的に利用されている丸
形状(図示省略)にしてもよいが、その場合でも線長が
短いビードはステップ形状(一段低くなって端部に向か
い再び高くならない形状)に形成する。また、本実施形
態では絞りビード形状が不連続となる個所をコーナー部
としているものの、金型内のどの位置に設けても良い
が、シミュレーション等の事前確認は必要となる。ま
た、本発明は、二輪車、四輪車又は特殊車両等のすべて
のプレス部品に適用可能な技術である。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るプレス成形用金型装置は、
ブランクを押圧保持する一対の金型を備え、該金型の一
方に凹側絞りビードを形成するとともに上記金型の他方
に上記凹側絞りビードに対向させて凸側絞りビードを形
成したプレス成形用金型装置において、上記凹側絞りビ
ードのコーナー部の横断面形状を他の部分の横断面形状
より線長が短くなるように形成し、上記凸側絞りビード
のコーナー部を他の部分の横断面形状より線長が短くな
るように形成し、線長が変化する境界部は横断面形状が
徐変するように形成したので、絞り成形時の材料流入量
を少なくすることができ、材料の歩留まりを向上させる
ことができる。また、徐変させたことで、断面形状を同
一でないようにしても材料の変形挙動を安定保持するこ
とができる。また、上記線長が短いコーナー部の絞りビ
ードはステップビードで、上記線長が長い他の部分の絞
りビードは角ビードであるように構成すると、金型の製
作に特別な手数をかけることがなく、製造コストの上昇
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプレス成形用金型装
置の成形過程を示す断面図であり、(a)はブランクセ
ット状態、(b)はブランクホールド状態、(c)は絞
り成形状態、(d)は離型状態である。
【図2】図1の(b)のブランクホールドによるブラン
クの変形形状を示す平面図である。
【図3】図1の(c)のブランクホールドによるブラン
クの変形形状を示す平面図である。
【図4】図1の(a)のブランクホルダ金型とパンチ金
型のダイフェースを示す平面図である。
【図5】図4のV部におけるブランクホルダ金型のみの
ダイフェースを示す拡大平面図であり、(a)は本発明
の一実施形態の場合、(b)は従来の場合である。
【図6】図5の線VI−VIによる断面図であり、(a)は
本発明の一実施形態の場合、(b)は従来の場合であ
る。
【図7】図5の線VII−VIIによる断面図であり、(a)
は本発明の一実施形態の場合、(b)は従来の場合であ
る。
【図8】図5の線VIII−VIIIによる断面図であり、
(a)は本発明の一実施形態の場合、(b)は従来の場
合である。
【図9】ブランクホールド時の材料流入の様子を示す、
図2のIX部の拡大平面図である。
【図10】従来におけるブランクホールド時の材料流入
の様子を示す図9に対応した拡大平面図である。
【図11】本発明の一実施形態におけるブランクホール
ド時の変形形状を示す、一部を省略した平面図である。
【図12】コーナー部に絞りビードがない場合における
ブランクホールド時の変形形状を示す、図11に対応し
た平面図である。
【符号の説明】
1 プレス成形用金型装置 2 ブランク 2a 絞りビード形状部 3 ブランクホルダ金型 3a、5a ダイフェース 3b 凸側絞りビード 3c、9 コーナー部 3d 直辺部 4 パンチ金型 5 ダイス金型 5b 凹側絞りビード 6a 線長が長い角形状ビード 6b 形状 7a 線長が短いステップ形状ビード 8a 境界部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊通 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 鳩野 謙一郎 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランクを押圧保持する一対の金型を備
    え、該金型の一方に凹側絞りビードを形成するとともに
    上記金型の他方に上記凹側絞りビードに対向させて凸側
    絞りビードを形成したプレス成形用金型装置において、
    上記凹側絞りビードのコーナー部の横断面形状を他の部
    分の横断面形状より線長が短くなるように形成し、上記
    凸側絞りビードのコーナー部を他の部分の横断面形状よ
    り線長が短くなるように形成し、線長が変化する境界部
    は横断面形状が徐変するように形成したことを特徴とす
    るプレス成形用金型装置。
  2. 【請求項2】 上記線長が短いコーナー部の絞りビード
    はステップビードで、上記線長が長い他の部分の絞りビ
    ードは角ビードであることを特徴とする請求項1に記載
    のプレス成形用金型装置。
JP2001071506A 2001-03-14 2001-03-14 プレス成形用金型装置 Pending JP2002263746A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8056385B2 (en) * 2007-08-21 2011-11-15 Honda Motor Co., Ltd. Press forming die assembly
CN109226492A (zh) * 2018-10-17 2019-01-18 浙江长华汽车零部件股份有限公司 高效冲压件加强筋翻折装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8056385B2 (en) * 2007-08-21 2011-11-15 Honda Motor Co., Ltd. Press forming die assembly
CN109226492A (zh) * 2018-10-17 2019-01-18 浙江长华汽车零部件股份有限公司 高效冲压件加强筋翻折装置
CN109226492B (zh) * 2018-10-17 2024-04-05 长华控股集团股份有限公司 高效冲压件加强筋翻折装置

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